JP2003307780A - 投写型表示装置の冷却構造 - Google Patents

投写型表示装置の冷却構造

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JP2003307780A
JP2003307780A JP2002115834A JP2002115834A JP2003307780A JP 2003307780 A JP2003307780 A JP 2003307780A JP 2002115834 A JP2002115834 A JP 2002115834A JP 2002115834 A JP2002115834 A JP 2002115834A JP 2003307780 A JP2003307780 A JP 2003307780A
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unit
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Shoji Kawahara
河原  昭二
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写型表示装置における液晶パネルユニット
の冷却構造であって、小型のファンを使用しても3箇所
の冷却部位に効率よく冷却風を導き、装置を極めて小型
化にする。 【解決手段】 冷却ファンの空気吐出口の開口面積を高
さ方向で上下少なくとも2箇所以上に分割し、分割され
た下側の開口面積からの冷却風を分割高さ以下の高さで
前記3枚の液晶パネルユニット及び光学デバイスの少な
くとも2箇所以上に分配する第1の導風手段と、第1の
導風手段で導風されない上側の開口面積からの冷却風
を、前記第1の導風手段の上部から前記第1の導風手段
の高さ以下になるように徐々に立体交差させて、前記3
枚の液晶パネルユニットに導く構造を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源ランプからの
白色光を赤、青、緑の3色光に分解し、これらの各光を
例えば液晶パネルから構成されるライトバルブを通して
画像情報に対応させて変調し、変調した後の各色の変調
光を色合成して投射レンズユニットを介してスクリーン
上に拡大投射する投写型表示装置に関するものであり、
さらには、このような投写型表示装置のライトバルブ例
えば液晶パネル部及び光学デバイスを薄型でかつ小型で
ありながら効率よく冷却するための冷却構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近では投写型表示装置は画像情報をよ
り鮮明に投影するために高解像度のライトバルブ例えば
液晶パネルなどが用いられ、さらには投影画面の明るい
高輝度化が促進されている。また、パーソナルコンピュ
ータの普及拡大などによって、電子プレゼンテーション
も多く用いられ、ノートパソコンなどの画像出力装置と
しての可搬性の優れる小型軽量化も投写型表示装置では
非常に強く望まれている。
【0003】そのため、高輝度化に伴って光源ランプの
出力も大きくなり、構成される光学素子部品などの冷却
性能が重要視されており、液晶パネルや光源ランプなど
の冷却構造も小型化が強く望まれている。
【0004】小型でかつ冷却効率のいい冷却構造とし
て、シロッコファンなど高静圧型ファンを用いて、ファ
ン吐出口直後から3枚の液晶パネル部に少なくとも2箇
所以上に分岐してエアーダクトで導風する方法が知られ
ている(例えば、特開平11−52324号公報)。
【0005】図3は、従来の投写型表示装置の冷却構造
を示す平面図である。図面を参照しながら従来の投写型
表示装置の冷却構造について説明する。
【0006】従来の投写型表示装置において、1は光源
ランプユニットであり、2は光源ランプユニット1から
の白色光を赤、青、緑に色分解し、色分解された各光を
集光する照射光学ユニットである。また3は照射光学ユ
ニット2で集光された光を画像情報に応じて変調する液
晶パネルユニットであり、液晶パネルユニット3から構
成されたライトバルブと変調された光を色合成する色合
成ユニット4とで画像情報を形成する。また、色合成ユ
ニット4で色合成された光を拡大投影する投射光学ユニ
ット5によってスクリーン上に画像を拡大投射するもの
である。また、6は光源ランプユニット1や図示しない
