JPH1154871A - プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents
プリント配線板及びその製造方法Info
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- JPH1154871A JPH1154871A JP20489997A JP20489997A JPH1154871A JP H1154871 A JPH1154871 A JP H1154871A JP 20489997 A JP20489997 A JP 20489997A JP 20489997 A JP20489997 A JP 20489997A JP H1154871 A JPH1154871 A JP H1154871A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/325—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/368—Assembling printed circuits with other printed circuits parallel to each other
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/40—Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K3/4038—Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections
- H05K3/4046—Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections using auxiliary conductive elements, e.g. metallic spheres, eyelets, pieces of wire
Landscapes
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決課題】 十分な電磁波障害対策の効果を得ること
ができるのは勿論のこと、製造コストを低減することが
可能であるとともに、プリント配線板全体を薄くするこ
とができ、しかもグランドパターンの層間の接続部に導
電ペーストを使用することないので、レジスト層の破断
等の虞れがなく、確実に複数のグランドパターン層を接
地することが可能なプリント配線板を提供することを課
題とする。 【解決手段】 第2のプリント配線基板の導電性のパタ
ーンに対応した位置に、第1のプリント配線基板の導電
性のパターンが露出するような切欠部からなる層間接続
部を設けるとともに、第1のプリント配線板の層間接続
部に対応した位置で、貫通孔に挿通された導電性を有す
る締結部材によって、第2のプリント配線基板の導電性
のパターンと第1のプリント配線基板の導電性のパター
ンの電気的な接続を行うように構成して課題を解決し
た。
ができるのは勿論のこと、製造コストを低減することが
可能であるとともに、プリント配線板全体を薄くするこ
とができ、しかもグランドパターンの層間の接続部に導
電ペーストを使用することないので、レジスト層の破断
等の虞れがなく、確実に複数のグランドパターン層を接
地することが可能なプリント配線板を提供することを課
題とする。 【解決手段】 第2のプリント配線基板の導電性のパタ
ーンに対応した位置に、第1のプリント配線基板の導電
性のパターンが露出するような切欠部からなる層間接続
部を設けるとともに、第1のプリント配線板の層間接続
部に対応した位置で、貫通孔に挿通された導電性を有す
る締結部材によって、第2のプリント配線基板の導電性
のパターンと第1のプリント配線基板の導電性のパター
ンの電気的な接続を行うように構成して課題を解決し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気機器に使用
されるプリント配線板及びその製造方法に関し、特にプ
リント配線板のシールドを構成するグランド層パターン
の接地構造に関するものである。
されるプリント配線板及びその製造方法に関し、特にプ
リント配線板のシールドを構成するグランド層パターン
の接地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気機器に使用される多
層構造のプリント配線板では、最も外側に位置する導体
層をグランド層として、このグランド層を接地してシー
ルド効果を持たせ、電気信号を伝送する配線パターンを
グランド層によって外界から遮蔽し、プリント配線板の
配線パターンから外部に電磁波が漏洩するのを防止した
り、外部から電磁波による影響を受けるのを防止するこ
とにより、電磁波障害への対策としたものがある。
層構造のプリント配線板では、最も外側に位置する導体
層をグランド層として、このグランド層を接地してシー
ルド効果を持たせ、電気信号を伝送する配線パターンを
グランド層によって外界から遮蔽し、プリント配線板の
配線パターンから外部に電磁波が漏洩するのを防止した
り、外部から電磁波による影響を受けるのを防止するこ
とにより、電磁波障害への対策としたものがある。
【0003】このような多層プリント配線板としては、
例えば、図9に示すような製造方法によって製造された
ものが広く採用されている。この多層プリント配線板を
製造するには、先ず、図9(a)に示すように、ガラス
エポキシやポリイミドなどからなる絶縁基板100の表
裏両面に、銅などの金属箔101を積層し、図9(b)
に示すように、エッチングなどの周知の方法によって導
体回路102を形成する。こうして得られた導体回路1
02に対し、図9(c)に示すように、片面金属箔張り
積層板103を接着層と絶縁層としての機能を備えるプ
リプレグシート104を介して積層、加圧加熱成型する
ことにより一体化し、図9(d)に示すように、多層プ
リント配線板105を得る。
例えば、図9に示すような製造方法によって製造された
ものが広く採用されている。この多層プリント配線板を
製造するには、先ず、図9(a)に示すように、ガラス
エポキシやポリイミドなどからなる絶縁基板100の表
裏両面に、銅などの金属箔101を積層し、図9(b)
に示すように、エッチングなどの周知の方法によって導
体回路102を形成する。こうして得られた導体回路1
02に対し、図9(c)に示すように、片面金属箔張り
積層板103を接着層と絶縁層としての機能を備えるプ
リプレグシート104を介して積層、加圧加熱成型する
ことにより一体化し、図9(d)に示すように、多層プ
リント配線板105を得る。
【0004】その後、片面金属箔張り積層板103の導
体層106と、絶縁基板100の金属箔101の層間の
電気的接続をはかるため、図9(e)に示すように、プ
リント配線板105にドリルによって穿孔し、貫通孔1
07を形成するとともに、図9(f)に示すように、こ
の貫通孔107及び最外層に位置する金属箔106の表
面にめっき108をほどこす。続いて、最外層の金属箔
106にエッチングによって所望の導体回路109を形
成することによって、図9(g)に示すように、多層プ
リント配線板110を製造する。
体層106と、絶縁基板100の金属箔101の層間の
電気的接続をはかるため、図9(e)に示すように、プ
リント配線板105にドリルによって穿孔し、貫通孔1
07を形成するとともに、図9(f)に示すように、こ
の貫通孔107及び最外層に位置する金属箔106の表
面にめっき108をほどこす。続いて、最外層の金属箔
106にエッチングによって所望の導体回路109を形
成することによって、図9(g)に示すように、多層プ
