JPH11514516A - 適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法 - Google Patents

適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法

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JPH11514516A JP9515751A JP51575197A JPH11514516A JP H11514516 A JPH11514516 A JP H11514516A JP 9515751 A JP9515751 A JP 9515751A JP 51575197 A JP51575197 A JP 51575197A JP H11514516 A JPH11514516 A JP H11514516A
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Abstract

(57)【要約】 デュアルフィルタエコーキャンセル方法では、新しい品質尺度(qa,qp)が新しいフィルタ選択と転送の方法に対する基礎を与える。品質尺度は適応エコーキャンセラ内のフィルタの性能を表す。この方法によれば、エコーを含む信号と前記フィルタが発生するエコー推定信号との間の相関尺度が推定される。前記エコー推定信号と前記のエコーを含む信号との間の差によって形成される残留信号の電力尺度が推定される。前記の推定された相関尺度を前記の推定された電力尺度で割ることにより、品質尺度が計算される。エコーキャンセルでは適応フィルタとプログラマブルフィルタが使用され、両者についての品質尺度が計算され、比較される。品質尺度で判定して二つのフィルタのうち最善のものがエコー径路の作成に使用され(570,580)、そのフィルタ係数が他方のフィルタに複写される。

Description

【発明の詳細な説明】 適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法 発明の分野 本発明は、適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法、およびこのようなエ コーキャンセル方法で使用されるフィルタ品質の尺度を判定するための方法に関 するものである。 発明の背景 エコーは、長い遅延のある電話システム、たとえば長距離電話、またはディジ タル移動システムのような長い処理遅延を使用する電話で知覚される音声の品質 に関連した問題である。エコーはPSTN/加入者インタフェースでの4線−2 線変換で生じる。このエコーを除去するため、エコーキャンセラが通常、長距離 トラフィックに対しては中継交換機に、移動電話の用途に対しては移動サービス 交換局に設けられる。 エコーキャンセラの位置により、エコーキャンセラは適応形とされる。すなわ ち、PSTNの多数の異なる加入者に対して同一のエコーキャンセラが使用され る。この適応は、異なる呼びの間で必要とされるだけでなく、たとえば位相ずれ 、三者呼び(three−party calls)等のような、伝送網の一定 でない性質により、各呼びの継続時間の間にも必要とされる。 エコーキャンセラの適応は制御する必要がある。近端側の音声が存在する間は 、エコーキャンセラの適応は禁止しなければならないからである。禁止しないと 、エコー径路の推定が劣化するからである。その結果、充分に保護された推定に よる控え目な方策となる。しかし、適応方策をあまりに控え目にすることはでき ない。もしそうすると、エコー径路ループの変化により高速の再適応が必要にな ったときにエコーキャンセラの性能が劣化するからである。エコー径路が変化し たときの高速再適応と二重発声の間の安定なエコー推定の最適化問題を克服する ために、二つのエコー径路の推定を行う構成を使用してもよい。エコー推定のた めに二つのフィルタを使用するエコーキャンセラは[1,2]に説明されている 。 フォアグラウンドフィルタ(foreground filter)として一般 に知られている一方のフィルタは非適応形であり、実際のエコーキャンセラ出力 を得るために使用される。一般にバックグラウンドフィルタとして知られている 他方のフィルタは、ある適応アルゴリズム、代表的には正規化最小自乗平均(N LMS:Normalized least mean square)アルゴ リズムで連続的に更新される。