JPH11513929A - 毛引き出し距離が調整自在の除毛装置 - Google Patents

毛引き出し距離が調整自在の除毛装置

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JPH11513929A
JPH11513929A JP10510529A JP51052998A JPH11513929A JP H11513929 A JPH11513929 A JP H11513929A JP 10510529 A JP10510529 A JP 10510529A JP 51052998 A JP51052998 A JP 51052998A JP H11513929 A JPH11513929 A JP H11513929A
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アンドレアス ヨハネス ハレンフェルト
レーウ ペトルス ヘンリクス デ
フェーン ヘラルダス ニコラース アン ファン
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ペーター エディ ヴィーレンハ
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フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 皮膚(51)から生えている毛(53)を除去する除毛装置(1,101)は、クランプ装置(11,111)と、このクランプ装置と連携動作する切断装置(13,113)とを有する。クランプ装置(11,111)は、除去すべき毛(53)をクランプし、次に皮膚(51)から少なくとも部分的に引き出し、皮膚(51)から部分的に引き出された毛(53)を切断装置(13,113)によって皮膚(51)に隣接する部分で切断する。このように切断された毛(53)は皮膚(51)の表面の下側に復帰し、滑らかな剃毛結果が得られ、相当長い期間にわたりこの滑らかな剃り跡が持続する。本発明除毛装置(1,101)には、切断装置(13,113)によって毛を切断する前にクランプ装置(11,111)が皮膚(51)から毛を引き出す引き出し距離を調整する調整手段(45,47,49;127)を設ける。この調整手段(45,47,49;127)を使用することによって、除毛装置(1,101)のユーザーは、滑らかな剃り跡が比較的長い期間維持されるが比較的痛みを伴う動作と、滑らかな剃り跡が比較的短い期間しか維持されないが痛みが比較的少ない動作との間の動作を選択することができるようになる。特別な実施例においては、この調整手段(45,47,49;127)は、装置(1,101)が純粋に剃毛機能を行う第1モード及び装置(1,101)が純粋に脱毛機能を行う第2モードに調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 毛引き出し距離が調整自在の除毛装置 本発明は、皮膚から生えている毛を除去するため、毛をクランプしてこの毛を 皮膚から少なくとも部分的に引き出すクランプ装置及びこの部分的に皮膚から引 き出された毛を皮膚に隣接して切断する切断装置を有する除毛装置に関するもの である。 上述の種類の除毛装置は米国特許第3,088,205号に記載されている。 この既知の除毛装置は、くし状の周期振動可能であり切断素子の列を設けた切断 部材を有する。切断部材の切断素子は毛取り込み開口を設けたフォイルに圧着さ せる。切断部材には、更に、この切断部材に対する固定の位置に各切断素子の両 側に配置したクランプ素子例えば、可撓性の金属細条又はゴム細条を設ける。動 作中1個の毛取り込み開口に進入した毛は、先ずフォイルとクランプ素子との間 にクランプされ、フォイルに対するクランプ素子の移動により毛は皮膚から部分 的に引き出される。この後、クランプ素子に隣接する切断素子と毛取り込み開口 の端縁との連携動作によって毛は切断され、フォイルとクランプ素子との間にク ランプされた毛の一部が切断される。このようにして短くなった毛はもはやクラ ンプされず、短くなった毛は皮膚内に復帰し、毛先は皮膚の表面の下方に沈み込 む。このようにクランプ素子を使用することにより滑らかな剃り跡が得られ、剃 った後も皮膚の滑らかさは納得のいく長い時間にわたり維持される。 既知の除毛装置の欠点は、毛が切断(カット)される前に毛を部分的に引き出 すプロセスに若干の痛みを伴う点である。既知の装置によって除毛する場合、一 般的でそれ自体既知の切断作用のみを行う剃毛装置(シェーバー)によって除毛 する場合よりも痛みを多く伴う。既知の装置のユーザーは選択の余地がない。切 断作用のみを行うシェーバーよりも既知の除毛装置を使用した方が一層滑らかな 剃り跡が得られるのが一般的であるが、既知の除毛装置による除毛にはある程度 の痛みが常に伴う。 本発明の目的は、既知の除毛装置の欠点をできるだけ回避する上述の種類の除 毛装置を得るにある。 この目的を達成するため、本発明除毛装置は、切断装置が毛を切断する前にク ランプ装置によって毛を皮膚から引き出す引き出し距離を調整する引き出し距離 調整手段を設けたことを特徴とする。本発明による除毛装置はこの引き出し距離 調整手段を設けたことによって、ユーザーは、毛を切断装置によってカットする 前にクランプ装置によって皮膚から毛を引き出す引き出し距離を調整することが できるようになる。このことによって選択の自由度が広がる。例えば、ユーザー は、それほど滑らかな剃り跡を得られないが除毛にはそれほど痛みが伴わない比 較的短い引き出し距離に設定したり、比較的長い期間にわたり剃り跡の滑らかさ が持続する極めて滑らかな剃り跡が得られるが除毛プロセスに比較的強い痛みを 伴う比較的長い引き出し距離に設定したりすることができる。