JPH1151964A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH1151964A
JPH1151964A JP9227590A JP22759097A JPH1151964A JP H1151964 A JPH1151964 A JP H1151964A JP 9227590 A JP9227590 A JP 9227590A JP 22759097 A JP22759097 A JP 22759097A JP H1151964 A JPH1151964 A JP H1151964A
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axis
electrode
acceleration sensor
acceleration
detection
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JP9227590A
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Kazutoyo Ichikawa
和豊 市川
Norihiko Shiratori
典彦 白鳥
Hiroaki Terao
博明 寺尾
Tomoo Namiki
智雄 並木
Minoru Hatakeyama
稔 畠山
Masato Handa
正人 半田
Yoshiya Okada
恵也 岡田
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Miyota KK
Miyota Co Ltd
Original Assignee
Miyota KK
Miyota Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/084Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型低背で、検出精度が高く、かつ耐衝撃
性、信頼性も高い加速度センサを得る。 【解決手段】 板状の可撓部材と少なくとも検出用電極
が形成され該可撓部材の片面に固定される圧電素子と重
錘体を有するセンサ部と、該可撓部材の外周部を支持す
る支持部材と、電子部品を搭載し接続端子を有する回路
基板と、該支持部材を固定し、該回路基板を支持すると
ともに外部との電気的導通をとる接続部材を有するベー
スと、該センサ部および該回路基板を保護する保護部材
を備える加速度センサにおいて、該回路基板は、該セン
サ部の側方に配置される。また、センサ部と支持部材と
に位置決め部を設ける。さらに検出電極と回路基板との
電気的導通をとるリード線は少なくとも電極との接合部
が樹脂により保護される。そしてベースと保護部材によ
り密閉空間が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電素子を用いた加
速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】加速度センサは自動車業界でエアーバッ
グ制御のセンサ等として使用されている。検出方式はい
ろいろ開発されているが、本発明は表面に電極を形成し
た圧電素子を貼付した可撓部材の中央部に加速度により
慣性力を生じる重錘体を設け、加速度による重錘体の慣
性力で可撓部材が変形(この時表面に貼付してある圧電
素子も変形しその歪量に比例した電荷を発生する)する
ことにより加速度を検出するものにかかわる。
【0003】 本発明に係わる先行技術として、特開平
5−26744号がある。図1は従来技術による加速度
センサの代表的な例で正面断面図である。図2は圧電素
子側から見た平面図である。可撓性を持った円盤状の基
板1の上面には、両面に検出電極3、4、5、6が形成
された圧電素子2が貼付され、下面の中央部には加速度
を可撓性を持った円盤状の基板1の歪みに置換するため
の重錘体7が貼付されている。
【0004】加速度により重錘体と可撓部材の相対位置
がずれることで可撓部材に貼付してある圧電素子が歪
み、電荷が発生する。電荷は表面に形成してある電極で
集められ、ある電位(電圧)として計測される。本明細
書では電極に発生する電荷と表現する。圧電素子は歪み
量により発生する電荷の量が変わる。また圧電素子の面
積や体積によっても発生する電荷の量が変わる。
【0005】先出の特開平5ー26744号は、圧電素
子を用いた力センサにおいて、板状の圧電素子と、この
圧電素子の上面に形成された上部電極と、この圧電素子
の下面に形成された下部電極と、によって構成される検
出子を4組用意し、可撓性をもった基板内の一点に原点
を定義し、この原点を通りかつ基板面に平行な方向にX
軸を定義し、用意した4組の検出子のうちの2組をX軸
の正の側に、他の2組を負の側に、それぞれX軸に沿っ