リント配線板110を製造する。
【0005】図10は多層プリント配線板の他の製造方
法を示すものであり、信号回路を導電ペーストを印刷し
て形成したグランドパターンで覆う方法である。
法を示すものであり、信号回路を導電ペーストを印刷し
て形成したグランドパターンで覆う方法である。
【0006】この多層プリント配線板は、図10(a)
に示すように、ガラスエポキシやポリイミドなどの絶縁
基板111の表裏両面に、銅などの金属箔112を積層
したものを、図10(b)に示すように、ドリルによっ
て穿孔して貫通孔113を形成し、基板114を得る。
次に、図10(c)に示すように、この貫通孔113お
よび最外層に位置する金属箔112の表面にめっき11
5を施す。続いて、図10(d)に示すように、最外層
の金属箔112にエッチングによって所望の導体回路1
16を形成し、基板117を得る。この導体回路116
が形成された基板117上に、図10(e)に示すよう
に、スクリーン印刷により絶縁層118を形成し、基板
119を得る。その際、層間接続を取ったり、部品を実
装したい箇所は、絶縁層118を設けないように絶縁層
118のパターンを形成する。次に、図10(f)に示
すように、この基板119の上に導電ペースト120を
印刷することで所望のグランドパターンを得る。
に示すように、ガラスエポキシやポリイミドなどの絶縁
基板111の表裏両面に、銅などの金属箔112を積層
したものを、図10(b)に示すように、ドリルによっ
て穿孔して貫通孔113を形成し、基板114を得る。
次に、図10(c)に示すように、この貫通孔113お
よび最外層に位置する金属箔112の表面にめっき11
5を施す。続いて、図10(d)に示すように、最外層
の金属箔112にエッチングによって所望の導体回路1
16を形成し、基板117を得る。この導体回路116
が形成された基板117上に、図10(e)に示すよう
に、スクリーン印刷により絶縁層118を形成し、基板
119を得る。その際、層間接続を取ったり、部品を実
装したい箇所は、絶縁層118を設けないように絶縁層
118のパターンを形成する。次に、図10(f)に示
すように、この基板119の上に導電ペースト120を
印刷することで所望のグランドパターンを得る。
【0007】ここで、図10(f)に示すように、導電
ペースト120を印刷することで所望のグランドパター
ンを得る代わりに、特開平5−73360号公報に開示
されているように、図10(g)に示すように、貫通孔
121の形成とスルーホールめっき122を行い、さら
にパターン形成を行った両面基板123に、図10
(h)に示すように、パターン形成を行った片面銅張り
板124を積層し、必要な層間の接続は導電ペーストに
よって行うように構成してももよい。
ペースト120を印刷することで所望のグランドパター
ンを得る代わりに、特開平5−73360号公報に開示
されているように、図10(g)に示すように、貫通孔
121の形成とスルーホールめっき122を行い、さら
にパターン形成を行った両面基板123に、図10
(h)に示すように、パターン形成を行った片面銅張り
板124を積層し、必要な層間の接続は導電ペーストに
よって行うように構成してももよい。
【0008】いずれの場合も、信号パターンを外界と遮
蔽するために設けたグランドパターンは、接地が取られ
ていないと電磁波障害に対して効果がない。そこで、グ
ランドパターンの接地を取るため、プリント配線板の端
部に図1 に示すような接地構造を設けている。すなわ
ち、プリント配線板125の最外層に形成されるグラン
ドパターン126の端部に、図11に示すような貫通孔
127とパット128を設け、このパット128の部分
でグランドパターン126は、ビス129やワッシャ1
30等と嵌合し、これらのビス129やワッシャ130
等を介して図示しないシャーシーに電気的に接続され、
接地されるようになっている。
蔽するために設けたグランドパターンは、接地が取られ
ていないと電磁波障害に対して効果がない。そこで、グ
ランドパターンの接地を取るため、プリント配線板の端
部に図1 に示すような接地構造を設けている。すなわ
ち、プリント配線板125の最外層に形成されるグラン
ドパターン126の端部に、図11に示すような貫通孔
127とパット128を設け、このパット128の部分
でグランドパターン126は、ビス129やワッシャ1
30等と嵌合し、これらのビス129やワッシャ130
等を介して図示しないシャーシーに電気的に接続され、
接地されるようになっている。
【0009】グランドパターン126が複数の層に設け
られている場合には、層間接続用のスルーホールを用い
て1つの層に結線させ、ここにパット128を設けて接
地する。その際、グランドパターン126の層が導電ペ
ーストからなる場合は、図12に示すように、パット部
128の手前にスルーホール131を設け、このスルー
ホール131にグランドパターン126を形成する導電
ペースト133を充填することにより、金属箔パターン
132側に結線させるようになっている。また、片面銅
箔張り板134を積層してグランドパターン126の層
を形成した場合は、図13に示すように、VIA HO
LE135を設けて導電ペースト136を印刷し、同じ
く1つの層に結線させるように構成されている。
られている場合には、層間接続用のスルーホールを用い
て1つの層に結線させ、ここにパット128を設けて接
地する。その際、グランドパターン126の層が導電ペ
ーストからなる場合は、図12に示すように、パット部
128の手前にスルーホール131を設け、このスルー
ホール131にグランドパターン126を形成する導電
ペースト133を充填することにより、金属箔パターン
132側に結線させるようになっている。また、片面銅
箔張り板134を積層してグランドパターン126の層
を形成した場合は、図13に示すように、VIA HO
LE135を設けて導電ペースト136を印刷し、同じ
く1つの層に結線させるように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記の如きプリント配線板の製造方法では、図
及び図 に示すように、プリント配線板の信号パター
ンを外界と遮断して電磁波の障害を防止するため、グラ
ンドパターンを構成するための導体層を設けると、プリ
ント配線板を構成する層の数が増えるため、製造コスト
が割高になるという問題点があった。特に、図9に示す
ように、広く一般に用いられている片面銅箔張り板10
3とプリプレグシート104を複数積層し、ドリルによ
る貫通孔107の穿孔とめっき106を行う方式では、
製造工程がその分だけ多くなるため、製造コストが割高
になるという問題点が顕著となる。また、上記の如くプ
リプレグシート104を用いて積層を行うプリント配線
板の製造方法の場合には、プリプレグシート104の分
だけ絶縁層の厚さが厚くなってしまい、プリント配線板
全体が厚くなり、設置スペースが大きくなるという問題
点があった。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記の如きプリント配線板の製造方法では、図
及び図 に示すように、プリント配線板の信号パター
ンを外界と遮断して電磁波の障害を防止するため、グラ
ンドパターンを構成するための導体層を設けると、プリ
ント配線板を構成する層の数が増えるため、製造コスト
が割高になるという問題点があった。特に、図9に示す
ように、広く一般に用いられている片面銅箔張り板10
3とプリプレグシート104を複数積層し、ドリルによ
る貫通孔107の穿孔とめっき106を行う方式では、
製造工程がその分だけ多くなるため、製造コストが割高
になるという問題点が顕著となる。また、上記の如くプ
リプレグシート104を用いて積層を行うプリント配線
