JPH1156463A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

棒状化粧料容器

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JPH1156463A
JPH1156463A JP9222775A JP22277597A JPH1156463A JP H1156463 A JPH1156463 A JP H1156463A JP 9222775 A JP9222775 A JP 9222775A JP 22277597 A JP22277597 A JP 22277597A JP H1156463 A JPH1156463 A JP H1156463A
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JP
Japan
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cylinder
inner cylinder
peripheral surface
stick
peripheral wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP9222775A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hiraoka
章 平岡
Yoichi Iwamoto
陽一 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATSUSHIKA KK
Key Trading Co Ltd
Katsushika Co Ltd
Original Assignee
KATSUSHIKA KK
Key Trading Co Ltd
Katsushika Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1156463A publication Critical patent/JPH1156463A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回動時のがたつきがない棒状化粧料容器を提供
する。 【解決手段】棒状化粧料保持用の中皿1と、この中皿1
が繰出自在に収容される内筒2と、この内筒2に相対回
動自在に外嵌されるスリーブ3と、上記内筒2に一体的
に取り付けられる袴4を備えている。そして、上記中皿
1の外周面にガイド突部11を突設し、上記ガイド突部
11の外周面にらせん溝10を刻設し、上記内筒2の周
壁部分に、上記ガイド突部11が挿通状に係合して外部
に突出する縦穴2aを穿設し、上記スリーブ3の内周面
に、上記ガイド突部11のらせん溝10にら合するらせ
ん溝21を刻設し、上記中皿1の周壁部分に、その下端
面から延びる切欠き溝13を形成し、上記切欠き溝13
の近傍位置に、上記内筒2の内周面に摺接する摺接突部
15を突設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口紅,リップクリ
ーム,チック等の棒状化粧料を容器から繰り出して使用
する棒状化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、口紅等の棒状化粧料の繰り出し容
器として、その組立工程を簡素化したものが、特開平8
−275822号公報に提案されている。この棒状化粧
料繰り出し容器は、図15に示すように、棒状化粧料3
0の下端部を保持する保持筒31と、この保持筒31を
上下摺動自在に内装するガイド筒32と、このガイド筒
32に回動自在に外嵌し内周面に浅くて細かいローレッ
トらせん溝33aを刻設したスリーブ33(図16参
照)と、上記ガイド筒32の下端を止着する外筒34
と、この外筒34に冠着するキャップ35とを備えてお
り、保持筒31の外周面に突設したら合部31aを、ガ
イド筒32に穿設したガイド溝32aに挿通して横側方
に突出させることにより、スリーブ33のローレットら
せん溝33aにら合させている。この棒状化粧料繰り出
し容器を使用する場合には、スリーブ33と外筒34と
を相対回動させることにより、外筒34に止着したガイ
ド筒32とスリーブ33とを相対回動させ、この相対回
動に伴い、保持筒31を昇降させることを行う。これに
より、ガイド筒32の上端開口部から棒状化粧料30を
