JPH1152422A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH1152422A
JPH1152422A JP21208597A JP21208597A JPH1152422A JP H1152422 A JPH1152422 A JP H1152422A JP 21208597 A JP21208597 A JP 21208597A JP 21208597 A JP21208597 A JP 21208597A JP H1152422 A JPH1152422 A JP H1152422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage capacitor
electrode
liquid crystal
black matrix
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21208597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nakajima
健 中嶋
Hiroyuki Murai
博之 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP21208597A priority Critical patent/JPH1152422A/ja
Publication of JPH1152422A publication Critical patent/JPH1152422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要十分な蓄積容量を形成すると共に、蓄積
容量電極と画素電極間の絶縁耐圧の低下や、ブラックマ
トリクスあるいは蓄積容量電極とゲート配線およびソー
ス配線との短絡の発生を防止できる液晶表示装置を提供
する。 【解決手段】 ブラックマトリクス1と蓄積容量電極2
がTFTアレイ基板側に積層された構造を有する液晶表
示装置において、透明絶縁性基板上に導電性材料あるい
は非導電性材料により表示領域に開口部を有するブラッ
クマトリクス1を形成後、ブラックマトリクス1に設け
られた開口部の全ての端面を覆う形状を有すると共に、
上層に形成されるゲート配線3と重なり部分を有しない
蓄積容量電極2をITO等の透明導電材料により形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄膜トランジス
タ(以下、TFTと称する)をスイッチング素子として
搭載したアクティブマトリクス型液晶表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は液晶表示装置の一画素部分の等価
回路を示す図である。図において、20はTFT、3は
ゲート配線、11はソース配線、21は蓄積容量、22
は蓄積容量に接続された蓄積容量共通配線、23は液
晶、24は液晶容量、25は対向基板に設けられた対向
電極である。次に従来の液晶表示装置の動作について説
明する。スイッチング素子としてTFT20を搭載した
液晶表示装置では、ゲート配線3に電圧を印加しゲート
をオンすることにより、ソース配線11からの信号を液
晶容量24および蓄積容量21に書き込む。その後、ゲ
ートがオフ状態になったときには、蓄積容量21が電圧
を保持し、液晶23およびTFT20からの漏れ電流に
よる液晶23に印加された電圧が変動するのを防止す
る。
【0003】一方、TFTの蓄積容量の充電能力の制約
から、蓄積容量には上限値が生じる。必要充分な蓄積容
量を形成するために、例えば、特開平6−34782号
公報および特開平8−160453号公報では、Crか
らなるブラックマトリクスをTFTアレイ基板側に形成
すると共に、ITO(Indium Tin Oxide)等からなる透
明導電膜を蓄積容量電極として基板全面に形成する方法
が提案されている。また、図7および図8に示すよう
に、TFTアレイ基板側にブラックマトリクスを形成し
てブラックマトリクスが蓄積容量電極を兼ねた構造とす
ることに加え、ブラックマトリクスと電気的に接続され
たITO膜からなる透明電極を表示領域内を通るライン
形状に形成し、蓄積容量電極として蓄積容量を付加する
方法が提案されている。
【0004】図7および図8はアクティブマトリクス型
液晶表示装置におけるTFTアレイ基板の一画素部分を
示す平面図および斜視図、図9(a)は図7のA−A線
に沿った断面図、図9(b)は図7のB−B線に沿った
断面図、図9(c)は図7のC−C線に沿った断面図、
図10は図7のD−D線に沿った断面図である。図にお
いて、TFTアレイ基板は、ガラス基板等の透明絶縁性
基板26上に、Cr等の導電材料からなるブラックマト
リクス1およびITO膜等の透明導電膜からなる蓄積容
