JPH06334700A - Lan自動電源制御装置のパワーオン制御方法 - Google Patents

Lan自動電源制御装置のパワーオン制御方法

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JPH06334700A
JPH06334700A JP5118269A JP11826993A JPH06334700A JP H06334700 A JPH06334700 A JP H06334700A JP 5118269 A JP5118269 A JP 5118269A JP 11826993 A JP11826993 A JP 11826993A JP H06334700 A JPH06334700 A JP H06334700A
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transmission
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秀之 鯉沼
Koichi Takaba
浩一 高場
Rumiko Kikuta
ルミ子 菊田
Masahiro Hitomi
政弘 一見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はLAN自動電源制御装置のパワーオ
ン制御方法に関し、OSIのES−ISプロトコルによ
り構成されたLANシステムにおいても、リモートパワ
ーオンを可能にすることを目的とする。 【構成】 自システムがESの場合、LAN処理装置1
のパワーオフ時、送受信部CMは一定の間隔でISグル
ープアドレス宛のESHを送信し、他システムに自シス
テムのMACアドレスとNSAPアドレスの対応を知ら
せ、自MACアドレス宛のDT−NPDUを受信する
と、パワーオン制御部PNがLAN処理装置1をパワー
オンする。またESグループアドレス宛、かつNSAP
アドレス宛のDT−NPDU受信時にパワーオンする。
更に、ESグループアドレス宛、かつNSAPアドレス
宛のDT−NPDU受信時に、このDT−NPDUの送
信元MACアドレス宛にESHを送信し、その後パワー
オンするように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LANのプロトコルと
して、OSIのプロトコルを使用し、LAN経由の電文
(WAN−LAN経由等の任意の中継手段、プロトコル
を経て伝達された電文を含む)により、LAN処理装置
をパワーオン(リモートパワーオン)するLAN自動電
源制御装置のパワーオン制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図18〜図20は、従来例を示した図で
あり、図18〜図20中、1はLAN処理装置、2はL
AN通信アダプタ(LAN制御装置)、3はLAN自動
電源制御装置、4はトランシーバ、5、10は通信制御
部、6、12はMPU(MicroProcessor Unit) 、7は
LAN送受信制御部、8、16はLAN送受信回路、1
1はパワーオン/オフ検出回路、13は電源、14はパ
ワーオン回路、15はパワーオン回路制御部、17はL
AN受信制御部、18は受信電文解析部、19はMAC
アドレス(Media Access Control Address:媒体アクセ
ス制御アドレス)用メモリを示す。
【0003】また、以下の説明で使用する用語は、次の
通りである。LAN:Local Area Network(ローカルエ
リアネットワーク)、OSI:OpenSystem Interconnec
tion (開放型システム相互接続)、WAN:Wide Erea
Network (広域網)、MAC:Media Access Control
(媒体アクセス制御)、NSAP:Network Service Ac
cess Point(アドレス:ネットワークサービスアクセス
点)、ESH:End System Hello(エンドシステムハロ
ー)、ISH:Intermediate System Hello (インター
ミーディエイトシステムハロー)、PDU:Protcol Da
ta Unit (プロトコルデータ単位)、DT−NPDU:
Data - NetworkProtcol Data Unit(データ−ネットワ
ークプロトコルデータ単位)、ES−IS:End System
−Intermediate System (エンドシステム−インタミデ
ィエイトシステム)。
【0004】§1:システムの説明・・・図18参照 図18は従来例のシステム説明図(A:例1、B:例
2、C:例3)である。以下、LAN上のシステムを、
図18に基づいて説明する。
【0005】従来、LANには、各種のLAN処理装置
(例えば、ワークステーション、パソコン等)1が接続
されていた。これらのLAN処理装置1をLANの伝送
路に接続する場合は、図18Aに示したように、トラン
シーバ4、及びLAN通信アダプタ(LAN制御装置)
2を介して接続していた。
【0006】この場合、例えば、LAN通信アダプタ2
と、LAN処理装置1を同一筐体内に設置したり、或い
は、LAN通信アダプタ2と、LAN処理装置1と、ト
ランシーバ4を同一筐体内に設置していた。
【0007】ところで、従来、図18Bに示したよう
に、トランシーバ4とLAN通信アダプタ2との間、又
は図18Cに示したように、LAN通信アダプタ2内
に、LAN自動電源制御装置3を設けたシステムが知ら
れていた。
【0008】このシステムでは、LAN自動電源制御装
置3をLANの伝送路とLAN処理装置1に接続し、L
AN経由の電文によつて、遠方からLAN処理装置1を
パワーオン(リモートパワーオン)することができるよ
うになっている。
【0009】§2:システムの構成の説明・・・図19
参照 図19は従来例のシステム構成図である。以下、LAN
に接続されたシステムの1例を、図19に基づいて説明
する。
【0010】図示のように、LAN処理装置1と、伝送
路との間には、LAN通信アダプタ2と、LAN自動電
源制御装置3が接続されている。上記LAN通信アダプ
タ2には、通信制御部5、MPU6、LAN送受信制御
部7、LAN送受信回路8等が設けてある。
【0011】また、LAN自動電源制御装置3には、通
信制御部10、パワーオン/オフ検出回路11、MPU
12、電源13、パワーオン回路14、パワーオン回路
制御部15、LAN送受信回路16、LAN受信制御部
17、受信電文解析部18、MACアドレス用メモリ1
9等が設けてある。
【0012】上記各部の機能等は次の通りである。 (1):通信制御部5は、LAN処理装置1とLAN通
信アダプタ2間の通信制御を行うものである。
【0013】(2):MPU6は、LAN通信アダプタ
2内の各種制御等を行うもの(プロセッサ)である。 (3):LAN送受信回路8は、LANの伝送路に接続
され、各種情報(電文等)の送信、及び受信を行う回路
である。
【0014】(4):LAN送受信制御部7は、LAN
通信アダプタ2内で、送信、及び受信制御を行うもの
(例えば、制御プログラム)である。 (5):通信制御部10は、LAN処理装置1とLAN
自動電源制御装置3間の通信制御を行うものである。
【0015】(6):パワーオン/オフ検出回路11
は、LAN処理装置1の電源のパワーオン、或いはパワ
ーオフの状態を検出する回路である。 (7):MPU12は、LAN自動電源制御装置3内の
各種制御を行うもの(プロセッサ)である。
【0016】(8):電源13は、LAN自動電源制御
装置3に、常時電源を供給する電源装置である(LAN
自動電源制御装置3は、電源13により、常に電源オン
の状態である)。
【0017】(9):パワーオン回路14は、LAN処
理装置1の電源のパワーオン(電源投入)を行う回路で
ある。 (10):パワーオン回路制御部15は、パワーオン回
路14に対する各種制御を行うものである。
【0018】(11):LAN送受信回路16は、LA
Nの伝送路に接続された回路であり、各種情報(電文
等)の送信、及び受信を行う回路である。 (12):LAN受信制御部17は、LANの各種受信
制御を行うものである。
【0019】(13):受信電文解析部18は、LAN
送受信回路16で受信した電文の解析を行うものであ
る。 (14):MACアドレス用メモリ19は、自装置のM
ACアドレスを格納するメモリである。
【0020】以上のように構成されたLAN自動電源制
御装置3は、電源13により、常時電源が投入されてお
り、常に動作している。また、LAN処理装置1の電源
は、オペレータ等の人手によりパワーオン/オフする事
が出来るが、この他に、LAN自動電源制御装置3によ
り、LAN経由の電文で、遠方からパワーオン(リモー
トパワーオン)が可能である。
【0021】なお、この例では、上記LAN処理装置1
と、LAN通信アダプタ2と、LAN自動電源制御装置
