JP4026693B2 - 適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法、およびこのようなエコーキャンセル方法で使用されるフィルタ品質の尺度を判定するための方法に関するものである。
発明の背景
エコーは、長い遅延のある電話システム、たとえば長距離電話、またはディジタル移動システムのような長い処理遅延を使用する電話で知覚される音声の品質に関連した問題である。エコーはPSTN/加入者インタフェースでの4線−2線変換で生じる。このエコーを除去するため、エコーキャンセラが通常、長距離トラフィックに対しては中継交換機に、移動電話の用途に対しては移動サービス交換局に設けられる。
エコーキャンセラの位置により、エコーキャンセラは適応形とされる。すなわち、PSTNの多数の異なる加入者に対して同一のエコーキャンセラが使用される。この適応は、異なる呼びの間で必要とされるだけでなく、たとえば位相ずれ、三者呼び(three−party calls)等のような、伝送網の一定でない性質により、各呼びの継続時間の間にも必要とされる。
エコーキャンセラの適応は制御する必要がある。近端側の音声が存在する間は、エコーキャンセラの適応は禁止しなければならないからである。禁止しないと、エコー径路の推定が劣化するからである。その結果、充分に保護された推定による控え目な方策となる。しかし、適応方策をあまりに控え目にすることはできない。もしそうすると、エコー径路ループの変化により高速の再適応が必要になったときにエマーキャンセラの性能が劣化するからである。エコー径路が変化したときの高速再適応と二重発声の間の安定なエコー推定の最適化問題を克服するために、二つのエコー径路の推定を行う構成を使用してもよい。エコー推定のために二つのフィルタを使用するエコーキャンセラは[1,2]に説明されている。フォアグラウンドフィルタ(foreground filter)として一般に知られている一方のフィルタは非適応形であり、実際のエコーキャンセラ出力を得るために使用される。一般にバックグラウンドフィルタとして知られている他方のフィルタは、ある適応アルゴリズム、代表的には正規化最小自乗平均(NLMS:Normalized least mean square)アルゴリズムで連続的に更新される。次に、ある意味でバックグラウンドフィルタの方が良いと考えられるときには常に、適応バックグラウンドフィルタからの係数がフォアグラウンドフィルタに転送される。
[1、2]に説明されている構成はエコーキャンセラ出力に対して非適応形のフォアグラウンドフィルタだけを使用するので、適応バックグラウンドフィルタの方が性能がよいときには適応バックグラウンドフィルタが転送されることが重要である。しかし、一部は使用されている控え目なアルゴリズムによって生じる問題により、これは生じないことがあり、エコーキャンセルが禁止されることがある。
発明の概要
本発明の一つの目的は、デュアルフィルタエコーキャンセラで最良のフィルタを選択する際に使用され得るフィルタの品質の程度を判定する新しい方法を提供することである。
この方法は請求項1の特徴を特徴としている。
本発明のもう一つの目的は、フィルタの性能を適切に判定し、適切なフィルタを選択することができる適応デュアルフィルタエコーキャンセル方法を提供することである。
このエラーキャンセル方法は請求項3の特徴を特徴としている。
【図面の簡単な説明】
本発明と、本発明の上記以外の目的および利点は付図を参照した以下の説明により最もよく理解することができる。
図1は、エコー発生システムのブロック図である。
図2は、エコーキャンセルシステムのブロック図である。
図3は、従来知られているデュアルフィルタエコーキャンセラである。
図4は、本発明のエコーキャンセル方法に従って動作するデュアルフィルタエコーキャンセラのブロック図である。
図5は、本発明によるデュアルフィルタエコーキャンセル方法の一実施例を示すフローチャートである。
図6は、本発明によるデュアルフィルタエコーキャンセル方法の好ましい実施例である。
図7は、本発明によるデュアルフィルタエコーキャンセル方法のもう一つの好ましい実施例である。
実施例の詳細な説明
図1は電話システムでのエコー発生のプロセスを示す。以後、遠端加入者と呼ぶ加入者Aが二線式回線でハイブリッドに接続されている(ハイブリッドは当業者には良く知られているように、ハイブリッドは四線式接続と二線式接続との間のインタフェースを形成する。二線式回線は入り音声信号と出音声信号の両方を伝送する。遠端加入者Aからの出音声は図1の上側の二線式回線で近端加入者Bに伝送される。同様に、近端加入者Bからの出音声は図1の下側の二線式回線で遠端加入者Aに伝送される。しかし、加入者Bから加入者Aへの下側の二線式回線には、加入者Bのハイブリッドが完全に抑圧できなかった加入者Aからの出音声のエコーも含まれている。同様に、図1の上側の二線式回線には、加入者Bの出音声からのエコーが含まれている。
