JPH1153790A - 信号記録再生装置 - Google Patents

信号記録再生装置

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JPH1153790A
JPH1153790A JP9209451A JP20945197A JPH1153790A JP H1153790 A JPH1153790 A JP H1153790A JP 9209451 A JP9209451 A JP 9209451A JP 20945197 A JP20945197 A JP 20945197A JP H1153790 A JPH1153790 A JP H1153790A
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JP
Japan
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tape
recording medium
signal
shaped recording
drum
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JP9209451A
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English (en)
Inventor
Takeshi Uehara
岳司 上原
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、信号記録再生装置において、簡易な
構成のかつトラツキング精度の向上を実現し得るように
する。 【解決手段】ドラムに回転自在に取り付けられた回転ヘ
ツドを有し、ドラムに巻き付けた状態で走行するテープ
状記録媒体に対して回転ヘツドが順次斜めに走査しなが
らテープ状記録媒体に信号を記録し、及び又はテープ状
記録媒体に記録された信号を再生する信号記録再生装置
にテープ状記録媒体の巻付け位置を規制する位置規制手
段と、テープ状記録媒体の巻付け位置が回転ヘツドの走
査軌跡に対して所定の位置関係を保つように、位置規制
手段を所定方向に移動自在に制御する制御手段とを設け
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題(図7) 課題を解決するための手段(図1〜図6) 発明の実施の形態 (1)本実施の形態によるビデオテープレコーダの構成
(図1〜図6) (2)本実施の形態の動作(図1〜図6) (3)本実施の形態の効果(図1〜図6) (4)他の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は信号記録再生装置に
関し、例えばトラツクずれを補正する信号記録再生装置
に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダにおいては
図7に示すように、ドラム1の下部を構成する第1のド
ラム(以下、これを下ドラムと呼ぶ)3が筐体内部2の
所定位置に固定されると共に、ドラム1の上部を構成す
る第2のドラム(以下、これをスキヤナと呼ぶ)4が下
ドラム3と同軸にかつ回転自在に当該下ドラム3に取り
付けられている。
【0005】そしてスキヤナ4には一対の第1及び第2
の磁気ヘツド5A、5Bが当該スキヤナ4の中心軸を中
心として相対した位置関係で取り付けられると共に、ス
キヤナ4は図示しないモータの回転出力に基づいて一定
速度で回転駆動し得るようになされており、これにより
当該スキヤナ4と一体に、これら第1及び第2の磁気ヘ
ツド5A、5Bを当該スキヤナ4の中心軸を中心として
回転させ得るようになされている。
【0006】またドラム1の周囲には第1及び第2の規
制ガイド7、8が設けられていると共に、下ドラム3の
外周にはリード3Xが磁気テープ6の走行位置に沿つて
設けられていることにより、図示しないテープ走行駆動
系から与えられる駆動力に基づいて、所定速度で走行す
る磁気テープ6をドラム1に対して所定角度傾かせた状
態で、かつ所定角度に亘つて巻き付いた状態を維持しな
がら走行するようにその走行位置をガイドし得るように
なされている。
【0007】これによりビデオテープレコーダにおいて
は、磁気テープ6の記録面を第1及び第2の磁気ヘツド
5A、5Bによつて当該磁気テープ6の長手方向に対し
て順次斜めに走査することができ、かくしてこれら第1
及び第2の磁気ヘツド5A、5Bによつて順次磁気テー
プ6にトラツクを形成するようにして信号を記録し、か
つ当該記録した信号をこれら第1及び第2の磁気ヘツド
5A、5Bを用いて再生することができるようになされ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に構成された従来のビデオテープレコーダにおいては、
温度変化や湿度変化等によつて下ドラム3に高さ方向の
熱膨張が生じたり、または経時変化や製品ごとのばらつ
き若しくは変速再生などにより、第1及び第2の磁気ヘ
ツド5A、5Bが磁気テープ6のトラツク上をジヤスト
トラツクした状態で走査することができないことがあ
り、この結果再生映像や再生音声にノイズが発生するこ
とがあつた。
【0009】かかる問題点を解決するため、従来、磁気
ヘツドを磁気テープの各トラツク上にジヤストトラツク
した状態で走査させる方法として、磁気テープの走行位
相又はドラムの回転位相を制御する第1の方法と、バイ
モルフ板の先端に磁気ヘツドを取り付け、これに電圧を