3で、LAN上のシステムを構成しているものとして説
明する。
【0022】§3:従来例の処理の説明・・・図20参
照 図20は従来例の処理フローチャート(LAN自動電源
制御装置の処理)である。以下、図20の処理フローチ
ャートに基づいて、LAN自動電源制御装置の処理を説
明する。なお、S1〜S6は、各処理番号を示す。
【0023】(1):LAN処理装置が、パワーオン状
態で稼働中の状態から、パワーオフになった場合の処理 今、LAN処理装置1の電源がパワーオン状態にあり、
LAN処理装置1が稼働中であるとする。この時、自M
ACアドレス(自システムのMACアドレス)が、LA
N処理装置1から、LAN自動電源制御装置3の通信制
御部10に通知される。
【0024】この自MACアドレスは、通信制御部10
からLAN受信制御部17に渡され、LAN受信制御部
17が、MACアドレス用メモリ19に格納しておく。
この状態で、LAN処理装置1の電源がパワーオフの状
態になると、パワーオン/オフ検出回路11がLAN処
理装置1のパワーオフを検出し(S1)、パワーオン回
路制御部15に通知する。パワーオン回路制御部15
は、LAN受信制御部17に、LAN処理装置1のパワ
ーオフを通知する。
【0025】この通知を受けたLAN受信制御部17
は、MACアドレス用メモリ19から、自MACアドレ
スを読みだして、LAN送受信回路16に設定すると共
に、LAN送受信回路16を動作状態にする。
【0026】以降、LAN送受信回路16で、当該MA
Cアドレス宛の電文を受信可能な状態にする(S2)。 (2):電文受信可能状態から、LAN処理装置がパワ
ーオンになった場合の処理 上記の電文受信可能状態(S2)において、パワーオン
/オフ検出回路11では、LAN処理装置1の電源のパ
ワーオン/オフ状態を検出しており、また、LAN送受
信回路16では、外部からの電文の受信待機中である。
【0027】この状態で、例えば、電文の受信がなく、
LAN処理装置1がパワーオン状態になったとすると、
パワーオン/オフ検出回路11が、LAN処理装置1の
パワーオン状態を検出し(S3)、パワーオン回路制御
部15に通知する。
【0028】パワーオン回路制御部15は、LAN受信
制御部17に対し、LAN処理装置1のパワーオン状態
を通知する。この通知を受けたLAN受信制御部17
は、LAN送受信回路16を、動作停止状態にして、電
文の受信が不可能な状態にする(S6)。
【0029】(3):自MACアドレス宛の電文を受信
した場合の処理 上記の電文受信可能状態(S2)において、例えば、L
AN処理装置1のパワーオンを検出しないで(S3)、
自MACアドレス宛の電文を受信したとする(S4)。
【0030】この場合、LAN送受信回路16では、電
文を受信すると、LAN受信制御部17に通知する。L
AN受信制御部17では、LAN送受信回路16からの
電文を受け取ると、受信電文解析部18に電文の解析を
依頼する。
【0031】受信電文解析部18では、受け取った電文
を解析する。この解析では、電文が、同報電文ではな
く、自分宛であることを確認する。その結果、受信した
電文が、自MACアドレス宛であったことが確認出来た
ら、パワーオン回路制御部15にその旨通知する。
【0032】パワーオン回路制御部15は、この通知を
受け取ると、パワーオン回路14に、LAN処理装置1
のパワーオンを指示する。パワーオン回路14は、直ち
に、LAN処理装置1をパワーオン(電源投入)する
(S5)。
【0033】このようにして、LAN処理装置1がパワ
ーオンすると、パワーオン/オフ検出回路11は、パワ
ーオン状態を検出し、パワーオン回路制御部15にその
旨通知する。
【0034】パワーオン回路制御部15は、LAN処理
装置1のパワーオン状態を、LAN受信制御部17に通
知する。この通知を受けたLAN受信制御部17は、L
AN送受信回路の動作を停止させ、電文の受信を不可能
状態にする(S6)。
【0035】このようにして、LAN処理装置1がパワ
ーオンすると、LAN通信アダプタ2もLAN処理装置
1から電源が投入されて動作する。以降、LAN通信ア
ダプタ2がLANの制御を行う。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。OSIのES
−ISプロトコルのような、相手MACアドレスが未知
であり、かつ同報電文のやりとりにより、相手MACア
ドレスを確認するようなプロトコルでは、相手に電文が
到達しない。
【0037】従って、LANのプロトコルとして、OS
Iを使用している場合は、LAN経由の電文(WAN−
LAN経由等の任意の中継手段、プロトコルを経て伝達
された電文を含む)により、LAN処理装置の電源をリ
モートパワーオンすることは出来ない。
【0038】本発明は、このような従来の課題を解決
し、自システムがESである場合は、ESHの電文を、
ISである場合は、ISHの電文を所定間隔で送信し、
LAN上の他システムに、自システムのMACアドレス
と、NSAPアドレスの対応を知らせることにより、O
SIのES−ISプロトコルにより構成されたLAN
(或いはLAN−WAN)システムにおいても、リモー
トパワーオンを可能にすることを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図18〜図20と同じものは、同一
符号で示してある。また、CMは送受信部、PNはパワ
ーオン制御部、MEはメモリ、23はインターバルタイ
マ制御部、25はインターバルタイマを示す。
【0040】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 :少なくとも、LAN経由で電文を送受信制御する送
受信部CMと、LAN処理装置1のパワーオン(電源投
入)を制御するパワーオン制御部PNとを具備し、LA
N経由の電文により、LAN処理装置1のパワーオンが
可能なLAN自動電源制御装置において、LAN処理装
置1がパワーオフ(電源断)状態の時、予め設定した一
定の間隔で、予め設定したISグループアドレス宛のE
SHの電文(ESH PDU)を送信し、その後、自M
ACアドレス宛のDT−NPDUの電文(OSIのデー
タ電文)を受信した時、上記パワーオン制御部PNによ
り、LAN処理装置1をパワーオンするように構成し
た。
【0041】:上記構成において、更に、予め設定
したESグループアドレス宛、かつ、予め設定したNS
APアドレス宛のDT−NPDUの電文(OSIのデー
タ電文)を受信した時、上記パワーオン制御部PNによ
り、LAN処理装置1をパワーオンするように構成し
た。
【0042】:上記構成において、更に、予め設定
したESグループアドレス宛、かつ、予め設定したNS
APアドレス宛のDT−NPDUの電文(OSIのデー
タ電文)を受信した時、このDT−NPDUの電文の送
信元MACアドレス宛に、ESHの電文(ESH PD
U)を送信し、その後、上記パワーオン制御部PNによ
り、LAN処理装置1をパワーオンするように構成し
た。
【0043】:少なくとも、LAN経由で電文を送受
信制御する送受信部CMと、LAN処理装置1のパワー
オン(電源投入)を制御するパワーオン制御部PNとを
具備し、LAN経由の電文により、LAN処理装置1の
パワーオンが可能なLAN自動電源制御装置において、
LAN処理装置1の電源がパワーオフ(電源断)状態の
時、予め設定した一定の間隔で、予め設定したESグル
ープアドレス宛のISHの電文(ISH PDU)を送
信し、その後、自MACアドレス宛のDT−NPDUの
電文(OSIのデータ電文)を受信した時、上記パワー
オン制御部PNにより、LAN処理装置1をパワーオン
するように構成した。
【0044】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 (1):LAN処理装置1の電源がパワーオン状態の
時、「自MACアドレス」、「自NSAPアドレス(ネ
ットワークエンティティタイトル)」、「ISグループ
アドレス」、「ESグループアドレス」、「ESH送出
間隔」、「ISH送出間隔」等のデータの内、自システ
ムで必要とするデータ(自システムが、ESかISかに
より異なる)を、メモリMEに格納しておく。
【0045】この状態で、LAN処理装置1がパワーオ
フになると、パワーオン制御部PNがパワーオフを検出
し、送受信部CMに通知する。この通知を受けた送受信
部CMは、送受信部CMを動作状態にして、電文受信可
能状態にする。
【0046】この時、インターバルタイマ制御部23
は、指定されたインターバル(ESH送出間隔、又はI
SH送出間隔)で、割り込みが発生するように、インタ
ーバルタイマ25にデータを設定し、該インターバルタ
イマ25を起動する。
【0047】(2):上記のようにして起動したインタ
ーバルタイマ25から、インターバルタイマ制御部23
に対し、割り込みが発生すると、インターバルタイマ制