量電極2が、重なり領域を有して順次形成され、ブラッ
クマトリクス1および蓄積容量電極2を覆う全面には、
SiN等からなる第一の絶縁膜27が形成されている。
第一の絶縁膜27上には、ゲート電極4を有するゲート
配線3、および透明導電膜からなる画素電極5が形成さ
れ、ゲート電極4、ゲート配線3および画素電極5上に
は第二の絶縁膜(ゲート絶縁膜)28が形成されてい
る。第二の絶縁膜28上には、ソース配線11、および
ゲート電極4の上方に半導体素子を構成する半導体層
6、エッチングストッパー7、ソース電極9、ドレイン
電極10が形成されている。また、第二の絶縁膜28に
は、画素電極5とドレイン電極10を電気的に接続する
ためのコンタクトホール8が形成されている。そして、
ソース配線11、ソース電極9およびドレイン電極10
等を覆う全面には、第三の絶縁膜(パッシベーション
膜)29が形成され、TFTアレイ基板が構成される。
また、TFTアレイ基板の上には、液晶層(図示せず)
を介して対向電極が形成された対向基板(図示せず)が
配置され、液晶表示装置が構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、液晶表
示装置において必要十分な蓄積容量を形成する方法とし
ては、従来いくつかの方法が提案されてきたがいずれも
有効ではない。例えば、ITO等からなる透明導電膜を
蓄積容量電極として基板全面に形成する方法では、必要
充分な蓄積容量を得るためには、蓄積容量を構成する絶
縁膜の膜厚を変化させる必要があり、特に一画素の大型
化(例えば80×80μm□が100×100μm□と
なって約1.6倍になる)に伴い、絶縁膜厚の厚膜化が
必要となり、製造コストを増大させるなどの問題があっ
た。また、図7に示すように、TFTアレイ基板側にブ
ラックマトリクス1および表示領域内を通るライン形状
に形成した蓄積容量電極2を積層して形成する方法で
は、図10に示すように、ブラックマトリクス1と蓄積
容量電極2が交差する部分において、ブラックマトリク
ス1と蓄積容量電極2の各々の膜厚が重畳された段差部
30が生じる。この段差部30において、上層に形成さ
れる第一の絶縁膜27の被覆性が十分でなかった場合、
この段差部30の上方には第一の絶縁膜27を介して画
素電極5が形成されるため、図10(b)に示すよう
に、蓄積容量電極2と画素電極5との間の絶縁耐圧が低
下し、液晶表示装置の信頼性および歩留りを低下させる
などの問題があった。
【0006】また、Cr等の導電材料からなるブラック
マトリクス1や蓄積容量電極2上に、第一の絶縁膜27
や第二の絶縁膜28を介してゲート配線3およびソース
配線11が形成されているため、第一絶縁膜27や第二
絶縁膜28にピンホールあるいは導電性の異物が存在し
た場合、ブラックマトリクス1や蓄積容量電極2とゲー
ト配線3あるいはソース配線11が短絡し、表示欠陥を
生じさせるなどの問題があった。
【0007】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、ブラックマトリクスがTFTア
レイ基板側に形成された液晶表示装置において、必要充
分な蓄積容量を形成すると共に、蓄積容量電極と画素電
極間の絶縁耐圧の低下や、ブラックマトリクスあるいは
蓄積容量電極とゲート配線およびソース配線との短絡の
発生を防止できる液晶表示装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる液晶表
示装置は、透明絶縁性基板と、透明絶縁性基板上に形成
された開口部を有するブラックマトリクスと、ブラック
マトリクスの開口部端面を覆うように形成された透明導
電膜からなる蓄積容量電極と、蓄積容量電極の上部に第
一の絶縁膜を介して形成された制御電極および制御電極
配線と、制御電極および制御電極配線の上部に第二の絶
縁膜を介して形成された半導体層と、半導体層と共に半
導体素子を構成する第一の電極、第一の電極配線および
第二の電極と、第二の電極と電気的に接続され、透明導
電膜からなる画素電極とを有する第一の基板、第一の基
板と共に液晶材料を挟持する第二の基板を備えたもので
ある。
【0009】また、蓄積容量電極は、ブラックマトリク
スの開口部に対応して設けられる開口部の面積を変える
ことにより蓄積容量を調整するものである。また、ブラ
ックマトリクスは、導電性材料により形成されるもので
ある。または、ブラックマトリクスは、非導電性材料に
より形成されるものである。
【0010】また、蓄積容量電極は、制御電極と平行に
形成され、かつ制御電極および制御電極配線と重なり領
域を有しない形状である。または、蓄積容量電極は、第
一の電極配線と平行に形成され、かつ第一の電極配線と
重なり領域を有しない形状である。または、蓄積容量電
極は、ブラックマトリクスの開口部に対応する領域以外
