JPH1153615A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH1153615A
JPH1153615A JP21522297A JP21522297A JPH1153615A JP H1153615 A JPH1153615 A JP H1153615A JP 21522297 A JP21522297 A JP 21522297A JP 21522297 A JP21522297 A JP 21522297A JP H1153615 A JPH1153615 A JP H1153615A
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JP
Japan
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input
output
sensor
proximity sensor
automatic transaction
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Application number
JP21522297A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Ohashi
一之 大橋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近接センサを備えた自動取引装置が複数設置
されている場合、干渉が発生することを防ぐ。 【解決手段】 超音波発信子17からの発信を止めた状
態で、CPU26は受信チェック回路/レジスタ25を
リードして超音波受信子18で外来超音波を受信してい
るか否か検出し、外来超音波の入力がないことを検出し
た場合、もしくは、外来超音波の入力があっても、一定
時間内にその入力が無くなったことを検出すると、超音
波発信子17から超音波を発信して近接センサによる距
離検出動作を行う。また、外来超音波の入力があり、そ
れが一定時間連続してあったことを検出すると、超音波
発信子17から超音波を発信せず、近接センサによる距
離検出動作を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等に設置
され、顧客の操作で現金の入出金等を行う自動取引装置
に関し、特に、超音波または赤外線を利用した近接セン
サを備えた自動取引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動取引装置での近接センサの
主な機能は、顧客の有無を検出あるいは顧客までの距離
を計測して、無人の場合は省エネやCRTディスプレイ
の焼き付き防止のためにCRTディスプレイを消した
り、顧客が媒体を受け取らずに装置より一定距離離れた
場合、音声で取り忘れ警告を与えるものである。前者を
無人検出機能、後者を取り忘れ検出機能という。
【0003】従来の近接センサの検出方式は、超音波を
利用した場合では、自動取引装置正面に取り付けた超音
波発信子から発信された超音波が、壁または顧客に反射
して戻ってきた反射波を、同じく装置正面に取り付けた
超音波受信子で受信し、その時間差を計測することで、
超音波の空気中での伝達速度はほぼ一定のため顧客まで
の距離を算出可能とするものである。
【0004】また、赤外線を利用した場合では、自動取
引装置正面に取り付けた赤外線発光素子から発光された
赤外線が壁または顧客に反射して戻ってきた反射光を、
同じく装置正面に取り付けた赤外線受光素子で受光し、
電圧に変換してその電圧レベルにより顧客の有無や距離
を検知することができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の近接センサを備えた自動取引装置では、同一波
長の超音波や同一波長の赤外線を使用した近接センサを
備えた自動取引装置を向かい合わせや並列で設置した場
合、各装置の近接センサが常時検出動作を行っているた
め、干渉が発生するが、受信した超音波あるいは赤外線
が、自分の反射波あるいは反射光か、他の装置のかの区
別が付かないので、誤検出をすることが多く技術的に満
足できるものではなかった。
