JPH1155354A - ケーブルモデム装置 - Google Patents

ケーブルモデム装置

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JPH1155354A
JPH1155354A JP9203447A JP20344797A JPH1155354A JP H1155354 A JPH1155354 A JP H1155354A JP 9203447 A JP9203447 A JP 9203447A JP 20344797 A JP20344797 A JP 20344797A JP H1155354 A JPH1155354 A JP H1155354A
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JP
Japan
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data
line
cable modem
communication device
digital
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JP9203447A
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English (en)
Inventor
Shoji Uehara
章二 上原
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続する通信機器の電源をオフした場合におけ
る消費電力を低下させるとともに、この状態で装置自体
の管理用通信機能を維持する。 【解決手段】回線監視回路22は、イーサネットコント
ローラ14とパーソナルコンピュータ20との回線が有
効(リンク状態)か無効(リンク状態でない)かを検出
し、有効である場合マイクロプロセッサ13を介してオ
ン・オフスイッチ23をオンして電源回路21からデジ
タル変調器11及びデジタル復調器12に電源電圧V2
を供給し、無効の場合マイクロプロセッサ13を介して
オン・オフスイッチ23をオフして電源回路21からデ
ジタル復調器11、デジタル変調器12への電源電圧V
2の供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばCATV
回線を用いて双方向通信を行いデータ伝送サービスをお
こなう情報伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ケーブルテレビジョン回線(以
下、CATV回線と呼ぶ)を用いた双方向のデータ伝送
の方式が提案され、最近ではビデオ・オン・デマンド等
の新サービスヘと応用されている。ここで、CATV回
線は、電話線と比較し大容量のデータ伝送能力をもつこ
とから、このようなCATV回線を用いてネットワーク
を構成し、例えばインターネット等に加入者が高速にア
クセスできるPCオンラインサービスが開発されてきて
いる。PCオンラインサービスでは、加入者宅にケーブ
ルモデム装置と呼ばれるCATV回線とネットワーク回
線との両方に対応するインターフェースを設置し、この
ケーブルモデム装置に例えばパーソナルコンピュターを
接続する。このようなケーブルモデム装置とパーソナル
コンピュータとの間には例えばIEEE802.3と互
換性のあるイーサネット方式を用いることで10Mbp
sの伝送容量が容易に実現できる。
【0003】以下、図5及び図6を参照し、従来のPC
オンラインシステムについて説明する。
【0004】図5は従来のPCオンラインシステムにお
けるCATV放送局側に設置されるケーブルモデムコン
トローラと加入者宅に設置されるケーブルモデム装置と
の一般的な構成例を示すブロック図である。
【0005】図5において、符号71はケーブルモデム
コントローラであり、このケーブルモデムコントローラ
71は、CATV回線72を介して複数のケーブルモデ
ム装置73,74に接続されとともに、ネットワーク回
線70に接続され、このネットワーク回線70を介して
外部のネットワークと接続される。
【0006】ケーブルモデム装置73には、ツイストペ
アケーブル75にてパーソナルコンピュータ76が接続
される。