て並べて配置し、各検出子の一方の電極を基板に固定
し、基板外側の周囲部分をセンサ筐体に固定し、外部か
ら作用する物理量に基づいて発生した力を、原点に伝達
する機能を有する作用体(重錘体)を形成し、この作用
体に発生した力を4組の検出子の各電極に発生する電荷
に基づいて検出するようにしたものであり、外部から与
えられる加速度に基づいて作用体に力を発生させること
により加速度が検出できる。図2はX軸方向に4組、Y
軸方向に4組の検出子を配置した例である。このように
電極を配置することでX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加
速度を検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、ある軸方向の加
速度を正確に検出するために加速度センサはそのベース
を被測定物に対し所定の位置関係を維持して固定され
る。もし、その位置関係が崩れた場合は加速度センサの
被測定物に対する取付角度がずれてしまうため検出され
た角速度の値は正しい値とならない。加速度センサ自体
の問題としては加速度センサのベース(センサ筐体)と
センサ部とで所定の位置関係が保たれない場合はお互い
の取り付け角度がずれて検出精度が悪くなる。特に複数
軸方向の加速度を検出する加速度センサにおいてはその
影響は大きい。さらに近年では用途も多岐にわたり、小
型低背化、耐衝撃性、信頼性の向上が求められている。
本発明はこれらの課題を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の加速度セ
ンサの課題を解決するためのものであり、小型軽量、高
精度で、かつ、耐衝撃性、信頼性がともに高い3軸方向
の加速度を検出できる加速度センサを提供する。
【0008】板状の可撓部材と少なくとも検出用電極が
形成され該可撓部材の片面に固定される圧電素子と重錘
体を有するセンサ部と、該可撓部材の外周部を支持する
支持部材と、電子部品を搭載し接続端子を有する回路基
板と、該支持部材を固定し、該回路基板を支持するとと
もに外部との電気的導通をとる接続部材を有するベース
と、該センサ部および該回路基板を保護する保護部材を
備える加速度センサにおいて、該回路基板は、該センサ
部の側方に配置される。これにより小型低背化が図れ
る。
【0009】センサ部と支持部材とに位置決め部を設け
る。さらに支持部材とベースとに係合部(位置決め部)
を設ける。これによりベースとセンサ部は所定の位置関
係に保たれ、加速度センサを被測定物に所定の位置に固
定することにより、加速度の大きさを検出する検出軸方
向とセンサ部との角度のずれが小さくなり検出精度が上
がる。
【0010】リード線により検出電極と回路基板との電
気的導通がとられ、該リード線は少なくとも電極との接
合部が樹脂により保護される。これにより強い衝撃が加
わった場合でのリード線が断線することがなく耐衝撃性
が向上する。
【0011】ベースと保護部材により密閉空間が形成さ
れ、該密閉空間は真空または不活性ガス雰囲気にする。
これにより、圧電素子に形成された電極の酸化、硫化を
防ぎ、信頼性が上がる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づき詳細に説明
する。図3は本発明の第一実施例で正面断面図である。
図4は本発明の第一実施例でカバーを除いた上面図であ
る。図5は本発明の第一実施例でベースの上面図であ
る。図の如く矩形で板状の可撓部材21の内部に原点2
2を定義し、原点22を通り可撓部材21の平面に平行
な方向にX軸を、原点22においてX軸と直交し、か
つ、可撓部材21の平面に平行な方向にY軸を、原点2
2を通り、かつ、可撓部材21の平面に垂直な方向にZ
軸をそれぞれ定義する。ここで、矩形で板状の可撓部材
21の直線部分はX軸、Y軸に平行に配置されている。
【0013】矩形で板状の可撓部材21の上面には矩形
で板状の圧電素子23が固定されている。圧電素子23
は可撓部材21と外形が同じ形状に形成されている。可
撓部材21は支持部材24に固定される。支持部材24
には、直方体をしたガイド部24a、24bが設けられ
ている。さらにガイド部24aの長辺はX軸に平行で、
ガイド部24bの長辺はY軸に平行に配置されている。
可撓部材21と圧電素子23は外周の直線部分がガイド
部24a、24bにガイドされることにより位置決めさ
れて固定される。ここで、位置決めは各部材の直線部分
を利用しているが、お互いの位置が所定の位置に決めら
れれば、形状は直線に限定されるものではない。さらに
支持部材にはZ軸を中心とした貫通穴24eが設けられ
ている。圧電素子23の上面には8個の検出電極25が
形成され、下面には電極26が形成されている。8個の
検出電極25の配置は後述する。可撓部材21の下面に