【0006】また、干渉が発生しても、目視で確認でき
ないため、原因追求に膨大な時間を要するものであっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、出力側のセンサとして、超音波もしく
は赤外線を出力するセンサを備えるとともに、この出力
側のセンサに対応して超音波もしくは赤外線の入力を受
ける入力側のセンサを備え、目標物からの反射の入力を
受けて、目標物との距離を検出する近接センサを備えた
自動取引装置において、前記出力側のセンサからの出力
を止めた状態で、入力側のセンサで入力があるか否かを
検出し、入力を検出しないと、出力側のセンサからの出
力を行って近接センサによる検出動作を行い、出力側の
センサからの出力を止めた状態で、入力を検出すると、
近接センサによる検出動作を行わない制御手段を備えた
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の自動取引装置の一
例を示す外観斜視図である。図において、1は装置正面
中央に設けられた近接センサである。2は顧客カード挿
入・レシート排出口、3は通帳挿入・排出口、4は紙幣
挿入受取口、5は硬貨挿入受取口、6は顧客操作用のC
RTディスプレイ等の視覚表示装置、7は前記視覚表示
装置6の表示面上に設けられる顧客入力用のタッチセン
サ、8は顧客への音声誘導用のスピーカである。
【0009】図2は本実施の形態の自動取引装置の内部
構成ブロック図である。9は前記近接センサ1を制御し
て、顧客の有無および顧客までの距離を計測する近接セ
ンサ制御部、10は顧客の取引カードに設けられている
磁気ストライプの保持データを読み取るとともに、取引
明細であるレシートを印字作成するカードリーダプリン
タ、11は顧客の通帳に取引内容を印字する通帳記帳
機、12は支払い取引時の紙幣を計数し前記紙幣挿入受
取口4に集積するとともに、入金取引時に紙幣挿入受取
口4に挿入された紙幣を計数し保管する紙幣入出金機、
13は支払い取引時の硬貨を計数し前記硬貨挿入受取口
5に集積するとともに、入金取引時に硬貨挿入受取口5
に挿入された硬貨を計数し保管する硬貨入出金機、14
は各部の故障や障害および収納媒体の過不足等の情報を
表示する係員操作パネル、16は顧客誘導音声を前記ス
ピーカ8へ出力するための音声合成装置、15は前記各
構成要素を含めて自動取引装置全体の制御を行う主制御
部であり、各構成要素間の制御は主制御部15で行う。
なお、この主制御部15には、図1で説明した視覚表示
装置6およびタッチセンサ7も接続されている。
【0010】図3は近接センサ制御部の第1の実施の形
態を示す内部ブロック図であり、近接センサとして超音
波を用いた場合を例に説明する。17は超音波発信子、
18は超音波受信子で、図1で説明した近接センサ1を
構成する。19は増幅等の処理を行う送信回路、20は
増幅等の処理を行う受信回路、21は基本となるクロッ
クを生成するクロックパルス発生器、22は前記クロッ
クパルス発生器21からのクロックを基にして送信波形
を生成し、反射波との差分を検出するタイミングコント
ロール回路、23は送信波と反射波の差分をカウント
し、距離データとしてレジスタへセットすると同時にC
PU26に割り込み(INT)を与えるカウンタ回路/
レジスタ、24は前記タイミングコントロール回路22
のON/OFF制御する計測動作指示レジスタで、通常
のOFF時は超音波発信は停止状態で、ONすること
で、超音波発信子17が一測定分のみの超音波を発信し
停止する。25は受信の有無を判定するための受信チェ
ック回路/レジスタである。CPU26は、計測データ
を自動取引装置の主制御部15に通知したり、超音波の
発信をコントロールする。
【0011】以下に、第1の実施の形態の近接センサ制
御部を搭載した自動取引装置の動作を説明する。自動取
引装置の電源を投入して、運用に入ると、主制御部15
は近接センサ制御部9のCPU26に運用に入った事を
通知する。CPU26は、計測動作指示レジスタ24を
OFF、すなわち、超音波発信子17から超音波を発信
しない状態で、受信チェック回路/レジスタ25をリー
ドして、外来からの超音波入力の有無を検出する。外来
