JP2001523924A - 改良型係数転送を有するデュアルhアーキテクチャを利用するエコーキャンセラ - Google Patents

改良型係数転送を有するデュアルhアーキテクチャを利用するエコーキャンセラ

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JP2001523924A
JP2001523924A JP2000521638A JP2000521638A JP2001523924A JP 2001523924 A JP2001523924 A JP 2001523924A JP 2000521638 A JP2000521638 A JP 2000521638A JP 2000521638 A JP2000521638 A JP 2000521638A JP 2001523924 A JP2001523924 A JP 2001523924A
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echo
signal
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echo canceller
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JP2000521638A
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English (en)
Inventor
ピー. ラバーテュークス,ケネス
シー. ヤンス,リチャード
Original Assignee
テラブス オペレーションズ,インコーポレイティド
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 エコーキャンセラ・システムで使用されるエコーキャンセラ回路(25)が示される。エコーキャンセラ回路(25)は、呼の間に発生するエコー応答をシミュレートする非適応タップ係数を有する第1デジタル・フィルタ(35)を備えている。呼の間に発生するエコー応答をシミュレートする適応タップ係数を有する第2デジタル・フィルタ(30)も使用される。第2デジタル・フィルタ(30)の適応タップ係数は呼の持続時間を通じて更新される。係数転送制御装置がエコーキャンセラ回路(25)内に配置され、値^Eが値/Eより大きく、同時に^Eが値Emax より大きい時、第2デジタル・フィルタ(30)の適応タップ係数を転送し、第1デジタル・フィルタのタップ係数を置換する。/Eの値は、信号プラス・エコー信号と、第2デジタル・フィルタを使用する第2エコー補償信号との比に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連出願の相互参照 本出願と同じ日付で出願された以下の出願は、引用によって本出願の記載に援
用する。USSN 、(代理人事件整理番号No.11998US01)、
「改良型ダブルトーク検出を有するデュアルHアーキテクチャを利用するエコー
キャンセラ」、USSN 、(代理人事件整理番号No.11999US0
1)、「改良型非線形エコー経路検出を有するデュアルHアーキテクチャを利用
するエコーキャンセラ」、USSN 、(代理人事件整理番号No.120
00US01)、「可変適応利得設定を有するデュアルHアーキテクチャを利用
するエコーキャンセラ」、USSN 、(代理人事件整理番号No.120
01US01)、「改良型非線形プロセッサを有するデュアルHアーキテクチャ
を利用するエコーキャンセラ」、USSN 、(代理人事件整理番号No.
12002US01)、「分割適応利得設定を有するデュアルHアーキテクチャ
を利用するエコーキャンセラ」。
【0002】 連邦政府の後援による研究または開発に関する供述 該当せず 発明の背景 長距離電話施設は普通、異なった市内交換区域の中継局間の4線式伝送回線と
、個々の加入者を中継局と接続する各区域内の2線式回線とを備えている。異な
った交換区域の加入者間の呼は、各区域の2線式回線と区域間の4線式回線を通
じて伝えられ、2線式及び4線式回線間の音声エネルギーの変換はハイブリッド
回路によって影響される。理想的には、ハイブリッド回路入力ポートは2線式及
び4線式回線のインピーダンスに完全に整合し、その平衡ネットワーク・インピ
ーダンスは2線式回線のインピーダンスに完全に一致する。この場合、1つの交
換区域から他の交換区域に伝送された信号が元の区域にエコーとして反射または
戻ってくることはない。残念ながら、異なった2線式及び4線式回線間に本質的
に存在するインピーダンスの差のためと、音声帯域の各周波数でインピーダンス
