JPH11513908A - ブラジャー挿入体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ブラジャー挿入体であって、ブラジャーのカップの内部形状に適合し得る挿入体が、活性成分を貯蔵し皮膚に搬送する少なくとも１つのゾーンと、少なくとも１つの呼吸補償ゾーンとを有し、前記各ゾーンが選択的に、活性成分の搬送だけを行うか、呼吸を補償する形で作用するか、もしくは、これら２つの作用を同時に実行するもの。

Description

【発明の詳細な説明】 ブラジャー挿入体 本発明はブラジャーのカップ形状にみ合う挿入体に関するものである。 女性の胸部のケアや手当て、手入れのために、胸部の皮膚に塗布して長時間作 用させる、例えば、クリームや液体などの形態の、活性成分（有効成分）製剤が ある。このような製剤は、皮膚へ直接に塗布することから、塗布量の計量は、で きるにしても難しいし、また、繰り返し少量ずつ塗布するとしても、時間が掛か り過ぎることになる。また、このような塗布方法では、長期に渡っての均一な塗 布量計量は、できるとしても或る程度までである。 一方、ブラジャー挿入体は種々の目的のものが知られており、例えば、Ｇ８１ １９８４５．０号公報や、ＤＥ３２０６３７１ Ａ１号、Ｇ８３１５７２９．９ 号公報などに記載されている胸部供給用挿入体や、ＤＥ３１２０８７５ Ｃ２号 公報の成形用挿入体などがある。 而して本発明の目的は、活性成分を、一定した計量のもとに女性胸部のケアや 治療処置を快適な方法で行なうために、皮膚に接触させ得るブラジャー挿入体を 提供する点にある。 前記した目的は、ブラジャーカップの内部形状に適合させ得る挿入体が、活性 成分を貯藏し皮膚へ運ぶゾーンと、少なくとも１つの呼吸補償ゾーンを備えるこ とにより達成される。 この挿入体の利点は、前記した活性成分ゾーンが、活性成分製剤の貯留部の役 目を果たし、同時に、１つ乃至それ以上の活性成分を皮膚まで運ぶこと、そして その場合の搬送量が 、以下に記すように活性成分ゾーン各々の性質が協調して決まることである。更 に、挿入体における前記呼吸補償ゾーンが、特に汗の形成を防止するための、呼 吸領域の役割を果たす。但し、活性成分ゾーンが同時に呼吸領域であるようにす ることは、更なる手数を掛け無くとも可能である。 本発明の挿入体は、基本的にブラジャーカップの内面全体を、効率良く覆う。 この挿入体の効果を最大にするためには、活性成分ゾーンと呼吸補償ゾーンのサ イズを、これら各ゾーンの面のトータルが挿入体の面のトータルとほぼ一致する よう選定することが好ましい。また、本発明の有利な実施例においては、多数の 活性成分ゾーンと多数の呼吸補償ゾーンを交互に配置して設け、この構成に基づ き、一方のタイプの複数のゾーンを、互いに分離させ、他方のタイプのゾーン内 に島状に点在させる。また、これらのゾーンを挿入体の周方向もしくは長さ方向 においてストリップ形状にすることが好ましい。更に、前記各ゾーンを他方側ゾ ーン内に島状に配置するケースでは、島状に配置する各ゾーンが丸い外形を持つ ことが好ましい。 本発明の更に別の有利な実施例によれば、挿入体は複数の層から成り、そのう ち一つの層に活性成分ゾーンと、呼吸補償ゾーンを含ませる。そして前記の層に 更に別の層、即ち、先の層の外側に位置し、呼吸を行うとともに、少なくとも活 性成分ゾーンと境を接する領域において液透過性を有する層を重ねても良い。こ の構成により、活性成分を含有し、原則的に、流体または粘性体もしくはキャリ ア物質の形態を持ち、活性成分ゾーンに含まれる活性成分製剤が、ブラジャー内 部に排出されることは不可能となる。また、前記貯留層に、 内方に向かう更に別の層を重ね、この層を、活性成分の伝達と、前記呼吸補償ゾ ーンに吸収される身体からの物質の伝達の役割を果たし得るものとしても良い。 このような伝達層を設けた場合、この層が、前記貯留層の代わりに、直接に皮膚 に接触することになる。また、この伝達層には、活性成分ゾーンや呼吸補償ゾー ンと調和する各種のゾーンを設けることができるし、また、活性成分ゾーン、呼 吸補償ゾーンに対応する各種の伝達特性を持たせてもよい。