JP2008301263A - 通信方法、通信装置、及び通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】周期的でかつ遅延条件の制限があるデータの伝送を、QoSを確保しつつ行うことができる通信方法を提供する。
【解決手段】データD1〜D3に対応して送信されるデータフレームPR1〜PR3は、ヘッダ部分Ph1〜Ph3に予約情報が付加されている。そして、データフレームPR1を受信した他のPLCモデム100は、ヘッダPh1を受信すると、そのデータフレームPR1及びそれに対する応答フレームPa1が送信される期間Tv1だけ、自身の送信を禁止するとともに、ヘッダPh1の予約情報から得られる次回の送信のための予約区間Rv1を送信禁止区間として設定する。
【選択図】図6
【解決手段】データD1〜D3に対応して送信されるデータフレームPR1〜PR3は、ヘッダ部分Ph1〜Ph3に予約情報が付加されている。そして、データフレームPR1を受信した他のPLCモデム100は、ヘッダPh1を受信すると、そのデータフレームPR1及びそれに対する応答フレームPa1が送信される期間Tv1だけ、自身の送信を禁止するとともに、ヘッダPh1の予約情報から得られる次回の送信のための予約区間Rv1を送信禁止区間として設定する。
【選択図】図6
Description
本発明は、通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信方法、通信システム、及びそのための通信装置に関する。
電力線通信、無線LAN(Local Area Network)等、通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信システムにおいては、伝送路に多種多様なデータが混在しても、QoS(Quality of Service)を確保することが求められる。特に、伝送されるデータが周期的でかつ遅延条件の制限があるようなデータ、例えば、VoIP(Voice on Internet Protocol)、映像のストリーム転送等、を行なう場合、通信帯域に変動があるとデータの途切れが生じるので、十分な通信帯域を確保しつつ伝送することが求められる。
図15に、VoIPデータを送信する場合の要求されるタイミングの一例を示す。図15(a)は、送信すべきデータの入力タイミングであり、図15(b)は、伝送路(電力線通信においては、電力線)上のパケット(フレーム)を示す。図15(a)に示すように、送信すべきデータD1〜D5(例えば、VoIPデータであり、一般的には、継続する。)は、基本的に一定間隔T0(例えば、20ms)で入力され、入力してから一定時間Tt(例えば、5ms)内に送信するという遅延条件を有するデータである。
図15(b)に示す例では、データD1に対応するパケットP1、及びデータD2に対応するパケットP2は、遅延条件を満たして送信され、正常に受信されているが、データD3に対応するパケットP3は遅延条件を満たしていない。また、データD4に対応するパケットP4は、一定時間Tt内に送信されたものの正常に受信されておらず、その再送パケットQ4ha遅延条件を満たしていない。一方、データD5に対応するパケットP5は、一定時間Tt内に送信されたパケットP5が正常に受信されなかったため、一定時間TtにパケットQ5が再送され、正常に受信されている。このような状態は、伝送路を他の通信装置からパケットPx(代表して1つのみに符号を付してある。)が送信されるためであり、QoS(Quality of Service)が満たされていない。
このような状態を避ける1つの方法が、TDMA(Time Division Multiple Access)方式で通信を行うことである。図16に、TDMA方式によりVoIPデータを送信する場合のタイミングの一例を示す。図16(a)の送信すべきデータの入力タイミングは、図15(a)と同じである。図16(b)は、伝送路上のパケットを示す。
TDMAスケジュールは、管理端末(親機である通信装置)からの制御フレーム(報知フレーム、ビーコン)B1、B2、・・によって、全ての端末(通信装置)に通知される。遅延補償が必要なデータの伝送が行われる場合、TDMAスケジュール周期(ビーコン周期)と遅延保障が必要なデータ(例えばVoIPデータ)の周期とは、一般的には一致しないので、遅延条件以下のTDMA割当周期Tsとする必要がある。図16の例では、Ts=4msとすることにより、入力データD1〜D5から遅延条件(5ms以下)を満たすタイミングで、入力データD1〜D5に対応するパケットP1〜P5が送信することができるようになっている。
このように、TDMA方式を採用すると、他端末からの送信パケットに妨害されることなく遅延条件を満たした状態でのデータ伝送が可能となる。しかし、上記したように、TDMA割当周期Tsを遅延条件以下とする必要があるため、入力データD1〜D5を送信する端末のために割り当てたスロットのうちで実際に使用されないスロットSp(図16では、1つのスロットのみに符号を付してある。)が多くなり、伝送効率の低下が避けられない。また、他のデータフレームPy(図16には1つのフレームのみに符号を付してある。)が細切れになり、この点でも伝送効率が低下する。
このように、TDMA方式は、帯域予約区間が実際に必要とする帯域よりも増加するため、無駄な帯域が発生する。また、細切れとなるフレームが多数発生し、オーバーヘッド(フレームヘッダ、フレーム間ギャップ)により全体の帯域が減少する。
遅延条件を満たした伝送を行う他の方法は、RSVP(Reservation Protocol)方式で通信を行うことである。図17に、RSVP方式によりVoIPデータを送信する場合のタイミングの一例を示す。図17(a)の送信すべきデータの入力タイミングは、図15(a)と同じである。図17(b)は、伝送路上のパケットを示し、図17(c)は、管理端末(親機である通信装置)の予約動作タイミングを示す。
この方式は、管理端末からの制御フレームB1、B2によって、一律に予約区間を決めるではなく、予約を必要とする端末からの予約要求Rq1、Rq2、・・があったとき、予約報知Ra1、Ra2、・・を全端末に対して送信するものである。