は透明絶縁性基板の全面に形成されるものである。また
は、蓄積容量電極は、島状に形成され、制御電極配線お
よび第一の電極配線と重なり領域を有しない形状であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態である液
晶表示装置を図について説明する。図1は本発明の実施
の形態1による液晶表示装置においてTFTをスイッチ
ング素子として搭載したTFTアレイ基板の一画素部分
を示す平面図、図2はTFTアレイ基板の製造工程を示
す平面図である。
【0012】図において、1はガラス基板等の透明絶縁
性基板上に形成された開口部を有するブラックマトリク
ス、2はブラックマトリクス1の開口部端面を覆うよう
に形成された蓄積容量電極、3は蓄積容量電極2を覆う
ように形成された第一の絶縁膜上に形成された制御電極
(本実施の形態ではゲート電極)4を有する制御電極配
線(本実施の形態ではゲート配線)、5は第一の絶縁膜
上に形成された画素電極、6はゲート配線3および画素
電極5を覆うように形成された第二の絶縁膜を介してゲ
ート電極4の上方に形成された半導体層、7は半導体層
6上に形成されたエッチングストッパー、8は画素電極
5上の第二の絶縁膜に形成されたコンタクトホール、
9、10はエッチングストッパー7上で互いに間隔をお
いて二つに分割され形成された第一の電極と第二の電極
(本実施の形態ではソース電極とドレイン電極)、11
はソース電極9に接続された第一の電極配線(本実施の
形態ではソース配線)である。ドレイン電極10はコン
タクトホール8を介して画素電極5と電気的に接続され
ている。また、ソース配線11、ソース電極9およびド
レイン電極10等を覆う全面には、第三の絶縁膜(パッ
シベーション膜)が形成されている。
【0013】次に、本実施の形態による液晶表示装置の
TFTアレイ基板の製造方法を説明する。まず図2
(a)に示すように、透明絶縁性基板上にスパッタ法に
よりCr、Al、MoあるいはTi等の金属を100〜
300nm程度成膜した後、写真製版法により形成した
ポジレジストあるいはネガレジストを用いてウェットエ
ッチング法によりパターニング後、レジストを除去し、
表示領域に開口部を有するブラックマトリクス1を形成
する。
【0014】次に図2(b)に示すように、蒸着法ある
いはスパッタ法によりITO等の透明導電材料を50〜
200nm程度成膜した後、写真製版法により形成した
ポジレジストあるいはネガレジストを用いてウェットエ
ッチング法によりパターニング後、レジストを除去し、
蓄積容量電極2を形成する。蓄積容量電極2のパターン
は、ブラックマトリクス1に設けられた開口部の全ての
端面を覆う形状にすると共に、第一の絶縁膜を介して上
層に形成されるゲート配線3と平行方向に形成され、ゲ
ート配線3およびゲート電極4と第一の絶縁膜を介して
重なり部分を有しない。また、蓄積容量電極2の蓄積容
量部に設けられる開口部の面積は、所望する蓄積容量に
基づいて調整する。なお、所望する蓄積容量が得られる
大きさであれば、蓄積容量電極2の蓄積容量部に設けら
れる開口部の形状や個数は任意でよい。次にCVD法に
よりSiNあるいはSiO2 等の絶縁材料を300〜5
00nm程度成膜し、第一の絶縁膜(図示せず)を形成
する。
【0015】次に図2(c)に示すように、スパッタ法
によりCr、Al、MoあるいはTi等の金属を100
〜400nm程度成膜した後、写真製版法により形成し
たポジレジストあるいはネガレジストを用いてウェット
エッチング法によりパターニング後、レジストを除去
し、ゲート配線3およびゲート電極4を形成する。次に
図2(d)に示すように、蒸着法あるいはスパッタ法に
よりITO等の透明導電材料を50〜200nm程度成
膜した後、写真製版法により形成したポジレジストある
いはネガレジストを用いてウェットエッチング法により
パターニング後、レジストを除去し、画素電極5を形成
する。
【0016】次にCVD法により第二の絶縁膜(図示せ
ず)となるSiNあるいはSiO2等の絶縁材料を30
0〜500nm程度、アモルファスシリコンを20〜1
00nm程度、SiNあるいはSiO2 等を200〜3
00nm程度連続して成膜した後、写真製版法により形
成したポジレジストあるいはネガレジストを用いて上層
側のSiN膜あるいはSiO2 膜等をドライエッチング
法によりパターニング後、レジストを除去し、エッチン
グストッパ7を形成する。続いて、リンイオンを加速電
圧5〜50KeV程度で全面にイオン注入した後、写真
製版法により形成したポジレジストあるいはネガレジス
トを用いてアモルファスシリコン膜をドライエッチング
法によりパターニング後、レジストを除去し、半導体層
6を形成する(図2(e))。次に図2(f)に示すよ
うに、写真製版法により形成したポジレジストあるいは