加えることにより磁気ヘツドをスキヤナの高さ方向に変
位させる第2の方法と、所定の駆動機構により磁気ヘツ
ドをスキヤナの高さ方向に平行移動させる第3の方法
と、所定の駆動機構によりスキヤナをその中心軸を中心
として自由自在に可変させる第4の方法とが考えられて
いる。
【0010】しかしながら第1の方法によると、磁気ヘ
ツドがトラツクの傾きに対するずれを補正できないこと
があり、また第2の方法によると、磁気ヘツドのベース
自体が反るので磁気ヘツドがトラツクに対して平行に上
下するのではなく、磁気ヘツドの上側もしくは下側の面
でトラツクと接触することになるため、片当たりをする
ために当たり不良を起こすことがあつた。
【0011】さらに第3の方法によると、磁気ヘツドを
スキヤナの高さ方向にのみ平行移動させるために、磁気
ヘツドがトラツクの傾きに対するずれを補正できないこ
とがあり、また第4の方法によると、スキヤナのみをそ
の中心軸を中心として自由自在に可変させるために、ス
キヤナの中心軸の垂直方向に対するずれを補正できない
問題や、スキヤナをその高さ方向又は中心軸を中心とし
て自由自在に可変させ得るための手段として、ねじ、ギ
ヤ、モータ等を用いるため構造が煩雑になり、コスト及
びメンテナンスの面で不都合を生じる問題があつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成のかつトラツキング精度を向上させ得る
信号記録再生装置を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ドラムに回転自在に取り付けられ
た回転ヘツドを有し、ドラムに巻き付けた状態で走行す
るテープ状記録媒体に対して回転ヘツドが順次斜めに走
査しながらテープ状記録媒体に信号を記録し、及び又は
テープ状記録媒体に記録された信号を再生する信号記録
再生装置にテープ状記録媒体の巻付け位置を規制する位
置規制手段と、テープ状記録媒体の巻付け位置が回転ヘ
ツドの走査軌跡に対して所定の位置関係を保つように、
位置規制手段を所定方向に移動自在に制御する制御手段
とを設けるようにしたことにより、テープ状記録媒体の
記録面に常に所定角度の傾きをもつてトラツクを形成す
ることができる。
【0014】またかかる課題を解決するため本発明にお
いては、ドラムに回転自在に取り付けられた回転ヘツド
を有し、ドラムに巻き付けた状態で走行するテープ状記
録媒体に対して回転ヘツドが順次斜めに走査しながらテ
ープ状記録媒体に信号を記録する信号記録装置にテープ
状記録媒体の巻付け位置を規制する位置規制手段と、テ
ープ状記録媒体の巻付け位置が回転ヘツドの走査軌跡に
対して所定の位置関係を保つように、位置規制手段を所
定方向に移動自在に制御する制御手段とを設けるように
したことにより、テープ状記録媒体の記録面に常に所定
角度の傾きをもつてトラツクを形成することができる。
【0015】さらにかかる課題を解決するため本発明に
おいては、ドラムに回転自在に取り付けられた回転ヘツ
ドを有し、ドラムに巻き付けた状態で走行するテープ状
記録媒体に対して回転ヘツドが順次斜めに走査しながら
テープ状記録媒体に記録された信号を再生する信号再生
装置にテープ状記録媒体の巻付け位置を規制する位置規
制手段と、テープ状記録媒体の巻付け位置が回転ヘツド
の走査軌跡に対して所定の位置関係を保つように、位置
規制手段を所定方向に移動自在に制御する制御手段とを
設けるようにしたことにより、テープ状記録媒体に記録
された記録トラツクと回転ヘツドの走査軌跡を一致させ
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0017】(1)本実施の形態によるビデオテープレ
コーダの構成 図7との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、9は全体として本実施の形態によるビデオテープレ
コーダを示し、記録モード時、ドラム1′のスキヤナ4
が図示しないモータの回転出力に基づいて所定速度で回
転駆動されると共に、磁気テープ6が図示しないテープ
走行駆動系から与えられる駆動力に基づいて所定速度で
走行駆動される。
【0018】このとき記録信号処理部17は、外部から
供給される映像音声信号S1を取り込み、当該映像音声
信号S1に対して記録フオーマツトへの変換処理等の所
定の信号処理を施した後、かくして得られた記録信号S
2を第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bにこれら第1
又は第2の磁気ヘツド5A、5Bが磁気テープ6上を走
査するタイミングで切り換えながら送出する。
【0019】これによりこのビデオテープレコーダ9に
おいては、記録モード時、これら第1及び第2の磁気ヘ
ツド5A、5Bによつて磁気テープ6の記録面上に順次
斜めにトラツクを形成するようにして記録信号S2を磁
気テープ6上に記録することができるようになされてい
る。
【0020】一方ビデオテープレコーダ9においては、
通常再生モード時及び変速再生モード時、記録モード時
と同様にしてドラム1′のスキヤナ4が所定速度で回転
駆動されると共に、磁気テープ6が通常再生モード時に
は所定速度で走行駆動され、かつ変速再生モード時(N
倍速とする)には通常再生モード時のN倍速の速度で走
行駆動される。
【0021】この結果磁気テープ6に記録された上述の
記録信号S2は、第1及び第2の磁気ヘツド5A、5B