は円柱形をした重錘体27が、その中心軸とZ軸とが一
致するように固定されている。すなわち、重錘体27は
貫通穴24eの内側で、自由に動くことができる。可撓
部材21と圧電素子23と重錘体27とでセンサ部20
が構成される。
【0014】圧電素子23の上面には扇形をした4個の
検出電極25a〜25dが、X軸、Y軸上で、かつ、X
軸、Y軸に対して軸対称に形成されている。検出電極2
5aはX軸プラス側に配置され、検出電極25cはX軸
マイナス側に配置される。検出電極25bはY軸プラス
側に配置され、検出電極25dはY軸マイナス側に配置
される。検出電極25a〜25dの円周部は、Z軸方向
に力を加えたときに応力がゼロとなるライン28の内側
に設けられている。さらに圧電素子23の上面には扇形
をした4個の検出電極25e〜25hが、原点22を通
りX軸、Y軸に対してほぼ45°をなす軸上で、かつ、
X軸、Y軸に対して軸対称に形成されている。検出電極
25e〜25hの円周部は、Z軸方向に力を加えたとき
に応力がゼロとなるライン28の内側に設けられてい
る。このように配置された検出電極25a〜25dにお
いて、原点22に対して対向する検出電極は、分極方位
が逆になるように分極され、お互いに接続される。検出
電極25aと検出電極25cは接続電極29aにより接
続され、検出電極25bと検出電極25dは接続電極2
9bにより接続される。検出電極25e〜25hは分極
方位が同じになるように分極され接続される。検出電極
25eと25hは接続電極30aにより接続され、検出
電極25hと25gは接続電極30bにより接続され検
出電極25gと25fは接続電極30cにより接続され
る。検出電極25a、25cを用いてX軸方向の加速度
を検出し、検出電極25b、25dを用いてY軸方向の
加速度を検出し、検出電極25e〜25hを用いてZ軸
方向の加速度を検出する。圧電素子23の下面にはほぼ
8個の検出電極25に、ほぼ対向して電極26が形成さ
れている。
【0015】ベース41は長手方向がX軸方向に平行に
なるように配置される。ベース41には矩形状の凹部4
1aが形成され、凹部41aの側面41bはX軸に、側
面41cはY軸に平行になるように形成されている。ま
た、凹部41aの底面部41dはXY平面に平行になる
ように形成されている。支持部材24の側面24cは凹
部41aの側面41bに、支持部材24の側面24dは
凹部41aの側面41cによりガイドされる。支持部材
24の底面24fと圧電素子23の主面が平行になるよ
うに形成され、ベース41の凹部41aの底面41dに
固定される。これによりベース41とセンサ部20との
方向(位置関係)が決められる。(図5中の斜線部は、
支持部材24のベース平面41fと同じ高さの断面を示
す。)ここで、位置決めは各部材の直線部分を利用して
いるが、お互いの位置が所定の位置に決められれば、形
状は直線に限定されるものではない。また、一例とし
て、後述するピン42と支持部材24が係合するように
形成して位置決めをしてもよい。ベース41とセンサ部
20は所定の位置関係に保たれ、加速度センサを被測定
物に所定の位置に固定することにより、検出軸とセンサ
部との角度のずれが小さくなり検出精度が上がる。ベー
ス41には接続部材として14本のピン42が立てられ
て固定されている。ピン42の先端部には回路基板43
がセンサ部20の側方に配置され固定されている。これ
により低背化が図れる。ピン42と回路基板43とはハ
ンダ付けにより固定され、ピン42は回路基板43を支
持するとともに外部との電気的導通をとっている。
【0016】回路基板43には電子部品が搭載され、加
速度センサの検出回路等が構成されている。圧電素子2
3の上面に形成されている接続電極29aより引き出し
電極31aが引き出され、検出電極25bより引き出し
電極31bが引き出され、検出電極25eより引き出し
電極31cが引き出され、下面に形成されている電極2
6より上面に引き出し電極31dが引き出されている。
これらの引き出し電極と回路基板とはリード線32によ
って接続される。リード線32はハンダ付け、あるい
は、ワイヤーボンディング等によって固定される。ここ
でリード線32は少なくとも電極との接合部が樹脂によ
り保護される。好ましくは、リード線32全体を樹脂で
保護するとよい。(図示はしていない)。大きな加速度
が加わったり、交番的に加速度が加わったりしてもリー
ド線32が切れることがなくなり、耐衝撃性が向上す
る。ベース41には、回路基板43の下方の部分にさら
に凹部41gを設けることにより、電子部品を凹部41
g内に配置することができるようになる。回路基板43
の両面に電子部品を実装でき、さらに小型低背化が図れ
る。
【0017】ベース41にはフランジ部41eが設けら
れている。保護部材であるカバー51にもフランジ部5
