JPH1153210A - エミュレーション用マイクロコンピュータ - Google Patents

エミュレーション用マイクロコンピュータ

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JPH1153210A
JPH1153210A JP9211858A JP21185897A JPH1153210A JP H1153210 A JPH1153210 A JP H1153210A JP 9211858 A JP9211858 A JP 9211858A JP 21185897 A JP21185897 A JP 21185897A JP H1153210 A JPH1153210 A JP H1153210A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部回路を必要とせず、且つVPP/MOD
E端子に高電圧信号を入力しなくてもフラッシュメモリ
セルフ書き込みのエミュレーションが行える、エミュレ
ーション用マイクロコンピュータを得る。 【解決手段】 レジスタ23、24がデータを記憶し、
リード/ライト生成部15、16がレジスタ23、24
の読み出し書き込みを制御し、ブレーク検出部25がイ
ンサーキットエミュレータのブレーク状態を検出しレジ
スタ23、24への書き込みを抑制する。フラッシュメ
モリセルフ書き込みのエミュレーションを行う際に、ブ
レーク状態においてレジスタ23、24のVPPビット
に「1」を書き込めるようにする。よって、VPP=
「1/0」の状態を作り出せ、ターゲットを用いてVP
P/MODE端子11に高電圧信号を入力しなくても、
フラッシュメモリセルフ書き込みのエミュレーションが
行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エミュレーション
用マイクロコンピュータに関し、特に、外部入力端子の
電圧レベルをセンスし、その結果をレジスタのリード値
とするエミュレーション用マイクロコンピュータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エミュレーション用マイクロコン
ピュータは、フラッシュメモリセルフ書き込み機能をエ
ミュレーションする、インサーキットエミュレータとし
て適用される。最近、フラッシュメモリ内蔵マイクロコ
ンピュータ(以下、フラッシュマイコンともいう)は、
ユーザのプログラムにより専用ライタを用いることなく
ファームウェアの制御により、ユーザのプログラムが格
納されているフラッシュメモリを書き換える機能を有す
るものが増加している。これはいわゆるフラッシュメモ
リセルフ書き込み機能であり、本機能の増加に伴い、こ
の機能をエミュレーションできるインサーキットエミュ
レータが求められている。
【0003】従来例のインサーキットエミュレータの構
成を、図5を参照して説明する。本従来例のインサーキ
ットエミュレータ100は、ターゲットシステム6とホ
スト7との間に設定される。このインサーキットエミュ
レータ100は、大きく分けると、エミュレーション部
101とデバッグ部2とで構成されている。一方のエミ
ュレーション部101は、ターゲットとなるマイコン
と、機能的に等価であるCPUエバチップ3と、ターゲ
ットマイコンの周辺部と機能的に等価である周辺エバチ
ップ102と、ターゲットマイコンのメモリに該当する
エミュレーションメモリ5と、で構成される。
【0004】上記インサーキットエミュレータ100の
構成部であるエミュレーション部101においては、タ
ーゲットマイコンのCPU機能をCPUエバチップ3
で、ターゲットマイコンの周辺機能を周辺エバチップ1
02で、ターゲットマイコンのメモリをエミュレーショ
ンメモリ5で、それぞれエミュレーションしている。ま
た、ターゲットシステム6とのインターフェース(以
後、I/Fともいう)としてデバッグ部2との不図示の
I/Fを有する。周辺エバチップ102は、ターゲット
となるエミュレーション用マイクロコンピュータ(本従
来例ではフラッシュマイコンを適用している)をエミュ
レーションモードで使用することで周辺エバチップとし
て機能させている。デバッグ部2は、ブレーク機能やト
レース機能などのデバッグに必要な機能と、パソコンや
ワークステーションなどのホスト7とのI/Fと、エミ
ュレーション部101とのI/Fを有する。
【0005】図6は、図5の周辺エバチップ102のよ
り詳細な構成例を示すブロック図である。周辺エバチッ
プ102の詳細を、モード引き込み部と伴に示した本図
6を参照して以下に説明する。
【0006】周辺エバチップ102のRESET端子1
10には外部よりLOWアクティブであるRESET信
号30が入力されており、VPP/MODE端子111
にはモード引き込み部103からの出力信号111が入
力されている。モード引き込み部103は、外部からの
