JPH1157602A - 塗型液の除去方法およびその装置 - Google Patents

塗型液の除去方法およびその装置

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JPH1157602A
JPH1157602A JP9230100A JP23010097A JPH1157602A JP H1157602 A JPH1157602 A JP H1157602A JP 9230100 A JP9230100 A JP 9230100A JP 23010097 A JP23010097 A JP 23010097A JP H1157602 A JPH1157602 A JP H1157602A
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JP
Japan
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wiping
jig
plate
cleaning
coating liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP9230100A
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English (en)
Inventor
Eiji Yoshioka
榮司 吉岡
Hiroaki Tamaki
宏明 玉木
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の主観や経験に頼ることなく塗型液の
除去状態を均一化できる塗型液の除去方法およびその装
置を提供する。 【解決手段】 一対のハケ13をブラシ部15の毛先1
5a同士が互いに隙間なく対向するように配設して成る
拭き取り治具5を、水洗処理後に塗型液の除去処理に用
いるものであり、水タンク9内の洗浄水中に浸漬したパ
ンチングメタル10をブラシ部15の毛先15a間に挟
持する状態で、パンチングメタル10に沿った拭き取り
治具5の移動を行うことにより水洗処理し、その後に、
ケレン部1aをブラシ部15の毛先15a間に挟持する
状態で、ケレン部1aに沿った拭き取り治具5の昇降動
作を行うことにより拭き取り処理するので、ケレン部1
aに付着した塗型液を安定して除去でき、以って、塗型
液が付着したケレン部1aを、作業者の主観や経験に頼
ることなく常に均一な除去状態とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中子の組立および
製作工程において、たとえば中子に具備した板状部材に
付着する余分な塗型液を除去する技術に係り、塗型液の
除去方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の中子の組立および製作工程におい
ては、たとえばウォータージャケット部の中子を塗型液
にどぶ漬けし、その後にウォータージャケット部に具備
した板状部材であるケレン部の表面に付着した余分な塗
型液を人手により除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗型液の除去処
理においては、塗型液の除去作業を人手により行ってい
るために、除去レベルの判断が作業者の主観や経験に頼
ることになり、塗型液の除去状態にばらつきが生じると
いう問題があった。
【0004】本発明は、作業者の主観や経験に頼ること
なく塗型液の除去状態を均一化できる塗型液の除去方法
およびその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の塗型液の除去方法は、板状部材に付着
した塗型液を除去するに際し、一対のハケをブラシ部の
毛先同士が互いに隙間なく対向するように配設して成る
拭き取り治具を、水洗処理後に塗型液の拭き取り処理に
用いるものであり、洗浄水中に浸漬した板状の洗浄補助
具をブラシ部の毛先間に挟持する状態で、洗浄補助具に
沿った拭き取り治具の移動を行なうことにより水洗処理
し、その後に、板状部材をブラシ部の毛先間に挟持する
状態で、板状部材に沿った拭き取り治具の昇降動作を行
なうことにより拭き取り処理するものである。
【0006】本発明の塗型液の除去装置は、板状部材に
付着した塗型液を除去する装置であって、水タンクと水
タンク内の洗浄水に浸漬して立設する板状の洗浄補助具
とを有する水洗手段と、一対のハケをブラシ部の毛先同
士が互いに隙間なく対向するように配設した拭き取り治