板の製造方法の場合には、プリプレグシート104の分
だけ絶縁層の厚さが厚くなってしまい、プリント配線板
全体が厚くなり、設置スペースが大きくなるという問題
点があった。
【0011】また、図10に示すように、最外層のグラ
ンドパターンを導電ペースト120で形成したプリント
配線板の場合には、導電ペースト120を所定のグラン
ドパターンに従って印刷するだけでよく、製造が容易で
あるため、前述のものより製造コストを低くできるが、
導電ペースト120は、金属箔106と比較して抵抗値
が高いので、電磁波障害対策の効果が小さいという別の
問題点を有している。
ンドパターンを導電ペースト120で形成したプリント
配線板の場合には、導電ペースト120を所定のグラン
ドパターンに従って印刷するだけでよく、製造が容易で
あるため、前述のものより製造コストを低くできるが、
導電ペースト120は、金属箔106と比較して抵抗値
が高いので、電磁波障害対策の効果が小さいという別の
問題点を有している。
【0012】さらに、上記特公平5−73360号公報
に開示された多層プリント配線板の製造方法の場合に
は、最外層のグランドパターンを金属箔で形成している
ため、電磁波障害対策の効果があり、比較的低コストで
製造可能である。しかしながら、この多層プリント配線
板の製造方法の場合には、グランドパターンの層間の接
続部に導電ペースト120を印刷しているため、導電ペ
ースト120の印刷部分が図 に示すように凸状とな
る。そのため、プリント配線板上にLSIや抵抗等の部
品を実装する際に、次のような問題点を生じる虞れがあ
る。
に開示された多層プリント配線板の製造方法の場合に
は、最外層のグランドパターンを金属箔で形成している
ため、電磁波障害対策の効果があり、比較的低コストで
製造可能である。しかしながら、この多層プリント配線
板の製造方法の場合には、グランドパターンの層間の接
続部に導電ペースト120を印刷しているため、導電ペ
ースト120の印刷部分が図 に示すように凸状とな
る。そのため、プリント配線板上にLSIや抵抗等の部
品を実装する際に、次のような問題点を生じる虞れがあ
る。
【0013】すなわち、通常、LSIや抵抗等の部品を
プリント配線板上に実装する際には、スクリーン印刷に
よってクリームハンダを塗布する必要があるが、導電ペ
ースト120の印刷部分に図14に示すような凸状の部
分1407あると、クリームハンダを塗布するためのス
クリーン印刷の版を均一に被印刷面に被覆することがで
きず、クリームハンダを均一に塗布することが難しいと
いう問題点を有している。また、導電ペースト120が
完全に硬化していないと、LSIや抵抗等の部品をプリ
ント配線板上に配置し、プリント配線板全体を高温の環
境下においてクリームハンダを溶融させてハンダ付けす
る所謂リフローソルリングの際に、導電ペースト120
に含まれる溶剤からガスが発生し、導電ペースト120
の表面を覆っているレジスト層を突き破り、導電層の一
部が露出してしまい、信頼性が低下する虞れがあるとい
う問題点があった。
プリント配線板上に実装する際には、スクリーン印刷に
よってクリームハンダを塗布する必要があるが、導電ペ
ースト120の印刷部分に図14に示すような凸状の部
分1407あると、クリームハンダを塗布するためのス
クリーン印刷の版を均一に被印刷面に被覆することがで
きず、クリームハンダを均一に塗布することが難しいと
いう問題点を有している。また、導電ペースト120が
完全に硬化していないと、LSIや抵抗等の部品をプリ
ント配線板上に配置し、プリント配線板全体を高温の環
境下においてクリームハンダを溶融させてハンダ付けす
る所謂リフローソルリングの際に、導電ペースト120
に含まれる溶剤からガスが発生し、導電ペースト120
の表面を覆っているレジスト層を突き破り、導電層の一
部が露出してしまい、信頼性が低下する虞れがあるとい
う問題点があった。
【0014】そこで、この発明では、上記従来技術の問
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、十分な電磁波障害対策の効果を得ることがで
きるのは勿論のこと、製造コストを低減することが可能
であるとともに、プリント配線板全体を薄くすることが
でき、しかもグランドパターンの層間の接続部に導電ペ
ーストを使用することないので、レジスト層の破断等の
虞れがなく、確実に複数のグランドパターン層を接地す
ることが可能なプリント配線板を提供することにある。
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、十分な電磁波障害対策の効果を得ることがで
きるのは勿論のこと、製造コストを低減することが可能
であるとともに、プリント配線板全体を薄くすることが
でき、しかもグランドパターンの層間の接続部に導電ペ
ーストを使用することないので、レジスト層の破断等の
虞れがなく、確実に複数のグランドパターン層を接地す
ることが可能なプリント配線板を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、絶縁基板の少なくと
も一方の面に導電性のパターンを形成した第1のプリン
ト配線基板と、前記第1のプリント配線基板上に積層さ
れ、絶縁基板の同一方向の面に導電性のパターンを形成
した第2のプリント配線基板とを有するプリント配線板
において、前記第2のプリント配線基板の導電性のパタ
ーンに対応した位置に、第1のプリント配線基板の導電
性のパターンが露出するような切欠部からなる層間接続
部を設けるとともに、第1のプリント配線板の層間接続
部に対応した位置で、貫通孔に挿通された導電性を有す
る締結部材によって、第2のプリント配線基板の導電性
のパターンと第1のプリント配線基板の導電性のパター
ンの電気的な接続を行うものである。前記絶縁基板とし
ては、導電性基板の表面に絶縁層を積層したものをも含
むものである。
に、請求項1に記載された発明は、絶縁基板の少なくと
も一方の面に導電性のパターンを形成した第1のプリン
ト配線基板と、前記第1のプリント配線基板上に積層さ
れ、絶縁基板の同一方向の面に導電性のパターンを形成
した第2のプリント配線基板とを有するプリント配線板
において、前記第2のプリント配線基板の導電性のパタ
ーンに対応した位置に、第1のプリント配線基板の導電
性のパターンが露出するような切欠部からなる層間接続
部を設けるとともに、第1のプリント配線板の層間接続
部に対応した位置で、貫通孔に挿通された導電性を有す
る締結部材によって、第2のプリント配線基板の導電性
のパターンと第1のプリント配線基板の導電性のパター
ンの電気的な接続を行うものである。前記絶縁基板とし
ては、導電性基板の表面に絶縁層を積層したものをも含
むものである。
【0016】前記導電性を有する締結部材は、金属製の
ネジ、ボルト、ナット、ビス、ワッシャの中から選択さ
れるものである。なお、この導電性を有する締結部材
は、導電性のパターンを接続する一部のみが導電性を有
していても良い。
ネジ、ボルト、ナット、ビス、ワッシャの中から選択さ
れるものである。なお、この導電性を有する締結部材
は、導電性のパターンを接続する一部のみが導電性を有
していても良い。
【0017】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載のプリント配線板の製造方法において、前記第2の
プリント配線基板を、耐熱性繊維を主成分とする織布あ
るいは不織布からなる芯材に、エポキシ樹脂及びゴム系
樹脂を含浸させた絶縁性シートに金属箔を積層して形成
し、当該第2のプリント配線基板の絶縁シートを第1の
プリント配線基板に固着する工程は、含浸樹脂の半硬化
状態(Bステージ)による接着工程を利用するものであ
る。