入力信号であるVPP信号120と、GND固定の信号
31との、どちらかを信号121として出力する機能を
もつセレクタである。RESET信号30がLOWレベ
ルになると信号31を選択し、RESET信号30がH
IGHレベルになると40μsec 経過後にVPP信号1
20を選択する。
【0007】モード検出部112は、周辺エバチップ1
02のモードを検出する機能を有する。RESET信号
30のLOWからHIGHレベルの立ち上がりエッジ
で、VPP/MODE端子111の信号121のレベル
を検出する。周辺エバチップ102は、信号121のレ
ベルがHIGHレベル以上ならば通常モードに、LOW
レベルならばエミュレーションモードに設定される。
【0008】高電圧検出部113は、高電圧(10V)
が印可されているかどうかを検出する機能を有する。V
PP/MODE端子111の信号121のレベルが10
VならばHIGHレベルを、そうでなければLOWレベ
ルを信号125へ出力する。デコード部114は、レジ
スタにアクセスする際のアドレスデコーダである。リー
ド/ライト信号生成部115は、FLPMCレジスタ1
17の書き込みと読み出しを制御する。FLPMCレジ
スタ117は8ビットのレジスタであるが、VPPビッ
ト(bit1)にはデータを書き込んで保持するラッチ
がなく、高電圧検出部113の出力信号をリードデータ
として出力する。
【0009】次に従来例のインサーキットエミュレータ
100において、フラッシュメモリセルフ書き込みのエ
ミュレーションを行う時の動作を、図5および図6を参
照して説明する。
【0010】フラッシュメモリセルフ書き込みは、フラ
ッシュマイコン中の通常は有効でない裏ROMへ格納さ
れているファームウェアをユーザのブートプログラムに
より有効にして実行させ、フラッシュメモリを書き換え
る機能である。ただ、実際にフラッシュメモリを書き換
えるには高電圧が必要である。よって、ファームウェア
が実行される前に、ブートプログラムで、フラッシュマ
イコンのVPP/MODE端子に高電圧(10V)が印
加されているかどうかを、FLPMCレジスタのVPP
ビットをリードすることによりチェックしなくてはなら
ない。このFLPMCレジスタのVPPビットが、VP
P=1ならば、VPP/MODE端子に高電圧が印加さ
れている状態である。
【0011】インサーキットエミュレータ100におい
て、エミュレーションメモリ5中のフラッシュメモリセ
ルフ書き込みのブートプログラムを実行すると、周辺エ
バチップ102のFLPMCレジスタのVPPビットを
リードする命令が実行される。この命令の実行は、VP
P/MODE端子111に10Vが印加されているかど
うかチェックするためである。このときの周辺エバチッ
プ102内の動作は、まずVPP信号120のレベルを
10Vにしておくと高電圧検出用のVPP/MODE端
子111にも10Vが印加され、高電圧検出部113に
より10Vが検出され、HIGHレベルの信号125が
出力される。ただし、VPP/MODE端子111はモ
ード検出との兼用端子であり、周辺エバチップ102
は、リセットされるとモードを設定する必要があるの
で、リセットでエミュレーションモード設定をしてその
後高電圧検出できるようにするために、モード引き込み
部103のようなセレクタをマイコン外部に必要とす
る。
【0012】次に、ブートプログラムでFLPMCレジ
スタのVPPビットをリードすると、アドレスデータバ
ス122にFLPMCレジスタのアドレスが送られてく
る。そしてデコード部114でアドレスがデコードされ
て出力信号123がHIGHレベルになる。信号123
によりリード/ライト信号生成部115がアクティブに
なると、リード信号124を出力しトライステートバッ
ファ116のゲートが開くことで、高電圧検出部113
からの出力信号125がFLPMCレジスタのVPPビ
ットのリード値としてアドレスデータバス122へと出
力され、VPP=1がリードできる。
【0013】以上のように、この機能をエミュレーショ
ンするとき、インサーキットエミュレータ100では、
フラッシュメモリではなくエミュレーションメモリ5を
書き換えるので、エミュレーションメモリ5の書き込み
自体に高電圧は必要ないが、ブートプログラムでFLP
MCレジスタのVPPビットをチェックするために、高
電圧を入力する必要がある。
【0014】本願発明と技術分野の類似する他の従来例
に特開平2−130640号公報の「マイクロコンピュ
ータ、エバリュエータチップ及びそれらを用いたエミュ
レータ」がある。本従来例は、通常の動作モードとエミ
ュレーションモードに切り換え可能とすると共に、エミ
ュレーションモードに大きなウェイトを占めている。エ
ミュレーションの提供がタイミング良く行われなければ
開発スケジュールに大きな支障を与える。この点で本発
