JPH1151869A - 全有機体炭素・全窒素計 - Google Patents

全有機体炭素・全窒素計

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JPH1151869A
JPH1151869A JP22736997A JP22736997A JPH1151869A JP H1151869 A JPH1151869 A JP H1151869A JP 22736997 A JP22736997 A JP 22736997A JP 22736997 A JP22736997 A JP 22736997A JP H1151869 A JPH1151869 A JP H1151869A
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JP
Japan
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meter
gas
ozone
sample
purge gas
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Pending
Application number
JP22736997A
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English (en)
Inventor
Akitomo Nakamori
明興 中森
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台の分析装置で水溶液試料中のTOCとT
Nをともに測定できる全有機体炭素・全窒素計のコスト
を軽減する。 【解決手段】 CO2計12のパージガス流路12aと
オゾン発生器16のオゾン源エアー導入流路を接続し、
その流路に備えられたフローコントローラ22及び流量
計24によりパージガス及びオゾン源エアーのガス流量
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1台の分析装置で、
廃水、プラント水、上下水、環境水などの水溶液試料中
のTOC(全有機体炭素)とTN(全窒素)をともに測
定できる全有機体炭素・全窒素計に関するものである。
そのような全有機体炭素・全窒素計は、水溶液試料を接
触熱分解して気化するとともに、試料中の全窒素をNO
に、全炭素をCO2に変換する酸化反応部、水溶液試料
の一定量を採取してその酸化反応部に注入する試料サン
プリング部、その酸化反応部にキャリアガスを供給する
キャリアガス供給部、酸化反応部からキャリアガスとと
もに送られてきた試料気化ガス中のNOを検出するNO
検出部、及びその試料気化ガス中のCO2を検出するC
2検出部を備えている。そのような全有機体炭素・全
窒素計は、下水や河川水に含まれる汚濁成分をモニタす
るTOCモニタやTNモニタとして利用されたり、環境
基準が設けられている海域や排水基準が設けられている
工場などでの水質監視用などに利用されている。
【0002】
【従来の技術】TOCのみを測定するTOC計は、検出
部として非分散型赤外分光光度計(NDIR)を利用し
た非分散型赤外線CO2計が用いられている。非分散型
赤外線CO2計には、試料セル及び参照セル−光源部間
並びに試料セル及び参照セル−検出器間を通過して空気
の侵入を防止するCO2を含まないパージガスが必要で
あり、CO2吸収剤を通してCO2を除去したエアーボン
ベガス又は計装エアーをそのパージガスとして使用して
いる。サンプルガスを検出器に通した後、CO2吸収剤
を通し、それをパージガスとして使用することもある。
パージガスはわずかな量(100ml/min程度)流
れていればよいので、ボンベガスや計装エアーを無駄に
しないためにガス流量を調節する。しかし、ガス流量を
調節するにはフローコントローラと流量計が流路に必要
であり、フローコントローラと流量計の設置にコストが
かかる。
【0003】TNのみを測定するTN計は、検出部とし
てオゾン発生部を備えてそのオゾン発生部から供給され
たオゾンとNOとの反応による発光を測定する化学発光
式NO計、又はCO2計と同様にNDIRを利用した非
分散型赤外線NO計が用いられている。化学発光式(ケ
ミルミネッセンス式、略してケミルミ式又はCLM式と
もいう)NO計のオゾン発生部にオゾン源エアーを送る
流路には流量を制御するためのフローコントローラと流
量計が設けられている。
【0004】しかし、1台の分析装置でTOCとTNを
ともに測定できるようにした全有機体炭素・全窒素計
は、その検出部としてCO2計もNO計もともにNDI
Rが使用されている。これは、NDIRは同じ装置であ
っても、フィルタセルに封入するガスの種類を異ならせ