からの超音波入力がないことを検出すると、計測動作指
示レジスタ24に動作指示を与える。外来からの超音波
入力がある場合は、一定時間、受信チェック回路/レジ
スタ25をリードして、外来からの超音波が無くなるの
を待つ。一定時間内に外来からの超音波入力が無くなる
と、計測動作指示レジスタ24に動作指示を与える。一
定時間経過しても、外来からの超音波入力がある場合
は、後述する検出動作を行わない。
【0012】外来からの超音波入力がなく、計測動作指
示レジスタ24に動作指示が与えられた場合、一計測分
の超音波波形がタイミングコントロール回路22で生成
され、送信回路19へ送られ、送信回路19で電力増幅
された計測波形が超音波発信子17で超音波として自動
取引装置正面から発信される。自動取引装置の前に顧客
がいない場合、超音波は壁に反射して反射波として超音
波受信子18に戻ってくる。また、自動取引装置の前に
顧客がいる場合、超音波は人体に反射して反射波として
超音波受信子18に戻ってくる。受信回路20で増幅お
よび整形した波形は、タイミングコントロール回路22
で送信波形との時間差分を算出し、カウンタ回路/レジ
スタ23で距離データとして値をセットする。カウンタ
回路/レジスタ23に値がセットされたことで、CPU
26に割り込み(INT)が入って該CPU26がカウ
ンタ回路/レジスタ23をリードすることで、顧客の有
無あるいは顧客との距離を検出する。
【0013】以後、CPU26は、計測動作指示レジス
タ24をOFF、すなわち、超音波発信子17から超音
波を発信しない状態で、受信チェック回路/レジスタ2
5をリードして、外来からの超音波入力がないことを検
出した場合のみ、計測動作指示レジスタ24に動作指示
を与え、上述したように顧客の有無あるいは顧客との距
離を検出する。
【0014】以上説明したように、外来超音波入力があ
る場合、近接センサによる検出動作を行わないようにし
たので、他装置との干渉を未然に防止し、誤検出を防止
することができる。次に、外来からの超音波入力がある
場合の動作について説明する。外来からの超音波入力が
ある場合で、一定時間、例えば、1分間連続して外来超
音波の入力がある場合は、CPU26は、主制御部15
に外来超音波で近接センサが使用不可能である旨を通知
する。
【0015】主制御部15は、係員操作パネル14に、
外来超音波で近接センサが使用不可能であることを表示
して、係員に障害を連絡する。以上説明したように、干
渉が頻繁に発生した場合、係員に通知することで、原因
の究明が迅速に行えるようになる。次に、外来からの超
音波入力がある場合の他の動作について説明する。
【0016】外来からの超音波入力がある場合で、一定
時間、例えば、1分間連続して外来超音波の入力がある
場合は、CPU26は、主制御部15に外来超音波で近
接センサが使用不可能である旨を通知する。そして、C
PU26は、HALTすることで近接センサ制御部9全
体の動作を停止させる。主制御部15は、近接センサが
ない状態で自動取引装置を運用する。このとき、無人検
出機能と取り忘れ検出機能は動作停止するが、自動取引
装置は運用可能である。
【0017】以上説明したように、干渉が頻繁に発生し
た場合、自動的に近接センサの運用を縮退し、近接セン
サによる検出動作を停止することで、省エネを実現でき
る。ここで、図1および図2で説明した自動取引装置に
おいて、顧客カード挿入・レシート排出口2、通帳挿入
・排出口3、紙幣挿入受取口4および硬貨挿入受取口5
には、媒体の有無を検出するための媒体検出センサがそ
れぞれ設けられている。主制御部15は、この媒体検出
センサの出力から、各排出口や挿入受取口に媒体がある
かどうか検出する。そして、近接センサ1による検出動
作を、媒体の有無と関連付けて制御することとする。
【0018】以下にその動作を説明する。顧客が自動取
引装置で取引を行い、顧客カード挿入・レシート排出口
2、通帳挿入・排出口3、紙幣挿入受取口4あるいは硬
貨挿入受取口5に顧客が受け取るべき媒体があると主制
御部15が検出すると、該主制御部15はCPU26に
対して検出開始の指示を通知する。
【0019】主制御部15は、顧客が受け取るべき媒体
がない場合は、CPU26に対して検出開始の指示を通
