JPH1154894A - 電子部品の実装方法及び電子部品の実装構造並びに電子部品の構造 - Google Patents

電子部品の実装方法及び電子部品の実装構造並びに電子部品の構造

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JPH1154894A
JPH1154894A JP21103097A JP21103097A JPH1154894A JP H1154894 A JPH1154894 A JP H1154894A JP 21103097 A JP21103097 A JP 21103097A JP 21103097 A JP21103097 A JP 21103097A JP H1154894 A JPH1154894 A JP H1154894A
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JP
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conductive adhesive
electronic component
mounting
mounting land
substrate
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JP21103097A
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English (en)
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Toshimasa Akamatsu
敏正 赤松
Yuji Uno
雄二 鵜野
Kiko Yukimatsu
規光 行松
Shinji Morita
真児 森田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品と実装ランドとの接合部に所定の接着
強度が得られる電子部品の接着方法、電子部品の接着構
造、電子部品の構造及び導電性接着剤を提供することを
目的とする。 【解決手段】プリント基板20の実装ランド21に導電
性接着剤を塗布し、該導電性接着剤の上にチップ部品1
0を装着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させチッ
プ部品10を実装ランド21に接着固定するチップ部品
10の実装方法において、チップ部品10を該導電性接
着剤の上に装着した状態で微小往復移動させた後に該導
電性接着剤を硬化させることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に導
電性接着剤を用いて電子部品を実装(接着)する方法お
よび部品の実装構造並びに部品の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の部品実装で、はんだ接合がしにく
い場合(例えば同一面上にチップ部品とベアチップ部品
を実装)には、導電性接着剤を用いた部品の実装(接
着)が行われている。以下に従来の導電性接着剤を用い
た電子部品の実装について図18を用いて説明する。
【0003】図18は従来の電子部品の実装構造を示す
側断面図である。90はプリント基板で、導体で形成さ
れた回路部に接続してチップ部品80を実装する実装ラ
ンド91やベアチップ85のボンディングパッド86等
が形成されている。プリント基板90にチップ部品80
およびベアチップ85を実装するには、先ず、プリント
基板90の実装ランド91部に導電性接着剤を塗布し導
電性接着剤の上にチップ部品80を装着する。次に、チ
ップ部品80が装着されたプリント基板90を炉内等で
温度を加えて導電性接着剤を硬化させてチップ部品80
を実装ランド91に接着固定する。次に、ベアチップ8
5を所定の位置に固定しベアチップ85の接続端子部と
ボンディングパッド86との間をワイヤボンディングに
より接続する。そして、ワイヤボンディングされたベア
チップ85を樹脂のコーティング材にて密封する。尚、
チップ部品80と実装ランド91との接合に用いられる
導電性接着剤には、例えば導電性のよい銀粒子が混合さ
れた液状のエポキシ系樹脂の導電性接着剤等が用いられ
ており、接合部にはチップ部品80の底面よりやや高い
位置から導電性接着剤のフィレット92部が形成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の導電性
接着剤による部品実装ではチップ部品80と実装ランド
91との接合部に形成されたフィレット92部は接着面
積が少なく接着強度が弱いという問題がある。そこで、
本発明は上述の問題を解決するもので、電子部品と実装
ランドとの接合部に所定の接着強度が得られる電子部品
の接着方法、電子部品の接着構造、電子部品の構造およ
び導電性接着剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するもので、基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
に接着固定する電子部品の実装方法において、前記電子
部品を前記導電性接着剤の上に装着した状態で微小往復
移動させた後に該導電性接着剤を硬化させることを特徴
とするものである。
【0006】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を
加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラ
ンドに接着固定する電子部品の実装方法において、前記
導電性接着剤により前記電子部品と前記実装ランドとの
間に形成された接合部の上にさらに導電性接着剤を重ね
て塗布し2次接合部を形成することを特徴とするもので
ある。
【0007】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を
加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラ
ンドに接着固定する電子部品の実装方法において、前記
実装ランドの表面をエタノールを用いて浄化した後に前
記導電性接着剤を塗布することを特徴とするものであ
る。
【0008】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を
加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラ
ンドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、
前記1つの実装ランドに実装され、且つ隣接した電子部
品と電子部品との間に前記導電性接着剤の溜部が形成さ
れてなることを特徴とするものである。
【0009】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を
加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラ
ンドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、
前記実装ランドの外周部に該実装ランドを囲む凸壁が形
成されてなることを特徴とするものである。また、基板
の実装ランドに導電性接着剤を塗布し、該導電性接着剤
の上に電子部品を装着し温度を加えて該導電性接着剤を
硬化させ該電子部品を該実装ランドに接着固定してなる
電子部品の実装構造において、前記電子部品の両電極間
の胴体部に当接し該電子部品を前記実装ランドより浮上
させる嵩上部が前記基板に形成されてなることを特徴と
するものである。
【0010】また、前記嵩上部はレジストまたは耐熱塗
料等を用い前記基板に印刷形成されてなるものであるこ
とを特徴とするものである。また、前記嵩上部は絶縁性
の耐熱板を前記基板に貼付けてなるものであることを特
徴とするものである。また、基板の実装ランドに導電性
接着剤を塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着
し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を
該実装ランドに接着固定してなる電子部品の実装構造に
おいて、前記実装ランドに接する位置に前記基板を貫通
する孔が形成されてなることを特徴とするものである。
【0011】また、前記実装ランド部に接する位置に前
記基板を貫通するスルーホールが形成されてなることを
特徴とするものである。また、基板の実装ランドに導電
性接着剤を塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装
着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品
を該実装ランドに接着固定してなる電子部品の実装構造
において、前記電子部品の実装ランド等が形成された基
板本体と、前記基板本体の上面に接着され前記実装ラン
ドに対応する位置に前記電子部品を実装可能な孔が形成
された補助基板とからなることを特徴とするものであ
る。
【0012】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を
加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラ
ンドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、
前記実装ランドの表面に凹凸が形成されてなることを特
徴とするものである。また、基板の実装ランドに導電性
接着剤を塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着
し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を
該実装ランドに接着固定してなる電子部品の実装構造に
おいて、前記実装ランドがV溝形状に形成されてなるこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を
加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラ
ンドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、
前記実装ランドが山形形状に形成されてなることを特徴
とするものである。また、基板の実装ランドに導電性接
着剤を塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し
温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該
実装ランドに接着固定してなる電子部品の実装構造にお
いて、前記導電性接着剤は大小大きさの異なる粒度の導
電材が混合されてなることを特徴とするものである。
【0014】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を
加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラ
ンドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、
前記導電性接着剤は混合される導電材よりも大きい粒度
の固形部材が混合されてなることを特徴とするものであ
る。
【0015】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を
装着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部
品のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部
品の実装構造において、前記電子部品のリード端子の接
着部に切欠孔が形成されてなることを特徴とするもので
ある。
【0016】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を
装着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部
品のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部
品の実装構造において、前記リード端子の接着部がV字
形状に折り曲げ形成されてなることを特徴とするもので
ある。
【0017】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を
装着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部
品のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部
品の実装構造において、前記リード端子の接着部に凸部
が形成されてなることを特徴とするものである。また、
基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布し、該導電性接
着剤の上に電子部品のリード端子を装着し温度を加えて
該導電性接着剤を硬化させ該電子部品のリード端子を前
記実装ランドに接着固定する電子部品の実装構造におい
て、前記リード端子の接着部の断面形状がV字形状に形
成されてなることを特徴とするものである。
【0018】また、基板の実装ランドに導電性接着剤を
塗布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を
装着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部
品のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部
品の実装構造において、前記リード端子の接着部の断面
形状が山形形状に形成されてなることを特徴とするもの
であるまた、基板の実装ランドに塗布した導電性接着剤