を整合しなければならないため、与えられたハイブリッド回路が個々の2線式及
び4線式伝送回線のインピーダンスに完全に整合することはほぼ不可能である。
従って、エコーは長距離電話システムの特徴的な部分である。
【0003】 望ましくないものではあるが、エコー経路の時間遅延が例えば約40ミリ秒未
満といった比較的短いものである限り、エコーは電話システムにおいて許容でき
る。しかし、さらに長いエコー遅延は遠端話者の気を散らし完全に混乱させるの
で、それを許容できるレベルまで低減するため、経路の各端方向のエコーキャン
セラを利用することがあるが、これはそれがなければ遠端話者に戻ってくるであ
ろうエコーを打ち消すものである。周知のように、エコーキャンセラは4線式回
線の受信チャネル上の信号を監視し、伝送チャネルを通じて戻ってくると予想さ
れる実際のエコーの推定を生成する。次にエコー推定が伝送チャネルの減算回路
に与えられ、実際のエコーを除去または少なくとも低減する。
【0004】 最も単純な形態では、エコー推定の生成は、受信チャネル上で信号の個別のサ
ンプルを得るステップと、サンプルをシステムのインパルス応答と畳み込むステ
ップと、その後適当な時点で結果として得られた生成物すなわちエコー推定を伝
送チャネル上の実際のエコーから減算するステップとを含む。実際には、エコー
推定の生成はそれほど簡単ではない。
【0005】 伝送回線は、全く抵抗性のものを除いて、振幅、位相振幅及び位相分散特性を
有するインパルス応答を示すが、位相シフトと振幅減衰は周波数と共に変化する
ため、これらは周波数に依存する。このため、エコー推定を生成する適切な既知
の技術は、エコー経路で予想される実際のエコーを適度に表すエコー推定を得る
ために、畳み込み処理を通じてエコーを発生する信号の複数のサンプルとシステ
ムのインパルス応答のサンプルを操作するステップを考慮する。こうしたシステ
ムの1つが図1に示される。
【0006】 図1に示されるシステムでは、遠隔電話システムからの遠端信号xが伝送路1
0で市内受信される。前に述べた市内システムの欠陥のため、信号xの一部は市
内電話システムからの信号vと共に伝送路15で遠隔サイトにエコーバックされる
。エコー応答はここでは次の等式に対応する信号sとして示される。 s=x* h ここでhはエコー特性のインパルス応答である。すなわち、近端から遠端に送信
される信号は、エコー打ち消しがない場合信号yであるが、これは電話信号vと
エコー信号sの合計である。この信号は図1の伝送路15のyとして示される。
【0007】 信号yからエコー信号成分sを低減及び/または除去するため、図1のシステ
ムは、インパルス・エコー応答hの推定であるインパルス応答フィルタ/h(こ
れ以降図1に示されているようなhバーの代りに/hと表記する)を有するエコ
ーキャンセラを使用する。すなわち、エコー信号sの推定を表す別の信号/s(
これ以降図1に示されているようなsバーの代りに/sと表記する)が次の等式
によりエコーキャンセラによって生成される。
【0008】 /s=/h* x エコーキャンセラはエコー推定信号/sを信号yから減算して伝送路20の信号
eを生成するが、これが遠端電話システムに戻る。すなわち信号eは次の等式に
対応する。 e=s+v−/s≒v すなわち、遠端局に戻る信号は近端電話システムの信号vによって決定される。
エコー・インパルス応答/hが実際のエコー応答hに密接に相関するほど、/s
はsに密接に近似するので、信号eのエコー信号成分sの大きさはさらに十分に
低減される。
【0009】 エコー・インパルス応答モデル/hは、インパルス応答^h(これ以降図2に
示されているようなhハットの代りに^hと表記する)を有する適応デジタル・
フィルタによって置換される。一般に、こうした適応応答フィルタのタップ係数
は、正規化最小平均二乗適応として知られる技術を使用して見つけられるが、他
の平均二乗処理もまた使用される(例えば、RLS,NLMSなど)。
【0010】 この適応エコーキャンセラ・アーキテクチャは、エコー経路応答hの変化に容
易に適応する能力を有するエコーキャンセラを提供するが、「ダブルトーク」(
double talk)(エコーキャンセラから見て決められるように遠端の話者と近端の
話者の両方が同時に話す時に発生する条件)が存在する場合、最適状態に及ばな
いエコー打ち消し応答を大変発生しやすい。
【0011】 ダブルトーク条件に対するこの敏感さを低減するため、1つのエコーキャンセ
ラで非適応応答と適応応答両方のフィルタを使用することが提案されている。こ
うしたエコーキャンセラの1つが、1974年1月22日オチアイ(Ochiai)他に対し