【0007】ケーブルモデム装置74には、線集装置
(以下、HUB装置と呼ぶ)77が接続され、HUB装
置77に複数のパーソナルコンピュータ76…や、プリ
ンタサーバ78等が接続され、加入者端でネットワーク
が形成ている。
【0008】以下、ケーブルモデムコントローラ71に
ついて詳細に説明する。
【0009】ケーブルモデムコントローラ71は、大き
く分けて、ネットワーク変換器81と、CATV回線の
RF周波数への変調、復調のためののデジタル変調器8
2と、デジタル復調器83と、管理装置84と、これら
を接続するバス85とから構成される。変調、復調方式
についてはQPSK(Quadrature Phase−shift Keyin
g)方式、QAM(Quadrature amplitude modulation
)方式等がある。デジタル復調器83ではCATV回
線72での誤りを検出・訂正する機能を有し、デジタル
変調器82ではケーブルモデム装置73,74側にて伝
送誤りを検出、訂正を行うための冗長データを付加する
機能を有する。
【0010】ネットワーク変換器81ではデジタル復調
器83により復調したデータを外部のネットワーク回線
70へ送出するためのフォーマット変換を行う。また、
ネットワーク変換器81は、ネットワーク回線70より
受信したデータをCATV回線72へ送出するためのフ
ォーマット変換を行い、さらに、場合によりデータのス
クランブルを行う。
【0011】管理装置84はケーブルモデム装置73,
74の管理を行うものである。即ち、管理装置84は、
ケーブルモデム装置73,74の送出レベル、あるいは
送出タイミング等を制御している。ここで、ケーブルモ
デム装置73,74にIPアドレスをダイナミックに割
り振ることを必要とするシステムではDHCP(Dynami
c Host Configuration Protocol )等のプロトコルを用
いてケーブルモデム装置73,74にIPアドレスを取
得させる必要があり、この場合、管理装置84がDHC
Pサーバの機能を有する。
【0012】図6は図5のケーブルモデム装置73を示
すブロック図である。
【0013】ケーブルモデム装置73は、CATV回線
72とのインターフェースであるデジタル変調器91及
びデジタル復調器92と、マイクロプロセッサ93と、
パーソナルコンピュータ76とのインターフェースのイ
ーサネットコントローラ94と、メモリ95と、バス9
6と、コネクタ97とから構成される。
【0014】ここではケーブルモデム装置73は、IE
EE802.3イーサネットを用いている。イーサネッ
トコントローラ94は、コネクタ97によりツイストペ
アケーブル75に接続されている。またイーサネットコ
ントローラ94と、デジタル変調器91及びデジタル復
調器92とのデータの受け渡しはメモリ95を介して行
われる。
【0015】ここで、パーソナルコンピュータ76から
インターネット接続の要求を行うと、パーソナルコンピ
ュータ76からのパケットデータかコネクタ97を介し
てイーサネットコントローラ94に到達する。イーサネ
ットコントローラ94はパケットデータをバス96を介
して一旦メモリ95に転送する。ここで一旦メモリ95
にデータを蓄積するのはデジタル変調器91の送出速度
あるいは送出タイミングを調整することを主な目的とし
ている。CATV回線72から逆にデータが伝送された
場合、この伝送されたデータはデジタル復調器92によ
り復調され、一旦メモリ95に蓄積される。その後、こ
のデータは、マイクロプロセッサ93によりパーソナル
コンピュータ76に送るべきデータなのかケーブルモデ
ム装置74自身の管理データなのか、また破棄すべきデ
ータなのか判断される。パーソナルコンピュータ76に
送るべきデータであると判断されたデータはイーサネッ
トコントローラ94に転送されイーサネットの形式でコ
ネクタ97を介してパーソナルコンピュータ76に送出
される。
【0016】またこれらのパケットの伝送のプロトコル
は、例えばTCP/IP等の標準的なプロトコルを用い
ることでパーソナルコンピュータ側でも安価に接続で
き、なお且つ容易に外部のインターネット回線にも接続
できる。
【0017】このように構成されたPCオンラインシス
テムでは電話回線に比較して高速な回線を得ることがで
