JPH1153845A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH1153845A
JPH1153845A JP20883197A JP20883197A JPH1153845A JP H1153845 A JPH1153845 A JP H1153845A JP 20883197 A JP20883197 A JP 20883197A JP 20883197 A JP20883197 A JP 20883197A JP H1153845 A JPH1153845 A JP H1153845A
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JP
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JP20883197A
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English (en)
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Hideki Fukuda
秀樹 福田
Akira Muto
朗 武藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は映像または音声信号など連続的に入
力される信号を記録媒体に実時間内に記録する際に、記
録装置の入力バッファメモリが破綻を来すことなくベリ
ファイ処理を行う記録装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 入力信号を蓄積する第一のバッファメモ
リ1と、第一のバッファメモリのデータ占有量を測定す
る手段2とを備え、第一のバッファメモリのデータ占有
量に応じて間欠的に記録処理を行い、記録処理の停止期
間において記録データの再生処理および記録エラー検出
処理を行い、記録エラーが発生した場合、記録データを
再度記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号や音声信
号のような入力信号を記録媒体に記録する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク等の記録媒体にデータを記録す
る際に、記録エラーによるデータの破損を避けるため
に、記録したデータの記録エラーを検出し、記録エラー
が発生した場合は再度記録し直すといつたベリファイ処
理がなされている。コンピュータ機器であるハードディ
スクへのデータファイルの記録などにおいては、特に誤
りなく記録する必要があるためにベリファイ処理が通常
行われている。
【0003】例えば、メモリ内に格納されているデータ
をハードディスクに記録する場合、メモリ内にある所定
量のデータごとにベリファイ処理しながら順次記録して
いく。この場合、記録する全データはメモリに格納され
ているため、記録に関して時間的制約はなく、記録エラ
ーがなくなるまでベリファイ処理を続ければよい。
【0004】また、ある記録領域に記録されているデー
タを他の記録領域に記録するといった場合も、記録元の
データをいったんバッファメモリに格納し、所定データ
量ごとにベリファイ処理を行いながら記録先に記録して
いく。この場合、バッファメモリのデータ占有量が低く
なると、記録元からのデータ読み出しを行い、所定量に
達すると読み出しを停止し、バッファメモリに格納され
ているデータをベリファイ処理しながら記録先に記録し
ていく。この場合においても、記録エラーがなくなるま
でベリファイ処理を続ける。
【0005】また近年、映像信号を圧縮符号化すること
によりデータ量を削減して、伝送あるいは記録する方法
が使用されるようになってきた。すでに、通信放送を用
いたデジタルテレビや、大容量、高転送レートのデジタ
ルビデオディスク(以下、DVD)などが実用化されて
いる。これらのデジタル映像機器では、映像圧縮方式の
国際規格であるMPEG2符号化方式が用いられてい
る。
【0006】DVDは、ディスクから読み出したデータ
をトラックバッファメモリにいったん蓄積してから復号
処理を行い映像信号を再生する。この際に、トラックバ
ッファメモリのデータ占有量に応じて間欠的に光ディス
クからデータを読み取る。つまり、トラックバッファメ
モリのデータ占有量が所定量に達すると読み取りを停止
し、所定量以下になると読み取りを開始するのである。
【0007】このような間欠再生を行うことによって、
可変ビットレート符号化方式で符号化された映像データ
を再生することも可能となっている。可変ビットレート
符号化とは、例えば動きの少ないシーンや平坦な絵柄を
多く含むシーンに対しては低い符号化レートで圧縮し、
動きの大きなシーンや複雑な絵柄を多く含むシーンに対
しては高い符号化レートで符号化するものである。この
ように、映像の符号化に対する難易度に適応した符号化
レートで圧縮することで画質のバランスのとれた高画質
の再生画像を実現している。
【0008】また、記録可能なDVDとしてDVD−R
AMの提案ついても新聞等で発表されている。現在、提
案されているDVD−RAMは、記録容量が2.6G
B、ユーザーデータレートはDVDと同じく11.08
Mbpsであり、DVDと同じく高画質の映像信号を記
録するのに十分な性能を持っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】映像信号など連続的に
入力される信号を記録媒体に実時間内に記録する記録装
置には、通常は入力信号を蓄積するためのバッファメモ
リを備えている。入力信号はバッファメモリに所定の速
度で連続的に蓄積されていくため、所定時間内に記録処
理が完了しなければバッファメモリがオーバーフローを
起こしてしまい入力信号が損なわれることがある。しか
し、記録データのベリファイ処理を行うためには入力信
号の記録処理を中断しなくてはいけないため、ベリファ
イ処理に要した時間によっては入力信号を所定時間内に
記録することができないといった課題を有していた。
【0010】これを解決するためには、十分に大きなサ
イズのバッファメモリを備える、もしくは記録レートを
十分に速くするなど方法があるが、いずれもバッファメ
モリの破綻の防ぐことの保障は不可能であり、かつ機器
のコストアップにつながるため実現することも困難であ
る。
【0011】また、MPEG2符号化方式のようにフレ
ーム(またはフィールド)内符号化方法とフレーム間符
号化方法とを組み合わせた符号化方法によって得られた
符号化データを記録する場合、フレーム間符号化された
フレームはフレーム内符号化されたフレームを参照フレ
ームとして再生フレームを構成するため、フレーム内符
号化された参照フレームのデータに誤りが生じた場合、
フレーム間符号化されたフレームにも誤りの影響が伝播
するため、画質劣化が著しいという課題も有していた。
【0012】さらに、記録したデータのアドレス情報な
ど記録再生管理情報に誤りが発生すると、データの読み
出しができないなど致命的な欠陥となる。
【0013】これらのことを鑑みて、本発明は映像また
は音声信号のような連続的に入力される信号を記録媒体
に記録する際に、記録処理が中断している期間にのみベ
リファイ処理を行うようにすることで、入力信号を実時
間内に連続的に記録し、かつ、記録再生において重要な
情報に対しては記録エラーを起こすことなく記録するこ
とが可能となる記録装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号を記
録する装置であって、入力信号を蓄積し記録データとし
て出力する所定サイズの第一のバッファメモリと、前記
第一のバッファメモリのデータ占有量を測定する手段
と、前記記録データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された記録データを読み出し再生デ
