JPH1189633A - 棒状化粧料容器 - Google Patents

棒状化粧料容器

Info

Publication number
JPH1189633A
JPH1189633A JP25372997A JP25372997A JPH1189633A JP H1189633 A JPH1189633 A JP H1189633A JP 25372997 A JP25372997 A JP 25372997A JP 25372997 A JP25372997 A JP 25372997A JP H1189633 A JPH1189633 A JP H1189633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
cylinder
sleeve
peripheral surface
stick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25372997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3911329B2 (ja
Inventor
Akira Hiraoka
章 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP25372997A priority Critical patent/JP3911329B2/ja
Publication of JPH1189633A publication Critical patent/JPH1189633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3911329B2 publication Critical patent/JP3911329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】がたつきをなくすことができ、しかも、自動組
み立てが可能な棒状化粧料容器を提供する。 【解決手段】中皿1と、この中皿1が繰出自在に収容さ
れる内筒2と、この内筒2に相対回動自在に外嵌される
スリーブ3と、上記中皿1を進退させる回動操作部4を
備えており、上記回動操作部4を、内筒2の下部外周面
との間に所定隙間をあけて配設されそれ自体の上端部が
内筒2に連結される筒状体で構成し、上記回動操作部4
の上端部に挿通穴19aを穿設し、上記回動操作部4の
下端開口部から挿入して上記内筒2の下部と回動操作部
4との間に回り止め状に嵌挿固定される摺動リング6を
設け、上記摺動リング6の上端面に、上記挿通穴19a
を挿通してスリーブ3の下端部に摺接する摺接用突部2
5を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口紅,リップクリ
ーム,チック等の棒状化粧料を容器から繰り出して使用
する棒状化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、口紅等の棒状化粧料の繰り出し容
器として、その組立工程を簡素化したものが、特開平8
−275822号公報に提案されている。この棒状化粧
料繰り出し容器は、図17に示すように、棒状化粧料3
0の下端部を保持する保持筒31と、この保持筒31を
上下摺動自在に内装するガイド筒32と、このガイド筒
32に回動自在に外嵌し内周面に浅くて細かいローレッ
トらせん溝33aを刻設したスリーブ33(図18参
照)と、上記ガイド筒32の下端を止着する外筒34
と、この外筒34に冠着するキャップ35とを備えてお
り、保持筒31の外周面に突設したら合部31aを、ガ
イド筒32に穿設したガイド溝32aに挿通して横側方
に突出させることにより、スリーブ33のローレットら
せん溝33aにら合させている。図17において、36
は外筒34の上端部に設けた嵌合部であり、キャップ3
5が抜脱可能に嵌合している。また、37はスリーブ3
3の下端部に設けた突部であり、ガイド筒32の下部外
周面に設けた環状溝38に回動自在に係合している。こ
の棒状化粧料繰り出し容器を使用する場合には、スリー
ブ33と外筒34とを相対回動させることにより、外筒
34に止着したガイド筒32とスリーブ33とを相対回
動させ、この相対回動に伴い、保持筒31を昇降させる
ことを行う。これにより、ガイド筒32の上端開口部か
ら棒状化粧料30を繰り出したり、繰り下げたりするこ
とができる。このものでは、組立時に、保持筒31のら
合部31aとスリーブ33のローレットらせん溝33a
とを位置合わせすることなく、保持筒31を内装したガ
イド筒32にスリーブ33を外嵌させるだけで、上記ら
合部31aとローレットらせん溝33aとをら合させる