次に、ある意味でバックグラウンドフィルタの方 が良いと考えられるときには常に、適応バックグラウンドフィルタからの係数が フォアグラウンドフィルタに転送される。 [1、2]に説明されている構成はエコーキャンセラ出力に対して非適応形の フォアグラウンドフィルタだけを使用するので、適応バックグラウンドフィルタ の方が性能がよいときには適応バックグラウンドフィルタが転送されることが重 要である。しかし、一部は使用されている控え目なアルゴリズムによって生じる 問題により、これは生じないことがあり、エコーキャンセルが禁止されることが ある。 発明の概要 本発明の一つの目的は、デュアルフィルタエコーキャンセラで最良のフィルタ を選択する際に使用され得るフィルタの品質の程度を判定する新しい方法を提供 することである。 この方法は請求項1の特徴を特徴としている。 本発明のもう一つの目的は、従来知られている方法に比べて控え目さが少なく 、その方法の問題が避けられる適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法であ る。 このエコーキャンセル方法は請求項3の特徴を特徴としている。 図面の簡単な説明 本発明と、本発明の上記以外の目的および利点は付図を参照した以下の説明に より最もよく理解することができる。 図1は、エコー発生システムのブロック図である。 図2は、エコーキャンセルシステムのブロック図である。 図3は、従来知られているデュアルフィルタエコーキャンセラである。 図4は、本発明のエコーキャンセル方法に従って動作するデュアルフィルタエ コーキャンセラのブロック図である。 図5は、本発明によるデュアルフィルタエコーキャンセル方法の一実施例を示 すフローチャートである。 図6は、本発明によるデュアルフィルタエコーキャンセル方法の好ましい実施 例である。 図7は、本発明によるデュアルフィルタエコーキャンセル方法のもう一つの好 ましい実施例である。 実施例の詳細な説明 図1は電話システムでのエコー発生のプロセスを示す。以後、遠端加入者と呼 ぶ加入者Aが二線式回線でハイブリッドに接続されている(ハイブリッドは当業 者には良く知られているように、ハイブリッドは四線式接続と二線式接続との間 のインタフェースを形成する。二線式回線は入り音声信号と出音声信号の両方を 伝送する。遠端加入者Aからの出音声は図1の上側の二線式回線で近端加入者B に伝送される。同様に、近端加入者Bからの出音声は図1の下側の二線式回線で 遠端加入者Aに伝送される。しかし、加入者Bから加入者Aへの下側の二線式回 線には、加入者Bのハイブリッドが完全に抑圧できなかった加入者Aからの出音 声のエコーも含まれている。同様に、図1の上側の二線式回線には、加入者Bの 出音声からのエコーが含まれている。 図2は、加入者Aに戻るエコーが近端側でどのようにキャンセルされるかを示 す(同様の構成が遠端側に設けられている)。nが離散時点を表すものとして、 入力信号x(n)は加入者Aからの音声を表す。伝達関数がH(q-1)のフィル タ10およびサンメーションユニット14で表されるハイブリッドにより、入力 信号x(n)は減衰させられる。その結果として生じるエコー信号s(n)は、 サンメーションユニット14で近端信号v(n)と合成される。近端信号v(n )には、近端音声が入っていることもあり、入っていないこともある。フィルタ 10の減衰は、エコー径路の減衰ERL(ERL=Echo Return L oss、エコーリターンロス)によって表される。したがって、結果として出力 される信号y(n)には、近端信号と、遠端信号からのエコーの両方が含まれて いる。また、入力信号x(n)は適応フィルタ12にも送られる。適応フィル タ12はそのフィルタ係数を調整することによりハイブリッドのインパルス応答 を作る。結果として得られるエコー信号s(n)の推定は谷(n)と表される。 この推定はサンメーションユニット16で出力信号y(n)から減算される(E RLE=Echo Return Loss Enhancement)エコー リターンロスエンハンスメントは反響減衰量の改善された分を表す)。結果とし て得られる誤差信号e(n)はフィルタ係数の調整のために適応フィルタ12に 送られるとともに、二線式回線で遠端加入者Aに戻される。 図2の簡単なブロック図での問題は、信号y(n)の中にエコ一信号s(n) の他に、加入者Bからの音声信号v(n)が含まれることがあるということであ る。この状況は二重発声(double−talk)と呼ばれる。二重発声の間 、適応フィルタ12はエコー信号s(n)だけでなく音声信号v(n)をも擬似 しようとする。