きる。
【0018】ところが、このような従来のPCオンライ
ンシステムでは、ケーブルモデム装置に接続される例え
ばパーソナルコンピュータの電源を切り、データの送受
信が不要になった場合でも消費電力は変わらない。当然
手動にてケーブルモデム装置の電源を切れば良いのであ
るが、ケーブルモデム装置の電源を切ると今度はパーソ
ナルコンピュータの電源を入れたときに、ケーブルモデ
ム装置の電源を付け忘れネットワークに接続できず最悪
タイムアウトが発生するまで不要な時間を費やすといっ
た不具合が発生する。さらにケーブルモデム装置の電源
を切った場合、ケーブルモデム装置自体の管理用通信機
能か絶たれる事になる。従って再度電源を投入したとき
管理用通信のためのトラフィックが増大し、システムに
多大な影響を与えてしまう。このトラフィックの増大
は、ケーブルモデム装置をオフイス等に設置した場合、
電源の投入が同一時刻に集中することで無視できないも
のとなってしまう。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のPCオ
ンラインシステムでは、ケーブルモデム装置に接続され
る機器の状態によらず不要な電力を消費してしまう。
【0020】この発明は前記問題点を除去し、接続する
通信機器の電源をオフした場合における消費電力を低下
させるとともに、この状態で装置自体の管理用通信機能
を維持することができるケーブルモデム装置の提供を目
的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルモデム
装置は、ケーブルテレビジョン回線を通信媒体として通
信を行う通信システムの受信側で前記ケーブルテレビジ
ョン回線と通信機器との間のインターフェースとして設
置されるケーブルモデム装置であって、送信側にて変調
され前記ケーブルテレビジョン回線にて伝送されるデー
タ信号を受信して復調することにより復調データを出力
するデジタル復調器と、このデジタル復調器からの復調
データの中から前記通信機器に有用なデータを選択し前
記通信機器へ伝送するデータ選択伝送手段と、前記通信
機器から出力されるのデータを受信し変調して前記送信
側へ伝送するデジタル変調器と、前記通信機器とケーブ
ルモデム装置との回線状態を監視する回線監視回路と、
この回線監視回路が回線状態が有効であると判断した場
合に前記デジタル復調器及びデジタル変調器の電源をオ
ン状態にし、前記回線監視回路が回線状態が無効である
と判断した場合に前記デジタル復調器及びデジタル変調
器の電源をオフ状態にする電源オン・オフ手段と、を具
備したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0023】図1は本発明に係るケーブルモデム装置の
第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0024】図1において、ケーブルモデム装置10
は、ケーブルテレビジョン回線(以下、CATV回線と
呼ぶ)24を通信媒体として通信を行う通信システムの
受信側で前記CATV回線24と通信機器(パーソナル
コンピュータ20)との間のインターフェースとして設
置される。
【0025】ケーブルモデム装置10は、CATV回線
24とのインターフェースであるデジタル変調器11及
びデジタル復調器12と、マイクロプロセッサ13と、
パーソナルコンピュータ20とのインターフェースのイ
ーサネットコントローラ14と、メモリ15と、バス1
6と、コネクタ17と、電源回路21と、パーソナルコ
ンピュータ20及びイーサネットコントローラ14の間
の回線を監視する回線監視回路22と、この回線監視回
路22の監視結果に基づいてオン・オフされるオン・オ
フスイッチ23とから構成されている。
【0026】デジタル復調器12は、送信側にて変調さ
れCATV回線24にて伝送されるデータ信号a1を受
信して復調することにより復調データb1を出力する。
【0027】マイクロプロセッサ13,イーサネットコ
ントローラ14,メモリ15,バス16及びコネクタ1
7は、デジタル復調器12からの復調データb1の中か
らパーソナルコンピュータ20に有用なデータを選択し
パーソナルコンピュータ20へ伝送するデータ選択伝送
手段となっている。