ことができ、組立が簡単である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このもので
は、ガイド筒32,スリーブ33が合成樹脂材料で作製
されているため、ガイド筒32に設けた環状溝38とス
リーブ33に設けた突部37との間に上下方向のがたつ
きが生じやすく、ガイド筒32とスリーブ33との相対
回動がスムーズに行われない。そこで、スリーブ33に
突部37を設ける代わりに、Oリングを取り付けること
が考えられる。このものでは、スリーブ33に取り付け
たOリングがガイド筒32の環状溝38に弾圧状に当接
するため、ガイド筒32の環状溝38とOリングとの間
に上下方向のがたつきもなくなり、また、ガイド筒32
とスリーブ33との相対回動がスムーズに行われるよう
になる。しかしながら、このものでは、Oリングをスリ
ーブ33に取り付ける作業を機械により自動的に行うこ
とが難しく、手作業に頼らなければならないという問題
がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、内筒と外筒との間の上下方向のがたつきをなく
すことができ、しかも、自動組み立てが可能な棒状化粧
料容器の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の棒状化粧料容器は、棒状化粧料保持用の繰
出筒と、この繰出筒が繰出自在に収容される内筒と、こ
の内筒に相対回動自在に外嵌される外筒と、上記内筒に
一体的に取り付けられそれ自体の回動により上記繰出筒
を進退させる回動操作部とを備え、上記回動操作部を、
内筒の下部外周面との間に所定隙間をあけて配設されそ
れ自体の上端部が内筒に連結される筒状体で構成し、上
記回動操作部の上端連結部に穴を穿設し、上記回動操作
部の下端開口部から挿入して上記内筒の下部と回動操作
部との間に回り止め状に嵌挿固定される環状ゴム弾性体
を設け、上記回動操作部の穴に対応する上記環状ゴム弾
性体の上端面の部分に、上記穴を挿通して外筒3の下端
部に摺接する突部を設けたという構成をとる。
【0006】すなわち、本発明の棒状化粧料容器は、棒
状化粧料保持用の繰出筒と、この繰出筒が繰出自在に収
容される内筒と、この内筒に相対回動自在に外嵌される
外筒と、上記内筒に一体的に取り付けられそれ自体の回
動により上記繰出筒を進退させる回動操作部とを備えて
いる。このものでは、回動操作部を外筒に対して相対回
動させると、この相対回動に伴い回動操作部に一体的に
取り付けられた内筒が外筒に対して相対回動し、この相
対回動する内筒に繰出筒が連れ回りし、繰出筒が進退す
る(繰り出されたり、繰り下げられたりする)。また、
本発明では、上記回動操作部を、内筒の下部外周面との
間に所定隙間をあけて配設されそれ自体の上端部が内筒
に連結される筒状体で構成し、上記内筒の下部と回動操
作部との間に回り止め状に環状ゴム弾性体を嵌挿固定
し、上記回動操作部の上端連結部に穿設した穴に環状ゴ
ム弾性体の上端面に突設した突部を挿通し、上記突部に
外筒3の下端部を摺接させている。したがって、内筒が
外筒に対して相対回動するときに、外筒の下端部が環状
ゴム弾性体の突部に弾圧状に摺接しながら回動するた
め、上記相対回動がスムーズに行われる。しかも、上記
環状ゴム弾性体を回動操作部の下端開口部から挿入して
上記内筒の下部と回動操作部との間に回り止め状に嵌挿
固定することができるため、自動組み立てが可能にな
る。
【0007】また、本発明において、上記繰出筒の周壁
部分に、その下端面から延びる切欠き部を形成し、上記
切欠き部の近傍の上記繰出筒の周壁部分外周面に、上記
内筒の内周面に摺接する突部を突設した場合には、内筒
の外周面と外筒の内周面との間に微小隙間があっても、
内筒の外周面に突設した突部が外筒の内周面に摺接し、
両周面の間にがたつきが生じず、スムーズに回動する。
また、本発明において、上記内筒の上端部外周面に突部
を周方向に突設して環状突部に形成し、上記外筒の上端
部内周面に、上記環状突部に回動自在に係合する溝を周
方向に設けて環状溝に形成した場合には、内筒の環状突
部と外筒の環状溝との係合により、上下方向のがたつき
を無くすことができる。さらに、内筒と外筒を相対回動
させたときに、両筒が周方向に回動し、この回動がスム
ーズに行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
【0009】図1は本発明の棒状化粧料容器の一実施の
形態を示している。この棒状化粧料容器は、図2に示す
ように、棒状化粧料(口紅)8が保持されるABS樹脂
(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)製の
中皿(繰出筒)1と、この中皿1が繰り出し自在に収容
