JPH1159377A - 車両用ブレーキ液圧回路 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧回路

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JPH1159377A
JPH1159377A JP24612597A JP24612597A JPH1159377A JP H1159377 A JPH1159377 A JP H1159377A JP 24612597 A JP24612597 A JP 24612597A JP 24612597 A JP24612597 A JP 24612597A JP H1159377 A JPH1159377 A JP H1159377A
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JP
Japan
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hydraulic circuit
pressure
valve
brake
accumulator
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JP24612597A
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Inventor
Tsuneji Sakai
酒井恒司
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Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単なデバイスの付加でブレーキ制御時のホイ
ールシリンダのブレーキ液圧の上昇速度を高めること。 【解決手段】主液圧回路21と、戻り液圧回路22とを
備えた車両用ブレーキ液圧回路において、戻り液圧回路
22の出口弁52の出力側に第1切換弁54を介して蓄
圧器40を接続し、第1切換弁54を開状態にして蓄圧
器40のブレーキ液をポンプ16又は出口弁52を逆流
させてホイールシリンダ14に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ液
圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクションコントロール制御
(TCS)や車両挙動制御作動時のホイールシリンダの
ブレーキ液圧の上昇速度を確保するために、高圧アキュ
ムレータ、アクティブブースタやポンプなどのデバイス
を追加して対応していた。
【0003】しかし、従来の方法では、次のような問題
点がある。 <イ>上記デバイスを追加するので、デバイスの個数が
多くなり、コストアップ及び大型化の問題が生じてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単なデバ
イスの付加でブレーキ制御時のホイールシリンダのブレ
ーキ液圧の上昇速度を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、マスタシリン
ダから入口弁を介してホイールシリンダに液圧を供給す
る主液圧回路と、ホイールシリンダから出口弁とポンプ
を介して主液圧回路に戻る戻り液圧回路とを備えた車両
用ブレーキ液圧回路において、戻り液圧回路の出口弁と
ポンプの間に第1切換弁を介して蓄圧器を接続し、第1
切換弁を開状態にして蓄圧器のブレーキ液を戻り液圧回
路のポンプ吸込側に供給すると共に、出口弁を介してホ
イールシリンダに供給することを特徴とする、車両用ブ
レーキ液圧回路、又は、前記車両用ブレーキ液圧回路に
おいて、蓄圧器は第1蓄圧制御弁を介して、戻り液圧回
路のポンプの吐出側に接続され、ポンプから吐出された
ブレーキ液を第1蓄圧制御弁を経て蓄圧器に供給するこ
とを特徴とする、車両用ブレーキ液圧回路、又は、前記
車両用ブレーキ液圧回路において、蓄圧器の設定圧力を
第1切換弁、出口弁を介してホイールシリンダに至る液
圧回路内の抵抗よりも大きくしたことを特徴とする、車
両用ブレーキ液圧回路、又は、前記車両用ブレーキ液圧
回路において、蓄圧器の設定圧力を補助リザーバの設定
圧力よりも高くしたことを特徴とする、車両用ブレーキ
液圧回路、又は、前記車両用ブレーキ液圧回路におい
て、主液圧回路のマスタシリンダ側と戻り液圧回路のポ
ンプの吸込側との間に第2切換弁を配置し、第2切換弁
を開いてマスタシリンダからブレーキ液をポンプに供給
することを特徴とする、車両用ブレーキ液圧回路、又
は、前記車両用ブレーキ液圧回路において、第1切換弁
の前又は後にチェック弁を設けることを特徴とする、車
