JPH1156857A - 配列型超音波探触子 - Google Patents

配列型超音波探触子

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JPH1156857A
JPH1156857A JP9231433A JP23143397A JPH1156857A JP H1156857 A JPH1156857 A JP H1156857A JP 9231433 A JP9231433 A JP 9231433A JP 23143397 A JP23143397 A JP 23143397A JP H1156857 A JPH1156857 A JP H1156857A
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ultrasonic
ultrasonic probe
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type ultrasonic
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JP9231433A
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English (en)
Inventor
Akiko Mizunuma
明子 水沼
Katsuhiro Wakabayashi
勝裕 若林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロストークを低減でき、画質の良い超音波
断層画像を得ることができる配列型超音波探触子を提供
すること。 【解決手段】 両面に電極2a,2bが設けられ、背面
には制動層4が設けられた圧電素子3はその長手方向に
垂直な方向でダイシングブレードで裁断して共通の信号
接続用パターン6に接続されたサブエレメント9、9か
らなる超音波振動子10と、背面側電極2bが信号接続
用パターン6に接続されていないで、超音波の送受に寄
与しないでクロストークを低減するダミーエレメント1
1とが順次形成された配列型超音波探触子1Aを構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の超音波振動
子を配列した配列型超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、X線のような被爆を伴うことな
く、生体等の被検体内部の音響情報を得ることができる
超音波診断或いは超音波検査装置が広く用いられるよう
になった。この場合に超音波を送受する超音波探触子と
して、複数の超音波振動子を配列して電子走査を行う配
列型超音波探触子が用いられることがある。
【0003】図25は従来の配列型超音波探触子81を
示す。この配列型超音波探触子81は両面に電極82
a,82bが設けられた圧電素子83の背面側に制動層
(バッキング材)84を設けると共に、背面側の電極8
2bは図27に示すようなフレキシブルプリント基板
(以下,FPCと略記)85のパターン86と半田87
で接続されている。
【0004】そして、図26に示すように圧電素子83
は厚み方向に制動層84まで届くダイシング溝88によ
って長手方向に等間隔で短冊状に分離され、このダイシ
ング溝88によって半田87による接続部がそれぞれ隣
接する接続部と分離されて長手方向に複数の超音波振動
子89が形成される。
【0005】なお、図25の従来例では各パターン86
は1つの超音波振動子90をそれぞれ形成する2つのサ
ブエレメントの超音波振動子89,89と接続されてい
る。つまり各超音波振動子90は2つのサブエレメント
の超音波振動子89,89で形成されている。
【0006】なお、前面側の電極82aの上には図26
に示すように音響整合層93が設けられる。また前面側
の電極82aはGND配線材92により隣接する電極8
2aと互いに接続され、グランド電位に設定される。
【0007】なお、FPC85は(ダイシング溝88の
形成前の状態では)例えば図27に示すようになってお
り、ダイシング溝88を形成することにより、隣接する
パターン86と分離される。
【0008】このような従来の配列型超音波探触子81
は図28(A)に示すように大きいサイズ(面積)の超
音波振動子89では鋭い指向特性を示し、逆に小さいサ
イズの超音波振動子89では広い指向特性を示す。
【0009】配列型超音波探触子では、複数の超音波振
動子により得られる指向特性を電子的にフォーカスした
り、開口合成したりするために広い指向特性の方が望ま
しいために小さなサイズにした配列型探触子81のよう
にしている。
【0010】また、超音波振動子は図29に示すように
その幅wと高さtとの関係、いわゆるw/t比が0.6
〜0.8程度の時に、最も効率良く超音波を送受信する
ことができるために、例えば図25のように2つのサブ
エレメントの超音波振動子89,89にすることによ
り、この超音波の送受信の効率が良いw/t比となるよ