代案として、ユー ザーは、例えば、納得のいく期間にわたり剃り跡の滑らかさが維持される良好な 滑らかさの剃り跡が得られるとともに、容認できるレベルの痛みを伴うだけの平 均的な引き出し距離にセットすることもできる。 本発明除毛装置の好適な実施例においては、前記引き出し距離調整手段を、少 なくとも、引き出し距離がまったくない又はほとんどない第1設定位置、及びク ランプ装置が毛を皮膚から完全に引き出す第2設定位置に調整自在とする。この 実施例において、除毛装置の用途範囲が広くなる。第1設定位置では、毛は切断 装置によって切断される前に皮膚から引き出されないか又はそれほど引き出され ず、従って、この除毛装置は痛みを伴わない切断作用のみを行う。第2設定位置 では、除毛装置は脱毛機能を有し、毛は皮膚から完全に引き出される。更に、こ の引き出し距離調整手段は、例えば、第1設定位置と第2設定位置との間に連続 的に調整自在にすることができ、ユーザーは、第2設定位置で剃り跡の滑らかさ が持続される期間が最大であるが相当の痛みを伴う最大滑らかさと、第1設定位 置で剃り跡の滑らかさが持続される期間が最小であるが痛みを伴わない最小滑ら かさとの間の所要の剃り跡を選択することができるようになる。例えば、ユーザ ーは、先ず長い毛を短くするために第1設定位置にして使用し、次に短くされた 毛を脱毛するのに第2設定位置にすることもできる。 本発明による除毛装置の他の好適な実施例においては、前記クランプ装置を、 除毛装置の毛取り込み開口に対して移動自在な少なくとも1個のクランプ素子に より構成し、前記引き出し距離調整手段は、クランプ装置が毛をクランプするク ランプ力を調整するクランプ力調整手段により構成する。この実施例において、 毛取り込み開口に対するクランプ素子の移動の結果クランプされた毛は皮膚から 引き出される。クランプ力調整手段によって比較的強いクランプ力を設定した場 合、可動のクランプ素子とクランプされた毛との間にはほとんど滑りは生ずるこ とがなく、クランプされた毛は、可動のクランプ素子によって比較的長い距離に わたり連行され、比較的長い引き出し距離が得られる。クランプ力調整手段によ って比較的弱いクランプ力に設定された場合、可動のクランプ素子とクランプさ れた毛との間に比較的多く滑りを生じ、従って、クランプされた毛は可動のクラ ンプ素子によって比較的短い距離にわたり連行され、比較的短い引き出し距離が 得られる。このように引き出し距離は簡単に調整することができる。 本発明装置の更に他の実施例においては、前記クランプ装置を、除毛装置の毛 取り込み開口に対して移動自在の互いに連携動作する少なくとも1対のクランプ 素子により構成し、前記引き出し距離調整手段を、前記クランプ装置に対して切 断装置の位置を調整する切断装置位置調整手段により構成する。この実施例にお いて、毛取り込み開口に隣接して互いに連携動作するクランプ素子間に毛がクラ ンプされ、互いに連携動作するクランプ素子の毛取り込み開口に対する移動によ って皮膚から引き出される。クランプされた毛がカットされる位置は、クランプ 装置に対する切断装置の選択した位置によって決定される。切断装置によって毛 を切断する前にクランプ装置が皮膚から毛を引き出す引き出し距離は、毛がカッ トされる切断位置と、クランプ素子によって毛がクランプされる位置との間の距 離によって決定される。切断装置に対する切断装置の位置を調整することによっ て、毛を切断する位置を調整することができるため、引き出し距離は切断装置の 切断位置を調整することにより簡単に調整することができる。 本発明除毛装置の好適な実施例においては、前記クランプ装置には、前記毛取 り込み開口に平行に延びる回転軸線の周りに回転自在でありかつ前記回転軸線に 平行に延びる弾性のクランプ細条を設けたキャリヤと、前記クランプ細条と連携 動作しかつ前記毛取り込み開口に隣接して前記回転軸線に対してほぼ同心状に構 成した静止のカップであって、このカップの端縁に切断装置を配置したクランプ カップとを設け、前記クランプ力調整手段を、前記回転軸線に対して前記クラン プカップを移動させるクランプカップ移動手段により構成する。この実施例にお いて、毛は、回転キャリヤに設けた弾性のクランプ細条によって捕捉され、クラ ンプ細条と静止のクランプカップとの間にクランプされる。このクランプカップ は例えば、除毛装置のハウジングに取り付ける。クランプカップに沿うクランプ 細条の回転により、移動するクランプ細条と毛との間、及び毛と静止のクランプ カップとの間に若干の滑りを生じて毛はクランプ細条に担持され、皮膚から部分 的に引き出される。クランプカップは回転軸線に対して移動可能であるため、ク ランプカップに沿って弾性のクランプ細条が移動する間に生ずるクランプ細条と クランプカップとの間のクランプ力は調整自在である。比較的小さいクランプ力 では、クランプ細条とクランプされた毛との間に比較的多い滑りを生じて比較的 短い引き出し距離が得られ、一方比較的強いクランプ力では、クランプ細条とク ランプされた毛との間には滑りが少なく、比較的長い引き出し距離が得られる。 毛取り込み開口に隣接するクランプカップの端縁に切断装置を配置するため、皮 膚から部分的に引き出された毛は切断装置によって皮膚に近接した位置でカット され、従って、皮膚から引き出されてカットされる各毛の部分はできるだけ長く なる。 本発明除毛装置の他の実施例においては、前記切断装置を、互いに重ね合わせ 、前記回転軸線に平行に延びかつ等しいピッチの歯を設けた2個のカッタブレー ドにより構成し、前記回転軸線から遠い方のカッタブレードを静止のカッタプレ ートとし、他方のカッタブレードを前記回転軸線に平行に周期振動するよう駆動 可能にし、この周期振動を前記キャリヤ及び前記クランプ細条の回転に同期させ る。