図2は、加入者Aに戻るエコーが近端側でどのようにキャンセルされるかを示す(同様の構成が遠端側に設けられている)。nが離散時点を表すものとして、入力信号x(n)は加入者Aからの音声を表す。伝達関数がH(q-1)のフィルタ10およびサンメーションユニット14で表されるハイブリッドにより、入力信号x(n)は減衰させられる。その結果として生じるエコー信号s(n)は、サンメーションユニット14で近端信号v(n)と合成される。近端信号v(n)には、近端音声が入っていることもあり、入っていないこともある。フィルタ10の減衰は、エコー径路の減衰ERL(ERL=Echo Return Loss、エコーリターンロス)によって表される。したがって、結果として出力される信号y(n)には、近端信号と、遠端信号からのエコーの両方が含まれている。また、入力信号x(n)は適応フィルタ12にも送られる。適応フィルタ12はそのフィルタ係数を調整することによりハイブリッドのインパルス応答を作る。結果として得られるエコー信号s(n)の推定は
Figure 0004026693
と表される。この推定はサンメーションユニット16で出力信号y(n)から減算される(ERLE=Echo Return Loss Enhancement、エコーリターンロスエンハンスメントは反響減衰量の改善された分を表す)。結果として得られる誤差信号e(n)はフィルタ係数の調整のために適応フィルタ12に送られるとともに、二線式回線で遠端加入者Aに戻される。
図2の簡単なブロック図での問題は、信号y(n)の中にエコー信号s(n)の他に、加入者Bからの音声信号v(n)が含まれることがあるということである。この状況は二重発声(double−talk)と呼ばれる。二重発声の間、適応フィルタ12はエコー信号s(n)だけでなく音声信号v(n)をも擬似しようとする。したがって、二重発声の間、フィルタ12の適応が制御されなければならない。
図3は、[1、2]に説明されている、この二重発声の問題を解決するように考えられたデュアルフィルタエコーキャンセラのブロック図を示す。二重発声があっても無くても、適応フィルタ12は絶えず更新される。しかしこの場合には、サンメーションユニット16からの出力は適応フィルタ12にだけ送られ、二線式回線で遠端加入者Aに戻されることはない。その代わりに、実際のエコーキャンセルはプログラマブルなフォアグラウンドフィルタ18によって行われる。フォアグラウンドフィルタ18はエコー推定をサンメーションユニット22に送る。サンメーションユニット22は、結果として得られる誤差信号ef(n)を二線式回線で遠端加入者Aに戻す。適応バックグラウンドフィルタ12の方がプログラマブルなフォアグラウンドフィルタ18より良いと考えられるときは常に、適応バックグラウンドフィルタ12からの係数がプログラマブルなフォアグラウンドフィルタ18に転送される。これは通常、二重発声が無いときに生じる。二重発声中、二重発声の状況が生じる直前にプログラマブルなフォアグラウンドフィルタ18に転送された係数は、二重発声期間の間、エコーキャンセルのために保持される。二重発声の状況がもはや存在しなくなって、適応バックグラウンドフィルタ12の方がより良い性能を与えると判定されれば、フィルタ係数がもう一度フィルタ12からフィルタ18に転送される。
[1、2]に説明されている二つのフィルタの性能を比較する方法は次のように要約することができる。主な考え方は、二つのフィルタからの残留エネルギーを比較することである。したがって、フィルタ係数が転送されるのは
Figure 0004026693
の場合だけである。ここで、E(.)は推定された残留エネルギーレベルを表し、μは定数であり、[1]では7/8に選定される。このアルゴリズムを良好に動作させるためには、次の二つの必要条件が必要となる。
Figure 0004026693
ここで、λは定数であり、[1]では1/8に等しい(これは−18dBに相当する)。上記の三つの条件が満たされる場合には、フィルタ12のフィルタ係数がフィルタ18に転送される。
上記の式(1)は、バックグラウンドフィルタ12からの残留エネルギーレベルがフォアグラウンドフィルタ18からの残留エネルギーより(係数μだけ)低くなければならないということを意味する。条件(2)は、エコーリターンロスエンハンスメント(ERLE)が−20logλdBの予め定められた閾値に達していなければならないということを意味する。条件(3)は、明白な二重発声の状況があってはならないということを意味する(y(n)がx(n)よりエネルギーが大きければ、y(n)はエコー信号s(n)の他に何か、すなわち近端音声を含んでいるに違いない)。更にもう一つの条件として、所定の期間、たとえば48msの間、上記の三つの条件が同時に満たされることが必要になることもある。