ータを出力する再生手段と、前記再生データの記録エラ
ーを検出する記録検査手段とを具備し、前記記録手段は
前記第一のバッファメモリのデータ占有量が第一の所定
量以上の場合に記録を開始し、前記第一のバッファメモ
リのデータ占有量が第二の所定量以下になると記録を停
止し、前記再生手段は前記記録手段の記録停止期間内に
所定記録データを再生して再生データを出力するように
構成したものである。
【0015】また、入力信号を記録する装置であって、
入力信号を蓄積し記録データとして出力する所定サイズ
の第一のバッファメモリと、前記第一のバッファメモリ
のデータ占有量を測定する手段と、前記記録データを記
録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録され
た記録データを読み出し再生データを出力する再生手段
と、前記再生データの記録エラーを検出する記録検査手
段とを具備し、前記記録手段は前記第一のバッファメモ
リのデータ占有量が第一の所定量以上の場合に記録を開
始し、前記第一のバッファメモリのデータ占有量が第二
の所定量以下になると記録を停止し、前記再生手段は前
記記録手段の記録停止期間内に所定記録データを再生し
て再生データを出力し、前記所定記録データに記録エラ
ーが検出された場合、前記所定記録データを再度記録処
理するように構成したものである。
【0016】また、前記所定記録データを格納する第二
のバッファメモリを具備し、前記記録手段は、前記所定
記録データの記録エラーが検出された場合、前記第一の
バッファメモリのデータ占有量が前記第一の所定量以下
の期間において、前記所定記録データを再度記録処理す
ものであり、記録エラーが検出されなくなるか、または
記録回数が所定回数に達するまで記録を繰り返すように
構成したものである。
【0017】また、前記所定回数は、前記第一のバッフ
ァメモリのデータ占有量に規定されるように構成したも
のである。
【0018】また、前記記録手段は、所定記録データの
記録エラーが検出された場合、異なる記録条件で前記所
定記録データを再度記録するように構成したものであ
る。また、前記記録手段は、第一の記録領域の記録デー
タに記録エラーが検出された場合、前記第一の記録領域
と異なる第二の記録領域に前記記録データを記録するよ
うに構成したものである。
【0019】また、前記所定記録データは、記録再生管
理情報を含むように構成したものである。
【0020】また、入力信号を圧縮符号化し符号化デー
タを出力する符号化手段を具備し、前記第一のバッファ
メモリは前記符号化データを蓄積し、前記符号化データ
を記録データとして出力するように構成したものであ
る。
【0021】また、前記符号化手段は、所定のフレーム
(以下、またはフィールド)はフレーム内符号化処理
し、前記所定のフレーム以外のフレームはフレーム間符
号化処理し、前記所定記録データは、フレーム内符号化
処理された前記所定のフレームの符号化データを含む記
録データとするように構成したものである。
【0022】また、前記符号化手段は、前記第一のバッ
ファメモリのデータ占有量に規定される符号化圧縮率で
符号化処理するように構成したものである。
【0023】また、入力信号がフレーム内符号化方法お
よびフレーム間符号化方法によって圧縮符号化された符
号化データであり、前記所定記録データは前記フレーム
内符号化方法によって得られた符号化データを含むよう
に構成したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録装置の一実施
例について図面を用いながら詳細に説明する。なお、こ
こでは記録する信号としては映像信号であっても音声信
号であっても同様である。また、記録媒体としては、光
ディスク、あるいは磁気ディスク、あるいは磁気テープ
といった媒体であっても何でも構わない。
【0025】まず、図1および図10を用いて本発明の
記録装置の第一の実施例を説明する。図1は本実施例の
記録装置のブロック図、図10は本実施例の動作を説明
するための図である。
【0026】図1で示すように本実施例の記録装置は、
第一のバッファメモリ1、データ占有量測定器2、記録
手段3、記録再生ヘッド4、再生手段5、記録エラー検
査器6、システムコントローラ7、およびコントロール
バス8によって構成されている。
【0027】入力された映像信号は第一のバッファメモ
リ1に蓄積され、データ占有量測定器2は第一のバッフ
ァメモリ1のデータ占有量を測定して出力する。ここ
で、データ占有量とは第一のバッファメモリ1に蓄積さ
れたデータのうち、まだ記録媒体9に記録処理がなされ
ていないデータの占有量をさす。第一のバッファメモリ
1に蓄積されたデータは記録エラーが検出されることな
く記録処理が完了すると消去すればよいし、記録エラー
が検出された場合であっても再記録処理を行わない場合
は消去すればよい。
【0028】データ占有量はコントロールバス8を介し
てシステムコントロール7に入力される。システムコン
トローラ7は第一のバッファメモリ1のデータ占有量が
第一の所定量(T1)以上になると、第一のバッファメ
モリに蓄積された入力データを記録手段3に入力するよ
うに制御する。記録手段3は入力された記録データにエ
ラー対策のための付加情報を追加し、さらに記録信号へ
の変調を行う。記録信号は記録再生ヘッド4によって記
録媒体9に記録される。
【0029】また、第一のバッファメモリ1のデータ占
有量が第二の所定量(T2)以下になると、システムコ
ントローラ7は、第一のバッファメモリ1から記録手段
3へのデータ転送を停止させ、記録手段3の記録処理を
中断するように制御する。記録処理が中断している期間
において、記録再生ヘッド4および再生手段5によって
記録媒体9に記録されたデータを再生する。記録エラー
検査器6は再生されたデータに誤りがないかを検出し、
検出結果はコントロールバス8を介してシステムコント
ローラ7に伝達される。また、記録再生ヘッド4、再生
手段5、および記録エラー検査器6はシステムコントロ
ーラ7によって制御される。
【0030】次に図10を用いて、本実施例の動作につ
いてさらに詳しく説明する。図10において、(a)第
一のバッファメモリのデータ占有量、(b)入力デー
タ、(c)記録媒体に記録処理がなされた記録データ、
(d)記録媒体から再生した再生データ、(e)記録エ
ラー信号、を時間にそって示したモデル図である。
【0031】ここで、説明の簡便さから、記録データの
記録媒体への記録レート、および記録媒体からの再生デ
ータの再生レートは、入力データの伝送レートの4倍の
速度があるとしている。
【0032】まず、ブロック化された入力データa、
b、c、d、e・・と引き続いて第一のバッファメモリ
1に入力される。これらデータの入力にしたがってデー
タ占有量は上昇する。入力データdが入力された時にデ
ータ占有量が第一の所定量T1以上になっている。デー
タ占有量がT1以上になると記録処理が開始しされ、デ
ータa、b、cが記録媒体9に記録される。記録処理さ
れたデータ量だけ第一のバッファメモリ1のデータ占有
量は減少する。データcを記録した時点でデータ占有量
が第二の所定量T2を下回ると記録処理が停止する。記
録処理が停止すると入力データは連続的に第一のバッフ
ァメモリ1に入力されているためデータ占有量は増加し
ていく。再びデータ占有量がT1以上になると、記録処
理が開始されてデータd、e、f、gが記録媒体9に記
録される。以下、このように記録処理が間欠的になされ
る。
【0033】一方、記録処理が停止している期間におい
て、記録したデータの再生処理が開始される。すなわ
ち、データcを記録した後に、データaの再生処理が開
始される。再生されたデータaは記録エラー検査器6に
よって記録エラーが検出される。記録エラーが検出され
なければ、続いてb、cの再生処理、記録検査処理が行
われる。ここではデータc、およびeにおいて記録エラ