信号処理回路などを駆動するための電源回路ユニットで
ある。
【0007】この種の投写型表示装置は強力な光出力を
有する光源ランプユニット1の自己発熱また、光源ラン
プユニット1からの光により入射される液晶パネルユニ
ット3等光学素子部品の温度上昇や電源回路ユニットの
発熱など一般的には冷却が必要となり各冷却装置が組み
込まれている。
【0008】図3には、従来の投写型表示装置の液晶パ
ネルユニット部の冷却構造を示しており、図を参照しな
がら従来の冷却構造を説明する。図3において、9は、
液晶パネルユニット3を冷却するための冷却風を発生す
る冷却ファンである。7は、冷却ファン9の吐出口に装
着され、冷却ファン9から発生される冷却風を液晶パネ
ルユニット3まで導くエアーダクトである。このエアー
ダクト7は、冷却ファン9の吐出口直後からR、G、B
の液晶パネルユニット3の3箇所に対し、少なくとも2
つ以上に分岐された後に、ダクト開口部11から垂直方
向に冷却風を吐出し、3箇所の液晶パネルユニット3ま
で冷却風を導き、冷却ファンの空気吐出口直後から液晶
パネルユニット3まで概ね通風路断面積を同一にしたこ
とを特徴としている。
【0009】従来構造によると、冷却ファンから液晶パ
ネルユニットまでの通風路での圧力損失が低く抑えら
れ、冷却構造を格段に小型化できる利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】最近では投写型表示装
置は画像情報をより鮮明に投影するために高解像力・高
精細の液晶パネルユニットが用いられ、さらにはスクリ
ーン上の画像を視聴室内を暗くしなくとも見えるために
投影画面の明るい高輝度化が促進されており、発光強度
の大きい光源ランプの採用に伴う液晶パネルユニットに
対する冷却性能の向上が大きな技術課題となっている。
【0011】また、携帯にも便利なように小型化軽量化
も強く要求され、冷却性能の向上と相反する小型化の冷
却構造が特に必要となってきている。
【0012】しかしながら、上述の従来の構成では、超
小型化を考えた場合に、必然的に冷却ファンも超小型化
のものが使用不可欠となるため、冷却ファンに装着する
エアーダクトの幅も小さくなり分岐した場合に、一つの
通風路面積が非常に小さくなるため冷却性能の悪化が懸
念される場合がある。
【0013】また、冷却性能を確保する目的で、冷却フ
ァンの風量を増大させるため、高速で回転動作させなけ
ればならず、送風騒音が過大になり商品性が著しく低く
なるという問題を有していた。
【0014】本発明はこのような課題に着目し、特に耐
熱的に問題がある液晶パネルユニットを効率よく冷却す
る事の出来る超小型で、なおかつ送風騒音が極めて低く
商品性の高い投写型表示装置の冷却構造を提供するもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の投写型表示装置
のライトバルブ例えば液晶パネル部分の冷却構造も基本
的な構成は従来と同じで、例えば特開平11−5232
4号に記述されているものと同様である。
【0016】ところが、本発明の投写型表示装置の冷却
構造は、光源ランプユニットと、前記光源ランプユニッ
トからの光を集光する照射光学ユニットと、集光された
光を光学的に画像情報を生成するR、G、Bの3枚の液
晶パネルユニットと、前記液晶パネルユニットの光学情
報を色合成する色合成ユニットと、画像情報をスクリー
ン上に拡大投射する投射光学ユニットと、前記3枚の各
液晶パネルユニット及び光学デバイスを冷却するための
冷却ファンと、前記冷却ファンの空気吐出口に装着さ
れ、前記冷却ファンの空気吐出口の開口面積を高さ方向
で少なくとも2箇所以上に分割し、分割された下側の開
口面積からの冷却風を分割高さ以下の高さで前記3枚の
液晶パネルユニット及び光学デバイスの少なくとも2箇
所以上に分配する第1の導風手段と、前記冷却ファンの
空気吐出口に装着され、前記冷却ファンの空気吐出口に
おいて、第1の導風手段で導風されない上側の開口面積
からの冷却風を、前記第1の導風手段の上部から前記第
1の導風手段の高さ以下になるように徐々に立体交差さ
せて、前記3枚の液晶パネルユニット及び光学デバイス
の第1の導風手段で導風されない箇所に分配する第2の
導風手段とを備えた構成としている。
【0017】また、本発明の投写型表示装置の冷却構造
は、光源ランプユニットと、前記光源ランプユニットか
らの光を集光する照射光学ユニットと、集光された光を