の上に装着され、温度を加えて該導電性接着剤を硬化さ
せて該実装ランドに接着固定される電子部品の構造にお
いて、前記電子部品の両電極端面部が凹凸に形成されて
なることを特徴とするものである。
【0019】また、基板の実装ランドに塗布した導電性
接着剤の上に装着され、温度を加えて該導電性接着剤を
硬化させて該実装ランドに接着固定される電子部品の構
造において、前記電子部品の両電極端面より底部方向に
かけて凹部が形成されてなることを特徴とするものであ
る。
【0020】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を用いて説明す
る。図1は本発明の第1実施例の電子部品の実装図で、
(a)は電部品装着状態を示す平面図、(b)は電子部
品回動後の接着状態を示す平面図である。20はプリン
ト基板で、導体で形成された回路部に接続してチップ部
品10を実装する実装ランド21やその他の搭載部品例
えばベアチップのボンディングパッド(いずれも図示省
略)等が形成されている。チップ部品10をプリント基
板20に実装するには、先ずプリント基板20の実装ラ
ンド21部に導電性接着剤を塗布する。そして、塗布さ
れた導電性接着剤の上にチップ部品10を装着し、チッ
プ部品10を吸着した状態で吸着ノズルを矢印方向へ微
小往復回動させチップ部品10の両端面部に導電性接着
剤をなじませる。そして、チップ部品10を所定の位置
(方向)で吸着を解除し装着する。次に、チップ部品1
0が装着されたプリント基板20を炉内等で温度を加え
て導電性接着剤を硬化させてチップ部品10を実装ラン
ド21に接着固定する。尚、チップ部品10と実装ラン
ド21との接合に用いられる導電性接着剤には、例えば
導電性のよい銀粒子が混合された液状のエポキシ系樹脂
の導電性接着剤等が用いられる。
【0021】以上説明したように本実施例によれば、プ
リント基板20の実装ランド21にチップ部品10を装
着する際に僅かに回動(最後は所定の位置に戻す)させ
ることにより、導電性接着剤がチップ部品10の両端面
部に万遍なく付着し、導電性接着剤による適切なフィレ
ット22および23部が形成されるので接着強度が向上
する。尚、本実施例では塗布された導電性接着剤をチッ
プ部品10になじませるためにチップ部品10を回動さ
せたが、その他にチップ部品10の長手および幅方向に
僅かに往復移動(最後は所定の位置に戻す)させても同
じ効果を得ることができる。
【0022】次に、本発明の第2実施例を図2を用いて
説明する。図2は本発明の第2実施例の電子部品の実装
図で、(a)は1次接着後の状態を示す側断面図、
(b)は2次接着後の状態を示す側断面図である。尚、
第2実施例は第1実施例の接着方法を変更したもので、
その他については第1実施例と略同じであるので同じ構
成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0023】チップ部品10をプリント基板20に実装
するには、先ずプリント基板20の実装ランド21部に
導電性接着剤を塗布する。そして、塗布された導電性接
着剤の上にチップ部品10を装着し、チップ部品10が
装着されたプリント基板20を炉内等で温度を加えて導
電性接着剤を硬化させてチップ部品10を実装ランド2
1に接着固定する。この状態でチップ部品10と実装ラ
ンド21との接合部には低い位置に1次フィレット24
部が形成される。次に、1次フィレット24部の上に導
電性接着剤を塗布し、再度プリント基板20を炉内等で
温度を加えて導電性接着剤を硬化させて2次フィレット
25部を形成する。
【0024】以上説明したように本実施例によれば、導
電性接着剤を2度塗布することによりチップ部品10と
実装ランド21との接合部に適切な2次フィレット25
部が形成されるので、部品接着強度を向上させることが
できる。次に、本発明の第3実施例を説明する。第3実
施例は部品構成等は第1実施例と同じであるので、図面
を省略し同じ構成については同じ符号を用いて電子部品
をプリント基板に実装する方法を説明する例えばチップ
部品10をプリント基板20に実装するには、先ず電子
部品の実装表面(特にチップ部品10の実装ランド21
周辺)を、チップ部品10の実装前に揮発性の溶剤(例
えばエタノール等)で清浄化してから導電性接着剤を塗
布する。そして、塗布された導電性接着剤の上にチップ
部品10を装着し、チップ部品10が装着されたプリン
ト基板20を炉内等で温度を加えて導電性接着剤を硬化
させてチップ部品10を実装ランド21に接着固定す
る。
【0025】以上説明したように本実施例によれば、導
電性接着剤を塗布する前に電子部品の実装表面を清浄化
することにより、実装ランド21面の汚れ等が除去され
実装ランド21と導電性接着剤との濡性が向上するの
で、接合部の接着強度を向上させることができる。尚、
チップ部品10の接着面を清浄することによりさらにチ
ップ部品10と実装ランド21との接合部の接着強度を
向上させることができる。本実施例ではチップ部品10
の実装について説明したがその他の電子部品例えばIC
(集積回路)部品等にも適用できる。
【0026】次に、本発明の第4実施例を図3を用いて
説明する。図3は本発明の第4実施例の電子部品の実装
構造を示す側面図である。尚、第4実施例は第1実施例
の接着方法を変更したもので、その他については第1実
施例と略同じであるので同じ構成については同じ符号を
付し説明を省略する。20はプリント基板で、導体で形
成された回路部に接続して電気的に接続可能な複数のチ
ップ部品10を隣接(近づける)させて実装できるよう
に形成された実装ランド21や、その他の搭載部品例え
ばベアチップのボンディングパッド(いずれも図示省
略)等が形成されている。尚、チップ部品10をプリン
ト基板20に実装するには、先ず実装ランド21に導電
性接着剤を塗布する。そして、塗布された導電性接着剤
の上に複数のチップ部品10を装着し、チップ部品10
が装着されたプリント基板20を炉内等で温度を加えて
導電性接着剤を硬化させてチップ部品10を実装ランド
21に接着固定する。
【0027】以上説明したように本実施例によれば、1
つの実装ランド21上において隣接したチップ部品10
とチップ部品10との間に導電性接着剤の溜部26を形
成する。従って、導電性接着剤が炉内で一度軟化した時
点で導電性接着剤の流拡が阻止され接合部に導電性接着
剤が十分に供給されるので接着強度を向上させることが
できる。
【0028】次に、本発明の第5実施例を図4を用いて
説明する。図4は本発明の第5実施例の電子部品の実装
構造を示す図で、(a)は平面図、(b)は側断面図で
ある。尚、第5実施例は第1実施例の一部を変更したも
ので、その他については第1実施例と略同じであるので
同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0029】20はプリント基板で、導体で形成された
回路部に接続してチップ部品10を実装する実装ランド
21やその他の搭載部品例えばベアチップのボンディン
グパッド(いずれも図示省略)等が形成されている。ま