ーが検出され、記録エラー信号がHiレベルになってい
る。
【0034】このように、記録検査処理は記録処理が停
止している期間、すなわち、第一のバッファメモリ1の
データ占有量がT1以下の場合にのみ記録検査処理がな
される。記録検査処理を行うための記録再生ヘッド4、
再生手段5、記録エラー検査器6はシステムコントロー
ラ7によって制御される。
【0035】以上のように、記録処理が中断している期
間において再生処理、記録検査処理を行うことによっ
て、映像信号のように連続的に入力されるデータにおい
ても、記録エラーの検出を行うことができる。
【0036】ここでは、入力データに伝送レートに比べ
て記録再生レートが4倍あるとしたために、記録したデ
ータすべてに対して記録検査処理することができるとし
ているが、これに限らず、第一のバッファメモリ1のデ
ータ占有量がT1を超えた時点で、記録検査処理は停止
される。つまり、第一のバッファメモリ1に蓄積されて
いるデータの記録を優先させて記録処理を行う。こうす
ることで、一部のデータに対して記録検査処理を行うこ
とができ、記録処理の信頼性を高めることができる。
【0037】なお、再生処理、記録検査処理はあらかじ
め選択した所定のデータにのみ行っても構わない。例え
ば、映像信号をMPEG2符号化方式によって圧縮した
符号化データを記録する場合では、フレーム内符号化し
たフレーム、またはフィールドを含むデータに対して記
録検査する。また、映像あるいは音声データをファイル
として管理して記録する場合では、ファイル管理情報な
どの記録管理情報、あるいは高速再生、ジャンプ再生な
ど特殊再生のための管理情報、アドレス情報といった再
生管理情報を含むデータ領域に対して記録検査すること
により、記録再生における重大な記録エラーを検出する
ことが可能となる。
【0038】次に、図2を用いて本発明の第二の実施例
である記録装置を説明する。図2は本実施例のブロック
図であり、第一の実施例で説明した記録装置と同様な構
成となっているが、第二のバッファメモリ10を備えて
いる点が異なる。
【0039】入力された信号は第一のバッファメモリ1
に蓄積される。データ占有量測定器2は第一のバッファ
メモリ1のデータ占有量を測定し、コントロールバス8
を介してシステムコントローラ7にデータ占有量を入力
する。システムコントローラ7は各ブロックを制御し、
第一のバッファメモリ1のデータ占有量が第一の所定量
(T1)以上になると、第一のバッファメモリ1に蓄積
されたデータを記録手段3、記録再生ヘッド4によって
記録媒体9に記録する。また、記録されたデータは第二
のバッファメモリ10に蓄積される。
【0040】第一のバッファメモリ1のデータ占有量が
第二の所定量(T2)以下になると、記録手段3へのデ
ータ転送を停止し記録処理を中断する。次に、記録処理
が中断している期間において、記録再生ヘッド4、再生
手段5によって記録されたデータを再生し、記録エラー
検査器6は再生されたデータの記録エラーを検出する。
検出結果はコントロールバス8を介してシステムコント
ロール7に入力される。ここで、記録エラーが検出され
ると、第二のバッファメモリ10に蓄積されている記録
データを再度、記録手段3、記録再生ヘッド4によって
記録する。記録後、再び記録したデータを再生し記録検
査処理を行って記録エラーの検出を行う。記録エラーが
検出されなくなると、第二のバッファメモリ10に蓄積
されているデータは消去される。このように、記録処理
が中断している期間において、記録処理のベリファイ処
理を繰り返す。ただし、繰り返し回数は、第一のバッフ
ァメモリ1のデータ占有量に依存し、第一のバッファメ
モリ1のデータ占有量が第一の所定量以上になると、ベ
リファイ処理を中断し、第一のバッファメモリ1に蓄積
されたデータを記録媒体9に記録する。
【0041】なお、第一のバッファメモリ1に蓄積され
ている記録データを記録処理後においても、消去するこ
となく保持することによって、第二のバッファメモリ1
0は第一のバッファメモリ1の一部として考えることも
できる。この場合、記録データを改めて別のメモリに蓄
積し直す必要性はなくメモリ空間を使い分けることで実
現され、図1で示したブロック図で構成することができ
る。
【0042】しかしながら以下では、説明が簡潔にする
ため、まだ記録処理を行っていないデータを蓄積してい
るメモリ(あるいはメモリ空間)は第一のバッファメモ
リ1と呼び、再記録処理されるデータを蓄積しているメ
モリ(あるいはメモリ空間)は第二のバッファメモリ1
0と呼ぶことにする。したがって、第一のバッファメモ
リ1のデータ占有量とは、まだ記録処理されていないデ
ータの占有量であり、第二のバッファメモリ10のデー
タ占有量とは再記録処理するデータの占有量である。
【0043】以下、図1および図2に示した構成例の記
録装置について、記録処理、再生処理、記録エラー検出
処理、再記録処理といったベリファイ処理について詳細
に津説明する。
【0044】まず、図11を用いてベリファイ処理の一
例を説明する。図11は(a)第一のバッファメモリ1
のデータ占有量(実線)と第二のバッファメモリ10の
データ占有量(破線)、(b)入力データ、(c)記録
媒体に記録される記録データ、(d)再生されるデー
タ、(e)記録エラー信号、を時間にそって示したモデ
ル図である。ここで、説明の簡便さから、記録再生にお
けるデータ転送レートは、入力データのデータ転送レー
トの4倍としている。
【0045】まず、入力データa、b、c、d、e、
f、g…と引き続いて第一のバッファメモリ1に入力さ
れ、これにしたがってデータ占有量は増加する。データ
占有量がT1以上になると、第一のバッファメモリ1に
蓄積されたデータの記録処理が開始され、データa、
b、cを記録する。記録されるデータは第二のバッファ
メモリ10に蓄積され、データ占有量は増加する。デー
タcを記録した時点で第一のバッファメモリ1のデータ
占有量はT2以下となり、記録処理が停止する。記録処
理が停止すると再生処理が行われ、記録媒体に記録され
ているデータaの再生がなされ、データaの記録エラー
の検出処理が実行される。記録エラーが検出されなけれ
ば、第二のバッファメモリ10に蓄積されているデータ
aが消去されてデータ占有量が減少する。データaの記
録検査処理に続いて、データb、cの再生処理、記録検
査処理が行われる。ここではデータcにおいて記録エラ
ーが発生したとしている。データcの記録検査処理によ
って記録エラー信号がHiになっている。この場合、第
二のバッファメモリ10に蓄積されているデータcが再
度記録媒体9に記録される。データcの記録後、再記録
したデータcを再生して記録検査処理を行う。
【0046】図11の例では再記録することで記録エラ
ーがなくなり、記録エラー信号はLowレベルになり、
第二のバッファメモリ10に蓄積されたデータcが消去
されて占有量はゼロに戻る。このように第一のバッファ
メモリ1に蓄積されたデータの記録処理が停止している
期間において、記録データのベリファイ処理を行うこと
により、記録処理の信頼性が高まる。
【0047】第一のバッファメモリ1に蓄積されたデー
タの記録処理が停止している期間においては、第一のバ
ッファメモリ1のデータ占有量は入力データにしたがっ
て増加する。データ占有量が再びT1を超えると第一の
バッファメモリ1に蓄積されたデータの記録処理が開始
される。第一のバッファメモリ1のデータの記録処理は
ベリファイ処理に優先させて行う。これにより、第一の
バッファメモリ1が破綻することなく、記録処理および
ベリファイ処理が実行される。
【0048】図12は、ベリファイ処理が完了するまで
に第一のバッファメモリ1のデータ占有量がT1を超え
た場合における動作の一例を示したモデル図である。各
図は図11と同様である。ここではデータcについて、
記録エラーが発生したために再記録を行っているが、2
回目の再記録処理においても記録エラーが発生している