によつて順次再生され、再生信号S3として再生信号処
理部18に送出される。
【0022】そして再生信号処理部18は、供給される
再生信号S3に対して所定の再生処理を施し、得られた
映像音声信号S4を外部に送出する。
【0023】このようにしてこのビデオテープレコーダ
9においては、通常再生モード時及び変速再生モード
時、磁気テープ6に記録された記録信号S3を再生し、
当該記録信号S3に基づく映像音声信号S4を外部に送
出する。
【0024】かかる構成に加えこのビデオテープレコー
ダ9の場合、図7との対応部分に同一符号を付した図2
及び図3に示すように、位置規制手段の第1の規制部材
である第1及び第2の規制ガイド7、8はそれぞれ位置
規制手段の第2の規制部材であるリード10上に取り付
けられている。
【0025】また第1及び第2の規制ガイド7、8は、
図示しないテープ走行駆動系から与えられる駆動力に基
づいて、所定速度で走行する磁気テープ6をドラム1′
に対して所定角度傾かせた状態で、かつ所定角度に亘つ
て巻き付いた状態を維持しながら走行するようにその走
行方向の長さをガイドし得るようになされている。
【0026】この場合リード10は、上面に形成された
磁気テープ6のガイド角度を規制する突起を除いて全体
として平板状に形成されており、90〔°〕間隔で配置さ
れた第1、第2、第3及び第4の圧電素子11A、11
B、11C、11Dを介して筐体内部2のドラム1′の
外周に、リード10の下面(以下、これをリード基準面
と呼ぶ)10Aが筐体の内側面(以下、これを下ドラム
基準面と呼ぶ)3Aと平行となるように取り付けられて
いる。
【0027】これによりこのビデオテープレコーダ9に
おいては、第1〜第4の圧電素子11A〜11Dに必要
に応じて駆動電圧を印加し、これら第1〜第4の圧電素
子11A〜11Dを伸縮させることによつて、第1及び
第2の規制ガイド7、8をリード10と一体に矢印aで
示す上方向若しくはこれと逆の下方向に平行移動させ、
又は第1及び第2の規制ガイド7、8をリード10と一
体に下ドラム基準面3Aに対して全方向に僅かに傾けさ
せ得るようになされている。
【0028】また下ドラム基準面3Aとリード基準面1
0Aとの間には、第1〜第4の圧電素子11A〜11D
にそれぞれ対応させて、第1及び第3の圧電素子11
A、11C間を通る仮想線K1上における第1及び第3
の圧電素子11A、11Cよりも所定距離だけ内側位置
に第1及び第3の距離センサ12A、12Cが配置され
ると共に、これと同様にして第2及び第4の圧電素子1
1B、11D間を通る仮想線K2上における第2及び第
4の圧電素子11B、11Dよりも所定距離だけ内側位
置に第2及び第4の距離センサ12B、12Dが配置さ
れている。
【0029】これによりこのビデオテープレコーダ9に
おいては、これら第1〜第4の距離センサ12A〜12
Dによつて各第1〜第4の距離センサ12A〜12Dの
配置位置におけるリード基準面10Aまでの距離を測定
することができ、かくしてこれら第1〜第4の距離セン
サ12A〜12Dの測定結果に基づいてリードの傾き状
態を検出することができるようになされている。
【0030】ここで実際上このビデオテープレコーダ9
の場合、図1に示すように、第1〜第4の距離センサ1
2A〜12Dの出力信号S5A〜S5Dは、それぞれ増
幅器19を介して電圧換算部20に送出される。
【0031】電圧換算部20においては、それぞれ供給
される第1〜第4の出力信号S5A〜S5Dを電流電圧
変換し、かくして得られた第1〜第4の電圧変換出力信
号S6〜S9のうち、第1又は第3の距離センサ12
A、12Cに対応する第1及び第3の電圧変換出力信号
S6、S8を第1の電圧差比較部21Aに送出する一
方、第2又は第4の距離センサ12B、12Dに対応す
る第2及び第4の電圧変換出力信号S7、S9を第2の
電圧差比較部21Bに送出する。
【0032】そして第1の電圧差比較部21Aは、供給
される第1及び第3の電圧変換出力信号S6、S8を比
較することにより、これら第1及び第3の電圧変換出力
信号S6、S8の電圧差を検出し、検出結果を第1の電
圧差検出信号S10として第1の切換えスイツチ22の
第1〜第3の切換え端22A〜22Cのうちの第1の切
換え端22Aに送出する。
【0033】またこれと同様にして第2の電圧差比較部
21Bは、供給される第2及び第4の電圧変換出力信号
S7、S9を比較することにより、これら第2及び第4
の電圧変換出力信号S7、S9の電圧差を検出し、検出
結果を第2の電圧差検出信号S11として第1の切換え
スイツチ22の第1〜第3の切換え端22A〜22Cの
うちの第2の切換え端22Bに送出する。
【0034】このとき第1の切換えスイツチ22におい
ては、図示しない制御部の制御に基づいて、記録モード
時には第1及び第2の切換え端のみを選択するようにな
されており、かくして第1及び第2の電圧差比較部21
A、21Bからそれぞれ送出された第1及び第2の電圧
差検出信号S10、S11が、この第1の切換えスイツ
チ22を介して制御回路23に送出される。
【0035】そして制御回路23は、供給される第1及
び第2の電圧差検出信号S10及びS11に基づいて、
これら第1及び第2の電圧差検出信号S10、S11の
信号レベルを「0」とするような(すなわちリード基準
面10A及び下ドラム基準面3Aが平行となるような)
第1〜第4の制御信号S12A〜S12Dを生成し、こ
れらをそれぞれ対応する第1〜第4の圧電素子11A〜
11Dに送出する。
