JP2004064458A - 加入者伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端末とモデムと回線カードと上位装置とから成り、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送方式)セルのデータによって通信を行なう加入者伝送装置において、前記モデムと前記回線カードの内の少なくとも一つに消費電力を低減する手段を設け、加入者伝送装置の消費電力を低減すること。
【解決手段】回線カードとモデム1の内の少なくとも一つに、有効なデータの有無を監視するパケット通信監視機能4と、有効なデータの有無により送信部の起動、停止を制御する送信機能制御回路9と、該送信機能制御回路9の命令により機能停止、起動を実行する送信部6と、該送信部6が停止中に有効なデータを格納するバッファ5とを設けたことにある。
【選択図】図1
【解決手段】回線カードとモデム1の内の少なくとも一つに、有効なデータの有無を監視するパケット通信監視機能4と、有効なデータの有無により送信部の起動、停止を制御する送信機能制御回路9と、該送信機能制御回路9の命令により機能停止、起動を実行する送信部6と、該送信部6が停止中に有効なデータを格納するバッファ5とを設けたことにある。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者伝送装置に関するものである。更に詳述すれば本発明は、端末とモデムと回線カードと上位装置とから成り、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送方式)セルのデータによってデータ通信を行なう加入者伝送装置において、前記モデムと前記回線カードの内の少なくとも一つに消費電力を低減する手段を設けた加入者伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既存の電話線を使って高速なデジタルデータ通信をすることができる加入者伝送装置(Subscriber Line Terminal:SLT)は、新しい電話サービスの基本デバイスとして急速に普及している。
【0003】
図3は、従来の加入者伝送装置の概略構成図である。21は加入者伝送装置、22は端末、23はモデム、24は回線カード、25は上位装置である。加入者伝送装置21は、端末22とモデム23と回線カード24と上位装置25とが従属に接続されて構成される。モデム23と、回線カード24との内部には、受信部と送信部とが設けられており、ハイブリッド回路を介して相互に接続されている。データの通信は、ATMセルによって行なうように構成されている。
【0004】
図3は又、従来の加入者伝送装置21に係わり、端末22と上位装置25との間のプロトコルスタックについて示した説明図であり、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送方式)レイヤが、どの装置で通信されているかを示している。
【0005】
図3に示す通り、端末22とモデム23との間、及び回線カード24と上位装置25との間は、ATMセル31のデータで通信される。図3においてHTTP(HyperText Transfer Protocol)26はネットワークサーバとクライアントとの通信プロトコルすなわち通信規約及び通信手順を示し、TCP(Transmission Control Protocol)27は伝送プロトコルの一つであって、TCP/IP(Internet Protocol)のTCP部分である。IP(「アイピー」)28はインターネットのプロトコルであって、TCP/IPのネットワーク層に相当する。さらにPPP(Point−to−Point Protocol)29はインターネットなど、ダイヤルアップで相手方コンピュータに接続するときに使うプロトコルである。またAAL(ATM Adaptation Layer)30はATMアダプテーション層であり、特にAAL5(30)はシグナリング情報の転送、及びフレームリレーとのインターワーク用である。又、Ether32は、LANの代表的な接続方式であり、ADSL(Asymmetrical Digital Subscriber Line)33は送受非対称で伝送する導体通信方式である。OCはSONETで規定された光ファイバーのプロトコルや伝送速度を定めた規格であって、OC−3(34)はANSIが標準化した北米のディジタルハイアラーキである。
【0006】
この加入者伝送装置21には常時接続という利点がある一方、消費電力が大きいという問題点もあり、係る問題を解消するために以下に示すような技術が開示されている。
【0007】
この目的で特開平7−87235号公報には、複数の加入者を収容する加入者側の伝送装置と、交換機に接続された伝送装置とを、多重化された伝送路で接続する加入者伝送装置の加入者側の伝送装置に、メモリを設けて、発呼信号と着呼信号とを保持し、制御装置を設けて、加入者線の信号を送受信する加入者送受信装置中の特定の加入者数に対応する加入者送受信装置のみを稼働状態にするともにメモリを動作させるようにして、電話の使用率が低いとき、制御装置を介して制御することで、加入者側の伝送装置における特定の加入者数に対応する回路のみに電力を供給する構成が開示されている。
【0008】
又、特開平10−327259号公報には、電話回線の被呼信号を検出した電源制御装置はスイッチをオンにしてモデム装置への電源を接続し、電源が接続されたモデム装置は、回線を開いて外部装置からの受信データを一時的にRAMへ格納し、通信処理終了後に情報処理部の電源が接続されて、RAMから受信データが情報処理部へと引き上げられ、受信データが存在しない場合は、情報処理部の電源は接続されないという構成が開示されている。このようにして、通信待機時の省電力化を図り、パーソナルコンピュータのランニングコストの低減及び耐久性の問題を解消する。
【0009】
更に、特開平11−55698号公報には、加入者線インタフェース回路の内部信号より交換局内の交換機への状態表示ビットを抽出し、抽出した制御ビット/状態表示ビットをパワーダウン制御回路へ供給してパワーダウン制御信号を生成し、このパワーダウン制御信号を加入者線インタフェース回路へ供給し、加入者線が待機/停止状態のとき、パワーダウン制御回路がパワーダウン制御信号によって加入者線インタフェース回路に対してパワーダウン制御をかけ、加入者線インタフェース回路内のCPU回路に対してリセットし、15.36MHzマスタクロックの供給を停止させることによって、従来に比べ消費電力を低減した加入者線終端装置が開示されている。
【0010】