うにしている。
【0011】なお、例えば図25に示す配列型超音波探
触子81は図30に示すようにダイス或いはダイシング
ブレード95により裁断することにより、各ダイシング
溝88が形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では隣接する超音波振動子90間での機械的、電気的な
クロストークがあり、得られる超音波断層画像の画質の
劣化や偽像等の発生があり、より画質の良い超音波断層
画像を得ることができる配列型超音波探触子が望まれる
状況にあった。
【0013】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、クロストークを低減でき、画質の
良い超音波断層画像を得ることができる配列型超音波探
触子を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】複数の超音波振動子を配
列してなる配列型超音波探触子において、一つまたは、
複数個を組にした超音波を送受信する超音波振動子間
に、少なくとも一方の電極を未配線とした超音波の送受
信に寄与しない超音波振動子を設けることにより、送受
信に寄与しない超音波振動子の部分で隣接する超音波振
動子間のクロストークを低減でき、画質の良い超音波断
層画像を得ることができるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の配列型超音
波探触子の構造を示し、図2は断面図を示す。本実施の
形態は複数の超音波振動子を配列してなる配列型超音波
探触子において、一つまたは、複数個を組にした超音波
を送受信する超音波振動子間に、少なくとも一方の電極
を未配線とした超音波の送受信に寄与しない超音波振動
子を設けたものである。
【0016】図1に示す本発明の第1の実施の形態の配
列型超音波探触子1Aは両面に電極2a,2bが設けら
れた長方形の板形状の圧電素子3の背面側に制動層(バ
ッキング材)4を設けると共に、背面側の電極2bには
図2に示すようにフレキシブルプリント基板(以下,F
PCと略記)5のパターン6と半田7で接続されてい
る。
【0017】そして、図1に示すように圧電素子3は厚
み方向に制動層4まで届くダイシング溝8を設けことに
より短冊状に分離され、このダイシング溝8によって半
田7による接続部がそれぞれ隣接する接続部と分離され
て長手方向に複数の超音波振動子エレメント9とダミー
の超音波振動子エレメント(ダミーエレメントと略記)
11が形成される。
【0018】なお、本実施の形態では各1つのパターン
6は2つの超音波振動子エレメント9,9に接続されて
いる。つまり2つの超音波振動子エレメント9,9で1
つの超音波振動子10を形成しているので、超音波振動
子エレメント9をサブエレメント9とも呼ぶ。なお、2
つのサブエレメント9,9で1つの超音波振動子10を
形成するものに限定されるものでなく、2つ以外の複数
のサブエレメント9で1つの超音波振動子10を形成し
たり、1つで超音波振動子10を形成したものでも良
い。
【0019】超音波の送受面となる上面(或いは前面)
側の電極2aは図2に示すようにGND配線材12によ
り隣接する電極2aと互いに接続され、グランド電位に
設定される。また、このGND配線材12による配線の
後に電極2aの上に音響整合層13が設けられる。
【0020】図25に示す従来例ではダイシング溝88
により等間隔で長手方向にそれぞれ2つのサブエレメン
ト89、89からなる1つの超音波振動子90を形成し
ていたように、本実施の形態でも2つのサブエレメント
9、9からなる1つの超音波振動子10を形成してい
る。さらに本実施の形態では、2つのサブエレメント
9、9毎に1つのダミーエレメント11を形成している
ことが特徴となっている。つまり、1つの超音波振動子
10毎に1つのダミーエレメント11を形成している。
【0021】本実施の形態では例えば120μm、12
0μm、70μmのダイシング間隔(つまりサブエレメ
ント9の幅w1が120μm、ダミーエレメント11の
幅w2が70μm)の周期で溝幅dが30μmの厚さと
なるダイシングブレード(ダイスのブレード)によりダ
イシング溝8が形成されている。なお、高さtは例えば
150μmであり、この場合にはw/t比は0.8にな
る。
【0022】本実施の形態では図1に示すようにダミー
エレメント11の背面側の電極2bはパターン6とは未
接続であり、前面側電極2aはグランド(GND)と接
続されている。
【0023】このような構成の配列型超音波探触子1A
では実質的にエレメント10の幅がピッチに比べて狭い
ため各超音波振動子9(或いはサブエレメント)は図2
8(B)に示すように広い指向特性を示し、複数の超音
波振動子10により得られる指向特性を電子的にフォー
カスしたり、開口合成したりするのに適した指向特性を
有する。また、サイドローブも低減できる。
【0024】また、本実施の形態では隣接する超音波振
動子10との間に超音波の送受に無関係なダミーエレメ