【0036】またこの後、ドラム1′内の図示しない温
度センサによりドラム1′内の温度が検出され、この検
出結果が検出信号S13として増幅器24を介して検出
温度ホールド回路25に送出され、当該検出温度ホール
ド回路25により、ホールドされて検出温度ホールド信
号S14として温度差検出部26に与えられる。
【0037】そしてこの温度差検出部26は、検出温度
ホールド回路25から供給される検出温度ホールド信号
S14に基づいて、当該検出温度ホールド信号S14に
基づき得られるこのときのドラム1′の温度と、予め設
定された基準温度との温度差を検出し、検出結果を温度
差検出信号S15として第2の切換えスイツチ32の第
1の切換え端32Aに送出する。
【0038】このときこの第2の切換えスイツチ32
は、上述の図示しない制御部の制御のもとに第1の切換
え端32Aを選択しており、かくして温度差検出信号S
15はこの第2の切換えスイツチ32を介して回転駆動
制御回路28に送出される。
【0039】そして回転駆動制御回路28は、供給され
る温度差検出信号S15に基づいてPG(Palse Genera
ter)ずれのずれ量を演算する。
【0040】実際上このPGずれはドラム1′並びに第
1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bをスキヤナ4に固定
するための図示しないベースプレートの熱膨張と、磁気
テープ6の熱膨張とに起因して発生するものであり、図
5に示すように、このPGずれのずれ量yは、磁気テー
プ6の記録面における第1及び第2の磁気ヘツド5A、
5Bが走査を開始すべきポイント(以下、これをリフア
レンスポイントと呼ぶ)34から実際に第1及び第2の
磁気ヘツド5A、5Bが走査を開始するポイント(以
下、これを走査開始ポイントと呼ぶ)36までの距離と
して示される。
【0041】そしてこのPGずれのずれ量yは、磁気テ
ープ6の記録面における第1及び第2の磁気ヘツド5
A、5Bがコントロール信号が記録されたポイント(以
下、これをCTLポジシヨンと呼ぶ)33からリフアレ
ンスポイント34までの距離をX、ドラム1′及び図示
しない第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bのベースプ
レートの線膨張係数をdB、磁気テープ6の線膨張係数
をdT、トラツク角をθとして次式
【0042】
【数1】
【0043】により算出することができる。
【0044】かくして回転駆動制御回路28は、温度差
検出信号S15に基づき(1)式を利用してPGずれの
ずれ量yを演算すると共に、この演算結果に基づいて、
PGずれのずれ量yが「0」となるようにドラム1′の
スキヤナ4の回転位相(すなわちスキヤナ4の駆動力源
となるモータの回転速度)を制御し、これにより第1及
び第2の磁気ヘツド5A、5Bの走査開始ポイント36
をリフアレンスポイント33に一致させる。
【0045】このようにしてこのビデオテープレコーダ
9では、記録モード時、第1〜第4の距離センサ12A
〜12Dからそれぞれ出力される第1〜第4の距離検出
信号S6〜S9に基づいて制御回路23が第1〜第4の
圧電素子11A〜11Dを制御する一方、ドラム1′内
の温度センサから出力される検出信号S13に基づいて
回転駆動制御回路28がドラム1′のスキヤナ4の回転
位相を制御する。
【0046】一方ビデオテープレコーダ9においては、
通常再生モード時及び変速再生モード時、第1及び第2
の磁気ヘツド5A、5Bから出力される再生信号S3を
上述のように再生信号処理部18に送出すると共に、こ
れを増幅器29を介してRF信号検出部30に入力す
る。
【0047】このときRF信号検出部30は、供給され
る再生信号S3からRF信号S17を検出し、これをオ
フトラツク量検出部31及びPGタイミング検出部27
にそれぞれ送出する。
【0048】またオフトラツク量検出部31において
は、供給されるRF信号S17に基づいて、磁気テープ
6に形成されたトラツクに対する第1及び第2の磁気ヘ
ツド5A、5Bの走査位置のジヤストトラツキング時か
らのずれ量(オフトラツク量)を検出すると共に、当該
検出したオフトラツク量をオフトラツク検出信号S18
として第1の切換えスイツチ22の第3の切換え端22
Cに送出する。
【0049】このとき第1の切換えスイツチ22は、上
述の図示しない制御部の制御のもとに、再生モード時に
は第3の切換え端22Cのみを選択しており、かくして
オフトラツク量検出信号がこの切換えスイツチ22を介
して制御回路23に送出される。
【0050】そして制御回路23は、このとき上述の図
示しない制御部の制御のもとに、供給されるオフトラツ
ク量検出信号S18に基づいて、第1及び第2の磁気ヘ
ツド5A、5Bが磁気テープ6上のトラツク上をジヤス
トトラツクした状態で走査させるような第1〜第4の制
御信号S12A〜S12Dを生成し、これらをそれぞれ
対応する第1〜第4の圧電素子11A〜11Dに送出す
ることにより、これら第1〜第4の制御信号S12A〜
S12Dに基づいて第1〜第4の圧電素子11A〜11
Dの伸縮状態を制御する。
【0051】実際上制御回路23は、通常再生モード時
には、第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bを磁気テー
プ6のトラツク上をジヤストトラツクした状態で走査さ
せる手順として、図2との対応部分に同一符号を付した
図4に示すように、まず図4(A)に示すように磁気テ