そして、特開平11−317759号公報には、ATM−PDS(Passive Double Star)方式により構成されたアクセス網において、光加入者線終端装置(ONU:Optical Network Unit)は、加入者線端局装置より送られてくるPDSセルから当該PDSセルの宛先ONUを示す情報を抽出する宛先ONU情報抽出回路と、当該PDSセルの宛先ONUが自ONUか否かを判定するセル宛先判定回路と、当該PDSセルが自ONU宛でない場合にはクロック停止信号をオンとするクロック停止制御回路と、クロック停止信号がオンの場合には自ONU宛のPDSセルの受信時にのみ動作する回路のクロック供給を停止するATM−PDSプロトコル処理回路を備えることによって、消費電力を低減した光加入者線終端装置及びその消費電力低減方法が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の加入者伝送装置には、以下に説明する問題点があった。
図3に示した、端末とモデムと回線カードと上位装置とから成り、ATMセルのデータによってデータ通信を行なう加入者伝送装置においては、モデムと回線カード間でデータの授受が無い場合でも、モデム23及び回線カード24間は機能を維持しており、常時接続している回線カード24及びモデム23で無駄な電力が消費されていた。
【0012】
又、特開平7−87235号公報、特開平10−327259号公報、特開平11−55698号公報、及び特開平11−317759号公報で開示されている技術は、適応するためには回路構成を変更する必要がある、方式そのものが複雑である、又消費電力の低減量が十分ではないといった問題があった。
【0013】
本発明は、以上の従来技術における問題点を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、端末とモデムと回線カードと上位装置とから成りATMセルのデータによって通信を行なう加入者伝送装置において、前記モデムと前記回線カードの内の少なくとも一つに消費電力を低減する手段を設けた加入者伝送装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本出願第一の発明の加入者伝送装置は、上位装置と回線カードとモデムと端末とによって構成され、前記上位装置と前記回線カードとの間及び前記モデムと前記端末との間をATMセルのデータで通信するように構成して成る加入者伝送装置において、前記回線カードと前記モデムの内の少なくとも一つに有効なデータの有無を監視するパケット通信監視機能と、有効なデータの有無により送信部の起動、停止を制御する送信機能制御回路と、該送信機能制御回路の命令により機能停止、起動を実行する送信部と、該送信部が停止中に有効なデータを格納するバッファとを備えることを特徴とする。
【0015】
したがって以上の本出願第一の発明の加入者伝送装置によれば、回線カードとモデムの内の少なくとも一方で、パケット通信監視機能によって有効なデータの有無を監視し、この有効なデータの有無により送信部の機能の停止、起動を送信機能制御回路が行なうように構成しているので、有効で無いデータが送信されて来た場合には、回線カードとモデムの内の少なくとも一方で、送信機の機能を停止して消費電力を低減することができる。
【0016】
前記課題を解決する本出願第二の発明の加入者伝送装置は、本出願第1の発明の加入者伝送装置において、モデムは、送信部と、該送信部に接続されるバッファと、該バッファに接続されるパケット通信監視機能と、該パケット通信監視機能からの出力を受けて前記送信部に出力する送信機能制御回路とを備えることを特徴とする。
【0017】
したがって以上の本出願第二の発明の加入者伝送装置によれば、モデム内では、パケット通信監視機能によって有効なデータの有無を監視し、この有効なデータの有無により送信部の機能の停止、起動を送信機能制御回路が行なうように構成しているので、有効で無いデータが送信されて来た場合には、モデム内の送信部の機能を停止して消費電力を低減することができる。
【0018】
前記課題を解決する本出願第三の発明の加入者伝送装置は、本出願第2の発明の加入者伝送装置において、パケット通信監視機能は、該パケット通信監視機能と前記端末との間に接続されている受信部からの前記ATMセルで定義されているヘッダのセル損失優先表示CLPを監視し、該CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、該有効なデータの有無を前記送信機能制御回路に報告するように構成したことを特徴とする。
【0019】
したがって以上の本出願第三の発明の加入者伝送装置によれば、モデム内のパケット通信監視機能はATMセルヘッダのCLPの値によって有効なデータの有無を監視し送信機能制御回路に報告するように構成しているので、特別な付属回路を必要とせず簡単に有効なデータの有無を監視することができる。
【0020】
前記課題を解決する本出願第四の発明の加入者伝送装置は、本出願第1の発明の加入者伝送装置において、回線カードは、送信部と、該送信部に接続されたバッファと、該バッファに接続されたパケット通信監視機能と、該パケット通信監視機能からの出力を受けて前記送信部に出力する送信機能制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0021】
したがって以上の本出願第四の発明の加入者伝送装置によれば、回線カード内では、パケット通信監視機能によって有効なデータの有無を監視し、この有効なデータの有無により送信部の機能の停止、起動を送信機能制御回路が行なうように構成しているので、有効で無いデータが送信されて来た場合には、回線カード内の送信部の機能を停止して消費電力を低減することができる。
【0022】
前記課題を解決する本出願第五の発明の加入者伝送装置は、本出願第4の発明の加入者伝送装置において、パケット通信監視機能は、前記上位装置からの前記ATMセルで定義されているヘッダのCLPを監視し、該CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、該有効なデータの有無を前記送信機能制御回路に報告するように構成したことを特徴とする。
【0023】
したがって以上の本出願第五の発明の加入者伝送装置によれば、回線カード内のパケット通信監視機能はATMセルヘッダのCLPの値によって有効なデータの有無を監視し送信機能制御回路に報告するように構成しているので、特別な付属回路を必要とせず簡単に有効なデータの有無を監視することができる。
【0024】
前記課題を解決する本出願第六の発明の加入者伝送装置は、本出願第2乃至第5の発明の加入者伝送装置において、パケット通信監視機能は、前記上位装置又は前記端末からのデータが有効なデータの場合は前記バッファに送信し、有効でないデータの場合は廃棄するように構成したことを特徴とする。
【0025】
