JP2000502229A - 残留信号内の電力見積を使用するエコーキャンセルのための方法および装置 - Google Patents

残留信号内の電力見積を使用するエコーキャンセルのための方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 エコーキャンセラは、非線形誤差電力見積値(24)、そして好ましくは線形誤差電力見積値(22)にも依存する動的しきい値(TH(n))を決定する。残留信号(e(n))の残留電力見積値(28)は、その動的しきい値と比較する。残留信号は、残留電力見積値が動的しきい値を下回る場合に、非線形プロセッサ(20)において減衰させる。

Description

【発明の詳細な説明】 残留信号内の電力見積を使用するエコーキャンセルのための 方法および装置 技術分野 本発明は、残留信号を形成するためのエコー経路のモデルを使用するエコーキ ャンセラおよびエコーキャンセル方法に関するものである。 発明の背景 エコーは、長い遅延をもつ電話(telephony)システム(例えば、長距離電話 、またはデジタル・セルラシステムのような長い処理遅延を使用する電話システ ム)において認識されるスピーチ品質に関係する問題である。エコーは、PST N/加入者インターフェースにおける4線式−2線式変換において生起される。 このエコーを除去するために、長距離トラヒックのためのトランシット交換機内 に、またセルラ用途のためのモバイルサービス交換センター内に、エコーキャン セラが通常設けられている。 エコーキャンセラのこの位置のため、これは適応型とされ、そして、この同じ エコーキャンセラは、PSTN内の多くの異なった加入者に対し使用される。こ の適応は、異なったコール間のみならず、各コールの間においても必要であるが 、それは、伝送ネットワークの非固定の性質(例えば、位相スリップ、三者間コ ール等)のためである。 エコーキャンセラの主要な部分は、適応型フィルタである。このフィルタは、 エコーのレプリカを生成し、そしてこれを、近端信号から減算する。エコー生成 システムが完全には分からないため、その見積もったエコー信号は、常に誤差を 含んでいる。したがって、実際には、適応型フィルタを使用することにより得ら れるエコー減衰は、通常、多くても約30dBである。長い時間遅延に対しては 、この減衰量は十分ではなく、したがってそれら誤差による可聴の影響を最小限 にするため、残留エコーサプレッサが使用されている。このエコーサプレッサの 目的は、残留信号を、この信号がエコー見積もりにおける誤差により支配されて い るときはいつでも、さらに抑圧することである。これは、エコーキャンセラの出 力を、その出力信号のある一定のレベルに対して阻止することにより行われる。 文献[1]は、適応型センタークリッパの形態のエコーサプレッサを設けたエ コーキャンセラについて記述している。このエコーキャンセラが発生するエコー 見積もりは、この適応型クリッパのそのしきい値を信号処理手段を介して制御し そしてそれによってそのクリッピングウィンドウを制御するのに使用される。残 留信号の電力がその適応型しきい値より下になった場合、その残留信号を阻止ま たはクリップし、それ以外の場合には、残留信号をこれに対し修正を加えずに適 応型クリッパを通過させる。しかし、この残留信号は、残留エコーだけでなく近 端加入者で発生された背景ノイズも含んでいる。時には、残留エコーサンプルと 背景ノイズサンプルとが建設的に加算され、そしてその結果生じる残留信号がし きい値を超えることがある。その結果、残留エコーを含む残留信号の望ましくな い突発性の伝送が生じ、これは、非常にうるさいものとなり得る。 エコーキャンセルに伴なう基本的な問題は、エコーキャンセラが広範囲のシス テムおよび信号条件で動作することである。 (i) システムは、例えば6〜25dBの減衰をもつことがあり、これは、線形 モデルにより十分記述することができる。 (ii) 近端の背景ノイズレベルは、例えば−65〜−30dBm0の間となるこ とがある。 (iii) システムは、減衰量が乏しくなることがあり、線形システムとして不完全 にしかモデル化できない。 