ント11を設けているので、隣接する超音波振動子10
との間隔が物理的に大きくなり、メカニカルなクロスト
ーク及び電磁結合によるクロストークを低減することが
できる。従って、画質の良い超音波断層画像を得ること
ができる。
【0025】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図3を参照して説明する。図3は本発明の
第2の実施の形態の配列型超音波探触子を示す。図3に
示す本発明の第2の実施の形態の配列型超音波探触子1
Bは図1において、ダミーエレメント11の背面側電極
2bをそれぞれFPC5のGND接続用パターン21に
接続するようにしている(図3ではGを付けて分かり易
くしている)。なお、各サブエレメント9の背面側電極
2bは第1の実施の形態と同様にFPC5の信号接続用
パターン6に接続している。
【0026】また、ダミーエレメント11の前面側電極
2aも、サブエレメント9の前面側電極2aと同様にG
ND配線材12と接続する。GND配線材12による配
線後に前面側電極2aの上に例えば図2に示す音響整合
層13が取り付けられる(図3ではGND配線材12が
取り付けられる前の状態で示している。図4以降も同様
である)。その他の構成は第1の実施の形態と同様の構
成であり、同一の構成要素には同じ符号を付け、その説
明を省略する。
【0027】本実施の形態によれば、隣接する超音波振
動子10間にダミーエレメント11を設けると共に、ダ
ミーエレメント11の背面側電極2bをGND接続用パ
ターン21によってグランド電位にしているので、ダミ
ーエレメント11部分にシールド線を設けたのに近い機
能を有するので、電気的なクロストークを防止できる。
さらに、クロストークによりダミーエレメント12に発
生した振動をGND接続用パターン21の内部抵抗によ
って速やかに減衰させることができる。
【0028】つまり、超音波パルスの余分な振動を抑制
するので、距離分解能(或いは時間分解能)を向上でき
る。その他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
図4は第2の実施の形態の第1変形例の配列型超音波探
触子1Cを示す。この変形例は図3において、GND接
続用パターン21の途中にそれぞれチップ抵抗22を設
け、各ダミーエレメント12の背面側電極2bをチップ
抵抗22を介してGNDと接続するようにしている。
【0029】その他は第2の実施の形態同様の構成であ
る。この変形例によれば、クロストークによりダミーエ
レメント11に発生した振動エネルギはチップ抵抗22
により、熱エネルギに変化するので、ダミーエレメント
11部分が振動を抑制する制振作用をする。また、第2
の実施の形態よりもGNDパターン21が短く、パター
ン抵抗が小さい場合に有効である。その他は第1の実施
の形態と同様の効果を有する。
【0030】なお、チップ抵抗22を設ける代わりに、
GND接続用パターン21の一部或いは全部を細くする
等して超音波振動させる周波数の信号に対して抵抗とし
ての機能を持つようにしても良い。また、チップ抵抗の
代わりにその周波数の信号に対して抵抗分(損失分)の
大きい材質を混ぜた導電塗料等を塗布しても良い。
【0031】図5は第2の実施の形態の第2変形例の配
列型超音波探触子1Dを示す。この変形例は図3におい
て、ダミーエレメント11の背面側電極2bに接続され
るGND接続用パターン21の途中に(そのパターン2
1を形成する銅箔をカットして剥離するなどして)未接
続部或いは遮断部23を設けた構成にしている。
【0032】この場合には、ダミーエレメント11両面
の電極2a、2bが、電気的に互いに接続されない状態
となるため、機械的な弾性定数が低下した状態になる。
そのため、その両側に隣接するエレメント9、9間の振
動を機械的に伝達しにくくなる。すなわち、機械的クロ
ストークが第2の実施の形態に比べて低減できる。電気
的クロストーク低減の効果は、第2の実施の形態と同様
となる。
【0033】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図6を参照して説明する。図6は本発明の
第3の実施の形態の配列型超音波探触子を示す。図3に
示す本発明の第3の実施の形態の配列型超音波探触子1
Eは図1において、等間隔でダイシング溝8を形成し、
サブエレメント9と寸法が同じダミーエレメント11を
形成している。
【0034】この場合、ダイシング間隔(つまりサブエ
レメント9の幅或いはダミーエレメント11の幅)wが
103μmの周期で、溝幅dが30μmの厚さとなるダ
イシングブレードによりダイシング溝8が形成されてい
る。なお、高さtは例えば150μmであり、この場合
にはwt比はほぼ0.69になる。その他の構成は第1
の実施の形態と同様である。
【0035】本実施の形態の場合は等間隔でダイシング
溝8を形成して、サブエレメント9と寸法が同じダミー
エレメント11を形成しているので、安価な装置で加工
が可能となり、製造コストを下げることができる。その