が、この時点で第一のバッファメモリ1のデータ占有量
がT1を超えている。したがって、第一のバッファメモ
リ1のデータ(d、e、f、g)をデータ占有量がT2
以下になるまで記録処理が開始させられる。データgを
記録した後にデータ占有量がT2以下になるので、その
後、再びデータcを記録してベリファイ処理を実行す
る。
【0049】なお、図12において、データcのベリフ
ァイ処理を再び開始する例を示したが、これに限らず、
第一のバッファメモリのデータ占有量がT1を超えると
ベリファイ処理を打ち切っても構わない。これは、再度
ベリファイ処理を行うためには、第二のバッファメモリ
10の容量を十分大きくすることが必要となるためであ
る。
【0050】また、第二のバッファメモリのデータ占有
量に応じてベリファイ処理の打ち切りを決定してもよ
い。これは有限容量の第二のバッファメモリが破綻を来
さないようにするためで、破綻を来す場合は、ベリファ
イ処理の中止、あるいは、新たな記録データの入力を制
限、あるいは、既に蓄積されたデータの消去を行うなど
して対応すればよい。
【0051】次に、図13は記録データの一部のデータ
に対してベリファイ処理を実行する場合の動作を示した
モデル図であり、各図は図11と同様である。ここで
は、入力データのうちデータc、及びデータeについて
のみベリファイ処理を行うとしている。すなわち、デー
タcが記録されると第二のバッファメモリ10にデータ
cが蓄積され、記録処理が停止している期間(第一のバ
ッファメモリのデータ占有量がT2以上T1以下の期
間)において、データcに対してベリファイ処理を実行
する。ここでは、3回の再記録を行った後に記録エラー
が検出されなくなった様子を示している。
【0052】このように、第一のバッファメモリ1に蓄
積されたデータの記録停止期間に、一部のデータのみに
対してベリファイ処理を行うことで、第二のバッファメ
モリ10の容量を小さくすることができる。また、ベリ
ファイ処理を行ったデータに対しては十分に時間をかけ
てベリファイ処理を実行することができるため、高い信
頼度で記録を行うことができる。この場合も、第一のバ
ッファメモリ1のデータ占有量がT1を超えると、ベリ
ファイ処理の中断、もしくは中止を行い第一のバッファ
メモリに蓄積されたデータの記録処理を優先させて行
う。
【0053】なお、ベリファイ処理するデータはあらか
じめ決定したデータであっても構わないし、周期的に選
んでも構わない。また、第二のバッファメモリ10が破
綻を来さない限りに記録したデータを第二のバッファメ
モリに蓄積し、順次ベリファイ処理を行っても構わな
い。第二のバッファメモリ10が破綻を来す場合は、既
に蓄積されているデータを消去してベリファイ処理を中
止するか、新たに入力される記録データの蓄積を中止す
るかして対応すればよい。
【0054】あらかじめ決定したデータをベリファイ処
理する例としては、MPEG2符号化方式などによって
符号化された映像信号を記録する場合にフレーム内符号
化処理されたフレームまたはフィールドのデータを含む
記録データに対してベリファイ処理することがあげられ
る。また、映像あるいは音声データをファイル管理して
記録する場合では、ファイル管理情報やアドレス情報な
どの記録管理情報、あるいは高速再生、ジャンプ再生な
ど特殊再生時の制御情報などの再生管理情報を含むデー
タに対してベリファイ処理を実行する。なお、これに限
らず、データを記録あるいは再生する上で重要度の高い
データに対してベリファイ処理を実行すれば高い信頼性
をもって記録処理を行うことができる。
【0055】次に、図14は、第一のバッファメモリ1
のデータの記録開始ポイントとなる閾値T1と記録停止
ポイントとなる閾値T2が同一とした場合の動作を示す
モデル図である。図13の各図は図11と同様である。
ここでは、入力データのうちデータb、f、iをベリフ
ァイ処理の対象データとしている。入力データは図11
での動作と同様に第一のバッファメモリ1に入力され
て、それにしたがってデータ占有量は増加し、閾値Tを
超えると第一のバッファメモリ1に蓄積されたデータの
記録処理が開始される。図14では、入力データbが入
力された時点で閾値T以上となり、先に入力されたデー
タaの記録が開始する。データaが記録されると第一の
バッファメモリ1のデータ占有量はT以下となるため、
記録処理が停止する。引き続いて入力されるデータcが
第一のバッファメモリ1に入力されると再び、データ占
有量はT以上となり、データbの記録が開始される。デ
ータbはベリファイ処理の対象となっているデータであ
るため、第二のバッファメモリ10に蓄積される。デー
タbの記録後は第一のバッファメモリ1のデータ占有量
がT以下になるため、記録処理が停止する。記録処理が
停止すると、記録したデータbを読み出す再生処理が実
行され、記録エラーを検出する。図14の例では記録エ
ラーが発生したために、第二のバッファメモリ10に蓄
積されているデータbを読み出して再度記録する。この
時点で、第一のバッファメモリ1のデータ占有量がT以
上になるため、第一のバッファメモリ1に蓄積されたデ
ータの記録処理を優先させて実行する(データcの記
録)。その後、再び第一のバッファメモリ1のデータ占
有量はT以下になると記録処理を停止し、2度目に記録
したデータbを読み出し記録エラーを検出する。このよ
うに、第一のバッファメモリ1のデータ占有量がT以下
の期間において、再生処理、記録検査処理、再記録処理
といったベリファイ処理を実行する。
【0056】これにより、第一のバッファメモリ1がオ
ーバーフローするなどの破綻を来すことなく記録処理を
行いながら、記録したデータのベリファイ処理も実行す
ることができる。
【0057】なお、ベリファイ処理の対象とするデータ
は、前述したように記録および再生において重要度の高
いデータ、例えばMPEG2符号化方式であればフレー
ム内符号化データや、記録再生管理情報などを含むデー
タをベリファイ処理すればよい。また、ベリファイ処理
するデータを周期的に選んでも構わないし、第二のバッ
ファメモリ10が破綻を来さない限り記録したデータを
蓄積して、順次ベリファイ処理を行っても構わない。第
二のバッファメモリ10が破綻を来す場合は、既に蓄積
されているデータを消去してベリファイ処理を中止する
か、新たに入力される記録データの蓄積を中止するかし
て対応すればよい。
【0058】なお、図11から14において、記録、再
生レートを入力レートの4倍としてモデル化している
が、これに限られるものではなくいくらでも構わない。
例えば、入力データレートが変動するような可変レート
であっても構わないし、固定のレートであっても構わな
い。また、入力レートと記録レートが全く等しい場合
は、ベリファイ処理を停止しておけばよいし、第一のバ
ッファメモリ1がオーバーフローしない範囲で、入力デ
ータレートが記録レートを超えても構わない。
【0059】また、以上の記述では記録レートと再生レ
ートとを等しく示しているが、これに限られるものでな
くいくらでも構わない。
【0060】また、入力データが間欠的に転送されても
構わない。図15は、入力データが間欠的に転送される
場合についての動作を示したものである。ここでは、説
明を簡潔にするため、入力レートと記録、再生レート同
じものとしている。
【0061】図15は、(a−1)第一のバッファメモ
リ1のデータ占有量、(a−2)第二のバッファメモリ
のデータ占有量、(b)間欠的に伝送される入力デー
タ、(c)記録媒体に記録される記録データ、(d)記
録媒体から再生した再生データ、(e)記録エラー信
号、を時間にそって示したものである。ここで、入力デ
ータb、f、iについてベリファイ処理を行うとしてい
る。
【0062】まず、入力データa、b、cが連続して転
送され第一のバッファメモリ1に入力される。入力デー
タbが第一のバッファメモリ1に入力された時点で、第