あらゆる関連した状況においてエコーサプレッサの満足できる性能を与えるし きい値の適切な値を決定することは、電力比較に基づく制御策に関する基本的な 問題である。ケース(i) に対してしきい値を設計することは、ケース(iii) によ り記述されたシステムに対しては残留エコーの不完全な抑圧をもたらす。しかし 、ケース(iii) に対し設計することは、ケース(i) により記述されたシステムに 対しては非常に控えめな抑圧機能をもたらす。さらに、近端側からの背景ノイズ の量(ケース(ii))は、エコーキャンセラ内の適応型フィルタの性能に影響を及 ぼす。高い背景ノイズレベルに対しては、見積もりをしたモデルの変動(モデル 誤 差ではない)は、残留信号を支配することがある。したがって、ケース(i) によ り記述したシステムに対してさえも、エコーサプレッサに関する異なった制御策 を、背景ノイズレベルに依存してとるべきである。この説明から明らかなように 、全ての関連する状況においてエコーサプレッサの満足できる性能をもたらす、 1つの固定した制御策並びに1組の固定したパラメータを得るのは、不可能では ないにしても困難である。 発明の摘要 本発明の目的は、関連のパラメータを異なった状況に適応させて上記問題を回 避する、新規なエコーキャンセラおよび新規なエコーキャンセル方法を提供する ことである。 本発明の基本的な思想は、残留信号内の非線形誤差の動的電力見積値そして好 ましくは線形誤差の動的電力見積値をも使用して、動的しきい値を決定し、そし て残留信号の電力がこの動的しきい値を下回る場合に残留信号を減衰させること である。 図面の簡単な説明 本発明は、その更なる目的および利点と共に、添付の図面と一緒に以下の説明 を参照することによって最もよく理解できる。 図1は、エコー生成システムのブロック図である。 図2は、エコーキャンセル・システムのブロック図である。 図3は、可変センタークリッパをもつ既に知られたエコーキャンセラのブロッ ク図である。 図4は、図3のエコーキャンセラのセンタークリッパの伝達関数を図示するダ イアグラムである。 図5a−bは、可能な最も低い減衰量での、2つの異なったケースに対する、 本発明による非線形プロセッサの異なった伝達関数を図示するダイアグラムであ る。 図6a−bは、低い減衰量での、2つの異なったケースに対する、本発明によ る非線形プロセッサの異なった伝達関数を図示するダイアグラムである。 図7a−bは、高い減衰量での、2つの異なったケースに対する、本発明によ る非線形プロセッサの異なった伝達関数を図示するダイアグラムである。 図8a−bは、可能な最も高い減衰量での、2つの異なったケースに対する、 本発明による非線形プロセッサの異なった伝達関数を図示するダイアグラムであ る。 図9は、本発明による方法の好ましい実施例を実行する非線形プロセッサの動 作を図示するフローチャートである。 図10は、本発明の好ましい実施例による動的しきい値を決定するための方法 を図示するフローチャートである。 図11は、本発明のエコーキャンセル方法に従い動作するエコーキャンセラの ブロック図である。 好ましい実施例の詳細な説明 以下の説明においては、同じまたは類似の機能を実行するエレメントには、同 じ参照符号を付してある。 図1は、電話システムにおけるエコー生成プロセスを示している。加入者A (以下では、遠端加入者と呼ぶ)は、2線式ラインを介して1つのハイブリッド (ハイブリッドは、当該分野では周知のように、4線式接続と2線式接続との間 のインターフェースを形成)に接続されている。同様に、加入者B(以下では近 端加入者と呼ぶ)は、2線式ラインを介して別のハイブリッドに接続されている 。それら2線式ラインは、入および出の双方のスピーチ信号を転送する。遠端加 入者Aからの出スピーチは、図1の上側の2線式ラインを介して近端加入者Bに 転送される。同様に、近端加入者Bからの出スピーチは、図1の下側の2線式ラ インを介して遠端加入者Aに転送される。しかし、加入者Bから加入者Aへの下 側2線式ラインはまた、加入者Aからの出スピーチのエコーも含んでおり、その エコーは、加入者B側のハイブリッドでは完全に抑圧できなかったものである。 同様に、図1の上側2線式ラインは、加入者Bからの出スピーチによるエコーを 含んでいる。 