両用ブレーキ液圧回路、又は、前記車両用ブレーキ液圧
回路において、第2切換弁の前又は後にチェック弁を設
けることを特徴とする、車両用ブレーキ液圧回路、又
は、前記車両用ブレーキ液圧回路において、第1蓄圧制
御弁として第1プレッシャーリミット弁を使用し、主液
圧回路のマスタシリンダ側と戻り液圧回路のポンプの吐
出側との間に第3切換弁を配置し、第3切換弁と並列に
主液圧プレッシャーリミット弁を配置し、第1プレッシ
ャーリミット弁の開弁圧は、主液圧プレッシャーリミッ
ト弁の開弁圧より低く設定されることを特徴とする、車
両用ブレーキ液圧回路、又は、前記車両用ブレーキ液圧
回路において、蓄圧器と主液圧回路又は戻り液圧回路の
間に第2蓄圧制御弁を設け、蓄圧器内の圧力又は液量が
規定を越えた場合、蓄圧器内の液を主液圧回路又は戻り
液圧回路に排出することを特徴とする、車両用ブレーキ
液圧回路にある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0007】<イ>車両用ブレーキ液圧回路の概要 車両用ブレーキ液圧回路において、図1のように液圧ユ
ニット20で発生した液圧は前輪や後輪の各ホイールシ
リンダ14に付与され、各車輪(左前輪102、右前輪
103、左後輪104、右後輪101)に制動をかけ
る。例えば、トラクション制御システム(TCS)、車
両挙動制御システム又はアンチロックブレーキ制御シス
テム(ABS)などのブレーキ制御において、車輪がス
リップ又は車両が異常挙動すると、車輪速センサ31及
び他の各種センサ(例えば液圧センサ32、Gセンサ3
3、ヨーレイトセンサ34、ステアリング舵角センサ3
5、エンジンのセンサ38)や各種スイッチ(例えば液
量スイッチ36、液圧スイッチ37、ストロークスイッ
チ41)からの信号を基に電子制御装置30により、液
圧ユニット20を制御して車輪に対して最適なブレーキ
制御が行われる。それと共にエンジン部39に対しても
最適なトルク制御が行われる。なお、電子制御装置30
は、専用ハード装置、また、マイクロコンピュータなど
一般のコンピュータ装置の構成を有していても良い。
【0008】<ロ>液圧ユニットの概要 液圧ユニット20は、1個の車輪10については図2
に、全輪については図3にその一例が示され、トラクシ
ョン制御システム(TCS)、車両挙動制御システム又
はアンチロックブレーキ制御システム(ABS)などの
液圧回路として作用している。なお、図3はX配管の例
であり、一方の主液圧回路21には左前輪102と右後
輪101が接続され、他方の独立した主液圧回路21に
は右前輪103と左後輪104が接続されている。
【0009】液圧ユニット20は、マスタシリンダ12
とホイールシリンダ14を結ぶ主液圧回路21、ポンプ
16でブレーキ液を主液圧回路21に戻す戻り液圧回路
22、マスタシリンダ12から直接ポンプ16にブレー
キ液を供給する補助液圧回路23、蓄圧器40にブレー
キ液を供給する蓄圧液圧回路24を備えており、各液圧
回路にはバルブ(弁)が配置され、回路の開閉を制御し
て、各車輪10に対して所定のブレーキ制御を行ってい
る。なお、液圧回路にはチェック弁19を配置して、逆
流の防止と安全性を確保している。
【0010】<ハ>主液圧回路 主液圧回路21は、マスタシリンダ12とホイールシリ
ンダ14間のブレーキ液の流路であり、この流路中に第
3切換弁50と入口弁51が配置され、第3切換弁50
に並列に主液圧プレッシャーリミット弁55が配置され
ている。第3切換弁50は、ブレーキ液の通路の開閉を
切り換える弁である。
【0011】<ニ>戻り液圧回路 戻り液圧回路22は、主液圧回路21のホイールシリン
ダ14側(C点)と第3切換弁50と入口弁51の間
(B点)を結ぶ流路であり、この流路中に出口弁52、
補助リザーバ15、ポンプ16、ダンピングチャンバー
18が配置される。ポンプ16はモータ17で駆動さ
れ、ブレーキ液に液圧を付与してダンピングチャンバー
18側に吐出する。なお、ダンピングチャンバー18
は、ブレーキ液圧の変動を吸収するもので、必要に応じ
て配置される。戻り液圧回路22は、例えば出口弁52
を開いてホイールシリンダ14からブレーキ液を補助リ
ザーバ15に取り込み、ポンプ16を駆動して主液圧回
路21に戻すことができる。
【0012】<ホ>補助液圧回路 補助液圧回路23は、主液圧回路21のマスタシリンダ
12側(A点)と戻り液圧回路22のポンプ16の吸込
側(D点)を結ぶ流路であり、途中に第2切換弁53を
配置する。第2切換弁は、ブレーキ液の通路の開閉を切
り換える弁である。補助液圧回路23は、第2切換弁を
開くことにより、マスタシリンダ12からポンプ16の
吸込側にブレーキ液を供給することができる。
