JPH1152324A - 投射型液晶表示装置 - Google Patents

投射型液晶表示装置

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JPH1152324A
JPH1152324A JP9208826A JP20882697A JPH1152324A JP H1152324 A JPH1152324 A JP H1152324A JP 9208826 A JP9208826 A JP 9208826A JP 20882697 A JP20882697 A JP 20882697A JP H1152324 A JPH1152324 A JP H1152324A
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crystal panel
cooling
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air
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Shoji Kawahara
河原  昭二
Toshiaki Tabuchi
敏彰 田渕
Kazunori Tanabe
和紀 田辺
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投射型液晶表示装置の冷却構造において、簡
略な構成で、液晶パネル等の冷却性能を格段に向上さ
せ、送風騒音を極めて低くさせ、かつ装置全体を格段に
小型化すること。 【解決手段】 冷却ファン102にシロッコファンを用
い、冷却ファン102の空気吐出口105の直後から、
3カ所の液晶パネルユニット3に対し、少なくとも2つ
以上に分岐させた後に3カ所の液晶パネルユニット3ま
で導風するエアーダクト104を備えており、簡略な構
成で液晶パネル等の冷却性能を格段に向上させ、送風騒
音を極めて低くさせ、かつ装置全体を格段に小型化する
ことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源ランプからの
白色光を赤、青、緑の3色光に分解し、これらの各光を
液晶パネルから構成されるライトバルブを通して画像情
報に対応させて変調し、変調した後の各色の変調光を色
合成して投射レンズユニットを介してスクリーン上に拡
大投射する投射型液晶表示装置に関するものである。
【0002】さらには、本発明はこのような投射型液晶
表示装置の液晶パネル部を小型でありながら効率よく冷
却するための冷却構造に関するものである。
【0003】
【従来の技術】最近では投射型液晶表示装置は画像情報
をより鮮明に投影するために高解像度の液晶パネルが用
いられ、さらには投影画面の明るい高輝度化が促進され
ている。また、パーソナルコンピュータの普及拡大など
によって、電子プレゼンテーションも多く用いられ、ノ
ートパソコンなどの画像出力装置としての可搬性の優れ
る小型軽量化も投射型液晶表示装置では非常に強く望ま
れている。
【0004】そのため、高輝度化にともなって光源ラン
プの出力も大きくなり、構成される光学素子部品などの
冷却性能が重要課題となっており、液晶パネルや光源ラ
ンプなどの冷却のための構造も小型化が強く望まれてい
る。図5は、従来の投射型液晶表示装置の概要を示す平
面図、また図6は従来の投射型液晶表示装置の冷却構造
の断面図を示している。図面を参照しながら従来の投射
型液晶表示装置の冷却構造について説明する。
【0005】従来の投射型液晶表示装置において、1は
光源ランプユニットであり、2は光源ランプユニット1
からの白色光を赤、青、緑に色分解し、色分解された各
光を集光する照射光学ユニットである。また3は照射光
学ユニット2で集光された光を画像情報に応じて変調す
る液晶パネルユニットであり、液晶パネルユニット3か
ら構成されたライトバルブと変調された光を色合成する
色合成光学ユニット4とで画像情報を形成する。また、
色合成ユニット4で色合成された光を拡大投影する投射
光学ユニット5によってスクリーン上に画像を拡大投射
するものである。またこの他に図示しない電源回路と信
号処理回路等で構成されている。
【0006】この種の投射型液晶表示装置は強力な光出
力を有する光源ランプユニット1の自己発熱また、光源
ランプユニット1からの光により入射される液晶パネル
ユニット3等光学素子部品の温度上昇や電源回路ユニッ
トの発熱などに対し一般的には強制的な冷却が必要とな
り冷却ファンなどを用いた各冷却装置が組み込まれてい
る。
【0007】図6には、従来の投射型液晶表示装置の液