て発行されたUSPN3,787,645 で説明されている。このエコーキャンセラは現在一
般にデュアルHエコーキャンセラと呼ばれている。
【0012】 '645特許のデュアルHエコーキャンセラ・アーキテクチャは単一フィルタ応答
アーキテクチャの使用に対する大きな改善を提供したが、'645特許は多くの点で
欠陥があり、実際のエコーキャンセラ・システムでこのデュアルHアーキテクチ
ャの使用を最適化するにはいくつかの教示が不足している。 本発明者は、上記のデュアルHアーキテクチャに関連する問題を認識し、これ
らの問題に対する解決法を提供している。
【0013】 発明の概要 エコーキャンセラ・システムで使用されるエコーキャンセラ回路が示される。
エコーキャンセラ回路は、呼の間に発生するエコー応答をシミュレートする非適
応タップ係数を有する第1デジタル・フィルタを備えている。呼の間に発生する
エコー応答をシミュレートする適応タップ係数を有する第2デジタル・フィルタ
も使用される。第2デジタル・フィルタの適応タップ係数は呼の持続時間を通じ
て更新される。係数転送制御装置がエコーキャンセラ回路内に配置され、値^E
が値/Eより大きく、同時に^Eが値Emax より大きい時第2デジタル・フィル
タの適応タップ係数を転送し、第1デジタル・フィルタのタップ係数を置換する
。前記/Eの値は、信号プラス・エコー信号と、第1デジタル・フィルタを使用
する第1エコー補償信号との比に対応する。前記^Eの値は、信号プラス・エコ
ー信号と、第2デジタル・フィルタを使用する第2エコー補償信号との比に対応
する。前記Emax の値は、転送が行われた呼の持続時間の少なくとも一部を通じ
て遭遇する最大の^Eに対応する。
【0014】 呼の間にデュアルHエコーキャンセラの適応デジタル・フィルタと非適応デジ
タル・フィルタの間でタップ係数を転送する方法も示される。その方法によれば
、前記^Eの値と前記/Eの値の間の比較がなされる。さらに、前記^Eの値と
前記Emax の値の間の比較もなされる。非適応デジタル・フィルタのタップ係数
を置換するための、適応デジタル・フィルタの適応タップ係数の転送は、^Eが
/Eより大きく、同時に^EがEmax より大きい時行われる。
【0015】 発明の詳細な説明 図2は、本発明を実現する際使用するのに適したデュアルhエコーキャンセラ
の1つの実施形態を示す。示されるように、一般に25で示されるエコーキャンセ
ラには、エコー応答hをモデル化するために非適応フィルタ/hと適応フィルタ
^hの両方が含まれる。フィルタ/hと^hは各々好適には、各々対応するタッ
プ係数を有する複数のタップを備える有限インパルス応答(FIR )フィルタのよ
うなデジタル・フィルタとして実現される。この概念はIIR フィルタにも拡張さ
れる。FIR フィルタが使用される場合、各FIR フィルタの持続時間は、エコーキ
ャンセラ25が配置されるチャネルのエコー応答の持続時間に十分に及ぶものであ
る。
【0016】 非適応フィルタ/hの出力は伝送路30で得られ、適応フィルタ^hの出力は伝
送路35で得られる。伝送路30及び35の各信号は伝送路40の信号プラス・エコーか
ら減算され、それぞれ伝送路50及び55のエコー補償信号を生成する。好適にはソ
フトウェア・スイッチであるスイッチ45が使用され、伝送路50の出力信号か、ま
たは伝送路55の出力信号かの何れかを伝送路60のエコーキャンセラ出力に提供す
る。スイッチ45は、収束中^hフィルタに基づいてエコー補償を提供するために
使用され、次に収束後/hフィルタに基づいてエコー補償を提供するよう切り換
えられる。さらに、スイッチ45は、ダブルトーク条件の検出に応答して/hフィ
ルタに基づくエコー補償を提供するよう操作される。
【0017】 転送制御装置65が使用され、フィルタ/hのタップ係数を置換するためにフィ
ルタ^hのタップ係数を転送する。示されるように、転送制御装置65は多数のシ
ステム入力信号を受信するよう接続されている。本発明に関連して特に重要なこ
とだが、転送制御装置65は信号プラス・エコー応答yと、それぞれ伝送路50及び
55の各エコーキャンセラ信号/e及び^e(これ以降図2に示されているような
eバーまたはeハットの代りに/eまたは^eと表記する)を受信する。転送制
御装置65は好適には、エコーキャンセラ25を実現するために使用される1つかそ
れ以上のデジタル信号プロセッサのソフトウェアで実現される。
【0018】 上記で示したように、当該技術は^hから/hへのタップ係数の転送が発生す
る方法と条件に関連する教示がかなり不足している。本発明者は新しい方法と、
新しいエコーキャンセラを実現しているが、そこでは選択された基準が満たされ