ネガレジストを用いて第二の絶縁膜をドライエッチング
法によりエッチング後、レジストを除去し、第二の絶縁
膜にコンタクトホール8を形成する
【0017】次に図2(g)に示すように、スパッタ法
により一層目にCr等の金属を100nm程度、二層目
にAl等の金属を300nm程度連続して成膜した後、
写真製版法により形成したポジレジストあるいはネガレ
ジストを用いてウェットエッチング法によりAl、Cr
の順にエッチング後、レジストを除去し、ソース配線1
1、ソース電極9およびドレイン電極10を形成する。
このときドレイン電極10は、コンタクトホール8を介
して画素電極5と電気的に接続される。最後にCVD法
によりSiNを200〜600nm程度成膜して第三の
絶縁膜(パッシベーション膜)(図示せず)を形成す
る。以上の工程により形成されたエッチングストッパ型
TFTを搭載したTFTアレイ基板と、他の透明絶縁性
基板上に対向電極が形成された対向基板の表面に配向膜
を形成後対向させ、この間に液晶を注入してシール材で
封入すると共に、対向するTFTアレイ基板と対向基板
の外側に偏光板を配置することにより液晶パネルを構成
する。なお、ブラックマトリクスは透過率が1%以下の
酸化膜あるいは樹脂等の非導電性材料を用いて形成して
もよい。また、本実施の形態ではエッチングストッパ型
TFTを搭載した液晶表示装置について説明したが、チ
ャネルエッチ型TFT、スタガ型TFT、ポリシリコン
TFTを搭載した場合においても同様である。
【0018】この発明によれば、ITO等の透明導電材
料を用いて形成された蓄積容量電極2の開口部の面積を
変更することにより、容易かつ低コストで必要十分な蓄
積容量を形成できる。また、ブラックマトリクス1の開
口部の端面を、蓄積容量電極2により覆うことにより、
ブラックマトリクス1と蓄積容量電極2の各々の膜厚が
重畳された段差部が生じないため、上層に形成される第
一の絶縁膜の被覆性が改善され、蓄積容量電極2と画素
電極5との間の絶縁耐圧を向上させることができる。ま
た、ブラックマトリクス1を非導電材料を用いて形成す
ることにより、第一の絶縁膜にピンホールあるいは導電
性の異物が存在した場合でも、蓄積容量電極2はゲート
配線3およびゲート電極4の下方には形成されていない
ため、蓄積容量電極2とゲート配線3との短絡を防止で
き、表示欠陥の発生を防止できる。
【0019】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す液晶表示装置のTFTアレイ基板の一画素部
分の平面図である。なお、図中の符号は実施の形態1に
示した図1と同様であるので説明を省略する。次に、本
実施の形態による液晶表示装置のTFTアレイ基板の製
造方法を説明する。まず実施の形態1と同様の方法によ
り、透明絶縁性基板上にブラックマトリクス1を形成す
る。次に蒸着法あるいはスパッタ法によりITO等の透
明導電材料を50〜200nm程度成膜した後、写真製
版法により形成したポジレジストあるいはネガレジスト
を用いてウェットエッチング法によりパターニング後、
レジストを除去し、蓄積容量電極2を形成する。蓄積容
量電極2のパターンは、ブラックマトリクス1に設けら
れた開口部の全ての端面を覆う形状にすると共に、第一
の絶縁膜および第二の絶縁膜を介して上層に形成される
ソース配線11と平行方向に形成され、ソース配線11
と第一の絶縁膜および第二の絶縁膜を介して重なり部分
を有しない。また、蓄積容量電極2の蓄積容量部に設け
られる開口部の面積は、所望する蓄積容量に基づいて調
整する。なお、所望する蓄積容量が得られる大きさであ
れば、蓄積容量電極2の蓄積容量部に設けられる開口部
の形状や個数は任意でよい。以降は、実施の形態1と同
様の方法によりTFTアレイ基板を形成する。
【0020】本実施の形態によれば、ITO等の透明導
電材料を用いて形成された蓄積容量電極2の開口部の面
積を変更することにより、容易かつ低コストで必要十分
な蓄積容量を形成できる。また、ブラックマトリクス1
の開口部の端面を、蓄積容量電極2により覆うことによ
り、ブラックマトリクス1と蓄積容量電極2の各々の膜
厚が重畳された段差部が生じないため、上層に形成され
る第一の絶縁膜の被覆性が改善され、蓄積容量電極2と
画素電極5との間の絶縁耐圧を向上させることができ
る。また、ブラックマトリクス1を非導電材料を用いて
形成することにより、第一の絶縁膜や第二の絶縁膜にピ
ンホールあるいは導電性の異物が存在した場合でも、蓄
積容量電極2はソース配線11の下方には形成されてい
ないため、蓄積容量電極2とソース配線11との短絡を
防止でき、表示欠陥の発生を防止できる。
【0021】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示す液晶表示装置のTFTアレイ基板の一画素部