[1、2]の構成は実際のエコーキャンセルのためにプログラマブルなフォアグラウンドフィルタ18だけを使用するので、適応フィルタ12の動作の方が良いときは常に適応フィルタ12が転送されることが非常に重要である。しかし、下記の問題により、これはいつでも行われる訳ではない。
一つの問題は、近端側のバックグラウンド雑音レベルが高い場合に生じる。この場合、残留エコー信号ef(n)は雑音に埋もれる。これは上記の条件(1)が行きあたりばったりになるということを意味し、バックグラウンドフィルタをフォアグラウンドフィルタに転送する動機は与えられない。
もう一つの問題は、条件(2)により、エコーリターンロスエンハンスメント(ERLE)が18dBに達した後でなければバックグラウンドフィルタの転送ができないということである。しかし、バックグラウンド雑音レベルが高く、エコーリターンロス(ERL)も高い場合には、この状況にはなり得ない。
更にもう一つの問題は、エコー径路に高度の非直線性がある場合には18dBというエコーリターンロスエンハンスメント(ERLE)の必要条件が満たされることはあり得ないということである。
[1、2]の適応フィルタ12は連続的に適応することが許されるので、二重発声の間、その最適状態からずれる。このずれは回復されない。これは適応フィルタが二重発声の状況の後に、プログラマブルフィルタと同じ性能に達する前に新しい収束期間を必要とするということを意味する。これは、高速で交替するデュプレックスの状況ではエコーキャンセラの収束過程が非常に非効率となるということを意味する。
図4は本発明の方法を使用するエコーキャンセラを示す。図4のエコーキャンセラでは、図3の従来技術のエコーキャンセラと同様に、フィルタ12は適応フィルタであり、フィルタ18はプログラマブルフィルタである。しかし、図4のエコーキャンセラでは、二つのフィルタが完全に並列に使用される。すなわち、両方のフィルタに対して残留信号ea(n)およびep(n)が得られ、どの信号を実際の出力信号e(n)として選択するかを判定論理24が決める。更に、二重の矢印で示されるように、両方のフィルタの転送または複写することができる。
本発明によれば、判定論理24は次のような晶質の尺度を使用して、実際の出力信号として残留信号ea(n)、ep(n)のどちらを使用すべきか判定する。
Figure 0004026693
ここで、i=a,pである。
次式で表される信号について考えてみる。
Figure 0004026693
ここで、s(n)はエコー信号を表し、v(n)は近端の雑音と音声を表す。式(5)から明らかなように式(4)の分子は、推定されたエコーと、近端の音声および雑音が付加された真のエコーとの間の相関である。フィルタがエコー径路に対して良好に調整された場合には、この相関が高くなる。
Figure 0004026693
はv(n)に依存しないので、バックグラウンド雑音レベルが高いときに、qiの分子は消えない。しかし、Eei 2(n)が分母として使用されるので、近端の音声または雑音が存在する状態でqiが小さくなる。したがって、判定論理24が「最善の」信号として残留信号ea(n)を選択するための都合のよい条件は、
Figure 0004026693
が満たされるということである。ここで、Aは予め定められた係数であり、Bは予め定められたオフセットである。
明白な二重発声の状況の間に適応フィルタを選択することを避けるために、最善のフィルタとして適応フィルタが選択される前に、次の条件が満たされることが必要になることもある。
Figure 0004026693
ここで、CはオフセットBより大きいオフセットを表す。更に、αは係数であり、NLは測定された雑音レベルである。
図5は本発明による方法の一実施例を示し、品質尺度(4)を使用して最善のフィルタを判定する。ステップ500で次のサンプルを使用し、ステップ510および520で新しい品質尺度が計算される。ステップ530で、条件(6)に従って試験が行われる。条件(6)が満たされる場合には、ステップ540で条件(7)の第一の部分が試験される。この試験で失敗した場合には、条件(7)の第二の部分を含む代替分岐550が試験される。試験540、550のどちらかが成功すれば、アルゴリズムがステップ560に進む。このステップでは、次の条件が満たされるか否かが試験される。
Figure 0004026693
ここでβは予め定められた係数である。このステップでは、プログラマブルフィルタの残留信号エネルギーが適応フィルタのそれより低いか否かが試験される。低くない場合には、出力フィルタとして適応フィルタが選択され、このフィルタを使用して実際の出力信号e(n)が作成される。一方、プログラマブルフィルタの方が実際には残留信号エネルギーが小さいということが試験560で示された場合には、ステップ580でこのフィルタを使用して出力信号が作成される。同様に、ステップ530の試験で失敗した場合、および両方の試験540と550で失敗した場合には、プログラマブルフィルタが使用される。