た時だけタップ係数転送が転送制御装置65によってなされる。結果として得られ
るエコーキャンセラ25は、ダブルトーク感受性が減少しダブルトーク検出能力が
増大している点で大きな利点を有する。さらに、それは推定/hの単調な改善を
保証する。
【0019】 上記のシステムはエコー反射減衰量エンハンスメント(ERLE)として知られる
パラメータを使用してシステム性能を測定及び追跡する。転送制御装置65が^h
から/hへのタップ係数の転送を行うかに関する決定では2つのERLEパラメータ
値が使用される。第1のパラメータ/E(これ以降図3の85に示されているよ
うなEバーの代りに/Eと表記する)は次のように定義される。
【0020】 /E=y/(/e) 同様に、パラメータ^E(これ以降図3の95に示されているようなEハット
の代りに^Eと表記する)は次のように定義される。 ^E=y/(^e) 各値^E及び/Eはあらかじめ決められた数のサンプルについて平均され、転送
決定のためシステムで使用される平均された^E及び/Eの値が得られる。
【0021】 図3は、パラメータ^E及び/Eを使用してフィルタ^hから/hへのタップ
係数転送を制御するエコーキャンセラ25を実現する1つの方法を示す。示される
ように、エコーキャンセラ25は、呼の初期部分の間、ステップ80で、係数のデフ
ォルト/h集合を提供する。/hに対するタップ係数値が設定された後、ステッ
プ85で/Eの測定がなされ、フィルタ/hのタップ係数値の性能が測定される。
【0022】 ステップ80及び85の初期化シーケンスの後、またはそれと同時に、エコーキャ
ンセラ25は^hの係数の適応を開始及び継続し、システム全体のエコー応答hを
さらに十分に一致させる。図3に示されているように、この操作はステップ90で
行われる。好適には、適応は正規化最小平均二乗法を使用してなされるが、他の
適応方法(例えば、LMS 及びRLS )も使用される。
【0023】 ある期間、好適にはあらかじめ決められた最小期間の経過後、エコーキャンセ
ラ25はステップ95で^Eの測定を行う。好適には、この測定は平均測定である。
ステップ100 では、エコーキャンセラ25は^Eの値を/Eの値と比較する。^E
の値が/Eの値より大きければ、ステップ105 でフィルタ^hのタップ係数が転
送され、フィルタ/hのタップ係数を置換する。しかし、この基準が満たされな
い場合、エコーキャンセラ25はステップ90で適応フィルタ^hの係数の適応を継
続し、ステップ95で^Eの値を定期的に測定し、条件が満たされるまでステップ
100 で比較を行う。
【0024】 示されていないが、他の転送条件が上記のものに加えて課されることもある。
例えば、エコーキャンセラは、転送が行われる前に遠端信号が存在するという必
要条件を課すことがある。さらに、ダブルトーク条件の期間では転送が抑制され
ることがある。システム要求に基づいてさらに別の条件が課されることがある。 ^Eが/Eより大きいことをエコーキャンセラ25が見つけると、上記で示され
た転送が行われる。さらに、エコーキャンセラ25は^Eの値をEmax として保存
する。この操作は図3のステップ110 で示される。すなわち、Emax は、呼の持
続時間を通じて発生するERLEの最大値であり、そこで転送が行われる。この値は
、^Eと/Eの比較に加えて後でさらに使用され、^hのタップ係数が転送制御
装置65によって転送され/hのタップ係数を置換するかどうかを制御する。この
さらなる処理は図3のステップ115 、120 及び125 で示される。各々の場合で、
タップ係数転送は、1)^Eが現在の/Eより大きい、2)^Eが呼の過程で使
用された以前のどの/Eの値より大きいという2つの条件の両方を満たす時だけ
行われる。(^EはEmax より大きい)2つの基準が満たされる都度、エコーキ
ャンセラ25の転送制御装置65はタップ係数転送を実行し、今後の比較のために前
のEmax の値を現在の^Eの値で置換する。
【0025】 ^Eが、係数転送が行われる前の呼の過程を通じて使用されるどの/Eの値よ
り大きいことを要求することは、2つの有益かつ望ましい効果を有する。第1に
、各転送はエコー経路応答のより良好な推定でフィルタの前のタップ係数を置換
することが多くなる。第2に、この転送要求はエコーキャンセラ・システムのダ
ブルトーク保護を向上させる。ダブルトーク時に正のERLE ^Eを有することは
可能であるが、ダブルトーク時に^EがEmax より大きい確率は、Emax の値が
増大するに連れて減少する。従って、ダブルトーク時の望ましくない係数転送は
、呼の持続時間を通じてEmax の値が増大するに連れてますます起こりにくくな
る。
