JPH1154241A - 電気暖房器の温度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 併用暖房時に最適な温度設定値を切換スイッ
チにて選択し、暖め過ぎを押さえ、経済的な暖房を得
る。 【解決手段】 本体１内にヒーター２と前記ヒーター２
に併設して温度を検出する温度検出素子３とを設け、前
記本体１に配設するコントローラー１１内に本体１の温
度を設定する温度設定手段９と前記ヒーター２の通電制
御を行う切換器４を設けた電気暖房器の温度制御装置に
おいて、前記温度設定手段９に、設定温度を高温から低
温までリニアに温度設定値を設定出来る温度設定ボリウ
ム１０と、あらかじめ設定した固定温度設定値を選択で
きる切換スイッチ７とを設けたものとした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気カーペット等
の温度制御を行う電気暖房器の温度制御装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来における電気カーペット等の電気暖
房器の温度制御装置は、図４に示すようにカーペット本
体１の温度設定値を本体１のコントローラ１１に設けた
温度調節つまみにより、「高」目盛温度から「低」目盛
温度まで好みの温度設定値を使用者が設定できるように
しており、使用中に熱い場合は、設定温度を下げる。

【０００３】また、ぬるい場合は、設定温度を上げるな
ど手動により設定温度を調整して使用するものであつ
た。（例えば、実開昭６２ー１０２９１１号公報参照）

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、電気カーペット等の電気暖房器の温度制
御装置は、真冬など寒い時期はエアコン、フアンヒータ
ー等他の暖房器と併用される場合が多いが、この場合通
電開始時期は、寒いのでどうしても高めの温度設定にし
てしまうため無駄に暖めてしまい不経済である。

【０００５】また、併用時の設定温度がわかりにくく、
何度も温度調整を行わないと快適な温度が得られないと
いう欠点を有していた。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決したものであり、本体内にヒーターと前記ヒーター
に併設して温度を検出する温度検出素子とを設け、前記
本体に配設するコントローラー内に本体の温度を設定す
る温度設定手段と前記ヒーターの通電制御を行う切換器
を設けた電気暖房器の温度制御装置において、前記温度
設定手段に、設定温度を高温から低温までリニアに温度
設定値を設定出来る温度設定ボリウムと、あらかじめ設
定した固定温度設定値を選択できる切換スイッチとを設
けたものとした。

【０００７】また、前記温度設定手段に、設定温度を高
温から低温までリニアに温度設定値を設定出来る温度設
定ボリウムと、あらかじめ設定した各々相違する固定温
度設定値を選択できる切換スイッチとを設けたものとし
た。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明は、本体内にヒーターと前
記ヒーターに併設して温度を検出する温度検出素子とを
設け、前記本体に配設するコントローラー内に本体の温
度を設定する温度設定手段と前記ヒーターの通電制御を
行う切換器を設けた電気暖房器の温度制御装置におい
て、前記温度設定手段に、設定温度を高温から低温まで
リニアに温度設定値を設定出来る温度設定ボリウムと、
あらかじめ設定した固定温度設定値を選択できる切換ス
イッチとを設けた構成とすることにより、併用暖房時に
最適な温度設定値を切換スイッチで選択できるため、暖
め過ぎを押さえ、経済的で快適な暖房を得ることができ
る。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を示す添付図面図１
〜図３に基づいて説明する。

【００１０】図１及び図２において、電気カーペット等
の電気暖房器の面状からなる本体１内に複数のヒーター
２と温度検出素子３を配設しており、前記本体１の温度
を制御する温度設定手段９を有したコントローラー１１
を本体１の端部に設けている。