光学的に画像情報を生成するR、G、Bの3枚の液晶パ
ネルユニットと、前記液晶パネルユニットの光学情報を
色合成する色合成ユニットと、画像情報をスクリーン上
に拡大投射する投射光学ユニットと、前記3枚の各液晶
パネルユニット及び光学デバイスを冷却するための冷却
ファンと、前記冷却ファンの空気吐出口に装着され、前
記冷却ファンの空気吐出口の開口面積を概ね維持させな
がら、高さ方向で空気吐出口の概ね半分以下に低くかつ
空気吐出口の幅を拡大する方向で開口面積を徐々に変化
させ、前記3枚の液晶パネルユニット及び光学デバイス
に冷却風を分配する導風手段を備えた構成としている。
【0018】係る構成をとることによって、冷却ファン
から液晶パネルユニットまでの通風路での圧力損失が低
く抑えられ、冷却構造を格段に薄く、小型化出来るとと
もに液晶パネルユニットの冷却性能が向上させられる。
また、小型のファンを使用する場合でも、高速で駆動す
る必要がないため、送風騒音が低くなり静かな商品性の
高い投射型液晶表示装置が提供できる。
【0019】また、本発明の構成によって、冷却ファン
から液晶パネルユニットまでの通風路での圧力損失が低
く抑えられ、冷却構造を格段に薄く、小型化出来るとと
もに液晶パネルユニットの冷却性能が向上させられる。
また、小型のファンを使用する場合でも、エアーダクト
の通風路が自由に設計できひいては、装置全体を格段に
小型化できる。また、小型のファンを使用する場合で
も、高速で駆動する必要がないため、送風騒音が低くな
り静かな商品性の高い投射型液晶表示装置が提供でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光源ランプユニットと、前記光源ランプユニットか
らの光を集光する照射光学ユニットと、集光された光を
光学的に画像情報を生成するR、G、Bの3枚の液晶パ
ネルユニットと、前記液晶パネルユニットの光学情報を
色合成する色合成ユニットと、画像情報をスクリーン上
に拡大投射する投射光学ユニットと、前記3枚の各液晶
パネルユニット及び光学デバイスを冷却するための冷却
ファンと、前記冷却ファンの空気吐出口に装着され、前
記冷却ファンの空気吐出口の開口面積を高さ方向で少な
くとも2箇所以上に分割し、分割された下側の開口面積
からの冷却風を分割高さ以下の高さで前記3枚の液晶パ
ネルユニット及び光学デバイスの少なくとも2箇所以上
に分配する第1の導風手段と、前記冷却ファンの空気吐
出口に装着され、前記冷却ファンの空気吐出口におい
て、第1の導風手段で導風されない上側の開口面積から
の冷却風を、前記第1の導風手段の上部から前記第1の
導風手段の高さ以下になるように徐々に立体交差させ
て、前記3枚の液晶パネルユニット及び光学デバイスの
第1の導風手段で導風されない箇所に分配する第2の導
風手段とを備えたものであり、冷却ファンから液晶パネ
ルユニットまでの通風路での圧力損失が低く抑えられ、
冷却構造を格段に薄く、小型化出来るとともに液晶パネ
ルユニットの冷却性能が格段に向上するという作用を有
する。
【0021】また、本発明の請求項3に記載の投写型表
示装置の冷却構造は、光源ランプユニットと、前記光源
ランプユニットからの光を集光する照射光学ユニット
と、集光された光を光学的に画像情報を生成するR、
G、Bの3枚の液晶パネルユニットと、前記液晶パネル
ユニットの光学情報を色合成する色合成ユニットと、画
像情報をスクリーン上に拡大投射する投射光学ユニット
と、前記3枚の各液晶パネルユニット及び光学デバイス
を冷却するための冷却ファンと、前記冷却ファンの空気
吐出口に装着され、前記冷却ファンの空気吐出口の開口
面積を概ね維持させながら、高さ方向で空気吐出口の概
ね半分以下に低くかつ空気吐出口の幅を拡大する方向で
開口面積を徐々に変化させ、前記3枚の液晶パネルユニ
ット及び光学デバイスに冷却風を分配する導風手段を備
えたものであり、冷却ファンから液晶パネルユニットま
での通風路での圧力損失が低く抑えられ、冷却構造を格
段に薄く、小型化出来るとともに液晶パネルユニットの
冷却性能が向上させられる。また、小型のファンを使用
する場合でも、エアーダクトの通風路が自由に設計でき
ひいては、装置全体を格段に小型化できるという作用を
有する。
【0022】以下本発明の実施形態について、図面を参
照しながら説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は、請求項1に記載