また、予め挿入体製 造時に付加される活性成分製剤が、挿入体の使用までに挿入体から出ることが無 く、また、薬効を失うことも無いように、最も内側の層として、気密性があり取 り外し可能な保護フィルムを設けても良い。また、別の構成として、挿入体の製 造後に挿入体全体をフォイルで包んでシールしても良い。また、挿入体製造時点 にはまだ活性成分ゾーンに活性成分製剤を持たせず、ユーザーによる使用の時点 で、ユーザーが例えば、滴下する等して活性成分ゾーンに活性成分製剤を入れる ようにしても良い。更に、ユーザーが挿入体を利用した後、活性成分ゾーンに活 性成分製剤を再度充填するようにしても良い。 特に、活性成分ゾーンと、呼吸補償ゾーンの面のトータルを最大限にする場合 各種のゾーンが直接に互いに境を接するようにしても良い。この場合、各ゾーン の境界面を一定範囲の透過性を持つよう形成することが好ましい。但し、活性成 分製剤とキャリアー物質については実際上、透過不可能にしなければならない。 また、複数の活性成分ゾーン（もしくは呼吸補償ゾーン）が互いに直接に境を接 しない場合は、このゾーン間に更に別のゾーン、即ち、「ニュートラル」ゾーン を設けてもよい。このニュートラルゾーンは、直接に境を接する活性成分ゾーン と呼吸補償ゾーンの間の前記境界エリアと同様、活性成分製剤及びキャリアー流 体について実質上、透過性を持たないことが好ましい。 また、挿入体がブラジャーのカップ形状に、十分適合するよう挿入体を柔軟性 のある材料で製造することが好ましい。これにより、挿入体は内側が熱可塑的に 作用し、皮膚の表面温度を得る内部接触部と成る。この挿入体は、平たい細長片 （ストリップ）を用いて、これを巻き、自己接着する閉鎖部で閉じるよう形成す る。この細長片は巻いた時に円錐形を成すよう形成する。更に、もしくは、別の 構成として、前記細長片の材料は、巻いた状態でたやすくブラジャーカップの形 状に適合するような、柔らかいものが良い。更に、この平坦な細長片に切り取り 線を形成すれば、この線に沿って細長片の一部を切り取って細長片の寸法を短く し、挿入体サイズをブラジャーカップに合せることが出来る。更に、前記挿入体 は、細長片を巻いて形成する場合も、そして、最初からカップ形状で製造される 場合も、長さ方向に分離線を形成しておき、この線に添う側方の２つの領域が調 節可能に重なりあってサイズ変更を行えるようにしても良い。また、種々のサイ ズのブラジャーカップに挿入体を適合させる方法として、更に、挿入体の周方向 のラインのうち最長のラインから挿入体の長さ方向に延びる複数の凹部を形成し 、各凹部の間に位置する壁部が折れ目無く挿入体内部方向へ曲がるようにしても 良い。更にまた、挿入体の外部に、ブラジャーカップ内での固定手段と成る、１ つ乃至それ以上の自己接着領域を形成しても良い。尚、この挿入体は固有の立体 的安定性を持たせる ことにより、ブラジャーへの接続が無くともブラジャーカップ形状を持ち得るよ うすることが好ましい。 上記のような所定形状を持つ挿入体は、例えば、治療目的で用いる場合などに おいて、単独で、即ち、ブラジャーと組み合わせることなく使用可能である。 以下に、活性成分の計量特性を備えるよう設計された活性成分ゾーンについて 各種実施例を説明する。特に、活性成分の粘性が比較的高い場合、活性成分ゾー ンを吸湿性を持たせて形成すれば、例えば、身体の水分を吸収することにより、 徐々に活性成分流体を薄めるか、もしくは、活性成分流体の流動性をより一層高 めることができる。活性成分計量の更に別の方法として、活性成分領域と皮膚と に圧力差を持たせてもよい。これにより、活性成分製剤のイオンや分子が所定の 圧を皮膚に作用させる。また、活性成分濃度を変えることにより皮膚の方向への 伝達が行える（制御式放出）。また、電圧を少なくとも、活性成分ゾーンの厚み 全体に印加することにより、皮膚に或るイオン乃至分子を堆積させることが可能 であり、これは、例えばフォイル電池により行われ、これにより、電荷に応じて 特定のイオンや分子が、皮膚に隣接するかもしくは皮膚により絶縁される一つの 電極に蓄積される。