【0013】なお、図2の第2切換弁53はソレノイド
バルブを使用した例であるが、図3に示すようにメカニ
カルバルブを使用することもできる。メカニカルバルブ
の第2切換弁53は、ブレーキ開放時に開いており、マ
スタシリンダ12からブレーキ液を吸入し、ポンプ16
の吸込側にブレーキ液を供給する。ブレーキ作動時(通
常ブレーキ、ABS、車両挙動制御)は、メカニカルバ
ルブの第2切換弁53は閉状態となり、ポンプ吸込側へ
のブレーキ液の供給をカットする。
【0014】<ヘ>蓄圧液圧回路 蓄圧液圧回路24は、戻り液圧流路のポンプ16の吐出
側、例えばダンピングチャンバー18と蓄圧器40を結
ぶ流路であり、途中に第1蓄圧制御弁56が配置され
る。第1蓄圧制御弁56は、ブレーキ液を蓄圧器40に
蓄圧するための弁であり、プレッシャーリミット弁、チ
ェック弁や切換弁などが使用できる。切換弁の場合、任
意の液圧をホイールシリンダ14に送ることが可能とな
る。また更に逆止弁を直列に接続することにより、逆流
の防止と、スムーズな蓄圧が可能となる。
【0015】蓄圧器40への蓄圧時には、第3切換弁5
0と入口弁51は閉状態とし、第2切換弁53が開き、
ポンプ16にブレーキ液が供給され、ポンプ16が駆動
して戻り液圧回路22の吐出側から第1蓄圧制御弁56
を通して、ブレーキ液が蓄圧器40に蓄積される。
【0016】第1蓄圧制御弁56にプレッシャーリミッ
ト弁を使用すると、戻り液圧回路22のポンプ16の吐
出側のブレーキ液圧が所定の液圧、例えば40〜50バ
ールになると、プレッシャーリミット弁が開き、ブレー
キ液が蓄圧器40に蓄積される。プレッシャーリミット
弁は、逆止弁を備えており、逆流を防止している。
【0017】蓄圧器40にはストロークスイッチ41が
取り付けられ、規定量のブレーキ液が蓄積されると、ス
イッチ41が作動して蓄圧器40の蓄圧を停止するよう
に作用し、所定量以下になると蓄圧するように作用す
る。
【0018】蓄圧液圧回路24の蓄圧器40側(E点)
と戻り液圧回路22の出口弁52側の間に第1切換弁5
4を介して接続する。その途中に必要に応じて逆止弁1
9を配置する。この液圧回路により、蓄圧器40に蓄圧
されたブレーキ液は、第1切換弁54を開くことによ
り、戻り液圧回路22に供給される。
【0019】以下に、ブレーキ液圧回路の動作を説明す
る。
【0020】<イ>蓄圧器へのブレーキ液の蓄圧 通常状態、即ちブレーキが踏まれていない状態、トラク
ションコントロールが行われていない状態、また車両が
異常挙動をしていない状態で、蓄圧器40に規定の液量
が蓄えられる。蓄圧器40へのブレーキ液の蓄圧は、通
常状態時に行われるが、例えば、車両加速時に第3切換
弁50が閉じて第2切換弁53が開き、主リザーバ13
に蓄えられているブレーキ液は、マスタシリンダ12か
らポンプ16の吸込側に供給される。モータ17が回転
してポンプ16を駆動すると、ブレーキ液はダンピング
チャンバー18に送り込まれる。その際、第3切換弁と
入口弁51は閉じているので、開状態の第1蓄圧制御弁
56を介して、ブレーキ液を蓄圧器40に蓄圧する。蓄
圧器40が所定の量のブレーキ液を蓄圧すると、ストロ
ークスイッチ41が動作して、蓄圧動作が終了する。そ
の際、第1切換弁54は閉じている。
【0021】第1蓄圧制御弁56にプレッシャーリミッ
ト弁を使用すると、ダンピングチャンバー18に連通す
る管内の液圧が上昇し、所定の液圧になると、プレッシ
ャーリミット弁が開き、ブレーキ液が蓄圧器40に蓄圧
される。蓄圧器40が所定の量のブレーキ液を蓄圧する
と、ストロークスイッチ41が動作して、蓄圧動作が終
了する。その際、第1切換弁54は閉じている。
【0022】なお、主液圧プレッシャーリミット弁55
の開弁圧は、第1蓄圧制御弁56のプレッシャーリミッ
ト弁の開弁圧より高く設定してあるので、第1蓄圧制御
弁56のプレッシャーリミット弁が開いても、主液圧プ
レッシャーリミット弁55は開くことがない。具体的に
設定例を示すと、第1蓄圧制御弁56のプレッシャーリ
ミット弁の開弁圧を40〜50バールとし、主液圧プレ
ッシャーリミット弁55の開弁圧を100バールとし、
蓄圧器40の蓄圧の液圧を5〜10バールに取ると、戻
り液圧回路22のポンプ吐出側の液圧が50〜100バ
ールの間にあると蓄圧器40にブレーキ液を蓄圧するこ
とができる。
【0023】<ロ>通常ブレーキ時のブレーキ液圧回路
の動作 通常のブレーキ動作では、第3切換弁50と入口弁51
が開いており、第2切換弁53と出口弁52が閉じてい
る。それゆえ、ブレーキペダル11が踏み込まれること
によりマスタシリンダ12に発生した液圧は、主液圧回
路21を通りホイールシリンダ14に付与されて、車輪
10にブレーキがかかる。ブレーキベダルを緩めると、