されるABS樹脂製の内筒2と、この内筒2に相対回動
自在に外嵌されるABS樹脂製のスリーブ(外筒)3
と、上記内筒2の下部に一体成形された回動操作部4
と、上記スリーブ3に外嵌されこのスリーブ3の上端開
口部を覆うABS樹脂製のキャップ5と、摺動リング6
とからなり、上記内筒2と回動操作部4と摺動リング
(環状ゴム弾性体)6とで袴7が構成されている。
【0010】より詳しく説明すると、上記中皿1は円筒
状に形成されており、図3および図4に示すように、そ
の外周面の相対峙する位置に、縦長形状(長方形の4隅
が1/4円弧状に切欠かれている)の薄肉湾曲板体から
なる一対のガイド突部11が突設されている。これら両
ガイド突部11には、その表面にらせん溝(おねじ)1
0が刻設されており、それぞれ、後述のスリーブ3のら
せん溝(めねじ)21にら合するらせん形状に形成され
ている。また、上記中皿1には、その下部に、棒状化粧
料6を支受する仕切り板12が設けられており、上記中
皿1の内周面のうち、上記仕切り板12より上側部分
が、棒状化粧料8の回り止め用として、正多面体に形成
されている。一方、上記中皿1の周壁部分のうち、上記
仕切り板12より下側部分には、上記各ガイド突部11
の外側近傍位置に、それぞれ相対峙するようにして、一
対の切欠き溝13が上記周壁部分の下端面から垂直に立
ち上げ形成されており、これら一対の切欠き溝13で挟
まれた周壁部分が弾性片14に形成されている。これら
両弾性片14の外側近傍位置(すなわち、各切欠き溝1
3の近傍位置であり、各切欠き溝13により弾性を備え
た部分になっている)に、上記内筒2の内周面に摺接す
る摺接突部15が突設されている。これら4つの摺接突
部15は、縦長形状(略楕円形)の薄肉湾曲板体からな
り、中皿1の外周面に略等間隔をあけて突設されてい
る。図3において、12aは上記仕切り板12に穿設さ
れた2つの貫通孔12aである。
【0011】上記袴7は、図5に示すように、内筒2
と、この内筒2の下部に一体成形した回動操作部4と、
摺動リング6とからなる。上記内筒2は有底円筒状に形
成されており、図6〜図8に示すように、その周壁部分
の相対峙する位置に、その上端部から下部に垂直に延び
る縦穴2aが形成されているとともに、これら両縦穴2
aの上端部および下端部に横穴2bが周方向に切欠き形
成されている。これら両縦穴2aのうち、一方の縦穴2
aには、この縦穴2aの上端部から延び上記周壁部分の
上端面に達する拡径用の隙間(縦溝)16が垂直に切欠
き形成されている。この隙間16は、その上端開口部が
幅広に(上記ガイド突部11の幅よりやや広く)形成さ
れており、ガイド突部11が通れるようになっている。
また、上記内筒2の周壁部分の上端部には、その外周面
に一条の円環状突部17が周方向に突設されており、後
述のスリーブ3の円環状溝20に回動自在に係合してい
る。一方、上記内筒2の周壁部分の下端部(内向き傾斜
状に形成されている)には、等間隔をあけて、後述する
摺動リング6の係合用突部26に係合する4つの係合用
穴2cが穿設されている。
【0012】上記回動操作部4は、上記内筒2の下部
(上記両縦穴2aより下側部分)の外周面との間に所定
隙間をあけて配設される円筒操作部18と、この円筒操
作部18の上端部を内筒2に連結する円環状連結部(上
端連結部)19とからなり、この円環状連結部19上
に、後述するスリーブ3の鍔部23が載置される。ま
た、上記円環状連結部19には、後述する摺動リング6
の摺接突部25が挿通する4つの挿通穴19aが等間隔
をあけて穿設されている。これら各挿通穴19aと内筒
2の各係合穴2cは同じ位相位置に穿設されている。
【0013】上記摺動リング6は、図9〜図11に示す
ように、円筒状に形成されており、その上端面に、上記
回動操作部4の各挿通穴19aに対応する部分に、各挿
通穴19aを挿通して上方に突出しスリーブ3の鍔部2
3に摺接する4つの摺接突部25が等間隔をあけて突設
されている。また、上記摺動リング6の下端内周面に
は、上記内筒2の係合穴2cに対応する部分に、上記内
筒2の各係合穴2cに係合する4つの係合突部26が突
設されている。これら各係合突部26の先端面上部に段
部26a(内方下側に向かうほど先細りとなる内下向き
傾斜面部)が形成されており、この段部26aが内筒2
の係合穴2cの内周部に係合している。
【0014】上記スリーブ3は円筒状に形成されてお
り、図12に示すように、その内周面の上端部に、上記
内筒2の円環状突部17に回動自在に形成する円環状溝
20が周方向に形成されている。また、上記スリーブ3
の内周面には、上記円環状溝20の下側に、上記両ガイ
ド突部11のらせん溝10にら合するらせん溝21が刻
設されている。このらせん溝21は、31.75mmの