1aが設けられ、これらのフランジ部により密閉構造に
し、加速度センサ内に密閉空間をつくっている。一般的
にはハーメチックシールされ、密閉空間内は真空、また
は窒素ガス等の不活性ガス雰囲気にされる。これにより
酸化、硫化が防がれ、加速度センサの信頼性が向上す
る。
【0018】可撓部材21、重錘体27はスーパーイン
バー材を用いた。支持部材24は金属材料を用いた。圧
電素子23は圧電セラミックスであるPZTを用い、電
極は蒸着によりAg−Cr合金で形成した。スパッタ、
スクリーン印刷等の方法で電極を形成してもかまわな
い。可撓部材21と圧電素子23はエポキシ系の接着剤
で固定した。可撓部材21と重錘体27もエポキシ系の
接着剤により固定したが、溶接等の方法で固定してもか
まわない。可撓部材21と支持部材24は接着剤で固定
した。部材の材質および固定方法は所定の機能を満たす
ものであればこれらに限定されるものではない。好まし
くは、お互いに熱膨張率の近い材質を選ぶと良い。
【0019】ベース41はハーメチックシール用の部材
を用い、ピン42は金属材料を用いた。ハーメチックシ
ール用部材は市販されているものが多く、適当な部材を
選定すると、新たに金型を起こして製造する必要もなく
安価に入手できる。第一実施例においても市販品のもの
を用いた。ピン42は5本あれば十分であるが、このよ
うに市販品を用いて必要な部分だけ利用しても良い。カ
バー51は磁気による影響をなくすためパーマロイを用
いた。カバー51はベース41に、フランジ部41e、
51aを利用してハーメチックシールされて固定されて
いる。加速度センサ内部は密閉空間が形成され、真空ま
たは窒素ガス等の不活性ガス雰囲気に保たれる。これに
より、加速度センサ内部の圧電素子に形成された電極の
酸化、硫化を防ぐことができ、信頼性が向上する。ま
た、カバー51は回路のグランドに接続され、ハムノイ
ズなど加速度センサの外部に発生しているノイズを遮蔽
するシールドの役目をしている。
【0020】次に加速度の検出動作について説明する。
加速度センサに加速度が作用すると慣性力により重錘体
27が移動することでセンサ部20が変形し検出電極2
5a〜25hに電荷が発生する。図示していない検出回
路と引き出し電極31a〜31c、および基準電位とな
る電極26(引き出し電極31d)とがリード線32に
より接続されているため、8個の検出電極26a〜26
hに発生する電荷の量により加速度の方向と大きさが検
出できる。
【0021】図6は加速度センサにX軸プラス方向の加
速度が加わった状態を示す一部断面をとった正面図であ
る。(電極は省略してある。)図7は加速度センサにX
軸マイナス方向の加速度が加わった状態を示す一部断面
をとった正面図である。(電極は省略してある。)加速
度センサにX軸マイナス方向の加速度が加わった場合
は、重錘体27の振れる方向が図6と逆方向となる。第
一実施例では、圧電素子23がXY平面で伸びる場合に
圧電素子上面に発生する電荷が、検出電極25aではプ
ラス、検出電極25bではプラス、検出電極25cでは
マイナス、検出電極25dではマイナス、検出電極25
e〜25hではプラスになるように分極が施されてい
る。加速度センサにX軸プラス方向の加速度が加わった
場合では、検出電極25aに発生する電荷はプラス、検
出電極25bに発生する電荷はプラスとマイナスが相殺
されてゼロ(以下、各検出電極に発生する電荷がゼロと
なるものはこの理由による)、検出電極25cに発生す
る電荷はプラス、検出電極25dに発生する電荷はゼロ
となる。検出電極25eに発生する電荷はプラス、検出
電極25fに発生する電荷はマイナス、検出電極25g
に発生する電荷はマイナス、検出電極25hに発生する
電荷はプラスとなる。ここで、検出電極25a〜25d
はX軸、Y軸上で、かつ、X軸、Y軸に対して対称であ
るので、検出電極25a、25cに発生するの電荷は、
符号は同じで大きさが等しくなる。検出電極25aと検
出電極25cは接続されているので、発生する電荷を引
き出し電極31aより取り出して増幅することでX軸方
向の加速度の大きさと向きを検出する。検出電極25b
と検出電極25dは接続されているが、この場合発生電
極はゼロであるので、引き出し電極31bには電荷が現
れない。さらに圧電素子23の上面には扇形をした4個
の検出電極25e〜25hが、原点22を通りX軸、Y
軸に対してほぼ45°をなす軸上で、かつ、X軸、Y軸
に対して軸対称に形成されている。検出電極25e〜2
5hは、原点22を通りX軸、Y軸に対してほぼ45°
をなす軸上で、かつ、X軸、Y軸に対して軸対称に形成
されているので検出電極25e〜25hに発生する電荷
は、符号は異なる(検出電極25e、25hはプラス。
検出電極25f、25gはマイナス)が大きさはお互い
に等しい。検出電極25e〜25hはお互いに接続され