繰り出したり、繰り下げたりすることができる。このも
のでは、組立時に、保持筒31のら合部31aとスリー
ブ33のローレットらせん溝33aとを位置合わせする
ことなく、保持筒31を内装したガイド筒32にスリー
ブ33を外嵌させるだけで、上記ら合部31aとローレ
ットらせん溝33aとをら合させることができ、組立が
簡単である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のでは、保持筒31の外周面とガイド筒32の内周面の
間に微小隙間があるため、回動時に保持筒31とガイド
筒32間にがたつきが生じたり、ガイド筒32内で保持
筒31がこじれたりして、棒状化粧料30をスムーズに
昇降させることができなくなり、不良品の発生率が高く
なるという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、回動時のがたつきがない棒状化粧料容器の提供
をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の棒状化粧料容器は、棒状化粧料保持用の繰
出筒と、この繰出筒が繰出自在に収容される内筒と、こ
の内筒に相対回動自在に外嵌される外筒と、上記内筒に
一体的に取り付けられる回動操作部とを備え、上記繰出
筒の外周面にガイド突部を突設し、上記ガイド突部の外
周面にらせん溝を刻設し、上記内筒の周壁部分に、上記
ガイド突部が挿通状に係合して外部に突出する縦穴を穿
設し、上記外筒の内周面に、上記ガイド突部のらせん溝
にら合するらせん溝を刻設し、上記繰出筒の周壁部分
に、その下端面から延びる切欠き部を形成し、この切欠
き部の近傍の上記繰出筒の周壁部分外周面に、上記内筒
の内周面に摺接する突部を突設したという構成をとる。
【0006】すなわち、本発明の棒状化粧料容器は、棒
状化粧料保持用の繰出筒と、この繰出筒が繰出自在に収
容される内筒と、この内筒に相対回動自在に外嵌される
外筒と、上記内筒に一体的に取り付けられる回動操作部
とを備えている。また、上記繰出筒の外周面にガイド突
部を突設し、上記ガイド突部の外周面にらせん溝を刻設
し、上記内筒の周壁部分に、上記ガイド突部が挿通状に
係合して外部に突出する縦穴を穿設し、上記外筒の内周
面に、上記ガイド突部のらせん溝にら合するらせん溝を
刻設している。そして、上記繰出筒の周壁部分に、その
下端面から延びる切欠き部を形成し、この切欠き部の近
傍の上記繰出筒の周壁部分外周面に、上記内筒の内周面
に摺接する突部を突設している。このものでは、回動操
作部を外筒に対して相対回動させると、この相対回動に
伴い回動操作部に一体的に取り付けられた内筒が外筒に
対して相対回動し、この相対回動する内筒に繰出筒が連
れ回りし、この連れ回りにより、繰出筒のガイド突部が
外筒のらせん溝にら合しながら、このらせん溝に沿って
上下移動し、繰出筒が昇降する(繰り出されたり、繰り
下げられたりする)。この昇降は、繰出筒の周壁部分の
切欠き部近傍に設けた突部が内筒の内周面に摺接しなが
ら行われるため、繰出筒と内筒との間にがたつきが生じ
ず、スムーズに回動する。
【0007】また、本発明において、上記内筒の外周面
に、上記外筒の内周面に摺接する突部を突設した場合に
は、内筒の外周面と外筒の内周面との間に微小隙間があ
っても、内筒の外周面に突設した突部が外筒の内周面に
摺接し、両周面の間にがたつきが生じず、スムーズに回
動する。また、上記内筒の上端部の外周面に環状突部を
周方向に突設し、上記内筒の周壁部分に、縦穴の上端面
から延びて上記周壁部分の上端面に開口する縦溝を設
け、上記外筒の上端部の内周面に、上記環状突部に回動
自在に係合する環状溝を周方向に形成した場合には、上
記外筒に形成した環状溝の上側面で中皿を抜け止めする
ことができる。しかも、内筒の環状突部と外筒の環状溝
との係合により、上下方向のがたつきを無くすことがで
きる。さらに、内筒の環状突部および外筒の環状溝を周
方向に形成しているため、内筒と外筒を相対回動させた
時に、両筒が周方向に回動し、外筒のらせん溝と内筒の
ガイド突部とのら合がスムーズに行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の棒状化粧料容器の一実施の形
態を示している。この棒状化粧料容器は、図2に示すよ
うに、棒状化粧料6が保持されるABS樹脂(アクリロ
ニトリルブタジエンスチレン共重合体)製の中皿(繰出