他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0036】なお、図6では、2個のサブエレメント
9、9を共通の信号接続用パターン6に接続している
が、3個以上のサブエレメントを共通の信号接続用パタ
ーン6に接続しても良いし、1個の素子だけを信号接続
用パターン6に接続するようにしてもよい。
【0037】図7は第3の実施の形態の変形例の配列型
超音波探触子1Fを示す。この配列型超音波探触子1F
は図6において、ダミーエレメント11の背面側電極2
bをFPC5のGND接続用パターン31に接続するよ
うにしている。その他の構成は第3の実施の形態と同様
の構成である。
【0038】この変形例によれば、図3の場合と同様に
隣接する超音波振動子10間にGND接続用パターン3
1によってシールド線を設けたのと類似の機能を有する
ので、クロストークによりダミーエレメント11に発生
した振動をGND接続用パターン31によって速やかに
減衰させることができる。
【0039】つまり、超音波パルスの余分な振動を抑制
するので、距離分解能(或いは時間分解能)を向上でき
る。その他は第3の実施の形態と同様の効果を有する。
なお、ベタGNDの層を持つ、多層FPCを使用する
と、さらにシールド機能を向上でき、より効果的とな
る。
【0040】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図8ないし図10を参照して説明する。図
8は本発明の第4の実施の形態の配列型超音波探触子を
示し、図9は近距離描出で使用する場合の超音波観測装
置の使用例を示し、図10は遠距離描出で使用する場合
の超音波観測装置の使用例を示す。本実施の形態ではダ
ミーエレメントを設けないで、背面側電極を2系統の信
号ラインに分けて描出距離に応じて選択使用するもので
ある。
【0041】図8に示す本発明の第4の実施の形態の配
列型超音波探触子1Gは図7の場合と同様に等間隔でダ
イシング溝8を形成すると共に、ダミーエレメント11
を設けることなく、1つの超音波振動子10を形成する
2つのサブエレメント9、9を1つの信号用パターン4
1或いは42に接続している。
【0042】この場合、1つ置きに形成される2組の超
音波振動子10を信号用パターン41或いは42に接続
している(図8ではS1及びS2で示す)。そして、近
距離描出時には、一方の組の超音波振動子10を使用し
ないで、他方の組の超音波振動子10のみを使用し、遠
距離描出時には、両方の組の超音波振動子10を使用す
るようにしている。つまり、近距離描出時には図9のよ
うな構成の超音波観測装置43で使用し、遠距離描出時
には図10のような構成の超音波観測装置43で使用す
る。
【0043】図9或いは図10において、各超音波振動
子10は信号用パターン41或いは42を介して分波器
44に接続され、各分波器44はパルス状の駆動信号を
発生するパルサ45及び受信して映像信号を生成する処
理を行う受信回路46に接続されている。また、各パル
サ45はスイッチ47を介して遅延を行う遅延回路48
に接続されている。遅延回路48及び受信回路46は制
御を行う制御回路49に接続されている。
【0044】近距離描出時には図9のように信号用パタ
ーン41で接続された一方の組の超音波振動子10側に
接続されたスイッチ47をONにし、信号用パターン4
2で接続された他方の組の超音波振動子10側に接続さ
れたスイッチ47をOFFにする。
【0045】そして制御回路49から駆動(送信)の制
御信号を遅延回路48で所定のタイミングとなるように
遅延し、ONのスイッチ47に接続されたパルサ45に
その制御信号を与え、パルサ45からパルス状の駆動信
号が信号用パターン41で接続された一方の組の超音波
振動子10側には与えられ、OFFのスイッチ47に接
続されたパルサ45にはその制御信号を与えられないの
で、そのパルサ45はパルス状の駆動信号を発生しな
い。従って、他方の組の超音波振動子10はダミー素子
となる。
【0046】また、受信して変換された電気信号(エコ
ー信号)は分波器44を介して受信回路46に入力さ
れ、増幅してさらに開口合成などの信号処理などされて
映像信号を生成する処理が行われる。
【0047】つまり、近距離の断層像を得ることを主目
的とする場合には、得られる受信信号の信号レベルは比
較的高くSN比が十分あるので、交互に配置された一方
の組の超音波振動子10(例えば信号用パターン41で
接続された超音波振動子10)側のみを駆動して隣接す
る他方の組の超音波振動子側を駆動しないで、クロスト
ークを大幅に軽減して画質の良い信号を得られるように
している。
【0048】一方、遠距離の断層像を得ることを主目的
とする場合には、得られる受信信号の信号レベルは近距
離の場合に比べて大幅に小さくなり、SN比も小さくな
るので、この場合には図10に示すように両方の組に接
続されるスイッチ47ともONにして両方の組の超音波
振動子10とも駆動するようにしている。また、受信の
場合にも両方を用いている。