記載のプリント配線板の製造方法において、前記第2の
プリント配線基板を、耐熱性繊維を主成分とする織布あ
るいは不織布からなる芯材に、エポキシ樹脂及びゴム系
樹脂を含浸させた絶縁性シートに金属箔を積層して形成
し、当該第2のプリント配線基板の絶縁シートを第1の
プリント配線基板に固着する工程は、含浸樹脂の半硬化
状態(Bステージ)による接着工程を利用するものであ
る。
【0018】この発明のプリント配線板は、外装面に設
けたグランドパターンにスルーホールを設ける必要がな
く、スルーホールを介して他の層と接続するようには構
成されていない。グランドパターンの接地は、貫通孔を
設けた箇所で、金属製のネジ、ボルト、ナット、ビス、
ワッシャの中から選択される締結部材と機械的に接触し
て接地される。
けたグランドパターンにスルーホールを設ける必要がな
く、スルーホールを介して他の層と接続するようには構
成されていない。グランドパターンの接地は、貫通孔を
設けた箇所で、金属製のネジ、ボルト、ナット、ビス、
ワッシャの中から選択される締結部材と機械的に接触し
て接地される。
【0019】外装面にグランドパターンを設ける際に積
層する第2のプリント配線基板としては、例えば、その
絶縁基板として不織布等に熱硬化性樹脂を含浸させたも
のが用いられる。不織布は、ガラスエポキシなどの絶縁
基材と比較して弾力性があり縮むため、第1のプリント
配線基板と第2のプリント配線基板との間に段差があっ
てもこれを吸収することができ、確実な接触が得られ
る。
層する第2のプリント配線基板としては、例えば、その
絶縁基板として不織布等に熱硬化性樹脂を含浸させたも
のが用いられる。不織布は、ガラスエポキシなどの絶縁
基材と比較して弾力性があり縮むため、第1のプリント
配線基板と第2のプリント配線基板との間に段差があっ
てもこれを吸収することができ、確実な接触が得られ
る。
【0020】また、前述の第2のプリント配線基板は、
例えば、導体回路を絶縁シートの含浸樹脂が半硬化状態
(Bステージ)のままで形成するようにし、プリント配
線板への固着工程は、熱と圧力のみで行えるように構成
されている。このため、接着剤を被積層面に塗布する必
要がなく、該端部の貫通孔とグランドパターンの周辺が
接着剤に覆われてしまうことがない。
例えば、導体回路を絶縁シートの含浸樹脂が半硬化状態
(Bステージ)のままで形成するようにし、プリント配
線板への固着工程は、熱と圧力のみで行えるように構成
されている。このため、接着剤を被積層面に塗布する必
要がなく、該端部の貫通孔とグランドパターンの周辺が
接着剤に覆われてしまうことがない。
【0021】プリント配線板の最外層面をグランドパタ
ーンとして、その下層側にある信号パターンを覆うこと
によって、電磁波障害を防止することができる。グラン
ドパターンの層は、接地箇所を多く設けてやると電磁波
障害対策上効果的である。プリント配線板の面積が小さ
い場合は、基板の四隅で接地を取るだけで構わないが、
より多くの接地箇所が必要な場合は、基板の中央部にお
いて最上層銅箔付絶縁シートに切り欠きを設けて対応す
る。
ーンとして、その下層側にある信号パターンを覆うこと
によって、電磁波障害を防止することができる。グラン
ドパターンの層は、接地箇所を多く設けてやると電磁波
障害対策上効果的である。プリント配線板の面積が小さ
い場合は、基板の四隅で接地を取るだけで構わないが、
より多くの接地箇所が必要な場合は、基板の中央部にお
いて最上層銅箔付絶縁シートに切り欠きを設けて対応す
る。
【0022】
【作用】外層面に設けたグランドパターンを、金属箔の
エッチングの加工によるものとしたことで、表面抵抗値
が低くなり、端部でネジやワッシャなどと接触させるこ
とでも接続信頼性を確保することができる。また、第2
のプリント配線基板の絶縁基板として、不織布等に熱硬
化性樹脂を含浸させたものを用いたので、接着用のプリ
プレグシートなどを使わなくて済み、プリント配線板を
薄層化することができ、このため第2のプリント配線基
板と第1のプリント配線基板との段差を小さくすること
ができ、グランドパターンの確実な接地が得られる。
エッチングの加工によるものとしたことで、表面抵抗値
が低くなり、端部でネジやワッシャなどと接触させるこ
とでも接続信頼性を確保することができる。また、第2
のプリント配線基板の絶縁基板として、不織布等に熱硬
化性樹脂を含浸させたものを用いたので、接着用のプリ
プレグシートなどを使わなくて済み、プリント配線板を
薄層化することができ、このため第2のプリント配線基
板と第1のプリント配線基板との段差を小さくすること
ができ、グランドパターンの確実な接地が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
態に基づいて説明する。
【0024】図2はこの発明に係るプリント配線板の一
実施の形態を示すものである。
実施の形態を示すものである。
【0025】この実施の形態に係るプリント配線板1
は、図2に示すように、絶縁基板の表裏両面に銅やアル
ミニウム等の金属箔を張り合わせた第1のプリント配線
基板としての両面金属箔張り積層板2と、絶縁シートの
片面に銅やアルミニウム等の金属箔を張り合わせた第2
のプリント配線基板としての片面金属箔張り積層板3と
から構成されている。
は、図2に示すように、絶縁基板の表裏両面に銅やアル
ミニウム等の金属箔を張り合わせた第1のプリント配線
基板としての両面金属箔張り積層板2と、絶縁シートの
片面に銅やアルミニウム等の金属箔を張り合わせた第2
のプリント配線基板としての片面金属箔張り積層板3と
から構成されている。
【0026】上記両面金属箔張り積層板2は、図2に示
すように、エポキシ樹脂等を含浸硬化させたガラス繊維
布等からなる絶縁基板21の表裏両面に、銅やアルミニ
ウム等の金属箔22を張り合わせたものである。この絶
縁基板21の表裏両面に張り合わされた金属箔22に
は、図3に示すように、周知の写真法により所望の配線
回路23がパターン化され、不要部分がエッチング除去
されるサブトラクテイブ法によって導電回路23と、こ
の導電回路23を外界から遮蔽することにより、電磁波
障害を防止するグランドパターン24とが、所望の形状
に形成されている。なお、図3中、25、26は両面金
属箔張り積層板2上に実装されたLSI等の半導体素子
及びその配線パターンをそれぞれ示している。
すように、エポキシ樹脂等を含浸硬化させたガラス繊維
布等からなる絶縁基板21の表裏両面に、銅やアルミニ
ウム等の金属箔22を張り合わせたものである。この絶
縁基板21の表裏両面に張り合わされた金属箔22に
は、図3に示すように、周知の写真法により所望の配線
回路23がパターン化され、不要部分がエッチング除去
されるサブトラクテイブ法によって導電回路23と、こ
の導電回路23を外界から遮蔽することにより、電磁波
障害を防止するグランドパターン24とが、所望の形状
に形成されている。なお、図3中、25、26は両面金
属箔張り積層板2上に実装されたLSI等の半導体素子
及びその配線パターンをそれぞれ示している。
【0027】また、上記両面金属箔張り積層板2上に積
層される片面金属箔張り積層板3は、図2に示すよう
に、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリアミド等の不飽和ポリエステルからなる不織
布に、ニトリルゴム(NBR)とエポキシ樹脂を所定量
ずつ混合した熱硬化型樹脂を含浸させた絶縁性シート3
1の片面に、銅やアルミニウム等の金属箔32を張り合
わせたものである。この絶縁シート31の片面に張り合
わされた金属箔32には、図3に示すように、周知の写
真法によより所望のグランドパターン33がパターン化
され、不要部分がエッチング除去されるサブトラクテイ