したがって、二重発声の間、フィルタ12の適応が制御されなけ ればならない。 図3は、[1、2]に説明されている、この二重発声の問題を解決するように 考えられたデュアルフィルタエコーキャンセラのブロック図を示す。二重発声が あっても無くても、適応フィルタ12は絶えず更新される。しかしこの場合には 、サンメーションユニット16からの出力は適応フィルタ12にだけ送られ、二 線式回線で遠端加入者Aに戻されることはない。その代わりに、実際のエコーキ ャンセルはプログラマブルなフォアグラウンドフィルタ18によって行われる。 フォアグラウンドフィルタ18はエコー推定をサンメーションユニット22に送 る。サンメーションユニット22は、結果として得られる誤差信号ef(n)を 二線式回線で遠端加入者Aに戻す。適応バックグラウンドフィルタ12の方がプ ログラマブルなフォアグラウンドフィルタ18より良いと考えられるときは常に 、適応バックグラウンドフィルタ12からの係数がプログラマブルなフォアグラ ウンドフィルタ18に転送される。これは通常、二重発声が無いときに生じる。 二重発声中、二重発声の状況が生じる直前にプログラマブルなフォアグラウンド フィルタ18に転送された係数は、二重発声期間の間、エコーキャンセルのため に保持される。二重発声の状況がもはや存在しなくなって、適応バックグラウン ドフィルタ12の方がより良い性能を与えると判定されれば、フィルタ係数がも う一 度フィルタ12からフィルタ18に転送される。 [1、2]に説明されている二つのフィルタの性能を比較する方法は次のよう に要約することができる。主な考え方は、二つのフィルタからの残留エネルギー を比較することである。したがって、フィルタ係数が転送されるのは E|eb(n)|<μ・E|ef(n)| (1) の場合だけである。ここで、E(.)は推定された残留エネルギーレベルを表し 、μは定数であり、[1]では7/8に選定される。このアルゴリズムを良好に 動作させるためには、次の二つの必要条件が必要となる。 E|eb(n)|<λ・E|y(n)| (2) E|y(n)<E|x(n)| (3) ここで、λは定数であり、[1]では1/8に等しい(これは−18dBに相当 する)。上記の三つの条件が満たされる場合には、フィルタ12のフィルタ係数 がフィルタ18に転送される。 上記の式(1)は、バックグラウンドフィルタ12からの残留エネルギーレベ ルがフォアグラウンドフィルタ18からの残留エネルギーより(係数μだけ)低 くなければならないということを意味する。条件(2)は、エコーリターンロス エンハンスメント(ERLE)が−20logλdBの予め定められた閾値に達 していなければならないということを意味する。条件(3)は、明白な二重発声 の状況があってはならないということを意味する(y(n)がx(n)よりエネ ルギーが大きければ、y(n)はエコー信号s(n)の他に何か、すなわち近端 音声を含んでいるに違いない)。更にもう一つの条件として、所定の期間、たと えば48msの間、上記の三つの条件が同時に満たされることが必要になること もある。 [1、2]の構成は実際のエコーキャンセルのためにプログラマブルなフォア グラウンドフィルタ18だけを使用するので、適応フィルタ12の動作の方が良 いときは常に適応フィルタ12が転送されることが非常に重要である。しかし、 下記の問題により、これはいつでも行われる訳ではない。 一つの問題は、近端側のバックグラウンド雑音レベルが高い場合に生じる。こ の場合、残留エコー信号ef(n)は雑音に埋もれる。これは上記の条件(1) が行きあたりばったりになるということを意味し、バックグラウンドフィルタを フォアグラウンドフィルタに転送する動機は与えられない。 もう一つの問題は、条件(2)により、エコーリターンロスエンハンスメント (ERLE)が18dBに達した後でなければバックグラウンドフィルタの転送 ができないということである。しかし、バックグラウンド雑音レベルが高く、エ コーリターンロス(ERL)も高い場合には、この状況にはなり得ない。 更にもう一つの問題は、エコー径路に高度の非直線性がある場合には18dB というエコーリターンロスエンハンスメント(ERLE)の必要条件が満たされ ることはあり得ないということである。 [1、2]の適応フィルタ12は連続的に適応することが許されるので、二重 発声の間、その最適状態からずれる。このずれは回復されない。