明は効果的である、としている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、インサーキットエミュレータにおいてフ
ラッシュメモリのセルフ書き込みのエミュレーションを
行う際に、FLPMCレジスタのVPPビットは、VP
P/MODE端子の電圧レベルをセンスしてリードして
いるため、VPP/MODE端子に高電圧(10V)を
印加してVPP=1の状態を作らなければならない。ま
た、VPP/MODE端子は、高電圧検出とモード検出
の兼用端子であるために、モード引き込み部のようなセ
レクタの機能をもつ外部回路が必要になる問題を伴う。
【0016】本発明は、外部回路を必要とせず、且つV
PP/MODE端子に高電圧信号を入力しなくてもフラ
ッシュメモリセルフ書き込みのエミュレーションが行え
る、エミュレーション用マイクロコンピュータを提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のエミュレーション用マイクロコンピュータ
は、エミュレーションモードを検出するモード検出部
(12)と、データを記憶するレジスタ(23、24)
と、レジスタの読み出し書き込みを制御するリード/ラ
イト生成部(15、16)と、インサーキットエミュレ
ータのブレーク状態を検出しレジスタへの書き込みを抑
制するブレーク検出部(25)と、レジスタ(23、2
4)と外部入力端子とをモード検出部(12)が選択す
る選択部(18、19)と、を備えて構成されたことを
特徴としている。
【0018】さらに、上記のエミュレーション用マイク
ロコンピュータは、デコード部(14)を備え、このデ
コード部(14)からの出力信号(33)に基づき、リ
ード/ライト信号生成部(15、16)がレジスタの読
み出し書き込みを制御するとよい。
【0019】また、ブレーク検出部(25)は、ブレー
ク状態のときHIGHレベルの信号を出力し、ユーザの
プログラムが動いている状態のときLOWレベルの信号
を出力し、リード/ライト信号生成部(15および1
6)は、同一アドレスにマッピングされているとよい。
【0020】なお、上記のレジスタ(24)はVPPビ
ット(例えば、bit1)部にデータを書き込み保存す
るためのラッチ(21)を有して構成され、このラッチ
(21)はリセットで保存している値を変化させないこ
ととし、VPPビットはブレーク状態のみにおいてライ
トでき、このブレーク状態時にVPPビットを「1」ま
たは「0」とすることにより、フラッシュメモリセルフ
書き込みのエミュレーションを可能とするとよい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるエミュレーション用マイクロコンピュータの実施の
形態を詳細に説明する。図1〜図4を参照すると本発明
のエミュレーション用マイクロコンピュータの一実施形
態が示されている。
【0022】<第1の実施形態>図1は、本第1の実施
形態のエミュレーション用マイクロコンピュータを用い
たインサーキットエミュレータの構成図である。また、
図2は、図1のインサーキットエミュレータの一構成部
である周辺エバチップ4の、より詳細な構成図である。
【0023】本実施形態のエミュレーション用マイクロ
コンピュータを、周辺エバチップ4として適用したイン
サーキットエミュレータ8は、エミュレーション部1と
デバッグ部2とにより構成される。この構成部であるエ
ミュレーション部1は、エミュレーションメモリ5とC
PUエバチップ3と周辺エバチップ4とを有している。
なお、図1のインサーキットエミュレータ8の構成と図
5の従来例のインサーキットエミュレータ100との構
成上の相違点は、周辺エバチップ4および102にあ
る。よって、周辺エバチップ4の詳細図である図2を中
心に、本実施形態を説明する。
【0024】本実施形態の周辺エバチップ4には、図6
に示した従来例のモード引き込み部103のような外部
回路がなく、RESET信号30がRESET端子10
に、VPP/MODE端子11には信号31が直接入力
されて構成されている。モード検出部12は、従来例の
モード検出部112の機能に、通常モードならHIGH
レベルを、エミュレーションモードならLOWレベルを
出力する機能が追加されている。高電圧検出部13の機
能は、従来例の高電圧検出部113の機能と同一であ
る。また、デコード部14の機能も、従来例のデコード
部114の機能と同一である。
【0025】ブレーク検出部25は、インサーキットエ
ミュレータ8において、ユーザのプログラムが実行され
ていない状態(以下ブレーク状態とする)のときHIG
Hレベルの信号を出力し、ユーザのプログラムが動いて
いる状態のときLOWレベルの信号を出力する。
【0026】FLPMCレジスタ23の読み出し書き込
みを制御するリード/ライト信号生成部15と、FLP
MCレジスタ24の読み出し書き込みを制御するリード
/ライト信号生成部16は、同一アドレスにマッピング