た、実装ランド21の外周部には耐熱性塗料等を用いた
シルク印刷により導電性接着剤の流拡を阻止する凸壁の
シルクダム27が形成されている。尚、チップ部品10
をプリント基板20に実装するには、先ず実装ランド2
1に導電性接着剤を塗布する。そして、塗布された導電
性接着剤の上にチップ部品10を装着し、チップ部品1
0が装着されたプリント基板20を炉内等で温度を加え
て導電性接着剤を硬化させてチップ部品10を実装ラン
ド21に接着固定する。
【0030】以上説明したように本実施例によれば、実
装ランド21の外周部にシルクダム27を形成したこと
により、導電性接着剤の流拡が阻止されシルクダム27
の内側に導電性接着剤の溜まりができる。従って、導電
性接着剤が炉内で一度軟化した時点で接合部に導電性接
着剤が十分に供給され、適切なフィレット28部が形成
されるので接着強度を向上させることができる。尚、本
実施例では耐熱性塗料を用いてシルクダム27を形成し
たが、この他に、耐熱性の導電性接着剤等を用いたダム
を形成しても同じ効果を得ることができる。
【0031】次に、本発明の第6実施例を図5を用いて
説明する。図5は本発明の第6実施例の電子部品の実装
構造を示す側断面図である。尚、第6実施例は第1実施
例の一部を変更したもので、その他については第1実施
例と略同じであるので同じ構成については同じ符号を付
し説明を省略する。20はプリント基板で、導体で形成
された回路部に接続してチップ部品10を実装する実装
ランド21や、その他の搭載部品例えばベアチップのボ
ンディングパッド(いずれも図示省略)等が形成されて
いる。また、実装部品の両電極部に接続する実装ランド
21と実装ランド21との中央部に実装部品の胴体部が
当接する嵩上部29(実装ランド21の表面よりも突出
させる)が形成されている。嵩上部29はレジスト印刷
または耐熱性塗料を用いた印刷等によりベタ状または部
分的(例えば両電極部に対して平行な筋状)等に形成さ
れる。尚、チップ部品10をプリント基板20に実装す
るには、先ず実装ランド21に導電性接着剤を塗布す
る。そして、塗布された導電性接着剤の上にチップ部品
10を装着し、チップ部品10が装着されたプリント基
板20を炉内等で温度を加えて導電性接着剤を硬化させ
てチップ部品10を実装ランド21に接着固定する。
【0032】以上説明したように本実施例によれば、実
装ランド21と実装ランド21との中央部に実装部品の
胴体部が当接する嵩上部29を形成したことにより、導
電性接着剤が炉内で一度軟化した時点でチップ部品10
の胴体部が当接するので、チップ部品10の沈み込みが
なくなりチップ部品10の底面接合部(両電極部)に導
電性接着剤が十分に供給される。また、嵩上部29の側
面を含め接着表面積が増えるので、導電性接着剤による
適切なフィレット30部が形成されるので接着強度を向
上させることができる。また、嵩上部29により他方の
電極部へ導電性接着剤が流れショートするのを防止した
り、さらに導電性接着剤に含まれる銀粒子がマイグレー
ション現象により針状に成長(高温多湿の環境条件下で
長時間通電する場合に発生することがある。)し隣接す
る実装ランド21等に接触することにより発生するショ
ート事故等を防止することができる。尚、本実施例では
嵩上部29をレジスト印刷または耐熱性塗料を用いた印
刷等により形成したが、耐熱性の絶縁板を貼り付けても
同じ効果を得ることができる。
【0033】次に、本発明の第7実施例を図6を用いて
説明する。図6は本発明の第7実施例の電子部品の実装
構造を示す側断面図である。尚、第7実施例は第1実施
例の一部を変更したもので、その他については第1実施
例と略同じであるので同じ構成については同じ符号を付
し説明を省略する。31はプリント基板で、導体で形成
された回路部に接続してチップ部品10を実装する実装
ランド32やその他の搭載部品例えばベアチップのボン
ディングパッド(いずれも図示省略)等が形成されてい
る。また、実装ランド32に接する位置(実装ランド3
2に接した外側)に小径の孔33(貫通孔でなくてもよ
い)が形成されている。尚、チップ部品10をプリント
基板31に実装するには、先ず実装ランド32に導電性
接着剤を塗布する。そして、塗布された導電性接着剤の
上にチップ部品10を装着し、チップ部品10が装着さ
れたプリント基板31を炉内等で温度を加えて導電性接
着剤を硬化させてチップ部品10を実装ランド32に接
着固定する。
【0034】以上説明したように本実施例によれば、実
装ランド32に接した外側に小径の孔33を形成したこ
とにより、導電性接着剤が炉内で一度軟化した時点で導
電性接着剤の一部が孔33に流入する。従って、接着表
面積が増えると同時に導電性接着剤がチップ部品10の
端面と孔33と繋がった状態のフィレット34が形成さ
れるので接着強度を向上させることができる。尚、本実
施例では実装ランド32に接した外側に小径の孔33を
形成したが、孔33をスルーホール(孔の内径を導体で
形成)にすれば、接着強度を向上させると同時にプリン
ト基板の両面に形成された回路を接続することもでき
る。
【0035】次に、本発明の第8実施例を図7を用いて
説明する。図7は本発明の第8実施例の電子部品の実装
構造を示す図で、(a)は平面図、(b)はA−A断面
図である。尚、第8実施例は第1実施例の一部を変更し
たもので、その他については第1実施例と略同じである
ので同じ構成については同じ符号を付し説明を省略す
る。
【0036】35はプリント基板で、導体で形成された
回路部に接続してチップ部品10を実装する実装ランド
37や、その他の搭載部品例えばベアチップのボンディ
ングパッド(いずれも図示省略)等が形成された基板本
体36と、実装ランド37部を囲う大きさ(実装ランド
37よりやや大きめ)の孔39が形成された補助基板3
8(例えば耐熱性の樹脂フイルム板等)とから構成さ
れ、基板本体36に補助基板38が接着されている。
尚、チップ部品10をプリント基板35に実装するに
は、先ず実装ランド37に導電性接着剤を塗布する。そ
して、塗布された導電性接着剤の上にチップ部品10を
装着し、チップ部品10が装着されたプリント基板35
を炉内等で温度を加えて導電性接着剤を硬化させてチッ
プ部品10を実装ランド37に接着固定する。
【0037】以上説明したように本実施例によれば、実
装ランド37の外周を囲うように凹部(補助基板38の
孔39に相当)が形成されるので、導電性接着剤が炉内
で一度軟化した時点で軟化した導電性接着剤の流拡が凹
部の内壁で阻止される。従って、チップ部品10と実装
ランド37との接合部に適切なフィレット40部が形成
されるので接着強度を向上させることができる。
【0038】次に、本発明の第9実施例を図8を用いて
説明する。図8は本発明の第9実施例の電子部品の実装
構造を示す側断面図である。尚、第9実施例は第1実施
例の一部を変更したもので、その他については第1実施
例と略同じであるので同じ構成については同じ符号を付
し説明を省略する。41はプリント基板で、導体で形成
された回路部に接続してチップ部品10を実装する実装
ランド42やその他の搭載部品例えばベアチップのボン