また、本発明の更に別の実施例によれば、内方側の活性成分 ゾーンをダイヤフラム状の分離層によって制限し、活性成分が皮膚へ浸透作用す るようにしても良い。また、適用される活性成分製剤薬剤については更に、活性 成分を、加熱により液化するキャリアー物質に入れるようにしても良いし、活性 成分自体が、加熱により液化する特性を持つ物質を構成しても良い。尚、この場 合の加熱は体温によって為される。更に また、チキソトロープな物質を用いてもよい。また、活性成分計量のための更に 別の方法として、活性成分ゾーンの内方側を、活性成分の透過性が加熱時に増大 する膜により制限しても良いし、また、活性成分の透過性が、挿入体の動作変化 即ち、身体の動作による力の効果によって増大する膜を設けてもよい。また、活 性成分は、界面張力（界面活性）を低下させるものでも良く、この成分は、例え ば、活性成分ゾーンと皮膚との間の境界面に堆積する。この実施例における活性 成分ゾーンは境界面システムとして形成する。 本発明を添付の図面に基づき更に詳細に説明する。図面は以下の通りである。 図１はサイズ調節可能な挿入体の斜視図である。 図２ａ及び図２ｂは、ストリップ形状の活性成分ゾーンと呼吸補償ゾーンを備 えた挿入体の側面図である。 図３は、挿入体のサイズを適合させるための凹部と壁部を備えた挿入体の斜視 図である。 図４は、活性成分ゾーンと呼吸補償ゾーン並びにこれらと境界を接するブラジ ャー部分の配置を示す概略部分断面図である。 図５は、活性成分ゾーン及びこれと境を接する伝達ゾーン並びに印加される電 圧を示した部分断面図である。 各図において同一の部分については同じ参照符号で示している。 図１に示した挿入体（２）は円形の周方向形状を持った多数の活性成分ゾーン （４）を備えている。前記活性成分ゾーン（４）は挿入体（２）の表面全体に配 置されるが、説明の都合上、挿入体の左側には示していない。前記活性成分ゾー ンの間の領域は呼吸補償ゾーン（６）を形成している。挿入体（２）の長さ方向 には分離線と、分離線に沿った２つの側方領域（８）（１０）を形成しており、 前記側方領域（８）（１０）は二方向矢印（Ｐ）で示した重なり幅で重なってい て、挿入体のサイズをブラジャーのカップのサイズに合せるよう調節可能である 。また挿入体（２）は前端部に開口（１２）を持ち、前記開口（１２）は乳頭が 挿入体（２）に接触することを防止する役目をする。 尚、前記活性成分ゾーン（４）が同時に呼吸補償ゾーンであるようにすること は可能である。 図２ａ及び図２ｂに示す挿入体は、ストリップ（細長片）形状の活性成分ゾー ン（４）と、ほぼ細長片形状の呼吸補償ゾーン（６）を備えている。図２ａの挿 入体の場合、細長片形状部分（４）（６）は周方向に配置されており、一方、図 ２ｂの場合は、挿入体の長さ方向に配置されている。どちらの挿入体も図１の挿 入体とは違って、前端部で閉じている。図２ａの挿入体には前端部に呼吸補償ゾ ーンを形成し、図２ｂの挿入体の前端部には、呼吸補償ゾーンも、活性成分ゾー ンも設けない。この図２ｂの挿入体前端部には別のゾーン、即ち、活性成分ゾー ンと呼吸補償ゾーンとを含んだ層に設けるニュートラルゾーン（１４）を形成し ている。 図３に示した挿入体には、図１と同様に配置された活性成分ゾーン（４）と呼 吸補償ゾーン（６）とを備えている。ブラジャーカップのサイズに挿入体（２） のサイズを合せるため、挿入体の端縁から長さ方向に延びる３つの凹部（１６） を備えておりこれら各凹部は、楔型に丸まった形状を持ち、挿入体の前端部の方 向へテーパー状を呈している。この凹部 により挿入体（２）は、挿入体前端部を介して互いにつながった３つの壁部（１ ８）に分割される。前記壁部（１８）は側方からの圧力により内方に曲がり、こ れにより、挿入体外周が、折れめができずに縮小される。 図４は活性成分ゾーン（４）と呼吸補償ゾーン（６）の作用原理を説明してい る。図示したこれら２タイプのゾーンの配置に基づき、各ゾーンは交互に直接的 に互いに境を接している。