これは適応フィ ルタが二重発声の状況の後に、プログラマブルフィルタと同じ性能に達する前に 新しい収束期間を必要とするということを意味する。これは、高速で交替するデ ュプレックスの状況ではエコーキャンセラの収束過程が非常に非効率となるとい うことを意味する。 図4は本発明の方法を使用するエコーキャンセラを示す。図4のエコーキャン セラでは、図3の従来技術のエコーキャンセラと同様に、フィルタ12は適応フ ィルタであり、フィルタ18はプログラマブルフィルタである。しかし、図4の エコーキャンセラでは、二つのフィルタが完全に並列に使用される。すなわち、 両方のフィルタに対して残留信号ea(n)およびep(n)が得られ、どの信号 を実際の出力信号e(n)として選択するかを判定論理24が決める。更に、二 重の矢印で示されるように、両方のフィルタの転送または複写することができる 。 本発明によれば、判定論理24は次のような品質の尺度を使用して、実際の出 力信号として残留信号ea(n)、ep(n)のどちらを使用すべきか判定する。 ここで、i=a,pである。 次式で表される信号について考えてみる。 y(n) = s(n) + v(n) (5) ここで、s(n)はエコー信号を表し、v(n)は近端の雑音と音声を表す。式 (5)から明らかなように式(4)の分子は、推定されたエコーと、近端の音声 および雑音が付加された真のエコーとの間の相関である。フィルタがエコー径路 に依存しないので、バックグラウンド雑音レベルが高いときに、q1の分子は消 えない。しかし、Ee1 2(n)が分母として使用されるので、近端の音声または 雑音が存在する状態でq1が小さくなる。したがって、判定論理24が「最善の 」信号として残留信号ea(n)を選択するための都合のよい条件は、 qa> Aqp+B (6) が満たされるということである。ここで、Aは予め定められた係数であり、Bは 予め定められたオフセットである。 明白な二重発声の状況の間に適応フィルタを選択することを避けるために、最 善のフィルタとして適応フィルタが選択される前に、次の条件が満たされること が必要になることもある。 qa>C OR[Ey2(n)<α・NL AND qa>B] (7) ここで、CはオフセットBより大きいオフセットを表す。更に、αは係数であり 、NLは測定された雑音レベルである。 図5は本発明による方法の一実施例を示し、品質尺度(4)を使用して最善の フィルタを判定する。ステップ500で次のサンプルを使用し、ステップ510 および520で新しい品質尺度が計算される。ステップ530で、条件(6)に 従って試験が行われる。条件(6)が満たされる場合には、ステップ540で条 件(7)の第一の部分が試験される。この試験で失敗した場合には、条件(7) の第二の部分を含む代替分岐550が試験される。試験540、550のどちら かが成功すれば、アルゴリズムがステップ560に進む。このステップでは、次 の条件が満たされるか否かが試験される。 ここでβは予め定められた係数である。このステップでは、プログラマブルフィ ルタの残留信号エネルギーが適応フィルタのそれより低いか否かが試験される。 低くない場合には、出力フィルタとして適応フィルタが選択され、このフィルタ を使用して実際の出力信号e(n)が作成される。一方、プログラマブルフィル タの方が実際には残留信号エネルギーが小さいということが試験560で示され た場合には、ステップ580でこのフィルタを使用して出力信号が作成される。 同様に、ステップ530の試験で失敗した場合、および両方の試験540と55 0で失敗した場合には、プログラマブルフィルタが使用される。 図5に示された方法の好ましい実施例では、種々の予め定められた定数に対し て下記の値が使用された。 A=2 B=0 C=1 α=10 β=1 これらの値では、条件(6)は[1、2]の条件より控え目さが少ないという ことがわかる。たとえば、C=1は、定常的な場合にはエコーリターンロスエン ハンスメント(ERLE)が0dBより高くなるべきであるということを意味す る。[1、2]では、これは18dBの値よりずっと低い。Ey2(n)が雑音 レベルより下に下がったとき、この条件は更にqa>0に緩和される。 図6は本発明による方法の好ましい実施例を示す。この実施例では、ステップ 500−560は図5の実施例と同じである。しかし、選択されたフィルタを直 接使用することにより出力信号を作成する代わりに、この実施例ではステップ6 20に従って二つのフィルタからの残留信号を線形結合することにより一方のフ ィルタから他方のフィルタへの円滑な遷移が行われる。