【0028】デジタル変調器11は、前記パーソナルコ
ンピュータ20から出力されるのデータを受信し変調し
て前記送信側へ伝送する。
【0029】イーサネットコントローラ14は、コネク
タ17によりツイストペアケーブル18に接続されてい
る。このツイストペアケーブル18にはパーソナルコン
ピュータ20が接続される。またイーサネットコントロ
ーラ14と、デジタル変調器11及びデジタル復調器1
2とのデータの受け渡しはメモリ15を介して行われ
る。
【0030】ここで、パーソナルコンピュータ20から
インターネット接続の要求を行うと、パーソナルコンピ
ュータ20からのパケットデータがコネクタ17を介し
てイーサネットコントローラ14に到達する。イーサネ
ットコントローラ14はパケットデータをバス16を介
して一旦メモリ15に転送する。ここで一旦メモリ15
にデータを蓄積するのはデジタル変調器11の送出速度
あるいは送出タイミングを調整することを主な目的とし
ている。CATV回線24から逆にデータが伝送された
場合、この伝送されたデータはデジタル復調器12によ
り復調され、一旦メモリ15に蓄積される。その後、こ
のデータは、マイクロプロセッサ13によりパーソナル
コンピュータ20に送るべきデータなのかケーブルモデ
ム装置10自身の管理データなのか、また破棄すべきデ
ータなのか判断される。パーソナルコンピュータ20に
送るべきデータであると判断されたデータはイーサネッ
トコントローラ14に転送されイーサネットの形式でコ
ネクタ17を介してパーソナルコンピュータ20に送出
される。
【0031】電源回路21は、第1及び第2の出力端子
からそれぞれ電源電圧V1,V2を出力している。電源
回路21の第1の出力端子からの電源電圧V1は、マイ
クロプロセッサ13と、イーサネットコントローラ14
と、回線監視回路22とに直接供給される。電源回路2
1の第2の出力端子からの電源電圧V2は、オン・オフ
スイッチ23の一方に端子に接続される。オン・オフス
イッチ23の他方の端子は、デジタル変調器11及びデ
ジタル復調器12の電源入力端子に接続される。
【0032】回線監視回路22は、通信機器(パーソナ
ルコンピュータ20)とケーブルモデム装置10との回
線状態を監視している。この場合、回線監視回路22
は、イーサネットコントローラ14とパーソナルコンピ
ュータ20との回線が有効(リンク状態)か無効(リン
ク状態でない)かを検出し、有効である場合にマイクロ
プロセッサ13を介してオン・オフスイッチ23をオン
して電源回路21からデジタル変調器11及びデジタル
復調器12に電源電圧V2を供給し、無効の場合にマイ
クロプロセッサ13を介してオン・オフスイッチ23を
オフして電源回路21からデジタル変調器11及びデジ
タル復調器12への電源電圧V2の供給を停止する。こ
こで、回線が無効であるというケースは、ツイストペア
ケーブル18が外れている、もしくはパーソナルコンピ
ュータ20の電源が切れている場合である。これによ
り、パーソナルコンピュータ20の電源がオフのときは
連動してデジタル変調器11及びデジタル復調器12の
電源がオフするために消費電力が低下する。この後、パ
ーソナルコンピュータ20の電源を立ち上げるとほぼ同
時にデジタル変調器11及びデジタル復調器12の電源
が供給されて動作状態になる。
【0033】このような構成により、マイクロプロセッ
サ13及びオン・オフスイッチ23は、この回線監視回
路22が前記回線状態が有効であると判断した場合に前
記デジタル変調器11及びデジタル復調器12の電源を
オン状態にし、前記回線監視回路22が前記回線状態が
無効であると判断した場合に前記デジタル変調器11及
びデジタル復調器12の電源をオフ状態にする電源オン
・オフ手段となっている。
【0034】このような発明の実施の形態によれば、ケ
ーブルモデム装置に接続されるパーソナルコンピュータ
の電源を切り、データの送受信が不要になった場合に、
デジタル変調器11及びデジタル復調器12の電源をオ
フ状態にして消費電力を低下させることができる。この
後、パーソナルコンピュータの電源を入れたときには、
ケーブルモデム装置のデジタル変調器11及びデジタル
復調器12の電源をオン状態にてネットワークに接続で
き、不要な時間を費やすのを防止できる。この場合、マ