したがって以上の本出願第六の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カードのパケット通信監視機能は、有効なデータはバッファに送信し有効でないデータは破棄するように構成しているので、有効でないデータまでバッファに送信することに伴う消費電力の無駄を省くことができる。
【0026】
前記課題を解決する本出願第七の発明の加入者伝送装置は、本出願第2又は第4の発明の加入者伝送装置において、送信機能制御回路は、前記パケット通信監視機能から有効なデータ無しの報告を受けた場合には前記送信部の機能を停止させ、有効なデータ有りの報告を受けた場合には前記送信部の機能を起動させるように構成したことを特徴とする。
【0027】
したがって以上の本出願第七の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カートの送信機能制御回路は、有効なデータ有りの報告を受けた場合のみ送信部の機能を起動するように構成しているので、送信部での消費電力を低減することができる。
【0028】
前記課題を解決する本出願第八の発明の加入者伝送装置は、本出願第2又は第4の発明の加入者伝送装置において、バッファは、前記送信部が機能停止中に前記パケット通信監視機能からの有効なデータを格納するように構成したことを特徴とする。
【0029】
したがって以上の本出願第八の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カードのバッファは、送信部が機能停止中にパケット通信監視機能からの有効なデータを格納するように構成しているので、有効なデータを消失することを防ぐことができる。
【0030】
前記課題を解決する本出願第九の発明の加入者伝送装置は、本出願第2又は第4の発明の加入者伝送装置において、送信部は、起動後前記バッファから有効なデータを取り出し、前記パケット通信監視機能の有効なデータをハイブリッド回路に送信するように構成したことを特徴とする。
【0031】
したがって以上の本出願第九の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カードの送信部は、バッファからの有効なデータを取り出しパケット通信監視機能の有効なデータをハイブリッド回路に送信するように構成しているので、有効なデータのみをハイブリッド回路に送信し有効でないデータまでを送信することに伴う消費電力の無駄を省くことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下、図面を参照して詳述する。
【0033】
本発明の加入者伝送装置は、基本構成は図3と同様であるか、モデムや回線カードの内部構成が従来と大きく異なっている。図1は、本発明の加入者伝送装置の一実施に係わり、その加入者伝送装置内のモデムの概略構成図である。1はモデム、2は端末、3は受信部、4はパケット通信監視機能、5はバッファ、6は送信部、7はハイブリッド回路、8は送信部、9は通信機能制御回路、10は受信部である。
【0034】
端末2に接続される加入者伝送装置のモデム1は、ハイブリッド回路7とそのハイブリッド回路7に接続される送信部6及び受信部10、前記送信部6に接続されるバッファ5、そのバッファ5に接続されるパケット通信監視機能4、そのパケット通信監視機能4に接続されると共に前記端末2に接続される受信部3、前記パケット通信監視機能4からの出力を受けて前記送信部6に出力する送信機能制御回路9、前記受信部10及び前記端末2に接続される送信部8を備えて構成されている。
【0035】
この加入者伝送装置のモデム1は、加入者伝送装置の回線カードからのデータを端末2に送信し、又端末2からのデータを回線カードに送信する。このモデム1の中のパケット通信監視機能4は、受信部3からのATMセルで定義されるヘッダのセル損失優先表示CLP(Cell Loss Priority)を監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、有効なデータ通信の有無を送信機能制御回路9に報告する。
【0036】
パケット通信監視機能4は、受信部3からのデータが有効なデータの場合はバッファ5に送信し、有効でないデータの場合は廃棄する。更に送信機能制御回路9は、パケット通信監視機能4から有効なデータ無しの報告を受けた場合には送信部6の機能を停止させ、パケット通信監視機能4から有効なデータ有りの報告を受けた場合には送信部6の機能を起動させる。
【0037】
受信部3は、端末2からのデータを受信し、パケット通信監視機能4に送信する。バッファ5は、送信部6が機能停止中におけるパケット通信監視機能4からの有効なデータを格納する。
【0038】
送信部6は、起動後バッファ5から有効なデータを取り出し、パケット通信監視機能4の有効なデータをハイブリッド回路7へ送信する。又、ハイブリッド回路7は、2W−4W変換を行なう。受信部10は、ハイブリッド回路7を介して加入者伝送装置の回線カードから送信されたデータを送信部8に送信する。送信部8は、受信部10からのデータを端末2に送信する。
【0039】
図2は、本発明の加入者伝送装置の一実施に係わり、その加入者伝送装置内の回線カードの概略構成図である。11は回線カード、12はハイブリッド回路、13は受信部、14は送信部、15はバッファ、16はパケット通信監視機能、17は送信機能制御回路である。
【0040】
回線カード11は、ハイブリッド回路12、そのハイブリッド回路12と接続された受信部13及び送信部14、その送信部14に接続されたバッファ15、そのバッファ15に接続されたパケット通信監視機能16、そのパケット通信監視機能16からの出力を受けて前記送信部14に出力する送信機能制御回路17から構成されている。この加入者伝送装置の回線カード11は上位装置18からのデータを図1の加入者伝送装置のモデムに送信する。又モデムからのデータを上位装置18に送信する。
【0041】
回線カード11の中のパケット通信監視機能16は、上位装置18からのATMセルで定義されるヘッダのCLPを監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、有効なデータの有無を送信機能制御回路17に報告する。又パケット通信監視機能16は、上位装置18からのデータが有効なデータの場合はバッファ15に送信し、有効でないデータの場合は廃棄する。
【0042】
送信機能制御回路17は、パケット通信監視機能16から有効なデータ無しの報告を受けた場合には送信部14の機能を停止させ、有効なデータ有りの報告を受けた場合には送信部14の機能を起動させる。バッファ15は、送信部14が機能停止中にパケット通信監視機能16からの有効なデータを格納する。
【0043】