図17の例では、データD1に対応するパケットP1を送信した後、次データD2を送信する区間を予約するための予約要求Rq1を親機に送信する。親機は、予約要求Rq1に基づき、予約区間Rv1を設定し、設定されたことを全端末に報知するための予約報知Ra1を送信する。したがって、予約区間Rv1は、予約要求Rq1を送信した端末に割り当てられ、他の端末はデータの送信を行わないので、データD2に対応するパケットP2を、遅延条件を満たすタイミングで送信することができる。そして、パケットP2を送信後、同様の処理を行うことにより、周期的かつ遅延条件に制限があるデータを確実に送信することができる。なお、図17の例では、パケットP3が正常に受信されなかったため、パケットQ3を再送しているが、遅延条件を満たす区間が予約されているので、再送も問題なく行われている。
しかし、RSVP方式も、帯域予約用のオーバーヘッドが大きく、帯域を消費する。また、帯域予約が失敗するとデータフレームを送信できないことになり、QoSが満たされていない。
なお、帯域予約を行なう通信システムとしては、例えば、特許文献1、特許文献2に示されるものがあるが、帯域予約用のオーバーヘッドが大きい。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、周期的でかつ遅延条件の制限があるデータの伝送を、QoS(Quality of Service)を確保しつつ行うことができる通信方法、通信システム、及びそのための通信装置を提供することを目的とする。
本発明の通信方法は、通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信方法であって、1つの通信装置が、他の通信装置に優先して当該通信装置が通信を行う予約区間を示す情報である予約情報をヘッダに付加した帯域予約付きデータフレームを送信する予約付きデータフレーム送信ステップと、前記予約情報を取得した前記他の通信装置それぞれが、前記予約情報が示す前記予約区間を、送信ができない送信禁止区間として設定する送信禁止区間設定ステップと、を備えるものである。
本発明によれば、周期的でかつ遅延条件の制限があるデータの伝送を、QoS(Quality of Service)を確保しつつ行うことができる。
本発明の通信方法は、前記送信禁止区間設定ステップが、前記他の通信装置が前記帯域予約付きデータフレームを受信した場合に、前記予約情報が示す前記予約区間を送信ができない送信禁止区間として設定するものであるものを含む。なお、ここでの送信禁止区間設定ステップの実行は、自己宛のデータフレームを受信した通信装置も、それ以外の他の通信装置も同様に実行する。
本発明の通信方法は、さらに、前記他の通信装置が、前記帯域予約付きデータフレームを自己宛の受信フレームとして受信したときに、前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして生成した帯域予約付き応答フレームを、前記自己宛の受信フレームに対する応答フレームとして送信する予約付き応答フレーム送信ステップを備え、前記送信禁止区間設定ステップが、前記他の通信装置が前記帯域予約付き応答フレームを受信した場合に、前記予約情報が示す前記予約区間を送信ができない送信禁止区間として設定するものであるものを含む。本発明によれば、予約情報の取得を確実に行うことができる。
本発明の通信方法は、さらに、前記他の通信装置が、前記帯域予約付きデータフレームを受信したときに、前記複数の通信装置間の通信を管理するための情報を所定の間隔で送信する報知フレームに、受信した前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして送信する報知フレーム送信ステップを備え、前記送信禁止区間設定ステップは、前記他の通信装置が前記報知フレームを受信した場合に、前記予約情報が示す前記予約区間を送信ができない送信禁止区間として設定するものであるものを含む。本発明によれば、親機から他の通信装置に予約情報を送信するので、他の通信装置は予約情報の取得を確実に行うことができる。
本発明の通信方法は、前記報知フレーム送信ステップが、複数の前記帯域予約付きデータフレームの受信時刻に基づいて前記予約区間の周期を算出し、算出した周期を示す周期情報が付加された前記予約情報を含む前記報知フレームを送信し、前記送信禁止区間設定ステップが、前記報知フレームに含まれる前記周期情報に基づいて前記送信禁止区間の設定を行うものを含む。本発明によれば、他の通信装置が、予約情報を周期的に取得できなかった場合でも、予約周期情報に基づいて送信禁止区間を設定することができ、予約区間が確実に確保される。
本発明の通信方法は、前記送信禁止区間設定ステップが、複数の前記帯域予約付きデータフレームの受信時刻に基づいて、前記予約区間の周期を算出し、算出した周期に基づいて前記送信禁止区間の設定を行うものを含む。本発明によれば、他の通信装置が、予約情報を周期的に取得できなかった場合でも、予約周期情報に基づいて送信禁止区間を設定することができ、予約区間が確実に確保される。
本発明の通信方法は、前記予約情報が、当該通信装置が優先して通信を行う予約区間の次回の開始時刻を示す予約開始時刻情報と、当該予約区間の時間幅を示す予約時間幅情報を含むものを含む。なお、予約開始時刻情報は絶対時刻であってもよいが、特定の時刻(例えば、データフレームの送信時刻やビーコンの受信時刻)からのオフセット時間であってもよい。
本発明の通信方法は、前記予約情報が、さらに、前記予約区間の周期を示す予約周期情報を含んでおり、前記送信禁止区間設定ステップが、前記予約周期情報に基づいて、前記送信禁止区間を設定するものを含む。本発明によれば、他の通信装置が、予約情報を周期的に取得できなかった場合でも、予約周期情報に基づいて送信禁止区間を設定することができ、予約区間が確実に確保される。
本発明の通信方法は、電力線を伝送経路として通信を行うものを含む。
本発明の通信装置は、通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信システムに利用される通信装置であって、他の通信装置に優先して当該通信装置が通信を行う予約区間を示す情報である予約情報を、送信すべきデータを送信するためのデータフレームのヘッダに付加した帯域予約付きデータフレームを送信する送信制御部を備えるものである。