【0049】従って、本実施の形態によれば、特に近距
離描出の場合には交互に配置された一方の組の超音波振
動子側のみを駆動して隣接する他方の組の超音波振動子
側を駆動しないで、クロストークを大幅に軽減して画質
の良い信号を得られる。また、遠距離描出の場合には、
SN比の高い画像を得られることを確保できる。
【0050】図11は第4の実施の形態の変形例を示
す。この変形例では図10の構成において、各分波器4
4はスイッチ50を介して受信回路46と接続されてい
る。そして、スイッチ50のON,OFFを制御回路4
9により制御できるようにしている。
【0051】例えば、図11に示すように両方の組の超
音波振動子10、10に接続されたスイッチ47,47
を共にONにして、パルサ45からパルス状の駆動信号
を各組の超音波振動子10に印加して超音波を送出さ
せ、反射された超音波を受信して受信回路46に導く場
合には制御回路49は近距離と遠距離との境界とみなす
ことができるタイミングまでは一方の組の超音波振動子
10側となる分波器44に接続されたスイッチ50側の
みを図11に示すようにONにして一方の組の超音波振
動子10側の受信信号のみを受信回路46に導き、合成
してクロストークの少ない画質の良い画像を得る処理を
行う。
【0052】そして、上記境界とみなすことができるタ
イミング以降はスイッチ50全てをONにして両方の組
の超音波振動子10,10の受信信号を受信回路46に
導き、合成してSN比の良い画像を得る処理を行う。こ
の変形例も第4の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0053】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を図12を参照して説明する。図12は本発
明の第5の実施の形態の配列型超音波探触子を示す。こ
の配列型超音波探触子1Hは図7において、サブエレメ
ント9、9間は浅いダイシング溝8aにし、サブエレメ
ント9とダミーエレメント11間はこの浅いダイシング
溝8aよりは深いダイシング溝8にしている。
【0054】また、図7において、GND接続用パター
ン31は背面側電極2bとは接続しない未接続部51を
設けている。その他は図7と同様の構成である。
【0055】本実施の形態によれば、隣接する超音波振
動子10間の機械的クロストークをダミーエレメント1
1により低減できる。また、サブエレメント9、9間は
浅いダイシング溝8aにしているので、ダイシングブレ
ードによる裁断時の素子倒れを防止できる。また、通常
のダイシング溝8より浅いダイシング溝8aを混ぜて設
けることにより、パターン裁断不良の発生を低減或いは
防止できる。
【0056】なお、図12では未接続部51を設けてい
るが、これに限定されるものでなく、GND接続用パタ
ーン31を背面側電極2bと接続したり、GND接続用
パターン31自体を設けない構造にしたりしても良い。
【0057】(第6の実施の形態)次に本発明の第6の
実施の形態を図13を参照して説明する。図13(A)
は本発明の第6の実施の形態の配列型超音波探触子を示
し、図13(B)はダイシングブレードを示す。本実施
の形態は図13(B)に示すように厚みが一定でない異
形のダイシングブレードを用いて配列型超音波探触子を
形成したものであり、配列型超音波探触子の製造方法
(特に、裁断或いは分断方法)も説明する。
【0058】図13(A)に示す配列型超音波探触子1
Iは図12の場合のように等間隔で深さの異なるダイシ
ング溝8b,8cを形成している。但し、本実施の形態
では3つのサブエレメント9,9,9をそれぞれ1つの
パターン6に接続して、3つのサブエレメント9,9,
9で1つの超音波振動子10を形成している。
【0059】また、本実施の形態ではダミーエレメント
11を設けていない。そして、共通のパターン6に接続
されるサブエレメント9,9間は浅いダイシング溝(サ
ブダイシング溝ともいう)8bとし、異なるパターン6
に接続される境界のサブエレメント9,9間は深いダイ
シング溝(メインダイシング溝ともいう)8cとしてい
る。
【0060】さらに本実施の形態では図13(B)に示
すダイシングブレード61を用いてサブダイシング溝8
b及びメインダイシング溝8cを形成している。
【0061】このダイシングブレード61は半径方向の
厚さが変化している。つまり、先端側は電極2a,2b
を設けた圧電素子3の高さと同じ長さA部分は一定の厚
みであるが、この部分より基端側(中心部側)は連続的
に厚くしてテーパ状にしている。
【0062】そして、先端側のAの部分でサブダイシン
グ溝8bを形成し、先端側及びテーバ部分で深いメイン
ダイシング溝8cを形成している。このメインダイシン
グ溝8cの深さは厚みが一定のAで示す長さとテーパ状
に溝幅が変化する部分Bとの和、つまりA+Bである。
また、本実施の形態ではB>Aにしている。また、圧電
素子間に注目すると、メインダイシング溝8cの方がサ
ブダイシング溝8bより太い。そして、サブダイシング