具と、拭き取り治具を水洗手段と板状部材との間におい
て移送し、水洗手段に対して洗浄動作を行い、板状部材
に対して塗型液の拭き取り動作を行なう拭き取り治具移
動手段とを備え、拭き取り治具移動手段は、洗浄動作に
おいて洗浄水中に浸漬した板状の洗浄補助具をブラシ部
の毛先間に挟持する状態で、洗浄補助具に沿った拭き取
り治具の移動を行ない、その後に、拭き取り動作におい
て板状部材をブラシ部の毛先間に挟持する状態で、板状
部材に沿った拭き取り治具の昇降動作を行なうものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にお
ける塗型液の除去方法およびその装置を図に基づいて説
明する。
【0008】図1において、対象ワークとしてのウォー
タージャケット部の中子(以後、W/J中子と呼ぶ)1
は、内部に板状部材である複数のケレン部1aを有して
おり、前工程においてW/J中子1の全体をどぶ漬槽に
どぶ漬けしているために、ケレン部1aには余分な塗型
液が付着している。W/J中子1は後述する搬送治具3
の上に複数個を一回の処理単位として載置する。
【0009】図1〜図3に示すように、塗型液除去装置
2は、大別すると昇降テーブル4と、拭き取り治具5
と、拭き取り治具移動手段6と、水洗手段とを有してい
る。昇降テーブル4は、複数のW/J中子1を載置した
搬送治具3を昇降するものであり、テーブル下面側に昇
降シリンダ7および案内部材8を設けており、テーブル
上面の四隅に位置決めピン4aを具備している。搬送治
具3は載置面に複数列の山部3aを縦横に形成するとと
もに、各位置決めピン4aに嵌合する複数の孔部3bを
設けている。W/J中子1は下面に搬送治具3の山部3
aに係合するV溝1bを形成している。この位置決めピ
ン4aと孔部3bの嵌合、および山部3aとV溝1bの
嵌合により、W/J中子1の位置決めを行なう。
【0010】図1および図6に示すように、昇降テーブ
ル4の左右両側には水洗手段としての水タンク9をそれ
ぞれ別途に設けており、水タンク9の内部には洗浄補助
具としてパンチングメタル10をケレン部1aと平行に
立設している。水タンク9には、水供給管11がバルブ
12を介して連通しており、パンチングメタル10が浸
漬する水位まで洗浄水を貯留している。水タンク9の洗
浄水は適宜に入れ替えを行う。
【0011】図1および図4に示すように、拭き取り治
具5は一対のハケ13を有しており、各ハケ13はハケ
本体14とハケ本体14の先端部に設けたブラシ部15
とで構成している。双方のハケ13は、ブラシ部15の
毛先15a同士を互いに隙間なく合わすように配設して
おり、ハケ本体14の基端部すなわち取っ手部分14a
を拭き取り治具移動手段6に連結している。
【0012】拭き取り治具移動手段6はサーボモータ装
置16と、第1シリンダ装置17と、第2シリンダ装置
18とで構成している。サーボモータ装置16は、搬送
治具3の搬入出経路に直交する門型フレーム19と、門
型フレーム19の上部に敷設したガイド部材20および
サーボモータ本体21とを備えている。サーボモータ装
置16は、ガイド部材20に沿ってすなわち各ケレン部
1aの配列方向に沿って、第1シリンダ装置17,第2
シリンダ装置18,拭き取り治具5を一体的に移動す
る。
【0013】図5に示すように、第1シリンダ装置17
は、隣接するW/J中子1間に亘って第2シリンダ装置
18,拭き取り治具5を一体的に移動するように配設し
ている。第2シリンダ装置18は、ロッド部18aをハ
ケ本体14の取っ手部分14aに連結しており、ケレン
部1aに沿って拭き取り治具5を昇降駆動するように配
設している。上述した構成により、拭き取り治具移動手
段6は、拭き取り治具5のハケ13を各ケレン部1aに
対して±0.1mmの精度で位置決めする。
【0014】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。搬送治具3上のW/J中子1を昇降テーブ
ル4の上方に搬入し、その後に、昇降シリンダ7のロッ
ド部7aを突出させることにより、昇降テーブル4の各
位置決めピン4aと、搬送治具3の各孔部3bとが嵌合
し、以ってW/J中子1を位置決めする。
【0015】初めに、拭き取り治具移動手段6は、ブラ
シ部15の毛先15a間にパンチングメタル10を挟み
込んだ状態で拭き取り治具5を移動させることにより、
ブラシ部15の水洗いを行う。
【0016】次に、拭き取り治具移動手段6は、拭き取
り動作として、ブラシ部15の毛先15a間にケレン部