間に30条の右ねじを設けたものであり、そのねじ山高
さは0.25mmに設定されている。このようなスリー
ブ3には、その外周面に紫外線カット層が蒸着もしくは
塗装により形成されている。図において、22は上記ス
リーブ3の下端部内周面に多数刻設された縦溝であり、
上記らせん溝21加工時にスリーブ3を回り止めするた
めに利用される。また、23は上記スリーブ3の下端部
外周面に突設した鍔部であり、上記回動操作部4の円環
状連結部19上に載置され、かつ、上記摺動リング6の
各摺接突部25の上面に摺接するようになっている。
【0015】上記キャップ5は、図13および図14に
示すように、有天円筒状に形成されており、上記スリー
ブ3との間に少し隙間をあけた状態で外嵌しうるように
なっている。このキャップ5には、その天井壁5aの下
面から内側円筒部24が垂下している。この内側円筒部
24には、その相対峙する位置に、下端面から延びる先
細り状の凹部24aが形成されており、両凹部24aに
より上記内側円筒部24の下部周壁が弾性部材として形
成されている。このような内側円筒部24は、その外径
が上記袴7の内筒2の上端部の内径よりやや大きく形成
されており、この内筒2に内嵌させた際に、内筒2の上
端部、すなわち円環状突条17を少し拡径するようにな
っている。
【0016】このような棒状化粧料容器を、つぎのよう
にして組立てることができる。すなわち、まず、回動操
作部4の下端開口部の下方に摺動リング6を配置し、こ
の摺動リング6の各摺接突部25を内筒2の各係合穴2
cに位置決めし(すなわち、回動操作部19の各挿通穴
19aに位置決めし)、摺動リング6を回動操作部4側
に押し込む(図15参照)。これにより、回動操作部4
の各挿通穴19aに摺動リング6の各摺接突部25が挿
通して少し上方に突出し、内筒2の各係合穴2cに摺動
リング6の各係合突部26が抜け止め状に係合する。つ
いで、内筒2の上端開口部の上方に中皿1を配置し、内
筒2の両縦穴2aに中皿1の両ガイド突部11を位置決
めし、その状態で、中皿1を内筒2側に押し込む。これ
により、両ガイド突部11の一方が内筒2の上端部を拡
径しながら内筒2の隙間16を通り、内筒2の縦穴2a
に係合する。つぎに、内筒2の上方からスリーブ3を挿
通させる。これにより、ガイド突部11のらせん溝10
とスリーブ3のらせん溝21がら合する(図16参
照)。そののち、スリーブ3の上方からキャップ5を外
嵌状に冠着させる。これにより、キャップ5の内側円筒
部24が内筒2の上端部に抜け止め状に内嵌し、内筒2
の円環状突部17が拡径してスリーブ3の円環状溝20
に押圧状に当接する。
【0017】このようにして組み立てられた棒状化粧料
容器は、キャップ5を外した状態では(図16参照)、
袴7(すなわち、内筒2および回動操作部4)がスリー
ブ3に対して相対回動自在になっており、両者3,7を
相対回動させると、この相対回動に伴い内筒2がスリー
ブ3に対して相対回動し、この内筒2の回動により連れ
回りする中皿1が縦穴2a内を上下移動する。これによ
り、中皿1が内筒2内を昇降する。そして、不使用時に
は、中皿1を下降させてその下降端位置で周方向に回動
させて横穴2bに係合させ、不用意に中皿1が上昇しな
いようにし、この状態でキャップ5を冠着しておく。こ
の冠着状態では(図1参照)、キャップ5の内側円筒部
23により内筒2の円環状突部17が拡径させられてス
リーブ3の円環状溝20に押し付けられている。このた
め、内筒2とスリーブ3とが相対回動しない。一方、使
用時には、キャップ5を取り外してスリーブ3を露呈さ
せ、袴7をスリーブ3に対して相対的に回動させる。こ
のとき、スリーブ3の鍔部23が摺動リング6の摺接突
部25に弾圧状に摺接しており、スムーズに回動する。
そして、上記相対回動により、中皿1が袴7と連れ回り
して上昇する。その上昇端位置で周方向に回動させて横
穴2bに係合させ、不用意に中皿1が下降しないように
する。これで棒状化粧料8がスリーブ3の上端開口から
突出して使用可能状態になる。
【0018】このように、上記実施の形態では、キャッ
プ5の冠着状態では、内筒2とスリーブ3とが相対回動
しない。しかも、回動時に、中皿1の摺接突部15が内
筒2の内周面に摺接しているため、中皿1と内筒2との
間に横方向のがたつきが生じず、両者がスムーズに相対
回動する。さらに、内筒2の周壁部分の上端部外周面に
円環状突部17を周方向に突設し、スリーブ3の上端部
内周面に円環状溝20を周方向に形成し、両者を回動自
在に係合させているため、内筒2とスリーブ3とが周方
向に相対回動して、この回動がスムーズに行われるう
え、スリーブ3の上端部(円環状溝20の上壁)が中皿
1の抜け止め作用をする。さらに、スリーブ3の鍔部2
3が摺動リング6の摺接突部25に弾圧状に当接するた