溝8bの断面形状は、メインダイシング溝8cの一部で
ある先端部の形状と合致している。
【0063】本実施の形態によれば、1枚のダイシング
ブレード61で、エレメント間とサブエレメント間の間
隔を異ならせる事ができる。従って、製作が容易で、メ
インダイシング溝8cを広くできるので、クロストーク
の低減を図れる。
【0064】図14は第6の実施の形態の第1変形例の
配列型超音波探触子1Jを示す。この第1変形例の配列
型超音波探触子1Jは図14(B)に示すダイシングブ
レード62を用いて図13と同様に等間隔でサブダイシ
ング溝8b及びメインダイシング溝8cを形成してい
る。このダイシングブレード62は先端部は図13
(B)と同様で、途中から段差状に厚くなっている。
【0065】図15は第6の実施の形態の第2変形例の
配列型超音波探触子1Kを示す。この第2変形例の配列
型超音波探触子1Kは図15(B)に示すように中心部
側から先端部側にいく程連続的に厚みを薄くしたブレー
ド63を用いて図13と同様に等間隔でサブダイシング
溝8b及びメインダイシング溝8cを形成している。こ
れらの変形例も第6の実施の形態と同様の作用効果を有
する。
【0066】なお、ダイシングブレード61、62、6
3等は数十〜数百本の溝裁断毎に、放電ドレス(放電加
工により、形状を整える事)を施すと、製品間でバラツ
キが少なく、精度の良いダイシング溝8b、8cを形成
できる。放電加工機は、ダイシングソーに取り付けてお
き、所定のインターバルで放電ドレスを行うと良い。こ
の他に、例えば図16(A),(B),(C)に示すよ
うなダイシングブレード64、65、66等を用いても
良い。このようにダイシングに用いるブレードの形状を
中心部から周縁部に向かって連続的あるいは段階的に薄
くなっているようにしても良い。
【0067】(第7の実施の形態)次に本発明の第7の
実施の形態を図17を参照して説明する。本実施の形態
は例えば図6と同様に等間隔で、ダイシング溝を形成す
るものであるが、その裁断の深さを変更したものであ
る。さらに具体的に述べると、本実施の形態以降は超音
波振動子の配列方向とほぼ垂直な裁断方向に連続的、ま
たは段階的に変化すると共に、超音波振動子の音響放射
面側表面の溝幅が連続的または、段階的に変化するよう
にしたものである。
【0068】図17に示す本発明の第7の実施の形態の
配列型超音波探触子1Lはこの図17に示すようにダイ
シングブレード71で、例えば円弧を描くような裁断軌
跡72で裁断して図18(A)に示すダイシング溝8d
を形成している。
【0069】このように裁断することにより、半田7に
よる半田付け部を確実に分離して各エレメントが形成さ
れるようにしている。また、本実施の形態では音響整合
層13を設けた後にこの音響整合層13も含めて圧電素
子3を裁断するようにしている。
【0070】なお、本実施の形態でのダイシングブレー
ド71は半径方向に厚みが異なるブレードのものを用い
ているので、平面図は図18(A)のようにダイシング
溝8dで浅い部分ではその溝幅が狭くなり、両側の深い
部分では広くなる。
【0071】本実施の形態によれば、サブエレメント9
の幅が一定でなく、連続的に変化しているので、広帯域
の周波数で送受信することができる、即ち、短い超音波
パルスを送受信でき距離分解能の高い配列型超音波探触
子1Lを提供する事ができる。
【0072】なお、図18(A)では例えば3つのサブ
エレメント9、9、9で1つの超音波振動子10を形成
した場合で示しているが、これに限定されるものでな
く、例えば2つのサブエレメント9、9で1つの超音波
振動子10を形成しても良い。また、図18(A)では
ダミーエレメントを示していないが、前述した実施の形
態を適用してダミーエレメントを形成しても良い。
【0073】図18(B)は変形例の配列型超音波探触
子1Mを示す。この配列型超音波探触子1Mではメイン
ダイシング溝8dは図18(A)と同様に形成し、サブ
ダイシング溝8eでは浅く一定の幅で形成している。こ
の変形例では、サブダイシング溝8eは浅く切り込んで
いるため、素子倒れを防止できる。その他は第7の実施
の形態と同様の効果を有する。
【0074】(第8の実施の形態)次に本発明の第8の
実施の形態を図19を参照して説明する。本実施の形態
は第7の実施の形態と同様に裁断方向の深さを変えたダ
イシング溝を形成するものである。
【0075】図19に示す本発明の第8の実施の形態の
配列型超音波探触子1Nはこの図19に示すようにダイ
シングブレード71を用いて実線の軌跡73aに示すよ
うに深さを連続的に変えるように裁断して図20(A)
に示すようなダイシング溝8fを形成している。この場
合、半田7による半田付け部側での裁断の深さが深く、
反対側では浅くなるように裁断している。
【0076】本実施の形態によれば、第7の実施の形態
と同様に、サブエレメント9の幅が一定でなく、連続的
に変化しているので、広帯域の周波数で送受信すること
ができる配列型超音波探触子1Nを提供する事ができ
る。
【0077】なお、この変形例として、図19の実線及