図5に示された方法の好ましい実施例では、種々の予め定められた定数に対して下記の値が使用された。
A=2
B=0
C=1
α=10
β=1
これらの値では、条件(6)は[1、2]の条件より控え目さが少ないということがわかる。たとえば、C=1は、定常的な場合にはエコーリターンロスエンハンスメント(ERLE)が0dBより高くなるべきであるということを意味する。[1、2]では、これは18dBの値よりずっと低い。Ey2(n)が雑音レベルより下に下がったとき、この条件は更にqa>0に緩和される。
図6は本発明による方法の好ましい実施例を示す。この実施例では、ステップ500−560は図5の実施例と同じである。しかし、選択されたフィルタを直接使用することにより出力信号を作成する代わりに、この実施例ではステップ620に従って二つのフィルタからの残留信号を線形結合することにより一方のフィルタから他方のフィルタへの円滑な遷移が行われる。最善のフィルタとして適応フィルタが選択されるたびごとに、ステップ600に従ってフィルタ状態変数FSが増大させられる。同様に、最善のフィルタとしてプログラマブルフィルタが選択されるたびごとに、ステップ610に従ってフィルタ状態変数FSが減少させられる。次にステップ620で、計算されたフィルタ状態変数FSを使用することにより、残留信号ea(n)とep(n)との間の線形結合が形成される。ここで、変数τは遷移時間を表し、たとえば128サンプル周期である。ステップ620からわかるように、選択されたフィルタの比率が増大するとともに、選択されないフィルタの比率が減少する。フィルタがτサンプル周期の間、終始一貫して選択されていれば、円滑な遷移が完了したことになる。
ステップ620では、ep(n)とea(n)との線形結合が行われる。しかし、これは絶対に必要なものではない。たとえば、線形結合が多分最適ではあるが非線形重みつけ係数を使用することも可能である。
図6に示された方法の実施例では、予め定められる定数A、B、C、α、βに対して図5の実施例と同じ値を使用している。
図4および5に示された方法は適当なフィルタを選択し、その適当なフィルタを使用して実際の出力信号e(n)を作成することに関係している。しかし、図4の二重矢印21で示されるように、各フィルタは他方のフィルタに転送または複写してもよい。たとえば、適応フィルタがプログラマブルフィルタに比べて終始一貫して良好な場合には、適応フィルタの係数をプログラマブルフィルタに複写することが好ましいこともある。これに反して、適応フィルタがずれる二重発声の状況の後に、プログラマブルフィルタから適応フィルタに係数を転送することは多分良い考え方である。プログラマブルフィルタの推定されたエコーは多分、ずれた適応フィルタのエコー推定より良い(二重発声状況の前に推定されたエコーは多分、二重発声状況の後の新しいエコー推定に対する適応の良好な開始点である)からである。
図7は、図5および図6のフィルタ選択方法と同じアルゴリズムに基づく、一方のフィルタから他方のフィルタにフィルタ係数を転送する方法の好ましい実施例を示す。したがって、ステップ500−550は図5および図6と同じである。最善のフィルタとして適応フィルタが選択された場合には、ステップ700でカウンタCOUNTを増加させる。ステップ710でCOUNTが予め定められた定数T(たとえば、2047)を超えたか試験する。COUNTがTを超えた場合には、これは適応フィルタがT回選択されたということを意味する。したがって、適応フィルタはプログラマブルフィルタに複写され(ステップ730)、カウンタCOUNTが零にリセットされる(ステップ720)。したがって、適応フィルタが終始一貫して選択される場合には、これはプログラマブルフィルタに転送される。
これに反して、プログラマブルフィルタが最も適切なフィルタとして選択された場合には、ステップ740で次の二つの条件がともに満たされるか否かが試験される。
Figure 0004026693
これらの条件は、適応フィルタがプログラマブルフィルタに比べて(係数βにより制御されて)著しく悪いということ、そしてあまり重要でない低エネルギーレベルについて判定を行うことを避けるためには残留エネルギーがある閾値γ2を超えなければならないということを意味する。適切な値は、β=1/2、γ=−40dBm0である。ステップ740が成功した場合には、プログラマブルフィルタが適応フィルタに複写され(ステップ760)、カウンタCOUNTが零にリセットされる(ステップ750)。
これまで説明した二つの状況は、フィルタ係数が実際に複写される状況である。しかし、試験710に失敗した場合には、アルゴリズムはステップ790に進む。これはどのフィルタ係数も複写しないということを意味する。これは変数COUNTがまだ値Tに達していないときに生じる。