図2は、加入者Aに戻るエコーを近端側においてどのようにしてキャンセルす るかを示している(同様の構成は、遠端側にも設けている)。入力信号x(n) (ただし、nは、離散的時間を示す)は、加入者Aからのスピーチを表す。この 入力信号x(n)は、伝達関数H(q-1)をもつフィルタ10(ここでq-1は、 後方シフト演算子(q-1x(n)=x(n−1))を表す)と加算ユニット14 とにより表すハイブリッドにより、減衰させ、そしてその結果のエコー信号s( n)は、加算ユニット14において、近端信号v(n)(これは、近端スピーチ を含んでいたり含んでいなかったりする)と組み合わせる。フィルタ10のこの 減衰は、エコー経路減衰量ERL(ERL=エコー戻り損失)により表す。した がって、その結果生ずる出力信号y(n)は、近端信号とそして遠端信号からの エコーとの両方を含んでいる。さらに、入力信号x(n)はまた適応型フィルタ 12にも向け、このフィルタは、そのフィルタ係数を調節することによりハイブ リッドのインパルス応答をモデル化する。エコー信号s(n)のその結果の y(n)から減算し(ERLE=エコー戻り損失エンハンスメントは、エコー減 衰において得られる改善を表す)、そしてその結果の誤差信号e(n)は、フィ ルタ係数の調節のため適応型フィルタ12に、また遠端加入者Aへ戻る2線式ラ インヘ送る。フィルタ12の係数は、例えばNLMSアルゴリズム([2]を参 照)に従い調節することができる。 適応型フィルタ12は、エコーを完全に除去しないことがあるので、エコーキ ャンセラをエコーサプレッサで補完するようにできる。図3は、文献[1]に記 述されたこのタイプ構成を示している。ここで、エコーサプレッサは、可変セン により制御する。センタークリッパ18からの出力信号evcc(n)は、 と記述することができ、ここで、τはセンタークリッパ18の可変しきい値であ り、δは一定のスケーリングファクタである。この伝達関数は、図4に示してい る。したがって、信号e(n)がそのセンターウィンドウ内に入る場合、それを 完全に阻止し、その他の場合には、信号e(n)は変更を受けずにセンタークリ この場合では、|e(n)|は、信号e(n)が加入者Bからのかなりの背景ノ イズを含む場合にはそのしきい値を実際に超えることがある。したがって、信号 evcc (n)は、エコーおよび背景ノイズを含む突発性の信号を含むことがある 。この既に知られた構成においては、スケールファクタδが一定であるため、こ の状況を避ける方法はない。 次に、本発明について図5−11を参照して説明する。 簡単に述べると、本発明は、従来技術のものとは3つの点、すなわち、残留信 号e(n)の非線形処理と、線形誤差と非線形誤差の両方に依存する動的しきい 値の決定と、そしてこのしきい値の動的スケーリングファクタの決定という3つ の点で異なっている。非線形処理 残留信号e(n)をしきい値と直接比較するのではなく、所定の時間に渡る電 力見積値Re (n)を、例えば Re(n) = ρRe(n-1) + (1-ρ)e2(n) (2) に従い形成する。ただし、重み付けファクタρは0と1の間の定数であって、例 えば127/128である。さらに、電力は、e(n)の最近の128個のサン プルの二乗を加算することにより見積もりを行うことができるが、式(2)は、 それよりも複雑でない実現法で済む。 この非線形処理は、2つのステップに分かれる。第1のステップでは、伝達関 数のシェイプを、 に従い定める。ここで、TH(n)は動的しきい値(以下で定める)であり、N Lは近端加入者Bからの背景ノイズレベルの測定値である。背景ノイズレベルN Lは、例えば、長い時間インターバルに渡る残留電力Re の最小値として見積も ることができる。 第2のステップでは、減衰量A(n)を、 に従って決定する。ここで、この減衰は、32個のレベルに分割するが、ただし これは単なる1例に過ぎない。これより多いあるいは少ないレベルも可能である 。 最後に、式(3)の補償した信号ec (n)を、 に従い減衰させる。 図5−8は、異なった減衰量に対するこの手順を示している。図5a−8aは 、Re (n)<TH(n)のケースに対する、本発明による線形処理が定める伝 達関数を示している。