ブ法によってグランドパターン33が、所望の形状に形
成されている。なお、図3中、34は片面金属箔張り積
層板3に必要に応じて形成される半導体素子25を実装
するための開口部を示している。また、上記片面金属箔
張り積層板3の金属箔32に、導電回路を形成するよう
に構成しても良い。
層される片面金属箔張り積層板3は、図2に示すよう
に、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリアミド等の不飽和ポリエステルからなる不織
布に、ニトリルゴム(NBR)とエポキシ樹脂を所定量
ずつ混合した熱硬化型樹脂を含浸させた絶縁性シート3
1の片面に、銅やアルミニウム等の金属箔32を張り合
わせたものである。この絶縁シート31の片面に張り合
わされた金属箔32には、図3に示すように、周知の写
真法によより所望のグランドパターン33がパターン化
され、不要部分がエッチング除去されるサブトラクテイ
ブ法によってグランドパターン33が、所望の形状に形
成されている。なお、図3中、34は片面金属箔張り積
層板3に必要に応じて形成される半導体素子25を実装
するための開口部を示している。また、上記片面金属箔
張り積層板3の金属箔32に、導電回路を形成するよう
に構成しても良い。
【0028】ところで、この実施の形態に係るプリント
配線板は、第2のプリント配線基板のグランドパターン
に対応した位置に、第1のプリント配線基板のグランド
パターンが露出するような切欠部を設けるとともに、第
1のプリント配線板の当該第2のプリント配線板の切欠
部に対応した位置に、当該プリント配線板を接地された
導電性部材に固定するための貫通孔を穿孔し、当該貫通
孔に挿通された導電性を有する締結部材によって、第2
のプリント配線基板のグランドパターンと第1のプリン
ト配線基板のグランドパターンの接続及び接地を行うよ
うに構成されている。
配線板は、第2のプリント配線基板のグランドパターン
に対応した位置に、第1のプリント配線基板のグランド
パターンが露出するような切欠部を設けるとともに、第
1のプリント配線板の当該第2のプリント配線板の切欠
部に対応した位置に、当該プリント配線板を接地された
導電性部材に固定するための貫通孔を穿孔し、当該貫通
孔に挿通された導電性を有する締結部材によって、第2
のプリント配線基板のグランドパターンと第1のプリン
ト配線基板のグランドパターンの接続及び接地を行うよ
うに構成されている。
【0029】すなわち、上記片面金属箔張り積層板3の
端部には、図1に示すように、当該片面金属箔張り積層
板3を両面金属箔張り積層板2上に積層した際に、両面
金属箔張り積層板2のグランドパターン23の端部に対
応した位置に、図4に示すごとく、両面金属箔張り積層
板2のグランドパターンが露出するような矩形状の切欠
部4が設けられている。また、両面金属箔張り積層板2
の切欠部4に対応した位置には、図1に示すように、プ
リント配線板1を接地された導電性部材に固定するため
の貫通孔5が穿孔されている。なお、この両面金属箔張
り積層板2に穿孔された貫通孔5は、その半分が片面金
属箔張り積層板3にも半円形状に穿孔されるようになっ
ている。そして、上記プリント基板1は、当該貫通孔5
に挿通された導電性を有する締結部材としての金属製の
ネジ6及びワッシャ7によって、図5に示すように、両
面金属箔張り積層板2のグランドパターンと片面金属箔
張り積層板3のグランドパターンの接続及び接地、並び
に当該プリント配線板1の固定を行うように構成されて
いる。
端部には、図1に示すように、当該片面金属箔張り積層
板3を両面金属箔張り積層板2上に積層した際に、両面
金属箔張り積層板2のグランドパターン23の端部に対
応した位置に、図4に示すごとく、両面金属箔張り積層
板2のグランドパターンが露出するような矩形状の切欠
部4が設けられている。また、両面金属箔張り積層板2
の切欠部4に対応した位置には、図1に示すように、プ
リント配線板1を接地された導電性部材に固定するため
の貫通孔5が穿孔されている。なお、この両面金属箔張
り積層板2に穿孔された貫通孔5は、その半分が片面金
属箔張り積層板3にも半円形状に穿孔されるようになっ
ている。そして、上記プリント基板1は、当該貫通孔5
に挿通された導電性を有する締結部材としての金属製の
ネジ6及びワッシャ7によって、図5に示すように、両
面金属箔張り積層板2のグランドパターンと片面金属箔
張り積層板3のグランドパターンの接続及び接地、並び
に当該プリント配線板1の固定を行うように構成されて
いる。
【0030】なお、上記両面金属箔張り積層板2のグラ
ンドパターンの端縁部24aと片面金属箔張り積層板3
のグランドパターンの端縁部33aは、図1に示すよう
に、絶縁基板21及び絶縁シート31の端部からわずか
に内側にオフセットしており、これらのグランドパター
ンの端縁部22a及びグランドパターンの端縁部33a
が不本意に他の部材と接触するのを防止するように構成
されている。
ンドパターンの端縁部24aと片面金属箔張り積層板3
のグランドパターンの端縁部33aは、図1に示すよう
に、絶縁基板21及び絶縁シート31の端部からわずか
に内側にオフセットしており、これらのグランドパター
ンの端縁部22a及びグランドパターンの端縁部33a
が不本意に他の部材と接触するのを防止するように構成
されている。
【0031】図6は上記の如く構成される多層構造のプ
リント配線板の製造方法を示すものである。
リント配線板の製造方法を示すものである。
【0032】両面金属箔張り積層板2は、周知の製造方
法によって製造されるものであり、図6(a)に示すよ
うに、エポキシ樹脂等を含浸硬化させたガラス繊維布等
からなる絶縁基板21の表裏両面に、例えば銅箔22を
積層して加熱・加圧成形して形成される。この両面金属
箔張り積層板2には、必要に応じて、その後の積層時に
使用する図示しない位置合わせ用の貫通孔が穿孔され、
更に、導電回路の接続又は電子素子搭載時に使用する貫
通孔が穿孔される。その後、上記両面金属箔張り積層板
2の銅箔22上には、図6(b)に示すように、写真法
により所望の配線回路23がパターン化され、不要部分
がエッチング除去されるサブトラクテイブ法によって導
電回路23が形成される。
法によって製造されるものであり、図6(a)に示すよ
うに、エポキシ樹脂等を含浸硬化させたガラス繊維布等
からなる絶縁基板21の表裏両面に、例えば銅箔22を
積層して加熱・加圧成形して形成される。この両面金属
箔張り積層板2には、必要に応じて、その後の積層時に
使用する図示しない位置合わせ用の貫通孔が穿孔され、
更に、導電回路の接続又は電子素子搭載時に使用する貫
通孔が穿孔される。その後、上記両面金属箔張り積層板
2の銅箔22上には、図6(b)に示すように、写真法
により所望の配線回路23がパターン化され、不要部分
がエッチング除去されるサブトラクテイブ法によって導
電回路23が形成される。
【0033】一方、片面金属箔張り積層板3は、図6
(c)に示すように、ポリエステル、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリアミド等の不飽和ポリエス
テルからなる不織布に、ニトリルゴム(NBR)とエポ
キシ樹脂を所定量ずつ混合した熱硬化型樹脂を含浸させ
た絶縁性シート31の片面に、例えば厚さ35μmの銅
箔32を積層したものからなり、この片面金属箔張り積
層板3は、芳香族ポリアミド不織布に含浸させた熱硬化
性樹脂を半硬化状態(Bステージ)としたままで、銅箔
32に同じくサブトラクテイブ法によって所望のグラン
ドパターン33や必要に応じて配線パターンが形成され
る。なお、上記片面金属箔張り積層板3は、例えば、厚
さ60〜120μmに形成される。また、ニトリルゴム