筒)1と、この中皿1が繰り出し自在に収容されるAB
S樹脂製の内筒2と、この内筒2に相対回動自在に外嵌
されるPC樹脂製もしくはABS樹脂製のスリーブ3
(外筒)と、このスリーブ3に相対回転自在に外嵌され
るABS樹脂製の袴(回動操作部)4と、この袴4に冠
着されるABS樹脂製のキャップ5とからなる。
【0010】より詳しく説明すると、上記中皿1は円筒
状に形成されており、図3〜図6に示すように、その外
周面の相対峙する位置に、縦長形状(長方形の4隅が1
/4円弧状に切欠かれている)の薄肉湾曲板体からなる
一対のガイド突部11が突設されている。これら両ガイ
ド突部11には、その表面にらせん溝10が刻設されて
おり、それぞれ、後述のスリーブ3のらせん溝21にら
合するらせん形状に形成されている。また、上記中皿1
には、その下部に、棒状化粧料6を支受する仕切り板1
2が設けられており、上記中皿1の内周面1aのうち、
上記仕切り板12より上側部分が、棒状化粧料6の回り
止め用として、正16面体に形成されている。一方、上
記中皿1の周壁部分のうち、上記仕切り板12より下側
部分には、上記各ガイド突部11の外側近傍位置(後述
の内筒2の両縦穴2a,横穴2bの外側位置)に、それ
ぞれ相対峙するようにして、一対の切欠き溝13が上記
周壁部分の下端面から垂直に立ち上げ形成されており、
これら一対の切欠き溝13で挟まれた周壁部分が弾性片
14に形成されている。また、これら両弾性片14の外
側近傍位置(すなわち、各切欠き溝13の近傍位置)に
は、上記内筒2の内周面に摺接する摺接突部15が突設
されている。これら4つの摺接突部15は、縦長形状
(略長方形)の薄肉湾曲板体からなり、中皿1の外周面
に等間隔をあけて突設されている。図3において、12
aは上記仕切り板12に穿設された2つの貫通孔であ
る。
【0011】上記内筒2は有底円筒状に形成されてお
り、図7および図8に示すように、その周壁部分の相対
峙する位置に、その上端部から下端部に垂直に延びる縦
穴2aが形成されているとともに、これら両縦穴2aの
上端部および下端部に横穴2bが周方向に切欠き形成さ
れている。これら両縦穴2aのうち、一方の縦穴2aに
は、その上端部から上端開口に達する拡径用の隙間(縦
溝)16が垂直に切欠き形成されている。また、上記内
筒2の周壁部分の上端部には、その外周面に一条の円環
状突部17が周方向に突設されており、後述のスリーブ
3の円環状溝20に回動自在に係合している。一方、上
記内筒2の周壁部分の下端部には、その外周面に等間隔
をあけて、スリーブ3の内周面に摺接する3つの摺接突
部18が突設されており、それぞれ、断面形状円形の山
形隆起体(外周面から中央に向かって球面状に隆起して
いる)に形成されている。
【0012】上記スリーブ3は円筒状に形成されてお
り、図9に示すように、その内周面の上端部に、上記内
筒2の円環状突部17に回動自在に形成する円環状溝2
0が周方向に形成されている。また、上記スリーブ3の
内周面には、上記円環状突部17の下側に、上記両ガイ
ド突部11のらせん溝10にら合するらせん溝21が刻
設されている。このらせん溝21は、31.75mmの
間に30条の右ねじを設けたものである。また、このら
せん溝21の下側部分の内周面は、上記内筒2の摺接突
部18に摺接する円柱面に形成されている。このような
スリーブ3の外周面には紫外線カット層が蒸着もしくは
塗装により形成されている。図において、22は上記ス
リーブ3の外周面の下端部に多数刻設された縦溝であ
り、上記らせん溝21加工時にスリーブ3を回り止めす
るために利用する。
【0013】上記袴4は、図10および図11に示すよ
うに、円筒状に形成されており、上部に形成された細径
部4aには、上記キャップ5の内周面に圧接状に内嵌す
る3条の嵌合用リブ23が縦向きに突設されている。ま
た、上記袴4には、その下端開口部に段部24が形成さ
れており、この段部24の上面に等間隔をあけて、周方
向に沿って略1/12円弧状に延びる6つのリブ25が
下向きに突設されている。これらリブ25は、上記内筒
2の下端開口部に突設された鍔部の上面にかしめられ、
超音波により固着される。一方、上記キャップ5は、図
12に示すように、有天円筒状に形成されている。
【0014】このような棒状化粧料容器を、つぎのよう
にして組み立てることができる。すなわち、まず、内筒
2の上端開口部の上方に中皿1を配置し、内筒2の両縦
穴2aに中皿1の両ガイド突部11を位置決めし、その