本発明の通信装置は、前記予約情報が、当該通信装置が優先して通信を行う予約区間の次回の開始時刻を示す予約開始時刻情報と、当該予約区間の時間幅を示す予約時間幅情報を含むものを含む。
本発明の通信装置は、前記送信制御部が、送信すべきデータが周期的に送信する必要があるデータである場合に、前記予約情報を付加するものを含む。
本発明の通信装置は、前記送信制御部が、前記帯域予約付きデータフレームを自己宛の受信フレームとして受信したときに、前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして生成した帯域予約付き応答フレームを、前記自己宛の受信フレームに対する応答フレームとして送信するものを含む。
本発明の通信装置は、さらに、前記複数の通信装置間で通信の管理を行う通信管理部を備え、前記システム管理部が、前記帯域予約付きデータフレームを受信したときに、前記複数の通信装置間の通信を管理するための情報を報知する報知フレームに、受信した前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして送信するものを含む。
本発明の通信装置は、前記システム管理部が、複数の前記帯域予約付きデータフレームの受信時刻に基づいて前記予約区間の周期を算出し、算出した周期を示す周期情報が付加された前記予約情報を含む前記報知フレームを送信するものを含む。
本発明の通信装置は、前記予約情報が示す前記予約区間を、送信ができない送信禁止区間として設定する通信制御部を備えるものを含む。
本発明の通信装置は、前記予約情報が、前記予約区間の周期を示す予約周期情報を含んでおり、前記通信制御部が、前記予約周期情報に基づいて、前記送信禁止区間を設定するものを含む。
本発明の通信装置は、前記報知フレームに含まれる前記周期情報に基づいて、送信ができない区間である送信禁止区間の設定を行うものを含む。
本発明の通信装置は、前記報知フレームに含まれる前記周期情報に基づいて、送信ができない区間である送信禁止区間の設定を行うものを含む。
本発明の通信装置は、電力線を伝送経路として電力線通信を行うものを含む。
本発明の通信システムは、上記した通信装置を複数備えるものである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、周期的でかつ遅延条件の制限があるデータの伝送を、QoS(Quality of Service)を確保しつつ行うことができる通信方法、通信システム、及びそのための通信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の通信方法、通信システムを実現する電力線通信システムの一例の概略構成を示す図である。図1の電力線通信システムは、電力線900に接続された複数台のPLC(Power Line Communication)モデム100M、100T1、100T2、100T3、100T4を備える。図1には、5台のPLCモデムが示されているが、接続台数は任意である。PLCモデム100Mは、親機として機能するものであり、子機として機能する他のPLCモデム100T1、・・100T4の接続状態(リンク状態)の管理を行うものである。ただし、親機として機能するPLCモデムは、必須ではない。
なお、以降の説明において、親機及び特定の子機について言及する場合は、PLCモデム100M、100T1、100T2、100T3、100T4のように記述し、子機一般に言及する場合は、PLCモデム100Tと記述する。また、親機、子機の限定がないPLCモデムに言及する場合は、単に、PLCモデム100と記述する。
電力線900は、図1では1本の線で示されているが、実際には2本以上の導線であり、PLCモデム100は、その内の2本に接続されている。
PLCモデム100は、詳細は後述するように、RJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャックを有しており、モジュラージャックには、テレビ(TV)51、パーソナルコンピュータ(PC)52、IP電話53、レコーダ54、ブロードバンドルータ55が接続され、ブロードバンドルータ55はインターネットに接続されている。なお、電力線通信システムは、本発明の通信方法を実現する通信システムの一例であり、無線LAN等、他の通信システムであってもよい。
図2は、PLCモデム100の概観を示す図であり、図2(a)は前面を示す外観斜視図、図2(b)は前面図、図2(c)は背面図である。図2に示すPLCモデム100は、筐体101を有しており、筐体101の前面には、図2(a)(b)に示すようにLED(Light Emitting Diode)105A、105B、105Cからなる表示部105が設けられている。また、筐体101の背面には、図2(c)に示すように電源コネクタ102、及びRJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、及び動作モード等の切換えのための切換えスイッチ104が設けられている。電源コネクタ102には、電源ケーブル(図2では図示せず)が接続され、モジュラージャック103には、LANケーブル(図2では図示せず)が接続される。なお、PLCモデム100には、さらにDsub(D−subminiature)コネクタを設け、Dsubケーブルを接続するようにしてもよい。
図3は、PLCモデム100のハードウェアの一例を示すブロック図である。PLCモデム100は、図3に示すように、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、各種(例えば、+1.2V、+3.3V、+12V)の電圧を回路モジュール200に供給するものであり、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)を含んで構成される。