ディングパッド(いずれも図示省略)等が形成されてい
る。そして、実装ランド42の表面は凹凸(例えば梨地
等)に形成されている。尚、チップ部品10をプリント
基板41に実装するには、先ず実装ランド42に導電性
接着剤を塗布する。そして、塗布された導電性接着剤の
上にチップ部品10を装着し、チップ部品10が装着さ
れたプリント基板41を炉内等で温度を加えて導電性接
着剤を硬化させてチップ部品10を実装ランド42に接
着固定する。
【0039】以上説明したように本実施例によれば、実
装ランド42の表面が凹凸に形成されているので表面積
が増え表面張力が増大し、導電性接着剤が炉内で一度軟
化した時点で軟化した導電性接着剤の流拡が凹凸部で阻
止される。従って、チップ部品10と実装ランド42と
の接合部に適切なフィレット43部が形成されるので接
着強度を向上させることができる。
【0040】次に、本発明の第10実施例を図9を用い
て説明する。図9は本発明の第10実施例の電子部品の
実装構造を示す図で、(a)は側面図、(b)はB−B
断面拡大図である。尚、第10実施例は第1実施例の一
部を変更したもので、その他については第1実施例と略
同じであるので同じ構成については同じ符号を付し説明
を省略する。
【0041】44はプリント基板で、導体で形成された
回路部に接続してチップ部品10を実装する実装ランド
45やその他の搭載部品例えばベアチップのボンディン
グパッド(いずれも図示省略)等が形成されている。そ
して、実装ランド45はチップ部品10の両極性の方向
(チップ部品の長手方向)へV字溝46形状に形成され
ている。尚、チップ部品10をプリント基板44に実装
するには、先ず実装ランド45に導電性接着剤を塗布す
る。そして、塗布された導電性接着剤の上にチップ部品
10を装着し、チップ部品10が装着されたプリント基
板44を炉内等で温度を加えて導電性接着剤を硬化させ
てチップ部品10を実装ランド45に接着固定する。
【0042】以上説明したように本実施例によれば、実
装ランド45の表面がV字溝46状に形成されているの
で、接着表面積が増えしかもV字溝46部が導電性接着
剤の溜まり部となる。従って、チップ部品10と実装ラ
ンド45との接合部に適切なフィレット47部が形成さ
れるので接着強度を向上させることができる。尚、本実
施例では実装ランド45の表面をV字溝46形状に形成
したが、その他に山形形状に形成しても同じ効果を得る
ことができる。
【0043】次に、本発明の第11実施例を図10を用
いて説明する。図10は本発明の第11実施例の電子部
品の実装構造を示す側断面図である。尚、第11実施例
は第1実施例の導電性接着剤の一部を変更したもので、
その他については第1実施例と略同じであるので同じ構
成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0044】本実施例に用いる導電性接着剤は、粒度
(大きさ)の異なる銀の導電材48が混合されたエポキ
シ系樹脂の液状導電性接着剤である。尚、チップ部品1
0をプリント基板20に実装するには、先ず実装ランド
21に導電性接着剤を塗布する。そして、塗布された導
電性接着剤の上にチップ部品10を装着し、チップ部品
10が装着されたプリント基板20を炉内等で温度を加
えて導電性接着剤を硬化させてチップ部品10を実装ラ
ンド21に接着固定する。
【0045】以上説明したように本実施例によれば、チ
ップ部品10と実装ランド21との接合に用いる導電性
接着剤に粒度(大きさ)の異なる銀の導電材48が混合
されているので、粒度の異なる大小の銀の導電材が適度
に組合わされチップ部品10と実装ランド21との接合
部に適切なフィレット49部が形成されるので接着強度
を向上させることができる。
【0046】次に、本発明の第12実施例を図11を用
いて説明する。図11は本発明の第12実施例の電子部
品の実装構造を示す側断面図である。尚、第12実施例
は第1実施例の導電性接着剤の一部を変更したもので、
その他については第1実施例と略同じであるので同じ構
成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0047】本実施例に用いる導電性接着剤は、混合さ
れた銀の導電材の他に銀の導電材の粒度よりも大きい粒
度の固形物(例えばはんだ粒)50等が混合されたエポ
キシ系樹脂の液状導電性接着剤である。尚、チップ部品
10をプリント基板20に実装するには、先ず実装ラン
ド21に導電性接着剤を塗布する。そして、塗布された
導電性接着剤の上にチップ部品10を装着し、チップ部
品10が装着されたプリント基板20を炉内等で温度を
加えて導電性接着剤を硬化させてチップ部品10を実装
ランド21に接着固定する。
【0048】以上説明したように本実施例によれば、チ
ップ部品10と実装ランド21との接合に用いる導電性
接着剤に銀の導電材よりも大きい粒度の固形物50が混
合されているので、固形物50と銀の導電材とが適度に
組合わされチップ部品10と実装ランド21との接合部
に適切なフィレット51部が形成されるので接着強度を
向上させることができる。尚、本実施例では固形物50
にはんだ粒を用いたが例えば非導電性の樹脂粒等を用い
てもよい。
【0049】次に、本発明の第13実施例を図12を用
いて説明する。図12は本発明の第13実施例の電子部
品の構造および実装構造を示す図で、(a)は側面図、
(b)はリード端子接着部(C部)平面拡大図である。
尚、第13実施例の構成で第1実施例と同じ構成につい
ては同じ符号を付し説明を省略する。
【0050】52はIC(集積回路)部品で、リード端
子53の接着部(C部)に切欠部54が形成されてい
る。尚、IC部品52をプリント基板20に実装するに
は、先ず実装ランド21に導電性接着剤を塗布する。そ
して、塗布された導電性接着剤の上にIC部品52を装
着し、IC部品52が装着されたプリント基板20を炉
内等で温度を加えて導電性接着剤を硬化させてIC部品
52を実装ランド21に接着固定する。
【0051】以上説明したように本実施例によれば、I
C部品52のリード端子53の接着部に切欠部54が形
成されているので、切欠部54から導電性接着剤が盛り
上がり接着部全体が導電性接着剤で覆われ、導電性接着
剤による適切なフィレット55部が形成されるので接着
強度を向上させることができる。尚、本実施例ではリー
ド端子53の接着部に方形の切欠部54を設けたが、こ
の他に半円または3角形状の切欠部を設けても同じ効果
をうることができる。
【0052】次に、本発明の第14実施例を図13を用
いて説明する。図13は本発明の第14実施例の電子部
品の構造及び実装構造を示す側面図でる。尚、第14実
施例の構成で第1実施例と同じ構成については同じ符号
を付し説明を省略する。56はIC部品で、リード端子
57の垂直部を外側方向へ角度を広げ垂直部と水平部
(接着部)とでV字形状に形成されている。尚、IC部
品56をプリント基板20に実装するには、先ず実装ラ
ンド21に導電性接着剤を塗布する。そして、塗布され
た導電性接着剤の上にIC部品56を装着し、IC部品