晶パネルユニット部の冷却構造を示しており、図を参照
しながら従来の冷却構造を説明する。図6において、光
学ベース6は図示しないキャビネットに固定されてお
り、照射光学ユニット2は光学ベース6上に位置決めさ
れた状態で装着されている。液晶パネルユニット3は色
合成ユニット4に液晶パネル取り付け金具9で一体的に
係合して光学ベース6上に装着されている。また、投射
光学ユニット5は光学ベース6に固定されている。液晶
パネルユニット3を冷却する冷却ファン7は、光学ベー
ス6の前記液晶パネルユニット3の反装着面側すなわち
裏面側に装着されている。
【0008】ここで、光学ベース6には冷却ファン7の
冷却風を液晶パネルユニット3まで導くための赤、緑、
青用それぞれ3カ所の通風路となる開口部8が設けられ
て、3ヶ所の液晶パネルユニット3の冷却に必要な冷却
風を送るために、3カ所の開口部8と冷却ファン7との
間にはエアチャンバ10と呼ぶ空気室が設置されてい
る。
【0009】ここで、従来の投射型液晶表示装置の冷却
構造のついて冷却の仕組みを簡単に説明する。前述した
冷却ファン7の冷却風の流れは、図示しないキャビネッ
トに設けた吸気フィルターを介してセット底面から外気
の空気を吸い込み、3組の液晶パネルユニット3の方向
すなわち矢印A方向に空気を流している。冷却ファン7
から吐き出された空気は、エアチャンバ10で、ほぼ均
一化されるとして光学ベース6の3ヶ所の開口部8を経
て液晶パネルユニット3部へ冷却風が導かれて、液晶パ
ネルユニット3の光源ランプからの光の入射部である温
度発熱部分に強制的に当てられ、強制空冷がなされるも
のである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】最近では投射型液晶表
示装置は画像情報をより鮮明に投影するために高解像力
・高精細の液晶パネルユニットが用いられ、さらにはス
クリーン上の画像を視聴室内を暗くしなくとも鮮明に見
えるようにするため投影画面の明るい高輝度化が促進さ
れており、発光強度の大きい光源ランプの採用に伴う光
学素子部品などの冷却性能の向上が大きな技術課題とな
っている。
【0011】また、ノートパソコンなどと同様に持ち運
びにも便利なように小型化軽量化も強く要求され、冷却
性能の向上と相反する小型化の冷却構造が特に必要とな
ってきている。しかしながら、上述の従来の構成では、
液晶パネルユニット3の下方に冷却ファン7と冷却ファ
ン7を取り付けるための光学ベース6さらには、吸気フ
ァン7の上流側には安全上の配慮としてのファンガード
部材11、また外気吸入の際に液晶パネルユニット3へ
の粉塵の付着を防止するための防塵手段である吸気エア
ーフィルター12の設置また、フィルターの底蓋13な
ど直列的に配置されることになり、装置の厚みが大きく
なり、強いては装置全体が大型化するという問題点があ
った。
【0012】また、液晶パネルユニット3に冷却ファン
7の冷却風を導く3カ所の開口部8の上流側にエアーチ
ャンバー10があり、3カ所の開口部8に均一化された
空気が送られるとなっているが、実際は冷却ファン7の
吐き出された空気がエアーチャンバー10から開口部8
に至るまで、通風路断面積の急激な縮小が原因で、通風
回路の圧力損失が大きくなり、液晶パネルユニット3ま
で到達する風量が激減し、冷却効率が非常に悪くなると
いう問題点を有していた。
【0013】したがって、冷却性能を確保する目的で、
風量の過大な大型の冷却ファン7を装着したり、冷却フ
ァン7を高速で回転動作させなければならず、結果とし
て製品寸法が大きくなったり、送風騒音が過大になり商
品性が著しく低くなるという問題を有していた。また、
同様の原因によって通風断面積の急変部で空気流れの乱
れが原因で渦が発生し、送風騒音が大きくなるなどの問
題点を有していた。
【0014】本発明はこのような課題に着目し、特に投
射画像など製品の性能に直接的に関わり、冷却対象とし
ては最重要部である液晶パネルユニット3を効率よく冷
却する事の出来る小型で、なおかつ送風騒音が極めて低
く商品性の高い投射型液晶表示装置を提供するものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の投射型液晶表示
装置の液晶パネル部分の冷却構造も基本的な構成は従来
と同じで、たとえば特開平8−186784号公報に記
述されているものと同様である。ところが、本発明の投
射型液晶表示装置は、光源ランプユニットと、前記光源
ランプユニットからの光を集光する照射光学ユニット
と、集光された光を光学的に画像情報を生成するR、