【００１１】コントローラー１１内に下記に示す構成部
材を内蔵している。

【００１２】前記ヒーター２に対して通電を制御する切
換器４をコントローラー１１内に設け、コントローラー
１１部に電源スイッチ５と温度設定ボリウム１０の操作
つまみを有する温度設定手段９と、この温度設定ボリウ
ム１０と固定温度設定を切り換える切換スイツチ７とを
設けており、切換スイツチ７には前記温度設定ボリウム
１０の設定値が有効となる「通常」ノツチと、あらかじ
め設定した各々相違する固定温度設定値を選択できる例
えば「エアコン併用」時にはエアコン併用時に快適な約
３３℃の固定設定温度が選択出来る「エアコン併用」ノ
ツチと、「こたつ併用」時にはこたつ併用時に快適な約
３６℃の固定設定温度が選択できる「こたつ併用」ノッ
チとを設けている。

【００１３】６は制御回路であり、切換器４、切換スイ
ツチ７、電源回路１２及び温度検出回路８等に接続され
ている。

【００１４】次に、前記構成における本発明の一実施例
の動作を説明する。

【００１５】電気カーペツト等の単独使用時は、切換ス
イツチ７を「通常」ノッチに合わせ、温度設定ボリウム
１０によつて好みの温度が得られる。

【００１６】また、エアコン、フアンヒーター等主暖房
を併用して使用する場合は、切換スイッチ７を「エアコ
ン併用」ノツチに合わせることにより、電気カーペット
の表面温度をやや低めの温度にし、快適で経済的な使用
が出来る。

【００１７】さらに、電気カーペツトの上でこたつを通
電して使用する場合は、切換スイッチ７を「こたつ併
用」ノツチに合わせることによつて、こたつ併用時に最
も適した温度を得ることが出来る。

【００１８】

【発明の効果】以上のように、本発明の電気暖房器の温
度制御装置によれば次の効果が得られる。

【００１９】すなわち、本体内にヒーターと前記ヒータ
ーに併設して温度を検出する温度検出素子とを設け、前
記本体に配設するコントローラー内に本体の温度を設定
する温度設定手段と前記ヒーターの通電制御を行う切換
器を設けた電気暖房器の温度制御装置において、前記温
度設定手段に、設定温度を高温から低温までリニアに温
度設定値を設定出来る温度設定ボリウムと、あらかじめ
設定した固定温度設定値を選択できる切換スイッチとを
設けた構成とすることにより、併用暖房時に最適な温度
設定値を切換スイッチにて選択出来るため、暖め過ぎを
押さえ、経済的な暖房を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す電気暖房器の温度制御
装置の外観斜視図である。

【図２】本発明の一実施例を示す電気暖房器の温度制御
装置の要部外観図である。

【図３】本発明の一実施例を示す電気暖房器の温度制御
装置のブロック回路図である。

【図４】従来例を示す電気暖房器の温度制御装置のブロ
ック回路図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ ヒーター ３ 温度検出素子 ４ 開閉器 ５ 電源スイッチ ７ 切換スイッチ ９ 温度設定手段 １０ 温度設定ボリウム １１ コントローラ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体（１）内にヒーター（２）と前記ヒ
   ーター（２）に併設して温度を検出する温度検出素子
   （３）とを設け、前記本体（１）に配設するコントロー
   ラー（１１）内に本体（１）の温度を設定する温度設定
   手段（９）と前記ヒーター（２）の通電制御を行う切換
   器（４）を設けた電気暖房器の温度制御装置において、
   前記温度設定手段（９）に、設定温度を高温から低温ま
   でリニアに温度設定値を設定出来る温度設定ボリウム
   （１０）と、あらかじめ設定した固定温度設定値を選択
   できる切換スイッチ（７）とを設けた事を特徴とする電
   気暖房器の温度制御装置。
2. 【請求項２】 前記温度設定手段（９）に、設定温度を
   高温から低温までリニアに温度設定値を設定出来る温度
   設定ボリウム（１０）と、あらかじめ設定した各々相違
   する固定温度設定値を選択できる切換スイッチ（７）と
   を設けた事を特徴とする請求項１記載の電気暖房器の温
   度制御装置。