送信部14は、起動後バッファ15から有効なデータを取り出し、パケット通信監視機能16からの有効なデータをハイブリッド回路12に送信する。それによってハイブリッド回路12は、2W−4W変換を行なう。受信部13は、加入者伝送装置のモデムからの送信データをハイブリッド回路12を介して受信し、上位装置18に送信する。
【0044】
以下、本実施の形態の加入者伝送装置の動作を説明する。尚、加入者伝送装置は、前述のように端末2とモデム1と回線カード11と上位装置18とから構成されていおり、説明上の都合で各部の機能を再び述べている個所がある。
【0045】
先ず図1のモデム1の概略構成図において、パケット通信監視機能4は受信部3から通信されるATMセルで定義されるヘッダのCLPを常時監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なす。
【0046】
受信部3とパケット通信監視機能4との間で一定時間有効なデータが無かった場合には、パケット通信監視機能4が送信機能制御回路9に一定時間有効なデータが無いことを報告する。受信部3とパケット通信監視機能4との間で一定時間有効なデータが無い報告を受けた送信機能制御回路9は、送信部6の機能を停止させる。パケット通信監視機能4は送信部6が機能停止している間にも受信部3から有効なデータが有るかどうかを監視する。パケット通信監視機能4が受信部3から有効なデータを受信したら、送信機能制御回路9に報告する。有効なデータを受信した報告を受けた送信機能制御回路9は送信部6を起動させる。パケット通信監視機能4は、送信部6が起動、停止に関わらず受信部3とパケット通信監視機能4との間の有効なデータの有無を監視し、有効なデータの場合はバッファ5に送信し、格納する。又有効なデータで無い場合は廃棄する。
【0047】
送信部6が起動したら、送信部6がバッファ5から有効なデータを取り出し、2W−4W変換を行なうハイブリッド回路7を介して加入者伝送装置回線カードに出力する。送信部6の機能を起動する時には、通常の立ち上げ手順では時間がかかる為に立ち上げ時間を早くする方法としてITU−T勧告G.992.2の12章Fast Retrainの立ち上げ方法に従って起動させる。
【0048】
次に図2の回線カード11の機能ブロック図において、回線カード11の中のパケット通信監視機能16は上位装置18から通信されるATMセルで定義されるヘッダのCLPを常時監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なす。上位装置18とパケット通信監視機能16との間で一定時間有効なデータが無かった場合には、パケット通信監視機能16が送信機能制御回路17に一定時間有効なデータが無いことを報告する。上位装置18とパケット通信監視機能16との間で一定時間有効なデータが無い報告を受けた送信機能制御回路17は送信部14の機能を停止させる。
【0049】
パケット通信監視機能16は送信部14が機能停止している間にも上位装置18から有効なデータが有るかを監視する。パケット通信監視機能16が上位装置18から有効なデータを受信したら、送信機能制御回路17に報告する。有効なデータを受信した報告を受けた送信機能制御回路17は、送信部14を起動させる。パケット通信監視機能16は、送信部14が起動、停止に関わらず上位装置18とパケット通信監視機能16との間の有効なデータの有無を監視し、有効なデータの場合はバッファ15に送信し、格納する。又、有効なデータで無い場合は廃棄する。
【0050】
送信部14が起動したら、送信部14がバッファ15から有効なデータを取り出し、2W−4W変換を行なうハイブリッド回路12を介して加入者伝送装置のモデム1に出力する。送信部14の機能を起動する時には、通常の立ち上げ手順では時間がかかる為に立ち上げ時間を早くする方法としてITU−T勧告G.992.2の12章 Fast Retrainの立ち上げ方法に従って起動させることができる。
【0051】
以上で説明したように、加入者伝送装置を構成するモデム1と回線カード11の内の少なくとも一つに、上述の消費電力低減手段を設けることで、加入者伝送装置の全体の消費電力を大幅に低減することが可能になった。尚、モデム1と回線カード11の両方に上述の消費電力低減手段を設けることが望ましいことは言うまでも無い。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明の加入者伝送装置によれば、端末とモデムと回線カードと上位装置とから構成される加入者伝送装置において、モデムと回線カード間で有効なデータの授受の無い場合に、回線カード及びモデムの送信部の機能を停止させることにより、常時接続している回線カード及びモデムの消費電力を低減させ、その結果、加入者伝送装置の全体の電力消費を低減させることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加入者伝送装置の一実施例に係わり、モデムの概略構成図である。
【図2】本発明の加入者伝送装置の一実施例に係わり、回線カードの概略構成図である。
【図3】従来の加入者伝送装置に係わり、概略構成図とプロトコルスタックについて示した説明図である。
【符号の説明】
1 モデム
2 端末
3 受信部
4 パケット通信監視機能
5 バッファ
6 通信部
7 ハイブリッド回路
8 送信部
9 通信機能制御回路
10 受信部
11 回線カード
12 ハイブリッド回路
13 受信部
14 送信部
15 バッファ
16 パケット通信監視機能
17 送信機能制御回路
18 上位装置
21 加入者伝送装置
22 端末
23 モデム
24 回線カード
25 上位装置
26 HTTP
27 TCP
28 IP
29 PPP
30 AAL5
31 ATMセル
32 Ether
33 ADSL
34 OC−3
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者伝送装置に関するものである。更に詳述すれば本発明は、端末とモデムと回線カードと上位装置とから成り、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送方式)セルのデータによってデータ通信を行なう加入者伝送装置において、前記モデムと前記回線カードの内の少なくとも一つに消費電力を低減する手段を設けた加入者伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既存の電話線を使って高速なデジタルデータ通信をすることができる加入者伝送装置(Subscriber Line Terminal:SLT)は、新しい電話サービスの基本デバイスとして急速に普及している。
【0003】