御部23は、送受信部CMに対し、インターバル要求を
通知する。
【0048】この場合、自システムがESであれば、送
受信部CMは、メモリMEに格納してある自NSAPア
ドレス、自MACアドレス、ISグループアドレスか
ら、ESHの電文を作成し、ISグループアドレス宛の
ESHの電文を送信する。
【0049】また、自システムがISであれば、送受信
部CMは、メモリMEに格納してある自MACアドレ
ス、ESグループアドレス、ネットワークエンティティ
タイトルから、ISHの電文を作成し、ESグループア
ドレス宛のISHの電文を送信する。
【0050】上記ESH、又はISHの電文は、上記E
SH送出間隔、又はISH送出間隔に従って、一定間隔
で送信する。この電文送信により、LAN上の他システ
ムに、自システムのMACアドレスと、NSAPアドレ
スの対応を知らせることができる。
【0051】(3):LAN処理装置1が、パワーオフ
の状態からパワーオン状態になった場合には、送受信部
CMは、電文受信不可能状態にする。またこの時、送受
信部CMからの要求により、インターバルタイマ制御部
23は、インターバルタイマ25に対し、動作停止の設
定をする。以降、インターバルタイマは動作を停止す
る。
【0052】(4):上記電文受信可能状態で、送受信
部CMが電文を受信した場合には、受信電文を解析して
内容を確認し、次のように制御を行う。 (4)−1:送受信部CMが、自MACアドレス宛のD
T−NPDUの電文を受信した場合は、同報電文ではな
く、自分宛(自MACアドレス宛)の電文であることを
確認した後、パワーオン制御部PNにより、LAN処理
装置1をパワーオンする。
【0053】(4)−2:送受信部CMが、自ESグル
ープアドレス宛のDT−NPDUの電文を受信した場合
は、、電文が同報電文であり、かつ、自ESグループ
アドレス宛の電文であること、、正しいOSIプロト
コルの電文であること、、電文内の宛て先NSAPア
ドレスが、自NSAPアドレスと等しいこと、の3点を
確認した後(確認出来ない時は、電文を捨てる)、パワ
ーオン制御部PNにより、LAN処理装置1をパワーオ
ンする。
【0054】(4)−3:また、上記(4)−2の処理
で、〜を確認した後、このDT−NPDUの電文の
送信元MACアドレス宛に、ESHの電文(ESH P
DU)を送信し、その後、パワーオン制御部PNによ
り、LAN処理装置1をパワーオンする。
【0055】以上のようにして、自システムがESであ
る場合は、ESHの電文を、ISである場合は、ISH
の電文を一定間隔で送信し、LAN上の他システムに、
自システムのMACアドレスと、NSAPアドレスの対
応を知らせることにより、OSIのES−ISプロトコ
ルにより構成されたLAN(或いはLAN−WAN)シ
ステムにおいても、リモートパワーオンを可能にするこ
とができる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例の説明)図2〜図7は、本発明の第1実施
例を示した図であり、図2〜図7中、図1、図18〜図
20と同じものは、同一符号で示してある。また、21
はLAN送受信制御部、22はESH送出間隔用メモ
リ、24はISグループアドレス用メモリ、26はNS
APアドレス用メモリを示す。
【0057】第1実施例は、自システムがESで、LA
N上にISが存在する場合の例である。 §1:システムの接続状態の説明・・・図2参照 図2は第1実施例のシステム接続図である。この例で
は、各システム(ES及びIS)が、図2のように接続
されている。
【0058】図示のように、LANには、複数のESと
複数のISが接続されており、また、WANを介してI
Sに接続されたESも存在している。なお、本実施例で
は、LANに接続されたISは、少なくとも1つ存在す
れば良い。また、LANに接続されたESの内、いずれ
か1つのESが自システムになれば良く、自システムと
なるESは、LANに接続されているESならば、どの
位置に接続されたものでも良い。
【0059】§2:システムの制御シーケンスの説明・
・・図3参照 図3は第1実施例システムの制御シーケンスである。以
下、図3に基づいて、図2に示したシステムの制御シー
ケンスについて説明する。
【0060】図2に示したシステムにおいて、いずれか
1つのESが自システムであるとする。この場合、自シ
ステム(ES)は、MACアドレスを「γ」、NSAP
アドレスを「ε」とする。
【0061】(1):今、自システム(ES)が、パワ
ーオフ(電源断)の状態で、リモートパワーオンの待機
状態であったとする。この時、自システム(ES)で
は、インターバルタイマ(後述する)で時間を監視し、
一定時間毎に、ESHの電文(ESH−PDU)を送信
する。この場合の宛て先は、ISグループアドレス(I
S Grアドレス)である。
【0062】このESHの電文(ESH−PDU)の電
文は、ISグループアドレス宛であるため、他システム
(IS)によって受信される。この他システム(IS)
では、ESHの電文(ESH−PDU)により、MAC
アドレスと、NSAPアドレスとの対応がとれる。
【0063】そこで、上記ESHの電文を受信した他シ
ステム(IS)では、MACアドレスと、NSAPアド
レスとの対応データを、メモリ(LAN通信アダプタ内
のメモリ)に格納しておき、その後の処理に利用する。
【0064】(2):その後、他システム(ES)か
ら、NSAPアドレスε宛に電文を送信したとする。こ
の他システム(ES)からの電文(NSAPアドレスε
宛)は、他システム(IS)で受信された後、該他シス
テム(IS)から、更に、宛て先γ(自システムのMA
Cアドレス)に対して、DT−NPDUの電文(OSI
のデータ電文)を送信(中継)する。
【0065】この場合、NSAPアドレスεと、宛て先
γとの対応は、上記他システム(IS)のメモリに格納
しておいたデータにより可能である。その後、他システ
ム(IS)からのDT−NPDU(宛て先γ)の電文を
受信した自システム(ES)では、LAN処理装置をパ
ワーオンする。
【0066】なお、自システム(ES)が、完全に動作
状態になる以前で、当該DT−NPDUに自システム
(ES)が応答を返さない時、予めシステムに定義して
ある回数だけ、DT−NPDUは他システム(IS、又
はES)から再送される。
【0067】§3:システムの説明・・・図4参照 図4は第1実施例のシステム構成図である。以下、上記
自システム(ES)の1例を、図4に基づいて説明す
る。
【0068】上記自システム(ES)は、例えば、LA
N処理装置1と、LAN通信アダプタ2と、LAN自動
電源制御装置3等で構成されている。そして、LAN処
理装置1と、LANの伝送路との間に、LAN通信アダ
プタ2と、LAN自動電源制御装置3が接続されてい
る。
【0069】上記LAN通信アダプタ2には、通信制御
部5、MPU6、LAN送受信制御部7、LAN送受信
回路8等が設けてある。また、LAN自動電源制御装置
3には、通信制御部10、パワーオン/オフ検出回路1
1、MPU12、電源13、パワーオン回路14、パワ
ーオン回路制御部15、LAN送受信回路16、受信電
文解析部18、MACアドレス用メモリ19、LAN送
受信制御部21、ESH送出間隔用メモリ22、インタ
ーバルタイマ制御部23、ISグループアドレス用メモ
リ24、インターバルタイマ25、NSAPアドレス用
メモリ26等が設けてある。
【0070】上記各部の機能等は次の通りである。 (1):通信制御部5は、LAN処理装置1とLAN通
信アダプタ2間の通信制御を行うものである。
【0071】(2):MPU6は、LAN通信アダプタ
2内の各種制御等を行うもの(プロセッサ)である。 (3):LAN送受信回路8は、LANの伝送路に接続
され、各種情報(電文等)の送信、及び受信等を行う回
路である。
【0072】(4):LAN送受信制御部7は、LAN
通信アダプタ2内で、送信、及び受信制御を行うもので
ある。 (5):通信制御部10は、LAN処理装置1とLAN
自動電源制御装置3間の通信制御を行うものである。
【0073】(6):パワーオン/オフ検出回路11
は、LAN処理装置1の電源のパワーオン、或いはパワ
ーオフの状態を検出する回路である。 (7):MPU12は、LAN自動電源制御装置3内の
各種制御を行うもの(プロセッサ)である。
【0074】(8):電源13は、LAN自動電源制御
装置3に、常時電源を供給する電源装置である(LAN
自動電源制御装置3は、電源13により、常に電源オン
の状態である)。
【0075】(9):パワーオン回路14は、LAN処
理装置1の電源のパワーオン(電源投入)を行う回路で
ある。 (10):パワーオン回路制御部15は、パワーオン回
路14に対する各種制御を行うものである。
【0076】(11):LAN送受信回路16は、LA
Nの伝送路に接続された回路であり、各種情報(電文