マスタシリンダ12で発生する液圧が弱まるので、ホイ
ールシリンダ14のブレーキ圧も弱まる。
【0024】<ハ>ブレーキ制御時のブレーキ液圧回路
の動作 例えばトラクション制御、車両挙動制御やアンチロック
ブレーキ制御などのブレーキ制御において、第1切換弁
54を開状態にして、蓄圧器40に蓄圧されているブレ
ーキ液を戻り液圧回路22に供給する。
【0025】その際、入口弁51又は第3切換弁50を
閉状態にし、出口弁52を開状態にすると、蓄圧器40
のブレーキ液はホイールシリンダ14に直接供給され
る。それにより、急速にブレーキをかけることができ
る。
【0026】また、上記と同時、または出口弁52を閉
状態にすると、蓄圧器40に蓄圧されているブレーキ液
は補助リザーバ15に蓄圧されると同時にポンプ16の
吸込側に急速に供給される。特に、トラクション制御や
車両挙動制御では、戻り液圧回路22のポンプ16の吸
込側にブレーキ液が十分に供給されない場合があり、そ
の際、ブレーキ液をポンプ16に急速に供給する必要が
ある。
【0027】以上より、蓄圧器40の設定圧力は、第1
切換弁54、出口弁52を介してホイールシリンダ14
に至る液圧回路内の抵抗よりも高いか、または、補助リ
ザーバ15の設定圧力よりも高くすればよく、蓄圧器を
小型にすることができる。
【0028】蓄圧器40に蓄圧されていたブレーキ液
は、ポンプ16の駆動により加圧されダンピングチャン
バー18を経て主液圧回路21に供給される。このブレ
ーキ液圧は、トラクション制御、車両挙動制御やアンチ
ロックブレーキ制御などのブレーキ制御に応じた入口弁
51と出口弁52の開閉制御によって、ホイールシリン
ダ14に付与され、最適なブレーキ制御が行われる。
【0029】以下に他の実施の態様を説明する。 <イ>リリーフ回路 蓄圧液圧回路24の蓄圧器40側にリリーフ回路25
を、図4のように接続し、過剰なブレーキ液圧を解放す
る。リリーフ回路25の他端は、第2蓄圧制御弁57を
介して主液圧回路21のマスタシリンダ12側に接続す
る。又は、リリーフ回路25の代わりに、蓄圧液圧回路
24の蓄圧器40側にリリーフ回路125を接続し(点
線で表示)、過剰なブレーキ液圧を解放する。リリーフ
回路125の他端は、第2蓄圧制御弁157を介して戻
り液圧回路22に接続する。
【0030】この様にリリーフ回路25を設けることに
より、過剰のブレーキ液は、主リザーバ13に供給され
る。また、リリーフ回路125により、過剰のブレーキ
液は、補助リザーバ15に供給される。
【0031】また、第2蓄圧制御弁を設けることによ
り、主液圧プレッシャーリミット弁55を省略すること
も可能である。
【0032】<ロ>リリーフ付蓄圧器 リリーフ回路25、125において、図5のように蓄圧
器をリリーフ付蓄圧器140にすることにより、第2蓄
圧制御弁57、157を省略することができる。リリー
フ付蓄圧器140は、蓄圧が過剰になると、リリーフ回
路にブレーキ液圧を解放する機構を備えている。この機
構は、メカニカルなどで行うことができる。
【0033】また、第2蓄圧制御弁を設けることによ
り、主液圧プレッシャーリミット弁55を省略すること
も可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>蓄圧器を配置することにより、ホイールシリンダ
に急速に液圧をチャージすることができる。 <ロ>ポンプからだけではなく、出口弁を逆流させてホ
イールシリンダにブレーキ液を供給するので、ホイール
シリンダに急速に液圧をチャージすることができる。 <ハ>簡単なデバイスの付加により、装置をコンパクト
で低コストにすることができる。 <ニ>蓄圧器の圧力を直接にホイールシリンダに供給す
ることができるので、蓄圧器の設定圧力を低くすること
ができ、蓄圧器を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ制御の概略図
【図2】1輪におけるブレーキ液圧回路図
【図3】4輪におけるブレーキ液圧回路図
【図4】1輪における他のブレーキ液圧回路図
【図5】1輪における更に他のブレーキ液圧回路図
【符号の説明】
12・・マスタシリンダ 14・・ホイールシリンダ 15・・補助リザーバ 16・・ポンプ 19・・チェック弁 20・・液圧ユニット 21・・主液圧回路 22・・戻り液圧回路 23・・補助液圧回路 24・・蓄圧液圧回路 25・・リリーフ回路 30・・電子制御装置 40・・蓄圧器 41・・ストロークスイッチ 50・・第3切換弁 51・・入口弁 52・・出口弁 53・・第2切換弁 54・・第1切換弁 55・・主液圧プレッシャーリミット弁 56・・第1蓄圧制御弁 57・・第2蓄圧制御弁 125・リリーフ回路 140・リリーフ付蓄圧器 157・第2蓄圧制御弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタシリンダから入口弁を介してホイー