【0026】 エコーキャンセラ25はEmax の値に上部境界と下部境界の両方を課すことがあ
る。例えば、Emax は6dBの下部境界値と24dBの上部境界値を有することがある
。下部境界の目的はダブルトーク条件時の通常の転送を防止することである。音
声入力を使用するシミュレーションで示されているところでは、ダブルトーク時
、6dBを越える値のERLEは非常に低い確率の事象であったので、Emax の初期値
として適当である。Emax の上部境界は、Emax をさらなる転送が不可能となる
値に設定することによる誤った高度な測定を防止するために使用される。
【0027】 Emax の値は、例えば、各呼の開始時には下部境界値に設定すべきである。こ
れを行わない場合、新しい呼に対するエコーキャンセラ25のエコーキャンセラ応
答が前の呼の終了時に存在した応答の品質を越えるまで、新しい呼でのタップ係
数転送が妨げられる。しかし、この基準が次の呼の間に満たされないことがあり
、その場合エコーキャンセラ25は準最適なタップ係数値を使用して動作すること
になる。Emax をさらに低い値に再設定することでタップ係数転送が行われる可
能性は増大し、/hフィルタが新しい呼のエコー経路応答にさらに密接に対応す
るエコー打ち消しのためのタップ係数を使用することを確保する助けになる。
【0028】 Emax 値の変化を実現する1つの方法が、図4のエコーキャンセラ動作流れ図
で示される。^EがEmax より大きいということ以外の全ての転送条件が満たさ
れ、この条件があらかじめ決められた持続時間の間残っている場合、エコーキャ
ンセラ25はEmax 値を、例えば下部境界値に再設定する。図4に示される例の動
作では、エコーキャンセラ25はステップ140 で^EがEmax の下部境界より大き
いかを決定し、ステップ145 でEmax の現在の値より小さいかを決定する。ステ
ップ150 で決定されるようにこれらの両方の条件があらかじめ決められた期間真
であり、かつ他の全ての転送基準が満たされている場合、ステップ155 でエコー
キャンセラ25はEmax 値をさらに低い値、例えばEmax 値の下部境界に再設定す
る。このようにEmax 値を下げることでその後のタップ係数転送の可能性が増大
する。
【0029】 Emax の下部及び上部境界に、それぞれ6dB及び24dB以外の値を選択すること
も本システムで可能である。6dBより小さいEmax の下部境界を選択すると再設
定操作または新しい呼の後タップ係数転送は比較的迅速になるが、ダブルトーク
保護はある程度犠牲になる。しかし、6dBより大きい値はより長い期間タップ係
数転送を抑制するが、エコーキャンセラのダブルトーク耐性を向上させる。同様
に、Emax が再設定される前のあらかじめ決められた待機時間の値を変化させる
ことも、エコーキャンセラの性能を調整するために使用される。あらかじめ決め
られた待機時間Tが短くなると再収束転送は高速になるが、ダブルトーク耐性は
ある程度犠牲になる。あらかじめ決められた待機時間の値が大きくなることにつ
いて逆のことが言える。
【0030】 上記のエコーキャンセラ・システムのさらに別の修正は、タップ係数転送の瞬
間Emax として保存された値に関する。転送の瞬間の^Eの値に等しくEmax
設定する代わりに、Emax が^Eから一定の値(例えば1、3、または6dB)を
減算した値に等しい値に設定されることがある。しかし、Emax 値がEmax の下
部境界値より低い値に設定されることは決してない。さらに、新しく緩和された
max はEmax の前の値より小さくないという、さらなる条件が課されることも
ある。上記のEmax 値の「緩和」は発生する転送の数を増大し、さらに、^Eが
/Eより大きいという条件に決定を行う際の重みを提供する。
【0031】 容易に認識されるように、本発明のエコーキャンセラは広範な方法で実現され
る。好適には、エコーキャンセラ・システムはフィルタ及び転送操作を実行する
1つかそれ以上のデジタル信号プロセッサを使用して実現される。様々な信号の
デジタル・アナログ変換は、デジタル信号プロセッサによって使用される周知の
技術によって実行される。
【0032】 上記の転送基準を無効にすべきいくつかの状況が存在する。例えば、1)長期
間ERLEが低いままであり、2)/hに対する^hの小さいが測ることのでき
る性能上の利点が長期間にわたって持続する場合、転送基準は好適には無効にさ
れる。 転送基準を無効にすべき場合の1つは、定常状態のERLEがEmax の下部値
以下に留まっている場合である。こうした場合は、近端から入る高レベルで一定
の背景雑音が存在する時発生することがある。ERLEがEmax の下部境界より