回転軸線に対向するカッタブレードの周期振動がキャリヤ及びクランプ細条 の回転に同期するため、切断装置は静止のクランプカップに対するクランプ細条 の所定位置、即ち、クランプ装置による所定の引き出し距離において切断装置に よりクランプした毛を切断(カット)する。双方のカッタブレードの歯のピッチ が等しいことは、カッタブレードの歯の付いた切断端縁におけるすべての切断位 置でカッタブレードが同時にカットを行うことを意味し、カッタブレードの切断 機能はキャリヤ及びクランプ細条の回転に同期し、すべての位置で同じように切 断を生じ、また均一の引き出し距離が得られる。 本発明除毛装置の更に他の実施例においては、前記切断装置の静止のカッタブ レードを、前記毛取り込み開口に対向する側辺で、前記切断装置の周期振動のカ ッタブレードよりも突出させる。皮膚からの毛の部分的な引き出しは、毛の周り に円錐状のいわゆる皮膚のコーンを生じ、このようなコーンは毛がカットされた 瞬間に消滅する。静止のカッタブレードは毛取り込み開口に対向する側辺で周期 振動するカッタブレードよりも突出するため、皮膚のコーンは静止のカッタブレ ードによって押し戻され、従って、この皮膚のコーンがカッタブレードの歯間に 進入し、皮膚を傷付けるのを阻止する。 本発明による除毛装置の他の実施例においては、毛取り込み開口の切断装置か ら遠い方の側辺を、前記静止のカッタブレードを通過する仮想平面上で前記回転 軸線に方向に延在する皮膚伸張素子によって区切る。この皮膚伸張素子を使用す ることにより、クランプ装置の回転キャリヤに皮膚が接触して皮膚がクランプさ れるのを阻止する。皮膚伸張素子により毛は引き上げられ、毛は毛取り込み開口 内に一層深く進入し、毛がクランプ装置の回転キャリヤによって担持される可能 性が増大する。 本発明による除毛装置の他の実施例においては、互いに連携動作するクランプ 素子を前記回転軸線の周りに回転自在のキャリヤに設け、前記毛取り込み開口を 、前記連携動作するクランプ素子を有する前記キャリヤの周りに配置した可撓性 のカバープレートに設け、このカバープレートを限定角度範囲で前記回転軸線の 周りに回転自在にし、更に、前記切断装置を、キャリヤの回転方向に見て前記毛 取り込み開口の端部に隣接させて前記カバープレートに設けた切断素子により構 成する。毛取り込み開口に進入する毛は、互いに連携動作するクランプ素子間に クランプされ、次にクランプ素子の回転の作用によって皮膚から部分的に引き出 される。クランプ素子の回転と同時に、毛取り込み開口における毛は、クランプ した毛をカットする切断素子が存在する毛取り込み開口の端部まで移動する。毛 取り込み開口及び切断素子を回転軸線の周りに回転自在の可撓性のカバープレー トに設けたため、クランプ装置に対する切断素子の位置及びクランプ装置の引き 出し距離は、カバープレートの回転により簡単に調整することができる。 更に、本発明の好適な実施例においては、前記カバープレートに設けた前記切 断素子を、前記毛取り込み開口を区切る切断端縁により構成する。この実施例に おいては、クランプした毛は、互いに連携動作するクランプ素子のカバープレー トに対する回転移動の下で、切断端縁によってカットされる。毛取り込み開口を 区切る切断端縁は、構成が特に簡単であって実用的なカッタ素子である。 更に、本発明除毛装置の好適な実施例においては、前記切断装置には、更に、 前記毛取り込み開口の切断端縁に連携動作するナイフを設け、前記ナイフを前記 キャリヤの回転方向に見て前記連携動作するクランプ素子の直後に前記回転軸線 に平行にして前記キャリヤに設ける。この実施例において、互いに連携動作する クランプ素子によってクランプされた毛は毛取り込み開口の切断端縁と回転ナイ フとの間の連携動作によりカットされ、切断装置の切断機能は相当向上する。 更に、本発明の好適な実施例においては、前記毛取り込み開口を前記カバープ レートに設けた溝孔により構成し、前記溝孔を前記キャリヤの回転方向に延在さ せかつ前記キャリヤの回転方向に見てテーパの付いた形状にする。キャリヤの回 転方向に延びる溝孔のテーパ付きの形状により、毛を捕捉する可能性が高まり、 同時に切断装置によって引き起こされる皮膚へのダメージを相当回避することが できる。 以下に本発明を図面につきより詳細に説明する。 図1aは本発明による除毛装置の第1実施例の説明図、 図1bは図1aの装置の平面図、 図2は図1aの装置の除毛部材の線図的断面図、 図3は本発明装置の第2実施例の線図的部分断面図、 図4は図3のIV-IV 線上の線図的断面図、 図5aは図3の装置のカバープレートが第1端部位置にあるときの平面図、 図5bは図3の装置のカバープレートが第2端部位置にあるときの平面図、 図5cは図3の装置のカバープレートが中間位置にあるときの平面図である。 図1a,図1b及び図2に示す本発明による第1の実施例である除毛装置1に は、除毛ヘッド5を有するハウジング3を設け、この除毛ヘッド5には毛取り込 み開口7を設ける。皮膚から生えている毛を除去するためこの毛取り込み開口7 から皮膚に対面する除毛部材9を除毛ヘッド5に設ける。 図1及び図2に示すように、除毛部材9は、クランプ装置11と、切断装置1 3とを有する。クランプ装置11は、円筒形の金属製のキャリヤ15を有し、こ のキャリヤ15をハウジング3及び除毛ヘッド5に対して毛取り込み開口7に平 行な回転軸線17の周りに回転自在に支承する。キャリヤ15には複数個の、例 えば、6個のクランプ細条(ストリップ)19を設け、これらのクランプ細条1 9はキャリヤ15に対して等間隔で回転軸線17に平行に設ける。