め、上下方向のがたつきがなく、使用時には内筒2とス
リーブ3とがスムーズに相対回動する。さらに、中皿1
の下部の周壁部分には、両ガイド突部11の真下位置を
弾性片14を形成しているため、組み立て時に、中皿1
を少し傾けて内筒2側に押し込んでも、弾性片14がよ
く撓んで、中皿1や内筒2が損傷することがない。その
うえ、この棒状化粧料容器は、中皿1とスリーブ3と袴
7とキャップ5とで構成されており、部品点数が少な
い。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の棒状化粧料容器
によれば、回動操作部を、内筒の下部外周面との間に所
定隙間をあけて配設されそれ自体の上端部が内筒に連結
される筒状体で構成し、上記内筒の下部と回動操作部と
の間に回り止め状に環状ゴム弾性体を嵌挿固定し、上記
回動操作部の上端連結部に穿設した穴に環状ゴム弾性体
の上端面に突設した突部を挿通し、上記突部に外筒3の
下端部を摺接させている。したがって、内筒が外筒に対
して相対回動するときに、外筒の下端部が環状ゴム弾性
体の突部に弾圧状に摺接しながら回動するため、上記相
対回動がスムーズに行われる。しかも、上記環状ゴム弾
性体を回動操作部の下端開口部から挿入して上記内筒の
下部と回動操作部との間に回り止め状に嵌挿固定するこ
とができるため、自動組み立てが可能になる。
【0020】また、本発明において、上記繰出筒の周壁
部分に、その下端面から延びる切欠き部を形成し、上記
切欠き部の近傍の上記繰出筒の周壁部分外周面に、上記
内筒の内周面に摺接する突部を突設した場合には、内筒
の外周面と外筒の内周面との間に微小隙間があっても、
内筒の外周面に突設した突部が外筒の内周面に摺接し、
両周面の間にがたつきが生じず、スムーズに回動する。
また、本発明において、上記内筒の上端部外周面に突部
を周方向に突設して環状突部に形成し、上記外筒の上端
部内周面に、上記環状突部に回動自在に係合する溝を周
方向に設けて環状溝に形成した場合には、内筒の環状突
部と外筒の環状溝との係合により、上下方向のがたつき
を無くすことができる。さらに、内筒と外筒を相対回動
させたときに、両筒が周方向に回動し、この回動がスム
ーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状化粧料容器の一実施の形態を示す
断面図である。
【図2】上記棒状化粧料容器の分解斜視図である。
【図3】中皿の断面図である。
【図4】上記中皿の側面図である。
【図5】袴の断面図である。
【図6】内筒および回動操作部の断面図である。
【図7】内筒および回動操作部の平面図である。
【図8】内筒および回動操作部の底面図である。
【図9】摺動リングの断面図である。
【図10】上記摺動リングの平面図である。
【図11】上記摺動リングの底面図である。
【図12】スリーブの断面図である。
【図13】キャップの断面図である。
【図14】上記キャップの底面図である。
【図15】組み立て作業を示す説明図である。
【図16】袴の内筒にスリーブを外嵌した状態を示す断
面図である。
【図17】従来例を示す断面図である。
【図18】従来例のスリーブの斜視図である。
【符号の説明】
1 中皿 2 内筒 3 スリーブ 4 回動操作部 6 摺動リング 19a 挿通穴 25 摺接用突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧料保持用の繰出筒1と、この繰
    出筒1が繰出自在に収容される内筒2と、この内筒2に
    相対回動自在に外嵌される外筒3と、上記内筒2に一体
    的に取り付けられそれ自体の回動により上記繰出筒1を
    進退させる回動操作部4とを備え、上記回動操作部4
    を、内筒2の下部外周面との間に所定隙間をあけて配設
    されそれ自体の上端部が内筒2に連結される筒状体で構
    成し、上記回動操作部4の上端連結部に穴19aを穿設
    し、上記回動操作部4の下端開口部から挿入して上記内
    筒2の下部と回動操作部4との間に回り止め状に嵌挿固
    定される環状ゴム弾性体6を設け、上記回動操作部4の
    穴19aに対応する上記環状ゴム弾性体6の上端面の部
    分に、上記穴19aを挿通して外筒3の下端部に摺接す
    る突部25を設けたことを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 【請求項2】 上記繰出筒1の周壁部分に、その下端面
    から延びる切欠き部13を形成し、上記切欠き部13の
    近傍の上記繰出筒1の周壁部分外周面に、上記内筒2の
    内周面に摺接する突部15を突設した請求項1記載の棒
    状化粧料容器。