されている。これらのリード/ライト信号生成部15お
よび16は、デコード部14からの出力信号33をモー
ド検出部12の出力信号34とその反転信号であるイン
バータ17の出力信号35とでそれぞれマスクしたAN
D19の出力信号36と、AND18の出力信号37と
で、どちらをアクティブにするかが選択される。
【0027】FLPMCレジスタ23は従来例のFLP
MCレジスタ117と同じ構成であり、リード/ライト
信号生成部15がアクティブなとき、周辺エバチップ4
は従来例の周辺エバチップ102と回路的に等価にな
る。
【0028】本実施形態のFLPMCレジスタ24は、
従来例のFLPMCレジスタ117とはVPPビットの
構成が異なる。つまり、データを書き込み保存するため
のラッチ21を有し、FLPMCレジスタ24のVPP
ビットは、リード/ライト信号生成部16のライト信号
出力39を、ブレーク検出部25の出力信号42でマス
クしたAND26の出力信号43によりデータライトが
できる。また、リード/ライト信号生成部16のリード
信号出力40により、トライステートバッファ22のゲ
ートを開き、データをリードすることができる。さら
に、ラッチ21はリセットで保存している値を変化させ
ない。
【0029】次に、第1の実施形態におけるフラッシュ
メモリセルフ書き込みのエミュレーション時の動作を、
図1および図2を用いて説明する。従来例と同様に、ユ
ーザのブートプログラム中ではFLPMCレジスタ2
3、24のVPPビットをリードして、VPP=1かど
うかチェックする。このチェックとエミュレーション開
始との関係は以下となる。
【0030】アドレスデータバス32にFLPMCレジ
スタのアドレスが送られてくると、デコード部14でア
ドレスがデコードされて出力信号33がHIGHレベル
になる。エミュレーションモード中は、信号35がHI
GHレベルになるので、リード/ライト信号生成部16
がアクティブになり、FLPMCレジスタ24にアクセ
スできる。
【0031】FLPMCレジスタ24のVPPビット
は、ブレーク状態のみにおいてライトできる。よって、
ブレーク状態時に、あらかじめデバッグ部2からFLP
MCレジスタ24のVPPビットに「1」または「0」
を書き込むようにホスト7に設定しておけば、VPP=
1または0、の状態を作ることができる。よって、VP
P/MODE端子11に高電圧を印可しなくても、フラ
ッシュメモリセルフ書き込みのエミュレーションが行え
るようになる。
【0032】また、外部端子の電圧レベルをセンスする
必要がないため、VPP/MODE端子11はモード検
出用の端子としてだけ機能すればよい。故に、GNDに
固定しておけば、リセットで周辺エバチップ4はエミュ
レーションモードに設定される。リセットされても、F
LPMCレジスタのVPPビットは保持している値を変
更させない。
【0033】<第2の実施形態>図3の第2の実施形態
のインサーキットエミュレータ50の構成と、図5の従
来例のインサーキットエミュレータの構成との相違点
は、周辺エバチップ52および102の違いにある。よ
って、周辺エバチップ52の詳細図である図4を中心に
本実施形態の説明をする。本実施形態の周辺エバチップ
52には、従来図4のモード引き込み部103のような
外部回路がなく、RESET信号が30がRESET端
子60に、VPP/MODE端子61には信号31が直
接入力され構成されている。
【0034】モード検出部62は従来例のモード検出部
112の機能に、通常モードならHIGHレベルを、エ
ミュレーションモードならLOWレベルを出力する機能
を追加してある。高電圧検出部63の機能は従来例の高
電圧検出部113の機能と同一である。また、デコード
部64の機能も従来例のデコード部114の機能と同一
である。
【0035】ブレーク検出部66は、インサーキットエ
ミュレータ50において、ユーザのプログラムが実行さ
れていない状態(以下ブレーク状態とする)のときHI
GHレベルの信号を出力し、ユーザのプログラムが動い
ている状態のときLOWレベルの信号を出力する。リー
ド/ライト信号生成部65はデコード部64からの出力
信号81によりアクティブになり、FLPMCレジスタ
69の読み出し書き込みを制御する。
【0036】FLPMCレジスタ69は、従来図のFL
PMCレジスタ117とはVPPビットの構成が異な
り、FLPMCレジスタ69のVPPビットは、データ
を書き込み保持し、リセットで保持している値を変更し
ないラッチ70を有する。ラッチ70は、リード/ライ
ト信号生成部65のライト信号出力84をブレーク検出
部66の出力信号85でマスクしたAND67の出力信
号86によりデータをライトできる。
【0037】FLPMCレジスタ69のVPPビットを
リードするときは、ラッチ70のデータをリードするか
高電圧検出部63の出力信号87をリードするかを選択
する。この選択は、リード/ライト信号生成部65のリ