56が装着されたプリント基板20を炉内等で温度を加
えて導電性接着剤を硬化させてIC部品56を実装ラン
ド21に接着固定する。
【0053】以上説明したように本実施例によれば、V
字形状に折り曲げ形成されたリード端子57のV字鋭端
部(接着部)の両側面に導電性接着剤による適切なフィ
レット58部が形成されるので、接着強度を向上させる
ことができる。次に、本発明の第15実施例を図14を
用いて説明する。図14は本発明の第15実施例の電子
部品の構造及び実装構造を示す側面図でる。尚、第15
実施例の構成で第1実施例と同じ構成については同じ符
号を付し説明を省略する。
【0054】60はIC部品で、リード端子61の接着
部に導電性接着剤の溜部(半円凸部)62が形成されて
いる。尚、IC部品60をプリント基板20に実装する
には、先ず実装ランド21に導電性接着剤を塗布する。
そして、塗布された導電性接着剤の上にIC部品60を
装着し、IC部品60が装着されたプリント基板20を
炉内等で温度を加えて導電性接着剤を硬化させてIC部
品60を実装ランド21に接着固定する。
【0055】以上説明したように本実施例によれば、リ
ード端子61の接着部に導電性接着剤の溜部62が形成
されることにより、接着面積が増えまた溜部62によっ
て導電性接着剤の流拡がなくなり接着強度を向上させる
ことができる。尚、本実施例では溜部62の形状を半円
凸部としたが、その他に3角凸部または4角凸部等に形
成しても同じ効果を得ることができる。
【0056】次に、本発明の第16実施例を図15を用
いて説明する。図15は本発明の第16実施例の電子部
品の構造及び実装構造を示す図で、(a)は側面図、
(b)はDーD断面拡大図である。尚、第16実施例の
構成で第1実施例と同じ構成については同じ符号を付し
説明を省略する。63はIC部品で、リード端子64の
接着部の断面形状がV字形状に形成されている。尚、I
C部品63をプリント基板20に実装するには、先ず実
装ランド21に導電性接着剤を塗布する。そして、塗布
された導電性接着剤の上にIC部品63を装着し、IC
部品63が装着されたプリント基板20を炉内等で温度
を加えて導電性接着剤を硬化させてIC部品63を実装
ランド21に接着固定する。
【0057】以上説明したように本実施例によれば、リ
ード端子64の接着部の断面形状をV字形状に形成した
ことにより導電性接着剤の溜部65が形成され、導電性
接着剤の流拡がなくなり接着強度を向上させることがで
きる。尚、本実施例では接着部の断面形状をV字形状に
形成したが、その他に山形形状に形成しても同じ効果を
得ることができる。
【0058】次に、本発明の第17実施例を図16を用
いて説明する。図16は本発明の第17実施例の電子部
品の構造及び実装構造を示す側断面図でる。尚、第17
実施例の構成で第1実施例と同じ構成については同じ符
号を付し説明を省略する。66はチップ部品で、両電極
部の端面部に凹凸(梨地状)67が形成されている。
尚、チップ部品66をプリント基板20に実装するに
は、先ず実装ランド21に導電性接着剤を塗布する。そ
して、塗布された導電性接着剤の上にチップ部品66を
装着し、チップ部品66が装着されたプリント基板20
を炉内等で温度を加えて導電性接着剤を硬化させてチッ
プ部品66を実装ランド21に接着固定する。
【0059】以上説明したように本実施例によれば、チ
ップ部品66の両電極部の端面部に凹凸67を形成した
ことにより、接着表面積が増え表面張力が大きく働き導
電性接着剤による適切なフィレット68部が形成される
ので接着強度を向上させることができる。次に、本発明
の第18実施例を図17を用いて説明する。
【0060】図17は本発明の第18実施例の電子部品
の構造及び実装構造を示す側断面図でる。尚、第18実
施例の構成で第1実施例と同じ構成については同じ符号
を付し説明を省略する。70はチップ部品で、両電極部
の端面底部に導電性接着剤の溜部(端面より中央方向へ
傾斜した楔形状の隙間)71が形成されている。尚、チ
ップ部品70をプリント基板20に実装するには、先ず
実装ランド21に導電性接着剤を塗布する。そして、塗
布された導電性接着剤の上にチップ部品70を装着し、
チップ部品70が装着されたプリント基板20を炉内等
で温度を加えて導電性接着剤を硬化させてチップ部品7
0を実装ランド21に接着固定する。
【0061】以上説明したように本実施例によれば、チ
ップ部品70の両電極部の端面底部に導電性接着剤の溜
部71を形成したことにより、導電性接着剤が十分に供
給されるので導電性接着剤による適切なフィレット72
部が形成されるので接着強度を向上させることができ
る。尚、本実施例では導電性接着剤の溜部を楔形状に形
成したが、この他にチップ部品70の両電極部の端面底
部に適当な導電性接着剤の溜部を設けても同じ効果を得
ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子部品と実装ランドとの接合部に導電性接着剤による適
切なフィレット部が形成されるので十分な接着強度を得
ることができる。従って、導電性接着剤を用いた電子部
品の実装品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電子部品の実装図で、
(a)は電子部品の装着状態を示す平面図、(b)は電
子部品回動後の接着状態を示す平面図である。
【図2】本発明の第2実施例の電子部品の実装図で、
(a)は1次接着後の状態を示す側断面図、(b)は2
次接着後の状態を示す側断面図である。
【図3】本発明の第4実施例の電子部品の実装構造を示
す側断面図である。
【図4】本発明の第5実施例の電子部品の実装構造を示
す図で、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図5】本発明の第6実施例の電子部品の実装構造を示
す側断面図である。
【図6】本発明の第7実施例の電子部品の実装構造を示
す側断面図である。
【図7】本発明の第8実施例の電子部品の実装構造を示
す図で、(a)は平面図、(b)はA−A断面図であ
る。
【図8】本発明の第9実施例の電子部品の実装構造を示
す側断面図である。
【図9】本発明の第10実施例の電子部品の実装構造を
示す図で、(a)は側面図、(b)はB−B断面拡大図
である。
【図10】本発明の第11実施例の電子部品の実装構造
を示す側断面図である。
【図11】本発明の第12実施例の電子部品の実装構造
を示す側断面図である。
【図12】本発明の第13実施例の電子部品の構造及び
実装構造を示す図で、(a)は側面図、(b)はリード
端子接着部(C部)平面拡大図である。
【図13】本発明の第14実施例の電子部品の構造及び
実装構造を示す側面図である。
【図14】本発明の第15実施例の電子部品の構造及び
実装構造を示す側面図である。
【図15】本発明の第16実施例の電子部品の構造及び
実装構造を示す図で、(a)は側面図、(b)はDーD
断面拡大図である。
【図16】本発明の第17実施例の電子部品の構造及び
実装構造を示す側断面図である。
【図17】本発明の第18実施例の電子部品の構造及び
