JPH115451A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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Publication number
JPH115451A
JPH115451A JP9159629A JP15962997A JPH115451A JP H115451 A JPH115451 A JP H115451A JP 9159629 A JP9159629 A JP 9159629A JP 15962997 A JP15962997 A JP 15962997A JP H115451 A JPH115451 A JP H115451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow seal
curved
weather strip
solid rubber
root
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9159629A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Takahara
強 高原
Tsuguhiro Yano
次弘 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication of JPH115451A publication Critical patent/JPH115451A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のドア開口部において車体又はドアに
取付けられる取付基部とこの取付基部から膨出する中空
シール部とを備えるウエザストリップにおいて、ドア開
口部の湾曲形状に沿って配されるウエザストリップの湾
曲部位における中空シール部の変形をコストアップを抑
えつつ防止する。 【解決手段】 ドア開口部の湾曲形状に沿って配される
ウエザストリップW1の湾曲部位C1において、取付基
部12から膨出する中空シール部16の根元部にソリッ
ドゴム部24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア開口
部をシールするウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の乗降用ドア部やトランクドア部
等のドア開口部をシールするウエザストリップは、一般
に、車体開口縁又はドア縁部に取付けられる取付基部
と、この取付基部から膨出する中空シール部とを備えた
断面形状を有する。そして、通常、上記断面形状を有す
る1又は複数本の押出成形体を、型成形により接続する
ことによって、ドア開口部の全周にわたって配されるよ
う構成されている。
【0003】例えば、図6に示す自動車において、その
トランクドア部1に配されるウエザストリップW0は、
図7に示すように、車体開口縁3のボディフランジ3a
に取付けられる断面略逆U字形の取付基部101とこの
取付基部101の頂部から膨出する断面略円形の中空シ
ール部102とよりなる断面形状を有する。このウエザ
ストリップW0は、図6に示すように、1本の押出成形
体を、ドア開口部の下側縁の略中央に配される位置で型
成形部Mにより接続して形成されている。
【0004】この従来のウエザストリップW0は、ドア
開口部の湾曲形状に沿って配される部位、即ち湾曲部位
Cにおいて、中空シール部102が、かかる湾曲に起因
して偏平な形状103(図7において2点鎖線で示す形
状)に変形することがある。この中空シール部102の
変形は、ウエザストリップW0のシール性能の悪化を引
き起すとともに、水漏れの原因にもなる。そのため、従
来は、図8に示すように、湾曲部位Cにおいて中空シー
ル部102内に詰物104を装着して上記変形を防止し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この詰
物104を装着する作業は煩雑で、コストアップになる
という問題がある。
【0006】そこで、本発明は、低コストでありなが
ら、湾曲部位における中空シール部の変形を防止するこ
とができるウエザストリップを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ウエザ
ストリップは、自動車のドア開口部において車体又はド
アに取付けられる取付基部とこの取付基部から膨出する
中空シール部とを備え、少なくとも前記中空シール部が
スポンジゴムよりなるウエザストリップであって、前記
ドア開口部の湾曲形状に沿って配されるウエザストリッ
プの湾曲部位において、前記取付基部から膨出する前記
中空シール部の少なくとも一方側の根元部にソリッドゴ
ム部が設けられたことを特徴とする。
【0008】このようにドア開口部の湾曲形状に沿って
配されるウエザストリップの湾曲部位において、中空シ
ール部の根元部にソリッドゴム部を設けてその剛性を高
くすることにより、かかる湾曲に起因する中空シール部
の変形を防止することができる。そのため、湾曲部位に
おいても他の部位と同等のシール性を確保することがで
き、また水漏れが生じることもない。
【0009】上記においては、前記ソリッドゴム部が設
けられた前記中空シール部の根元部が、ソリッドゴム部
とスポンジゴム部との2層構造にて形成され、該ソリッ
ドゴム部の肉厚が当該根元部の肉厚の1/3以上である
ことが、上記した変形防止の効果を高める上で好まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。
【0011】図1,2は、本発明の第1の実施形態に係
る自動車用ウエザストリップW1の断面図、図3は、こ
のウエザストリップW1の斜視図であり、図1は図3の
I−I断面を、図2は図3のII−II断面をそれぞれ
示している。
【0012】このウエザストリップW1は、上述した従
来のウエザストリップW0と同様、図6に示す自動車の
トランクドア部1においてそのドア開口部をシールする
ものであり、1本の押出成形体をドア開口部の下側縁の
略中央に配される位置で型成形部Mにより接続すること
によって、ドア開口部全周にわたって配されるように構
成されている。
【0013】図2に示すように、このウエザストリップ
W1は、車体開口縁3のボディフランジ3aに嵌着され
る断面略逆U字形の取付基部12と、この取付基部12
の頂部から首部14を介して膨出する断面略円形の中空
シール部16と、取付基部12の車外側の壁部から膨出
するリップ部18とよりなる。
【0014】取付基部12は、ソリッドゴムよりなり、
内部にインサートメタル20が埋設されている。取付基
部12は、複数の保持リップ22を有し、この保持リッ
プ22でボディフランジ3aを挟持することにより、ボ
ディフランジ3aに取付けられるようになっている。
【0015】中空シール部16は、スポンジゴムよりな
り、トランクドア4の周縁部によって押圧されることに
よって弾力的に変形し、これにより車体開口縁3とトラ
ンクドア4との間がシールされるようになっている。
【0016】リップ部18は、スポンジゴムよりなり、
車体開口縁3のボディ面に弾力的に当接するようになっ
ている。
【0017】本実施形態のウエザストリップW1におい
ては、ドア開口部の湾曲形状に沿って配される湾曲部位