  3. 【請求項3】 上記内筒2の上端部外周面に突部を周方
    向に突設して環状突部17に形成し、上記外筒3の上端
    部内周面に、上記環状突部17に回動自在に係合する溝
    を周方向に設けて環状溝20に形成した請求項1または
    2記載の棒状化粧料容器。
JP25372997A 1997-09-18 1997-09-18 棒状化粧料容器 Expired - Fee Related JP3911329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25372997A JP3911329B2 (ja) 1997-09-18 1997-09-18 棒状化粧料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25372997A JP3911329B2 (ja) 1997-09-18 1997-09-18 棒状化粧料容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1189633A true JPH1189633A (ja) 1999-04-06
JP3911329B2 JP3911329B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=17255338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25372997A Expired - Fee Related JP3911329B2 (ja) 1997-09-18 1997-09-18 棒状化粧料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3911329B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107232735A (zh) * 2017-04-10 2017-10-10 浙江阿克希龙舜华铝塑业有限公司 中束芯

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107232735A (zh) * 2017-04-10 2017-10-10 浙江阿克希龙舜华铝塑业有限公司 中束芯
WO2018188348A1 (zh) * 2017-04-10 2018-10-18 浙江阿克希龙舜华铝塑业有限公司 中束芯
CN107232735B (zh) * 2017-04-10 2023-09-29 浙江阿克希龙舜华铝塑业有限公司 中束芯

Also Published As

Publication number Publication date
JP3911329B2 (ja) 2007-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04309396A (ja) ヘアトリマー
US6155735A (en) Liquid coating device
JP3724769B2 (ja) 回転式棒状物繰り出し具の中ねじ部材
EP0981976A2 (en) Rotary stick projecting device
US20170057274A1 (en) Adhesive applicator
KR101831873B1 (ko) 3색 화장용 펜슬
KR101782508B1 (ko) 회전형 립스틱 용기
KR100444387B1 (ko) 액형 립 펜슬의 용기
JPH1189633A (ja) 棒状化粧料容器
JPH0440576Y2 (ja)
KR20040103926A (ko) 막대형 화장재료 조출 용기
JPH1189628A (ja) 棒状化粧料容器
JP2000041733A (ja) カートリッジ式棒状化粧材繰出容器
JPH11139470A (ja) 棒状物繰り出し容器
JPH1156463A (ja) 棒状化粧料容器
JP4121593B2 (ja) 棒状化粧料容器
JPH08228829A (ja) 液状化粧料の付着量調整容器
JPH0346666Y2 (ja)
JPH0317780Y2 (ja)
JP3980709B2 (ja) 棒状化粧料容器
JPS6329453Y2 (ja)
JP2527491Y2 (ja) 棒状化粧品繰出し容器
JPH08275823A (ja) 棒状化粧料容器
JP2004097766A (ja) 棒状化粧料容器
JP4129555B2 (ja) ブラシ付き化粧料容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20070129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees