JP2021094979A - シートレール装置 - Google Patents

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光智 鍛代
Mitsutomo Kajishiro
光智 鍛代
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【課題】スクリューネジの軸振れに起因する異音の発生を抑制し得る構成を提供する。【解決手段】アッパーレール30に固定されてスクリューネジ40が挿通する挿通穴81aが形成された後側ブラケット80と、挿通穴81aに固定されてスクリューネジ40が挿通する挿通穴94cが形成された弾性変形可能なダンパー94と、挿通穴94cに組み付けられてスクリューネジ40を軸支する含油ブッシュ95とが設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、シートの前後方向位置を調整するシートレール装置に関するものである。
従来、シートの前後方向位置を調整するシートレール装置として下記特許文献1に開示されるシートレール装置が知られている。このシートレール装置は、ロアレール及びアッパーレールと、アッパーレールに支持されるスクリューネジと、ロアレールに固定されてスクリューネジの回転に応じてスクリューネジをスライドさせるナット部材とを備えるように構成されている。スクリューネジは、その前側端部及び後側端部にて、アッパーレールの前側にブラケットを介して取り付けられたゴム製のダンパーとアッパーレールの後側にホルダーを介して取り付けられた樹脂製のカラーとを利用して回転可能に支持されている。
特開2011−173556号公報
ところで、上記特許文献1の構成では、ダンパー等を利用してスクリューネジの前側端部をリジットに軸支し、弾性変形可能なカラー等を用いてスクリューネジの後側端部を上下方向などの軸振れを吸収するように軸支している。具体的には、スクリューネジの後側端部が挿通するホルダーの挿通穴を上下方向に長い長穴形状とし、この長穴部分にカラーを上下方向にて弾性変形可能に組み付けることで、カラーの弾性変形を利用して上下方向のスクリューネジの軸振れを吸収している。
しかしながら、上述のような支持構成では、スクリューネジに軸振れが生じた際に上記長穴部分にてカラーが断続的に押し付けられる場合があり、このような場合に、スクリューネジの軸振れの程度によっては、たたき音等の異音が生じてしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、スクリューネジの軸振れに起因する異音の発生を抑制し得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の発明は、
車体に固定されるロアレール(20)と、
シートに固定されるとともに前記ロアレールに対し摺動自在に設けられるアッパーレール(30)と、
前記アッパーレールに対してその長手方向に沿って配設されるスクリューネジ(40)と、
前記ロアレールに固定されて前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジに対しその長手方向に相対的に移動するナット部材(60)と、
を備えるシートレール装置(10)であって、
前記アッパーレールに固定されて前記スクリューネジが挿通する第1挿通穴(81a)が形成された支持部材(80)と、
前記第1挿通穴に固定されて前記スクリューネジが挿通する第2挿通穴(94c)が形成された弾性変形可能な弾性部材(94)と、
前記第2挿通穴に組み付けられて前記スクリューネジを軸支する含油ブッシュ(95)と、
を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、アッパーレールに固定されてスクリューネジが挿通する第1挿通穴が形成された支持部材と、第1挿通穴に固定されてスクリューネジが挿通する第2挿通穴が形成された弾性変形可能な弾性部材と、第2挿通穴に組み付けられてスクリューネジを軸支する含油ブッシュとが設けられる。
これにより、例えば、スクリューネジの前側端部が軸振れを吸収することなくリジットに軸支される支持構造であっても、その後側端部を、上述のように弾性部材に組み付けられた含油ブッシュによって軸支することで、弾性部材の弾性変形に応じて軸振れを吸収するようにしてリジットに軸支することができる。このように、スクリューネジの軸振れが弾性部材の弾性変形に応じて抑制されて、スクリューネジは長穴を利用することなく含油ブッシュにより軸支されるので、スクリューネジの軸振れに起因する異音の発生を抑制することができる。