び2点鎖線で示す裁断軌跡73a、73bで示すように
裁断して図20(B)のようなダシング溝8f、8gを
形成しても良い。この場合には図18(B)と同様の作
用効果を有する。
【0078】また、図21(A)に示すようなダイシン
グ溝8g,8hを形成したり、図21(B)に示すよう
なダイシング溝8h,8iを形成しても良い。図21
(A)の場合には図20(B)と同様の作用効果を有
し、図21(B)の場合には図20(A)と同様の作用
効果を有する。
【0079】(第9の実施の形態)次に本発明の第9の
実施の形態を図22を参照して説明する。本実施の形態
は第7、第8の実施の形態と同様に裁断方向の深さを変
えたダイシング溝を形成するものである。
【0080】図22に示す本発明の第9の実施の形態の
配列型超音波探触子1Oは、この図22に示すような軌
跡73cで裁断して図23に示す溝8jを形成してたも
のである。つまり、半田7による半田付け部側での裁断
の深さが深く、中央付近で連続的に浅くしてその浅い状
態で裁断している。本実施の形態も第7の実施の形態と
同様の作用効果を有する。
【0081】また、図24に示すような軌跡73dで裁
断しても良い。この場合には中央部が最も深くなるよう
な軌跡73dで裁断している。半田7による半田付け部
を分離できるならば、このように中央部を深くしても良
い。
【0082】このような裁断で配列型超音波探触子1P
を形成する場合にはチョッパーカット(上からダイシン
グブレードを落とようにして裁断する方法)を用いる事
ができ、この裁断方法を採用すると、エレメント9に与
える応力が小さくなるため、ダイシング時の割れを防止
できる。この配列型超音波探触子1Pの場合にも、異形
のダイシングブレードを用いると、第7の実施の形態と
同様の作用効果を有する。
【0083】なお、図25に示す従来例の配列型超音波
探触子81においても、各超音波振動子90を駆動する
方法を変更して、画質の良い画像を得るようにしても良
い。例えば超音波振動子90a,90b,90c,90
d,…(図25では示していないが、分かり易くするた
めにa,b,c,d,…の配列順を付けて説明する)を
それぞれ1つづつ順次駆動して、リニア走査等を行う従
来の駆動方法に対し、例えばインタレース走査のように
1つ置きで順次駆動(つまり、90a,90c,…の
順)して、第1フィールドの走査を行い、次に前に駆動
しなかった残りを1つ置きで順次駆動(つまり、90
b,90d,…の順)して第2フィールドの走査を行
い、1フレーム分の走査を行うようにする。
【0084】このようにすると、駆動される各超音波振
動子90i(i=a,b,c,d,…)に隣接する超音
波振動子は送受信に寄与しないダミーの超音波振動子と
して機能し、1つ置いた次の超音波振動子を駆動する場
合に前に駆動した超音波振動子との影響を低減でき、画
質の良い超音波断層像を得ることができる。インタレー
スで複数を同時に駆動する場合はすでに、第4の実施の
形態に記載されている。なお、上述した各実施の形態を
部分的等で組み合わせて構成される実施の形態等も本発
明に属する。
【0085】[付記] 1.複数の超音波振動子が配列してなる配列型超音波探
触子において、一つまたは、複数個を組にした超音波を
送受信する超音波振動子間に、少なくとも一方の電極を
未配線とした超音波の送受信に寄与しない超音波振動子
を設けた配列型超音波探触子。
【0086】2.複数の超音波振動子が配列してなる配
列型超音波探触子において、一つまたは、複数個を組に
した超音波を送受信する超音波振動子の間に超音波の送
受信に寄与しない超音波振動子を設けると共に、一つま
たは、複数個を組にした超音波を送受信する超音波振動
子への配線材の間に、接地した配線材を設けた配列型超
音波探触子。 3.超音波の送受信に寄与する超音波振動子と、寄与し
ない超音波振動子の素子の寸法が同一で有る事を特徴と
する付記1又は2記載の配列型超音波探触子。
【0087】4.近距離を観察する際には、一つまた
は、複数個を組にした超音波を送受信する超音波振動子
間に、前記付記1または2の超音波の送受信に寄与しな
い超音波振動子を形成し、遠距離を観察する際には前記
付記1または2の超音波の送受信に寄与しない超音波振
動子を形成しない様に電気的接続を制御する超音波観測
装置。
【0088】5.複数の超音波振動子を配列してなる配
列型超音波探触子において、異なる信号線に接続された
超音波振動子間を分断するメインダイスの溝幅は、同一
信号線に接続される圧電素子間を分断するサブダイスの
溝幅より広く、かつ、メインダイスの溝断面の一部であ
る先端部の形状は、サブダイスの溝断面の形状と一致し
ている事を特徴とする配列型超音波探触子。
【0089】6.複数の超音波振動子を配列してなる配
列型超音波探触子において、異なる信号線に接続された
超音波振動子間を分断するメインダイスと、同一信号線
に接続される圧電素子間を分断するサブダイスとは、同
一のダイシングブレードを用い、かつメインダイスはサ
ブダイスよりも深く切り込んだ事を特徴とする付記1〜