最善のフィルタとして適 応フィルタが選択されるたびごとに、ステップ600に従ってフィルタ状態変数 FSが増大させられる。同様に、最善のフィルタとしてプログラマブルフィルタ が選択されるたびごとに、ステップ610に従ってフィルタ状態変数FSが減少 させられる。次にステップ620で、計算されたフィルタ状態変数FSを使用す ることにより、残留信号ea(n)とep(n)との間の線形結合が形成される。 ここで、変数τは遷移時間を表し、たとえば128サンプル周期である。ステッ プ620からわかるように、選択されたフィルタの比率が増大するとともに、選 択されないフィルタの比率が減少する。フィルタがτサンプル周期の間、終始一 貫して選択されていれば、円滑な遷移が完了したことになる。 ステップ620では、ep(n)とea(n)との線形結合が行われる。しかし 、これは絶対に必要なものではない。たとえば、線形結合が多分最適ではあるが 非線形重みつけ係数を使用することも可能である。 図6に示された方法の実施例では、予め定められる定数A、B、C、α、βに 対して図5の実施例と同じ値を使用している。 図4および5に示された方法は適当なフィルタを選択し、その適当なフィルタ を使用して実際の出力信号e(n)を作成することに関係している。しかし、図 4の二重矢印21で示されるように、各フィルタは他方のフィルタに転送または 複写してもよい。たとえば、適応フィルタがプログラマブルフィルタに比べて終 始一貫して良好な場合には、適応フィルタの係数をプログラマブルフィルタに複 写することが好ましいこともある。これに反して、適応フィルタがずれる二重発 声の状況の後に、プログラマブルフィルタから適応フィルタに係数を転送するこ とは多分良い考え方である。プログラマブルフィルタの推定されたエコーは多分 、ずれた適応フィルタのエコー推定より良い(二重発声状況の前に推定されたエ コーは多分、二重発声状況の後の新しいエコー推定に対する適応の良好な開始点 である)からである。 図7は、図5および図6のフィルタ選択方法と同じアルゴリズムに基づく、一 方のフィルタから他方のフィルタにフィルタ係数を転送する方法の好ましい実施 例を示す。したがって、ステップ500−550は図5および図6と同じである 。最善のフィルタとして適応フィルタが選択された場合には、ステップ700で カウンタCOUNTを増加させる。ステップ710でCOUNTが予め定められ た定数T(たとえば、2047)を超えたか試験する。COUNTがTを超えた 場合には、これは適応フィルタがT回選択されたということを意味する。したが って、適応フィルタはプログラマブルフィルタに複写され(ステップ730)、 カウンタCOUNTが零にリセットされる(ステップ720)。したがって、適 応フィルタが終始一貫して選択される場合には、これはプログラマブルフィルタ に転送される。 これに反して、プログラマブルフィルタが最も適切なフィルタとして選択され た場合には、ステップ740で次の二つの条件がともに満たされるか否かが試験 される。 これらの条件は、適応フィルタがプログラマブルフィルタに比べて(係数βに より制御されて)著しく悪いということ、そしてあまり重要でない低エネルギー レベルについて判定を行うことを避けるためには残留エネルギーがある閾値γ2 を超えなければならないということを意味する。適切な値は、β=1/2、γ= −40dBm0である。ステップ740が成功した場合には、プログラマブルフ ィルタが適応フィルタに複写され(ステップ760)、カウンタCOUNTが零 にリセットされる(ステップ750)。 これまで説明した二つの状況は、フィルタ係数が実際に複写される状況である 。しかし、試験710に失敗した場合には、アルゴリズムはステップ790に進 む。これはどのフィルタ係数も複写しないということを意味する。これは変数C OUNTがまだ値Tに達していないときに生じる。 フィルタ係数が複写されないもう一つの状況は、試験740に失敗したときで ある。この状況では、アルゴリズムはステップ770に進む。ステップ770で は、次の条件が満たされるか否かが試験される。 Ey2(n)>α・NL (10) このようにステップ770では、信号y(n)が雑音レベルを超えるか否かが試 験される。信号y(n)が雑音レベルを超えていれば、多分、二重発声の状況が 存在する。信号y(n)が多分、音声を含んでいるからである。そして適応フィ ルタがプログラマブルフィルタに比べて著しく良好に動作することはない。