知しない。よって、顧客が受け取るべき媒体がない場合
は、超音波発信子17から超音波を発信しないようにす
る。CPU26は、主制御部15が媒体有りを検出する
と、計測動作指示レジスタ24をOFF、すなわち、超
音波発信子17から超音波を発信しない状態で、受信チ
ェック回路/レジスタ25をリードして、外来からの超
音波入力の有無を検出する。外来からの超音波がないこ
とを検出すると、計測動作指示レジスタ24に動作指示
を与える。外来からの超音波入力がある場合は、一定時
間、受信チェック回路/レジスタ25をリードして、外
来からの超音波が無くなるのを待つ。一定時間内に外来
からの超音波入力が無くなると、計測動作指示レジスタ
24に動作指示を与える。一定時間経過しても、外来か
らの超音波入力がある場合は、検出動作を行わない。
【0020】外来からの超音波入力がある場合で、一定
時間連続して外来超音波の入力がある場合は、CPU2
6は、主制御部15に外来超音波で近接センサが使用不
可能である旨を通知する。そして、CPU26は、HA
LTすることで近接センサ制御部9全体の動作を停止さ
せる。主制御部15は、近接センサがない状態で自動取
引装置の運用を続行する。このとき、近接センサを用い
て取り忘れ防止を行うことができないので、例えば、一
定時間経過しても媒体の受取が検出されない場合は、媒
体の受取を促す文言を出力する制御を行うようにする。
【0021】外来からの超音波がなく、計測動作指示レ
ジスタ24に動作指示が与えられた場合、一計測分の超
音波波形がタイミングコントロール回路22で生成さ
れ、送信回路19へ送られ、送信回路19で電力増幅さ
れた計測波形が超音波発信子17で超音波として自動取
引装置正面から発信される。発信された超音波は、人体
に反射して反射波として超音波受信子18に戻ってく
る。受信回路20で増幅および整形した波形は、タイミ
ングコントロール回路22で送信波形との時間差分を算
出し、カウンタ回路/レジスタ23で距離データとして
値をセットする。カウンタ回路/レジスタ23に値がセ
ットされたことで、CPU26に割り込み(INT)が
入って該CPU26がカウンタ回路/レジスタ23をリ
ードすることで、顧客との距離を検出する。
【0022】以後、CPU26は、顧客が受け取るべき
媒体があり、計測動作指示レジスタ24をOFF、すな
わち、超音波発信子17から超音波を発信しない状態
で、受信チェック回路/レジスタ25をリードして、外
来からの超音波入力がないことを検出した場合のみ、計
測動作指示レジスタ24に動作指示を与え、顧客との距
離を検出する。
【0023】上述した検出動作で、顧客が装置から一定
距離、例えば1m離れていることを検出すると、CPU
26は主制御部15に通知する。主制御部15は、顧客
が装置から一定距離以上離れたとの通知を受けると、音
声合成装置16に対して媒体の種類に応じてその媒体の
受取を促す文言を合成して出力する指示を出し、これを
受けて音声合成装置16は文言を合成し、スピーカ8か
ら出力する。
【0024】なお、主制御部15は、媒体が受け取られ
たことを検出すると、CPU26に検出停止の指示を通
知する。これを受けてCPU26は、検出動作を停止す
る。以上説明したように、顧客が受け取るべき媒体があ
る場合のみ、近接センサによる検出動作を行うようにし
たことで、超音波の発信を最低限に抑え、他装置への干
渉を防止することができる。また、最低限の動作とする
ことで、省エネにもつながる。
【0025】図4は近接センサ制御部の第2の実施の形
態を示す内部ブロック図であり、近接センサとして赤外
線を用いた場合を例に説明する。27は赤外線発光LE
D、28は赤外線受光LEDで、図1で説明した近接セ
ンサ1を構成する。29は増幅等の処理を行う送信回
路、30は増幅等の処理を行う受信回路、31はアナロ
グの受光レベルをデジタル化し距離値とするA/Dコン
バータ等の受光レベル変換回路で、変換されたデータは
距離レジスタ32にセットされ、CPU35が該距離レ
ジスタ32をリードすることで、測定距離を検出する。
【0026】33は前記送信回路29をON/OFF制
御する計測動作指示レジスタで、通常のOFF時は赤外
線発光は停止状態で、ONすることで、赤外線発光LE