クランプ細条 19は弾性材料、例えば、ゴム又は弾性合成樹脂により形成する。クランプ細条 19を有するキャリヤ15は、図1aに線図的に示す電動モータ21によって図 示しないがそれ自体既知の普通の機械的伝動機構を介して回転軸線17の周りに 回転自在にする。 図2に示すように、クランプ装置11には、更に、金属又は合成樹脂によるク ランプカップ23を設け、このクランプカップ23をクランプ細条19と連携動 作させる。以下に説明するように、クランプカップ23は、ハウジング3及び除 毛ヘッド5に対して調整自在の静止位置をとる。クランプカップ23には、回転 軸線17の周りにほぼ同心状に配置した円形断面の仮想円筒形に一致するクラン プ表面25を設ける。このクランプカップ23及びクランプ表面25は、毛取り 込み開口7に隣接する丸みの付いた端縁27によって区切る。動作中クランプ細 条19を有するキャリヤ15をモータ21によって図2において矢印で示した方 向に駆動するとき、各クランプ細条19は、図2に示すように、順次にクランプ 表面25に沿って摺動する。 図1b及び図2に示すように、切断装置13にはいわゆるトリマ29を設け、 このトリマ29には2個のカッタブレード31,33を設け、これらのカッタブ レードは互いに隣接させかつキャリヤ15の回転軸線17に平行に配置し、クラ ンプカップ23に設ける。図1bに示すように、毛取り込み開口7に対向しかつ キャリヤ15に対向するカッタブレード31の側辺35に切断歯37を設けると ともに、毛取り込み開口7に対向しかつキャリヤ15から遠い方のカッタブレー ド33の側辺39に切断歯41を設ける。切断歯37,41は同一のピッチとし 、クランプカップ23の端縁27から突出させる。皮膚側のカッタブレード33 は静止状態にし、即ち、ハウジング3及び除毛ヘッド5に対して固定の位置をと るようにするとともに、他方のカッタブレード31は図示しないがそれ自体周知 で普通の他の機械的伝動機構を介してモータ21によって回転軸線17に平行に 周期振動することができるようにする。更に、図1b及び図2に示すように、静 止のカッタブレード33の側辺39を、周期振動するカッタブレード31の側辺 35よりも突出させる。毛取り込み開口7のクランプカップ23から遠い方の側 辺を回転軸線17に平行に延びる皮膚伸張素子43で区切る。 上述したように、ハウジング3及びキャリヤ15に対する静止位置をとるクラ ンプカップ23はハウジング3に対して調整自在に支承する。この目的のため、 図2に示すように、クランプカップ23を、回転軸線17に平行に延びるヒンジ ピン45によってハウジング3にヒンジ連結する。クランプカップ23をハウジ ング3に対して圧力ロッド47によって所定位置に保持し、この圧力ロッド47 は除毛装置1のユーザーが回すことができる調整ナット49によって長手方向に 移動自在にする。圧力ロッド47の移動によって、クランプカップ23のクラン プ表面25は回転軸線17に対してほぼ半径方向に僅かな距離にわたり移動する ことができ、これにより、クランプ表面25とクランプ細条19との間に生ずる クランプ力が調整自在となる。更に、モータ21とクランプ装置11のキャリヤ 15との間の機械的伝動機構及びモータ21と切断装置13の周期振動するカッ タブレード31との間の他の伝動機構は、カッタブレード31の周期振動がクラ ンプ細条19を有するキャリヤ15の回転運動に同期する、即ち、順次のクラン プ細条19がクランプカップ23のクランプ表面25に対して所定位置をとると きには、切断装置13のカッタブレード31,33が切断歯37,41間に存在 する毛を切断するようにする。このような同期は、それ自体既知である普通のよ うに、これらの機械的伝動機構間の伝動比を選択することによって得ることがで きる。 装置1の動作は以下の通りである。装置1を動作中に除去すべき毛53を有す る皮膚51上に配置すると、毛53は図2に示すように、毛取り込み開口7に貫 入する。毛取り込み開口7に進入した毛53はクランプ細条19のうちの1個に よって連行され、順次にクランプ細条19とクランプカップ23のクランプ表面 25との間にクランプされる。図2は、クランプ細条19aとクランプ表面25 との間にクランプされた毛53aを示す。この毛53aがクランプ細条19aと クランプ表面25との間にクランプされた後、クランプ細条19aがクランプカ ップ23に対して連続的に移動しまた毛53aとクランプ細条19aとの間に摩 擦が存在する結果、毛はクランプ細条19aに随行し、毛53aは皮膚51から 部分的に引き出される。このときまでに毛53aはクランプカップ23の端縁2 7に沿って曲げられており、従って、毛53aは皮膚51に隣接して端縁27に 位置する切断装置13によって切断される。皮膚51から部分的に引き出された 毛53aが皮膚に隣接して切断されると、毛53aの非切断部分は皮膚内に復帰 し、。毛53aの非切断部分の端部は皮膚51の表面の下側に沈み込む。図2に はこのように切断され、端部57bが皮膚51内に引っ込んだ毛55bを例示す る。このようにクランプ装置11と切断装置13との連携動作によって滑らかな 剃り跡が得られる。このように切断された毛が皮膚の表面レベルまで再び生える には若干の時間がかかるため、剃り跡の滑らかさは納得のいく長い期間にわたり 保持される。 上述したように、毛は、切断装置13により切断される前にクランプ装置11 によって皮膚から部分的に引き出される。