一のバッファメモリ1のデータ占有量がT以上となり記
録処理が開始する。データbの記録と同時に第二のバッ
ファメモリ10にデータbは蓄積される。データbの記
録終了後、第一のバッファメモリ1のデータ占有量はT
以下となるため、記録処理が停止する。記録処理が停止
してから入力データd〜hが転送されるまでデータ転送
が中断しているため、第一のバッファメモリ1のデータ
占有量は変化しない。この記録処理が停止している期間
において、記録したデータbの再生処理、記録検査処
理、再記録処理といったベリファイ処理を繰り返す。
【0063】このように、入力データが間欠的に転送さ
れる場合についても、第一のバッファメモリ1に蓄積さ
れたデータを記録する処理が停止している期間に記録し
たデータのベリファイ処理を実行することで、記録処理
の信頼性を高めることができる。
【0064】図15では、入力データdが第一のバッフ
ァメモリ1に入力された後、第一のバッファメモリのデ
ータ占有量がTを超えるために、データc〜gの記録処
理が開始されるが、この時点ではデータbのベリファイ
処理が完了していない。この場合、図15のようにデー
タgの記録終了後、第一のバッファメモリ1のデータ占
有量がT以下になった時に、データbのベリファイ処理
を再開してもよいが、データcの記録が開始された時点
でデータbのベリファイ処理を打ち切っても構わない。
データbの信頼性は下がってしまうが、こうすることに
より回路構成を簡潔にすることができる。
【0065】次に、図3を用いて本発明の記録装置の第
三の実施例について説明する。図3は本実施例の記録装
置のブロック図を示しており、図2で示した本発明の第
二の実施例と同様の構成であるが、記録条件制御器30
1を備えている点が異なる。
【0066】入力信号は第一のバッファメモリ1に入力
されていったん蓄積され、データ占有量測定器2は第一
のバッファメモリ1のデータ占有量を測定する。第一の
バッファメモリ1のデータ占有量が所定量以上になる
と、第一のバッファメモリ1に蓄積されたデータは、記
録手段3、記録再生ヘッド4によって記録媒体9に記録
され、同時に第二のバッファメモリ10に記録されたデ
ータが蓄積される。記録再生ヘッド4は記録条件制御器
301で決定された記録条件で記録処理を行う。また、
第一のバッファメモリ1のデータ占有量が処理定量以下
になると記録処理が停止し、記録再生ヘッド4、再生手
段5、記録エラー検出器6によって記録データの記録エ
ラーを検出し、記録エラーが発生している場合、第二の
バッファメモリ10に蓄積されているデータを再度記録
する。このように、第一のバッファメモリ1に蓄積され
ているデータの記録処理が停止している期間において、
記録データのベリファイ処理を実行し記録処理の信頼性
を高める。さらに、本実施例では、ベリファイ処理にお
いて、記録条件制御器301によって決定した異なる記
録条件で再記録する。例えば、記録媒体9が光ディスク
である場合は、記録再生ヘッド4はレーザーを備えて、
レーザーを光ディスクに照射してデータ記録を行うが、
このレーザーの出力パワーを変化させたり、あるいはレ
ーザーの照射時間を変化させるなどして記録条件を変え
て記録する。また、フォーカスサーボやトラッキングサ
ーボ条件や、ディスクの回転速度などの条件を変化させ
てもよい。
【0067】ハードディスク、磁気テープなど磁気記録
する場合であれば、磁界強度を変化させるなどすればよ
い。
【0068】このように、異なる記録条件によって再記
録することにより、記録エラーを減少させることが可能
な場合があり、より高い信頼性で記録処理を行うことが
できる。
【0069】また、ベリファイ処理において記録媒体に
適した記録条件を求めることができ、最適な記録条件で
記録処理を行うことも可能である。
【0070】また、再記録するたびに記録条件を変えて
も構わないし、同一記録条件で所定回数だけ再記録した
後に記録条件を変更しても構わない。
【0071】ベリファイ処理の動作については、第二の
実施例と同様、図11から図15で示したように実行す
ればよい。
【0072】なお、第二実施例と全く同様、第二のバッ
ファメモリ10を第一のバッファメモリ1の一部として
考えることができる。この場合、構成されるメモリは一
つとして、第一のバッファメモリ1と第二のバッファメ
モリ10をメモリ空間上で分ければよい。
【0073】次に、図4は本発明の記録装置の第四の実
施例のブロック図を示したものであり、第二の実施例と
同様であるが、記録アドレス制御器401を備えている
点が異なる。第二の実施例と同様に第一のバッファメモ
リ1に蓄積されたデータの記録処理が停止している期間
にベリファイ処理を行うが、記録アドレス制御器401
は再記録する場合に前回記録した領域とは異なる記録領
域に記録するように制御する。このように記録領域を変
えることにより、記録媒体にある欠陥を避けて記録する
ことができ、記録処理の信頼性を上げることができる。
【0074】なお、各記録データの記録領域を示すアド
レス情報は記録データとともに記録媒体に記録するた
め、不連続な記録領域に記録しても再生することは可能
である。また、1回目の再記録時に記録領域を変えても
構わないが、所定回数同一記録領域に記録した後も記録
エラーが検出される場合に、記録領域を変化させるよう
に制御しても構わない。
【0075】ベリファイ処理の動作については、第二の
実施例と同様、図11から図15で示したように実行す
ればよい。
【0076】なお、第二実施例と全く同様、第二のバッ
ファメモリ10を第一のバッファメモリ1の一部として
考えることができる。この場合、構成されるメモリは一
つとして、第一のバッファメモリ1と第二のバッファメ
モリ10をメモリ空間上で分ければよい。
【0077】次に、図5に本発明の記録装置の第五の実
施例のブロック図を示している。図2で示した第二の実
施例の記録装置と同様な構成であるが、圧縮符号化器5
01を備えている点が異なる。入力信号を圧縮符号化し
て得られた符号化データを第一のバッファメモリ1に入
力する。入力された符号化データは第一のバッファメモ
リ1のデータ占有量にしたがって、記録処理、あるいは
ベリファイ処理がなされる。ベリファイ処理の動作につ
いては、第二の実施例と同様、図11から図15で示し
たように実行すればよい。
【0078】なお、第二実施例と全く同様、第二のバッ
ファメモリ10を第一のバッファメモリ1の一部として
考えることができる。この場合、構成されるメモリは一
つとして、第一のバッファメモリ1と第二のバッファメ
モリ10をメモリ空間上で分ければよい。
【0079】このように、入力信号を圧縮符号化して記
録することにより、記録媒体への記録レート、および記
録媒体からの再生レートと比較して、第一のバッファメ
モリ1への入力レートが小さくすることができるため、
記録処理時間の停止期間を多く取れることなり、ベリフ
ァイ処理をより多く実行することが可能となる。
【0080】図6を用いて、映像信号を入力信号として
記録する場合の映像圧縮符号化器の一例を説明する。図
6はMPEG2符号化方式のブロック図を簡略化して示
したものである。
【0081】MPEG2符号化方式は、フレーム内符号
化フレーム(Iフレーム)、前方向フレーム間予測フレ
ーム(Pフレーム)、両方向フレーム間予測フレーム
(Bフレーム)の3つのタイプによって分類されて符号
化される。Iフレームはフレーム内の信号のみを用い、
空間的な冗長度を削減して符号化するものである。Pフ
レームは時間的に前に位置するフレームを参照フレーム
として予測し、その予測誤差信号を符号化したフレーム
であり、時間方向の冗長性を削減して圧縮する。Bフレ
ームは時間的に前後に位置する2つのフレームから予測
して符号化するものである。これらの符号化タイプは、
符号化制御信号によって制御されて符号化が実行され
る。
【0082】空間方向の冗長性を削除するために離散コ
サイン変換(DCT)符号化を行い、時間方向の冗長性