ているため、引き出し電極31cに電荷は現れない。
【0022】加速度センサにX軸マイナス方向の加速度
が加わった場合では、各検出電極に発生する電荷は、X
軸プラス方向の場合と反対の符号になり、引き出し電極
31aに現れる電荷はX軸プラス方向の場合と反対にな
る。また引き出し電極31b、引き出し電極31cには
電荷は現れない。従って、引き出し電極31aよりX軸
方向の加速度を検出することができる。
【0023】加速度センサにY軸プラス方向の加速度が
加わった場合では、検出電極25aに発生する電荷はゼ
ロ、検出電極25bに発生する電荷はプラス、検出電極
25cに発生する電荷はゼロ、検出電極25dに発生す
る電荷はプラスとなる。検出電極25eに発生する電荷
はプラス、検出電極25fに発生する電荷はプラス、検
出電極25gに発生する電荷はマイナス、検出電極25
eに発生する電荷はマイナスとなる。ここで、検出電極
25a〜25dはX軸、Y軸上で、かつ、X軸、Y軸に
対して対称であるので、検出電極25b、25dに発生
するの電荷は、符号は同じで大きさが等しくなる。検出
電極25bと検出電極25dは接続されているので、発
生する電荷を引き出し電極31bより取り出して増幅す
ることでY軸方向の加速度の大きさと向きを検出する。
検出電極25aと検出電極25cは接続されているが、
この場合発生電極はゼロであるので、引き出し電極31
aには電荷が現れない。検出電極25e〜25hに発生
する電荷は、符号は異なる(検出電極25e、25hは
プラス。検出電極25f、25gはマイナス。)が大き
さはお互いに等しい。検出電極25e〜25hはお互い
に接続されているため、引き出し電極31cに電荷は現
れない。
【0024】加速度センサにY軸マイナス方向の加速度
が加わった場合では、各検出電極に発生する電荷は、Y
軸プラス方向の場合と反対の符号になり、引き出し電極
31bに現れる電荷はY軸プラス方向の場合と反対にな
る。また引き出し電極31a、引き出し電極31cには
電荷は現れない。従って、引き出し電極31bよりX軸
方向の加速度を検出することができる。
【0025】図8は加速度センサにZ軸プラス方向の加
速度が加わった状態を示す一部断面をとった正面図であ
る。(電極は省略してある。)図9は加速度センサにZ
軸マイナス方向の加速度が加わった状態を示す一部断面
をとった正面図である。(電極は省略してある。)加速
度センサにZ軸マイナス方向の加速度が加わった場合
は、重錘体27の振れる方向が図8と逆方向となる。加
速度センサにZ軸プラス方向の加速度が加わった場合、
検出電極25aに発生する電荷はプラス、検出電極25
bに発生する電荷はプラス、検出電極25cに発生する
電荷はマイナス、検出電極25dに発生する電荷はマイ
ナス、検出電極25e〜25hに発生する電荷はプラス
となる。ここで、検出電極25a〜25dはX軸、Y軸
上で、かつ、X軸、Y軸に対して対称であるので、検出
電極25a〜25dに発生するの電荷は、符号は異なる
が、大きさは等しくなる。検出電極25aと検出電極2
5cは接続されているので、引き出し電極31aに現れ
る電荷はゼロとなる。検出電極25bと検出電極25d
は接続されているので、引き出し電極31bに現れる電
荷はゼロとなる。検出電極25e〜25hはお互いに接
続されているので引き出し電極31cに現れる電荷はプ
ラスで大きさは一つの検出電極で発生する電荷の4倍に
なる。
【0026】加速度センサにZ軸マイナス方向の加速度
が加わった場合では、検出電極25aに発生する電荷は
マイナス、検出電極25bに発生する電荷はマイナス、
検出電極25cに発生する電荷はプラス、検出電極25
dに発生する電荷はプラス、検出電極25e〜25hに
発生する電荷はマイナスとなる。ここで、検出電極25
a〜25dはX軸、Y軸上で、かつ、X軸、Y軸に対し
て対称であるので、検出電極25a〜25dに発生する
の電荷は、符号は異なるが、大きさは等しくなる。検出
電極25aと検出電極25cは接続されているので、引
き出し電極31aに現れる電荷はゼロとなる。検出電極
25bと検出電極25dは接続されているので、引き出
し電極31bに現れる電荷はゼロとなる。検出電極25
e〜25hはお互いに接続されているので引き出し電極
31cに現れる電荷はマイナスで大きさは一つの検出電
極で発生する電荷のの4倍になる。このようにして検出
電極25e〜25hに発生する電荷の符号と大きさでZ
軸方向の加速度の向きと大きさが検出できる。
【0027】
【発明の効果】本発明は前記のような構成にすることで
次のような効果が生じる。 1 回路基板がセンサ部の側方に配置されことにより小
型低背化が図れる。 2 センサ部と支持部材、支持部材とベースとに位置決
め部を設けることにより、検出軸とセンサ部との角度の