回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)210、AFE・IC(Analog Front END・Integrated Circuit)220、イーサネットPHY・IC(Physic layer・Integrated Circuit)230、メモリ240、ローパスフィルタ(LPF)251、ドライバIC252、バンドパスフィルタ(BPF)260、及びカプラ270が設けられている。スイッチング電源300及びカプラ270は、電源コネクタ102に接続され、さらに電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に接続される。なお、メインIC2100は電力線通信を行う制御回路として機能する。
メインIC210は、CPU(Central Processing Unit)211、PLC・MAC(Power Line Communication・Media Access Control layer)ブロック212、及びPLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック213で構成されている。CPU211は、32ビットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを実装している。PLC・MACブロック212は、送受信信号のMAC層(Media Access Control layer)を管理し、PLC・PHYブロック213は、送受信信号のPHY層(Physical layer)を管理する。AFE・IC220は、DA変換器(DAC;D/A Converter)221、AD変換器(ADC;A/D Converter)222、及び可変増幅器(VGA;Variable Gain Amplifier)223で構成されている。カプラ270は、コイルトランス271、及びカップリング用コンデンサ272a、272bで構成されている。なお、CPU211は、メモリ211に記憶されたデータを利用して、PLC・MACブロック212、及びPLC・PHYブロック213の動作を制御するとともに、PLCモデム100全体の制御も行う。
PLCモデム100による通信は、概略次のように行われる。モジュラージャック103から入力されたデータは、イーサネットPHY・IC230を介してメインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによってデジタル送信信号が生成される。生成されたデジタル送信信号は、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221によってアナログ信号に変換され、ローパスフィルタ251、ドライバIC252、カプラ270、電源コネクタ102、電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線900に出力される。
電力線900から受信された信号は、カプラ270を経由してバンドパスフィルタ260に送られ、AFE・IC220n可変増幅器(VGA)223でゲイン調整がされた後、AD変換器(ADC)222でデジタル信号に変換される。そして、変換されたデジタル信号は、メインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。変換されたデジタルデータは、イーサネットPHY・IC230を介してモジュラージャック103から出力される。
メインIC210によって実現されるデジタル信号処理の一例を、説明する。PLCモデム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式等の複数のサブキャリアを用いたマルチキャリア通信を行うものであり、送信データをOFDM送信信号に変換するとともに、OFDM受信信号を受信データに変換するデジタル処理は、主としてPLC・PHYブロック213で行われる。
図4は、PLC・PHYブロック213によって実現されるデジタル信号処理の一例を説明するための機能ブロック図であり、ウェーブレット変換を利用するOFDM伝送を行う場合のものである。図4に示すように、PLC・PHYブロック213は、変換制御部10、シンボルマッパ11、シリアル−パラレル変換器(S/P変換器)12、逆ウェーブレット変換器13、ウェーブレット変換器14、パラレル−シリアル変換器(P/S変換器)15、デマッパ16としての機能を有する。
シンボルマッパ14は、送信すべきビットデータをシンボルデータに変換し、各シンボルデータにしたがってシンボルマッピング(例えばPAM変調)を行うものである。S/P変換器15は、マッピングされた直列データを並列データに変換するものである。逆ウェーブレット変換器16は、並列データを逆ウェーブレット変換し、時間軸上のデータとするものであり、伝送シンボルを表すサンプル値系列を生成するものである。このデータは、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221に送られる。
ウェーブレット変換器14は、AFE・IC220のAD変換器(ADC)222から得られる受信デジタルデータ(送信時と同一のサンプルレートでサンプルされたサンプル値系列)を周波数軸上へ離散ウェーブレット変換するものである。P/S変換器18は、周波数軸上の並列データを直列データに変換するものである。デマッパ19は、各サブキャリアの振幅値を計算し、受信信号の判定を行って受信データを求めるものである。
図1に示す電力線通信システムにおいて、データの伝送を行う場合、図5に示すように、送信元のPLCモデム100が、データフレームPt1〜Pt5を送信し、送信先のPLCモデム100が正常に受信できたときに応答フレームAt1〜At5を送信する。各PLCモデム100間の通信を管理するための情報は、PLCモデム100Mから、報知フレーム(制御フレーム、ビーコン)B1、B2、B3、・・として一定間隔で送信される。
また、VoIPデータ、映像ストリームデータ等の周期的でかつ遅延条件に制限があるデータの送信を行う場合、図6に示すようなタイミングで行われる。図6は、図15〜図17で述べたVoIPデータD1〜D3を伝送する場合のタイミングの一例である。入力されるデータD1〜D3は、基本的に一定間隔T0(例えば、20ms)で入力され、入力してから一定時間Tt(例えば、5ms)内に送信するという遅延条件を有するデータである。