を削除するためには、動き補償フレーム間予測が行われ
る。さらに符号の統計的性質を利用して可変長符号化を
行い、高圧縮の符号化を実現している。
【0083】図6のブロック図にしたがって説明する。
入力映像信号はブロック化器600によって所定サイズ
のブロックに分割される。MPEG2では、8×8のブ
ロック毎にDCT処理し、また、輝度信号のDCTブロ
ックを4個、色差信号のDCTブロックを2個まとめた
6つのDCTブロックをマクロブロックと呼ぶ。動き補
償、符号量制御、符号化制御はこのマクロブロック単位
に処理される。
【0084】まず、Iフレームの処理について説明する
と、スイッチ601は端子602に接続され、ブロック
化された信号はDCT器605に入力され、DCTが実
行されDCT係数が出力される。DCT係数は量子化器
606で量子化され、可変長符号化されて符号化データ
として出力される。IフレームはPフレームおよびBフ
レームの参照フレームとして扱われるため量子化された
DCT係数を逆DCT器609によって逆量子化処理
し、逆DCT器610によって逆DCTがなさ、再生I
フレームが得られる。再生Iフレームは予測メモリ61
2(あるいは予測メモリ613)に記憶される。
【0085】次に、Pフレームにおいては、スイッチ6
01が端子604に接続されて、予測器604によっ
て、予測メモリ612(あるいは予測メモリ613)に
格納されている参照フレームとの予測誤差が求められ
る。この際にマクロブロック毎に動きベクトルを求めて
動き補償を行って予測する。予測誤差信号はIフレーム
と同様に、DCT器605、量子化器606、可変長符
号化器608で処理されて符号化データが得られる。P
フレームもIフレームと同様に参照フレームとなりうる
ため、再生Pフレームを構成する。すなわち、逆量子化
器609、逆DCT器610によって実空間領域に変換
された後、再構成器611によって予測メモリ612
(あるいは予測メモリ613)に格納された参照フレー
ムと、予測誤差信号とを合成してPフレームを構成す
る。得られたPフレームは予測メモリ613(あるいは
予測メモリ612)に記憶される。
【0086】次に、Bフレームのフレーム間予測処理は
Pフレームと同様になされるが、予測誤差信号を求める
際に、予測メモリ612と予測メモリ613に格納され
た2つのフレームを参照フレームとして予測する。予測
誤差信号はPフレームと同様に量子化、DCT、可変長
符号化処理がなされて符号化データが得られる。
【0087】また、符号量制御器607は符号化データ
の符号量を監視し、量子化器606における量子化処理
の量子化幅を制御する。つまり、出力された符号化デー
タのデータレートが、符号化レート制御信号によって指
定された符号化レートよりも高めになると量子化幅を大
きくして発生符号量を抑制し、符号化レートよりも低め
になると量子化幅を小さくして発生符号量を増加させ
る。
【0088】なお、符号量制御処理は入力される映像信
号に合わせた符号化レートで符号化する可変ビットレー
ト符号化処理であっても構わないし、固定ビットレート
符号化処理であっても構わない。これは、符号化データ
が可変レートあるいは間欠的に転送がなされたとしてい
も、第一のバッファメモリ1にいったん蓄積され、記録
媒体9に間欠的に記録処理がなされるため、符号化デー
タの変動分が吸収されるためである。
【0089】また、符号化制御信号によってI、P、B
フレームを制御しているが、これをシステムコントロー
ラ7に伝達することで、再生時において重要なIフレー
ムのデータを含むデータを特にベリファイ処理するよう
に制御することができる。Iフレームに記録エラー等が
発生すると、そのIフレームを参照フレームとしている
Pフレーム、およびBフレームに対しては多大な影響を
与え、次のIフレームの直前まで伝播する。DVDで
は、Iフレームの間隔は最大0.6秒と決められている
が、通常約0.5秒ごとに挿入されることか多い。した
がって、0.5秒間にわたってDCTブロックを単位と
したエラーが発生することになり、著しく画質を劣化さ
せる。
【0090】本実施例のようにIフレームのデータを含
むデータに対してベリファイ処理を実行することによ
り、Iフレームの記録エラーが減少することになり、記
録エラーによる画質劣化を削減することができる。
【0091】なお、映像信号の圧縮方式として、フレー
ム内符号化とフレーム間符号化とを組み合わせた符号化
処理について説明したが、これに限らず、フレーム内符
号化のみの符号化、サブバンド符号化、ベクトル量子化
など圧縮符号化する方法であればなんでも構わない。
【0092】なお、映像信号を入力信号として説明した
が、音声信号を入力信号とした場合も同様に音声信号に
適した圧縮符号化方式で符号化処理すればよい。
【0093】次に、図7を用いて本発明の記録装置の第
六の実施例について説明する。図7は図5の記録装置の
圧縮符号化器501を示したものであるが、符号化レー
ト決定器701を備えている点が異なる。フレーム間予
測、DCT、量子化、可変長符号化処理は第五の実施例
で説明したのと同様である。
【0094】符号化レート決定器701はデータ占有量
測定器2が求めた第一のバッファメモリ1のデータ占有
量にしたがって、符号化レートを決定するものである。
第一のバッファメモリ1のデータ占有量は図11などで
説明したが、入力されるデータレートによってデータ占
有量の増加率は変わってくる。符号化データのレートが
高まり、データ占有量が多くなると第一のバッファメモ
リ1に蓄積されているデータを記録媒体9に記録処理し
続けることになり、記録停止期間が短くなる。この結
果、十分なベリファイ処理を実行することが困難となっ
てくる。
【0095】そこで、第一のバッファメモリ1のデータ
占有量に応じて符号化レートを制御する。つまり、第一
のバッファメモリ1のデータ占有量が高くなると、符号
化レートを低くすることにより、データ占有量の増加率
を抑え、逆に第一のバッファメモリ1のデータ占有量が
低い場合は、符号化レートを高めにして十分な再生品質
を得ることが可能となる。
【0096】このように、第一のバッファメモリ1のデ
ータ占有量にしたがって、符号化レートを決定すること
により、安定した記録処理とベリファイ処理を実現する
ことができるとともに、高品質な再生信号を得ることが
可能となる。
【0097】なお、映像信号の圧縮方式として、フレー
ム内符号化とフレーム間符号化とを組み合わせた符号化
処理について説明したが、これに限らず、フレーム内符
号化のみの符号化、サブバンド符号化、ベクトル量子化
など圧縮符号化する方法であればなんでも構わず、符号
化レートを制御する手段を具備し、第一のバッファメモ
リ1によって符号化レートを制御すればよい。
【0098】なお、映像信号を入力信号として説明した
が、音声信号を入力信号とした場合も同様に音声信号に
適した圧縮符号化方式を用いればよい。
【0099】なお、第二実施例と全く同様、第二のバッ
ファメモリ10を第一のバッファメモリ1の一部として
考えることができる。この場合、構成されるメモリは一
つとして、第一のバッファメモリ1と第二のバッファメ
モリ10をメモリ空間上で分ければよい。
【0100】次に、図8において、本発明の記録装置の
第七の実施例について説明する。図8は図5の記録装置
の圧縮符号化器501を示したものであり、第六の実施
例と同様、符号化レート決定器801を備えているが、
記録エラー検出器6の出力によって符号化レートを決定
する点が異なる。フレーム間予測、DCT、量子化、可
変長符号化処理は第五の実施例で説明したのと同様であ
る。
【0101】記録エラー検出器6によって記録エラーが
検出されると再記録処理、再生処理、記録検査処理とい
ったベリファイ処理を繰り返し、記録エラーなくすよう
に記録していくが、前述したように第一のバッファメモ
リ1のデータ占有量によっては、このベリファイ処理を