図3は、従来の加入者伝送装置の概略構成図である。21は加入者伝送装置、22は端末、23はモデム、24は回線カード、25は上位装置である。加入者伝送装置21は、端末22とモデム23と回線カード24と上位装置25とが従属に接続されて構成される。モデム23と、回線カード24との内部には、受信部と送信部とが設けられており、ハイブリッド回路を介して相互に接続されている。データの通信は、ATMセルによって行なうように構成されている。
【0004】
図3は又、従来の加入者伝送装置21に係わり、端末22と上位装置25との間のプロトコルスタックについて示した説明図であり、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送方式)レイヤが、どの装置で通信されているかを示している。
【0005】
図3に示す通り、端末22とモデム23との間、及び回線カード24と上位装置25との間は、ATMセル31のデータで通信される。図3においてHTTP(HyperText Transfer Protocol)26はネットワークサーバとクライアントとの通信プロトコルすなわち通信規約及び通信手順を示し、TCP(Transmission Control Protocol)27は伝送プロトコルの一つであって、TCP/IP(Internet Protocol)のTCP部分である。IP(「アイピー」)28はインターネットのプロトコルであって、TCP/IPのネットワーク層に相当する。さらにPPP(Point−to−Point Protocol)29はインターネットなど、ダイヤルアップで相手方コンピュータに接続するときに使うプロトコルである。またAAL(ATM Adaptation Layer)30はATMアダプテーション層であり、特にAAL5(30)はシグナリング情報の転送、及びフレームリレーとのインターワーク用である。又、Ether32は、LANの代表的な接続方式であり、ADSL(Asymmetrical Digital Subscriber Line)33は送受非対称で伝送する導体通信方式である。OCはSONETで規定された光ファイバーのプロトコルや伝送速度を定めた規格であって、OC−3(34)はANSIが標準化した北米のディジタルハイアラーキである。
【0006】
この加入者伝送装置21には常時接続という利点がある一方、消費電力が大きいという問題点もあり、係る問題を解消するために以下に示すような技術が開示されている。
【0007】
この目的で特開平7−87235号公報には、複数の加入者を収容する加入者側の伝送装置と、交換機に接続された伝送装置とを、多重化された伝送路で接続する加入者伝送装置の加入者側の伝送装置に、メモリを設けて、発呼信号と着呼信号とを保持し、制御装置を設けて、加入者線の信号を送受信する加入者送受信装置中の特定の加入者数に対応する加入者送受信装置のみを稼働状態にするともにメモリを動作させるようにして、電話の使用率が低いとき、制御装置を介して制御することで、加入者側の伝送装置における特定の加入者数に対応する回路のみに電力を供給する構成が開示されている。
【0008】
又、特開平10−327259号公報には、電話回線の被呼信号を検出した電源制御装置はスイッチをオンにしてモデム装置への電源を接続し、電源が接続されたモデム装置は、回線を開いて外部装置からの受信データを一時的にRAMへ格納し、通信処理終了後に情報処理部の電源が接続されて、RAMから受信データが情報処理部へと引き上げられ、受信データが存在しない場合は、情報処理部の電源は接続されないという構成が開示されている。このようにして、通信待機時の省電力化を図り、パーソナルコンピュータのランニングコストの低減及び耐久性の問題を解消する。
【0009】
更に、特開平11−55698号公報には、加入者線インタフェース回路の内部信号より交換局内の交換機への状態表示ビットを抽出し、抽出した制御ビット/状態表示ビットをパワーダウン制御回路へ供給してパワーダウン制御信号を生成し、このパワーダウン制御信号を加入者線インタフェース回路へ供給し、加入者線が待機/停止状態のとき、パワーダウン制御回路がパワーダウン制御信号によって加入者線インタフェース回路に対してパワーダウン制御をかけ、加入者線インタフェース回路内のCPU回路に対してリセットし、15.36MHzマスタクロックの供給を停止させることによって、従来に比べ消費電力を低減した加入者線終端装置が開示されている。
【0010】
そして、特開平11−317759号公報には、ATM−PDS(Passive Double Star)方式により構成されたアクセス網において、光加入者線終端装置(ONU:Optical Network Unit)は、加入者線端局装置より送られてくるPDSセルから当該PDSセルの宛先ONUを示す情報を抽出する宛先ONU情報抽出回路と、当該PDSセルの宛先ONUが自ONUか否かを判定するセル宛先判定回路と、当該PDSセルが自ONU宛でない場合にはクロック停止信号をオンとするクロック停止制御回路と、クロック停止信号がオンの場合には自ONU宛のPDSセルの受信時にのみ動作する回路のクロック供給を停止するATM−PDSプロトコル処理回路を備えることによって、消費電力を低減した光加入者線終端装置及びその消費電力低減方法が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の加入者伝送装置には、以下に説明する問題点があった。
図3に示した、端末とモデムと回線カードと上位装置とから成り、ATMセルのデータによってデータ通信を行なう加入者伝送装置においては、モデムと回線カード間でデータの授受が無い場合でも、モデム23及び回線カード24間は機能を維持しており、常時接続している回線カード24及びモデム23で無駄な電力が消費されていた。
【0012】
又、特開平7−87235号公報、特開平10−327259号公報、特開平11−55698号公報、及び特開平11−317759号公報で開示されている技術は、適応するためには回路構成を変更する必要がある、方式そのものが複雑である、又消費電力の低減量が十分ではないといった問題があった。
【0013】
本発明は、以上の従来技術における問題点を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、端末とモデムと回線カードと上位装置とから成りATMセルのデータによって通信を行なう加入者伝送装置において、前記モデムと前記回線カードの内の少なくとも一つに消費電力を低減する手段を設けた加入者伝送装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本出願第一の発明の加入者伝送装置は、上位装置と回線カードとモデムと端末とによって構成され、前記上位装置と前記回線カードとの間及び前記モデムと前記端末との間をATMセルのデータで通信するように構成して成る加入者伝送装置において、前記回線カードと前記モデムの内の少なくとも一つに有効なデータの有無を監視するパケット通信監視機能と、有効なデータの有無により送信部の起動、停止を制御する送信機能制御回路と、該送信機能制御回路の命令により機能停止、起動を実行する送信部と、該送信部が停止中に有効なデータを格納するバッファとを備えることを特徴とする。