    ルシリンダに液圧を供給する主液圧回路と、ホイールシ
    リンダから出口弁とポンプを介して主液圧回路に戻る戻
    り液圧回路とを備えた車両用ブレーキ液圧回路におい
    て、 戻り液圧回路の出口弁とポンプの間に第1切換弁を介し
    て蓄圧器を接続し、 第1切換弁を開状態にして蓄圧器のブレーキ液を戻り液
    圧回路のポンプ吸込側に供給すると共に、出口弁を介し
    てホイールシリンダに供給することを特徴とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧回路
    において、 蓄圧器は第1蓄圧制御弁を介して、戻り液圧回路のポン
    プの吐出側に接続され、 ポンプから吐出されたブレーキ液を第1蓄圧制御弁を経
    て蓄圧器に供給することを特徴とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の車両用ブレーキ液
    圧回路において、 蓄圧器の設定圧力を第1切換弁、出口弁を介してホイー
    ルシリンダに至る液圧回路内の抵抗よりも大きくしたこ
    とを特徴とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の車両用ブレーキ液
    圧回路において、 蓄圧器の設定圧力を補助リザーバの設定圧力よりも高く
    したことを特徴とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用
    ブレーキ液圧回路において、 主液圧回路のマスタシリンダ側と戻り液圧回路のポンプ
    の吸込側との間に第2切換弁を配置し、 第2切換弁を開いてマスタシリンダからブレーキ液をポ
    ンプに供給することを特徴とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の車両用
    ブレーキ液圧回路において、 第1切換弁の前又は後にチェック弁を設けることを特徴
    とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の車両用ブレーキ液圧回路
    において、 第2切換弁の前又は後にチェック弁を設けることを特徴
    とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  8. 【請求項8】請求項2乃至7のいずれかに記載の車両用
    ブレーキ液圧回路において、 第1蓄圧制御弁として第1プレッシャーリミット弁を使
    用し、 主液圧回路のマスタシリンダ側と戻り液圧回路のポンプ
    の吐出側との間に第3切換弁を配置し、 第3切換弁と並列に主液圧プレッシャーリミット弁を配
    置し、 第1プレッシャーリミット弁の開弁圧は、主液圧プレッ
    シャーリミット弁の開弁圧より低く設定されることを特
    徴とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
  9. 【請求項9】請求項2乃至8のいずれかに記載の車両用
    ブレーキ液圧回路において、 蓄圧器と主液圧回路又は戻り液圧回路の間に第2蓄圧制
    御弁を設け、 蓄圧器内の圧力又は液量が規定を越えた場合、蓄圧器内
    の液を主液圧回路又は戻り液圧回路に排出することを特
    徴とする、 車両用ブレーキ液圧回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1106462A2 (en) 1999-12-07 2001-06-13 Sumitomo (Sei) Brake Systems, Inc. Brake fluid pressure control device
EP1334894A3 (en) * 2002-02-01 2004-01-02 Mando Corporation Electronically controlled brake system for automobiles

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EP1106462A2 (en) 1999-12-07 2001-06-13 Sumitomo (Sei) Brake Systems, Inc. Brake fluid pressure control device
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