分の平面図である。なお、図中の符号は実施の形態1に
示した図1と同様であるので説明を省略する。次に、本
実施の形態による液晶表示装置のTFTアレイ基板の製
造方法を説明する。まず実施の形態1と同様の方法によ
り、透明絶縁性基板上にブラックマトリクス1を形成す
る。次に蒸着法あるいはスパッタ法によりITO等の透
明導電材料を50〜200nm程度成膜した後、写真製
版法により形成したポジレジストあるいはネガレジスト
を用いてウェットエッチング法によりパターニング後、
レジストを除去し、蓄積容量電極2を形成する。蓄積容
量電極2のパターンは、ブラックマトリクス1に設けら
れた開口部の全ての端面を覆う形状とし、蓄積容量部に
設けられる開口部以外は全面に形成される。また、蓄積
容量電極2の蓄積容量部に設けられる開口部の面積は、
所望する蓄積容量に基づいて調整する。なお、所望する
蓄積容量が得られる大きさであれば、蓄積容量電極2の
蓄積容量部に設けられる開口部の形状や個数は任意でよ
い。以降は、実施の形態1と同様の方法によりTFTア
レイ基板を形成する。
【0022】本実施の形態によれば、ITO等の透明導
電材料を用いて形成された蓄積容量電極2の開口部の面
積を変更することにより、容易かつ低コストで必要十分
な蓄積容量を形成できる。また、ブラックマトリクス1
の開口部の端面を、蓄積容量電極2により覆うことによ
り、ブラックマトリクス1と蓄積容量電極2の各々の膜
厚が重畳された段差部が生じないため、上層に形成され
る第一の絶縁膜の被覆性が改善され、蓄積容量電極2と
画素電極5との間の絶縁耐圧を向上させることができ
る。また、蓄積容量電極2を、蓄積容量部に設けられる
開口部以外は全面に形成することにより、実施の形態1
でソース配線11下に生じた蓄積容量電極2による段差
や、実施の形態2でゲート配線3下に生じた蓄積容量電
極2による段差が生じないので、第一の絶縁膜の被覆性
が向上し、ゲート配線3やソース配線11と蓄積容量電
極2との短絡を減少でき、表示欠陥の発生を減少させる
ことができる。
【0023】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示す液晶表示装置のTFTアレイ基板の一画素部
分の平面図である。なお、図中の符号は実施の形態1に
示した図1と同様であるので説明を省略する。次に、本
実施の形態による液晶表示装置のTFTアレイ基板の製
造方法を説明する。まず透明絶縁性基板上にスパッタ法
によりCr、Al、MoあるいはTi等の導電性材料を
100〜300nm程度成膜した後、写真製版法により
形成したポジレジストあるいはネガレジストを用いてウ
ェットエッチング法によりパターニング後、レジストを
除去し、表示領域に開口部を有するブラックマトリクス
1を形成する。次に蒸着法あるいはスパッタ法によりI
TO等の透明導電材料を50〜200nm程度成膜した
後、写真製版法により形成したポジレジストあるいはネ
ガレジストを用いてウェットエッチング法によりパター
ニング後、レジストを除去し、蓄積容量電極2を形成す
る。蓄積容量電極2のパターンは、ブラックマトリクス
1に設けられた開口部の全ての端面を覆う形状にすると
共に、島状に形成し、ゲート配線3、ゲート電極4およ
びソース配線11と第一の絶縁膜や第二の絶縁膜を介し
て重なり部分を有しないようにする。また、蓄積容量電
極2の蓄積容量部に設けられる開口部の面積は、所望す
る蓄積容量に基づいて調整する。なお、所望する蓄積容
量が得られる大きさであれば、蓄積容量電極2の蓄積容
量部に設けられる開口部の形状や個数は任意でよい。以
降は、実施の形態1と同様の方法によりTFTアレイ基
板を形成する。
【0024】本実施の形態によれば、ITO等の透明導
電材料を用いて形成された蓄積容量電極2の開口部の面
積を変更することにより、容易かつ低コストで必要十分
な蓄積容量を形成できる。また、ブラックマトリクス1
の開口部の端面を、蓄積容量電極2により覆うことによ
り、ブラックマトリクス1と蓄積容量電極2の各々の膜
厚が重畳された段差部が生じないため、上層に形成され
る第一の絶縁膜の被覆性が改善され、蓄積容量電極2と
画素電極5との間の絶縁耐圧を向上させることができ
る。また、蓄積容量電極2を構成するITOは、ブラッ
クマトリクス1を構成するCr、Al、Mo、Ti等に
よる金属膜に比べ表面粗さが大きいため、ITO膜上に
形成された絶縁膜の電気的耐圧は、Cr、Al、Mo、
Ti等による金属膜上に形成された絶縁膜の電気的耐圧
に比べて悪い。そのため、ブラックマトリクス1をC
r、Al、Mo、Ti等による金属膜を用いて形成し、
ITO膜からなる蓄積容量電極2を島状に形成して、ゲ
ート配線3、ゲート電極4およびソース配線11の下方
には、ITO膜を形成しない構造にすることにより、第
一の絶縁膜の被覆性が向上し、ゲート配線3、ゲート電