D27が一定時間赤外線を発光し停止する。34は受光
の有無を判定するための受光チェック回路/レジスタで
ある。CPU35は、計測データを自動取引装置の主制
御部15に通知したり、赤外線の発光をコントロールす
る。
【0027】以下に、第2の実施の形態の近接センサ制
御部を搭載した自動取引装置の動作を説明する。自動取
引装置の電源を投入して、運用に入ると、主制御部15
は近接センサ制御部9のCPU35に運用に入った事を
通知する。CPU35は、計測動作指示レジスタ33を
OFF、すなわち、赤外線発光LED27から赤外線を
発光しない状態で、受光チェック回路/レジスタ34を
リードして、外来からの赤外線入力の有無を検出する。
外来からの赤外線入力がないことを検出すると、計測動
作指示レジスタ33に動作指示を与える。外来からの赤
外線入力がある場合は、一定時間、受光チェック回路/
レジスタ34をリードして、外来からの赤外線が無くな
るのを待つ。一定時間内に外来からの赤外線入力が無く
なると、計測動作指示レジスタ33に動作指示を与え
る。一定時間経過しても、外来からの赤外線入力がある
場合は、後述する検出動作を行わない。
【0028】外来からの赤外線入力がなく、計測動作指
示レジスタ33に動作指示が与えられた場合、一定時間
分の赤外線発光指示を送信回路29へ送り、該送信回路
29で増幅された信号が赤外線発光LED27で赤外線
として自動取引装置正面から発信される。自動取引装置
の前に顧客がいない場合、赤外線は壁に反射して反射光
として赤外線受光LED28に戻ってくる。また、自動
取引装置の前に顧客がいる場合、赤外線は人体に反射し
て反射光として赤外線受光LED28に戻ってくる。受
信回路30で増幅したアナログ波形は、受光レベル変換
回路31で距離値としてデジタル化され、距離レジスタ
32で距離データとして値をセットする。
【0029】そして、CPU35が距離レジスタ32を
リードすることで、顧客との距離を検出する。以後、C
PU35は、計測動作指示レジスタ33をOFF、すな
わち、赤外線発光LED27から赤外線を発光しない状
態で、受光チェック回路/レジスタ34をリードして、
外来からの赤外線入力がないことを検出した場合のみ、
計測動作指示レジスタ33に動作指示を与え、上述した
ように顧客の有無あるいは顧客との距離を検出する。
【0030】以上説明したように、外来赤外線入力があ
る場合、近接センサによる検出動作を行わないようにし
たので、他装置との干渉を未然に防止し、誤検出を防止
することができる。次に、外来からの赤外線入力がある
場合の動作について説明する。外来からの赤外線入力が
ある場合で、一定時間、例えば、1分間連続して外来赤
外線の入力がある場合は、CPU35は、主制御部15
に外来赤外線で近接センサが使用不可能である旨を通知
する。
【0031】主制御部15は、係員操作パネル14に、
外来赤外線で近接センサが使用不可能であることを表示
して、係員に障害を連絡する。以上説明したように、干
渉が頻繁に発生した場合、係員に通知することで、原因
の究明が迅速に行えるようになる。次に、外来からの赤
外線入力がある場合の他の動作について説明する。
【0032】外来からの赤外線入力がある場合で、一定
時間、例えば、1分間連続して外来赤外線の入力がある
場合は、CPU35は、主制御部15に外来赤外線で近
接センサが使用不可能である旨を通知する。そして、C
PU35は、HALTすることで近接センサ制御部9全
体の動作を停止させる。主制御部15は、近接センサが
ない状態で自動取引装置を運用する。このとき、無人検
出機能と取り忘れ検出機能は動作停止するが、自動取引
装置は運用可能である。
【0033】以上説明したように、干渉が頻繁に発生し
た場合、自動的に近接センサの運用を縮退し、近接セン
サによる検出動作を停止することで、省エネを実現でき
る。ここで、図1および図2で説明した自動取引装置に
おいて、顧客カード挿入・レシート排出口2、通帳挿入
・排出口3、紙幣挿入受取口4および硬貨挿入受取口5
には、媒体の有無を検出するための媒体検出センサがそ
れぞれ設けられている。主制御部15は、この媒体検出
センサの出力から、各排出口や挿入受取口に媒体がある
かどうか検出する。そして、近接センサ1による検出動