状態で、中皿1を内筒2側に押し込む。これにより、両
ガイド突部11の一方が内筒2の上端部を拡径しながら
内筒2の隙間16を通り、内筒2の縦穴2aに係合す
る。ついで、内筒2の上方からスリーブ3を挿通させ
る。これにより、ガイド突部11のらせん溝10とスリ
ーブ3のらせん溝21がら合する。つぎに、スリーブ3
の上方から袴4を挿通させ、外嵌状に装着するととも
に、袴4のリブ25を内筒2の鍔部の上面に係合する。
つぎに、袴4の細径部4aにキャップ5を冠着する。そ
ののち、袴4のリブ25を内筒2の鍔部に超音波により
固着することを行う。なお、袴4のリブ25を内筒2の
鍔部に固着する工程は、最初に行ってもよいし、キャッ
プ5を冠着する前に行ってもよい。
【0015】このようにして組み立てられた棒状化粧料
容器は、袴4およびこの袴4に止着した内筒2がスリー
ブ3に対して相対回動自在になっており、両者3,4を
相対回動させると、この相対回動に伴い内筒2がスリー
ブ3に対して相対回動し、この内筒2の回動により連れ
回りする中皿2が縦穴2a内を上下移動する。これによ
り、中皿1が内筒2内を昇降する。そして、不使用時に
は、中皿1を下降させてその下降端位置で周方向に回動
させて横穴2bに係合させ、不用意に中皿1が上昇しな
いようにし、この状態でキャップ5を袴4の細径部4a
に冠着させておく。また、使用時には、キャップ5を取
り外してスリーブ3を露呈させ、袴4をスリーブ3に対
して相対的に回動させる。これにより、中皿1が袴4と
連れ回りして上昇する。その上昇端位置で周方向に回動
させて横穴2bに係合させ、不用意に中皿1が下降しな
いようにする。これで棒状化粧料6がスリーブ3の上端
開口から突出して使用可能状態になる。
【0016】このように、上記実施の形態では、回動時
に、中皿1の摺接突部15が内筒2の内周面に摺接して
いるため、中皿1と内筒2との間にがたつきが生じず、
両者がスムーズに相対回動する。また、内筒2の摺接突
部18がスリーブ3の内周面に摺接しているため、内筒
2とスリーブ3との間にがたつきが生じず、両者がスム
ーズに相対回動する。しかも、内筒2の周壁部分の上端
部外周面に円環状突部17を周方向に突設し、スリーブ
3の上端部内周面に円環状溝20を周方向に形成し、両
者を回動自在に係合させているため、内筒2とスリーブ
3とが周方向に相対回動して、この回動がスムーズに行
われるうえ、スリーブ3の上端部(円環状溝20の上
壁)が中皿1の抜け止め作用をする。さらに、中皿1の
下部の周壁部分には、両ガイド突部11の真下位置に弾
性片14を形成しているため、組み立て時に、中皿1を
少し傾けて内筒2側に押し込んでも、弾性片14がよく
撓んで、中皿1や内筒2が損傷することがない。また、
中皿1の昇降中には、常に中皿1の摺接突部15が内筒
2の内周面に摺接しており、スムーズに回動する。
【0017】図13および図14は本発明の他の実施の
形態を示している。この実施の形態では、上記中皿1の
周壁部分のうち、上記仕切り板12より下側部分におけ
る、上記両ガイド突部11の中間位置に、相対峙するよ
うにして、一対の切欠き溝13が上記周壁部分の下端面
から垂直に立ち上げ形成されており、これら一対の切欠
き溝13で挟まれた周壁部分(弾性片14)の下端に、
その外周面の全幅にわたって、上記内筒2の内周面に摺
接する摺接突部15aが周方向に突設されている。ま
た、上記内筒2には、その下端開口部の鍔部の上面に複
数のリブ25が周方向に等間隔をあけて突設されている
(したがって、袴4にリブ25が形成されていない)。
また、上記袴4には、その細径部4aの外周面に複数の
突部27が周方向に等間隔をあてけ突設されており、こ
れら突部27に、上記キャップ5の内周面に設けた凹部
28が着脱自在に嵌合している。それ以外の部分は上記
実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付
している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様
の作用・効果を奏する。
【0018】なお、上記実施の形態では、回動操作部と
して、円筒状の袴4を設け、これを内筒2に固定してい
るが、これに限定するものではなく、袴4に代えて、内
筒2の下端部から操作部を突設するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の棒状化粧料容器