ード信号出力83を、モード検出部62からの出力信号
82とその反転信号であるインバータ68の出力信号8
8でそれぞれマスクしたAND71の出力信号90とA
ND72の出力信号91により、トライステートバッフ
ァ73かトライステートバッファ74のゲートを開いて
行う。
【0038】次に、第2の実施形態におけるフラッシュ
メモリセルフ書き込みのエミュレーション時の動作例
を、図3および図4を用いて説明する。本動作例は、従
来例と同様に、ユーザのブートプログラム中ではFLP
MCレジスタ69のVPPビットをリードして、VPP
=1かどうかチェックする。このチェックとエミュレー
ション開始との関係は以下による。
【0039】アドレスデータバス80にFLPMCレジ
スタのアドレスが送られてくると、デコード部64でア
ドレスがデコードされて出力信号81がHIGHレベル
になり、リード/ライト信号生成部65がアクティブに
なるのでFLPMCレジスタ69にアクセスできる。ま
た、FLPMCレジスタ69のVPPビットはブレーク
状態のみにおいてラッチ70にデータをライトでき、エ
ミュレーションモード中はラッチ70のデータを読み出
す。このため、ブレーク状態時にあらかじめデバッグ部
2からFLPMCレジスタ69のVPPビットに「1」
または「0」を書き込むようにホスト7に設定しておけ
ば、VPP=1または0、の状態を作ることができる。
さらに、VPP/MODE端子61に高電圧を印可しな
くても、フラッシュメモリセルフ書き込みのエミュレー
ションが行えるようになる。
【0040】また、外部端子の電圧レベルをセンスする
必要がないため、VPP/MODE端子61はモード検
出用の端子としてだけ機能すればよく、GNDに固定し
ておけば、リセットで周辺エバチップ52はエミュレー
ションモードに設定される。リセットによりFLPMC
レジスタ69のVPPビットは、保持している値を変更
させない。
【0041】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
エミュレーション用マイクロコンピュータは、インサー
キットエミュレータにおいてフラッシュメモリセルフ書
き込みのエミュレーションを行う際に、ブレーク状態に
おいてFLPMCレジスタのVPPビットに1を書き込
めるようにすることで、VPP=1またはVPP=0の
状態を作り出せ、ターゲットを用いてVPP/MODE
端子に高電圧信号を入力しなくても、フラッシュメモリ
セルフ書き込みのエミュレーションが行える。よって、
高電圧の必要がなく、外部回路も必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエミュレーション用マイクロコンピュ
ータが適用される第1の実施形態のインサーキットエミ
ュレータの構成図である。
【図2】図1の周辺エバチップ4のより詳細なブロック
構成図である。
【図3】第2の実施形態のインサーキットエミュレータ
の構成図である。
【図4】図3の周辺エバチップ52のより詳細なブロッ
ク構成図である。
【図5】従来例のインサーキットエミュレータの構成図
である。
【図6】図5の周辺エバチップ102のより詳細なブロ
ック構成図である。
【符号の説明】
1 第1の実施形態のエミュレーション部 2 デバッグ部 3 CPUエバチップ 4 第1の実施形態の周辺エバチップ(フラッシュマイ
コン) 5 エミュレーションメモリ 6 ターゲットシステム 7 ホスト 8 第1の実施形態のインサーキットエミュレータ 10 第1の実施形態のRESET端子 11 第1の実施形態のVPP/MODE端子 12 第1の実施形態のモード検出部 13 第1の実施形態の高電圧検出部 14 第1の実施形態のデコード部 15 第1の実施形態のリード/ライト信号生成部 16 第1の実施形態のリード/ライト信号生成部 17 インバータ 18 AND回路 19 AND回路 20 トライステートバッファ 21 ラッチ 22 トライステートバッファ 23 第1の実施形態のFLPMCレジスタ 24 第1の実施形態のFLPMCレジスタ 25 第1の実施形態のブレーク検出部 26 AND回路 30 RESET信号 31 GND固定の信号 32 アドレスデータバス 33 デコード部14の出力信号 34 モード検出部12の出力信号 35 インバータ17の出力信号 36 AND19の出力信号 37 AND18の出力信号 38 リード/ライト信号生成部15のリード信号出力 39 リード/ライト信号生成部16のリード信号出力 40 リード/ライト信号生成部16のライト信号出力 41 高電圧検出部13の出力信号 42 ブレーク検出部25の出力信号 43 AND26の出力信号 44 ラッチ21の出力信号 50 第2の実施形態のインサーキットエミュレータ 51 第2の実施形態のエミュレーション部 52 第2の実施形態の周辺エバチップ(フラッシュマ