極4およびソース配線11と蓄積容量電極2との短絡を
減少でき、表示欠陥の発生を減少させることができる。
また、ゲート配線3およびソース配線11下には、蓄積
容量電極2による段差が生じないため、第一の絶縁膜の
被覆性が向上し、ゲート配線3およびソース配線11
と、導電性を有するブラックマトリクス1を介しての蓄
積容量電極2との短絡を減少でき、表示欠陥の発生を減
少させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、IT
O等の透明導電材料を用いて形成された蓄積容量電極の
蓄積容量部での開口部の面積を変更することにより、必
要十分な蓄積容量を有する液晶表示装置を容易かつ低コ
ストで製造することができる。また、TFTアレイ基板
側に形成されるブラックマトリクスの表示領域における
開口部の端面を、蓄積容量電極により覆うことにより、
ブラックマトリクスと蓄積容量電極の各々の膜厚が重畳
された段差部が生じないため、上層に形成される第一の
絶縁膜の被覆性が改善され、蓄積容量電極と画素電極5
との間の絶縁耐圧を向上させることができ、信頼性の高
い液晶表示装置を高歩留りで得ることができる。
【0026】また、請求項4および5に係わる発明によ
れば、ブラックマトリクスを非導電材料を用いて形成す
ると共に、ゲート配線およびゲート電極の下方には蓄積
容量電極を設けないことにより、蓄積容量電極とゲート
配線およびゲート電極の間に形成される第一の絶縁膜
に、ピンホールあるいは導電性の異物が存在した場合で
も、蓄積容量電極とゲート配線との短絡を防止でき、表
示欠陥の発生を防止できる。また、請求項4および6に
係わる発明によれば、ブラックマトリクスを非導電材料
を用いて形成すると共に、ソース配線の下方には蓄積容
量電極を設けないことにより、蓄積容量電極とソース配
線の間に形成される第一の絶縁膜および第二の絶縁膜
に、ピンホールあるいは導電性の異物が存在した場合で
も、蓄積容量電極とソース配線との短絡を防止でき、表
示欠陥の発生を防止できる。
【0027】また、請求項7に係わる発明によれば、蓄
積容量電極を、蓄積容量部に設けられる開口部以外は全
面に形成することにより、ゲート配線およびソース配線
下には蓄積容量電極による段差が生じないので、ゲート
配線およびソース配線と蓄積容量電極との間に形成され
る絶縁膜の被覆性が向上し、ゲート配線およびソース配
線と蓄積容量電極との短絡を減少でき、表示欠陥の発生
を減少させることができる。
【0028】また、請求項3および8に係わる発明によ
れば、ブラックマトリクスを導電性材料を用いて形成
し、蓄積容量電極をアイランド状に形成して、ゲート配
線、ゲート電極およびソース配線を、蓄積容量電極を構
成するITO膜に比べ、表面粗さが小さいCr、Al、
Mo、Ti等による金属膜により形成されたブラックマ
トリクス上に形成することにより、ゲート配線およびソ
ース配線と蓄積容量電極との間に形成される絶縁膜の被
覆性が向上し、ゲート配線、ゲート電極およびソース配
線と蓄積容量電極との短絡を減少でき、表示欠陥の発生
を減少させることができる。また、ゲート配線およびソ
ース配線下には、蓄積容量電極による段差が生じないの
で、ゲート配線およびソース配線と蓄積容量電極との間
に形成される絶縁膜の被覆性が向上し、ゲート配線およ
びソース配線と、導電性を有するブラックマトリクスを
介しての蓄積容量電極との短絡を減少でき、表示欠陥の
発生を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板の製造工程を示す平面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による液晶表示装置
におけるTFTアレイ基板を示す平面図である。
【図6】 液晶表示装置の等価回路を示す図である。
【図7】 従来のこの種液晶表示装置におけるTFTア
レイ基板を示す平面図である。
【図8】 従来の液晶表示装置におけるTFTアレイ基
板を示す斜視図である。
【図9】 従来の液晶表示装置におけるTFTアレイ基
板を示す断面図である。
【図10】 従来の液晶表示装置におけるTFTアレイ
基板を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラックマトリクス、2 蓄積容量電極、3 制御
電極配線(ゲート配線)、4 制御電極(ゲート電
極)、5 画素電極、6 半導体層、7 エッチングス
トッパー、8 コンタクトホール、9 第一の電極(ソ
ース電極)、10 第二の電極(ドレイン電極)、11
第一の電極配線(ソース配線)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/786 H01L 29/78 612Z 21/336