フィルタ係数が複写されないもう一つの状況は、試験740に失敗したときである。この状況では、アルゴリズムはステップ770に進む。ステップ770では、次の条件が満たされるか否かが試験される。
Figure 0004026693
このようにステップ770では、信号y(n)が雑音レベルを超えるか否かが試験される。信号y(n)が雑音レベルを超えていれば、多分、二重発声の状況が存在する。信号y(n)が多分、音声を含んでいるからである。そして適応フィルタがプログラマブルフィルタに比べて著しく良好に動作することはない。したがって、ステップ780で変数COUNTが零にリセットされて、これは確かに適応フィルタをプログラマブルフィルタに転送する時間ではないということを示す。また一方では、ステップ740で失敗しているので、プログラマブルフィルタが適応フィルタに比べて著しく良いということはない。したがって、どのフィルタも転送されない(ステップ790)。
最後に、ステップ770で失敗した場合には、これは判定を行うことができないということを示し、事態はそのままに残される(フィルタが複写されず、COUNTは変更されない)。
図7に示された方法の実施例では、次の定数が使用される。
A=1
B=0.125
C=1
α=10
β=1/2
γ2=−40dBm0
熟練した当業者には理解されるように、請求の範囲に規定されている本発明の趣旨と範囲を逸脱することなく本発明に対して種々の変形および変更を加えることができる。
参考文献
[1] 落合他、「二つのエコー径路モデルをそなえたエコーキャンセラ」、アイイーイーイー・トランザクションズ・オン・コミュニケーションズ、25(6):589−594、1977年6月(K.Ochiai et al,”Echo Canceller with Two Echo Path Models”,IEEE Transactions on Communications,25(6):589−594,June 1977)。
[2] 米国特許出願第3,787,645号(US,A,3 787 645)。

Claims (11)

  1. 適応エコーキャンセラ中のフィルタの性能を表す品質尺度を判定する方法であって、適応エコーキャンセラに備えられた判定手段による判定過程は、
    エコーを含む信号(y(n))と前記フィルタにより作成されるエコー推定信号(s^(n))との相関尺度を推定するステップと、
    前記エコー推定信号(s^(n))と前記エコーを含む信号(y(n))との差分により形成される残留信号(e(n))の累乗尺度を推定するステップと、
    前記推定された相関尺度を前記推定された累乗尺度により除算することにより、数式q=E[^(n)y(n)]/E[e(n) 2 ]で表される前記品質尺度(q)を算定するステップと、
    複数の前記フィルタについて算定された品質尺度を互いに比較し、前記エコーに関する最善の推定を提供するフィルタとして、前記フィルタのいずれか一つを選択するステップと、含むことを特徴とする、品質尺度判定方法。
  2. 前記エコーを含む信号(y(n)は、エコーの他に、前記エコーキャンセラの近くで発生する雑音信号および音声信号を含みうることを特徴とする、請求項1に記載の品質尺度判定方法。
  3. エコー信号の推定に適応フィルタおよびプログラマフィルタ(12、18)の双方が使用される適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法であって、適応デュアルフィルタエコーキャンセラに備えられた判定手段による判定過程は、
    エコーを含む信号(y(n))と前記適応フィルタのエコー推定信号(s^a(n))との第一の相関尺度を推定するステップと、
    前記適応フィルタのエコー推定信号(s^a(n))と前記エコーを含む信号(y(n))との差分により形成される第一の残留信号(ea(n))の第一の累乗尺度を推定するステップと、
    前記推定された第一の相関尺度を前記推定された第一の累乗尺度で除算することにより、前記適応フィルタの品質尺度(qa)を計算するステップと、
    前記エコーを含む信号(y(n))と前記プログラマブルフィルタのエコー推定信号(s^p(n))との第二の相関尺度を推定するステップと、
    前記プログラマブルフィルタのエコー推定信号(s^p(n))と前記エコーを含む信号(y(n))との差分により形成される第二の残留信号(ep(n))の第二の累乗尺度を推定するステップと、
    前記推定された第二の相関尺度を前記推定された第二の累乗尺度で除算することにより、前記プログラマブルフィルタの品質尺度(qp)を算定するステップと、
    前記適応フィルタの品質尺度(qa)と前記プログラマブルフィルタの品質尺度(qp)とを比較し、前記エコー信号に関する最善の推定を提供するフィルタとして、前記適応フィルタおよび前記プログラマブルフィルタのいずれか一つを選択するステップと、