毛が切断装置13によって切断される 前にクランプ装置11が皮膚から毛を引き出すいわゆる引き出し距離は、クラン プ細条19とクランプカップ23のクランプ表面25との間のクランプ力、及び 切断装置13がクランプされた毛を切断するクランプ表面25に対するクランプ 細条19の位置によって決定され、このクランプ表面25に対するクランプ細条 19の位置は上述の機械的伝動機構相互間の同期に従う。クランプ細条19とク ランプ表面25との間のクランプ力は、ユーザーが調整ナット49を調整するこ とによって調整することができるため、引き出し距離はユーザーによって調整す ることができる。ユーザーが比較的小さいクランプ力を設定する場合、クランプ 細条19と、このクランプ細条19とクランプカップ23との間にクランプされ た毛との間に比較的大きな滑りを生じ、毛は限られた範囲でのみクランプ細条1 9に連行され、比較的短い引き出し距離が得られる。ユーザーが比較的大きいク ランプ力を設定する場合、クランプ細条19と、このクランプ細条19とクラン プカップ23との間にクランプされた毛との間に比較的小さい滑りを生じ、毛は 比較的長い距離にわたりクランプ細条19に連行され、比較的長い引き出し距離 が得られる。既知のように、皮膚からの毛の部分的引き出しは痛みの感覚を引き 起こし、この痛みは引き出し距離が増加するに従って増加する。従って、ユーザ ーは、調整自在のクランプカップ23を使用することによって選択の自由度が得 られる。ユーザーが比較的大きなクランプ力及び引き出し距離を設定すると、実 際比較的長い期間にわたり滑らかさを維持する極めて滑らかな剃り跡が得られる が、クランプ装置11によって比較的大きな痛みを伴う。これとは逆に、ユーザ ーが比較的小さいクランプ力及び引き出し距離を設定すると、クランプ装置11 によってほとんど痛みを感ずることはないが、剃り跡の滑らかさは比較的短い期 間しか維持されない。 すべての切断歯37,41は、切断装置13のカッタブレード31,33の切 断歯37,41が同一のピッチを有するため同時に切断を行う即ち、クランプ細 条19がクランプ表面25に対して所定の位置にあるとき切断歯37,41全体 が切断を行う。カッタブレード31,33の側辺35,39の全体にわたり均一 な引き出し距離が得られる。静止のカッタブレード33の側辺39は、周期振動 するカッタブレード31の側辺35よりも突出しているため、いわゆる皮膚の円 錐状の盛り上がりが切断装置13の切断歯37,41間に進入することが防止さ れる。皮膚の円錐状の盛り上がり即ち、皮膚のコーンが切断装置13の切断歯3 7,41間に進入すると皮膚を傷付けることになる。このような皮膚の円錐状の 盛り上がりは、クランプ装置11によってクランプされて皮膚から部分的に引き 出された毛の周りに生じ、毛が切断されると消滅する。皮膚伸張素子43を使用 することにより、皮膚が回転キャリヤ15に接触してキャリヤ15とクランプカ ップ23との間にクランプされるのを防止する。更に、皮膚に沿って寝ている毛 を皮膚伸張素子43によって起こし、これらの毛が毛取り込み開口7に進入し、 キャリヤ15に担持されるようにする。皮膚伸張素子43は、好適には、静止の カッタブレード33を通る仮想平面上に存在させる。このようにして、皮膚に対 する切断装置13の最適な位置が得られ、カッタブレード31,33がクランプ した毛を皮膚の表面に極めて接近した位置で切断する。 除毛装置1のユーザーは、クランプ細条19とクランプ表面25との間のクラ ンプ力が全くない若しくはほとんどない第1極限位置にクランプカップ23をセ ットすることもできる。クランプカップ23がこの位置にあるとき、切断装置1 3によって毛がカットされる前にクランプ装置11が皮膚から毛を引き出す引き 出し距離は無視できる程小さく、この除毛装置1は普通の剃毛装置(シェーバー )として機能する。更に、ユーザーはクランプ細条19とクランプ表面25との 間のクランプ力が切断装置13により毛を切断する前に毛を皮膚から十分引き出 す程に大きくなる第2極限位置にクランプカップ23をセットすることもできる 。クランプカップ23がこの第2極限位置にあるとき、除毛装置1は普通の脱毛 装置として機能する。モータ21と周期振動するカッタブレード31との間の他 の伝動機構にユーザーが掛脱自在の継手を設けることによって除毛装置1を普通 の脱毛装置として機能させることもできる。このような変更例において、普通の 脱毛機能は、ユーザーが他の伝動機構を離脱することによって切断装置13の作 動を停止させることで生ずる。このようにして除毛装置1は用途が広くなる。例 えば、ユーザーがクランプカップ23を第1極限位置にして長い毛を短くしたり 、クランプカップ23を第2極限位置にしてすでに短くなった毛を脱毛するのに 使用することができる。更に、上述したように、ユーザーは、クランプカップ2 3を第1極限位置と第2極限位置との間の中間位置にセットして深剃り機能を発 揮するようにすることもでき、この場合、剃り跡の質と受ける痛みとの間の比率 を設定することができる。 図3,図4、図5a,図5b,及び図5cに示す本発明の第2の実施例の除毛 装置101において、ハウジング103に除毛ヘッド105を設け、この除毛ヘ ッド105に毛取り込み開口107を設ける。除毛ヘッド105において、除毛 部材109を設け、この除毛部材109に毛取り込み開口107から皮膚が対面 し、皮膚から生えている毛を除去することができるようにする。 図3及び図4に示すように、除毛部材109はクランプ装置111と切断装置 113とにより構成する。クランプ装置111は互いに連携動作する多数の金属 製のクランプディスク115により構成し、これらのクランプディスク115は 駆動シャフト117に連結し、この駆動シャフト117は回転軸線119の周り に回転自在にし、機械的伝動機構123を介して電動モータ121によって駆動 する。