データD1〜D3に対応して送信されるデータフレームは、基本的に予約された区間に送信されるが、予約は、データフレームのヘッダ部分に付加された予約情報によってなされる。予約情報は、次回の開始時刻を示す予約開始時刻情報と、当該予約区間の時間幅を示す予約時間幅情報を含んでいる。また、予約区間が設定される周期(データD1〜D3の入力周期に対応してデータフレームを送信するので、この例では、20msである。)を示す予約周期情報を含んでもよい。このように、予約情報をヘッダに含むデータフレーム(帯域予約付きデータフレーム)を受信したPLCモデム100は、それぞれ、予約情報が示す予約区間を送信ができない送信禁止区間として設定する。
図6に示す例では、データD1に対応するデータフレームPR1は、ヘッダPh1とペイロードPd1を含む。そして、データフレームPR1を受信した他のPLCモデム100は、ヘッダPh1を受信すると、そのデータフレームPR1及びそれに対する応答フレームPa1が送信される期間Tv1だけ、自身の送信を禁止するとともに、ヘッダPh1の予約情報から得られる次回の送信のための予約区間Rv1を送信禁止区間として設定する。
そして、順次、次回の予約をしながら、データフレームPR1、PR2、・・の送信を行う。図6の例では、データD2のデータフレームPR2が正常に受信できなかったため、再送している。そのため、受信したPLCモデム100は、期間Tv2だけでなく期間Tv3も送信を禁止している。
帯域予約付きデータフレームを自己宛の受信フレームとして受信したPLCモデム100が、その応答フレーム(Pa1等)に、帯域予約付きデータフレームの予約情報をコピーして付加し、帯域予約付き応答フレームとして送信してもよい。このように、応答フレームに帯域予約付きデータフレームから取得した予約情報を付加して送信することにより、他のPLCモデム100が予約情報の取得に失敗する確立を減少させることができる。したがって、他のPLCモデム100が送信禁止区間を設定しないまま予約期間に送信する確立が減るので、フレームが衝突する確立が減少する。
図6に示すように、予約区間Rv1、Rv2、・・の時間幅はデータフレーム長である必要はなく、他のPLCモデム100に優先して予約したPLCモデム100がデータフレーム送信を開始できる長さでよい(最小はデータフレーム検出時間)。この長さだけ送信を禁止することにより、他のPLCモデム100は、予約されたPLCモデム100からのデータフレームを確実に検出することができ、検出した場合は、少なくともそのデータフレームが終了し、そのデータフレームに対する応答フレームが終了するまで(期間Tv1等の期間が終了するまで)、送信を停止することができる。したがって、他のPLCモデム100からの送信フレームPxは、データフレームPR1〜PR3と重なることはなくなる。
また、送信元のPLCモデム100は、予め他の予約情報を逐次検出することにより、予約期間が重ならないようにスケジューリングして自己の予約情報を設定してもよい。例えば、自己の予約開始希望時刻よりも早い予約があり、時間的に重なる場合に早いほうの予約終了時刻以降に予約開始時刻となるようにして、送信する予約情報の内容を調整する。
次に、予約情報に含まれるデータの求め方について、図7を用いて説明する。図7のタイミングは、図6のデータデータフレームPR1、PR2の送信期間を拡大して示したものである。データD1が入力されると、データフレームPR1のヘッダPh1に付加する時刻C及び時間幅Dを演算ずる。時刻Bは、予約区間の次回の開始時刻であり、時間幅Dは、その予約区間の時間幅である。時刻C及び時間幅Dの演算に先立ち、データD1入力時のタイムスタンプ値(時刻A)を取得する。そして、時刻C=時刻A+入力間隔Tt(20ms)+調整時間、時間幅D=予約時間幅とする。ここで、調整時間は、データ入力のジッタ、送信処理時間を考慮した値であり、例えば、3msである。そして、この時刻C及び時間幅をデータフレームPR1のヘッダに付加して送信する。また、時刻AはデータD1入力時のタイムスタンプとしたが複数のD1データ入力に基づく、基準時間であってもよい。この基準時間は、例えば複数のD1データ入力タイムスタンプの平均時刻を基準に平均周期を加味して求める。
データD2が入力すると、この処理が同様に行なわれ、入力されるデータが最後のデータになるまで続く。なお、ヘッダに付加する時刻Cは絶対時間である必要はなく、例えば、フレームの送信時刻からのオフセット時間であってもよい。また、開始時刻Aと時間幅Dだけでなく、予約区間の周期(この例では20ms)も付加して送信してもよい。予約周期が取得されていると、予約情報を周期的に取得できなかった場合でも、前回取得した予約周期情報に基づいて送信禁止区間を設定することができ、予約区間が確実に確保される。
また、予約情報が予約区間の周期を示す情報を含んでいない場合、過去に受信したデータフレームの受信時刻間隔から、予約区間の周期を演算し、予約情報を周期的に取得できなかった場合に、この演算した予約区間の周期情報を利用して予約区間を設定するようにしてもよい。
以上の説明では、データフレームのヘッダに付加されて送信された予約情報は、帯域予約付きデータフレームを受信することにより、又はデータフレームを自己宛のフレームとして受信したPLCモデム100が応答フレームにコピーして送信した帯域予約付き応答フレームを受信することにより取得するものとしたが、さらに、親機であるPLCモデム100Mからの報知フレームを受信して取得するようにしてもよい。
図8を用いて、帯域予約付き報知フレームの利用について説明する。データD1〜D3、データフレームPR1〜PR3、他のPLCモデム100の送信データフレームPx等については、記述のとおりであるので説明を省略する。この例では、帯域予約付き報知フレームPR1を受信した親機であるPLCモデム100Mは、取得した予約情報に基づいて、次回の予約区間Pv1と、さらにその次以降の予約区間を示す情報と報知フレームB1に付加して送信する。次々回以降の予約区間は、予約情報に、予約区間の周期を示す情報が含まれている場合は、その情報を予約区間Tr1に加算することで求める。