大きくない場合、上記の処理は転送の発生を妨げるので、低いERLEの状況で
は転送は不可能である。/hは新しい、低いERLEの呼の開始時に前の呼に対
する解を含むので、上記の転送基準を無効にすることが好適な場合がある。
【0033】 上記の転送基準を無効にする第1の条件は、比較的長い適応期間(例えば15
0〜500msec)にわたって低いERLEの測定が持続することである。低
いERLEの呼は/hと^hの間のERLEの差が小さい傾向がある(1dBの
差が観察される最大の差である)ので、長期間ERLEが低いことが確認される
と、転送発生のために必要な^hと/hのERLEの差は低減される(例えば0
または1dBに)。補償のために要求が課され、転送が可能になるまで長期間(
例えば75〜200msec)/hと^hの小さいERLEの差が維持される。
【0034】 図5は、多チャネル通信伝送でエコーを打ち消すために使用される、一般に70
0 で示されるエコーキャンセラ・システムの1つの実施形態を示す。示されるよ
うに、システム700 には、T1伝送のような多チャネル通信データを受信するよ
う接続された入力705 が含まれる。中央制御装置710 は伝送の様々なチャネルを
デインタリーブ(deinterleave) し、データ・バス720 を通じてそれらを対応す
る畳み込みプロセッサ715 に提供する。畳み込みプロセッサ715 の中で、上記の
操作の大部分が行われる。各畳み込みプロセッサ715 は、伝送路730 の伝送の少
なくとも1つのチャネルを処理するよう設計されている。各畳み込みプロセッサ
715 が対応するチャネルを処理した後、結果として得られるデータがデータ・バ
ス720 に配置される。中央制御装置710 はデータを適切な多チャネル形式(例え
ば、T1)に多重化し、伝送路735 で再伝送する。ユーザ・インターフェース74
0 が提供され、システムの様々なユーザ・プログラム可能パラメータを設定する
【0035】 様々な修正が、基本的な教示から離れることなく上記のシステムになされても
よい。本発明は1つかそれ以上の特定の実施形態を参照してかなり詳細に説明さ
れたが、当業者は、添付の請求項に示された本発明の範囲及び精神から離れるこ
となく変更がなされることを認識するだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、従来のキャンセラのブロック図である。
【図2】 図2は、本発明の1つの実施形態によって動作するエコーキャンセラの概略ブ
ロック図である。
【図3】 図3は、本発明の1つの実施形態による係数転送を実行する1つの方法を示す
フローチャートである。
【図4】 図4は、本発明の1つの実施形態による係数転送を実行するさらに別の方法を
示すフローチャートである。
【図5】 図5は、本発明を利用するエコーキャンセラ・システムを実現する1つの方法
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5J023 DB01 DC07 5K027 DD00 DD07 DD10 5K038 CC00 DD06 FF08 FF13 5K046 HH11 HH18 HH44 HH77

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エコーキャンセラ回路であって、 呼の間に発生するエコー応答をシミュレートする非適応タップ係数を有する第
    1デジタル・フィルタと、 前記呼の間に発生するエコー応答をシミュレートする適応タップ係数を有する
    第2デジタル・フィルタであって、前記適応タップ係数が前記呼の間に更新され
    る第2デジタル・フィルタと、 ^Eが/Eより大きく、同時に^EがEmax より大きい時前記第1デジタル・
    フィルタの前記タップ係数を置換するために前記第2デジタル・フィルタの前記
    適応タップ係数を転送するよう配置された係数転送制御装置であって、その場合
    に/Eが信号プラス・エコー信号と、前記第1デジタル・フィルタを使用する第
    1エコー補償信号との比に対応し、^Eが前記信号プラス・エコー信号と、前記
    第2デジタル・フィルタを使用する第2エコー補償信号との比に対応し、Emax が、転送が行われた前記呼の持続時間の少なくとも一部を通じて遭遇する最大の
    ^Eの値に対応する係数転送制御装置とを備えるエコーキャンセラ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1エコー補償信号を生成するために、前記信号プラス
    ・エコー信号から前記第1デジタル・フィルタの濾波出力信号を減算する第1加