クランプディスク115の各々は駆動シャフト117に対して回転軸線1 19に直交する回動軸線の周りに回動自在にする。回転自在かつ回動自在のクラ ンプディスク115を有するクランプ装置111の構造及び動作は、ヨーロッパ 特許第532106号に記載の回転自在かつ回動自在のクランプディスクを有す る脱毛ヘッドの構造及び動作にほぼ対応する。従って、このヨーロッパ特許第5 32106号に記載のクランプ装置111の構造及び動作を本明細書に組み込ん だと見なすことができる。クランプディスク115は対になって動作し、クラン プディスク115がクランプ表面125に対して互いに圧着してクランプ力を発 揮するクランプ位置に回動することによって隣接する1対のクランプディスク1 15のクランプ表面125間に、毛取り込み開口107からクランプ装置111 に露出した毛をクランプする。クランプされた毛は、連携動作するクランプディ スク115が毛取り込み開口107に対して連続的に回転することによって皮膚 から部分的に引き出される。 図3及び図4に示すように、切断装置113は互いに連携動作するクランプデ ィスク115を担持する駆動シャフト117の周りに設けた可撓性の金属で形成 したカバープレート127により構成する。図5a,図5b,及び図5cに明示 するように、毛取り込み開口107をカバープレート127に設け、この毛取り 込み開口107は、互いに隣接する連携動作するクランプディスク115の各対 に対してクランプディスク115の回転方向に延びる溝孔129の形式としての 個別の毛取り込み開口107とする。溝孔129はクランプディスク115の回 転方向に見てテーパの付いた形状にする。溝孔129の端部131を画定する切 断端縁133を、クランプディスク115の回転方向に見て各溝孔129の端部 131の近傍に設ける。図5a,図5b,及び図5cに示す溝孔129及びクラ ンプディスク115の数は説明を分かりやすくするため、図3に示す数と比べて 減らしている。 更に、図3に示すように、カバープレート127はハウジング103の第1溝 135とハウジング103の第2溝137との間に回転軸線119に平行な方向 の位置で包囲する。図4に示すように、溝135、137は駆動シャフト117 の端部の周囲に設け、カバープレート127を溝135、137内でシフト可能 に案内し、除毛装置101のユーザーによって駆動シャフト117及び回転軸線 119の周りに限定角度にわたり回転できるようにする。カバープレート127 の回転によって得られる効果は以下に説明する。 図4,図5a,図5b,及び図5cに示すように、切断装置113には更に、 回転軸線119に平行に延びる多数のナイフ139を設け、これらのナイフ13 9を溝孔129の切断端縁133と連携動作するよう設計する。ナイフ139は 図3には説明を分かりやすくするため示さなかった。ナイフ139は駆動シャフ ト117の全体にわたり延在させ、回転軸線119に平行な仮想ラインに沿って 順次のクランプディスク115に設けた各窪み141によってそれぞれ包囲する 。クランプディスク115の回転方向に見て、各ナイフ139はクランプディス ク115の互いに連携動作するクランプ表面125の直後に配置する。ヨーロッ パ特許第532106号に記載されているように、各クランプディスク115は 2個のクランプ表面125,125′を有し、これらのクランプ表面125,1 25′は、互いに120°の角度をなすクランプディスク115の2個の半径方 向ライン143,143′上に設ける。ヨーロッパ特許第532106号には、 更に、どのように順次のクランプディスク115を駆動シャフト117の周りに それぞれ120°の角度ずつずらして各クランプディスク115を駆動シャフト 117に固定するかについて記載している。この結果、切断装置113には3個 のナイフ139が存在し、これらのナイフ139は互いに120°の角度をなす クランプディスク115の3個の半径方向ライン145上の位置をとる。 除毛装置101の動作を以下に図5a,図5b,及び図5cにつき説明する。 図5aにおいて、カバープレート127は、以下に説明するように、除毛装置1 01が普通の剃毛装置(シェーバー)として作用する第1端部位置をとる。図5 bにおいて、カバープレート127は、除毛装置101が普通の脱毛装置として 作用する第2端部位置をとる。図5cにおいて、カバープレート127は、除毛 装置101が深剃り機能を有する第1端部位置と第2端部位置との中間位置をと る。図5a,図5b,及び図5cの各々は、順次のクランプディスク115の複 数個の対が、クランプディスク115の回動によってクランプ位置をとり、既に 毛取り込み開口107に進入した毛が互いに連携動作するクランプディスク11 5のクランプ表面125間にクランプされた状況を示す。クランプディスク11 5のこの位置は、図5a,図5b,及び図5cに基準ラインA−Aによって示す 基準位置である。 図5cに示すカバープレート127の中間位置においては、クランプされた毛 は、毛取り込み開口107に対する互いに連携動作するクランプディスク115 によって生ずる連続的な回転運動により、皮膚から部分的に引き出される。クラ ンプディスク間に毛をクランプしたクランプ表面125が毛取り込み開口107 の切断端縁133に達するとき、既に皮膚から部分的に引き出されている毛は、 クランプ表面125に隣接するナイフ139と切断端縁133との連携動作によ って切断される。このようにして、カバープレート127が中間位置にある除毛 装置101は深剃り機能を発揮し、毛がクランプ装置111によって或る引き出 し距離にわたり皮膚から引き出されてから、切断装置113によって皮膚に隣接 する位置で毛が切断される。