ープ6の記録面上に形成されたトラツク13に対する第
1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bのヘツド軌跡の傾き
角Δθ1 をオフトラツク量検出部31から供給されるオ
フトラツク量検出信号S18に基づいて検出する。
【0052】そして制御回路23は、この検出した傾き
角Δθ1 に基づき、図4(B)のように第1及び第2の
磁気ヘツド5A、5Bのヘツド軌跡15が磁気テープ6
のトラツク13と平行とするような、すなわち第1〜第
4の圧電素子11A〜11Dの位置におけるリード基準
面10A及び下ドラム基準面3A間の距離L1 〜L4
それぞれO、P、Q、Rとして、これら各距離L1 〜L
4 をそれぞれ次式
【0053】
【数2】
【0054】
【数3】
【0055】
【数4】
【0056】
【数5】
【0057】で与えられる距離L1 ′〜L4 ′とするよ
うな第1〜第4の圧電素子11A〜11Dを駆動するた
めの第1〜第4の制御信号S12A〜S12Dを生成
し、これらをそれぞれ対応する第1〜第4の圧電素子1
1A〜11Dに送出する。
【0058】これに対して図6に示すように、変速再生
モード時、第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bのヘツ
ド軌跡38は、このときのスキヤナ4の回転速度を
h 、1倍速時(すなわち通常再生モード時)における
テープスピードをVt 、スチル状態(磁気テープ6が走
行駆動しておらず、スキヤナ4だけが回転した状態)に
おける第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bのヘツド軌
跡37の傾き角をθ0 、変速速度を通常のN倍、1倍速
再生時における第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bの
ヘツド軌跡の傾き角をθR として、スチル状態における
第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bのヘツド軌跡37
の傾き角θ0 は次式
【0059】
【数6】
【0060】で与えられ、第1及び第2の磁気ヘツド5
A、5Bのヘツド軌跡38は、この傾き角θ0 に対して
次式
【0061】
【数7】
【0062】で与えられる角度Δθ2 だけ傾き角が大き
くなる。
【0063】このため制御回路23は、変速再生モード
時には、第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bのヘツド
軌跡38を(7)式で与えられる角度Δθ2 だけ傾かせ
るように(すなわち第1及び第2の磁気ヘツド5A、5
Bのヘツド軌跡を磁気テープ6のトラツクと平行とする
ような)第1〜第4の圧電素子11A〜11Dを駆動さ
せるための第1〜第4の制御信号S12A〜S12Dを
生成し、これらをそれぞれ対応する第1〜第4の圧電素
子11A〜11Dに送出する。
【0064】このようにして制御回路23は、通常再生
モード時及び変速再生モード時、第1及び第2の磁気ヘ
ツド5A、5Bのヘツド軌跡14及び38を傾き角Δθ
1 及びΔθ2 分だけ傾き補正され、かつ磁気テープ6の
記録面上のトラツク13に対してドラム1′の高さ方向
に平行にΔS分だけオフトラツクした状態に変位させ
る。
【0065】次に制御回路23は、通常再生モード時及
び変速再生モード時、このときの第1〜第4の圧電素子
11A〜11Dの位置におけるリード基準面10A及び
下ドラム基準面3A間の距離L1 ′〜L4 ′をそれぞれ
次式
【0066】
【数8】
【0067】
【数9】
【0068】
【数10】
【0069】
【数11】
【0070】で与えられる距離L1 ″〜L4 ″とするよ
うな第1〜第4の圧電素子11A〜11Dを駆動するた
めの第1〜第4の制御信号S12A〜S12Dを生成
し、これらをそれぞれ対応する第1〜第4の圧電素子1
1A〜11Dに送出する。
【0071】これにより制御回路23は、図4(C)に
示すように、第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bのヘ
ツド軌跡をオフトラツク量ΔS分だけドラム1′の高さ
方向に平行に補正することができ、かくしてこれら第1
及び第2の磁気ヘツド5A、5Bを磁気テープ6に形成
されたトラツク上をジヤストトラツクした状態で走査さ
せる。
【0072】一方このときPGタイミング検出部27に
おいては、RF信号検出部30から供給される当該RF
信号S17に基づいて、PGずれのずれ量y(図5)を
検出すると共に、検出結果をPGずれ検出結果信号S1
9として第2の切換えスイツチ32の第2の切換え端3
2Bに送出する。
【0073】このとき第2の切換えスイツチ32は、上
述の図示しない制御部の制御のもとに再生モード時には
第2の切換え端32Bを選択するようになされており、
かくしてPGタイミング検出部27から出力されたPG
ずれ量検出信号S19が、この第2の切換えスイツチ3
2を介して回転駆動制御回路28に送出される。
【0074】そしてこの回転駆動制御回路28は、この
PGずれ検出信号S19に基づいて、PGずれのずれ量
yを「0」となるように記録モード時と同様にしてドラ
ム1′の回転位相を制御する。
【0075】このようにしてこのビデオテープレコーダ
9では、通常再生モード時及び変速再生モード時、第1
及び第2の磁気ヘツド5A、5Bから出力される再生信