ることにより、異なる成分ガスを測定できるという汎用
性を備えているからであり、装置も簡単であるからであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】NO計としてNDIR
を使用すると、窒素に対する測定感度が不十分であるこ
とがわかった。そこで、本発明は1台の分析装置で水溶
液試料中のTOCとTNをともに測定できる全有機体炭
素・全窒素計において、窒素に対する測定感度を向上さ
せるとともに装置のコストを軽減することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による全有機体炭
素・全窒素計は、水溶液試料を熱分解して気化するとと
もに、試料中の全窒素をNOに、全炭素をCO2に変換
する酸化反応部、水溶液試料の一定量を採取して酸化反
応部に注入する試料サンプリング部、酸化反応部にキャ
リアガスを供給するキャリアガス供給部、酸化反応部か
らキャリアガスとともに送られてきた試料気化ガス中の
NOを検出するNO検出部、及びその試料気化ガス中の
CO2を検出するCO2検出部を備えた水質分析計におい
て、NO検出部はオゾン発生部を備えてそのオゾン発生
部から供給されたオゾンと試料気化ガス中のNOとの反
応による発光を測定する化学発光式NO計であり、CO
2検出部は非分散型赤外線CO2計であり、CO2を含ま
ずO2を含むガスをパージガスとして非分散型赤外線C
2計に供給し、非分散型赤外線CO2計から排出される
パージガスをオゾン発生部に導入する流路を備え、その
流路の非分散型赤外線CO2計とオゾン発生器との間
に、パージガス及びオゾン源ガスの流量を制御する流量
制御部を備える。
【0007】NO検出部としてオゾン発生部を備えてそ
のオゾン発生部から供給されたオゾンとNOとの反応に
よる発光を測定する化学発光式NO計を用い、CO2
出部としては従来と同様に非分散型赤外線CO2計を用
いる。NO検出に関してはNDIRよりも化学発光式N
O計の方が高感度に測定することができる。
【0008】また、非分散型赤外線CO2計から排出さ
れるパージガスをオゾン発生部に導入する流路を備える
ので流路は単純になり、その流路に流量制御部として一
つのフローコントローラと一つの流量計を備えるので、
パージガス流路及びオゾン源エアー導入流路のガス流量
を一つのフローコントローラと一つの流量計のみで制御
することができる。
【0009】
【実施例】図1は一実施例を概略的に表わしたものであ
る。2は酸化反応部であり、金属酸化物や貴金属触媒の
酸化触媒4が充填された石英ガラス製反応管6が電気炉
8により所定の温度に加熱されるようになっている。試
料サンプリング部10により一定量の水溶液試料が採取
されて、反応管6に上部から注入される。反応管6に注
入された水溶液試料は加熱された酸化触媒4と接触して
熱分解し気化するとともに、試料中の窒素成分がNOに
変換され、同時に炭素成分がCO2に変換される。反応
管6の上部からは炭素分を除去した精製空気が一定流量
に制御されてキャリアガスとして供給される。
【0010】反応管6で気化した試料ガスが、キャリア
ガスにより送られ、除湿部11を経てCO2検出器とし
ての非分散型赤外線CO2計12に導かれてCO2濃度が
測定される。CO2計12を通過した試料ガスは、化学
発光式NO計14へ導かれ、その試料ガス中のNOがオ
ゾン発生器16から供給されるオゾンと反応することに
よって発生する化学発光が検出されてNO濃度が測定さ
れる。NO計14を通過した試料ガスは、その試料ガス
中のオゾン濃度を軽減するオゾンキラー18を経て放出
される。
【0011】パージガス及びオゾン源エアーであるエア
ーは、CO2吸収剤20を経てCO2計12に導かれ、C
2計12の試料セル及び参照セル−光源部間並びに試
料セル及び参照セル−検出器間を清浄するパージガスと
してCO2計12のパージガス流路12aを通過し、流
量を制御するフローコントローラ22と流量を計測する
流量計24を経てオゾン発生器16にオゾン源エアーと
して導かれる。エアーに含まれる一部の酸素分子がオゾ
ン発生器16でオゾンに変換された後、エアーはNO計
14に導かれ、試料ガス中のNOと混合される。NO計
14を通過した試料ガスとエアーの混合気は、オゾンキ
ラー18を経て排気される。
【0012】次に、この実施例の動作を説明する。電気
炉8により反応管6中の酸化触媒4を680〜900℃
の所定の温度に加熱しておき、キャリアガスとして精製
空気を150ml/minの流量で反応管6に供給して
おく。その状態で、試料サンプリング部10により10
0μlの水溶液試料を採取して反応管6に注入する。反
応管6で気化した試料ガスがキャリアガスにより送ら