G、Bの3枚の液晶パネルユニットと、前記液晶パネル
ユニットの光学情報を色合成する色合成光学ユニット
と、画像情報をスクリーン上に拡大投射する投射光学ユ
ニットと、前記液晶パネルユニットを冷却するための冷
却用ファンと、前記冷却ファンの空気吐出口に装着さ
れ、前記冷却ファンからの冷却風を前記3枚の液晶パネ
ルユニットに導く導風路を有し、前記冷却ファンの下流
直後から前記R、G、Bの液晶パネルユニットの3カ所
に対し少なくとも2つ以上に分岐させた後に3カ所の前
記液晶パネルユニットまで冷却風を導き、前記冷却ファ
ンの空気吐出口直後から前記液晶パネルユニットまで概
ね同一の通風路断面積となる導風路手段とを備えた構成
としている。
【0016】また、本発明の投射型液晶表示装置は、光
源ランプユニットと、前記光源ランプユニットからの光
を集光する照射光学ユニットと、集光された光を光学的
に画像情報を生成するR、G、Bの3枚の液晶パネルユ
ニットと、前記液晶パネルユニットの光学情報を色合成
する色合成光学ユニットと、画像情報をスクリーン上に
拡大投射する投射光学ユニットと、前記液晶パネルユニ
ットを冷却するための冷却用ファンと、前記冷却ファン
の空気吐出口に装着し、前記冷却ファンから吐出された
冷却風を分配する空気分配手段と、前記空気分配手段に
一体的に形成され、前記3枚の液晶パネルユニットに対
応する3カ所の分配配管部材と、前記冷却ファンファン
からの冷却風を前記3枚の液晶パネルユニットに導く導
風路となり、前記3カ所の分配配管部材に一端が係合さ
れ、他端が前記3カ所の液晶パネルユニットまで配設さ
れた3本の管状部材とを備えた構成としている。
【0017】かかる構成をとることにより、冷却ファン
から液晶パネルユニットまでの通風路での圧力損失が低
く抑えられ、冷却構造を格段に小型化出来て、強いては
装置全体を格段に小型化出来るとともに液晶パネルユニ
ットの冷却性能が向上させられる。また、通風路断面積
の急激な変化がないために、送風騒音が低くなり、音の
静かな商品性の高い投射型液晶表示装置が提供できる。
【0018】また、本発明の構成によって、冷却ファン
から液晶パネルユニットまでの通風路での圧力損失が低
く抑えられ、可撓性の筒状部材で空気通路を形成してい
るので、通風路が自由に設計でき強いては装置全体を格
段に小型化出来る。また、可撓性の筒状部材であるエア
ーホースを用いているため、通風路断面積の急激な変化
がなく、送風騒音が低くなり音の静かな商品性の高い投
射型液晶表示装置が提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光源ランプユニットと、前記光源ランプユニットか
らの光を集光する照射光学ユニットと、集光された光を
光学的に画像情報を生成するR、G、Bの3枚の液晶パ
ネルユニットと、前記液晶パネルユニットの光学情報を
色合成する色合成光学ユニットと、画像情報をスクリー
ン上に拡大投射する投射光学ユニットと、前記液晶パネ
ルユニットを冷却するための冷却用ファンと、前記冷却
ファンの空気吐出口に装着され、前記冷却ファンからの
冷却風を前記3枚の液晶パネルユニットに導く導風路で
あり、前記冷却ファンの下流直後から前記R、G、Bの
液晶パネルユニットの3カ所に対し少なくとも2つ以上
に分岐させた後に3カ所の前記液晶パネルユニットまで
冷却風を導き、前記冷却ファンの空気吐出口直後から前
記液晶パネルユニットまで概ね同一の通風路断面積とな
る導風路手段とを備えたものであり、冷却ファンから液
晶パネルユニットまでの通風路での圧力損失が低く抑え
られ、冷却構造を格段に小型化出来て、強いては装置全
体を格段に小型化出来るとともに液晶パネルユニットの
冷却性能が向上させられる。また、通風路断面積の急激
な変化がないために、送風騒音が低くなるという作用を
有する。
【0020】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
光源ランプユニットと、前記光源ランプユニットからの
光を集光する照射光学ユニットと、集光された光を光学
的に画像情報を生成するR、G、Bの3枚の液晶パネル
ユニットと、前記液晶パネルユニットの光学情報を色合
成する色合成光学ユニットと、画像情報をスクリーン上
に拡大投射する投射光学ユニットと、前記液晶パネルユ
ニットを冷却するための冷却用ファンと、前記冷却ファ
ンの空気吐出口に装着し、前記冷却ファンから吐出され
た冷却風を分配する空気分配手段と、前記空気分配手段
に一体的に形成され、前記3枚の液晶パネルユニットに
対応する3カ所の分配配管部材と、前記冷却ファンファ
ンからの冷却風を前記3枚の液晶パネルユニットに導く