作を、媒体の有無と関連付けて制御することとする。
【0034】以下にその動作を説明する。顧客が自動取
引装置で取引を行い、顧客カード挿入・レシート排出口
2、通帳挿入・排出口3、紙幣挿入受取口4あるいは硬
貨挿入受取口5に顧客が受け取るべき媒体があると主制
御部15が検出すると、該主制御部15はCPU35に
対して検出開始の指示を通知する。
【0035】主制御部15は、顧客が受け取るべき媒体
がない場合は、CPU35に対して検出開始の指示を通
知しない。よって、顧客が受け取るべき媒体がない場合
は、赤外線発光LED27から赤外線を発光しないよう
にする。CPU35は、主制御部15が媒体有りを検出
すると、計測動作指示レジスタ33をOFF、すなわ
ち、赤外線発光LED27から赤外線を発光しない状態
で、受光チェック回路/レジスタ34をリードして、外
来からの赤外線入力の有無を検出する。外来からの赤外
線入力がないことを検出すると、計測動作指示レジスタ
33に動作指示を与える。外来からの赤外線入力がある
場合は、一定時間、受光チェック回路/レジスタ34を
リードして、外来からの赤外線が無くなるのを待つ。一
定時間内に外来からの赤外線入力が無くなると、計測動
作指示レジスタ33に動作指示を与える。一定時間経過
しても、外来からの赤外線入力がある場合は、後述する
検出動作を行わない。
【0036】外来からの赤外線入力がある場合で、一定
時間連続して外来赤外線の入力がある場合は、CPU3
5は、主制御部15に外来赤外線で近接センサが使用不
可能である旨を通知する。そして、CPU35は、HA
LTすることで近接センサ制御部9全体の動作を停止さ
せる。主制御部15は、近接センサがない状態で自動取
引装置の運用を続行する。このとき、近接センサを用い
て取り忘れ防止を行うことができないので、例えば、一
定時間経過しても媒体の受取が検出されない場合は、媒
体の受取を促す文言を出力する制御を行うようにする。
【0037】外来からの赤外線入力がなく、計測動作指
示レジスタ33に動作指示が与えられた場合、一定時間
分の赤外線発光指示を送信回路29へ送り、該送信回路
29で増幅された信号が赤外線発光LED27で赤外線
として自動取引装置正面から発信される。発光された赤
外線は、人体に反射して反射光として赤外線受光LED
28に戻ってくる。受信回路30で増幅したアナログ波
形は、受光レベル変換回路31で距離値としてデジタル
化され、距離レジスタ32で距離データとして値をセッ
トする。
【0038】そして、CPU35が距離レジスタ32を
リードすることで、顧客との距離を検出する。以後、C
PU35は、顧客が受け取るべき媒体があり、計測動作
指示レジスタ33をOFF、すなわち、赤外線発光LE
D27から赤外線を発光しない状態で、受光チェック回
路/レジスタ34をリードして、外来からの赤外線入力
がないことを検出した場合のみ、計測動作指示レジスタ
33に動作指示を与え、上述したように顧客との距離を
検出する。
【0039】上述した検出動作で、顧客が装置から一定
距離、例えば1m離れていることを検出すると、CPU
35は主制御部15に通知する。主制御部15は、顧客
が装置から一定距離以上離れたとの通知を受けると、音
声合成装置16に対して媒体の種類に応じてその媒体の
受取を促す文言を合成して出力する指示を出し、これを
受けて音声合成装置16は文言を合成し、スピーカ8か
ら出力する。
【0040】なお、主制御部15は、媒体が受け取られ
たことを検出すると、CPU35に検出停止の指示を通
知する。これを受けてCPU35は、検出動作を停止す
る。以上説明したように、顧客が受け取るべき媒体があ
る場合のみ、近接センサによる検出動作を行うようにし
たことで、超音波の発信を最低限に抑え、他装置への干
渉を防止することができる。また、最低限の動作とする
ことで、省エネにもつながる。
【0041】なお、本発明は、自動取引装置として金融
機関で使用されるものを例に説明したが、自動発券機や
自動契約機等の一般の顧客が操作する無人で作動する装
置全てに適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、超音波
あるいは赤外線を利用した近接センサで、発信あるいは