本発明に係るシートレール装置の概略構成を示す側面図である。 図1のシートレール装置の分解斜視図である。 図3(A)は、スクリューネジの前側端部での支持状態を説明する説明図であり、図3(B)は、図3(A)のブッシュ近傍を拡大して示す説明図である。 図4(A)は、スクリューネジの後側端部での支持状態を説明する説明図であり、図4(B)は、図4(A)の含油ブッシュ近傍を拡大して示す説明図である。 図1のX−X断面を拡大して示す断面図である。 図2のダンパーを拡大して示す斜視図である。 図2の含油ブッシュを拡大して示す斜視図である。
以下、本発明に係る車両用のシートレール装置10の一実施形態について図を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、シートレール装置10は、車両フロアに固定されるロアレール20、図略の車両用シートに固定されるアッパーレール30、アッパーレール30に回動可能に支持されるスクリューネジ40、スクリューネジ40に回転を伝達するギヤボックス50、ロアレール20に固定されるナット部材60をそれぞれ一対と、両ギヤボックス50にシャフトを介して上記回転を発生させるためのモータと備えている(図1及び図2では一方のみを記載する)。
シートレール装置10は、アッパーレール30に支持されるスクリューネジ40がギヤボックス50から伝達される回転力によって回転し、このスクリューネジ40に噛合するナット部材60がロアレール20に固定されることで、アッパーレール30がロアレール20に対して相対移動するように構成されている。
アッパーレール30は、その断面が下向きに開口した逆U字状でその端部から両外側に向かって鍔部を有するように形成されている。ロアレール20は、その断面が上向きに開口し上記アッパーレール30の鍔部を巻き込むように形成されている。そして、アッパーレール30及びロアレール20は、図略のスチールボールやローラー等の転動部材の介在により車両前後方向に摺動自在に組み合わされている。
スクリューネジ40は、アッパーレール30及びロアレール20の長手方向(摺動方向)に挿通するとともに、その先端部がアッパーレール30に取り付けられたギヤボックス50に連結されている。スクリューネジ40は、このギヤボックス50によりモータからの回転力が減速されて伝達されることで回転する。
スクリューネジ40は、前側端部41及び後側端部42がアッパーレール30に固定された前側ブラケット70及び後側ブラケット80を利用して回動可能に支持された状態で、アッパーレール30に対してその長手方向に沿って配設されている。
図2及び図3(A)に示すように、前側ブラケット70は、鉄等の剛性が高い金属材料により、スクリューネジ40が挿通可能な2つの支持片(前側支持片72及び後側支持片73)が連結部71により連結されることで略コ字状に形成されている。前側支持片72には、真円状に開口する挿通穴72aが形成されている。後側支持片73は、下方が開口するように略U字状に形成されている。前側ブラケット70は、連結部71がアッパーレール30の上壁にリベットでかしめられることにより、当該アッパーレール30に固定される。
図3(B)に示すように、前側支持片72における挿通穴72aの内周面とスクリューネジ40における前側端部41の外周面との間には、ブッシュ91が配置されている。ブッシュ91は、例えば鉄などの金属部材によって筒部の軸方向両端にフランジ部がそれぞれ設けられるように形成される。このブッシュ91は、筒部の内周面にて前側端部41を軸支し、両フランジ部にて軸方向の位置決め用のワッシャ92及びブッシュ93にそれぞれ摺接するように、挿通穴72aに組み付けられている。
図2及び図4(A)に示すように、後側ブラケット80は、鉄等の剛性が高い金属材料により、スクリューネジ40が挿通可能な支持片81と、この支持片81に対して縁部からL字状に延出する延出片82とを有するように形成されている。支持片81には、スクリューネジ40が挿通する挿通穴81aが形成されている。挿通穴81aは、図5に示すように、回り止め用として平面状に対向する一対の対向面81b,81bを有するように形成されている。後側ブラケット80は、延出片82がアッパーレール30の上壁にリベットでかしめられることにより、当該アッパーレール30に固定される。なお、後側ブラケット80は、「支持部材」の一例に相当し、挿通穴81aは、「第1挿通穴」の一例に相当し得る。
図4(B)及び図5に示すように、支持片81における挿通穴81aの内周面とスクリューネジ40における後側端部42の外周面との間には、ダンパー94及び含油ブッシュ95が配置されている。
ダンパー94は、ゴム部材等を用いて構成される弾性変形可能な弾性部材であって、図6に示すように、スクリューネジ40が挿通する挿通穴94cが形成される筒部94aと、筒部94aよりも径が大きなフランジ部94bとを有するように形成されている。筒部94aの外周面には、挿通穴81aへの固定時に対向面81b,81bによって係止されるための係止面94d,94dが形成されている。また、挿通穴94cには、含油ブッシュ95の回り止め用として平面状に対向する対向面94e,94eが形成されている。なお、挿通穴94cは、「第2挿通穴」の一例に相当し得る。
含油ブッシュ95は、多孔質材料である焼結金属に潤滑油を含浸して構成され、図7に示すように、スクリューネジ40を内周面にて軸支する筒部95aと、筒部95aよりも径が大きなフランジ部95bとを有するように形成されている。筒部95aの外周面には、挿通穴94cへの組み付け時に対向面94e,94eによって係止されるための係止面95c,95cが形成されている。
この含油ブッシュ95は、筒部95aの内周面にてスクリューネジ40の後側端部42を軸支する際に、後側端部42に組み付けられる2つのワッシャ96a,96bによって挟持された状態で後側端部42に組み付けられるナット97によってスラスト方向に押しつけられて位置決めされている(図4(B)参照)。
スクリューネジ40の前側端部41と後側端部42との間には、ナット部材60が噛合(挿通螺合)合されている。このナット部材60は、スクリューネジ40に螺合するナットと、ナットをロアレール20に固定するためのホルダーと、ナットをホルダーに対してボールフローティング支持するための複数のボール及びリテーナーとを備えるように構成されている。
このようにスクリューネジ40に噛合しているナット部材60がロアレール20に固定されることで、ナット部材60は、回転するスクリューネジ40をその回転方向に応じてスライドさせるように機能する。
以上説明したように、本実施形態に係るシートレール装置10では、アッパーレール30に固定されてスクリューネジ40が挿通する挿通穴81aが形成された後側ブラケット80と、挿通穴81aに固定されてスクリューネジ40が挿通する挿通穴94cが形成された弾性変形可能なダンパー94と、挿通穴94cに組み付けられてスクリューネジ40を軸支する含油ブッシュ95とが設けられる。
これにより、スクリューネジ40の前側端部41がブッシュ91等を利用して軸振れを吸収することなくリジットに軸支される支持構造であっても、後側端部42を、上述のようにダンパー94に組み付けられた含油ブッシュ95によって軸支することで、ダンパー94の弾性変形に応じて軸振れを吸収するようにしてリジットに軸支することができる。このように、スクリューネジ40の軸振れがダンパー94の弾性変形に応じて抑制されて、スクリューネジ40は長穴を利用することなく含油ブッシュ95により軸支されるので、スクリューネジ40の軸振れに起因する異音の発生を抑制することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)ダンパー94及び含油ブッシュ95を用いてスクリューネジ40を支持する構成は、後側端部42に採用されることに限らず、前側端部41に採用されてもよい。
(2)ダンパー94に代えて、後側ブラケット80とアッパーレール30との間に介在してアッパーレール30の軸振れを吸収するための弾性部材を採用するとともに、含油ブッシュ95を後側ブラケット80の挿通穴81aに直接組み付けるようにしてもよい。
(3)本発明における含油ブッシュは、多孔質材料である焼結金属に潤滑油を含浸して構成されるものに限らず、例えば、潤滑油等が塗布された鉄部材や銅部材等の金属材料等により構成されてもよい。
10…シートレール装置
20…ロアレール
30…アッパーレール
40…スクリューネジ
60…ナット部材
80…後側ブラケット(支持部材)
81a…挿通穴(第1挿通穴)
94…ダンパー(弾性部材)
94c…挿通穴(第2挿通穴)
95…含油ブッシュ

Claims (1)

  1. 車体に固定されるロアレールと、
    シートに固定されるとともに前記ロアレールに対し摺動自在に設けられるアッパーレールと、
    前記アッパーレールに対してその長手方向に沿って配設されるスクリューネジと、
    前記ロアレールに固定されて前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジに対しその長手方向に相対的に移動するナット部材と、
    を備えるシートレール装置であって、
    前記アッパーレールに固定されて前記スクリューネジが挿通する第1挿通穴が形成された支持部材と、
    前記第1挿通穴に固定されて前記スクリューネジが挿通する第2挿通穴が形成された弾性変形可能な弾性部材と、
    前記第2挿通穴に組み付けられて前記スクリューネジを軸支する含油ブッシュと、
    を備えることを特徴とするシートレール装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0584526U (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 池田物産株式会社 パワーシートスライド装置
JPH1155895A (ja) * 1997-08-05 1999-02-26 Tokyo Parts Ind Co Ltd 小型モータの軸受構造

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