導風路となり、前記3カ所の分配配管部材に一端が係合
され、他端が前記3カ所の液晶パネルユニットまで配設
された3本の管状部材とを備えたものであり、冷却ファ
ンから液晶パネルユニットまでの通風路での圧力損失が
低く抑えられ、可撓性の筒状部材で空気通路を形成して
いるので、通風路が自由に設計でき、強いては装置全体
を格段に小型化出来る。また、筒状部材を用いているた
め、通風路断面積の急激な変化がなく、送風騒音が低く
抑制させられるという作用を有する。
【0021】以下本発明の実施形態について、図面を参
照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の投射型液晶表示装置の
冷却構造を示す平面図である。図2は本発明の当該部の
側面図である。基本的な全体の構造は従来技術と同一で
あるため図5を用い同構成部品は同符号を用いて説明す
る。
【0022】1は光源ランプユニットであり、2は光源
ランプユニット1からの白色光を赤、青、緑に色分解
し、色分解された各光を集光する照射光学ユニットであ
る。また3は照射光学ユニット2で集光された光を画像
情報に応じて変調する液晶パネルユニットであり、液晶
パネルユニット3から構成されたライトバルブと変調さ
れた光を色合成する色合成光学ユニット4とで画像情報
を形成する。また、色合成ユニット4で色合成された光
を拡大投影する投射光学ユニット5によってスクリーン
上に画像を拡大投射するものである。またこの他に図示
しない電源回路と信号処理回路等で構成されている。
【0023】この種の投射型液晶表示装置は強力な光出
力を有する光源ランプユニット1の自己発熱また、光源
ランプユニット1からの光により入射される液晶パネル
ユニット3等の温度上昇や電源回路ユニットの発熱など
に対し一般的には強制的な冷却が必要となり冷却ファン
などを用いた各冷却装置が組み込まれている。図1に
は、本発明の投射型液晶表示装置の液晶パネルユニット
部の冷却構造の平面図を示しており、図2には本発明の
投射型液晶表示装置の液晶パネルユニット部の冷却構造
の側面図を示す。図を参照しながら冷却構造の詳細を説
明する。
【0024】図1において、光学ベース101は図示し
ないキャビネットに固定されており、照射光学ユニット
2は光学ベース101上に位置決めされた状態で装着さ
れている。液晶パネルユニット3は色合成ユニット4に
液晶パネル取り付け金具9で一体的に係合して光学ベー
ス101上に装着されている。また、投射光学ユニット
5は光学ベース101に固定されている。液晶パネルユ
ニット3を冷却する冷却ファン102は、例えば静圧の
大きい小型の遠心ファンであり、液晶パネルユニット3
から離れた位置に配置固定されている。冷却ファン10
2には、空気吐出口105から液晶パネルユニット3の
真下に位置する光学ベース101の開口部103まで導
風するための導風路手段であるエアーダクト104が取
り付けられており、冷却ファン102からの冷却風を液
晶パネルユニット3まで導く構成となっている。
【0025】特に、冷却ファン102の空気吐出口10
5から、3カ所の液晶パネルユニット3に向けて、エア
ーダクト104の通風路を2つに分岐させており、通風
路断面積を冷却ファン102から液晶パネルユニット3
にわたって概略一定になるように形成している。また、
2カ所に分岐させた一方のエアーダクト104の端部は
独立して一つの液晶パネルユニット3に導風され、別に
分岐したエアーダクト104は液晶パネルユニット3い
向かう途中でさらに分岐されて、2つの液晶パネルユニ
ット3に分配されるように、さらに分岐されて形成して
いる。
【0026】以上のように構成された投射型液晶表示装
置の冷却構造について、図1を用いて冷却の仕組みを説
明する。まず、前述した冷却ファン102の冷却風の流
れは、図示しないキャビネットに設けた吸気フィルター
を介して矢印B方向より外気の空気を吸い込み、冷却フ
ァン102である遠心ファンにより矢印C方向へと導か
れ、2箇所に分岐したエアーダクト104を介してR、
G、B3カ所の液晶パネルユニット3方向に空気を流し
ている。したがって、冷却ファン102から吐き出され
た空気は、3カ所の液晶パネルユニット3部へ分岐され
て冷却風が導かれて、液晶パネルユニット3の受光部で
ある温度発熱部分に強制的に当てられ、冷却がなされる
ものである以上のように本実施の形態1によれば、液晶
パネルユニット3を冷却するための通風路手段を、冷却
ファン102からの冷却風を通風路面積が概略一定であ
り、少なくとも2カ所以上に分岐したのエアーダクト1
04で構成したことによって、冷却ファン102から液