イコン) 60 第2の実施形態のリセット端子 61 第2の実施形態のVPP/MODE端子 62 第2の実施形態のモード検出部 63 第2の実施形態の高電圧検出部 64 第2の実施形態のデコード部 65 第2の実施形態のリード/ライト信号生成部 66 第2の実施形態のブレーク検出部 67 AND回路 68 インバータ 69 第2の実施形態のFLPMCレジスタ 70 ラッチ 71 AND回路 72 AND回路 73 トライステートバッファ 74 トライステートバッファ 80 アドレスデータバス 81 デコード部81の出力信号 82 モード検出部62の出力信号 83 リード/ライト信号生成部65のリード信号出力 84 リード/ライト信号生成部65のライト信号出力 85 ブレーク検出部66の出力信号 86 AND67の出力信号 87 高電圧検出部63の出力信号 88 インバータ68の出力信号 89 ラッチ70の出力信号 90 AND71の出力信号 91 AND72の出力信号 100 従来例のインサーキットエミュレータ 101 従来例のエミュレーション部 102 従来例の周辺エバチップ(フラッシュマイコ
ン) 103 モード引き込み部 110 従来例のリセット端子 111 従来例のVPP/MODE端子 112 従来例のモード検出部 113 従来例の高電圧検出部 114 従来例のデコード部 115 従来例のリード/ライト信号生成部 116 トライステートバッファ 117 従来例のFLPMCレジスタ 120 VPP信号 121 モード引き込み部103の出力信号 122 アドレスデータバス 123 デコード部114の出力信号 124 リード/ライト信号生成部115のリード信号
出力 125 高電圧検出部113の出力信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミュレーションモードを検出するモー
    ド検出部(12)と、 データを記憶するレジスタ(23、24)と、 前記レジスタの読み出し書き込みを制御するリード/ラ
    イト生成部(15、16)と、 インサーキットエミュレータのブレーク状態を検出し前
    記レジスタへの書き込みを抑制するブレーク検出部(2
    5)と、 前記レジスタ(23、24)と外部入力端子とを前記モ
    ード検出部(12)が選択する選択部(18、19)
    と、を備えて構成されたことを特徴とするエミュレーシ
    ョン用マイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記エミュレーション用マイクロコンピ
    ュータは、さらに、デコード部(14)を備え、該デコ
    ード部(14)からの出力信号(33)に基づき、前記
    リード/ライト信号生成部(15、16)が前記レジス
    タの読み出し書き込みを制御することを特徴とする請求
    項1記載のエミュレーション用マイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記ブレーク検出部(25)は、前記ブ
    レーク状態のときHIGHレベルの信号を出力し、ユー
    ザのプログラムが動いている状態のときLOWレベルの
    信号を出力することを特徴とする請求項1または2記載
    のエミュレーション用マイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記リード/ライト信号生成部(15お
    よび16)は、同一アドレスにマッピングされているこ
    とを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のエ
    ミュレーション用マイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記レジスタ(24)はVPPビット
    (例えば、bit1)部にデータを書き込み保存するた
    めのラッチ(21)を有して構成され、該ラッチ(2
    1)はリセットで保存している値を変化させないことを
    特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のエミュ
    レーション用マイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記VPPビットはブレーク状態のみに
    おいてライトでき、該ブレーク状態時に前記VPPビッ
    トを「1」または「0」とすることにより、フラッシュ
    メモリセルフ書き込みのエミュレーションを可能とした
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の
    エミュレーション用マイクロコンピュータ。
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