同様に、図5b−8bは、Re (n) ≧ TH (n) のケー スに対する伝達関数を示している。これらノイズから分かるように、伝達関数の シェイプは、電力見積値Re (n)がしきい値TH(n)を上回るかあるいは下 回るかに依存している。電力見積値がしきい値を上回る場合、伝達関数は、単に 図5b−8bに直線で表した線形関数となる。他方、電力見積値Re (n)がし きい値TH(n)を下回る場合、伝達関数は、非線形となり、ノイズレベルnL より下のe(n)の振幅に対する線形部分と、ノイズレベルnLより上の値に対 する一定部分とを有している。図5−8から分かるように、左側の図は、シェイ プが類似しているが、異なった減衰量をもっている。これと同じことが、右側の 図にも言える。この理由は、式(4)おいて、減衰量A(n)が以前のサンプル の減衰量A(n−1)に依存するからである。 図5a−8aから分かるように、Re (n)<TH(n)である限り、減衰量 A(n)は増加し、そしてこの増加は、信号e(n)が完全に抑圧される(この とき減衰量A(n)は最大値にする(図8a))まで続く。図4と比較したとき の本質的な相違点は、この最大減衰量において、センタークリッピングウィンド ウ内に入る値だけでなく、全ての値のe(n)を阻止する。したがって、この場 合、残留エコーと背景ノイズとの双方を含む信号は、それら信号が建設的に加わ るときでも抑圧されることになる。 他方、図5b−8bから分かるように、Re (n)がTH(n)を上回るとき 、出力信号eNLP (n)は、信号e(n)を線形にスケーリングしたものとなる 。 この条件が、減衰量A(n)がゼロレベルに達するまで持続した場合、信号e( n)は変更されないことになる。 したがって、上記2つの静止したケース(最大または最小の減衰量A(n)の 場合)、信号e(n)は、完全に抑圧されるか(図8a)、あるいは変更を受け ない(図5b)。図6および図7は、それら2つの静止した状態の間の遷移相を 表している。図5−8内の双方向矢印は、1つのサンプルに対し電力見積値 Re (n)がしきい値TH(n)を下回りそして次のサンプルに対し Re (n+1) がしきい値TH(n+1) を上回る場合、あるいはその逆の場合 に、伝達関数がシェイプを変化させるということを示している。したがって、こ のテスト条件の結果に依存して、伝達関数のシェイプは、急激に変化することが あるが、減衰量A(n)は、ほぼ同じレベルに維持され、そしてそのテストの変 化した結果が持続する場合にゆっくりと変化するだけである。 近端背景ノイズのある状況においてこの非線形処理が導入するノイズポンピン グ効果を回避するため、本発明の好ましい実施例によれば、コンフォート(comf ort) ノイズを、補償済みの信号に対し、 に従い加えることができる。ここで、CN(n)はそのコンフォートノイズ(N Lと同じレベルをもつ生成したノイズ)を表す。しきい値TH(n)の決定 上記の非線形プロセスにおいて使用するしきい値TH(n)は、 TH(n) = γ{α(n)・Rx(n) +β(n)・Rs(n)} (7) として定めることができ、ここで、γは、好ましくは1〜10の範囲(好ましい 実施例ではγ=4)である一定のスケーリングファクタであり、α(n), β(n)は動的スケールファクタであり(後述)、そしてRx (n),Rg (n) は、 に従って定める。ここで、X(n)は、入力信号x(n)のM個(例えば、12 8,256,512、すなわちフィルタ12の長さと同じもの)のサンプルのベ クトルであり、そしてh(n)は見積もったエコーである。 式(7)において、括弧内の第1の項、すなわちα(n)Rx (n)は、エコ ー信号の見積値内の線形誤差(見積もったエコーと、このエコーの可能な最良の 線形エコー見積値との間の差)を表している。第2の項であるβ(n)Rg (n )は、エコー経路が導入する非線形誤差を表しており、これは、線形モデル(F IRフィルタ)によってはモデル化できないものである。 式(7)の重要な特徴は、スケールファクタα(n)およびβ(n)によるス ケーリングである。これらスケールファクタは、動的なもの(サンプリング周期 毎に更新する)であることに注目されたい。