号S3に基づいて制御回路23が第1〜第4の圧電素子
11A〜11Dを制御する一方、当該再生信号S3に基
づいて回転駆動制御回路28がドラム1′の回転位相を
制御する。
【0076】(2)本実施の形態の動作 以上の構成において、このビデオテープレコーダ9で
は、記録モード時、制御回路23が第1〜第4の距離セ
ンサ12A〜12Dから出力される各距離検出信号S5
A〜S5Dに基づいてリード基準面10Aと下ドラム基
準面3Aが平行となるように第1〜第4の圧電素子11
A〜11Dを駆動制御する一方、ドラム1′内に配設さ
れた温度センサの出力に基づいて、回転駆動制御回路2
8がPGずれを補正するようにドラム1′の回転位相を
制御する。
【0077】またこのビデオテープレコーダ9では、通
常再生モード時及び変速再生モード時、制御回路23が
第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bから出力される再
生信号S3に基づいて第1及び第2の磁気ヘツド5A、
5Bが磁気テープ6上のトラツク13上をジヤストトラ
ツクした状態で走査するように第1〜第4の圧電素子1
1A〜11Dを駆動制御する一方、当該再生信号S3に
基づいて、回転駆動制御回路28がPGずれを補正する
ようにドラム1′の回転位相を制御する。
【0078】従つてこのビデオテープレコーダ9では、
記録モード時、リード基準面10Aと下ドラム基準面3
Aとが平行となるようにリード10をドラム1′の高さ
方向に平行に上下するため当たり不良を起こすことな
く、所定位置に保つことができる。
【0079】さらにこのビデオテープレコーダ9では、
第1及び第2の規制ガイド7、8をリード10と一体に
ドラム1′の外周に配設することにより、第1及び第2
の規制ガイド7、8を磁気テープ6の記録面に対して所
定方向に移動し得るようにしたので、高精度なテープパ
スの直線性を保つことができる。
【0080】またこのビデオテープレコーダ9では、通
常再生モード時及び変速再生モード時、第1及び第2の
磁気ヘツド5A、5Bはリード10によつて磁気テープ
6上のトラツク13に対する傾きずれを補正することが
でき、かつドラム1′の高さ方向に平行にリード10が
上下するため当たり不良を起こすことなく磁気テープ6
上のトラツク13に対する平行のずれを補正することが
できる。
【0081】(3)本実施の形態の効果 以上の構成によれば、リード10上に第1及び第2の規
制ガイド7、8を配設すると共に、当該リード10を90
〔°〕間隔で配設された第1〜第4の圧電素子11A〜
11Dを介して筐体内部2のドラム1′の外周に配設
し、記録モード時には、これら第1〜第4の圧電素子1
1A〜11Dに近接して配設された第1〜第4の距離セ
ンサ12A〜12Dから出力される各距離検出信号S5
A〜S5Dに基づいて、リード基準面10Aと下ドラム
基準面3Aとが平行となるように第1〜第4の圧電素子
11A〜11Dを制御するようにしたことにより磁気テ
ープ6の記録面に常に所定角度の傾きをもつてトラツク
13を形成することができ、かくして簡易な構成のかつ
トラツキング精度を向上させ得るビデオテープレコーダ
9を実現することができる。
【0082】またリード10上に第1及び第2の規制ガ
イド7、8を配設すると共に、当該リード10を90
〔°〕間隔で配設された第1〜第4の圧電素子11A〜
11Dを介して筐体内部2のドラム1′の外周に配設
し、通常再生モード時及び変速再生モード時、第1及び
第2の磁気ヘツド5A、5Bから出力される再生信号S
3に基づいて、第1及び第2の磁気ヘツド5A、5Bが
磁気テープ6上のトラツク13上をジヤストトラツクし
た状態で走査するように第1〜第4の圧電素子11A〜
11Dを制御するようにして、第1及び第2の磁気ヘツ
ド5A、5Bが磁気テープ6上のトラツク13に対する
傾きずれを補正することができ、かくして簡易な構成の
かつトラツキング精度を向上させ得るビデオテープレコ
ーダ9を実現することができる。
【0083】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、記録モード時には、
位置検出手段として第1〜第4の距離センサ12A〜1
2Dを使用する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、基準テープの出力測定によりリードの位置の最
適化を行うようにしても良い。
【0084】また上述の実施の形態においては、支持手
段として第1〜第4の圧電素子11A〜11Dを使用し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の
複数個の圧電素子を使用する場合においても適用するこ
とができる。
【0085】さらに上述の実施の形態においては、位置
検出手段として第1〜第4の距離センサ12A〜12D
を使用した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、他の複数個の距離センサを使用する場合においても
適用することができる。
【0086】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ドラムに
回転自在に取り付けられた回転ヘツドを有し、ドラムに
巻き付けた状態で走行するテープ状記録媒体に対して回
転ヘツドが順次斜めに走査しながらテープ状記録媒体に
信号を記録し、及び又はテープ状記録媒体に記録された
信号を再生する信号記録再生装置にテープ状記録媒体の