C1,C2,C3(図3参照)が、かかる湾曲による中
空シール部16の変形防止のために、その他の部位(ス
トレート部位)とは異なる断面構成にて形成されてい
る。
【0018】図1に示すように、ドア開口部の下側縁の
左右両側の湾曲部位C1において、中空シール部16の
根元部にはソリッドゴム部24が形成されている。この
ソリッドゴム部24は、湾曲部位C1の内周側に相当す
る中空シール部16の車内側の根元部に設けられてい
る。ソリッドゴム部24の下端は首部14を構成するソ
リッドゴムと連結され、上端は中空シール部16の高さ
方向における略1/3程度の高さに設定されている。こ
のソリッドゴム部24が設けられた根元部は、スポンジ
ゴム部とソリッドゴム部24とよりなる2層構造にて構
成されている。そして、ソリッドゴム部24の肉厚は、
中空シール部16の変形防止効果を効果的に維持するた
めに、根元部の肉厚の1/3以上に設定されている。こ
のソリッドゴム部24は、ウエザストリップW1の押出
成形時に、湾曲部位C1に相当する位置で、中空シール
部16のスポンジゴムの上記した所定の一部をソリッド
ゴムで置き換えるように押出すことにより形成すること
ができる。
【0019】ドア開口部の上側縁の左右両側の湾曲部位
C2、及び上下の湾曲部位C1,C2の中間に位置する
開口上面から後面にかけて湾曲する湾曲部位C3も、上
記した湾曲部位C1と同様の断面構成にて形成されてい
る。
【0020】このように、ドア開口部の湾曲形状に沿っ
て配されるウエザストリップW1の湾曲部位C1,C
2,C3において、中空シール部16の根元部にソリッ
ドゴム部24を設けてその剛性を高くしたことにより、
ウエザストリップW1をボディフランジ3aに取付けた
ときに、上記湾曲に起因する中空シール部16の変形を
防止することができる。そのため、ストレート部位と同
等のシール性能を確保することができ、水漏れを防止す
ることができる。
【0021】なお、上記においては、ウエザストリップ
W1の全ての湾曲部位C1,C2,C3において、中空
シール部16の根元部にソリッドゴム部24を設ける構
成としたが、必ずしも全ての湾曲部位にソリッドゴム部
24を設ける必要はなく、湾曲の程度に応じてソリッド
ゴム部24を設ける部位を適宜に選択することができ
る。一般には、下側の湾曲部位C1における中空シール
部16の変形が問題となる場合が多いため、この下側の
湾曲部位C1において上記ソリッドゴム部24を設ける
ことが好ましい。
【0022】また、上記においては、中空シール部16
の車内側の根元部にソリッドゴム部24を設ける構成と
したが、車外側の根元部に設けても、或いは両側の根元
部に設ける構成としてもよい。なお、湾曲形状の内周側
に位置する根元部にソリッドゴム部24を設けること
は、かかる中空シール部16の変形を防止する上でより
効果的である。
【0023】図4は、本発明の第2の実施形態に係る自
動車用ウエザストリップW2の断面図、図5は、このウ
エザストリップW2の側面図であり、図4(a)は図5
のA−A断面図、図4(b)は図5のB−B断面図であ
る。
【0024】このウエザストリップW2は、図6に示す
自動車においてそのフロントドア部2に配されてフロン
トドア5の縁部と車体開口縁6との間をシールするウエ
ザストリップであり、フロントドア5の縁部にその全周
にわたって取付けられる。このウエザストリップW2
は、図5に示すように、フロントドア5のドアヒンジ部
に相当する前側縁部から下側縁部を経て後側縁部に至る
第1断面部Fと、ルーフサイド部からフロントピラー部
に至る第2断面部Sとを2つの型成形部M,Mにより接
続することによって形成されている。
【0025】図4(b)に示すように、第1断面部Fに
おいて、ウエザストリップW2は、フロントドア5の縁
部に取付けられる中空状の取付基部30と、この取付基
部30から膨出して車体開口縁6に当接する断面略だ円
形状をなす中空シール部32とよりなる。この取付基部
30と中空シール部32は、ともにスポンジゴムよりな
る。
【0026】そして、ドア開口部の湾曲形状に沿って配
される湾曲部位C4,C5(図5参照)において、かか
る湾曲形状に起因する中空シール部32の変形防止のた
めに、図4(a)に示すように、その中空シール部32
の根元部にソリッドゴム部34が設けられている。この
ソリッドゴム部34は、湾曲部位C4の内周側に相当す
る中空シール部34の根元部に設けられている。このソ
リッドゴム部34が設けられた根元部は、第1の実施形
態と同様、スポンジゴム部とソリッドゴム部34とより
なる2層構造にて構成されており、ソリッドゴム部34
の肉厚が根元部の肉厚の1/3以上に設定されている。
【0027】この実施形態のウエザストリップW2にお
いても、上記第1の実施形態と同様、湾曲部位C4,C
5において、中空シール部32の根元部にソリッドゴム
部34を設けたことにより、かかる湾曲に起因する中空
シール部32の変形を防止することができ、ストレート
部位と同等のシール性能が確保され、水漏れが防止され
る。
【0028】この実施形態においても、フロントドア5
の下側縁の前後の湾曲部位C4,C5の双方において、
上記ソリッドゴム部34を設ける構成とする必要は必ず
しもなく、湾曲の程度に応じてソリッドゴム部34を設
ける湾曲部位を適宜に選択することができる。一般に
は、ドアヒンジ部の下端の湾曲部位C4における中空シ
ール部34の変形が問題となる場合が多いため、この湾
曲部位C4において上記ソリッドゴム部34を設けるこ
とが好ましい。また、中空シール部32の一方側の根元
部のみならず両側の根元部にソリッドゴム部34を設け
てもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の自動車ウエザストリップである
と、ドア開口部の湾曲形状に沿って配されるウエザスト
リップの湾曲部位において、中空シール部の根元部にソ
リッドゴム部を設けたことにより、かかる湾曲部位にお
ける中空シール部の変形を防止することができる。その
ため、湾曲部位においても他の部位と同等のシール性を
確保することができ、また水漏れが生じることもない。
このように中空シール部内に詰物を装着することなく湾
曲部位における中空シール部の変形を防止することがで
きるので、コストアップを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るウエザストリッ
プW1の湾曲部位C1における断面図である。
【図2】ウエザストリップW1のストレート部位におけ
る断面図である。
【図3】ウエザストリップW1の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るウエザストリッ
プW2の断面図であり、(a)は湾曲部位C4における
断面図、(b)はストレート部位における断面図であ
る。
【図5】ウエザストリップW2の側面図である。
【図6】自動車の斜視図である。
【図7】従来のウエザストリップの断面図である。
【図8】従来のウエザストリップの断面図である。
【符号の説明】
W1……ウエザストリップ(トランクドア部) 12……取付基部 16……中空シール部 24……ソリッドゴム部 C1,C2,C3……湾曲部位 W2……ウエザストリップ(フロントドア部) 30……取付基部 32……中空シール部 34……ソリッドゴム部 C4,C5……湾曲部位