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁性基板と、 上記透明絶縁性基板上に形成された開口部を有するブラ
    ックマトリクスと、 上記ブラックマトリクスの開口部端面を覆うように形成
    された透明導電膜からなる蓄積容量電極と、 上記蓄積容量電極の上部に第一の絶縁膜を介して形成さ
    れた制御電極および制御電極配線と、 上記制御電極および制御電極配線の上部に第二の絶縁膜
    を介して形成された半導体層と、 上記半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極、
    第一の電極配線および第二の電極と、 上記第二の電極と電気的に接続され、透明導電膜からな
    る画素電極とを有する第一の基板、 上記第一の基板と共に液晶材料を挟持する第二の基板を
    備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 蓄積容量電極は、ブラックマトリクスの
    開口部に対応して設けられる開口部の面積を変えること
    により蓄積容量を調整することを特徴とする請求項1記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 ブラックマトリクスは、導電性材料によ
    り形成されることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 ブラックマトリクスは、非導電性材料に
    より形成されることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 蓄積容量電極は、制御電極と平行に形成
    され、かつ上記制御電極および制御電極配線と重なり領
    域を有しない形状であることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか一項記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 蓄積容量電極は、第一の電極配線と平行
    に形成され、かつ上記第一の電極配線と重なり領域を有
    しない形状であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか一項記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 蓄積容量電極は、ブラックマトリクスの
    開口部に対応する領域以外は透明絶縁性基板の全面に形
    成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項
    記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 蓄積容量電極は、島状に形成され、制御
    電極配線および第一の電極配線と重なり領域を有しない
    形状であることを特徴とする請求項3記載の液晶表示装
    置。
JP21208597A 1997-08-06 1997-08-06 液晶表示装置 Pending JPH1152422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21208597A JPH1152422A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21208597A JPH1152422A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1152422A true JPH1152422A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16616632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21208597A Pending JPH1152422A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1152422A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100479312B1 (ko) * 2001-02-06 2005-03-25 어드밴스트 디스플레이 인코포레이티드 액정표시장치 및 그 제조방법
KR100493435B1 (ko) * 2001-12-20 2005-06-07 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시소자 및 그 제조방법