イクロプロセッサ13、イーサネットコントローラ14
には常に電力が供給されるので、ケーブルモデム装置自
体の管理用通信機能が絶たれことがなく、パーソナルコ
ンピュータの電源を投入した場合に、直ぐに使用するこ
とができる。このため、低い消費電力でデータ通信サー
ビスを円滑に行うことができ、ケーブルモデム装置をオ
フイス等に設置した場合に非常に好適なものになる。
【0035】図2は本発明に係るケーブルモデム装置の
第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0036】図2において、ケーブルモデム装置30
は、CATV回線24とのインターフェースであるデジ
タル変調器31及びデジタル復調器32と、マイクロプ
ロセッサ33と、パーソナルコンピュータ20とのイン
ターフェースのイーサネットコントローラ34と、メモ
リ35と、バス36と、コネクタ37と、パーソナルコ
ンピュータ20及びイーサネットコントローラ34の間
の回線を監視する回線監視回路42と、この回線監視回
路42の監視結果に基づいてクロック信号の周波数を制
御するクロック発生器43から構成される。クロック発
生器43は、マイクロプロセッサクロックc2をマイク
ロプロセッサ33に供給するとともに、バスクロックd
2をデジタル変調器31、デジタル復調器32、マイク
ロプロセッサ33、イーサネットコントローラ34及び
メモリ35に供給している。
【0037】マイクロプロセッサ33,イーサネットコ
ントローラ34,メモリ35,バス36及びコネクタ3
7は、デジタル復調器32からの復調データの中から通
信機器(パーソナルコンピュータ20)に有用なデータ
を選択し前記通信機器へ伝送するデータ選択伝送手段と
なっている。
【0038】回線監視回路42は、前記通信機器とケー
ブルモデム装置30との回線状態を監視し、回線が無効
である場合、マイクロプロセッサ33を介してクロック
発生器43を制御して、マイクロプロセッサクロックc
2及びバスクロックd2を周波数を通常の周波数よりも
低下させ、バス36の転送スピードを最低動作可能なレ
ベルまで下げる。この場合最低限動作を要求されるのは
ケーブルモデム装置自身の管理データの送受信機能であ
る。
【0039】このような構成により、マイクロプロセッ
サ33とクロック発生器43とは、この回線監視回路4
2が前記回線状態が有効であると判断した場合に前記デ
ジタル変調器31、デジタル復調器32及びデータ選択
伝送手段の内部処理速度を相対的に第1の速度にし、前
記回線監視回路42が前記回線状態が無効であると判断
した場合に前記前記デジタル変調器31、デジタル復調
器32及びデータ選択伝送手段の内部処理速度を相対的
に第1の速度よりも低い第2の速度にする処理速度制御
手段となっている。
【0040】一般的に、CMOSロジックで構成された
回路ではクロックと消費電流がほぼ比例していることが
知られている。従ってこのような発明の実施の形態によ
れば、イーサネットコントローラ34とパーソナルコン
ピュータ20との回線が無効であるとき、つまりパーソ
ナルコンピュータ20の電源オフである場合などには、
マイクロプロセッサクロックc2及びバスクロックd2
の周波数を低下させ、バス36の転送スピードを最低動
作可能なレベルまで下げるので、ケーブルモデム装置3
0の消費電力を抑えることができる。ここで、ケーブル
モデム装置30は、マイクロプロセッサクロックc2及
びバスクロックd2により最低限の動作が確保されてお
り、ケーブルモデム装置30自体の管理用通信機能が絶
たれことがなく、パーソナルコンピュータの電源を投入
した場合に、直ぐに使用することができる。これによ
り、低い消費電力でデータ通信サービスを円滑に行うこ
とができ、ケーブルモデム装置をオフイス等に設置した
場合に非常に好適なものになる。
【0041】図3は本発明に係るケーブルモデム装置の
第3の実施の形態を示すブロック図であり、図2の発明
の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説
明を省略している。
【0042】図3において、ケーブルモデム装置50
は、図2のマイクロプロセッサ33、回線監視回路42
の代わりに、マイクロプロセッサ53、上り回線監視回