晶パネルユニット3までの通風路での通風路断面積の急
激な変化がないため圧力損失が低く抑えることが出来
る。
【0027】また、冷却対象となる液晶パネルユニット
3の下方には、エアーダクト104のみの配置となり、
従来装置において液晶パネルユニット3の下方に配置さ
れていた冷却ファン102およびエアーフィルター、フ
ァンガード部材、フィルター底蓋などを液晶パネルユニ
ット3部から離れた位置に配置できるために、冷却構造
を小型化でき強いては装置全体の大きさを極めて薄く小
型化が図れる。
【0028】(実施の形態2)図3は本発明の投射型液
晶表示装置の冷却構造を示す平面図である。図4は本発
明の当該部の側面図である。基本的な構造は従来技術と
同一であるため図5を用い同符号を用いて説明する。1
は光源ランプユニットであり、2は光源ランプユニット
1からの白色光を赤、青、緑に色分解し、色分解された
各光を集光する照射光学ユニットである。また3は照射
光学ユニット2で集光された光を画像情報に応じて変調
する液晶パネルユニットであり、液晶パネルユニット3
から構成されたライトバルブと変調された光を色合成す
る色合成光学ユニット4とで画像情報を形成する。ま
た、色合成ユニット4で色合成された光を拡大投影する
投射光学ユニット5によってスクリーン上に画像を拡大
投射するものである。またこの他に図示しない電源回路
と信号処理回路等で構成されている。
【0029】この種の投射型液晶表示装置は強力な光出
力を有する光源ランプユニット1の自己発熱また、光源
ランプユニット1からの光により入射される液晶パネル
ユニット3等の温度上昇や電源回路ユニットの発熱など
に対し一般的には強制的な冷却が必要となり冷却ファン
などを用いた各冷却装置が組み込まれている。図3に
は、本発明の投射型液晶表示装置の液晶パネルユニット
部の冷却構造を示しており、図を参照しながら冷却構造
を説明する。図3および図4において、光学ベース20
1は図示しないキャビネットに固定されており、照射光
学ユニット2は光学ベース201上に位置決めされた状
態で装着されている。液晶パネルユニット3は色合成ユ
ニット4に液晶パネル取り付け金具9で一体的に係合し
て光学ベース201上に装着されている。
【0030】また、投射光学ユニット5は光学ベース2
01に固定されている。液晶パネルユニット3を冷却す
る冷却ファン202は、例えば静圧の高い小型の遠心フ
ァンであり、液晶パネルユニット3から離れた位置に配
置固定されている。冷却ファン202には、空気吐出口
から3カ所の液晶パネルユニット3の真下に位置する光
学ベース201の開口部205まで導風するための筒状
部材である3本のエアーホース203が配設されてお
り、冷却ファン202からの冷却風を3カ所の液晶パネ
ルユニット3まで導く構成となっている。
【0031】また、3本のエアーホース203の液晶パ
ネルユニット側の端部は、光学ベース201に接続さ
れ、他端は冷却ファン202の空気吐き出し口206に
取り付けられた空気分配手段となるエアーチャンバー部
材204の3カ所の分配配管部材207に差し込まれて
いる。図3を用いて実際の液晶パネルユニット3の冷却
の仕組みを説明する。
【0032】まず、前述した冷却ファン202の冷却風
の流れは、図示しないキャビネットに設けた吸気フィル
ターを介して矢印D方向より外気の空気を吸い込み、冷
却ファンである遠心ファンにより矢印E方向へと導かれ
エアーチャンバー部材204内に送り込まれる。送り込
まれた冷却風は、エアーチャンバー部材204に設けら
れた3カ所の分配配管部材207によって分配され、分
配配管部材207に差し込まれた3本のエアーホース2
03を経由して3カ所の液晶パネルユニット3の受光部
である温度発熱部分に強制的に当てられ、冷却がなされ
るものである。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、液晶
パネルユニット3を冷却するため、可撓性のエアーホー
ス203で通風路を形成したために、通風路断面積が概
略一定となるため、冷却ファン202から液晶パネルユ
ニット3までの通風路での通風路断面積の急激な変化が
抑制されるため圧力損失が低く抑えられ、冷却構造を大
きくすることなく冷却性能が格段に向上させられること
ができる。
【0034】また、可撓性のエアーホース203として
いるために、通風形状が自由に設定できうるため装置全
体の設計自由度が増し、装置全体を極めて小型化でき
る。また従来装置で、空気流れの乱れが発生していた部
分で、通風路断面積の一定のために空気乱れが抑制され