これらスケールファクタの決定につ いては、次の2つの項において説明する。しかし、これらスケールファクタにつ いてさらに説明する前に、本発明による非線形プロセスについて、図9のフロー チャートを参照して説明する。 ステップ300において、サンプリング周期を更新する。ステップ310では 、スケールファクタα(n)を決める(これについては、次の項で説明する)。 ステップ320においては、式(8)に従い、電力見積値Rx (n)を計算する 。ステップ330では、スケールファクタβ(n)を決定する(これについては 、以下に図10を参照して記述する)。ステップ340では、式(9)に従い電 力リング周期に対するしきい値TH(n)を計算する。ステップ360では、式( 2)に従い残留信号e(n)の電力見積値Re (n)を計算する。ステップ3 70は、この電力見積値がその現行のしきい値を下回るかどうかテストする。も し下回る場合、補償済み信号ec (n)および減衰A(n)を、式(3)および 式(4)の最初の部分に従いそれぞれ計算する(それぞれ、ステップ380およ び390)。他方、Re (n)がしきい値TH(n)を上回る場合、式(3)お よび式(4)の下側部分に従い計算する(それぞれ、ステップ400および41 0)。最後に、式(6)に従い信号eNLP (n)を計算する。この後、フローチ ャートは、ステップ300に戻り、そしてこの同じプロセスを次のサンプリング 周期に対し繰り返す。スケールファクタα(n)の決定 NLMS法を使って更新するFIRフィルタに対しては、α(n)を決定する のに適当なアルゴリズムは、 で記述できることが分かった。ここで、Nはエコーキャンセラ内の適応型フィル タのフィルタ長(例えば512タップ)であり、μはステップ長(例えば1/2 ,1/4,1/8)である。さらに、α(O)=1と仮定する。しかし、その他 の見積方法およびフィルタ構造の一方または双方に対しては、α(n)Rx (n )は、見積誤差の電力の適当な見積値と置き換えるべきである(これら誤差の表 現に関しては例えば[3]を参照)。スケールファクタβ(n)の決定 スケールファクタβ(n)は、残留信号e(n)と入力信号X(n)との間の 相関関係により決定する。この相関関係を決定するためには、テスト変数Tk ( n)を に従って形成することができ、ここで、Eは予測値を表している。理論的には、 このテスト変数は、e(n)とx(n−k)との間に全く相関がない場合には、 ゼロに等しくし、そしてその他の場合にはゼロよりも大きくすべきである。この 手順を簡単にするため、エコーを支配するそれら遅れkに対してのみTk(n) 号x(n)の線形の組み合わせ、すなわち、 であるため(ただし、h(n)はエコーキャンセラのフィルタ係数を表し、Nは を使うことにより演算することができ、これにより以下の式が導かれる。 実現上の理由により、等価式を考慮するとさらに有利である。 に書き直せる。 このテスト変数T(n)は、β(n)に対し何ら明示的な値を与えない。むしろ 、このテスト変数の平均値は、β(n)の黙示的な更新のために使用し、これに ついては図10を参照して説明する。非線形プロセッサが非アクティブの場合、 す との間には相関は見られずはずがなく、これは、T(n)の平均がゼロに等しい はずであることを意味している。もしこの平均がゼロでない場合、これは、β( n)が小さ過ぎしたがって増加させるべきことを示している。同様に、非線 形プロセッサがアクティブのときに全く相関がみられない場合(T(n)の平均 =0)、これは、β(n)が大き過ぎしたがって減少させるべきことを示してい る。 図10は、β(n)を決定するための手順を示すフローチャートである。この 手順は、図9のフローチャートのステップ330から呼び出す。この手順は、以 下のように要約することができる。 T(n)の短時間平均TSAは、128サンプルの時間周期に渡って演算する。 この短時間平均は、β(n)を増加させる(すなわち、しきい値TH(n)を上 げる)のに使用する。これは、図10の左側部分に対応している。 T(n)の長時間平均TLAは、2048サンプルに渡って演算する。この長時 間平均は、β(n)が大き過ぎ(すなわち、しきい値TH(n)が高過ぎ)でな いことをチェックするのに使用する。