等)の送信、及び受信等を行う回路である。 (12):受信電文解析部18は、LAN送受信回路1
6で受信した電文の解析を行うものである。
【0077】(13):MACアドレス用メモリ19
は、自装置のMACアドレスを格納するメモリである。 (14):LAN送受信制御部21は、LANの伝送路
に接続されており、LAN送受信回路16での送信、及
び受信時の各種制御を行うものである。
【0078】(15):ESH送出間隔用メモリ22
は、ESH送出間隔用データを格納するメモリである。 (16):ISグループアドレス用メモリ24は、IS
グループアドレスを格納するメモリである。
【0079】(17):インターバルタイマ25は、設
定されたデータ(ESH送出間隔用データ)に基づい
て、一定間隔でインターバルタイマ制御部23に対し、
割り込みを発生するタイマである。
【0080】(18):NSAPアドレス用メモリ26
は、NSAPアドレスを格納するメモリである。 以上のように構成されたLAN自動電源制御装置3は、
内部の電源13により、常時電源が投入されており、常
に動作している。
【0081】また、LAN処理装置1の電源は、オペレ
ータ等の人手によりパワーオン/パワーオフする事が出
来るが、この他に、LAN経由の電文で、リモートパワ
ーオンが可能である。
【0082】更に、LAN通信アダプタ2の電源は、L
AN処理装置1から電源を供給されて動作するものであ
り、LAN通信アダプタ2は、LAN処理装置1の動作
中のみ、LANの通信制御を行う。
【0083】なお、他システム(IS)、及び他システ
ム(ES)は、上記自システム(ES)と同じ構成であ
っても良いが、異なった構成でも良い。また、図1に示
した送受信部CMは、上記LAN送受信回路16、LA
N送受信制御部21、受信電文解析部18等に対応し、
パワーオン制御部PNは、パワーオン回路14、パワー
オン回路制御部15、パワーオン/オフ検出回路11等
に対応する。
【0084】§4:LAN自動電源制御装置の処理の説
明・・・図5〜図7参照 図5は第1実施例の処理フローチャート1(パワーオン
→パワーオフ→ESH送信)、図6は第1実施例の処理
フローチャート2(パワーオフ→パワーオン)、図7は
第1実施例の処理フローチャート3(パワーオフ→自M
ACアドレス宛電文受信)である。
【0085】以下、図5〜図7の処理フローチャートに
基づいて、上記自システム(ES)に設けたLAN自動
電源制御装置の処理を説明する。なお、S11〜S36
は、各処理番号を示す。
【0086】(1):LAN処理装置が、パワーオン状
態から、パワーオフになった場合の処理・・・図5参照 今、LAN処理装置1の電源がパワーオン状態であり、
稼働中であるとする。この時、「自MACアドレス」
と、「自NSAPアドレス」と、「ISグループアドレ
ス」と、「ESH送出間隔」とが、LAN処理装置1か
ら、LAN自動電源制御装置3の通信制御部10に通知
する。
【0087】その後、この「自MACアドレス」と、
「自NSAPアドレス」と、「ISグループアドレス」
と、「ESH送出間隔」の各データは、通信制御部10
から、LAN送受信制御部21に渡され、LAN送受信
制御部21が各メモリに格納する(S11)。
【0088】すなわち、「自MACアドレス」はMAC
アドレス用メモリ19に格納し、「自NSAPアドレ
ス」はNSAPアドレス用メモリ26に格納し、「IS
グループアドレス」はISグループアドレス用メモリ2
4に格納し、「ESH送出間隔」はESH送出間隔用メ
モリ22に格納する。
【0089】この状態で、LAN処理装置1の電源がパ
ワーオフ(電源断)になると、パワーオン/オフ検出回
路11がLAN処理装置1のパワーオフを検出し(S1
2)、パワーオン回路制御部15に通知する。
【0090】パワーオン回路制御部15は、LAN処理
装置1がパワーオフになったことを、LAN送受信制御
部21に通知する。この通知を受けたLAN送受信制御
部21は、MACアドレス用メモリ19から、MACア
ドレスを読みだして、LAN送受信回路16に設定する
と共に、LAN送受信回路16を動作状態にする。
【0091】以降、LAN送受信回路16では、当該M
ACアドレス宛の電文を受信出来るようになる(S1
3)。また、この時、LAN送受信制御部21は、イン
ターバルタイマ制御部23に対し、インターバル通知要
求を行う。この要求のインターバルの値として、インタ
ーバルタイマ制御部23は、ESH送出間隔用メモリ2
2から読みだしたESH送出間隔(データ)を渡す。
【0092】上記インターバル通知要求を受けたインタ
ーバルタイマ制御部23は、指定されたインターバル
で、割り込みが発生するように、インターバルタイマ2
5にデータ(ESH送出間隔)を設定し、該インターバ
ルタイマ25を起動する(S14)。
【0093】以降、インターバルタイマ制御部23は、
インターバルタイマ25からの割り込みを待つ。 (2):インターバルタイマから割り込みが発生し、E
SHの電文を送信する場合の処理・・・図5参照 上記のようにして起動したインターバルタイマ25か
ら、インターバルタイマ制御部23に対し、割り込みが
発生すると(S15)、インターバルタイマ制御部23
は、LAN送受信制御部21に対し、インターバル要求
を通知する。
【0094】この場合、インターバルタイマ25は、停
止設定を行わない限り、一定のインターバルで、インタ
ーバルタイマ制御部23に対し、割り込みを発生させ
る。その後、インターバル要求を受けたLAN送受信制
御部21は、メモリに格納してある自NSAPアドレ
ス、自MACアドレス、ISグループアドレスから、E
SHの電文を作成し、LAN送受信回路16から送信す
る(S16)。
【0095】(3):LAN処理装置の電源が、パワー
オフからパワーオンになった場合の処理・・・図6参照 LAN処理装置1が、パワーオフの状態からパワーオン
状態になると、この状態は、パワーオン/オフ検出回路
11が検出し(S21)、パワーオン回路制御部15に
通知する。パワーオン回路制御部15は、LAN処理装
置1がパワーオンになったことを、LAN送受信制御部
21に通知する。
【0096】この通知を受けたLAN送受信制御部21
は、LAN送受信回路16を動作停止状態にする(S2
2)。以降、LAN送受信回路16では、LANの伝送
路からは、電文を受信しないようになる。
【0097】またこの時、LAN送受信制御部21は、
インターバルタイマ制御部23に対し、インターバルタ
イマ停止要求を発行する。このインターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定をする(S2
3)。以降、インターバルタイマは動作を停止する。
【0098】(4):パワーオフから自MACアドレス
宛の電文を受信した場合の処理・・・図7参照 上記電文受信可能状態で、LAN送受信回路16が電文
を受信すると(S31)、電文を受信したことを、LA
N送受信制御部21に通知する。
【0099】この通知を受けたLAN送受信制御部21
は、LAN送受信回路16から受信した電文を受け取
り、受信電文解析部18に渡す。受信電文解析部18
は、受け取った電文を解析し(S32)、次の事項を確
認する。
【0100】:電文が、同報電文ではなく、自分宛
(自MACアドレス宛)の電文であること。 :正しいOSIプロトコルの電文であること。
【0101】:電文内の宛て先NSAPアドレスが、
自NSAPアドレスと等しいこと。以上〜の事項を
確認した場合(S33)、受信電文解析部18は、パワ
ーオン回路制御部15に対し、LAN処理装置1のパワ
ーオンを指示する。
【0102】なお、上記確認事項の内、とは、OS
Iプロトコルの厳密なチェックであり、他のプロトコル
でもパワーオン出来るようにするためには、とのチ
ェックは、行わない方が良い。
【0103】上記パワーオンの指示により、パワーオン
回路制御部15では、パワーオン回路14に対し、LA
N処理装置1のパワーオンを指示する。その後、パワー
オン回路14では、LAN処理装置1のパワーオンを行
う(S34)。
【0104】その後、LAN処理装置1がパワーオン状
態になると、パワーオン/オフ検出回路11がパワーオ
ンを検出し、パワーオン回路制御部15に通知する。こ
の通知を受けたパワーオン回路制御部15は、LAN送
受信制御部21に対し、LAN処理装置1がパワーオン
になったことを通知する。
【0105】この通知を受けたLAN送受信制御部21
では、LAN送受信回路16を動作停止状態にする。以
降、LAN送受信回路16は、伝送路からの電文を受信
しないようになる(S35)。
【0106】また、この時、LAN送受信制御部21
は、インターバルタイマ制御部23に対し、インターバ
ルタイマ停止要求を発行する。インターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定を行う(S3
6)。以降、インターバルタイマの動作は停止する。