これら各ゾーンは、活性成分ゾーンに存在する活性成 分製剤の透過性を持たない境界面（２０）により分離している。また、外方側と 成る長さ方向の側において前記各ゾーン（４）（６）はブラジャー部分に対向す る。このブラジャーの素材は、活性成分粒子（２２）が挿入体におけるブラジャ ー側とは逆の長さ方向側のみから出て、即ち、図において直線状の矢印で示した ように活性成分ゾーンから内向きに皮膚方向へのみ排出されるよう、素材選択さ れる。一方、皮膚からの分泌物は、前記粒子（２２）が出て来る側から、前記と は逆方向に、即ち矢印（２４）方向に、呼吸補償ゾーンに入る。 図５は、活性成分ゾーン（４）の一部と、活性成分ゾーンの内側に位置する伝 達ゾーン（２６）の一部を示している。これら二つのゾーンの全厚に渡って電圧 が印加され、活性成分ゾーン（４）の外側部（２８）が陰極と成り、伝達ゾーン （２６）の内側部（３０）が陽極となる。この電圧は例えばフォイル電池などに より印加できる。これにより、マイナスの活性成分イオンもしくは分子が、矢印 （３２）で示したように、活性成分ゾーンから伝達ゾーンへ入り、前記陽極（３ ０）の方向へ移動する。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ブラジャーへの挿入体であって、ブラジャーのカップの内部形状に適合し 得る挿入体（１）が、活性成分を貯藏しこれを皮膚へ搬送する少なくとも１つの ゾーン（４）と、少なくとも１つの呼吸補償ゾーン（６）を備えることを特徴と するもの。 ２． 請求項１に記載の挿入体であって、活性成分を貯蔵するゾーンが、同時に 呼吸補償ゾーンでもあることを特徴とするもの。 ３． 請求項１または２に記載の挿入体であって、ゾーン（４）（６）の面のト ータルが、挿入体（２）の面のトータルに基本的に一致することを特徴とするも の。 ４． 請求項１または３に記載の挿入体であって、多数の活性成分ゾーン（４） と多数の呼吸補償ゾーン（６）が交互に配置されていることを特徴とするもの。 ５． 請求項１または４に記載の挿入体であって、活性成分ゾーン（４）もしく は呼吸補償ゾーン（６）のうち一方のタイプのゾーンが多数、互いに分離して配 置され、前記ゾーンの間の領域が、他方のタイプのゾーン、即ち、呼吸補償ゾー ン（６）もしくは活性成分ゾーン（４）を形成することを特徴とするもの。 ６． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、各ゾーンが前記挿入体 の周方向もしくは長さ方向において細長片の形状に配置されることを特徴とする もの。 ７． 請求項６に記載の挿入体であって、互いに分離して配置される前記ゾーン が丸い周方向形状を有していることを 特徴とするもの。 ８． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、挿入体（２）が、複数 の層を備え、そのうち１つの層に活性成分ゾーン（４）と呼吸補償ゾーン（６） を含んでいることを特徴とするもの。 ９． 請求項８に記載の挿入体であって、挿入体（２）が、活性成分ゾーン（４ ）及び呼吸補償ゾーン（６）を含んだ前記層の外側で境を接する層を有し、この 層が呼吸し、且、少なくとも、活性成分ゾーン（４）に隣接する領域において、 流体の透過性を持つことを特徴とするもの。 １０． 請求項８または９に記載の挿入体であって、挿入体（２）が、活性成分 ゾーン（４）及び呼吸補償ゾーン（６）の内側で境を接する層を有し、この層が 活性成分（２２）か、もしくは、呼吸補償ゾーンで吸収される物質を伝達するた めのものであることを特徴とするもの。 １１． 請求項８から１０のうち１つに記載の挿入体であって、挿入体（２）が 、除去可能な保護フィルムを最内層として有することを特徴とするもの。 １２． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、互いに境を接する活 性成分ゾーン（４）と呼吸補償ゾーン（６）の間の境界面（２０）が所定範囲の 透過性を持つことを特徴とするもの。 １３． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、挿入体（２）が柔軟 な材料から成ることを特徴とするもの。 １４． 請求項１から１２のうち１つに記載の挿入体であって、少なくとも内側 に熱可塑性材料を有し、この熱可塑性材料が身体表面温度により皮膚に適合し、 良好な皮膚接触 が確保されることを特徴とするもの。 １５． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、挿入体（２）が、自 己接着性の閉鎖部を持った巻かれた平坦な細長片であることを特徴とするもの。 １６． 請求項１５に記載の挿入体であって、平坦な細長片が、この細長片を短 くするための切り取り線を有していることを特徴とするもの。 １７． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、挿入体（２）が長さ 方向において、分離線と、この分離線に沿って調節可能に重なる２つの側方領域 （８）（１０）を有していることを特徴とするもの。 １８． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、挿入体（２）が長さ 方向において、凹部（１６）を有していることを特徴とするもの。 １９． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、挿入体（２）が外部 に少なくとも、ブラジャーに固定するための自己接着領域を有することを特徴と するもの。 ２０． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分ゾーン（４ ）が吸湿性を有することを特徴とするもの。 ２１． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分ゾーン（４ ）と皮膚との間に圧力差が存在するよう構成されていることを特徴とするもの。 ２２． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分の皮膚への 伝達が濃縮した滴により為される（即ち、制御放出される）よう、前記挿入体が 構成され、活性成分が組み込まれることを特徴とするもの。 ２３． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、フォイル電池が、電 圧（２８、３０）が活性成分ゾーン（４）の厚み全体に印加されるように配置さ れることを特徴とするもの。 ２４． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分ゾーン（４ ）が内方側で、ダイヤフラム状の分離層により制限されることを特徴とするもの 。 ２５． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分（２２）を 、加熱で液化する物質内に配置するか、もしくは、加熱で液化する物質の形態と することを特徴とするもの。 ２６． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分（２２）を 、チキソトロープな物質内に配置するか、もしくは、チキソトロープな物質の形 態とすることを特徴とするもの。 ２７． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分ゾーン（４ ）が内側で、加熱により活性成分（２２）の透過性が増大する膜により制限され ることを特徴とするもの。 ２８． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分ゾーン（４ ）が内側において、挿入体（２）の動作の変化による力の効果により活性成分（ ２２）の透過性が増大する膜により制限されることを特徴とするもの。 ２９． 前記各請求項のうち１つに記載の挿入体であって、活性成分ゾーン（４ ）が、境界面活性を有する活性成分（２２）を備えた境界面システムであること を特徴とするもの。