本手順のこの部分は、非線形プロセッサが アクティブである場合(Re <TH)にのみ実行する。 本手順は、ステップ500で開始する。ステップ510においては、式(15 )に従いT(n)を演算する。さらに、第1カウンタCNTS1を減分する。この カウンタは、1024と0との間で動き、β(n)が余りにも急速に増加するの を防ぐ(1024サンプル毎に3dBの1レベルのみ)。 ステップ520は、Re >αRx +2βRs であるかどうかテストする。この 条件が満たされ、しかも明らかなダブルトーク状況がない、すなわち条件2Rs >Ryが満たされない場合には、本手順はステップ530を実行する。ステップ 530においては、短時間平均TSAを更新し、そして第2カウンタCNTS2を減 分する。カウンタCNTS2は、128から0まで動き、そしてTSAがT(n)の 新たなサンプルで完全に満たされたときにのみβ(n)を確実に増加させる。 この次のステップであるステップ540は、両方のカウンタがゼロまで減分さ れたかどうかテストする。もしゼロまで減分された場合、ステップ550は、計 算した短時間平均TSAが第1の限界値UL(ULの適当な値は1.2)を上回っ ているかどうかテストする。もし上回っている場合、ステップ560は、βを3 dB増加させ、またカウンタCNTS1,CNTS2をそれぞれ1024と128と にリセットする。次に、ステップ560はまた、長時間平均TLAと第3カウンタ CNTLをゼロにセットし、そしてステップ570に進む。このステップ570 は、ステップ520,540および550におけるテストでNOの場合にも実行 する。 テスト570は、非線形プロセッサがアクティブであるかどうかテストする。 もしアクティブである場合、ステップ580は、Re がαRy +βRs を上回る かどうかテストする。もし上回る場合、T(n)を長時間平均TLAに加算する。 もし上回らない場合、定数LLをTLAに加算する。その後、ステップ610にお いて、第3カウンタCNTL を増分する。 ステップ620は、カウンタCNT。が値2048に達した(T(n)の20 48個のサンプルが加えられた)かどうかテストする。もし達した場合には、ス テップ630は、長時間平均が定数LL(LLの適当な値は0.4)よりも小さ いかあるいはそれに等しいかどうかテストする。もしそうである場合、ステップ 640において、βを3dB減分する。それ以外の場合は、βは、変化させずに 置く。最後に、ステップ650において、TLAとCNTL をゼロにリセットする 。その後、本手順は、ステップ660に戻る。 テスト570,620でNOの場合、本手順は、βを減少させず、そして直接 ステップ660に進む。 本発明の好ましい実施例においては、動的しきい値の非線形部分は、β(n) 量、例えば式(9)と類似の方法で計算する量Ry (n)またはRx (n)に基 づかせることができる。 もし演算上の複雑さが問題ならば、しきい値TH(n)を、単純な式β(n) (15)を参照して説明した原理に従って決定する)。このような場合、このし きい値は、残留信号e(n)の振幅と直接比較することができる。 次に、本発明による方法を実行する装置のブロック図について、図11を参照 して説明する。 非線形プロセッサ20は、残留信号e(n)を受け、そして処理済み信号eNL P (n)を出力する。この出力信号eNLP (n)は、式(3)〜(6)に従 って演算する。見積器22は、信号x(n)およびe(n)を使用して、式(7 )の最初の項に従い線形誤差の電力を見積もる。同様に、見積器24は、信号 しきい値TH(n)は、式(7)に従いエレメント26において演算する。エレ メント(28)は、式(2)に従い電力見積値Re (n)を演算する。比較器3 0は、Re (n)をTH(n)と比較し、そして比較器30からの出力信号は、 出力信号eNLP (n)のシェイプおよび減衰量を決定する。 好ましくは、エレメント20〜30の機能は、マイクロプロセッサあるいはマ イクロ/信号プロセッサ結合により実行する。 当業者には理解されるように、本発明に対し、添付の請求の範囲の記載により 定まるその精神および範囲から逸脱せずに、種々の変更および変形をなすことが できる。 