(NBR)とエポキシ樹脂を所定量ずつ混合した熱硬化
型樹脂が硬化しにくい温度以下でパターンエッチングを
行うことは当然である。
(c)に示すように、ポリエステル、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリアミド等の不飽和ポリエス
テルからなる不織布に、ニトリルゴム(NBR)とエポ
キシ樹脂を所定量ずつ混合した熱硬化型樹脂を含浸させ
た絶縁性シート31の片面に、例えば厚さ35μmの銅
箔32を積層したものからなり、この片面金属箔張り積
層板3は、芳香族ポリアミド不織布に含浸させた熱硬化
性樹脂を半硬化状態(Bステージ)としたままで、銅箔
32に同じくサブトラクテイブ法によって所望のグラン
ドパターン33や必要に応じて配線パターンが形成され
る。なお、上記片面金属箔張り積層板3は、例えば、厚
さ60〜120μmに形成される。また、ニトリルゴム
(NBR)とエポキシ樹脂を所定量ずつ混合した熱硬化
型樹脂が硬化しにくい温度以下でパターンエッチングを
行うことは当然である。
【0034】このようにして得られた両面金属箔張り積
層板2上に、図6(e)に示すように、片面金属箔張り
積層板3を位置合わせした状態で積層し、これを温度1
40℃、プレス圧392N/cm2 、時間30分にて熱
圧着する。なお、上記両面金属箔張り積層板2の表裏両
面に、片面金属箔張り積層板3を積層するように構成し
ても勿論よい。
層板2上に、図6(e)に示すように、片面金属箔張り
積層板3を位置合わせした状態で積層し、これを温度1
40℃、プレス圧392N/cm2 、時間30分にて熱
圧着する。なお、上記両面金属箔張り積層板2の表裏両
面に、片面金属箔張り積層板3を積層するように構成し
ても勿論よい。
【0035】熱圧着後、このようにして製造された多層
構造のプリント配線板1の端部には、図6(f)に示す
ように、ネジ貫通用の貫通孔5がドリル等によって穿孔
される。
構造のプリント配線板1の端部には、図6(f)に示す
ように、ネジ貫通用の貫通孔5がドリル等によって穿孔
される。
【0036】そして、上記のごとく製造される多層構造
のプリント配線板1の貫通孔5には、ワッシャ7を介し
てネジ6が挿通され、これらのネジ6及びワッシャ7に
よって、両面金属箔張り積層板2のグランドパターン2
4と片面金属箔張り積層板3のグランドパターン33の
接続及び接地、並びに当該プリント配線板1の固定が行
われる。
のプリント配線板1の貫通孔5には、ワッシャ7を介し
てネジ6が挿通され、これらのネジ6及びワッシャ7に
よって、両面金属箔張り積層板2のグランドパターン2
4と片面金属箔張り積層板3のグランドパターン33の
接続及び接地、並びに当該プリント配線板1の固定が行
われる。
【0037】以上の構成において、上記実施の形態に係
るプリント配線板では、次のようにして、十分な電磁波
障害対策の効果を得ることができるのは勿論のこと、製
造コストを低減することが可能であるとともに、プリン
ト配線板全体を薄くすることができ、しかもグランドパ
ターンの層間の接続部に導電ペーストを使用することな
いので、レジスト層の破断等の虞れがなく、確実に複数
のグランドパターン層を接地することが可能となってい
る。
るプリント配線板では、次のようにして、十分な電磁波
障害対策の効果を得ることができるのは勿論のこと、製
造コストを低減することが可能であるとともに、プリン
ト配線板全体を薄くすることができ、しかもグランドパ
ターンの層間の接続部に導電ペーストを使用することな
いので、レジスト層の破断等の虞れがなく、確実に複数
のグランドパターン層を接地することが可能となってい
る。
【0038】すなわち、上記実施の形態に係るプリント
配線板1は、図1に示すように、当該プリント配線板1
に形成された貫通孔5に、ワッシャ7が両面プリント配
線板2のグランドパターン24と、片面プリント配線板
3のグランドパターン33とに接触するように、ネジ6
とワッシャ7を挿通し、ネジ6を金属製のシャーシー8
に設けられたネジ孔9に締結することによって、当該プ
リント配線板1を固定する。そして、両面金属箔張り積
層板2のグランドパターン24と、片面金属箔張り積層
板3のグランドパターン33とは、貫通孔5の部分でそ
れぞれネジ6とワッシャ7に接触しており、ネジ6の先
端から金属製のシャーシー8に接地されるようになって
いる。上記プリント配線板1の片面金属箔張り積層板3
の絶縁シート4の厚さは、60〜120μm程であり、
しかも片面金属箔張り積層板3の絶縁シート4は、不飽
和ポリエステルからなる不織布にニトリルゴム(NB
R)とエポキシ樹脂を所定量ずつ混合した熱硬化型樹脂
を含浸させて硬化させたものであって、弾力性を有する
ため、ネジ6やビスなどで締め付けた際にはさらに縮む
ため、両面金属箔張り積層板2のグランドパターン24
と、片面金属箔張り積層板3のグランドパターン33と
を、ネジ6及びワッシャ7を介して確実に接地すること
ができる。
配線板1は、図1に示すように、当該プリント配線板1
に形成された貫通孔5に、ワッシャ7が両面プリント配
線板2のグランドパターン24と、片面プリント配線板
3のグランドパターン33とに接触するように、ネジ6
とワッシャ7を挿通し、ネジ6を金属製のシャーシー8
に設けられたネジ孔9に締結することによって、当該プ
リント配線板1を固定する。そして、両面金属箔張り積
層板2のグランドパターン24と、片面金属箔張り積層
板3のグランドパターン33とは、貫通孔5の部分でそ
れぞれネジ6とワッシャ7に接触しており、ネジ6の先
端から金属製のシャーシー8に接地されるようになって
いる。上記プリント配線板1の片面金属箔張り積層板3
の絶縁シート4の厚さは、60〜120μm程であり、
しかも片面金属箔張り積層板3の絶縁シート4は、不飽
和ポリエステルからなる不織布にニトリルゴム(NB
R)とエポキシ樹脂を所定量ずつ混合した熱硬化型樹脂
を含浸させて硬化させたものであって、弾力性を有する
ため、ネジ6やビスなどで締め付けた際にはさらに縮む
ため、両面金属箔張り積層板2のグランドパターン24
と、片面金属箔張り積層板3のグランドパターン33と
を、ネジ6及びワッシャ7を介して確実に接地すること
ができる。
【0039】このように、上記の実施の形態では、片面
金属箔張り積層板3のグランドパターン33に対応した
位置に、両面金属箔張り積層板2のグランドパターン2
4が露出するような切欠部4を設けるとともに、両面金
属箔張り積層板2の当該片面金属箔張り積層板3の切欠
部4に対応した位置に、プリント配線板1を接地された
金属製のシャーシー8に固定するための貫通孔5を穿孔
し、当該貫通孔5に挿通された導電性を有するネジ6及
びワッシャ7によって、片面金属箔張り積層板3のグラ
ンドパターン33と両面金属箔張り積層板2のグランド
パターン24の接続及び接地を行うように構成されてい
るので、十分な電磁波障害対策の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、製造コストを低減することが可能で
あるとともに、プリント配線板1全体を薄くすることが
でき、しかもグランドパターン24及び33の層間の接
続部に導電ペーストを使用することないので、レジスト
層の破断等の虞れがなく、確実に複数のグランドパター
ン24及び33を接地することが可能なプリント配線板
を提供することができる。
金属箔張り積層板3のグランドパターン33に対応した
位置に、両面金属箔張り積層板2のグランドパターン2
4が露出するような切欠部4を設けるとともに、両面金
属箔張り積層板2の当該片面金属箔張り積層板3の切欠
部4に対応した位置に、プリント配線板1を接地された
金属製のシャーシー8に固定するための貫通孔5を穿孔
し、当該貫通孔5に挿通された導電性を有するネジ6及