路62を設け、タイマー回路64を追加している。
【0043】上り回線監視回路62は、前記通信機器
(パーソナルコンピュータ20}からの外部アクセスデ
ータの送信の有無を監視し、この監視結果の監視信号e
3をマイクロプロセッサ53に供給する。
【0044】一方、タイマー回路64は、現在の時刻を
示す時刻データf3を作成してマイクロプロセッサ53
に供給する。
【0045】マイクロプロセッサ53は、上り回線監視
回路62からの監視信号e3と、タイマー回路64から
の時刻データf3に基づいて前記外部アクセスデータの
送信の無い期間を計測し、外部アクセスデータの送信が
一定期間なかった場合、クロック発生器43を制御し
て、マイクロプロセッサクロックc2及びバスクロック
d2を周波数を通常の周波数よりも低下させ、バス36
の転送スピードを最低動作可能なレベルまで下げる。マ
イクロプロセッサ53は、逆にマイクロプロセッサクロ
ックc2及びバスクロックd2の周波数か下がった状態
で監視信号e3が外部アクセスデータの送信があること
を示した場合、クロック発生器43を制御して、マイク
ロプロセッサクロックc2及びバスクロックd2を周波
数を通常の周波数にする。
【0046】このような構成により、マイクロプロセッ
サ53とタイマー回路64は、上り回線監視回路62の
監視結果に基づいて前記外部アクセスデータの送信の無
い期間を計測する期間計測手段を構成し、マイクロプロ
セッサ53とクロック発生器43は、上り回線監視回路
62が外部アクセスデータの送信があると判断した場合
に、前記デジタル変調器31、デジタル復調器32及び
データ選択伝送手段の内部処理速度を相対的に第1の速
度にし、前記期間計測手段が外部アクセスデータの送信
が一定期間なかったと計測した場合、前記デジタル変調
器31、デジタル復調器32及びデータ選択伝送手段の
内部処理速度を相対的に第1の速度よりも低い第2の速
度にする処理速度制御手段を構成している。
【0047】本発明の実施の形態では、外部アクセスデ
ータの送信が一定期間なかった場合、クロック発生器4
3を制御して、マイクロプロセッサクロックc2及びバ
スクロックd2を周波数を通常の周波数よりも低下さ
せ、バス36の転送スピードを最低動作可能なレベルま
で下げるので、図2の発明の実施の形態と同様の効果が
ある。このような効果は、ケーブルモデム装置に線集装
置(HUB装置)を接続したときに特に有効である。こ
の場合、ケーブルモデム装置とHUB装置の間では回線
は常に有効である。従って、外部へのアクセス要求の有
り無しを監視することでパーソナルコンピュータの状態
を検出しそれにより消費電力を制御する。
【0048】ケーブルモデム装置ではパーソナルコンピ
ュータからプリンタサーバへのデータがアクセス要求と
誤って認識する可能性もある。この対策としては、イー
サネットのパケットのデスティネーションアドレスを解
折し、プリンタサーバへのデータか外部へのデータかを
判断ずることで解決できる。
【0049】図4は図2及び図3のケーブルモデム装置
の機能に対する最低動作可能クロックスピードの例を示
す説明図である。
【0050】本発明では、ある一例として、下りデータ
{ケーブルモデムコントローラからケーブルモデム装置
30(図3の場合50)へ}を40Mbpsとし、その
内5Mbpsをケーブルモデム装置の管理データとし
た。また、上りデータ(ケーブルモデム装置30からケ
ーブルモデムコントローラへ)ではパーソナルコンピュ
ータ20の出力を10BASE−Tとし10Mbpsと
し、同じく上り管理データを1Mbpsとした。さらに
ケーブルモデム装置30からパーソナルコンピュータ2
0へのデータも同一の10Mbpsとした。ここで、デ
ジタル復調器32で復謂されたデータは一旦メモリ35
へと伝送され、さらにそのうちの管理データの5Mbp
sがマイクロプロセッサ33(図3の場合53)により
解析される。従ってバス36へは、大まかに45Mbp
sのデータが行き来することになる。また、上りの管理
データは、マイクロプロセッサ33により生成され、一
旦メモリ35へと伝送され(1Mbps)、さらにデジ
タル変調器31へと伝送される(1Mbps)。即ち、
上りの管理データを送出するためにバス36は2Mbp
sのデータを伝送する。さらにパーソナルコンピュータ