の本発明の投写型表示装置の冷却構造を示す概要図であ
る。基本的な構造は従来技術と同一であるため図3を用
い同構成部品は同符号を用いて説明する。
【0024】1は光源ランプユニットであり、2は光源
ランプユニット1からの白色光を赤、青、緑に色分解
し、色分解された各光を集光する照射光学ユニットであ
る。
【0025】また3は照射光学ユニット2で集光された
光を画像情報に応じて変調する液晶パネルユニットであ
り、液晶パネルユニット3から構成されたライトバルブ
と変調された光を色合成する色合成ユニット4とで画像
情報を形成する。
【0026】また、色合成ユニット4で色合成された光
を拡大投影する投射光学ユニット5によってスクリーン
上に画像を拡大投射するものである。またこの他に図示
しない電源回路と信号処理回路等で構成されている。
【0027】この種の投写型表示装置は強力な光出力を
有する光源ランプユニット1の自己発熱また、光源ラン
プユニット1からの光により入射される液晶パネルユニ
ット3等の温度上昇や電源回路ユニットの発熱など一般
的には冷却が必要となり各冷却装置が組み込まれてい
る。
【0028】図1には、本発明の投写型表示装置の液晶
パネルユニット部の冷却構造を示しており、図を参照し
ながら冷却構造を説明する。
【0029】図1において、照射光学ユニット2は図示
しない光学ベース上に位置決めされた状態で装着されて
いる。液晶パネルユニット3は色合成ユニット4に液晶
パネル取り付け金具で一体的に係合して光学ベース上に
装着されている。また、投射光学ユニット5は光学ベー
スに固定されている。
【0030】液晶パネルユニット3を冷却する冷却ファ
ン9は、例えばシロッコファンであり、液晶パネルユニ
ット3から離れた位置に配置固定されている。冷却ファ
ン9には、空気突出口から液晶パネルユニット3の真下
まで導風するための導風路手段である第1のエアーダク
ト101及び第2のエアーダクト102が取り付けられ
ており、冷却ファン9からの冷却風を液晶パネルユニッ
ト3まで導く構成となっている。
【0031】以上のように構成された投射型液晶表示装
置の冷却構造について、図1を用いて冷却の仕組みを説
明する。
【0032】まず、前述した冷却ファン9の冷却風の流
れは、図示しないキャビネットに設けた吸気フィルター
を介して外気の空気A方向より吸い込み、第1のエアー
ダクト101からB方向にまた、第2のエアーダクト1
02を介してC方向にそれぞれR、G、B3箇所の液晶
パネルユニット3方向に空気を流している。
【0033】冷却ファン9から吐き出された空気は、3
箇所の液晶パネルユニット3部へ分岐されて冷却風が導
かれて、液晶パネルユニット3の受光部である温度発熱
部分に強制的に当てられ、冷却がなされるものである。
【0034】かかる発明の特徴は、第1のエアーダクト
101と第2のエアーダクト102が冷却ファン9の空
気吐出部においては2階建てのように重なり合い、それ
ぞれB方向、C方向へ空気を分配しているところにあ
る。
【0035】また、照明光学ユニット2の近傍より、高
さ方向で同一になるように構成しており、すなわち2つ
のエアーダクトの導風路が立体交差している点にある。
【0036】以上のように本実施の形態1によれば、液
晶パネルユニット3を冷却するための通風路手段を、冷
却ファン9からの冷却風を通風路面積が概略一定であ
り、少なくとも上下で2箇所以上に分岐し、立体交差さ
せた構成にしたことによって、冷却ファン9から液晶パ
ネルユニット3までの通風路での通風路断面積の急激な
変化がなく、小型の冷却ファンの空気を圧力損失を低い
状態で効率よく冷却対象の液晶パネルユニットまで導く
ことができる。
【0037】したがって、小型の冷却ファンおよびエア
ーフィルターなどを液晶パネルユニット部から離れた位
置に配置でき、効率よい冷却が達成できるため、装置全
体の大きさを極めて薄く小型化が図れる利点がある。
【0038】(実施の形態2)図2は第2の発明の投射
型液晶表示装置の冷却構造を示す平面図である。基本的
な構造は従来技術と同一であるため図3を用い同符号を
用いて説明する。
【0039】1は光源ランプユニットであり、2は光源
ランプユニット1からの白色光を赤、青、緑に色分解
し、色分解された各光を集光する照射光学ユニットであ
る。
【0040】また3は照射光学ユニット2で集光された
光を画像情報に応じて変調する液晶パネルユニットであ