びワッシャ7によって、片面金属箔張り積層板3のグラ
ンドパターン33と両面金属箔張り積層板2のグランド
パターン24の接続及び接地を行うように構成されてい
るので、十分な電磁波障害対策の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、製造コストを低減することが可能で
あるとともに、プリント配線板1全体を薄くすることが
でき、しかもグランドパターン24及び33の層間の接
続部に導電ペーストを使用することないので、レジスト
層の破断等の虞れがなく、確実に複数のグランドパター
ン24及び33を接地することが可能なプリント配線板
を提供することができる。
【0040】電磁波障害対策上、最外層をグランパドタ
ーンを付与する基板で、そのサイズから接地を取る場所
が少なくてすむ基板では、コストと信頼性上大幅な達成
できる。
ーンを付与する基板で、そのサイズから接地を取る場所
が少なくてすむ基板では、コストと信頼性上大幅な達成
できる。
【0041】すなわち、片面金属箔張り積層板3を積層
する際、層間接続用のスルーホール形成のための穴明け
加工が不要となり製造工程が合理化できる。また最外層
のグランドパターン24の接続に、スルーホールや導電
ペーストを用いなくしたことで、これに起因する信頼性
の問題がなくなり、信頼性を向上することができる。
する際、層間接続用のスルーホール形成のための穴明け
加工が不要となり製造工程が合理化できる。また最外層
のグランドパターン24の接続に、スルーホールや導電
ペーストを用いなくしたことで、これに起因する信頼性
の問題がなくなり、信頼性を向上することができる。
【0042】実施の形態2図7はこの発明の実施の形態
2を示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には
同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2は、
プリント配線板の端部以外でも、グランドパターンの接
地を確実に行えるように構成したものである。
2を示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には
同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2は、
プリント配線板の端部以外でも、グランドパターンの接
地を確実に行えるように構成したものである。
【0043】すなわち、この実施の形態2では、図7に
示すように、プリント配線板1の端縁部以外に、プリン
ト配線板1の内部にも、図8に示すように、片面金属箔
張り積層板3に半円形状の切欠部10が形成されてお
り、両面金属箔張り積層板2に形成されたグランドパタ
ーン24の一部が露出するようになっている。
示すように、プリント配線板1の端縁部以外に、プリン
ト配線板1の内部にも、図8に示すように、片面金属箔
張り積層板3に半円形状の切欠部10が形成されてお
り、両面金属箔張り積層板2に形成されたグランドパタ
ーン24の一部が露出するようになっている。
【0044】また、この実施の形態2では、両面金属箔
張り積層板2に形成されたグランドパターン24を確実
に接地することができるように、当該両面金属箔張り積
層板2に形成されたグランドパターン24には、図 に
示すように、円形乃至半円形状の環状部分24bが設け
られている。そして、この両面金属箔張り積層板2の環
状部分24bには、その中央部に貫通孔11が穿孔され
ている。
張り積層板2に形成されたグランドパターン24を確実
に接地することができるように、当該両面金属箔張り積
層板2に形成されたグランドパターン24には、図 に
示すように、円形乃至半円形状の環状部分24bが設け
られている。そして、この両面金属箔張り積層板2の環
状部分24bには、その中央部に貫通孔11が穿孔され
ている。
【0045】そして、上記実施の形態2に係るプリント
配線板1は、図7に示すように、両面金属箔張り積層板
2に形成された貫通孔11と、片面金属箔張り積層板3
の端部に形成された半円形の切欠部10とに、ワッシャ
7が両面金属箔張り積層板2のグランドパターン24b
と、片面金属箔張り積層板3のグランドパターン33と
に接触するように、ネジ6とワッシャ7を挿通し、ネジ
6をナット12に締結することによって、両面金属箔張
り積層板2のグランドパターン24と、片面金属箔張り
積層板3のグランドパターン33とを、貫通孔11の部
分ともそれぞれネジ6とワッシャ7に接触させ、ワッシ
ャ7を介して互いに接続した状態で、接地することがで
きるようになっている。上記プリント配線板1の片面金
属箔張り積層板3の絶縁シート4の厚さは、60〜12
0μm程であり、しかも片面金属箔張り積層板3の絶縁
シート4は、不飽和ポリエステルからなる不織布にニト
リルゴム(NBR)とエポキシ樹脂を所定量ずつ混合し
た熱硬化型樹脂を含浸させて硬化させたものであって、
弾性変形するため、ネジ6やビスなどで締め付けた際に
はさらに縮むため、両面金属箔張り積層板2のグランド
パターン24と、片面金属箔張り積層板3のグランドパ
ターン33とを、ネジ6及びワッシャ7を介して確実に
接続して接地することができる。
配線板1は、図7に示すように、両面金属箔張り積層板
2に形成された貫通孔11と、片面金属箔張り積層板3
の端部に形成された半円形の切欠部10とに、ワッシャ
7が両面金属箔張り積層板2のグランドパターン24b
と、片面金属箔張り積層板3のグランドパターン33と
に接触するように、ネジ6とワッシャ7を挿通し、ネジ
6をナット12に締結することによって、両面金属箔張
り積層板2のグランドパターン24と、片面金属箔張り
積層板3のグランドパターン33とを、貫通孔11の部
分ともそれぞれネジ6とワッシャ7に接触させ、ワッシ
ャ7を介して互いに接続した状態で、接地することがで
きるようになっている。上記プリント配線板1の片面金
属箔張り積層板3の絶縁シート4の厚さは、60〜12
0μm程であり、しかも片面金属箔張り積層板3の絶縁
シート4は、不飽和ポリエステルからなる不織布にニト
リルゴム(NBR)とエポキシ樹脂を所定量ずつ混合し
た熱硬化型樹脂を含浸させて硬化させたものであって、
弾性変形するため、ネジ6やビスなどで締め付けた際に
はさらに縮むため、両面金属箔張り積層板2のグランド
パターン24と、片面金属箔張り積層板3のグランドパ
ターン33とを、ネジ6及びワッシャ7を介して確実に
接続して接地することができる。
【0046】このように、複数の箇所で両面金属箔張り
積層板2のグランドパターン24と、片面金属箔張り積
層板3のグランドパターン33とを接続して接地する
(多点グランド)ことにより、複数のグランドパターン
24とグランドパターン33とを確実に接地することが
でき、電磁波障害対策上、一層効果を高めることができ
る。
積層板2のグランドパターン24と、片面金属箔張り積
層板3のグランドパターン33とを接続して接地する
(多点グランド)ことにより、複数のグランドパターン
24とグランドパターン33とを確実に接地することが
でき、電磁波障害対策上、一層効果を高めることができ
る。
【0047】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
と同様であるので、その説明を省略する。
と同様であるので、その説明を省略する。
【0048】このように、前記実施の形態では、言い換
えるならば、プリント配線板1は多層構造で、層間接続
を仮にスルーホールにめっきで行なっていたとしても、
この上に積層すると片面金属箔張り積層板3のグランド
パターンとはスルーホールを介して電気的に接続するこ
とはない。
えるならば、プリント配線板1は多層構造で、層間接続