PLCモデム100Mからの報知フレームB1は、電力線通信システムを構成する全ての子機であるPLCモデム100Tが受信できる条件で送信されるので、PLCモデム100Tは、確実に複数回の予約区間を示す情報を取得できる。なお、予約情報は、報知フレームからだけでなく、次回以降の帯域予約付き報知フレームPR2、・・からも取得するようにしてもよい。報知フレームB1から取得した予約情報と帯域予約付き報知フレームPR2、・・から取得した予約情報が異なる場合は、一方(例えば帯域予約付き報知フレームPR2、・・から取得した予約情報)を優先して使用する。
以上説明した予約情報の送受信、及び送信禁止区間の設定を行なうPLCモデム100の概略動作を図9、図10、図11を用いて説明する。図9は、親機であるPLCモデム100Mが、予約付き報知フレームを送信する場合の概略動作フローであり、図10は、子機であるPLCモデム100Tが、VoIPデータを送信する場合の概略動作フローであり、図11は、データフレームを受信するPLCモデム100Tの概略動作フローである。
図9のステップS101では、帯域予約付きデータフレームの受信があったかどうかを判断し、データフレームの受信があった場合は、ステップS102で、帯域予約付きデータフレームのヘッダから予約情報を取得し、ステップS103で、取得した予約情報を設定する。帯域予約付きデータフレームから取得した予約情報に、予約期間の周期情報が組まれていない場合は、過去に受信したデータフレームの受信時刻間隔から、予約区間の周期を演算し、
ステップS101で帯域予約付きデータフレームの受信がないと判断された場合、及びステップS103で報知フレームの設定が終了した後は、ステップS104で報知フレームの設定タイミングになるのを待つ。そして、報知フレームの設定タイミングで、予約情報を設定した報知フレームを送信する(ステップS105)。
このように、親機であるPLCモデム100Mからの報知フレームは、子機であるPLCモデム100Tが確実に受信できる条件で送信されるので、PLCモデム100Tは確実に予約情報を取得することができる。
次に、図10を用いてVoIPデータを送信しようとするPLCモデム100Tの動作を説明する。ステップS201では、送信すべきVoIPデータが入力されたかどうかを判断し、入力がないときはそのまま終了する。データが入力された場合は、そのデータが最初のデータかどうかを判断し(ステップS202)、最初のデータである場合は、ステップS205に移行する。
最初のデータでない場合、そのデータが予約待機時間より早く到達したかどうかを判断する(ステップS203)。この判断は、イレギュラーなタイミングでデータが入力されたかどうかを判断する(本来、一定の周期で入力されるデータである。)もので、早く到達した場合(イレギュラーな到達の場合)は、ステップS205に移行する。予約待機時間より早く到達していない場合は、ステップS204で予約時間まで待機し、その後ステップS205に移行する。
ステップS205では、他の送信データがあるかどうかを判断し、送信データがない場合、送信フレームのヘッダに予約情報を設定し(ステップS206)、ステップS207で、予約情報を付加した帯域予約付きデータフレームを送信する。
次に、図11を用いて、受信を行なうPLCモデム100の動作を説明する。ステップS301では、受信したフレームが、自己宛の帯域予約付きデータフレームかどうかを判断する。自己宛のデータフレームである場合は、受信したデータフレームのヘッダから予約情報を取得する(ステップS302)。そして、自己宛の帯域予約付きデータフレームに対する応答フレームに、取得した予約情報をコピーして記載し(ステップS303)、ステップS304で、予約情報を付加した応答フレームを送信し、終了する。
ステップS301で、受信したフレームが自己宛の帯域予約付きデータフレームでないと判断された場合は、そのフレームが親機であるPLCモデム100Mからの報知フレームかどうかを判断する(ステップS305)。報知フレームである場合、その報知フレームから予約情報を取り出し、予約情報に基づいて、送信禁止区間を設定し(ステップS309)、ステップ308に移行する。
ステップS305で報知フレームでないと判断された場合、設定されている送信禁止区間が経過しているかどうかを判断し(ステップS306)、経過していない場合は、ステップS308に移行する。送信禁止区間が経過している場合は、以前に取得した報知フレームの予約情報から送信禁止区間を設定し(ステップS307)、ステップS308に移行する。
ステップS308では、受信したフレームが帯域予約付きデータフレーム又は帯域予約付き応答フレームであるかどうかを判断し、そうでない場合は、ステップS311に移行する。受信したフレームが帯域予約付きデータフレーム又は帯域予約付き応答フレームである場合は、ステップS310で,そのフレームに含まれる予約情報を取り出し、取り出した予約情報に基づいて送信禁止区間を設定し、ステップS311に移行する。
ステップS311では、送信すべきデータがあるかどうかを判断し、ない場合はそのまま終了する。送信すべきデータがある場合は、送信禁止区間までの範囲でフレーム送信を行なう。
以上、VoIPデータ等の周期性のあるデータは、ほぼ一定間隔で入力されることを前提として説明したが、外部ネットワーク等の影響により、周期性が崩れ、イレギュラーなタイミングで入力される場合がある。図12に、入力データがイレギュラーなタイミングで入力された場合の送信タイミングを示す。
図12は、周期的な入力データD1〜D3の間にイレギュラーなタイミングでデータDrが入力された場合のものである。データD1に対応するデータフレームPR1が送信されると、データフレームPR1又はその応答フレーム(図示せず)に付加された予約情報に基づき、各PLC100は、予約区間Rv1を設定する。そして、データD2が入力された場合も、同様にデータフレームPR2が送信され、予約区間Rv2が設定される。
次いで、データD3のための予約待機時間が経過する前に、イレギュラーなデータDrが入力されると、送信可能なタイミングが存在する限りデータD3に対応するデータフレームPR3を送信する。このとき、データフレームPR3のヘッダPh3には、データD3のための予約区間Rv2を設定するための予約情報を付加して送信される。このような送信を行なうことにより、イレギュラーなタイミングでのデータ入力があっても、遅延を極力少なくしたデータの送信が可能となる。