【0107】(第2実施例の説明)図8〜図13は、本
発明の第2実施例を示した図であり、図8〜図13中、
図1〜図7、図18〜図20と同じものは、同一符号で
示してある。また、28はESグループアドレス用メモ
リを示す。
【0108】第2実施例は、自システムがESで、LA
N上にISが存在しない場合の例である。 §1:システムの接続状態の説明・・・図8参照 図8は、第2実施例のシステム接続図である。この例で
は、LAN上に複数のESが接続されているが、ISが
存在していない。
【0109】すなわち、この例では、LAN上に、ES
だけが存在するネットワークを対象としている。なお、
自システムとなるESは、LANに接続されているES
ならば、どの位置に接続されていても良い。
【0110】§2:システムの制御シーケンスの説明・
・・図9参照 図9は第2実施例システムの制御シーケンス1である。
以下、図8に示したシステムの制御シーケンスを、図9
に基づいて説明する。
【0111】この例では、図8に示したシステムにおい
て、いずれか1つのESが自システムであり、他のES
が他システムとなる。この場合、自システム(ES)の
MACアドレスを「γ」とし、他システム(ES)のM
ACアドレスを「δ」とする。
【0112】(1):今、例えば、自システム(ES)
が、電源断(パワーオフ)の状態で、リモートパワーオ
ンの待機中であったとする。この時、自システム(E
S)では、インターバルタイマで時間を監視し、一定時
間毎に、ESHの電文を送信する。この場合の宛て先
は、ISグループアドレス(IS Grアドレス)であ
る。
【0113】なお、ISグループアドレス宛にESHの
電文を送信するのは、LAN上にISが有るのか、無い
のか分からないためである。しかしこの例では、LAN
上にISが無いため、上記電文は捨てられる。
【0114】(2):その後、他システム(ES)か
ら、通信要求により(通信をしたいため)電文を送信し
たとする。この場合、宛て先がESグループアドレス
(ESGrアドレス)のDT−NPDUの電文を送信す
る(宛て先γが分からないため)。
【0115】自システム(ES)では、自ESグループ
アドレス宛の電文を受信した場合には、該電文を解析す
る。その結果、受信したDT−NPDUの電文の宛て先
であるNSAPアドレスが、自NSAPアドレスである
場合(詳細は後述する)には、ESHの電文(宛て先:
δ)を返送する。
【0116】その後、自システム(ES)では、LAN
自動電源制御装置により、LAN処理装置のパワーオン
を行う。上記返送されたESHの電文を受信した他シス
テム(ES)では、該ESHの電文により、MACアド
レスと、NSAPアドレスとの対応がとれるため、上記
送信電文(DT−NPDU)が自システム(ES)で受
信されたことを確認できる。その後、他システム(E
S)は、DT−NPDU(宛て先γ)の電文を送信す
る。
【0117】なお、自システム(ES)が、完全に動作
状態になる以前で、当該DT−NPDUに、自システム
(ES)が応答を返さない時、予めシステムに定義して
ある回数だけ、上記DT−NPDUは他システム(E
S)から再送される。
【0118】§3:システムの説明・・・図10参照 図10は第2実施例のシステム構成図である。以下、上
記自システム(ES)の1例を、図10に基づいて説明
する。
【0119】上記自システム(ES)は、例えば、LA
N処理装置1と、LAN通信アダプタ2と、LAN自動
電源制御装置3等で構成されている。そして、LAN処
理装置1と、LANの伝送路との間に、LAN通信アダ
プタ2と、LAN自動電源制御装置3が接続されてい
る。
【0120】上記LAN通信アダプタ2には、通信制御
部5、MPU6、LAN送受信制御部7、LAN送受信
回路8等が設けてある。また、LAN自動電源制御装置
3には、通信制御部10、パワーオン/オフ検出回路1
1、MPU12、電源13、パワーオン回路14、パワ
ーオン回路制御部15、LAN送受信回路16、受信電
文解析部18、MACアドレス用メモリ19、LAN送
受信制御部21、ESH送出間隔用メモリ22、インタ
ーバルタイマ制御部23、ISグループアドレス用メモ
リ24、インターバルタイマ25、NSAPアドレス用
メモリ26、ESグループアドレス用メモリ28が設け
てある。
【0121】上記ESグループアドレス用メモリ28
は、ESグループアドレスを格納するメモリである。な
お、ESグループアドレス用メモリ28以外の構成は、
上記第1実施例と同じなので説明は省略する。
【0122】§4:LAN自動電源制御装置の処理の説
明・・・図11、図12参照 図11は第2実施例の処理フローチャート1(パワーオ
ン→パワーオフ→ESH送信)、図12は第2実施例の
処理フローチャート2(パワーオフ→パワーオン)であ
る。
【0123】以下、上記自システム(ES)に設けたL
AN自動電源制御装置の処理を説明する。なお、第1実
施例と同じ処理フローチャートは、省略してある。ま
た、S41〜S57は、各処理番号を示す。
【0124】(1):LAN処理装置が、パワーオン状
態から、パワーオフになった場合の処理・・・図11参
照 今、LAN処理装置1の電源がパワーオン状態であり、
稼働中であるとする。この時、「自MACアドレス」
と、「自NSAPアドレス」と、「ISグループアドレ
ス」と、「ESグループアドレス」と、「ESH送出間
隔」とが、LAN処理装置1から、LAN自動電源制御
装置3の通信制御部10に通知される。
【0125】その後、この「自MACアドレス」と、
「自NSAPアドレス」と、「ISグループアドレス」
と、「ESグループアドレス」と、「ESH送出間隔」
の各データは、通信制御部10から、LAN送受信制御
部21に渡され、LAN送受信制御部21が各メモリに
格納する(S41)。
【0126】すなわち、「自MACアドレス」はMAC
アドレス用メモリ19に格納し、「自NSAPアドレ
ス」はNSAPアドレス用メモリ26に格納し、「IS
グループアドレス」ISグループアドレス用メモリ24
に格納し、「ESグループアドレス」はESグループア
ドレス用メモリ28に格納し、「ESH送出間隔」はE
SH送出間隔用メモリ22に格納する。
【0127】この状態で、LAN処理装置1の電源がパ
ワーオフ(電源断)になると、パワーオン/オフ検出回
路11がパワーオフを検出し(S42)、パワーオン回
路制御部15に通知する。
【0128】パワーオン回路制御部15は、LAN処理
装置1がパワーオフになったことを、LAN送受信制御
部21に通知する。この通知を受けたLAN送受信制御
部21は、MACアドレス用メモリ19から、MACア
ドレスを読みだして、LAN送受信回路16に設定する
と共に、LAN送受信回路16を動作状態にする。以
降、当該MACアドレス宛の電文を受信出来るようにな
る(S43)。
【0129】またこの時、LAN送受信制御部21は、
インターバルタイマ制御部23に対し、インターバル通
知要求を行う。この要求のインターバルの値として、イ
ンターバルタイマ制御部23は、ESH送出間隔用メモ
リ22から読みだしたESH送出間隔(データ)を渡
す。
【0130】上記インターバル通知要求を受けたインタ
ーバルタイマ制御部23は、指定されたインターバル
で、割り込みが発生するように、インターバルタイマ2
5にデータ(ESH送出間隔)を設定し、該インターバ
ルタイマ25を起動する(S44)。
【0131】以降、インターバルタイマ制御部23は、
インターバルタイマ25からの割り込みを待つ。 (2):インターバルタイマから割り込みが発生し、E
SHの電文を送信する場合の処理・・・図11参照 上記インターバルタイマ25から、インターバルタイマ
制御部23に対し、割り込みが発生すると(S45)、
インターバルタイマ制御部23は、LAN送受信制御部
21に対し、インターバル要求を通知する。
【0132】この場合、インターバルタイマ25は、停
止設定を行わない限り、一定のインターバルで、インタ
ーバルタイマ制御部23に対し、割り込みを発生する。
その後、インターバル要求を受けたLAN送受信制御部
21は、メモリに格納してある自NSAPアドレス、自
MACアドレス、ISグループアドレスから、ESHの
電文を作成し、LAN送受信回路16から送信する(S
46)。
【0133】(3):LAN処理装置の電源が、パワー
オフからパワーオンになった場合の処理 LAN処理装置1が、パワーオフの状態からパワーオン
状態になると、この状態は、パワーオン/オフ検出回路
11が検出し、パワーオン回路制御部15に通知する。
【0134】パワーオン回路制御部15は、LAN処理
装置1がパワーオンになったことを、LAN送受信制御
部21に通知する。この通知を受けたLAN送受信制御
部21は、LAN送受信回路16を動作停止状態にす
る。以降、LAN送受信回路16では、LANの伝送路
からは、電文を受信しないようになる。