JP2007148123A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Casio Comput Co Ltd 液晶表示素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100479312B1 (ko) * 2001-02-06 2005-03-25 어드밴스트 디스플레이 인코포레이티드 액정표시장치 및 그 제조방법
KR100493435B1 (ko) * 2001-12-20 2005-06-07 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시소자 및 그 제조방법
JP2007148123A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Casio Comput Co Ltd 液晶表示素子
US7714962B2 (en) 2005-11-29 2010-05-11 Casio Computer Co., Ltd. Homeotropic alignment type semi-transmissive reflective liquid crystal display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3844913B2 (ja) アクティブマトリックス型液晶表示装置
US5162901A (en) Active-matrix display device with added capacitance electrode wire and secondary wire connected thereto
US6310669B1 (en) TFT substrate having connecting line connect to bus lines through different contact holes
US7205570B2 (en) Thin film transistor array panel
US7655952B2 (en) Thin films transistor array panel and manufacturing method thereof
US7170571B2 (en) Liquid crystal display device with double metal layer source and drain electrodes and fabricating method thereof
EP0329887B1 (en) Liquid crystal display device
US7119368B2 (en) Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
KR100218293B1 (ko) 박막트랜지스터 액정표시소자 및 그의 제조방법
KR100322970B1 (ko) 프린지 필드 구동 액정표시 장치의 제조방법
JPH01219824A (ja) 非晶質シリコン薄膜トランジスタアレイ基板
US6600546B1 (en) Array substrate for liquid crystal display device and the fabrication method of the same
JP2780681B2 (ja) アクティブマトリクス液晶表示パネル及びその製造方法
US7023016B2 (en) Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
US6862051B2 (en) Liquid crystal display device and method of manufacturing the same
US6734049B2 (en) Array substrate for liquid crystal display device and the fabrication method of the same
JPH11242241A (ja) 液晶表示装置とその製造方法及び液晶表示装置に用いられるtftアレイ基板とその製造方法
JPH1152422A (ja) 液晶表示装置
JP2004013003A (ja) 液晶表示装置
US20020047948A1 (en) Array substrate for a liquid crystal display and method for fabricating thereof
KR100236612B1 (ko) 액티브 매트릭스 액정표시 장치의 보조용량소자 제조 방법
JPH11218782A (ja) アクティブマトリックス型液晶表示装置
JPH0618922A (ja) 液晶表示装置
JP2669512B2 (ja) アクティブマトリクス基板
KR100679519B1 (ko) 액정 표시 장치