実装構造を示す側断面図である。
【図18】従来の電子部品の実装構造を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
10,66,70・・チップ部品 20,31,35,41,44・・プリント基板 21,32,37,42,45・・実装ランド 22,23,28,30,34,40,43・・フィレ
ット 47,49,51,55,58,68,72・・フィレ
ット 24・・・・・1次フィレット 25・・・・・2次フィレット 26,62,65,71・・溜部 27・・・・・シルクダム 29・・・・・嵩上部 33,39・・孔 36・・・・・基板本体 38・・・・・補助基板 46・・・・・V字溝 48・・・・・導電材 50・・・・・固形物 52,56,60,63・・IC(集積回路)部品 53,57,61,64・・リード端子 54・・・・・切欠部 67・・・・・凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 真児 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
    し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
    て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
    に接着固定する電子部品の実装方法において、 前記電子部品を前記導電性接着剤の上に装着した状態で
    微小往復移動させた後に該導電性接着剤を硬化させるこ
    とを特徴とする電子部品の実装方法。
  2. 【請求項2】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
    し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
    て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
    に接着固定する電子部品の実装方法において、 前記導電性接着剤により前記電子部品と前記実装ランド
    との間に形成された接合部の上にさらに導電性接着剤を
    重ねて塗布し2次接合部を形成することを特徴とする電
    子部品の実装方法。
  3. 【請求項3】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
    し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
    て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
    に接着固定する電子部品の実装方法において、 前記実装ランドの表面をエタノールを用いて浄化した後
    に前記導電性接着剤を塗布することを特徴とする電子部
    品の実装方法。
  4. 【請求項4】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
    し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
    て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
    に接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記1つの実装ランドに実装され、且つ隣接した電子部
    品と電子部品との間に前記導電性接着剤の溜部が形成さ
    れてなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  5. 【請求項5】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
    し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
    て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
    に接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記実装ランドの外周部に該実装ランドを囲む凸壁が形
    成されてなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  6. 【請求項6】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
    し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
    て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
    に接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記電子部品の両電極間の胴体部に当接し該電子部品を
    前記実装ランドより浮上させる嵩上部が前記基板に形成
    されてなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  7. 【請求項7】 前記嵩上部はレジストまたは耐熱塗料等
    を用い前記基板に印刷形成されてなるものであることを
    特徴とする請求項6記載の電子部品の実装構造。
  8. 【請求項8】 前記嵩上部は絶縁性の耐熱板を前記基板
    に貼付けてなるものであることを特徴とする請求項6記
    載の電子部品の実装構造。
  9. 【請求項9】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗布
    し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加え
    て該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ランド
    に接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記実装ランドに接する位置に前記基板を貫通する孔が
    形成されてなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  10. 【請求項10】 前記実装ランド部に接する位置に前記
    基板を貫通するスルーホールが形成されてなることを特
    徴とする請求項9記載の電子部品の実装構造。
  11. 【請求項11】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加
    えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラン
    ドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記電子部品の実装ランド等が形成された基板本体と、 前記基板本体の上面に接着され前記実装ランドに対応す
    る位置に前記電子部品を実装可能な孔が形成された補助
    基板とからなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  12. 【請求項12】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加
    えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラン
    ドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記実装ランドの表面に凹凸が形成されてなることを特
    徴とする電子部品の実装構造。
  13. 【請求項13】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加
    えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラン
    ドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記実装ランドがV溝形状に形成されてなることを特徴
    とする電子部品の実装構造。
  14. 【請求項14】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加
    えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラン
    ドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記実装ランドが山形形状に形成されてなることを特徴
    とする電子部品の実装構造。
  15. 【請求項15】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加
    えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラン
    ドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記導電性接着剤は大小大きさの異なる粒度の導電材が
    混合されてなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  16. 【請求項16】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品を装着し温度を加
    えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品を該実装ラン
    ドに接着固定してなる電子部品の実装構造において、 前記導電性接着剤は混合される導電材よりも大きい粒度
    の固形部材が混合されてなることを特徴とする電子部品
    の実装構造。
  17. 【請求項17】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を装
    着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品
    のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部品
    の実装構造において、 前記電子部品のリード端子の接着部に切欠孔が形成され
    てなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  18. 【請求項18】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を装
    着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品
    のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部品
    の実装構造において、 前記リード端子の接着部がV字形状に折り曲げ形成され
    てなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  19. 【請求項19】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を装
    着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品
    のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部品
    の実装構造において、 前記リード端子の接着部に凸部が形成されてなることを
    特徴とする電子部品の実装構造。
  20. 【請求項20】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を装
    着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品
    のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部品
    の実装構造において、 前記リード端子の接着部の断面形状がV字形状に形成さ
    れてなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  21. 【請求項21】 基板の実装ランドに導電性接着剤を塗
    布し、該導電性接着剤の上に電子部品のリード端子を装
    着し温度を加えて該導電性接着剤を硬化させ該電子部品
    のリード端子を前記実装ランドに接着固定する電子部品
    の実装構造において、 前記リード端子の接着部の断面形状が山形形状に形成さ
    れてなることを特徴とする電子部品の実装構造。
  22. 【請求項22】 基板の実装ランドに塗布した導電性接
    着剤の上に装着され、温度を加えて該導電性接着剤を硬
    化させて該実装ランドに接着固定される電子部品の構造
    において、 前記電子部品の両電極端面部が凹凸に形成されてなるこ
    とを特徴とする電子部品の構造。
  23. 【請求項23】 基板の実装ランドに塗布した導電性接
    着剤の上に装着され、温度を加えて該導電性接着剤を硬
    化させて該実装ランドに接着固定される電子部品の構造
    において、 前記電子部品の両電極端面より底部方向にかけて凹部が
    形成されてなることを特徴とする電子部品の構造。
JP21103097A 1997-08-05 1997-08-05 電子部品の実装方法及び電子部品の実装構造並びに電子部品の構造 Withdrawn JPH1154894A (ja)

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