次に、データ入力のタイミングから予約区間の周期の算出について説明する。図13(a)は、ほぼ一定間隔でデータD1〜D4が入力された場合の例であり、図13(b)は、イレギュラーなデータDrの入力があった場合の例である。
図13(a)の場合は、データD1〜D4の入力間隔時間(データ間時間)αnを平均化した時間を予約区間の周期として設定する。この場合、予約周期Pnは、Pn=Pn−1×忘却係数(γ)+αn×(1−γ)で求める。
図13(b)の場合、予約対象のデータのデータ間時間βnを平均化して算出し、平均周期を中心とした所定値(J)の範囲外のデータ間時間を除いて算出する。例えば、平均周期Anは、An=An−1×忘却係数(γ)+βn×(1−γ)で算出する。また、平均周期AvrPeriodは、(AvrPeriod)−J<β<(AvrPeriod)+Jにならないβ(βn-1 、βn)を除いたτ0〜τmを用いて平均計算したものもの用いてよいし。さらに、予約周期PmがPm=Pm−1×忘却係数(δ)+τm×(1−(1−δ)を用いてもよい。なお、平均周期や基準時間の算出方法は一例であり、移動平均を用いた方法など他のあらゆる方法で算出してよい。
以上説明した通信システムでは、帯域予約付きデータフレームの送信によって帯域予約を行っているが、他の帯域予約方式を兼用してもよい。その場合、この方式は他の方式に優先させるのが好ましい。図14は、CSMA方式及びTDMA方式と共用するシステムの送信タイミングを示す。図14(a)に示すように、CSMA方式及びTDMA方式は、報知フレームB1、B2間の特定区間に割り当てられている。このようなシステムにおいて、帯域予約付きデータフレームの送信によって帯域予約を行うと、図14(b)に示すように、CSMA方式及びTDMA方式に優先して、予約区間(他の通信装置においては送信禁止区間)が設定され、予約した通信装置からの帯域予約付きデータフレームPR1〜PR6が送信される。
本発明は、周期的でかつ遅延条件の制限があるデータの伝送を、QoS(Quality of Service)を確保しつつ行うことができる通信方法、通信システム、及びそのための通信装置等として有用である。
100・・・PLCモデム
100M・・・PLCモデム(親機)
100T・・・PLCモデム(子機)
100T1−100TN・・・PLCモデム(子機)
101・・・筐体
102・・・電源コネクタ
103・・・モジュラージャック
104・・・切換えスイッチ
105・・・表示部
200・・・回路モジュール200
210・・・メインIC
211・・・CPU
212・・・PLC・MACブロック
213・・・PLC・PHYブロック
220・・・AFE・IC
221・・・DA変換器(DAC)
222・・・AD変換器(ADC)
223・・・可変増幅器(VGA)
230・・・イーサネットPHY・IC
251・・・ローパスフィルタ
252・・・ドライバIC
260・・・バンドパスフィルタ
270・・・カプラ
271・・・コイルトランス
272a、272b・・・カップリング用コンデンサ
300・・・スイッチング電源
400・・・電源プラグ
500・・・コンセント
600・・・電源ケーブル
900・・・電力線
10・・・変換制御部
11・・・シンボルマッパ
12・・・シリアル−パラレル変換器
13・・・逆ウェーブレット変換器
14・・・ウェーブレット変換器
15・・・パラレル−シリアル変換器
16・・・デマッパ
51・・・TV
52・・・PC
53・・・IP電話
54・・・レコーダ
55・・・BBルータ
60・・・インターネット
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100T・・・PLCモデム(子機)
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105・・・表示部
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211・・・CPU
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252・・・ドライバIC
260・・・バンドパスフィルタ
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271・・・コイルトランス
272a、272b・・・カップリング用コンデンサ
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10・・・変換制御部
11・・・シンボルマッパ
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13・・・逆ウェーブレット変換器
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52・・・PC
53・・・IP電話
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55・・・BBルータ
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Claims (20)
- 通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信方法であって、
1つの通信装置が、他の通信装置に優先して当該通信装置が通信を行う予約区間を示す情報である予約情報をヘッダに付加した帯域予約付きデータフレームを送信する予約付きデータフレーム送信ステップと、
前記予約情報を取得した前記他の通信装置それぞれが、前記予約情報が示す前記予約区間を、送信ができない送信禁止区間として設定する送信禁止区間設定ステップと、を備える通信方法。 - 請求項1記載の通信方法であって、
前記送信禁止区間設定ステップは、前記他の通信装置が前記帯域予約付きデータフレームを受信した場合に、前記予約情報が示す前記予約区間を送信ができない送信禁止区間として設定するものである通信方法。 - 請求項1又は2記載の通信方法であって、さらに、