【0015】
したがって以上の本出願第一の発明の加入者伝送装置によれば、回線カードとモデムの内の少なくとも一方で、パケット通信監視機能によって有効なデータの有無を監視し、この有効なデータの有無により送信部の機能の停止、起動を送信機能制御回路が行なうように構成しているので、有効で無いデータが送信されて来た場合には、回線カードとモデムの内の少なくとも一方で、送信機の機能を停止して消費電力を低減することができる。
【0016】
前記課題を解決する本出願第二の発明の加入者伝送装置は、本出願第1の発明の加入者伝送装置において、モデムは、送信部と、該送信部に接続されるバッファと、該バッファに接続されるパケット通信監視機能と、該パケット通信監視機能からの出力を受けて前記送信部に出力する送信機能制御回路とを備えることを特徴とする。
【0017】
したがって以上の本出願第二の発明の加入者伝送装置によれば、モデム内では、パケット通信監視機能によって有効なデータの有無を監視し、この有効なデータの有無により送信部の機能の停止、起動を送信機能制御回路が行なうように構成しているので、有効で無いデータが送信されて来た場合には、モデム内の送信部の機能を停止して消費電力を低減することができる。
【0018】
前記課題を解決する本出願第三の発明の加入者伝送装置は、本出願第2の発明の加入者伝送装置において、パケット通信監視機能は、該パケット通信監視機能と前記端末との間に接続されている受信部からの前記ATMセルで定義されているヘッダのセル損失優先表示CLPを監視し、該CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、該有効なデータの有無を前記送信機能制御回路に報告するように構成したことを特徴とする。
【0019】
したがって以上の本出願第三の発明の加入者伝送装置によれば、モデム内のパケット通信監視機能はATMセルヘッダのCLPの値によって有効なデータの有無を監視し送信機能制御回路に報告するように構成しているので、特別な付属回路を必要とせず簡単に有効なデータの有無を監視することができる。
【0020】
前記課題を解決する本出願第四の発明の加入者伝送装置は、本出願第1の発明の加入者伝送装置において、回線カードは、送信部と、該送信部に接続されたバッファと、該バッファに接続されたパケット通信監視機能と、該パケット通信監視機能からの出力を受けて前記送信部に出力する送信機能制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0021】
したがって以上の本出願第四の発明の加入者伝送装置によれば、回線カード内では、パケット通信監視機能によって有効なデータの有無を監視し、この有効なデータの有無により送信部の機能の停止、起動を送信機能制御回路が行なうように構成しているので、有効で無いデータが送信されて来た場合には、回線カード内の送信部の機能を停止して消費電力を低減することができる。
【0022】
前記課題を解決する本出願第五の発明の加入者伝送装置は、本出願第4の発明の加入者伝送装置において、パケット通信監視機能は、前記上位装置からの前記ATMセルで定義されているヘッダのCLPを監視し、該CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、該有効なデータの有無を前記送信機能制御回路に報告するように構成したことを特徴とする。
【0023】
したがって以上の本出願第五の発明の加入者伝送装置によれば、回線カード内のパケット通信監視機能はATMセルヘッダのCLPの値によって有効なデータの有無を監視し送信機能制御回路に報告するように構成しているので、特別な付属回路を必要とせず簡単に有効なデータの有無を監視することができる。
【0024】
前記課題を解決する本出願第六の発明の加入者伝送装置は、本出願第2乃至第5の発明の加入者伝送装置において、パケット通信監視機能は、前記上位装置又は前記端末からのデータが有効なデータの場合は前記バッファに送信し、有効でないデータの場合は廃棄するように構成したことを特徴とする。
【0025】
したがって以上の本出願第六の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カードのパケット通信監視機能は、有効なデータはバッファに送信し有効でないデータは破棄するように構成しているので、有効でないデータまでバッファに送信することに伴う消費電力の無駄を省くことができる。
【0026】
前記課題を解決する本出願第七の発明の加入者伝送装置は、本出願第2又は第4の発明の加入者伝送装置において、送信機能制御回路は、前記パケット通信監視機能から有効なデータ無しの報告を受けた場合には前記送信部の機能を停止させ、有効なデータ有りの報告を受けた場合には前記送信部の機能を起動させるように構成したことを特徴とする。
【0027】
したがって以上の本出願第七の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カートの送信機能制御回路は、有効なデータ有りの報告を受けた場合のみ送信部の機能を起動するように構成しているので、送信部での消費電力を低減することができる。
【0028】
前記課題を解決する本出願第八の発明の加入者伝送装置は、本出願第2又は第4の発明の加入者伝送装置において、バッファは、前記送信部が機能停止中に前記パケット通信監視機能からの有効なデータを格納するように構成したことを特徴とする。
【0029】
したがって以上の本出願第八の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カードのバッファは、送信部が機能停止中にパケット通信監視機能からの有効なデータを格納するように構成しているので、有効なデータを消失することを防ぐことができる。
【0030】
前記課題を解決する本出願第九の発明の加入者伝送装置は、本出願第2又は第4の発明の加入者伝送装置において、送信部は、起動後前記バッファから有効なデータを取り出し、前記パケット通信監視機能の有効なデータをハイブリッド回路に送信するように構成したことを特徴とする。
【0031】
したがって以上の本出願第九の発明の加入者伝送装置によれば、モデム又は回線カードの送信部は、バッファからの有効なデータを取り出しパケット通信監視機能の有効なデータをハイブリッド回路に送信するように構成しているので、有効なデータのみをハイブリッド回路に送信し有効でないデータまでを送信することに伴う消費電力の無駄を省くことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下、図面を参照して詳述する。