20への下りパケットデータは上述のメモリ35からイ
ーサネットコントローラ34へと伝送される(10Mb
ps)。上りパケットデータは、イーサネットコントロ
ーラ34で受信され、一端メモリ35へと伝送され(1
0Mbps)、さらにメモリ35からデジタル変調器3
1へと伝送される(10Mbps)。従って正常動作を
するためにはバス36には77Mbpsの伝送能力が必
要である。図2及び図3の発明の実施の形態における低
消費電力のモードにおいて、ケーブルモデム装置30
(図3の場合50)の管理機能のみを動作させ、下りデ
ータを消失させることを考えると、図4に示すように、
下り管理データ、パケットデータ及び上り管理データの
みのデータしかバス36には送出されない。従って、バ
ス36は47Mbps(正常動作を100%とすると6
1%)の伝送能力しか必要としない。これにより、バス
クロックを61%まで下げることができる。同様にイン
ターネット接続等も外部アクセス要求が発生するまで管
理機能のみを動作させておくために、バス36は47M
bps(61%)の伝送能力しか必要としない。また、
例えばFTP(File Transfer Protocol)サービスを
サポートするためには下りパケットデータを伝送する必
要かある。この場合57Mbps(74%)の伝送能力
を必要とする。従ってバスクロックを74%まで下げる
ことができる。
【0051】従って、パーソナルコンピュータ20の状
態により、管理機能のみ及びインターネット接続等のみ
を動作させた場合と、FTPサービスをサボートした場
合とでは、単純にクロックと消費電力が比例関係にある
と仮定すると、それぞれバス36の周辺回路で39%、
26%の電力を抑えることができる。さらに同様にマイ
クロプロセッサ33の処理能力についてもサービスのレ
ベルにより下げることができる。これはマイクロプロセ
ッサクロックc2の周波数を下げる事で実現できる。こ
のことでも消費電力を抑えることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、接続する通信機器の電
源をオフした場合における消費電力を低下させるととも
に、この状態で装置自体の管理用通信機能を維持するこ
とができるので、低い消費電力でデータ通信サービスを
円滑に行うことができ、ケーブルモデム装置をオフイス
等に設置した場合に非常に好適なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルモデム装置の第1の実施
の形態を示すブロック図。
【図2】本発明に係るケーブルモデム装置の第2の実施
の形態を示すブロック図。
【図3】本発明に係るケーブルモデム装置の第3の実施
の形態を示すブロック図。
【図4】図2及び図3のケーブルモデム装置の機能に対
する最低動作可能クロックスピードの例を示す説明図。
【図5】従来のPCオンラインシステムにおけるケーブ
ルモデムコントローラとケーブルモデム装置との一般的
な構成例を示すブロック図。
【図6】従来のケーブルモデム装置を示すブロック図。
【符号の説明】
10 ケーブルモデム装置 11 デジタル変調器 12 デジタル復調器 13 マイクロプロセッサ 14 イーサネットコントローラ 15 メモリ 16 バス 20 パーソナルコンピュータ 21 電源回路 22 回線監視回路 23 オン・オフスイッチ 24 CATV回線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルテレビジョン回線を通信媒体と
    して通信を行う通信システムの受信側で前記ケーブルテ
    レビジョン回線と通信機器との間のインターフェースと
    して設置されるケーブルモデム装置であって、 送信側にて変調され前記ケーブルテレビジョン回線にて
    伝送されるデータ信号を受信して復調することにより復
    調データを出力するデジタル復調器と、 このデジタル復調器からの復調データの中から前記通信
    機器に有用なデータを選択し前記通信機器へ伝送するデ
    ータ選択伝送手段と、 前記通信機器から出力されるのデータを受信し変調して
    前記送信側へ伝送するデジタル変調器と、 前記通信機器とケーブルモデム装置との回線状態を監視