これにより、除毛装置1につき説明したように、長 い期間にわたり滑らかさが持続する剃り跡が得られる。 クランプ装置111が毛を皮膚から引き出してから切断装置113によってカ ットする引き出し距離は、クランプディスク115の周りにカバープレート12 7を回転することによって調整することができる。カバープレート127の回転 は、クランプ装置111及び基準ラインA−Aに対する切断装置113の切断端 縁133の位置を変化させる。カバープレート127が図5cに示す中間位置か らクランプディスク115の回転方向に回転すると、切断端縁133と基準ライ ンA−Aとの間の距離が増加し、引き出し距離が増加する。この結果、毛の除去 は痛みを多く伴い、カットされた毛は皮膚の表面の下方に一層深く沈み込むため 長い期間にわたり得られた剃り跡の滑らかさが持続する。カバープレート127 を図5cに示す中間位置からクランプディスク115の回転方向とは逆方向に回転 すると、切断端縁133と基準ラインA−Aとの間の距離は減少し、従って、引 き出し距離は減少する。この結果、毛の除去には痛みは少ないが、カットされた 毛が皮膚の表面レベルよりもそれほど深く後退しないため、得られる剃り跡の滑 らかさは短い期間しか持続しない。 図5aに示すカバープレート127の第1端部位置では、切断端縁133はほ ぼ基準ラインA−A上に存在する。カバープレート127がこの位置にあるとき は、互いに連携動作するクランプディスク115のクランプ表面125間にクラ ンプされた毛は、ほとんど即座に切断端縁133とナイフ139との連携動作に よって切断される。従って、クランプされた毛は皮膚からほとんど引き出されな いで切断(カット)され、除毛装置101は普通のひげそり機能しか発揮しない 。このような普通のひげそり機能は、切断端縁133がクランプディスク115 の回転方向に見て基準ラインA−Aの手前に存在するようカバープレート127 が第1端部位置をとるときに得られる。このとき毛はクランプディスク115間 にクランプされずに即座に切断端縁133とナイフ139との連携動作によって カットされる。更に、切断端縁133が基準ラインA−A上に存在するようカバ ープレート127が第1端部位置をとる、又はクランプディスク115の回転方 向に見て基準ラインA−Aの直後の位置をとる場合、除毛装置101の切断装置 113はナイフ139を設けない場合でも切断機能を有する。このような除毛装 置101の変更例においては、互いに連携動作するクランプディスク115のク ランプ表面125間にクランプされた毛はクランプディスク115の回転にとも なって連行され、切断端縁133によってカットされる。 図5bに示すようにカバープレート127が第2端部位置をとるとき切断端縁 133と基準ラインA−Aとの間の距離は、互いに連携動作するクランプディス ク115のクランプ表面125間にクランプされた毛が皮膚から完全に引き出さ れてから切断端縁133に達する。従って、カバープレート127がこの位置に あるとき、除毛装置101は普通の脱毛機能を有する。 駆動シャフト117の回転方向に見て毛取り込み開口107の溝孔129のテ ーパ付きの形状及びこれによって切断端縁133に隣接する位置での幅が小さい ことによって、切断端縁133に隣接する位置で皮膚が毛取り込み開口107に 進入するのをできるだけ防止し、切断端縁133によって、又は切断端縁133 及びナイフ139によって皮膚が傷付くのを防止することができる。溝孔の切断 端縁133から遠い方の側の比較的大きい幅により毛をキャッチする可能性が高 くなる。 上述の除毛装置1のクランプ装置11はクランプ細条19を有する回転キャリ ヤ15と、このクランプ細条19に連携動作するクランプキャップ23とにより 構成したが、除毛装置101のクランプ装置111は、回転駆動シャフト117 とクランプディスク115とにより構成する。本発明による除毛装置には更に、 装置の毛取り込み開口に対して移動可能な少なくとも1個のクランプ素子を有す る他のタイプのクランプ装置、又は装置の毛取り込み開口に対して移動可能な互 いに連携動作する少なくとも1対のクランプ素子を有する他のタイプのクランプ 装置を設けることができる。従って、例えば、回転軸線17に平行な方向にキャ リヤ15に対して移動自在にした互いに連携動作するクランプブロックを除毛装 置1のクランプ細条19の代わりに使用することができる。更に、除毛装置10 1における回動自在のクランプディスク115を有する駆動シャフト117の代 わりに他のタイプの回転自在の支持体を使用することもでき、この場合、支持体 の回転軸線に平行な方向に支持体に対して移動自在のクランプブロックを支持体 に設ける。 上述の除毛装置1の切断装置13はヘアトリマ29により構成し、上述の除毛 装置101の切断装置113は多数の回転ナイフ139と連携動作する多数の切 断端縁133を有する。本発明による除毛装置には他のタイプの切断装置を設け ることもできる。従って、例えば、除毛装置1のヘアトリマ29の代わりに単独 の周期振動カッタを使用することができる。更に、静止のカッタプレート33が 使用中に皮膚に直接当たるように装置に設けることができる。除毛装置101に おいて、例えば、切断端縁133に代えて異なるカッタ素子をカバープレート1 27に設けることができ、例えば、駆動シャフト117に平行に延びるひげそり ナイフを設けることができる。 クランプ装置11が毛を皮膚から引き出してから切断装置13によって切断す る上述の除毛装置1の引き出し距離は、クランプ装置11が毛をクランプするク ランプ力を調整することによって調整自在とし、一方、除毛装置101において は、クランプ装置111に対する切断装置113の切断端縁133の位置を調整 することによって引き出し距離を調整自在にした。