した がって、ステップ780で変数COUNTが零にリセットされて、これは確かに 適応フィルタをプログラマブルフィルタに転送する時間ではないということを示 す。また一方では、ステップ740で失敗しているので、プログラマブルフィル タが適応フィルタに比べて著しく良いということはない。したがって、どのフィ ルタも転送されない(ステップ790)。 最後に、ステップ770で失敗した場合には、これは判定を行うことができな いということを示し、事態はそのままに残される(フィルタが複写されず、CO UNTは変更されない)。 図7に示された方法の実施例では、次の定数が使用される。 A=1 B=0.125 C=1 α=10 β=1/2 γ2=−40dBm0 熟練した当業者には理解されるように、請求の範囲に規定されている本発明の 趣旨と範囲を逸脱することなく本発明に対して種々の変形および変更を加えるこ とができる。 参考文献 [1] 落合他、「二つのエコー径路モデルをそなえたエコーキャンセラ」、ア イイーイーイー・トランザクションズ・オン・コミュニケーションズ、25(6 ):589−594、1977年6月(K.Ochiai et al,”Ec ho Canceller with Two Echo Path Models”,IEEE Transactions on Communi cations,25(6):589−594,June 1977)。 [2] 米国特許出願第3,787,645号(US,A,3 787 645 )。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 適応エコーキャンセラの中のフィルタの性能を表す品質尺度を判定する 方法において、 (n))との間の相関尺度を推定するステップと、 差によって形成される残留信号(e(n))の電力尺度を推定するステップと、 前記の推定された相関尺度を前記の推定された電力尺度により割ることにより 前記の品質尺度(q)を計算するステップ を特徴とする品質尺度判定方法。 2. 請求項1の品質尺度判定方法において、前記エコーを含む信号(y(n ))に、エコーの他に、前記エコーキャンセラの近くで発生する雑音信号と音声 信号が含まれ得ることを特徴とする品質尺度判定方法。 3. エコー信号の推定に適応フィルタとプログラマブルフィルタ(12、1 8)がともに使用される適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法において、 との間の第一の相関尺度を推定するステップと、 (y(n))との差によって形成される第一の残留信号(ea(n))の第一の 電力尺度を推定するステップと、 前記の推定された第一の相関尺度を前記の推定された第一の電力尺度で割るこ とにより適応フィルタの品質尺度(qa)を決定するステップと、 前記エコーを含む信号(y(n))とプログラマブルフィルタのエコー推定信 含む信号(y(n))との差によって形成される第二の残留信号(ep(n)) の第二の電力尺度を推定するステップと、 前記の推定された第二の相関尺度を前記の推定された第二の電力尺度で割るこ とによりプログラマブルフィルタの品質尺度(qp)を決定するステップと、 前記の適応フィルタの品質尺度(qa)を前記のプログラマブルフィルタの品 質尺度(qp)とを比較し、前記適応フィルタまたは前記プログラマブルフィル タが前記エコー信号の最善の推定を与えるか判定するステップ を特徴とする適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法。 4. 請求項3の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法において、 下記の条件(i)(530)が満たされた場合だけ前記のエコー信号の最善の 推定を与えるフィルタとして前記適応フィルタを選択すること、 (i) 前記のプログラマブルフィルタの品質尺度(qp)と所定の第一の係 数(A)との積と第一の所定のオフセット(B)との和を前記の適応フィルタの 品質尺度(qa)が超える、および 条件(i)が満たされない場合には、前記エコー信号の最善の推定を与えるフ ィルタとして前記プログラマブルフィルタを選択することを特徴とする適応デュ アルフィルタエコーキャンセル方法。 5. 