文献 [1] US,A,4577071,assigned to British Telecommunications [2] D.T.M.Slock,"On the Convergence Behavior of the LMS and the Normalized LMS Algorithms",IEEE Transactions on Signal Processing ,41(9): 2811-2825,September 1993 [3] L.Ljung and T.Soderstrom,"Theory and Practice of Recursive Identification",The MIT Press,Cambridge,Massachusetts,1983, pp12-16,88-96
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 残留信号を形成するためのエコー経路のモデルを使用するエコーキャン セル方法において、 前記残留信号の残留電力見積値を決定するステップと、 前記残留信号の残っている非線形誤差部分の非線形誤差電力見積値を決定する ステップと、 前記非線形誤差電力見積値に依存する動的しきい値を決定するステップと、 前記残留電力見積値を前記動的しきい値と比較するステップと、 前記残留電力見積値が前記動的しきい値を下回る場合に前記残留信号を減衰さ せるステップと、 を特徴とするエコーキャンセル方法。 2. 請求項1記載の方法において、 前記残留信号の残っている線形誤差部分の線形誤差電力見積値を決定するステ ップと、 前記線形誤差電力見積値と前記非線形誤差電力見積値との双方に依存する動的 しきい値を決定するステップと、 を特徴とするエコーキャンセル方法。 3. 請求項1または2に記載の方法において、前記残留信号を完全に抑圧す るまで、前記残留電力見積値が前記動的しきい値を下回る度に前記減衰量を増加 させることを特徴とするエコーキャンセル方法。 4. 請求項3記載の方法において、前記残留信号を、前記残留電力見積値が 前記動的しきい値を下回る度に前記残留信号の振幅の非線形関数として、そして 前記残留電力見積値が前記動的しきい値を下回らない度に前記残留信号の振幅の 線形関数として減衰させることを特徴とするエコーキャンセル方法。 5. 請求項4記載の方法において、前記非線形関数は、見積もったノイズレ ベルより下の前記残留信号の振幅に対しては線形関数であり、そして前記ノイズ レベルより上の振幅に対しては一定の関数であることを特徴とするエコーキャン セル方法。 6. 請求項5記載の方法において、前記動的しきい値は、前記線形誤差電力 見積値と前記非線形誤差電力見積値との和で形成したことを特徴とするエコーキ ャンセル方法。 7. 請求項6記載の方法において、前記動的しきい値は、式 γ{α(n)・Rx(n)+β(n)・Rs(n)} に従って形成し、 ここで、 Rx(n)は、前記エコー経路への入力信号の電力見積値であり、 Rs(n)は、前記エコー経路からの出力信号の電力見積値であり、 α(n)とβ(n)は、連続的に更新するスケールファクタであり、 γは、一定のスケールファクタであること、 を特徴とするエコーキャンセル方法。 8. 残留信号を形成するためのエコー経路のモデルを使用するエコーキャン セラにおいて、 前記残留信号の残留電力見積値を決定する手段(28)と、 前記残留信号の残っている非線形誤差部分の非線形誤差電力見積値を決定する 手段(24)と、 前記非線形誤差電力見積値に依存した動的しきい値を決定する手段(26)と 、 前記残留電力見積値を前記動的しきい値と比較する手段(30)と、 前記残留電力見積値が前記動的しきい値を下回る場合に前記残留信号を減衰さ せる手段(20)と を特徴とするエコーキャンセラ。 9. 請求項8記載のエコーキャンセラにおいて、 前記残留信号の残っている線形誤差部分の線形誤差電力見積値を決定する手段 (22)と、 前記線形誤差電力見積値と前記非線形誤差電力見積値との双方に依存する動的 しきい値を決定する手段(26)と、 を特徴とするエコーキャンセラ。
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