3または5のいずれかに記載の配列型超音波探触子の製
造方法。
【0090】7.ダイシングに使用するブレードは、中
心部から周縁部に向かって連続的あるいは段階的に薄く
なっている事を特徴とする付記6の配列型超音波探触子
の製造方法。
【0091】8.複数の超音波振動子を配列してなる配
列型超音波探触子において、超音波振動子間の溝深さが
超音波振動子の配列方向とほぼ垂直な裁断方向に連続
的、または段階的に変化すると共に、超音波振動子の音
響放射面側表面の溝幅が連続的または、段階的に変化し
ていることを特徴とする配列型超音波探触子。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の超音波振動子を配列してなる配列型超音波探触子に
おいて、一つまたは、複数個を組にした超音波を送受信
する超音波振動子間に、少なくとも一方の電極を未配線
とした超音波の送受信に寄与しない超音波振動子を設け
ているので、送受信に寄与しない超音波振動子の部分で
隣接する超音波振動子間のクロストークを低減でき、画
質の良い超音波断層画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の配列型超音波探触
子の構造を示す斜視図。
【図2】配列型超音波探触子の構造を示す断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の配列型超音波探触
子の構造を示す斜視図。
【図4】第2の実施の形態の第1変形例の配列型超音波
探触子の構造を示す斜視図。
【図5】第2の実施の形態の第2変形例の配列型超音波
探触子の構造を示す斜視図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の配列型超音波探触
子の構造を示す斜視図。
【図7】第3の実施の形態の変形例の配列型超音波探触
子の構造を示す斜視図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の配列型超音波探触
子の構造を示す斜視図。
【図9】近距離描出で使用する場合の超音波観測装置の
使用例を示す図。
【図10】遠距離描出で使用する場合の超音波観測装置
の使用例を示す図。
【図11】変形例の超音波観測装置の使用例を示す図。
【図12】本発明の第5の実施の形態の配列型超音波探
触子の構造を示す斜視図。
【図13】本発明の第6の実施の形態の配列型超音波探
触子等を示す図。
【図14】第6の実施の形態の第1変形例の配列型超音
波探触子等を示す図。
【図15】第6の実施の形態の第2変形例の配列型超音
波探触子等を示す図。
【図16】ダイシングブレードのその他の変形例を示す
図。
【図17】本発明の第7の実施の形態の配列型超音波探
触子をダイシングブレードでの裁断で形成する様子を示
す図。
【図18】第7の実施の形態とその変形例の配列型超音
波探触子の平面図。
【図19】本発明の第8の実施の形態の配列型超音波探
触子をダイシングブレードでの裁断で形成する様子を示
す図。
【図20】第8の実施の形態とその変形例の配列型超音
波探触子の平面図。
【図21】第8の実施の形態のさらに他の変形例の配列
型超音波探触子の平面図。
【図22】本発明の第9の実施の形態の配列型超音波探
触子をダイシングブレードでの裁断で形成する様子を示
す図。
【図23】第9の実施の形態の配列型超音波探触子の平
面図。
【図24】第9の実施の形態の変形例の配列型超音波探
触子をダイシングブレードでの裁断軌跡と共に示す図。
【図25】従来例の配列型超音波探触子の構造を示す斜
視図。
【図26】従来例の配列型超音波探触子の構造を示す断
面図。
【図27】裁断前のフレキシブルプリント基板を示す
図。
【図28】サイズが異なる超音波振動子エレメントによ
る指向特性を示す図。
【図29】超音波振動子エレメントのw/t比の説明
図。
【図30】図25の従来例の配列型超音波探触子をダイ
シングブレードでの裁断で形成する様子を示す図。
【符号の説明】
1A…配列型超音波探触子 2a,2b…電極 3…圧電素子 4…制動層(バッキング材) 5…フレキシブルプリント基板(FPC) 6…信号接続用パターン 7…半田 8…ダイシング溝 9…サブエレメント 10…超音波振動子 11…ダミーエレメント 12…GND配線材 13…音響整合層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の超音波振動子を配列してなる配列
    型超音波探触子において、 一つまたは、複数個を組にした超音波を送受信する超音
    波振動子間に、少なくとも一方の電極を未配線とした超
    音波の送受信に寄与しない超音波振動子を設けた配列型
    超音波探触子。
JP9231433A 1997-08-27 1997-08-27 配列型超音波探触子 Withdrawn JPH1156857A (ja)

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