【0135】またこの時、LAN送受信制御部21は、
インターバルタイマ制御部23に対し、インターバルタ
イマ停止要求を発行する。このインターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定をする。以
降、インターバルタイマは動作を停止する。
【0136】(4):自MACアドレス宛の電文を受信
した場合の処理 上記電文受信可能状態で、LAN送受信回路16が電文
を受信すると、電文を受信したことを、LAN送受信制
御部21に通知する。
【0137】この通知を受けたLAN送受信制御部21
は、LAN送受信回路16から受信した電文を受け取
り、受信電文解析部18に渡す。受信電文解析部18
は、受け取った電文を解析し、次の事項を確認する。
【0138】:電文が、同報電文ではなく、自分宛
(自MACアドレス宛)の電文であること。 :正しいOSIプロトコルの電文であること。
【0139】:電文内の宛て先NSAPアドレスが、
自NSAPアドレスと等しいこと。 以上〜の事項を確認した場合、受信電文解析部18
は、パワーオン回路制御部15に対し、LAN処理装置
1のパワーオンを指示する。
【0140】なお、上記確認事項の内、とは、OS
Iプロトコルの厳密なチェックであり、他のプロトコル
でもパワーオン出来るようにするためには、とのチ
ェックは、行わない方が良い。
【0141】上記パワーオンの指示により、パワーオン
回路制御部15では、パワーオン回路14に対し、LA
N処理装置1のパワーオンを指示する。その後、パワー
オン回路14では、LAN処理装置1のパワーオンを行
う。
【0142】その後、LAN処理装置1がパワーオン状
態になると、パワーオン/オフ検出回路11がパワーオ
ンを検出し、パワーオン回路制御部15に通知する。こ
の通知を受けたパワーオン回路制御部15は、LAN送
受信制御部21に対し、LAN処理装置1がパワーオン
になったことを通知する。
【0143】この通知を受けたLAN送受信制御部21
では、LAN送受信回路16を動作停止状態にする。以
降、LAN送受信回路16は、伝送路からの電文を受信
しないようになる。
【0144】また、この時、LAN送受信制御部21
は、インターバルタイマ制御部23に対し、インターバ
ルタイマ停止要求を発行する。インターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定を行う。以
降、インターバルタイマの動作は停止する。
【0145】(5):自ESグルーブ宛の電文を受信し
た場合の処理・・・図12参照 上記電文の受信可能状態で、自ESグループ宛の電文を
受信した場合は、次のようにして、処理を行う。
【0146】LAN送受信回路16が電文を受信すると
(S51)、電文を受信したことを、LAN送受信制御
部21に通知する。この通知を受けたLAN送受信制御
部21は、LAN送受信回路16から受信した電文を受
け取り、受信電文解析部18に渡す。
【0147】受信電文解析部18は、受け取った電文を
解析し(S52)、次の事項を確認する。 :電文が、同報電文であり、かつ自ESグループ宛の
電文であること。
【0148】:正しいOSIプロトコルの電文(DT
−NPDU)であること。 :電文内の宛て先NSAPアドレスが、自NSAPア
ドレスと等しいこと。 受信電文解析部18は、以上〜の事項をチェック
し、いずれかのチェックに失敗した場合は、電文を捨て
る。
【0149】また、このチェックで、〜の全てに合
格した場合には(S53)、受信電文から、送り主のM
ACアドレス(δ)を取り出し、MACアドレスδ宛に
ESH電文を送信(他システムへ返送)する(S5
4)。
【0150】その後、受信電文解析部18は、パワーオ
ン回路制御部15に対し、LAN処理装置1のパワーオ
ンを指示する。このパワーオンの指示により、パワーオ
ン回路制御部15では、パワーオン回路14に対し、L
AN処理装置1のパワーオンを指示する。その後、パワ
ーオン回路14では、LAN処理装置1のパワーオンを
行う(S55)。
【0151】LAN処理装置1がパワーオン状態になる
と、パワーオン/オフ検出回路11がパワーオンを検出
し、パワーオン回路制御部15に通知する。この通知を
受けたパワーオン回路制御部15は、LAN送受信制御
部21に対し、LAN処理装置1がパワーオンになった
ことを通知する。
【0152】この通知を受けたLAN送受信制御部21
では、LAN送受信回路16を動作停止状態にする。以
降、LAN送受信回路16は、伝送路からの電文を受信
しないようになる(S56)。
【0153】また、この時、LAN送受信制御部21
は、インターバルタイマ制御部23に対し、インターバ
ルタイマ停止要求を発行する。インターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定を行う。以
降、インターバルタイマの動作は停止する(S57)。
【0154】§5:自ESグルーブ宛の電文を受信した
場合であって、ESHの返送をしない処理例(変形例)
の説明・・・図13参照 図13は第2実施例の制御シーケンス2である。以下、
第2実施例の上記処理で、自ESグルーブ宛の電文を受
信した場合であって、ESHの返送をしない処理例を、
図13を参照しながら説明する。
【0155】(1):今、例えば、自システム(ES)
が、パワーオフ(電源断)の状態で、リモートパワーオ
ンの待機中であったとする。この時、自システム(E
S)では、インターバルタイマで時間を監視し、一定時
間毎に、ESHの電文を送信する。この場合の宛て先
は、ISグループアドレス(IS Grアドレス)であ
る。
【0156】その後、他システム(ES)から、通信要
求により(通信をしたいため)電文を送信したとする。
この場合、宛て先がESグループアドレス(ES Gr
アドレス)のDT−NPDUの電文を送信する。
【0157】自システム(ES)では、自ESグループ
アドレス宛の電文を受信した場合には、該電文を解析す
る。その結果、受信したDT−NPDUの電文の宛て先
であるNSAPアドレスが、自NSAPアドレスである
場合には、LAN自動電源制御装置により、LAN処理
装置のパワーオンを行う(この場合、図9のようにMA
Cアドレスδ宛に、ESHの電文を返送しない)。
【0158】なお、自システム(ES)が、完全に動作
状態になる以前で、当該DT−NPDUに、自システム
(ES)が応答を返さない時、予めシステムに定義して
ある回数だけ、上記DT−NPDU(宛て先:ESグル
ープアドレス)は他システム(ES)から再送される。
【0159】(2):上記制御において、自システム
(ES)のLAN自動電源制御装置では、次のような処
理を行う。LAN送受信回路16が電文を受信すると、
電文を受信したことを、LAN送受信制御部21に通知
する。この通知を受けたLAN送受信制御部21は、L
AN送受信回路16から受信した電文を受け取り、受信
電文解析部18に渡す。
【0160】受信電文解析部18は、受け取った電文を
解析し、次の事項を確認する。 :電文が、同報電文であり、かつ自ESグルーブ宛で
あること。 :正しいOSIプロトコルの電文(DT−NPDU)
であること。
【0161】:電文内の宛て先NSAPアドレスが、
自NSAPアドレスと等しいこと。 受信電文解析部18は、以上〜の事項をチェック
し、いずれかのチェックに失敗した場合は、電文を捨て
る。
【0162】また、このチェックで、〜の全てに合
格した場合には、受信電文解析部18は、パワーオン回
路制御部15に対し、LAN処理装置1のパワーオンを
指示する。
【0163】上記パワーオンの指示により、パワーオン
回路制御部15では、パワーオン回路14に対し、LA
N処理装置1のパワーオンを指示する。その後、パワー
オン回路14では、LAN処理装置1のパワーオンを行
う。
【0164】LAN処理装置1がパワーオン状態になる
と、パワーオン/オフ検出回路11がパワーオンを検出
し、パワーオン回路制御部15に通知する。この通知を
受けたパワーオン回路制御部15は、LAN送受信制御
部21に対し、LAN処理装置1がパワーオンになった
ことを通知する。
【0165】この通知を受けたLAN送受信制御部21
では、LAN送受信回路16を動作停止状態にする。以
降、LAN送受信回路16は、伝送路からの電文を受信
しないようになる。
【0166】また、この時、LAN送受信制御部21
は、インターバルタイマ制御部23に対し、インターバ
ルタイマ停止要求を発行する。インターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定を行う。以
降、インターバルタイマの動作は停止する。
【0167】なお、この場合は、DT−NPDUが再送
されるため、LAN上のトラフィックが増大するが、L
AN送受信制御部21の構成を多少、簡単にすることが
できる。
【0168】(第3実施例の説明)図14〜図17は、