    する回線監視回路と、 この回線監視回路が回線状態が有効であると判断した場
    合に前記デジタル復調器及びデジタル変調器の電源をオ
    ン状態にし、前記回線監視回路が回線状態が無効である
    と判断した場合に前記デジタル復調器及びデジタル変調
    器の電源をオフ状態にする電源オン・オフ手段と、 を具備したことを特徴とするケーブルモデム装置。
  2. 【請求項2】 ケーブルテレビジョン回線を通信媒体と
    して通信を行う通信システムの受信側で前記ケーブルテ
    レビジョン回線と通信機器との間のインターフェースと
    して設置されるケーブルモデム装置であって、 送信側にて変調され前記ケーブルテレビジョン回線にて
    伝送されるデータ信号を受信して復調することにより復
    調データを出力するデジタル復調器と、 このデジタル復調器からの復調データの中から前記通信
    機器に有用なデータを選択し前記通信機器へ伝送するデ
    ータ選択伝送手段と、 前記通信機器から出力されるのデータを受信し変調して
    前記送信側へ伝送するデジタル変調器と、 前記通信機器とケーブルモデム装置との回線状態を監視
    する回線監視回路と、 この回線監視回路が回線状態が有効であると判断した場
    合に前記デジタル復調器,データ選択伝送手段及びデジ
    タル変調器の内部処理速度を相対的に第1の速度にし、
    前記回線監視回路が回線状態が無効であると判断した場
    合に前記デジタル復調器,データ選択伝送手段及びデジ
    タル変調器の内部処理速度を相対的に第1の速度よりも
    低い第2の速度にする処理速度制御手段と、 を具備したことを特徴とするケーブルモデム装置。
  3. 【請求項3】 ケーブルテレビジョン回線を通信媒体と
    して通信を行う通信システムの受信側で前記ケーブルテ
    レビジョン回線と通信機器との間のインターフェースと
    して設置されるケーブルモデム装置であって、 送信側にて変調され前記ケーブルテレビジョン回線にて
    伝送されるデータ信号を受信して復調することにより復
    調データを出力するデジタル復調器と、 このデジタル復調器からの復調データの中から前記通信
    機器に有用なデータを選択し前記通信機器へ伝送するデ
    ータ選択伝送手段と、 前記通信機器から出力されるのデータを受信し変調して
    前記送信側へ伝送するデジタル変調器と、 前記通信機器からの外部アクセスデータの送信の有無を
    監視する上り回線監視回路と、 この上り回線監視回路の監視結果に基づいて前記外部ア
    クセスデータの送信の無い期間を計測する期間計測手段
    と、 この前記上り回線監視回路が外部アクセスデータの送信
    があると判断した場合に、前記デジタル復調器,データ
    選択伝送手段及びデジタル変調器の内部処理速度を相対
    的に第1の速度にし、前記期間計測手段が外部アクセス
    データの送信が一定期間なかったと計測した場合、前記
    デジタル復調器,データ選択伝送手段及びデジタル変調
    器の内部処理速度を相対的に第1の速度よりも低い第2
    の速度にする処理速度制御手段と、 を具備したことを特徴とするケーブルモデム装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100333799B1 (ko) * 2000-06-03 2002-04-26 안순달 케이블 모뎀의 전원 오프시 트랩 메시지 발생장치 및 그발생방법
US6760853B2 (en) 1999-12-03 2004-07-06 Nec Corporation Power shutoff method for TCP/IP network device and recording medium recording the program therefor
JP2010205033A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Nec Corp 通信システム、通信装置、電源制御回路、電源制御方法、プログラム及び記録媒体

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