しかし、本発明による除毛装 置には他のタイプの引き出し距離調整手段を設けることもできる。従って、例え ば、除毛装置1のクランプ装置11のクランプ力調整手段45,47,49の代 わりに、クランプ装置11のキャリヤ15の回転と、切断装置13のカッタプレ ート31の周期振動との間の同期を調整する同期調整手段を使用することもでき る。クランプ細条19とクランプ表面25との間にクランプされる毛を切断装置 13によって切断するときにクランプ表面25に対してクランプ細条19がとる 位置は、他の手段によって調整自在にすることができ、この位置が引き出し距離 を調整する方法とすることもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファン フェーン ヘラルダス ニコラー ス アン オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 アッケルマンス ポール アントン ヨゼ フ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 ヴィーレンハ ペーター エディ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 【要約の続き】 しか維持されないが痛みが比較的少ない動作との間の動 作を選択することができるようになる。特別な実施例に おいては、この調整手段(45,47,49;127) は、装置(1,101)が純粋に剃毛機能を行う第1モ ード及び装置(1,101)が純粋に脱毛機能を行う第 2モードに調整することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.皮膚から生えている毛を除去するため、毛をクランプしてこの毛を皮膚から 少なくとも部分的に引き出すクランプ装置及びこの部分的に皮膚から引き出され た毛を皮膚に隣接して切断する切断装置を有する除毛装置において、切断装置が 毛を切断する前にクランプ装置によって毛を皮膚から引き出す引き出し距離を調 整する引き出し距離調整手段を設けたことを特徴とする除毛装置。 2.前記引き出し距離調整手段は、少なくとも、引き出し距離がまったくない又 はほとんどない第1設定位置、及びクランプ装置が毛を皮膚から完全に引き出す 第2設定位置に調整自在とした請求項1記載の除毛装置。 3.前記クランプ装置を、除毛装置の毛取り込み開口に対して移動自在な少なく とも1個のクランプ素子により構成し、前記引き出し距離調整手段は、クランプ 装置が毛をクランプするクランプ力を調整するクランプ力調整手段により構成し た請求項1又は2記載の除毛装置。 4.前記クランプ装置を、除毛装置の毛取り込み開口に対して移動自在の互いに 連携動作する少なくとも1対のクランプ素子により構成し、前記引き出し距離調 整手段を、前記クランプ装置に対して切断装置の位置を調整する切断装置位置調 整手段により構成した請求項1又は2記載の除毛装置。 5.前記クランプ装置には、前記毛取り込み開口に平行に延びる回転軸線の周り に回転自在でありかつ前記回転軸線に平行に延びる弾性のクランプ細条を設けた キャリヤと、前記クランプ細条と連携動作しかつ前記毛取り込み開口に隣接して 前記回転軸線に対してほぼ同心状に構成した静止のカップであって、このカップ の端縁に切断装置を配置したクランプカップとを設け、前記クランプ力調整手段 を、前記回転軸線に対して前記クランプカップを移動させるクランプカップ移動 手段により構成した請求項3記載の除毛装置。 6.前記切断装置を、互いに重ね合わせ、前記回転軸線に平行に延びかつ等しい ピッチの歯を設けた2個のカッタブレードにより構成し、前記回転軸線から遠い 方のカッタブレードを静止のカッタプレートとし、他方のカッタブレードを前記 回転軸線に平行に周期振動するよう駆動可能にし、この周期振動を前記キ ャリヤ及び前記クランプ細条の回転に同期させた請求項5記載の除毛装置。 7.前記切断装置の静止のカッタブレードを、前記毛取り込み開口に対向する側 辺で、前記切断装置の周期振動のカッタブレードよりも突出させた請求項6記載 の除毛装置。 8.毛取り込み開口の切断装置から遠い方の側辺を、前記静止のカッタブレード を通過する仮想平面上で前記回転軸線に方向に延在する皮膚伸張素子によって区 切った請求項6又は7記載の除毛装置。 9.互いに連携動作するクランプ素子を前記回転軸線の周りに回転自在のキャリ ヤに設け、前記毛取り込み開口を、前記連携動作するクランプ素子を有する前記 キャリヤの周りに配置した可撓性のカバープレートに設け、このカバープレート を限定角度範囲で前記回転軸線の周りに回転自在にし、更に、前記切断装置を、 キャリヤの回転方向に見て前記毛取り込み開口の端部に隣接させて前記カバープ レートに設けた切断素子により構成した請求項4記載の除毛装置。 10.前記カバープレートに設けた前記切断素子を、前記毛取り込み開口を区切る 切断端縁により構成した請求項9記載の除毛装置。 11.前記切断装置には、更に、前記毛取り込み開口の切断端縁に連携動作するナ イフを設け、前記ナイフを前記キャリヤの回転方向に見て前記連携動作するクラ ンプ素子の直後に前記回転軸線に平行にして前記キャリヤに設けた請求項10記 載の除毛装置。 12.前記毛取り込み開口を前記カバープレートに設けた溝孔により構成し、前記 溝孔を前記キャリヤの回転方向に延在させかつ前記キャリヤの回転方向に見てテ ーパの付いた形状にした請求項9,10,又は11のうちのいずれか一項に記載 の除毛装置。
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