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア開口部において車体又はド
    アに取付けられる取付基部とこの取付基部から膨出する
    中空シール部とを備え、少なくとも前記中空シール部が
    スポンジゴムよりなるウエザストリップであって、 前記ドア開口部の湾曲形状に沿って配されるウエザスト
    リップの湾曲部位において、前記取付基部から膨出する
    前記中空シール部の少なくとも一方側の根元部にソリッ
    ドゴム部が設けられたことを特徴とする自動車用ウエザ
    ストリップ。
  2. 【請求項2】 前記ソリッドゴム部が設けられた前記中
    空シール部の根元部が、ソリッドゴム部とスポンジゴム
    部との2層構造にて形成され、該ソリッドゴム部の肉厚
    が当該根元部の肉厚の1/3以上であることを特徴とす
    る請求項1記載の自動車用ウエザストリップ。
JP9159629A 1997-06-17 1997-06-17 自動車用ウエザストリップ Withdrawn JPH115451A (ja)

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JP9159629A JPH115451A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 自動車用ウエザストリップ

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JP9159629A JPH115451A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 自動車用ウエザストリップ

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JP9159629A Withdrawn JPH115451A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 自動車用ウエザストリップ

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JP (1) JPH115451A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196054A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 豊田合成株式会社 オープニングトリムウエザストリップ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20040511

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060307