によれば、回動操作部を外筒に対して相対回動させる
と、この相対回動に伴い回動操作部に一体的に取り付け
られた内筒が外筒に対して相対回動し、この相対回動す
る内筒に繰出筒が連れ回りし、この連れ回りにより、繰
出筒のガイド突部が外筒のらせん溝にら合しながら、こ
のらせん溝に沿って上下移動し、繰出筒が昇降する。こ
の昇降は、繰出筒の周壁部分の切欠き部近傍に設けた突
部が内筒の内周面に弾圧状に摺接しながら行われるた
め、繰出筒と内筒の間にがたつきが生じず、スムーズに
回動する。また、本発明において、上記内筒の外周面
に、上記外筒の内周面に摺接する突部を突設した場合に
は、内筒の外周面と外筒の内周面との間に微小隙間があ
っても、内筒の外周面に突設した突部が外筒の内周面に
摺接し、両周面の間にがたつきが生じず、スムーズに回
動する。また、上記内筒の上端部の外周面に環状突部を
周方向に突設し、上記内筒の周壁部分に、縦穴の上端面
から延びて上記周壁部分の上端面に開口する縦溝を設
け、上記外筒の上端部の内周面に、上記環状突部に回動
自在に係合する環状溝を周方向に形成した場合には、上
記外筒に形成した環状溝の上側面で中皿を抜け止めする
ことができる。しかも、内筒の環状突部と外筒の環状溝
との係合により、上下方向のがたつきを無くすことがで
きる。さらに、内筒の環状突部および外筒の環状溝を周
方向に形成しているため、内筒と外筒を相対回動させた
時に、両筒が周方向に回動し、外筒のらせん溝と内筒の
ガイド突部とのら合がスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状化粧料容器の一実施の形態を示す
断面図である。
【図2】上記棒状化粧料容器の分解斜視図である。
【図3】中皿の断面図である。
【図4】上記中皿の側面図である。
【図5】上記中皿の平面図である。
【図6】上記中皿の底面図である。
【図7】内筒の断面図である。
【図8】上記内筒の側面図である。
【図9】スリーブの断面図である。
【図10】袴の断面図である。
【図11】上記袴の底面図である。
【図12】キャップの断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図14】上記他の実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図15】従来例を示す断面図である。
【図16】従来例のスリーブの斜視図である。
【符号の説明】
1 中皿 2 内筒 2a 縦穴 3 スリーブ 4 袴 10 らせん溝 11 ガイド突部 13 切欠き溝 15 摺接突部 21 らせん溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧料保持用の繰出筒1と、この繰
    出筒1が繰出自在に収容される内筒2と、この内筒2に
    相対回動自在に外嵌される外筒3と、上記内筒2に一体
    的に取り付けられる回動操作部4を備え、上記繰出筒1
    の外周面にガイド突部11を突設し、上記ガイド突部1
    1の外周面にらせん溝10を刻設し、上記内筒2の周壁
    部分に、上記ガイド突部11が挿通状に係合して外部に
    突出する縦穴2aを穿設し、上記外筒3の内周面に、上
    記ガイド突部11のらせん溝10にら合するらせん溝2
    1を刻設し、上記繰出筒1の周壁部分に、その下端面か
    ら延びる切欠き部13を形成し、この切欠き部13の近
    傍の上記繰出筒1の周壁部分外周面に、上記内筒2の内
    周面に摺接する突部15を突設したことを特徴とする棒
    状化粧料容器。
  2. 【請求項2】 上記内筒2の外周面に、上記外筒3の内
    周面に摺接する突部18を突設した請求項1記載の棒状
    化粧料容器。
  3. 【請求項3】 上記内筒2の上端部の外周面に環状突部
    17を周方向に突設し、上記内筒2の周壁部分に、縦穴
    2aの上端面から延びて上記周壁部分の上端面に開口す
    る縦溝16を設け、上記外筒3の上端部の内周面に、上
    記環状突部17に回動自在に係合する環状溝20を周方
    向に形成した請求項1または2記載の棒状化粧料容器。
JP9222775A 1997-08-19 1997-08-19 棒状化粧料容器 Pending JPH1156463A (ja)

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