1aを挟み込みつつ拭き取り治具5の昇降動を行うこと
により、ケレン部1aに付着した塗型液を拭き取り処理
する。この一連の拭き取り動作を各ケレン部1aに対し
て行う。1個のW/J中子1の拭き取り動作が全て終了
すると、拭き取り治具移動手段6は、他方の水タンク9
において、ブラシ部15の毛先15a間にパンチングメ
タル10を挟み込んだ状態で拭き取り治具5の移動を行
なうことにより、ブラシ部15の洗浄処理を再度行う。
この後、2個目のW/J中子1におけるケレン部1aの
拭き取り動作を行う。このように1個の拭き取り治具5
で複数のW/J中子1のケレン部1aの拭き取り動作を
行っている。
【0017】複数のW/J中子1のケレン部1aの拭き
取り動作が終了した後に、昇降シリンダ7のロッド部7
aを後退させることにより昇降テーブル4を降下させ、
搬送治具3上のW/J中子1を次工程へ搬出する。
【0018】以上の動作により、ケレン部1aに付着し
た塗型液を作業者の主観や経験に頼ることなく常に均一
に除去する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、拭き
取り治具が板状部材を挟み込みつつ昇降動して板状部材
に付着した塗型液を除去するので、板状部材に付着した
塗型液を安定して除去できる。したがって、塗型液が付
着した板状部材を、作業者の主観や経験に頼ることなく
常に均一な除去状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、塗型液除去装置の
概略正面図である。
【図2】同塗型液除去装置における昇降駆動手段を示す
要部正面図である。
【図3】図2における要部側面図である。
【図4】図1における拭き取り治具の詳細図である。
【図5】図1におけるA−A矢視要部側面図である。
【図6】図1におけるB−B矢視要部側面図である。
【符号の説明】
1a ケレン部 2 塗型液除去装置 3 搬送治具 4 昇降テーブル 5 拭き取り治具 6 拭き取り治具移動手段 9 水タンク 10 パンチングメタル 13 ハケ 14 ハケ本体 15 ブラシ部 15a 毛先

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材に付着した塗型液を除去するに
    際し、一対のハケをブラシ部の毛先同士が互いに隙間な
    く対向するように配設して成る拭き取り治具を、水洗処
    理後に塗型液の拭き取り処理に用いるものであり、洗浄
    水中に浸漬した板状の洗浄補助具をブラシ部の毛先間に
    挟持する状態で、洗浄補助具に沿った拭き取り治具の移
    動を行なうことにより水洗処理し、その後に、板状部材
    をブラシ部の毛先間に挟持する状態で、板状部材に沿っ
    た拭き取り治具の昇降動作を行なうことにより拭き取り
    処理することを特徴とする塗型液の除去方法。
  2. 【請求項2】 板状部材に付着した塗型液を除去する装
    置であって、水タンクと水タンク内の洗浄水に浸漬して
    立設する板状の洗浄補助具とを有する水洗手段と、一対
    のハケをブラシ部の毛先同士が互いに隙間なく対向する
    ように配設した拭き取り治具と、拭き取り治具を水洗手
    段と板状部材との間において移送し、水洗手段に対して
    洗浄動作を行い、板状部材に対して塗型液の拭き取り動
    作を行なう拭き取り治具移動手段とを備え、 拭き取り治具移動手段は、洗浄動作において洗浄水中に
    浸漬した板状の洗浄補助具をブラシ部の毛先間に挟持す
    る状態で、洗浄補助具に沿った拭き取り治具の移動を行
    ない、その後に、拭き取り動作において板状部材をブラ
    シ部の毛先間に挟持する状態で、板状部材に沿った拭き
    取り治具の昇降動作を行なうことを特徴とする塗型液の
    除去装置。
JP9230100A 1997-08-27 1997-08-27 塗型液の除去方法およびその装置 Pending JPH1157602A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111889401A (zh) * 2020-06-17 2020-11-06 惠安中正网络科技有限公司 一种内存条金手指除垢装置
CN115301480A (zh) * 2022-07-19 2022-11-08 安徽沃尔德新材料有限公司 一种隔热低VOCs排放水性玻璃釉生产用涂膜装置

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