中断、あるいは中止する場合がある。つまり、第一のバ
ッファメモリ1のデータ占有量が所定量以上になると第
一のバッファメモリに蓄積されたデータの記録処理を開
始しなければ、第一のバッファメモリ1がオーバーフロ
ーしデータが損なわれる場合がある。したがって、第一
のバッファメモリ1に蓄積されているデータの記録処理
をベリファイ処理よりも優先させて実行しなくてはなら
ない。
【0102】そこで、記録エラー検出器6によって検出
された記録エラーにしたがって符号化レートを制御する
ことにより、記録エラーによって第一のバッファメモリ
1におけるデータ占有量の増加率を制御することにな
り、十分なベリファイ処理を実行することができる。す
なわち、記録エラーが発生すると符号化レートを低く
し、第一のバッファメモリ1へのデータ入力を抑えて、
ベリファイ処理に要する時間を増加させる。一方、記録
エラーが発生していない場合は、ベリファイ処理に要す
る時間は必要ないため、十分な符号化レートで符号化処
理することにより、再生品質を高めることができる。
【0103】このように、記録エラーにしたがって符号
化レートを制御することにより、十分なベリファイ処理
と高品質な再生を実現することができる。なお、映像信
号の圧縮方式として、フレーム内符号化とフレーム間符
号化とを組み合わせた符号化処理について説明したが、
これに限らず、フレーム内符号化のみの符号化、サブバ
ンド符号化、ベクトル量子化など圧縮符号化する方法で
あればなんでも構わず、符号化レートを制御する手段を
具備し、記録エラー検出器6の検出結果によって符号化
レートを制御すればよい。
【0104】なお、映像信号を入力信号として説明した
が、音声信号を入力信号とした場合も同様に音声信号に
適した圧縮符号化符号化方式を用いればよい。
【0105】なお、第二実施例と全く同様、第二のバッ
ファメモリ10を第一のバッファメモリ1の一部として
考えることができる。この場合、構成されるメモリは一
つとして、第一のバッファメモリ1と第二のバッファメ
モリ10をメモリ空間上で分ければよい。
【0106】次に、図9を用いて本発明の記録装置の第
八の実施例を説明する。図9は記録装置のブロック図を
示したものであるが、第二の実施例と同様な構成である
が、入力される信号がMPEG2符号化方式のようなフ
レーム内符号化とフレーム間符号化を組み合わせた符号
化方法によって符号化処理されたデータであり、符号化
タイプ検出器901を備えている点が第二の実施例と異
なる。また、ベリファイ処理の動作については、第二の
実施例と同様、図11から図15で示したように実行す
ればよい。
【0107】入力されたデータは第一のバッファメモリ
1を介して記録媒体9に記録されるが、符号化タイプ検
出器901は、記録されるデータのうちフレーム内符号
化処理されたフレームまたはフィールドのデータを含む
データを検出し、検出結果をコントロールバス8を介し
てシステムコントローラ7に入力する。システムコント
ローラ7はフレーム内符号化処理されたフレームまたは
フィールドを含むデータに対してベリファイ処理が実行
されるように制御する。すなわち、フレーム内符号化さ
れたデータを含むデータは第二のバッファメモリ10に
蓄積し、再生、記録検査処理し、記録エラーが発生した
場合は再記録処理を行う。
【0108】フレーム内符号化フレームはフレーム間符
号化フレームの参照フレームとなるため、記録エラーが
発生すると、次のフレーム内符号化フレームまで記録エ
ラーの影響が伝播し、画質に対して多大な影響を与え
る。
【0109】このように、フレーム内符号化フレームの
データを検出して、このデータに対してベリファイ処理
を実行することにより、フレーム内符号化フレームの記
録エラーを減少させることができる。
【0110】なお、第二実施例と全く同様、第二のバッ
ファメモリ10を第一のバッファメモリ1の一部として
考えることができる。この場合、構成されるメモリは一
つとして、第一のバッファメモリ1と第二のバッファメ
モリ10をメモリ空間上で分ければよい。
【0111】なお、前述の実施例ではベリファイ処理に
よって記録エラーが検出された場合、再記録処理を行う
としたが、これに限らず記録エラーが検出されない場合
であっても再記録処理を行っても構わない。これは、エ
ラー修正処理によって記録エラーが修正されて検出され
ない場合もあるが、修正処理前ではエラーを含んでいる
ことが多く、再記録処理を行うことによって修正処理す
る前のエラーの状態を改善できるからである。
【0112】
【発明の効果】映像信号や音声信号のような連続的に入
力される信号を第一のバッファメモリにいったん蓄積し
て、蓄積したデータを間欠的に記録媒体に記録処理を行
い、この記録処理が中断している期間に、記録データの
ベリファイ処理を行うことにより、連続的に入力される
映像あるいは音声信号に対してもベリファイ処理を実行
することができ、高い信頼性で記録処理を行うことがで
きる。
【0113】また、ベリファイ処理の対象として、記録
処理、および再生処理において重要なデータを選択して
ベリファイ処理することにより、記録エラーによる影響
を減少化することができる。
【0114】また、記録条件を制御する手段を具備する
ことにより、記録媒体に適した条件で記録処理を行うこ
とができ、記録処理の信頼性を高めることができる。
【0115】また、ベリファイ処理の再記録処理におい
て、以前記録した領域とは異なる記録領域に記録するこ
とにより、記録エラーを削減すると同時にベリファイ処
理も削減することができる。
【0116】また、入力信号を圧縮符号化することによ
り、記録レートおよび再生レートに比べて、第一のバッ
ファメモリへのデータ入力レートを小さくすることがで
き、安定した記録処理およびベリファイ処理を実行する
ことができる。
【0117】また、フレーム内符号化処理されたフレー
ムに対してベリファイ処理を行うことにより、他のフレ
ームの参照フレームとなるフレーム内符号化フレームに
おける記録エラーが削減することができ、記録エラーに
よる画質劣化を防止することができる。
【0118】また、第一のバッファ占有量にしたがった
符号化レートで圧縮符号化することにより、安定した記
録処理とベリファイ処理を実現することができるととも
に、高品質な再生信号を得ることが可能となる。
【0119】また、記録エラーの検出結果にしたがった
符号化レートで圧縮符号化することにより、安定した記
録処理とベリファイ処理を実現することができるととも
に、高品質な再生信号を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第一の実施例を示したブロ
ック図
【図2】本発明の記録装置の第二の実施例を示したブロ
ック図
【図3】本発明の記録装置の第三の実施例を示したブロ
ック図
【図4】本発明の記録装置の第四の実施例を示したブロ
ック図
【図5】本発明の記録装置の第五の実施例を示したブロ
ック図
【図6】第五の実施例の圧縮符号化器の一例を示したブ
ロック図
【図7】本発明の記録装置の第六の実施例における圧縮
符号化器の一例を示したブロック図
【図8】本発明の記録装置の第七の実施例における圧縮
符号化器の一例を示したブロック図
【図9】本発明の記録装置の第八の実施例を示したブロ
ック図
【図10】本発明の実施例の記録装置の第一のバッファ
メモリのデータ占有量、入力データ、記録データ、再生
データ、および記録エラー信号を時間にそって示した図
【図11】本発明の実施例の記録装置の第一のバッファ
メモリのデータ占有量、第二のバッファメモリのデータ
占有量、入力データ、記録データ、再生データ、および
記録エラー信号を時間にそって示した第一の例の図
【図12】本発明の実施例の記録装置の第一のバッファ
メモリのデータ占有量、第二のバッファメモリのデータ
占有量、入力データ、記録データ、再生データ、および
記録エラー信号を時間にそって示した第二の例の図
【図13】本発明の実施例の記録装置の第一のバッファ