ずれが小さくなり検出精度が上がる。 3 リード線は樹脂により保護されることにより強い衝
撃が加わった場合でもリード線が断線することがなくな
り耐衝撃性が向上する。 4 ベースと保護部材により密閉空間が形成され、真空
または窒素ガス雰囲気にすることにより、圧電素子に形
成された電極の酸化、硫化を防ぎ、信頼性が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来技術による加速度センサの代表的な
例で正面断面図。
【図2】図2は従来技術による加速度センサの代表的な
例で圧電素子側から見た平面図。
【図3】本発明に係る加速度センサの第一実施例で正面
断面図。
【図4】本発明に係る加速度センサの第一実施例でカバ
ーを除いた上面図。
【図5】本発明に係る加速度センサの第一実施例でベー
スの上面図。
【図6】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにX軸プラス方向の加速度が加わった状態を示
す一部断面をとった正面図。
【図7】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにX軸マイナス方向の加速度が加わった状態を
示す一部断面をとった正面図。
【図8】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにZ軸プラス方向の加速度が加わった状態を示
す一部断面をとった正面図。
【図9】本発明に係る加速度センサの第一実施例で加速
度センサにZ軸マイナス方向の加速度が加わった状態を
示す一部断面をとった正面図。
【符号の説明】
1 基板 2 圧電素子 3 検出電極 4 検出電極 5 検出電極 6 検出電極 7 重錘体 20 センサ部 21 可撓部材 22 原点 23 圧電素子 24 支持部材 24a〜24b ガイド部 24c〜24d 側面 24e 貫通穴 24f 底面 25 検出電極 25a〜25h 検出電極 26 電極 27 重錘体 28 ライン 29a〜29b 接続電極 30a〜30c 接続電極 31a〜31c 引き出し電極 32 リード線 41 ベース 41a、41g 凹部 41b〜41c 側面 41d 底面 41e フランジ部 41f ベース平面 42 ピン 43 回路基板 51 カバー 51a フランジ部
フロントページの続き (72)発明者 並木 智雄 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内 (72)発明者 畠山 稔 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内 (72)発明者 半田 正人 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内 (72)発明者 岡田 恵也 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4107番 地5 ミヨタ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の可撓部材と少なくとも検出用電極
    が形成され該可撓部材の片面に固定される圧電素子と重
    錘体を有するセンサ部と、 該可撓部材の外周部を支持する支持部材と、 電子部品を搭載し接続端子を有する回路基板と、 該支持部材を固定し、該回路基板を支持するとともに外
    部との電気的導通をとる接続部材を有するベースと、 該センサ部および該回路基板を保護する保護部材を備え
    る加速度センサにおいて、該回路基板は、該センサ部の
    側方に配置されることを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 センサ部と支持部材とに位置決め部を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 支持部材とベースとに係合部(位置決め
    部)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 リード線により検出電極と回路基板との
    電気的導通がとられ、該リード線は少なくとも電極との
    接合部が樹脂により保護されることを特徴とする請求項
    1〜請求項3記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 ベースと保護部材により密閉空間が形成
    され、該密閉空間は真空または不活性ガス雰囲気である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4記載の加速度セン
    サ。
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