【0033】
本発明の加入者伝送装置は、基本構成は図3と同様であるか、モデムや回線カードの内部構成が従来と大きく異なっている。図1は、本発明の加入者伝送装置の一実施に係わり、その加入者伝送装置内のモデムの概略構成図である。1はモデム、2は端末、3は受信部、4はパケット通信監視機能、5はバッファ、6は送信部、7はハイブリッド回路、8は送信部、9は通信機能制御回路、10は受信部である。
【0034】
端末2に接続される加入者伝送装置のモデム1は、ハイブリッド回路7とそのハイブリッド回路7に接続される送信部6及び受信部10、前記送信部6に接続されるバッファ5、そのバッファ5に接続されるパケット通信監視機能4、そのパケット通信監視機能4に接続されると共に前記端末2に接続される受信部3、前記パケット通信監視機能4からの出力を受けて前記送信部6に出力する送信機能制御回路9、前記受信部10及び前記端末2に接続される送信部8を備えて構成されている。
【0035】
この加入者伝送装置のモデム1は、加入者伝送装置の回線カードからのデータを端末2に送信し、又端末2からのデータを回線カードに送信する。このモデム1の中のパケット通信監視機能4は、受信部3からのATMセルで定義されるヘッダのセル損失優先表示CLP(Cell Loss Priority)を監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、有効なデータ通信の有無を送信機能制御回路9に報告する。
【0036】
パケット通信監視機能4は、受信部3からのデータが有効なデータの場合はバッファ5に送信し、有効でないデータの場合は廃棄する。更に送信機能制御回路9は、パケット通信監視機能4から有効なデータ無しの報告を受けた場合には送信部6の機能を停止させ、パケット通信監視機能4から有効なデータ有りの報告を受けた場合には送信部6の機能を起動させる。
【0037】
受信部3は、端末2からのデータを受信し、パケット通信監視機能4に送信する。バッファ5は、送信部6が機能停止中におけるパケット通信監視機能4からの有効なデータを格納する。
【0038】
送信部6は、起動後バッファ5から有効なデータを取り出し、パケット通信監視機能4の有効なデータをハイブリッド回路7へ送信する。又、ハイブリッド回路7は、2W−4W変換を行なう。受信部10は、ハイブリッド回路7を介して加入者伝送装置の回線カードから送信されたデータを送信部8に送信する。送信部8は、受信部10からのデータを端末2に送信する。
【0039】
図2は、本発明の加入者伝送装置の一実施に係わり、その加入者伝送装置内の回線カードの概略構成図である。11は回線カード、12はハイブリッド回路、13は受信部、14は送信部、15はバッファ、16はパケット通信監視機能、17は送信機能制御回路である。
【0040】
回線カード11は、ハイブリッド回路12、そのハイブリッド回路12と接続された受信部13及び送信部14、その送信部14に接続されたバッファ15、そのバッファ15に接続されたパケット通信監視機能16、そのパケット通信監視機能16からの出力を受けて前記送信部14に出力する送信機能制御回路17から構成されている。この加入者伝送装置の回線カード11は上位装置18からのデータを図1の加入者伝送装置のモデムに送信する。又モデムからのデータを上位装置18に送信する。
【0041】
回線カード11の中のパケット通信監視機能16は、上位装置18からのATMセルで定義されるヘッダのCLPを監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、有効なデータの有無を送信機能制御回路17に報告する。又パケット通信監視機能16は、上位装置18からのデータが有効なデータの場合はバッファ15に送信し、有効でないデータの場合は廃棄する。
【0042】
送信機能制御回路17は、パケット通信監視機能16から有効なデータ無しの報告を受けた場合には送信部14の機能を停止させ、有効なデータ有りの報告を受けた場合には送信部14の機能を起動させる。バッファ15は、送信部14が機能停止中にパケット通信監視機能16からの有効なデータを格納する。
【0043】
送信部14は、起動後バッファ15から有効なデータを取り出し、パケット通信監視機能16からの有効なデータをハイブリッド回路12に送信する。それによってハイブリッド回路12は、2W−4W変換を行なう。受信部13は、加入者伝送装置のモデムからの送信データをハイブリッド回路12を介して受信し、上位装置18に送信する。
【0044】
以下、本実施の形態の加入者伝送装置の動作を説明する。尚、加入者伝送装置は、前述のように端末2とモデム1と回線カード11と上位装置18とから構成されていおり、説明上の都合で各部の機能を再び述べている個所がある。
【0045】
先ず図1のモデム1の概略構成図において、パケット通信監視機能4は受信部3から通信されるATMセルで定義されるヘッダのCLPを常時監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なす。
【0046】
受信部3とパケット通信監視機能4との間で一定時間有効なデータが無かった場合には、パケット通信監視機能4が送信機能制御回路9に一定時間有効なデータが無いことを報告する。受信部3とパケット通信監視機能4との間で一定時間有効なデータが無い報告を受けた送信機能制御回路9は、送信部6の機能を停止させる。パケット通信監視機能4は送信部6が機能停止している間にも受信部3から有効なデータが有るかどうかを監視する。パケット通信監視機能4が受信部3から有効なデータを受信したら、送信機能制御回路9に報告する。有効なデータを受信した報告を受けた送信機能制御回路9は送信部6を起動させる。パケット通信監視機能4は、送信部6が起動、停止に関わらず受信部3とパケット通信監視機能4との間の有効なデータの有無を監視し、有効なデータの場合はバッファ5に送信し、格納する。又有効なデータで無い場合は廃棄する。
【0047】
送信部6が起動したら、送信部6がバッファ5から有効なデータを取り出し、2W−4W変換を行なうハイブリッド回路7を介して加入者伝送装置回線カードに出力する。送信部6の機能を起動する時には、通常の立ち上げ手順では時間がかかる為に立ち上げ時間を早くする方法としてITU−T勧告G.992.2の12章Fast Retrainの立ち上げ方法に従って起動させる。
【0048】