巻付け位置を規制する位置規制手段と、テープ状記録媒
体の巻付け位置が回転ヘツドの走査軌跡に対して所定の
位置関係を保つように、位置規制手段を所定方向に移動
自在に制御する制御手段とを設けるようにしたことによ
り、テープ状記録媒体の記録面に常に所定角度の傾きを
もつてトラツクを形成することができ、かくして簡易な
構成のかつトラツキング精度を向上させ得る信号記録再
生装置を実現できる。
【0087】また上述のように本発明によれば、ドラム
に回転自在に取り付けられた回転ヘツドを有し、ドラム
に巻き付けた状態で走行するテープ状記録媒体に対して
回転ヘツドが順次斜めに走査しながらテープ状記録媒体
に信号を記録する信号記録装置にテープ状記録媒体の巻
付け位置を規制する位置規制手段と、テープ状記録媒体
の巻付け位置が回転ヘツドの走査軌跡に対して所定の位
置関係を保つように、位置規制手段を所定方向に移動自
在に制御する制御手段とを設けるようにしたことによ
り、テープ状記録媒体の記録面に常に所定角度の傾きを
もつてトラツクを形成することができ、かくして簡易な
構成のかつトラツキング精度を向上させ得る信号記録装
置を実現できる。
【0088】さらに上述のように本発明によれば、ドラ
ムに回転自在に取り付けられた回転ヘツドを有し、ドラ
ムに巻き付けた状態で走行するテープ状記録媒体に対し
て回転ヘツドが順次斜めに走査しながらテープ状記録媒
体に記録された信号を再生する信号再生装置にテープ状
記録媒体の巻付け位置を規制する位置規制手段と、テー
プ状記録媒体の巻付け位置が回転ヘツドの走査軌跡に対
して所定の位置関係を保つように、位置規制手段を所定
方向に移動自在に制御する制御手段とを設けるようにし
たことにより、テープ状記録媒体に記録された記録トラ
ツクと回転ヘツドの走査軌跡を一致させることができ、
かくして簡易な構成のかつトラツキング精度を向上させ
得る信号再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるビデオテープレコーダの説
明に供する構成図である。
【図2】本実施の形態によるドラムの構造の説明に供す
る部分的断面図である。
【図3】本実施の形態によるドラムの説明に供する下視
図である。
【図4】本実施の形態による通常再生モード時のトラツ
キングの手順の説明に供する部分的断面図である。
【図5】本実施の形態によるドラムのPGずれの説明に
供する構成図である。
【図6】本実施の形態による変速再生モード時のヘツド
軌跡の説明に供する構成図である。
【図7】従来のドラムの説明に供する部分的断面図であ
る。
【符号の説明】
1、1′……ドラム、2……筐体内部、3……下ドラ
ム、3A……下ドラム基準面、3X、10……リード、
4……スキヤナ、5A、5B……磁気ヘツド、6……磁
気テープ、7、8……規制ガイド、9……ビデオテープ
レコーダ、10A……リード基準面、11A、11B、
11C、11D……圧電素子、12A、12B、12
C、12D……距離センサ、13……トラツク、14、
15……ヘツド軌跡、17……記録信号処理部、18…
…再生信号処理部、19、24、29……増幅器、20
……電圧換算部、21A、21B……電圧差比較部、2
2、32……スイツチ、23……制御回路、25……検
出温度ホールド回路、26……温度差検出部、27……
PGタイミング検出部、28……回転駆動制御回路、3
0……RF信号検出部、31……オフトラツク量検出
部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムに回転自在に取り付けられた回転ヘ
    ツドを有し、上記ドラムに巻き付けた状態で走行するテ
    ープ状記録媒体に対して上記回転ヘツドが順次斜めに走
    査しながら上記テープ状記録媒体に信号を記録し、及び
    又は上記テープ状記録媒体に記録された上記信号を再生
    する信号記録再生装置において、 上記テープ状記録媒体の上記巻付け位置を規制する位置
    規制手段と、 上記テープ状記録媒体の上記巻付け位置が上記回転ヘツ
    ドの走査軌跡に対して所定の位置関係を保つように、上
    記位置規制手段を所定方向に移動自在に制御する制御手
    段とを具えることを特徴とする信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記位置規制手段は、 上記ドラムの外周側に設けられ、上記テープ状記録媒体
    の縁部を案内することにより上記テープ状記録媒体の上
    記案内する位置を規制する第1の規制部材と、上記テー
    プ状記録媒体の少なくとも2箇所以上の巻付け位置を規
    制する第2の規制部材とを一体に保持してなることを特
    徴とする請求項1に記載の信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、 上記第1の基準面に対する上記位置規制手段との位置を
    検出する位置検出手段と、 上記テープ状記録媒体に形成された記録トラツクに対す
    る上記回転ヘツドの上記走査軌跡のずれを検出するずれ
    検出手段と、 上記位置検出手段又は上記ずれ検出手段から与えられる
    制御信号に基づいて上記位置規制手段を所定の第1の基
    準面に対して移動自在に支持する支持手段と、 上記テープ状記録媒体に信号を記録するときは上記位置
    検出手段の制御信号を選択し、上記テープ状記録媒体に
    記録された信号を再生するときは上記ずれ検出手段の制