発光センサからの出力を止めた状態で、受信あるいは受
光センサで入力があるか否かを検出し、入力がない場
合、あるいは一旦入力があっても一定時間内に入力がな
くなった場合は、近接センサによる検出動作を開始し、
発信あるいは発光センサからの出力を止めた状態で、一
定時間連続して入力があると、近接センサによる検出動
作を行わないようにしたので、他の装置との干渉を事前
に防ぎ、誤検出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引装置の一例を示す外観斜視図
【図2】本実施の形態の自動取引装置の内部構成ブロッ
ク図
【図3】近接センサ制御部の第1の実施の形態を示す内
部ブロック図
【図4】近接センサ制御部の第2の実施の形態を示す内
部ブロック図
【符号の説明】
1 近接センサ 9 近接センサ制御部 15 主制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力側のセンサとして、超音波もしくは
    赤外線を出力するセンサを備えるとともに、この出力側
    のセンサに対応して超音波もしくは赤外線の入力を受け
    る入力側のセンサを備え、目標物からの反射の入力を受
    けて、目標物との距離を検出する近接センサを備えた自
    動取引装置において、 前記出力側のセンサからの出力を止めた状態で、入力側
    のセンサで入力があるか否かを検出し、入力を検出しな
    いと、出力側のセンサからの出力を行って近接センサに
    よる検出動作を行い、 出力側のセンサからの出力を止めた状態で、入力を検出
    すると、近接センサによる検出動作を行わない制御手段
    を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、出力側のセンサからの出力を止めた状
    態で、入力を検出した後、一定時間以内に入力を検出し
    なくなると、出力側のセンサからの出力を行って近接セ
    ンサによる検出動作を行うことを特徴とする自動取引装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記制御手段は、出力側のセンサからの出力を止めた状
    態で、入力を検出した後、一定時間連続して入力を検出
    すると、他の装置からの干渉をうけていると判断して通
    知することを特徴とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記制御手段は、出力側のセンサからの出力を止めた状
    態で、入力を検出した後、一定時間連続して入力を検出
    すると、近接センサによる検出動作を行わずに装置の運
    用を行うことを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、 前記制御手段は、顧客が受け取るべき媒体が受取口にあ
    ることを検出すると、出力側のセンサからの出力を止め
    た状態で、入力側のセンサで入力があるか否かを検出
    し、入力を検出しないと、出力側のセンサからの出力を
    行って近接センサによる検出動作を行い、顧客が一定距
    離以上離れると、取り忘れを顧客に通知し、 出力側のセンサからの出力を止めた状態で、入力を検出
    すると、近接センサによる検出動作を行わないことを特
    徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記制御手段は、媒体の受取を検出すると、近接センサ
    による検出動作を停止することを特徴とする自動取引装
    置。
JP21522297A 1997-08-08 1997-08-08 自動取引装置 Pending JPH1153615A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012191637A (ja) * 2007-01-05 2012-10-04 Apple Inc バックライトおよび環境光センサ・システム

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