り、液晶パネルユニット3から構成されたライトバルブ
と変調された光を色合成する色合成光学ユニット4とで
画像情報を形成する。
【0041】また、色合成ユニット4で色合成された光
を拡大投影する投射光学ユニット5によってスクリーン
上に画像を拡大投射するものである。またこの他に図示
しない電源回路と信号処理回路等で構成されている。
【0042】この種の投射型液晶表示装置は強力な光出
力を有する光源ランプユニット1の自己発熱また、光源
ランプユニット1からの光により入射される液晶パネル
ユニット3等の温度上昇や電源回路ユニットの発熱など
一般的には冷却が必要となり各冷却装置が組み込まれて
いる。
【0043】図2において、照射光学ユニット2は図示
しない光学ベース上に位置決めされた状態で装着されて
いる。液晶パネルユニット3は色合成ユニット4に液晶
パネル取り付け金具で一体的に係合して光学ベース上に
装着されている。
【0044】また、投射光学ユニット5は光学ベースに
固定されている。液晶パネルユニット3を冷却する冷却
ファン9は、例えばシロッコファンであり、液晶パネル
ユニット3から離れた位置に配置固定されている。
【0045】冷却ファン9には、空気突出口から液晶パ
ネルユニット3の真下まで導風するための導風路手段で
あるエアーダクト201が取り付けられており、冷却フ
ァン9からの冷却風を液晶パネルユニット3まで導く構
成となっている。
【0046】以上のように構成された投射型液晶表示装
置の冷却構造について、図2を用いて冷却の仕組みを説
明する。
【0047】まず、前述した冷却ファン9の冷却風の流
れは、ハウジング8に設けた吸気フィルターを介して外
気の空気D方向より吸い込み、エアーダクト201から
それぞれR、G、B3箇所の液晶パネルユニット3方向
に空気を流している。
【0048】冷却ファン9から吐き出された空気は、3
箇所の液晶パネルユニット3へ分岐されて冷却風が導か
れて、液晶パネルユニット3の受光部である温度発熱部
分に強制的に当てられ、冷却がなされるものである。
【0049】かかる発明の特徴は、エアーダクト201
が冷却ファン9の空気吐出口に装着され、冷却ファン9
の空気吐出口の開口面積を概ね維持させながら、高さ方
向で空気吐出口の概ね半分以下に低くかつ空気吐出口の
幅を拡大する方向で開口面積を徐々に変化させ、前記3
枚の液晶パネルユニット及び光学デバイスに冷却風を分
配する導風手段である形状をしているところにある。
【0050】以上のように本実施の形態2によれば、液
晶パネルユニット3を冷却するための通風路手段を、冷
却ファン9からの冷却風を通風路面積が概略一定であ
り、高さ方向で空気吐出口の概ね半分以下に低くかつ空
気吐出口の幅を拡大する方向で開口面積を徐々に変化さ
せ、前記3枚の液晶パネルユニット及び光学デバイスに
冷却風を分配する構成としたことによって、極めて吐出
部の幅が小さい小型の冷却ファンであっても、通風路断
面積を急激に変化させることなく、扁平でかつ幅広く通
風路を構成できるため、冷却ファン9から液晶パネルユ
ニット3まで圧力損失を低い状態で効率よく冷却風を導
くことができる。
【0051】したがって、超小型の冷却ファンおよびエ
アーフィルターなどを液晶パネルユニット部から離れた
位置に配置でき、効率よい冷却が達成できるため、装置
全体の大きさを極めて薄く小型化が図れる利点がある。
【0052】また、実施の形態1及び2では冷却ファン
をシロッコファンを例にあげて説明したが、ターボファ
ンなど静圧の高いファンであれば何であってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明は、小型の冷却ファ
ンを使用しても効率よい液晶パネルユニットの冷却を達
成できるため、装置を大型化することなく冷却性能を格
段に向上させることができる。また、装置の厚みを極め
て低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による投写型表示装置の
平面図
【図2】本発明の実施の形態2による投写型表示装置の
平面図
【図3】従来技術の冷却構造を示す平面図
