JPH1155895A - 小型モータの軸受構造 - Google Patents

小型モータの軸受構造

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JPH1155895A
JPH1155895A JP22306897A JP22306897A JPH1155895A JP H1155895 A JPH1155895 A JP H1155895A JP 22306897 A JP22306897 A JP 22306897A JP 22306897 A JP22306897 A JP 22306897A JP H1155895 A JPH1155895 A JP H1155895A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
vibration
motor
motor shaft
sintered oil
Prior art date
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Application number
JP22306897A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ishizuka
正 石塚
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、小型DCモータ用軸受構造に関す
るもので、特に焼結含油軸受構造における回転振動音を
低減する。 【解決手段】 回転軸(7)を回転自在に支承する焼結
含油軸受(5)と、この焼結含油軸受を保持するモータ
フレーム(10)とを備えたモータの軸受構造におい
て、前記焼結含油軸受(5)を同軸円筒状に配した防振
材(13a,13b)を介して前記モータフレームに固
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型モータ用軸受に関
するもので、特に焼結含油軸受の回転振動音低減にに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の焼結含油軸受構造を有するDC小
型モータの一般的構造を図5に示す。図5において、ブ
ラケット1により保持されているターミナル2から、コ
ミテータ3と接触するブラシ4、および軸受5、6に支
持されたモータ軸7に固着されているコミテータ3を介
して、モータ軸7に固着されているロータコア8に巻回
されているロータコイル9に電流を供給されることによ
り、モータフレーム10の内周面に固設されたマグネッ
ト11により形成されている磁界中に存在するロータ1
2が回転するよう構成されている。
【0003】一般的に上記軸受5および6と上記モータ
軸間のクリアランスは、自己潤滑機能を十分に働かせる
ためと、軸受ロスを低減させるためクリアランスは、最
低でも10μm以上にとられている。図6は、上記軸受
5と該モータ軸7の部分を断面拡大した図である。な
お、Cは該クリアランス部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DC小
型モータにおいて、負荷に側圧が掛からないような使い
方をした場合、軸受とモータ軸のクリアランスに起因す
るゴロ音の問題が発生する。図7は、上記図5における
軸受5部をモータ軸7の先端より見た図で有る。図7に
基ずき上記ゴロ音発生メカニズムを説明すると、上記モ
ータ軸7は回転動作を始めると、該モータ軸7に固着さ
れているロータの磁気的および機械的アンバランスによ
り矢印のラジアル方向の振動が発生する。この振動によ
りモータ軸7は、軸受5の内側を叩くことになる。この
時音が発生する。これが即ちゴロ音である。言い換える
と、該ゴロ音はモータ軸7が振動により回転をしながら
軸受5の内側を叩くことにより発生する機械的ノイズで
ある。
【0005】一般的にゴロ音は、モータ軸と軸受のクリ
アランスが大きい程、モータ軸振動の振幅が大きくな
り、それだけ強く叩くためゴロ音も大きくなる。従っ
て、該ゴロ音の低減を図るための方法として、軸受を偏
心させるか、またはステータマグネットのNS極の磁力
バランスを崩すかし、モータ軸を軸受に偏倚させ付勢さ
せる方法、または、該クリアランスをできるだけ小さく
する方法がある。しかしながら、前記のモータ軸を軸受
に偏倚させる方法は、軸受の片当り状態となり、軸受寿
命の劣化をまねく恐れがある、また、構造も複雑であ
る。一方、クリアランスを小さくする方法は、クリアラ
ンスが小さいと焼結含油軸受の自己潤滑の不完全現象、
または、モータ軸のたわみ現象等による軸受ロスの増大
をまねき、最終的に消費電流値の増大、および、軸受け
寿命の劣化の問題を発生する可能性があるため、むやみ
に該クリアランスを小さくすることができない。
【0006】そこで、本発明は上記クリアランスを小さ
くすることもなく、簡単な構造でゴロ音を低減するのを
目的するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記ゴロ音の