    算器回路と、 前記第2エコー補償信号を生成するために、前記信号プラス・エコー信号から
    前記第2デジタル・フィルタの濾波出力信号を減算する第2加算器回路とをさら
    に備える、請求項1に記載のエコーキャンセラ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1エコー補償信号かまたは前記第2エコー補償信号の
    何れかをエコーキャンセラの出力に選択的に提供するスイッチをさらに備える、
    請求項2に記載のエコーキャンセラ。
  4. 【請求項4】 係数の転送があらかじめ決められた期間内に行われない場合
    前記Emax の値が下げられる、請求項1に記載のエコーキャンセラ。
  5. 【請求項5】 エコーキャンセラであって、 呼の遠端信号を受信する少なくとも1つの入力と、 前記呼の信号プラス・エコー信号を受信する少なくとも1つの入力であって、
    前記信号プラス・エコー信号が、前記呼を伝える伝送媒体のエコー応答に対応す
    る信号成分を有する少なくとも1つの入力と、 前記遠端信号を受信し、前記エコー応答をシミュレートする非適応タップ係数
    を有する第1デジタル・フィルタと、 遠端に伝送するエコー補償信号を生成するために、前記信号プラス・エコー信
    号から前記第1デジタル・フィルタの濾波された遠端出力信号を減算する加算器
    回路と、 前記遠端信号を受信し、前記エコー応答をシミュレートする適応タップ係数を
    有する第2デジタル・フィルタであって、前記適応タップ係数が前記呼の間に更
    新される第2デジタル・フィルタと、 ^Eが/Eより大きく、同時に^EがEmax より大きい時前記第1デジタル・
    フィルタの前記タップ係数を置換するために前記第2デジタル・フィルタの前記
    適応タップ係数を転送するよう配置された係数転送制御装置であって、その場合
    に/Eが信号プラス・エコー信号と、前記第1デジタル・フィルタを使用する第
    1エコー補償信号との比に対応し、^Eが前記信号プラス・エコー信号と、前記
    第2デジタル・フィルタを使用する第2エコー補償信号との比に対応し、Emax が、前記呼の持続時間の少なくとも一部を通じて遭遇する最大値に対応する係数
    転送制御装置とを備えるエコーキャンセラ。
  6. 【請求項6】 係数の転送があらかじめ決められた期間内に行われない場合
    前記Emax の値が下げられる、請求項5に記載のエコーキャンセラ。
  7. 【請求項7】 呼の間にデュアルHエコーキャンセラの適応デジタル・フィ
    ルタと非適応デジタル・フィルタの間でタップ係数を転送する方法であって、 第1の値^Eを第2の値/Eと比較するステップであって、/Eが信号プラス
    ・エコー信号と、前記エコーキャンセラの前記非適応デジタル・フィルタを使用
    する第1エコー補償信号との比に対応し、その場合に^Eが信号プラス・エコー
    信号と、前記エコーキャンセラの前記適応デジタル・フィルタを使用する第2エ
    コー補償信号との比に対応するステップと、 前記^E値を第3の値Emax と比較するステップであって、その場合にEmax が、転送が行われた前記呼の持続時間の少なくとも一部を通じて遭遇する最大値
    に対応するステップと、 前記^Eの値が前記/Eの値より大きく、同時に前記^Eの値が前記Emax
    値より大きい時、前記非適応デジタル・フィルタの前記タップ係数を置換するた
    めに前記適応デジタル・フィルタの前記適応タップ係数を転送するステップとを
    含む方法。
  8. 【請求項8】 係数の転送があらかじめ決められた期間内に行われない場合
    max の値を下げるステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記^Eの値が平均値である、請求項1に記載のエコーキャ
    ンセラ回路。
  10. 【請求項10】 前記/Eの値が平均値である、請求項1に記載のエコーキ
    ャンセラ回路。
  11. 【請求項11】 前記^Eの値が平均値である、請求項5に記載のエコーキ
    ャンセラ。
  12. 【請求項12】 前記/Eの値が平均値である、請求項5に記載のエコーキ
    ャンセラ。
  13. 【請求項13】 前記^Eの値が平均値である、請求項7に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記/Eの値が平均値である、請求項7に記載の方法。
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