    御信号を選択する選択手段と、 上記選択手段の出力に応じて、上記テープ状記録媒体に
    信号を記録するときは上記位置検出手段の制御信号に基
    づいて、上記テープ状記録媒体に記録される上記回転ヘ
    ツドの上記走査軌跡が所定位置となるように上記支持手
    段を制御し、 上記テープ状記録媒体に記録された信号を再生するとき
    は上記ずれ検出手段の制御信号に基づいて、上記テープ
    状記録媒体に記録された記録トラツクと上記回転ヘツド
    の上記走査軌跡が一致するように上記支持手段を駆動す
    る駆動手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載
    の信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】上記支持手段は、複数の圧電素子からなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】ドラムに回転自在に取り付けられた回転ヘ
    ツドを有し、上記ドラムに巻き付けた状態で走行するテ
    ープ状記録媒体に対して上記回転ヘツドが順次斜めに走
    査しながら上記テープ状記録媒体に信号を記録する信号
    記録装置において、 上記テープ状記録媒体の上記巻付け位置を規制する位置
    規制手段と、 上記テープ状記録媒体の上記巻付け位置が上記回転ヘツ
    ドの走査軌跡に対して所定の位置関係を保つように、上
    記位置規制手段を所定方向に移動自在に制御する制御手
    段とを具えることを特徴とする信号記録装置。
  6. 【請求項6】上記位置規制手段は、 上記ドラムの外周側に設けられ、上記テープ状記録媒体
    の縁部を案内することにより、上記テープ状記録媒体の
    上記案内する位置を規制する第1の規制部材と、 上記テープ状記録媒体の少なくとも2箇所以上の巻付け
    位置を規制する第2の規制部材とを一体に保持してなる
    ことを特徴とする請求項5に記載の信号記録装置。
  7. 【請求項7】上記制御手段は、 上記第1の基準面に対する上記位置規制手段との位置を
    検出する位置検出手段と、 上記位置検出手段から与えられる制御信号に基づいて上
    記位置規制手段を所定の第1の基準面に対して移動自在
    に支持する支持手段と、 上記位置検出手段の制御信号に基づいて、上記テープ状
    記録媒体に記録される上記回転ヘツドの上記走査軌跡が
    所定位置となるように上記支持手段を駆動する駆動手段
    とを具えることを特徴とする請求項5に記載の信号記録
    装置。
  8. 【請求項8】上記支持手段は、複数の圧電素子からなる
    ことを特徴とする請求項7に記載の信号記録装置。
  9. 【請求項9】ドラムに回転自在に取り付けられた回転ヘ
    ツドを有し、上記ドラムに巻き付けた状態で走行するテ
    ープ状記録媒体に対して上記回転ヘツドが順次斜めに走
    査しながら上記テープ状記録媒体に記録された上記信号
    を再生する信号再生装置において、 上記テープ状記録媒体の上記巻付け位置を規制する位置
    規制手段と、 上記テープ状記録媒体の上記巻付け位置が上記回転ヘツ
    ドの走査軌跡に対して所定の位置関係を保つように、上
    記位置規制手段を所定方向に移動自在に制御する制御手
    段とを具えることを特徴とする信号再生装置。
  10. 【請求項10】上記位置規制手段は、 上記ドラムの外周側に設けられ、上記テープ状記録媒体
    の縁部を案内することにより、上記テープ状記録媒体の
    上記案内する位置を規制する第1の規制部材と、 上記テープ状記録媒体の少なくとも2箇所以上の巻付け
    位置を規制する第2の規制部材とを一体に保持してなる
    ことを特徴とする請求項9に記載の信号再生装置。
  11. 【請求項11】上記制御手段は、 上記テープ状記録媒体に形成された記録トラツクに対す
    る上記回転ヘツドの上記走査軌跡のずれを検出するずれ
    検出手段と、 上記ずれ検出手段から与えられる制御信号に基づいて上
    記位置規制手段を所定の第1の基準面に対して移動自在
    に支持する支持手段と、 上記ずれ検出手段の制御信号に基づいて、上記テープ状
    記録媒体に記録された記録トラツクと上記回転ヘツドの
    上記走査軌跡が一致するように上記支持手段を駆動する
    駆動手段とを具えることを特徴とする請求項9に記載の
    信号再生装置。
  12. 【請求項12】上記支持手段は、複数の圧電素子からな
    ることを特徴とする請求項11に記載の信号再生装置。
JP9209451A 1997-08-04 1997-08-04 信号記録再生装置 Pending JPH1153790A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102146297A (zh) * 2011-03-04 2011-08-10 苏州久泰集团公司 一种环保芳烃油的生产方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102146297A (zh) * 2011-03-04 2011-08-10 苏州久泰集团公司 一种环保芳烃油的生产方法

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