本発明の第3実施例を示した図であり、図14〜図17
中、図1〜図13、図18〜図20と同じものは、同一
符号で示してある。また、29はISH送出間隔用メモ
リを示す。
【0169】第3実施例は、自システムがISの例であ
る。 §1:システムの接続状態の説明・・・図14参照 図14は第3実施例のシステム接続図である。この例で
は、各システム(ES及びIS)が、図14のように接
続されている。
【0170】図示のように、LANには、複数のESと
複数のISが接続されており、また、WANを介してI
Sに接続されたESも存在している。なお、本実施例で
は、LANに接続されたISの内、いずれか1つのIS
が自システムになれば良く、自システムとなるISは、
LANに接続されているISならば、どの位置に接続さ
れたものでも良い。
【0171】この場合、例えば、自システムがISであ
るが、この自ISが同時にESである場合もある。つま
り、ISとして中継を行うのみでなく、ESとして電文
を送信する場合もある。自システムが、中継専用マシン
でない場合は、大抵ISが同時にESでもある。
【0172】このような場合、自システム(IS)のL
AN自動電源制御装置では、上記第1、第2実施例のL
AN自動電源制御装置の構成を、以下に説明する第3実
施例の構成と同時に持っても良い。
【0173】§2:システムの制御シーケンスの説明・
・・図15参照 図15は第3実施例システムの制御シーケンスである。
以下、図14に示したシステムの制御シーケンスを図1
5に基づいて説明する。
【0174】図14に示したシステムにおいて、いずれ
か1つのISが自システムであるとする。この場合、自
システム(IS)は、MACアドレスを「γ」とし、他
システム(ES)は、MACアドレスを「δ」とする。
【0175】(1):今、自システム(IS)が、パワ
ーオフ(電源断)の状態で、リモートパワーオンの待機
状態であったとする。この時、自システム(IS)で
は、インターバルタイマで時間を監視し、一定時間毎
に、ISHの電文(ISH−PDU)を送信する。この
場合の宛て先は、ESグループアドレス(ES Grア
ドレス)である。
【0176】このISHの電文(ISH−PDU)の電
文は、ESグループアドレス宛であるため、他システム
(ES)によって受信される。この他システム(ES)
では、ISHの電文(ISH−PDU)により、ISの
MACアドレス(γ)を知ることができる。
【0177】(2):その後、他システム(ES)か
ら、通信要求により、電文を送信したとする。この時の
電文は、DT−NPDU(宛て先:γ)の電文である。
その後、他システム(ES)からのDT−NPDU(宛
て先γ)の電文を受信した自システム(IS)では、L
AN自動電源制御装置により、LAN処理装置がパワー
オンになる。このパワーオンの後、自システム(IS)
では、中継を開始する。
【0178】なお、自システム(IS)が、完全に動作
状態になる以前で、当該DT−NPDUに自システム
(IS)が応答を返さない時、予めシステムに定義して
ある回数だけ、DT−NPDUは他システム(ES)か
ら再送される。
【0179】§3:システムの説明・・・図16参照 図16は第3実施例のシステム構成図である。以下、上
記自システム(IS)の1例を、図16に基づいて説明
する。
【0180】上記自システム(IS)は、例えば、LA
N処理装置1と、LAN通信アダプタ2と、LAN自動
電源制御装置3等で構成されている。そして、LAN処
理装置1と、LANの伝送路との間に、LAN通信アダ
プタ2と、LAN自動電源制御装置3が接続されてい
る。
【0181】上記LAN通信アダプタ2には、通信制御
部5、MPU6、LAN送受信制御部7、LAN送受信
回路8等が設けてある。また、LAN自動電源制御装置
3には、通信制御部10、パワーオン/オフ検出回路1
1、MPU12、電源13、パワーオン回路14、パワ
ーオン回路制御部15、LAN送受信回路16、受信電
文解析部18、MACアドレス用メモリ19、LAN送
受信制御部21、インターバルタイマ制御部23、イン
ターバルタイマ25、NSAPアドレス(ネットワーク
エンティティタイトル)用メモリ26、ESグループア
ドレス用メモリ28、ISH送出間隔用メモリ29等が
設けてある。
【0182】上記ISH送出間隔用メモリ29は、IS
Hの送出間隔を格納するメモリである。なお、ISH送
出間隔用メモリ29以外の構成は、上記第1実施例、及
び第2実施例と同じなので説明は省略する。
【0183】§4:LAN自動電源制御装置の処理の説
明・・・図17参照 図17は第3実施例の処理フローチャート(パワーオン
→パワーオフ→ISH送信)である。以下、上記自シス
テム(IS)に設けたLAN自動電源制御装置の処理を
説明する。
【0184】なお、第1、第2実施例と同じ処理フロー
チャートは、省略してある。また、S61〜S66は各
処理番号を示す。 (1):LAN処理装置が、パワーオン状態から、パワ
ーオフになった場合の処理・・・図17参照 今、LAN処理装置1の電源がパワーオン状態であり、
稼働中であるとする。この時、「自MACアドレス」
と、「ESグループアドレス」と、「自NSAPアドレ
ス(ネットワークエンティティタイトル)」と、「IS
H送出間隔」とを、LAN処理装置1から、LAN自動
電源制御装置3の通信制御部10に通知する。
【0185】その後、この「自MACアドレス」と、
「ESグループアドレス」と、「自NSAPアドレス
(ネットワークエンティティタイトル)」と、「ISH
送出間隔」の各データは、通信制御部10から、LAN
送受信制御部21に渡され、LAN送受信制御部21が
各メモリに格納する(S61)。
【0186】すなわち、「自MACアドレス」はMAC
アドレス用メモリ19に格納し、「ESグループアドレ
ス」はESグループアドレス用メモリ28に格納し、
「自NSAPアドレス(ネットワークエンティティタイ
トル)」は、自NSAPアドレス(ネットワークエンテ
ィティタイトル)用メモリ26に格納し、「ISH送出
間隔」はISH送出間隔用メモリ29に格納する。
【0187】この状態で、LAN処理装置1の電源がパ
ワーオフ(電源断)になると、パワーオン/オフ検出回
路11がLAN処理装置1のパワーオフを検出し(S6
2)、パワーオン回路制御部15に通知する。
【0188】パワーオン回路制御部15は、LAN処理
装置1がパワーオフになったことを、LAN送受信制御
部21に通知する。この通知を受けたLAN送受信制御
部21は、MACアドレス用メモリ19から、MACア
ドレスを読みだして、LAN送受信回路16に設定する
と共に、LAN送受信回路16を動作状態にする。
【0189】以降、LAN送受信回路16では、当該M
ACアドレス宛の電文を受信出来るようになる(S6
3)。また、この時、LAN送受信制御部21は、イン
ターバルタイマ制御部23に対し、インターバル通知要
求を行う。この要求のインターバルの値として、インタ
ーバルタイマ制御部23は、ISH送出間隔用メモリ2
9から読みだしたISH送出間隔(データ)を渡す。
【0190】上記インターバル通知要求を受けたインタ
ーバルタイマ制御部23は、指定されたインターバル
で、割り込みが発生するように、インターバルタイマ2
5にデータ(ISH送出間隔)を設定し、該インターバ
ルタイマ25を起動する(S64)。
【0191】以降、インターバルタイマ制御部23は、
インターバルタイマ25からの割り込みを待つ。 (2):インターバルタイマから割り込みが発生し、I
SHの電文を送信する処理・・・図17参照 上記のようにして起動したインターバルタイマ25か
ら、インターバルタイマ制御部23に対し、割り込みが
発生すると(S65)、インターバルタイマ制御部23
は、LAN送受信制御部21に対し、インターバル要求
を通知する。
【0192】この場合、インターバルタイマ25は、停
止設定を行わない限り、一定のインターバルで、インタ
ーバルタイマ制御部23に対し、割り込みを発生させ
る。その後、インターバル要求を受けたLAN送受信制
御部21は、メモリに格納してある自MACアドレス、
ESグループアドレス、自NSAPアドレス(ネットワ
ークエンティティタイトル)から、ISHの電文を作成
し、LAN送受信回路16から送信する(S66)。
【0193】(3):LAN処理装置の電源が、パワー
オフからパワーオンになった場合の処理 LAN処理装置1が、パワーオフの状態からパワーオン
状態になると、この状態は、パワーオン/オフ検出回路
11が検出し、パワーオン回路制御部15に通知する。
【0194】パワーオン回路制御部15は、LAN処理
装置1がパワーオンになったことを、LAN送受信制御
部21に通知する。この通知を受けたLAN送受信制御
部21は、LAN送受信回路16を動作停止状態にす
る。以降、LAN送受信回路16では、LANの伝送路
からは、電文を受信しないようになる。