て送風騒音が極めて低くできるなお、図1および図3に
示した本発明の実施例では、色合成系ユニット4に合成
プリズムを用いた方式で説明したが、例えば、R、G、
Bの3枚の液晶パネルを通過する画像情報をそれぞれの
色に対応するミラーで順次合成する、いわゆるミラー順
次合成の方式を用いる投射型液晶投射装置に同冷却構造
を適用してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、装置を大型化す
ることなく冷却性能を格段に向上させることができ、冷
却風の乱れがないので送風騒音を大幅に減少させること
ができる。また、冷却構造を格段に小型化できるために
製品全体の小型化が可能になるとともに、送風騒音の静
かな冷却構造となり商品力を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による冷却構造を示す平
面図
【図2】同側面図
【図3】本発明の実施の形態2による冷却構造を示す平
面図
【図4】同側面図
【図5】従来の投射型液晶表示装置の全体構成の概要を
示す平面図
【図6】従来の投射型液晶表示装置の冷却構造を示す側
断面図
【符号の説明】
1 光源ランプユニット 2 照射光学ユニット 3 液晶パネルユニット 4 色合成光学ユニット 5 投射光学ユニット 6 光学ベース 7 冷却ファン 8 開口部 9 液晶パネル取り付け金具 10 エアーチャンバ 11 ファンガード部材 12 吸気フィルター 13 フィルター底蓋 101 光学ベース 102 冷却ファン 103 開口部 104 エアーダクト 105 空気吐出口 201 光学ベース 202 冷却ファン 203 エアーホース 204 エアーチャンバー部材 205 開口部 206 空気吐出口 207 分配配管部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプユニットと、 前記光源ランプユニットからの光を集光する照射光学ユ
    ニットと、 集光された光を光学的に画像情報を生成するR、G、B
    の3枚の液晶パネルユニットと、 前記液晶パネルユニットの光学情報を色合成する色合成
    光学ユニットと、 画像情報をスクリーン上に拡大投射する投射光学ユニッ
    トと、 前記液晶パネルユニットを冷却するための冷却用ファン
    と、 前記冷却ファンの空気吐出口に装着され、前記冷却ファ
    ンからの冷却風を前記3枚の液晶パネルユニットに導く
    導風路であり、前記冷却ファンの下流直後から前記R、
    G、Bの液晶パネルユニットの3カ所に対し少なくとも
    2つ以上に分岐させた後に3カ所の前記液晶パネルユニ
    ットまで冷却風を導き、前記冷却ファンの空気吐出口直
    後から前記液晶パネルユニットまで概ね同一の通風路断
    面積となる導風路手段とを備えたことを特徴とする投射
    型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】冷却ファンは、遠心ファンとしたことを特
    徴とする請求項第1項記載の投射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】光源ランプユニットと、 前記光源ランプユニットからの光を集光する照射光学ユ
    ニットと、 集光された光を光学的に画像情報を生成するR、G、B
    の3枚の液晶パネルユニットと、 前記液晶パネルユニットの光学情報を色合成する色合成
    光学ユニットと、 画像情報をスクリーン上に拡大投射する投射光学ユニッ
    トと、 前記液晶パネルユニットを冷却するための冷却用ファン
    と、 前記冷却ファンの空気吐出口に装着し、前記冷却ファン
    から吐出された冷却風を分配する空気分配手段と、 前記空気分配手段に一体的に形成され、前記3枚の液晶
    パネルユニットに対応する3カ所の分配配管部材と、 前記冷却ファンファンからの冷却風を前記3枚の液晶パ
    ネルユニットに導く導風路となり、前記3カ所の分配配
    管部材に一端が係合され、他端が前記3カ所の液晶パネ
    ルユニットまで配設された3本の管状部材とを備えたこ
    とを特徴とする投射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】管状部材は、可撓性のある同一通路面積を
    もつ部材であり、冷却ファンは、遠心ファンとしたこと
    を特徴とする請求項第3項記載の投射型液晶表示装置。
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