を仮にスルーホールにめっきで行なっていたとしても、
この上に積層すると片面金属箔張り積層板3のグランド
パターンとはスルーホールを介して電気的に接続するこ
とはない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、十分な電磁波障害対策の効果を得ることができるの
は勿論のこと、製造コストを低減することが可能である
とともに、プリント配線板全体を薄くすることができ、
しかもグランドパターンの層間の接続部に導電ペースト
を使用することないので、レジスト層の破断等の虞れが
なく、確実に複数のグランドパターン層を接地すること
が可能なプリント配線板を提供することができる。
ば、十分な電磁波障害対策の効果を得ることができるの
は勿論のこと、製造コストを低減することが可能である
とともに、プリント配線板全体を薄くすることができ、
しかもグランドパターンの層間の接続部に導電ペースト
を使用することないので、レジスト層の破断等の虞れが
なく、確実に複数のグランドパターン層を接地すること
が可能なプリント配線板を提供することができる。
【図1】 図1はこの発明に係るプリント配線板の一実
施の形態を示す要部斜視図である。
施の形態を示す要部斜視図である。
【図2】 図2はこの発明に係るプリント配線板の一実
施の形態を示す断面図である。
施の形態を示す断面図である。
【図3】 図3はこの発明に係るプリント配線板の一実
施の形態を示す分解斜視図である。
施の形態を示す分解斜視図である。
【図4】 図4は片面金属箔張り積層板を示す要部斜視
図である。
図である。
【図5】 図5はこの発明に係るプリント配線板の一実
施の形態を示す取り付け状態の断面図である。
施の形態を示す取り付け状態の断面図である。
【図6】 図6(a)〜(g)はこの発明の一実施の形
態に係るプリント配線板の製造工程をそれぞれ示す断面
図である。
態に係るプリント配線板の製造工程をそれぞれ示す断面
図である。
【図7】 図7はこの発明に係るプリント配線板の実施
の形態2を示す要部斜視図である。
の形態2を示す要部斜視図である。
【図8】 図8は片面金属箔張り積層板を示す要部斜視
図である。
図である。
【図9】 図9(a)〜(g)は従来のプリント配線板
の製造工程をそれぞれ示す断面図である。
の製造工程をそれぞれ示す断面図である。
【図10】 図10(a)〜(h)は従来のプリント配
線板の製造工程をそれぞれ示す断面図である。
線板の製造工程をそれぞれ示す断面図である。
【図11】 図11は従来のプリント配線板を示す要部
斜視図である。
斜視図である。
【図12】 図12は従来のプリント配線板を示す断面
図である。
図である。
【図13】 図13は従来のプリント配線板を示す断面
図である。
図である。
【図14】 図14は従来のプリント配線板を示す要部
斜視図である。
斜視図である。
1 プリント配線板、2 両面金属箔張り積層板、21
絶縁基板、22 金属箔、23 導電回路、24 グ
ランドパターン、3 片面金属箔張り積層板、31 絶
縁性シート、32 金属箔、33 グランドパターン、
4 切欠部、5貫通孔、6 ネジ、7 ワッシャ。
絶縁基板、22 金属箔、23 導電回路、24 グ
ランドパターン、3 片面金属箔張り積層板、31 絶
縁性シート、32 金属箔、33 グランドパターン、
4 切欠部、5貫通孔、6 ネジ、7 ワッシャ。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板の少なくとも一方の面に導電性
のパターンを形成した第1のプリント配線基板と、 前記第1のプリント配線基板上に積層され、絶縁基板の
同一方向の面に導電性のパターンを形成した第2のプリ
ント配線基板とを有するプリント配線板において、 前記第2のプリント配線基板の導電性のパターンに対応
した位置に、第1のプリント配線基板の導電性のパター
ンが露出するような切欠部からなる層間接続部を設ける
とともに、第1のプリント配線板の層間接続部に対応し
た位置で、貫通孔に挿通された導電性を有する締結部材
によって、第2のプリント配線基板の導電性のパターン
と第1のプリント配線基板の導電性のパターンの電気的
な接続を行うことを特徴とするプリント配線板。 - 【請求項2】 請求項1に記載のプリント配線板の製造
方法において、 前記第2のプリント配線基板を、耐熱性繊維を主成分と
する織布あるいは不織布からなる芯材に、エポキシ樹脂
及びゴム系樹脂を含浸させた絶縁性シートに金属箔を積
層して形成し、当該第2のプリント配線基板の絶縁性シ
ートを第1のプリント配線基板に積層して固着する工程
は、含浸樹脂の半硬化状態(Bステージ)による接着工
程を利用するものであることを特徴とするプリント配線
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20489997A JPH1154871A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | プリント配線板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20489997A JPH1154871A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | プリント配線板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1154871A true JPH1154871A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16498246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20489997A Pending JPH1154871A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | プリント配線板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1154871A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5734476B1 (ja) * | 2014-02-05 | 2015-06-17 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置 |
CN106954336A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-07-14 | 南京市罗奇泰克电子有限公司 | 一种用于电路板基板的铝基板材定位装置 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP20489997A patent/JPH1154871A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5734476B1 (ja) * | 2014-02-05 | 2015-06-17 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置 |
CN106954336A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-07-14 | 南京市罗奇泰克电子有限公司 | 一种用于电路板基板的铝基板材定位装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050628 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051101 |