【0195】またこの時、LAN送受信制御部21は、
インターバルタイマ制御部23に対し、インターバルタ
イマ停止要求を発行する。このインターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定をする。以
降、インターバルタイマ25は動作を停止する。
【0196】(4):自MACアドレス宛の電文を受信
した場合の処理 上記電文受信可能状態で、LAN送受信回路16が電文
を受信すると、電文を受信したことを、LAN送受信制
御部21に通知する。
【0197】この通知を受けたLAN送受信制御部21
は、LAN送受信回路16から受信した電文を受け取
り、受信電文解析部18に渡す。受信電文解析部18
は、受け取った電文を解析し、次の事項を確認する。
【0198】:電文が、同報電文ではなく、自分宛
(自MACアドレス宛)の電文であること。 :正しいOSIプロトコルの電文(DT−NPDU)
であること。
【0199】以上、の事項を確認した場合、受信電
文解析部18は、パワーオン回路制御部15に対し、L
AN処理装置1のパワーオンを指示する。なお、上記確
認事項の内、は、OSIプロトコルの厳密なチェック
であり、他のプロトコルでもパワーオン出来るようにす
るためには、のチェックは、行わない方が良い。
【0200】上記パワーオンの指示により、パワーオン
回路制御部15では、パワーオン回路14に対し、LA
N処理装置1のパワーオンを指示する。その後、パワー
オン回路14では、LAN処理装置1のパワーオンを行
う。
【0201】その後、LAN処理装置1がパワーオン状
態になると、パワーオン/オフ検出回路11がパワーオ
ンを検出し、パワーオン回路制御部15に通知する。こ
の通知を受けたパワーオン回路制御部15は、LAN送
受信制御部21に対し、LAN処理装置1がパワーオン
になったことを通知する。
【0202】この通知を受けたLAN送受信制御部21
では、LAN送受信回路16を動作停止状態にする。以
降、LAN送受信回路16は、伝送路からの電文を受信
しないようになる。
【0203】また、この時、LAN送受信制御部21
は、インターバルタイマ制御部23に対し、インターバ
ルタイマ停止要求を発行する。インターバルタイマ停止
要求を受けたインターバルタイマ制御部23は、インタ
ーバルタイマ25に対し、動作停止の設定を行う。以
降、インターバルタイマの動作は停止する。
【0204】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。すなわち、自システムがESなら
ESHの電文を、自システムがISならISHの電文を
所定の間隔で送信することにより、他システムに、自シ
ステムのMACアドレスと、NSAPアドレスの対応を
知らせることができる。
【0205】その結果、OSIのES−ISプロトコル
により構成されたLANシステムにおいても、LAN経
由の電文(WAN−LAN経由等の任意の中継手段、プ
ロトコルを経て伝達された電文を含む)により、LAN
処理装置のリモートパワーオンが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1実施例のシステム接続図である。
【図3】第1実施例システムの制御シーケンスである。
【図4】第1実施例のシステム構成図である。
【図5】第1実施例の処理フローチャート1(パワーオ
ン→パワーオフ→ESH送信)である。
【図6】第1実施例の処理フローチャート2(パワーオ
フ→パワーオン)である。
【図7】第1実施例の処理フローチャート3(パワーオ
フ→自MACアドレス宛電文受信)である。
【図8】第2実施例のシステム接続図である。
【図9】第2実施例システムの制御シーケンス1であ
る。
【図10】第2実施例のシステム構成図である。
【図11】第2実施例の処理フローチャート1(パワー
オン→パワーオフ→ESH送信)である。
【図12】第2実施例の処理フローチャート2(パワー
オフ→自ESグループアドレス宛電文受信)である。
【図13】第2実施例の制御シーケンス2である。
【図14】第3実施例のシステム接続図である。
【図15】第3実施例システムの制御シーケンスであ
る。
【図16】第3実施例のシステム構成図である。
【図17】第3実施例の処理フローチャート(パワーオ
ン→パワーオフ→ISH送信)である。
【図18】従来例のシステム説明図である。
【図19】従来例のシステム構成図である。
【図20】従来例の処理フローチャート(LAN自動電
源制御装置の処理)である。
【符号の説明】
1 LAN処理装置 2 LAN通信アダプタ 3 LAN自動電源制御装置 23 インターバルタイマ制御部 25 インターバルタイマ PN パワーオン制御部 CM 送受信部 ME メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一見 政弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、LAN経由で電文を送受信
    制御する送受信部(CM)と、 LAN処理装置(1)のパワーオン(電源投入)を制御
    するパワーオン制御部(PN)とを具備し、 LAN経由の電文により、LAN処理装置(1)のパワ
    ーオンが可能なLAN自動電源制御装置において、 LAN処理装置(1)がパワーオフ(電源断)状態の
    時、予め設定した一定の間隔で、予め設定したIS(Int
    ermediate System) グループアドレス宛のESH(End S
    ystem Hello)の電文(ESH PDU)を送信し、 その後、自MACアドレス(γ)宛のDT−NPDUの
    電文(OSIのデータ電文)を受信した時、 上記パワーオン制御部(PN)により、LAN処理装置
    (1)をパワーオンすることを特徴としたLAN自動電
    源制御装置のパワーオン制御方法。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載のLAN自動電源制御
    装置のパワーオン制御方法において、 更に、予め設定したES(End System)グループアドレス
    宛、かつ、予め設定したNSAPアドレス宛のDT−N
    PDUの電文(OSIのデータ電文)を受信した時、 上記パワーオン制御部(PN)により、LAN処理装置
    (1)をパワーオンすることを特徴としたLAN自動電
    源制御装置のパワーオン制御方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1記載のLAN自動電源制御
    装置のパワーオン制御方法において、 更に、予め設定したESグループアドレス宛、かつ、予
    め設定したNSAPアドレス宛のDT−NPDUの電文
    (OSIのデータ電文)を受信した時、 このDT−NPDUの電文の送信元MACアドレス
    (δ)宛に、ESHの電文(ESH PDU)を送信
    し、 その後、上記パワーオン制御部(PN)により、LAN
    処理装置(1)をパワーオンすることを特徴としたLA
    N自動電源制御装置のパワーオン制御方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも、LAN経由で電文を送受信
    制御する送受信部(CM)と、 LAN処理装置(1)のパワーオン(電源投入)を制御
    するパワーオン制御部(PN)とを具備し、 LAN経由の電文により、LAN処理装置(1)のパワ
    ーオンが可能なLAN自動電源制御装置において、 LAN処理装置(1)の電源がパワーオフ(電源断)状
    態の時、予め設定した一定の間隔で、予め設定したES
    グループアドレス宛のISH(Intermediate System Hel
    lo) の電文(ISH PDU)を送信し、 その後、自MACアドレス(γ)宛のDT−NPDUの
    電文(OSIのデータ電文)を受信した時、 上記パワーオン制御部(PN)により、LAN処理装置
    (1)をパワーオンすることを特徴としたLAN自動電
    源制御装置のパワーオン制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07162438A (ja) * 1993-12-13 1995-06-23 Fujitsu Ltd Lan自動電源制御装置
JP2000349797A (ja) * 1999-06-03 2000-12-15 Nec Corp サーバ装置の監視制御方法および電源制御装置
US8166375B2 (en) 2008-05-01 2012-04-24 Fujitsu Limited Radio communications device and reception method

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