請求項4の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法において、 下記の別の条件(ii)(iii)(540,550)の中の少なくとも一つ が満たされた場合だけ前記エコー信号の最善の推定を与えるフィルタとして前記 適応フィルタを選択すること、 (ii) 前記の第一の所定のオフセット(B)より大きい第二の所定のオフ セット(C)に比べて前記の適応フィルタの品質尺度(qa)が大きい、 (iii) 前記の適応フィルタの品質尺度(qa)が前記の第一の所定のオ フセット(B)より大きく、かつ前記のエコーを含む信号(y(n))の推定さ れた第三の電力尺度が測定された雑音レベル(NL)と第二の所定の係数(α) との積より小さい、および 条件(ii)(iii)のいずれも満たされない場合には、前記エコー信号の 最善の推定を与えるフィルタとして前記プログラマブルフィルタを選択すること を特徴とする適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法。 6. 請求項5の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法において、 下記の別の条件(iv)(560)が満たされない場合だけ前記エコー信号の 最善の推定を与えるフィルタとして前記適応フィルタを選択すること、 (iv) 前記の推定された第二の電力尺度が前記の推定された第一の電力尺 度と第三の所定の係数(β)との積より小さい、および 条件(iv)が満たされない場合には、前記エコー信号の最善の推定を与える フィルタとして前記プログラマブルフィルタを選択すること を特徴とする適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法。 7. 請求項4、5または6の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法に おいて、前記エコー信号を推定するために、選択されたフィルタを使用する(5 70,580)ことを特徴とする適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法。 8. 請求項4、5または6の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法に おいて、前記第一および第二の残留信号(ea(n),ep(n))を結合し、選 択されたフィルタに対応する残留信号の比率を大きくし、選択されなかったフィ ルタに対応する残留信号の比率を小さくすることを特徴とする適応デュアルフィ ルタエコーキャンセル方法。 9. 請求項7または8の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法におい て、前記第一の所定の係数が2に等しく、前記第一の所定のオフセットが0に等 しく、前記第二の所定のオフセットが1に等しいことを特徴とする適応デュアル フィルタエコーキャンセル方法。 10. 請求項5の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法において、 前記プログラマブルフィルタが選択され、下記の条件(iv)(v)(740 )がともに満たされた場合に前記プログラマブルフィルタを前記適応フィルタに 複写する(740)こと、 (iv) 前記の推定された第二の電力尺度が前記の推定された第一の電力尺 度と第三の所定の係数(β)との積より小さい、 (v) 前記の推定された第一の電力尺度が所定の定数(γ2)より大きい を特徴とする適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法。 11. 請求項10の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法において、 前記適応フィルタが選択されるたびごとに計数すること(COUNT)、およ び 前記適応フィルタが所定の回数(T)選択されたとき前記適応フィルタを前記 プログラマブルフィルタに複写する(730)こと を特徴とする適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法。 12. 請求項11の適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法において、 前記第一の所定の係数が1に等しく、前記第一の所定のオフセットが0.125 に等しく、前記第二の所定のオフセットが1に等しいことを特徴とする適応デュ アルフィルタエコーキャンセル方法。
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