    含むことを特徴とする、適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  4. 前記選択するステップでは、前記エコー信号に関する最善の推定を提供するフィルタとして、下記条件(i)(530)が満たされる場合にのみ、前記適応フィルタを選択し、下記条件(i)が満たされない場合には、前記プログラマブルフィルタを選択し、
    (i)「前記適応フィルタの品質尺度(qa)が前記プログラマブルフィルタの品質尺度(qp)と所定の第一係数(A)との積値と所定の第一のオフセット(B)との和を超える」、
    前記エコー信号を推定するために前記選択されたフィルタを使用するステップを、さらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  5. 前記条件(i)(530)が満たされた場合において、前記選択するステップでは、前記エコー信号に関する最善の推定を提供するフィルタとして、下記条件(ii)(iii)(540、550)の少なくともいずれかが満たされる場合にのみ、前記適応フィルタを選択し、下記条件(ii)(iii)のいずれも満たされない場合には、前記プログラマブルフィルタを選択し、
    (ii)「前記第一のオフセット(B)より大きい所定の第二のオフセット(C)に比べて、前記適応フィルタの品質尺度(qa)が大きい」、
    (iii)「前記適応フィルタの品質尺度(qa)が前記第一のオフセット(B)より大きく、かつ前記エコーを含む信号(y(n))の推定された第三の累乗尺度が測定された雑音レベル(NL)と所定の第二の係数(α)との積値より小さい」、
    前記エコー信号を推定するために前記選択されたフィルタを使用するステップを、さらに含むことを特徴とする、請求項4に記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  6. 前記条件(i)が満たされ、かつ前記条件(ii)(iii)(540、550)の少なくともいずれかが満たされた場合において、前記選択するステップでは、前記エコー信号に関する最善の推定を提供するフィルタとして、下記条件(iv)(560)が満たされない場合にのみ、前記適応フィルタを選択し、下記条件(iv)が満たされる場合には、前記プログラマブルフィルタを選択し、
    (iv)「前記推定された第二の累乗尺度が前記推定された第一の累乗尺度と所定の第三の係数(β)との積値より小さい」、
    前記エコー信号を推定するために前記選択されたフィルタを使用するステップを、さらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  7. 前記第一および第二の残留信号(ea(n)、ep(n))を結合し、選択されたフィルタに対応する残留信号の比率を大きくし、選択されなかったフィルタに対応する残留信号の比率を小さくすることを特徴とする、請求項4〜6のいずれかに記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  8. 前記第一の係数(A)が2に等しく、前記第一のオフセット(B)が0に等しく、前記第二のオフセット(C)が1に等しいことを特徴とする、請求項に記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  9. 前記プログラマブルフィルタが選択され、
    (iv)「前記推定された第二の累乗尺度が前記推定された第一の累乗尺度と第三の係数(β)との積値より小さい」、
    (v)「前記推定された第一の累乗尺度が所定の定数(γ2)より大きい」、
    という条件(iv)(v)(740)がともに満たされる場合に前記プログラマブルフィルタを前記適応フィルタに複写するステップ(740)、をさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  10. 前記適応フィルタが選択されるたびに計数し(COUNT)、前記適応フィルタが所定の回数(τ)選択された場合には、前記計数された値をリセットした上で、前記適応フィルタを前記プログラマブルフィルタに複写するステップ(730)をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
  11. 前記第一の係数(A)が1に等しく、前記第一のオフセット(B)が0.125に等しく、前記第二のオフセット(C)が1に等しいことを特徴とする、請求項10に記載の適応デュアルフィルタのエコーキャンセル方法。
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