メモリのデータ占有量、第二のバッファメモリのデータ
占有量、入力データ、記録データ、再生データ、および
記録エラー信号を時間にそって示した第三の例であり、
所定の入力データに対してベリファイ処理する場合の動
作を示した図
【図14】本発明の実施例の記録装置の第一のバッファ
メモリのデータ占有量、第二のバッファメモリのデータ
占有量、入力データ、記録データ、再生データ、および
記録エラー信号を時間にそって示した第四の例であり、
所定の入力データに対してベリファイ処理し、記録処理
の開始ポイントである第一の所定量と停止ポイントの第
二の所定量が同一の場合の動作を示した図
【図15】本発明の実施例の記録装置の第一のバッファ
メモリのデータ占有量、第二のバッファメモリのデータ
占有量、入力データ、記録データ、再生データ、および
記録エラー信号を時間にそって示した第五の例であり、
所定の入力データに対してベリファイ処理し、記録処理
の開始ポイントである第一の所定量と停止ポイントの第
二の所定量が同一であり、入力データが間欠的に転送さ
れる場合の動作を示した図
【符号の説明】
1 第一のバッファメモリ 2 データ占有量測定器 3 記録手段 4 記録再生ヘッド 5 再生手段 6 記録エラー検出器 7 システムコントローラ 8 コントロールバス 9 記録媒体 10 第二のバッファメモリ 301 記録条件制御器 401 記録アドレス制御器 501 圧縮符号化器 701,801 符号化レート決定器 901 符号化タイプ検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を記録する装置であって、入力信
    号を蓄積し記録データとして出力する所定サイズの第一
    のバッファメモリと、前記第一のバッファメモリのデー
    タ占有量を測定する手段と、前記記録データを記録媒体
    に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された記録
    データを読み出し再生データを出力する再生手段と、前
    記再生データの記録エラーを検出する記録検査手段とを
    具備し、前記記録手段は前記第一のバッファメモリのデ
    ータ占有量が第一の所定量以上の場合に記録を開始し、
    前記第一のバッファメモリのデータ占有量が第二の所定
    量以下になると記録を停止し、前記再生手段は前記記録
    手段の記録停止期間内に所定記録データを再生し前記記
    録検査手段に再生データを出力することを特徴とする記
    録装置。
  2. 【請求項2】入力信号を記録する装置であって、入力信
    号を蓄積し記録データとして出力する所定サイズの第一
    のバッファメモリと、前記第一のバッファメモリのデー
    タ占有量を測定する手段と、前記記録データを記録媒体
    に記録する記録手段と、前記記録媒体に記録された記録
    データを読み出し再生データを出力する再生手段と、前
    記再生データの記録エラーを検出する記録検査手段とを
    具備し、前記記録手段は前記第一のバッファメモリのデ
    ータ占有量が第一の所定量以上の場合に記録を開始し、
    前記第一のバッファメモリのデータ占有量が第二の所定
    量以下になると記録を停止し、前記再生手段は前記記録
    手段の記録停止期間内に所定記録データを再生して再生
    データを出力し、前記所定記録データに記録エラーが検
    出された場合、前記所定記録データを再度記録処理する
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】前記所定記録データを格納する第二のバッ
    ファメモリを具備し、前記記録手段は、前記所定記録デ
    ータの記録エラーが検出された場合、前記第一のバッフ
    ァメモリのデータ占有量が前記第一の所定量以下の期間
    において、前記所定記録データを再度記録処理すること
    を特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】前記第一の所定量と前記第二の所定量が等
    しいことを特徴とする請求項1、2または3記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】前記所定記録データに記録エラーが検出さ
    れた場合、記録エラーが検出されなくなるか、あるいは
    所定回数に達するか、あるいは前記第一のバッファメモ
    リのデータ占有量が第三の所定量に達するまで記録処理
    を繰り返すことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  6. 【請求項6】前記所定記録データに記録エラーが検出さ
    れた場合、記録エラーが検出されなくなるか、あるいは
    所定回数に達するか、あるいは前記第一のバッファメモ
    リのデータ占有量が第三の所定量に達するか、あるいは
    前記第二のバッファメモリのデータ占有量が第四の所定
    量に達するまで記録処理を繰り返すことを特徴とする請
    求項3記載の記録装置。
  7. 【請求項7】前記第三の所定量は前記第一の所定量に規
    定されることを特徴とする請求項5または6記載の記録
    装置。
  8. 【請求項8】前記記録手段は、所定記録データの記録エ
    ラーが検出された場合、異なる記録条件で前記所定記録
    データを再度記録することを特徴とする請求項2または
    3記載の記録装置。
  9. 【請求項9】前記記録手段は、第一の記録領域の記録デ
    ータに記録エラーが検出された場合、前記第一の記録領
    域と異なる第二の記録領域に前記記録データを記録する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の記録装置。
  10. 【請求項10】前記所定記録データは、記録再生管理情
    報を含むことを特徴とする請求項1、2または3記載の
    記録装置。
  11. 【請求項11】前記所定記録データは、周期的に選択し
    た記録データであることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の記録装置。
  12. 【請求項12】入力信号を圧縮符号化し符号化データを
    出力する符号化手段を具備し、前記第一のバッファメモ
    リは前記符号化データを蓄積し、前記符号化データを記
    録データとして出力することを特徴とする請求項1、2
    または3記載の記録装置。
  13. 【請求項13】前記符号化手段は、所定のフレーム(以
    下、またはフィールド)はフレーム内符号化処理し、前
    記所定のフレーム以外のフレームはフレーム間符号化処
    理し、前記所定記録データは、フレーム内符号化処理さ
    れた前記所定のフレームの符号化データを含む記録デー
    タとすることを特徴とする請求項12記載の記録装置。
  14. 【請求項14】前記符号化手段は、前記第一のバッファ
    メモリのデータ占有量に規定される符号化圧縮率で符号
    化処理することを特徴とする請求項12記載の記録装
    置。
  15. 【請求項15】前記符号化手段は、前記記録検査手段の
    出力に規定される符号化圧縮率で符号化処理することを
    特徴とする請求項12記載の記録装置。
  16. 【請求項16】入力信号がフレーム内符号化方法および
    フレーム間符号化方法によって圧縮符号化された符号化
    データであり、前記所定記録データは前記フレーム内符
    号化方法によって得られた符号化データを含むことを特
    徴とする請求項1、2または3記載の記録装置。
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