【符号の説明】 1 光源ランプユニット 2 照射光学ユニット 3 液晶パネルユニット 4 色合成光学ユニット 5 投射光学ユニット 6 電源ユニット 8 ハウジング 9 シロッコファン 11 ダクト開口部 101 第1のエアーダクト 102 第2のエアーダクト 201 エアーダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 E Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 EA20 EA68 HA05 HA13 HA24 HA28 MA16 2H091 FA05Z FA14Y FA41Z FD07 FD12 FD22 FD24 LA04 LA11 LA12 LA15 2K103 AA01 AA05 BB02 DA03 DA07 DA18 DA19 DA25 5C058 AB03 AB06 BA35 EA02 EA26 EA52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプユニットと、 前記光源ランプユニットからの光を集光する照射光学ユ
    ニットと、 集光された光を光学的に画像情報を生成するR、G、B
    の3枚の液晶パネルユニットと、 前記液晶パネルユニットの光学情報を色合成する色合成
    光学ユニットと、 画像情報をスクリーン上に拡大投射する投射光学ユニッ
    トと、 前記3枚の各液晶パネルユニット及び光学デバイスを冷
    却するための冷却ファンと、 前記冷却ファンの空気吐出口に装着され、前記冷却ファ
    ンの空気吐出口の開口面積を高さ方向で少なくとも2箇
    所以上に分割し、分割された下側の開口面積からの冷却
    風を分割高さ以下の高さで前記3枚の液晶パネルユニッ
    ト及び光学デバイスの少なくとも2箇所以上に分配する
    第1の導風手段と、 前記冷却ファンの空気吐出口に装着され、前記冷却ファ
    ンの空気吐出口において、第1の導風手段で導風されな
    い上側の開口面積からの冷却風を、前記第1の導風手段
    の上部から前記第1の導風手段の高さ以下になるように
    徐々に立体交差させて、前記3枚の液晶パネルユニット
    及び光学デバイスの第1の導風手段で導風されない箇所
    に分配する第2の導風手段とを備えたことを特徴とする
    投写型表示装置の冷却構造。
  2. 【請求項2】 冷却ファンは、遠心ファンあるいはター
    ボファンとしたことを特徴とする請求項1記載の投写型
    表示装置の冷却構造。
  3. 【請求項3】 光源ランプユニットと、 前記光源ランプユニットからの光を集光する照射光学ユ
    ニットと、 集光された光を光学的に画像情報を生成するR、G、B
    の3枚の液晶パネルユニットと、 前記液晶パネルユニットの光学情報を色合成する色合成
    光学ユニットと、 画像情報をスクリーン上に拡大投射する投射光学ユニッ
    トと、 前記3枚の各液晶パネルユニット及び光学デバイスを冷
    却するための冷却ファンと、 前記冷却ファンの空気吐出口に装着され、前記冷却ファ
    ンの空気吐出口の開口面積を概ね維持させながら、高さ
    方向で空気吐出口の概ね半分以下に低くかつ空気吐出口
    の幅を拡大する方向で開口面積を徐々に変化させ、前記
    3枚の液晶パネルユニット及び光学デバイスに冷却風を
    分配する導風手段を備えたことを特徴とする投写型表示
    装置の冷却構造。
  4. 【請求項4】 冷却ファンは、遠心ファンあるいはター
    ボファンとしたことを特徴とする請求項3記載の投写型
    表示装置の冷却構造。
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JP (1) JP2003307780A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100419573C (zh) * 2004-12-17 2008-09-17 中强光电股份有限公司 具有网孔构造的冷却装置
JP2013011651A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Casio Comput Co Ltd プロジェクタ
JP2014059573A (ja) * 2013-11-06 2014-04-03 Seiko Epson Corp プロジェクター
CN116300176A (zh) * 2023-03-09 2023-06-23 业成科技(成都)有限公司 图像生成装置

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