次に図2の回線カード11の機能ブロック図において、回線カード11の中のパケット通信監視機能16は上位装置18から通信されるATMセルで定義されるヘッダのCLPを常時監視し、CLPの値が零の時に有効なデータと見なす。上位装置18とパケット通信監視機能16との間で一定時間有効なデータが無かった場合には、パケット通信監視機能16が送信機能制御回路17に一定時間有効なデータが無いことを報告する。上位装置18とパケット通信監視機能16との間で一定時間有効なデータが無い報告を受けた送信機能制御回路17は送信部14の機能を停止させる。
【0049】
パケット通信監視機能16は送信部14が機能停止している間にも上位装置18から有効なデータが有るかを監視する。パケット通信監視機能16が上位装置18から有効なデータを受信したら、送信機能制御回路17に報告する。有効なデータを受信した報告を受けた送信機能制御回路17は、送信部14を起動させる。パケット通信監視機能16は、送信部14が起動、停止に関わらず上位装置18とパケット通信監視機能16との間の有効なデータの有無を監視し、有効なデータの場合はバッファ15に送信し、格納する。又、有効なデータで無い場合は廃棄する。
【0050】
送信部14が起動したら、送信部14がバッファ15から有効なデータを取り出し、2W−4W変換を行なうハイブリッド回路12を介して加入者伝送装置のモデム1に出力する。送信部14の機能を起動する時には、通常の立ち上げ手順では時間がかかる為に立ち上げ時間を早くする方法としてITU−T勧告G.992.2の12章 Fast Retrainの立ち上げ方法に従って起動させることができる。
【0051】
以上で説明したように、加入者伝送装置を構成するモデム1と回線カード11の内の少なくとも一つに、上述の消費電力低減手段を設けることで、加入者伝送装置の全体の消費電力を大幅に低減することが可能になった。尚、モデム1と回線カード11の両方に上述の消費電力低減手段を設けることが望ましいことは言うまでも無い。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明の加入者伝送装置によれば、端末とモデムと回線カードと上位装置とから構成される加入者伝送装置において、モデムと回線カード間で有効なデータの授受の無い場合に、回線カード及びモデムの送信部の機能を停止させることにより、常時接続している回線カード及びモデムの消費電力を低減させ、その結果、加入者伝送装置の全体の電力消費を低減させることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加入者伝送装置の一実施例に係わり、モデムの概略構成図である。
【図2】本発明の加入者伝送装置の一実施例に係わり、回線カードの概略構成図である。
【図3】従来の加入者伝送装置に係わり、概略構成図とプロトコルスタックについて示した説明図である。
【符号の説明】
1 モデム
2 端末
3 受信部
4 パケット通信監視機能
5 バッファ
6 通信部
7 ハイブリッド回路
8 送信部
9 通信機能制御回路
10 受信部
11 回線カード
12 ハイブリッド回路
13 受信部
14 送信部
15 バッファ
16 パケット通信監視機能
17 送信機能制御回路
18 上位装置
21 加入者伝送装置
22 端末
23 モデム
24 回線カード
25 上位装置
26 HTTP
27 TCP
28 IP
29 PPP
30 AAL5
31 ATMセル
32 Ether
33 ADSL
34 OC−3
Claims (9)
- 上位装置と回線カードとモデムと端末とによって構成され、前記上位装置と前記回線カードとの間及び前記モデムと前記端末との間をATMセルのデータで通信するように構成して成る加入者伝送装置において、前記回線カードと前記モデムの内の少なくとも一つに有効なデータの有無を監視するパケット通信監視機能と、有効なデータの有無により送信部の起動、停止を制御する送信機能制御回路と、該送信機能制御回路の命令により機能停止、起動を実行する送信部と、該送信部が停止中に有効なデータを格納するバッファとを備えることを特徴とする加入者伝送装置。
- モデムは、送信部と、該送信部に接続されるバッファと、該バッファに接続されるパケット通信監視機能と、該パケット通信監視機能からの出力を受けて前記送信部に出力する送信機能制御回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載した加入者伝送装置。
- パケット通信監視機能は、該パケット通信監視機能と前記端末との間に接続されている受信部からの前記ATMセルで定義されているヘッダのセル損失優先表示CLPを監視し、該CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、該有効なデータの有無を前記送信機能制御回路に報告するように構成して成ることを特徴とする請求項2に記載した加入者伝送装置。
- 回線カードは、送信部と、該送信部に接続されたバッファと、該バッファに接続されるパケット通信監視機能と、該パケット通信監視機能からの出力を受けて前記送信部に出力する送信機能制御回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載した加入者伝送装置。
- パケット通信監視機能は、前記上位装置からの前記ATMセルで定義されているヘッダのCLPを監視し、該CLPの値が零の時に有効なデータと見なし、該有効なデータの有無を前記送信機能制御回路に報告するように構成して成ることを特徴とする請求項4に記載した加入者伝送装置。
- パケット通信監視機能は、前記上位装置又は前記受信部からのデータが有効な場合は前記バッファに送信し、有効でないデータの場合は廃棄するように構成して成ることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一に記載した加入者伝送装置。
- 送信機能制御回路は、前記パケット通信監視機能から有効なデータ無しの報告を受けた場合には前記送信部の機能を停止させ、有効なデータ有りの報告を受けた場合には前記送信部の機能を起動させるように構成して成ることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載した加入者伝送装置。
- バッファは、前記送信部が機能停止中に前記パケット通信監視機能からの有効なデータを格納するように構成して成ることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載した加入者伝送装置。
- 送信部は、起動後前記バッファから有効なデータを取り出し、前記パケット通信監視機能の有効なデータをハイブリッド回路に送信するように構成して成ることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載した加入者伝送装置。
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