前記他の通信装置が、前記帯域予約付きデータフレームを自己宛の受信フレームとして受信したときに、前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして生成した帯域予約付き応答フレームを、前記自己宛の受信フレームに対する応答フレームとして送信する予約付き応答フレーム送信ステップを備え、
前記送信禁止区間設定ステップは、前記他の通信装置が前記帯域予約付き応答フレームを受信した場合に、前記予約情報が示す前記予約区間を送信ができない送信禁止区間として設定するものである通信方法。 - 請求項1ないし3のいずれか1項記載の通信方法であって、さらに、
前記他の通信装置が、前記帯域予約付きデータフレームを受信したときに、前記複数の通信装置間の通信を管理するための情報を所定の間隔で送信する報知フレームに、受信した前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして送信する報知フレーム送信ステップを備え、
前記送信禁止区間設定ステップは、前記他の通信装置が前記報知フレームを受信した場合に、前記予約情報が示す前記予約区間を送信ができない送信禁止区間として設定するものである通信方法。 - 請求項4記載の通信方法であって、
前記報知フレーム送信ステップは、複数の前記帯域予約付きデータフレームの受信時刻に基づいて前記予約区間の周期を算出し、算出した周期を示す周期情報が付加された前記予約情報を含む前記報知フレームを送信し、
前記送信禁止区間設定ステップは、前記報知フレームに含まれる前記周期情報に基づいて前記送信禁止区間の設定を行う通信方法。 - 請求項1ないし4のいずれか1項記載の通信方法であって、
前記送信禁止区間設定ステップは、複数の前記帯域予約付きデータフレームの受信時刻に基づいて、前記予約区間の周期を算出し、算出した周期に基づいて前記送信禁止区間の設定を行う通信方法。 - 請求項1ないし6のいずれか1項記載の通信方法であって、
前記予約情報は、当該通信装置が優先して通信を行う予約区間の次回の開始時刻を示す予約開始時刻情報と、当該予約区間の時間幅を示す予約時間幅情報を含む通信方法。 - 請求項7記載の通信方法であって、
前記予約情報は、さらに、前記予約区間の周期を示す予約周期情報を含んでおり、
前記送信禁止区間設定ステップは、前記予約周期情報に基づいて、前記送信禁止区間を設定する通信方法。 - 請求項1ないし8記載の通信方法であって、
電力線を伝送経路として通信を行う通信方法。 - 通信帯域を共有する複数の通信装置間で通信を行う通信システムに利用される通信装置であって、
他の通信装置に優先して当該通信装置が通信を行う予約区間を示す情報である予約情報を、送信すべきデータを送信するためのデータフレームのヘッダに付加した帯域予約付きデータフレームを送信する送信制御部を備える通信装置。 - 請求項10記載の通信装置であって、
前記予約情報は、当該通信装置が優先して通信を行う予約区間の次回の開始時刻を示す予約開始時刻情報と、当該予約区間の時間幅を示す予約時間幅情報を含む通信装置。 - 請求項10又は11記載の通信装置であって、
前記送信制御部は、送信すべきデータが周期的に送信する必要があるデータである場合に、前記予約情報を付加する通信装置。 - 請求項10ないし12のいずれか1項記載の通信装置であって、
前記送信制御部は、前記帯域予約付きデータフレームを自己宛の受信フレームとして受信したときに、前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして生成した帯域予約付き応答フレームを、前記自己宛の受信フレームに対する応答フレームとして送信する通信装置。 - 請求項10ないし13のいずれか1項記載の通信装置であって、さらに、
前記複数の通信装置間で通信の管理を行う通信管理部を備え、
前記システム管理部は、前記帯域予約付きデータフレームを受信したときに、前記複数の通信装置間の通信を管理するための情報を報知する報知フレームに、受信した前記帯域予約付きデータフレームの前記予約情報をコピーして送信する通信装置。 - 請求項14記載の通信装置であって、
前記システム管理部は、複数の前記帯域予約付きデータフレームの受信時刻に基づいて前記予約区間の周期を算出し、算出した周期を示す周期情報が付加された前記予約情報を含む前記報知フレームを送信する通信装置。 - 請求項10ないし15のいずれか1項記載の通信装置であって、
前記予約情報が示す前記予約区間を、送信ができない送信禁止区間として設定する通信制御部を備える通信装置。 - 請求項16記載の通信装置であって、
前記予約情報は、前記予約区間の周期を示す予約周期情報を含んでおり、
前記通信制御部は、前記予約周期情報に基づいて、前記送信禁止区間を設定する通信装置。 - 請求項15記載の通信装置であって、
前記報知フレームに含まれる前記周期情報に基づいて、送信ができない区間である送信禁止区間の設定を行う通信装置。 - 電力線を伝送経路として電力線通信を行う請求項10ないし18のいずれか1項に記載された通信装置。
- 請求項10ないし19のいずれか1項に記載された通信装置を複数備える通信システム。
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JP2010157973A (ja) * | 2009-01-05 | 2010-07-15 | Panasonic Corp | 通信方法、通信装置、および通信システム |
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- 2007-05-31 JP JP2007145973A patent/JP2008301263A/ja not_active Withdrawn
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- 2008-05-30 US US12/130,624 patent/US20090097498A1/en not_active Abandoned
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