れ、除湿部11を経てCO2計12に導かれてCO2濃度
が測定され、その後、NO計14へ導かれてNO濃度が
測定される。
【0013】CO2吸収剤20でCO2を除去されたエア
ーをCO2計12のパージガス流路12aに導く。パー
ジガス流路12aから排出されるパージガスをフローコ
ントローラ22と流量計24を介してオゾン発生器16
にオゾン源エアーとして導入する。1つのフローコント
ローラ22と1つの流量計24によりパージガス及びオ
ゾン源エアーの流量を制御する。
【0014】
【発明の効果】本発明では、1台の分析装置で水溶液試
料中のTOCとTNをともに測定できる全有機体炭素・
全窒素計において、NO検出部として化学発光式NO計
を用いるようにしたので、CO2検出部もNO検出部も
ともにNDIRを使用している従来の分析計に比べる
と、窒素量測定感度が向上する。さらに、非分散型赤外
線CO2計から排出されるパージガスをオゾン源エアー
としてオゾン発生器に導入するエアー流路を設けること
で流路は単純になり、そのエアー流路に一つのフローコ
ントローラと一つの流量計を備えることで、一つのフロ
ーコントローラと一つの流量計でパージガス及びオゾン
源エアーのガス流量を制御することができるので、パー
ジガス流路のみのガス流量を制御する流量制御部を削除
して装置のコストを軽減することができる。また、パー
ジガスとして用いたガスをオゾン源エアーとして用いる
ので、ボンベガス又は計装エアーを節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
2 酸化反応部 4 酸化触媒 6 反応管 8 電気炉 10 試料サンプリング部 12 非分散型赤外線CO2計 14 化学発光式NO計 16 オゾン発生器 18 オゾンキラー 22 フローコントローラ 24 流量計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液試料を熱分解して気化するととも
    に、試料中の全窒素をNOに、全炭素をCO2に変換す
    る酸化反応部、水溶液試料の一定量を採取して前記酸化
    反応部に注入する試料サンプリング部、前記酸化反応部
    にキャリアガスを供給するキャリアガス供給部、前記酸
    化反応部からキャリアガスとともに送られてきた試料気
    化ガス中のNOを検出するNO検出部、及びその試料気
    化ガス中のCO2を検出するCO2検出部を備えた水質分
    析計において、 前記NO検出部はオゾン発生部を備えてそのオゾン発生
    部から供給されたオゾンと試料気化ガス中のNOとの反
    応による発光を測定する化学発光式NO計であり、 前記CO2検出部は非分散型赤外線CO2計であり、 CO2を含まずO2を含むガスをパージガスとして前記非
    分散型赤外線CO2計に供給し、前記非分散型赤外線C
    2計から排出されるパージガスを前記オゾン発生部に
    導入する流路を備え、 その流路の前記非分散型赤外線CO2計とオゾン発生器
    との間に、前記パージガス及びオゾン源ガスの流量を制
    御する流量制御部を備えることを特徴とする全有機体炭
    素・全窒素計。
JP22736997A 1997-08-08 1997-08-08 全有機体炭素・全窒素計 Pending JPH1151869A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274282A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Takasugi Seisakusho:Kk ガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置
CN102830240A (zh) * 2012-08-15 2012-12-19 山东省科学院海洋仪器仪表研究所 流动注射臭氧氧化方式测量液相臭氧浓度的方法
WO2022014664A1 (ja) * 2020-07-17 2022-01-20 株式会社島津製作所 検査方法および検査装置

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JP2005274282A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Takasugi Seisakusho:Kk ガス発生量測定方法及びガス発生量測定装置
CN102830240A (zh) * 2012-08-15 2012-12-19 山东省科学院海洋仪器仪表研究所 流动注射臭氧氧化方式测量液相臭氧浓度的方法
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