要因であるモータ軸の回転に伴うラジアル方向の振動
を、焼結含油軸受とモータフレームの間に介設した防振
材により吸収し、ゴロ音を防止または低減するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は請求項1に示すように、
回転軸と、この回転軸を回転自在に支承する焼結含油軸
受と、この焼結含油軸受を保持するモータフレームとを
備えたモータの軸受構造において、前記焼結含油軸受を
同軸円筒状に配した防振材を介して前記モータフレーム
に固設したことを特徴とする小型モータの軸受構造であ
る。また、上記請求項2は、焼結含油軸受を防振性接着
剤によりモータフレームに固着する方法であり、該焼結
含油軸受の脱落防止を簡単な構造で得ることを特徴とし
ている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき説
明する。図1は、本発明の原理説明図である。図1は本
考案の要部断面図であり、図2はこれをモータ軸7の先
端側より見た図である。図1において13は、モータフ
レーム10と焼結含油軸受5の間に介設されたゴム等か
らなる防振材である。該防振材13は焼結含油軸受5と
同じようにモータ軸7の同軸上に配置されている。
【0010】ここにおいてモータ軸7は回転動作を始め
ると、該モータ軸7は固着されているロータの磁気的お
よび機械的アンバランスにより図2の矢印のラジアル方
向の振動が発生する。しかしながら、該振動は防振材1
3により速やかに吸収されるためゴロ音は急速に低減さ
れる。
【0011】なお、上記説明は負荷側軸受5について行
ったが、コミテータ3側軸受6についても上記と同じで
ある。
【0012】なお、本発明の実施にあたって焼結含油軸
受が飛び出す、または、脱落する恐れがあるのでこれを
対策したものが図3である。図3において、13aは,
防振性のブッシングである。このような形状にすること
により、焼結含油軸受5の飛び出し、脱落は防止でき
る。また、別の実施方法として図4のように焼結含油軸
受5をRTVゴム、または、ウレタンゴム等の防振性接
着剤13bにより、モータフレーム10に接着により固
着する方法もある。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、焼結
含油軸受を防振材を介してとモータフレームに固着する
ことにより、該モータ軸の回転時に発生する振動による
ゴロ音を軸受ロスの増加を伴わず速やかに防止、または
低減する効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における小型モータの軸受構
造を示した要部断面図である。
【図2】図1における軸受構造の原理説明図である。
【図3】本発明の他の一実施例における小型モータの軸
受構造を示した要部断面図である。
【図4】本発明の他の一実施例における小型モータの軸
受構造を示した要部断面図である。
【図5】従来の小型DCモータの要部断面図である。
【図6】従来の小型モータの軸受構造を示した要部断面
図である。
【図7】図6におけるゴロ音発生の説明図である。
【符号の説明】
1‥‥ブラケット 2‥‥ターミナル 3‥‥コミテータ 4‥‥ブラシ 5‥‥(負荷側)軸受 6‥‥(コミテータ側)軸受 7‥‥モータ軸 8‥‥ロータコア 9‥‥ロータコイル 10‥モータフレーム 11‥マグネット 12‥ロータ 13‥防振材 13a‥(防振性)ブッシング 13b‥防振性接着剤 c‥モータ軸と軸受のクリアランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、この回転軸を回転自在に支承
    する焼結含油軸受と、この焼結含油軸受を保持するモー
    タフレームとを備えたモータの軸受構造において、前記
    焼結含油軸受を同軸円筒状に配した防振材を介して前記
    モータフレームに固設したことを特徴とする小型モータ
    の軸受構造。
  2. 【請求項2】 上記焼結含油軸受を防振性接着剤により
    モータフレームに固着したことを特徴とする請求項1記
    載の小型モータの軸受構造。
JP22306897A 1997-08-05 1997-08-05 小型モータの軸受構造 Pending JPH1155895A (ja)

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JP2009160664A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Hitachi Koki Co Ltd 燃焼式打込機
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JP2021094979A (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 株式会社今仙電機製作所 シートレール装置

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