JPH11512870A - 電気的なコネクタ装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、電気的なコネクタ装置であって、少なくとも1つの接触エレメント(1)と、少なくとも1つの該接触エレメント(1)を全体的または部分的に取り囲む、電気的に絶縁する絶縁区分(2)と、該絶縁区分(2)および少なくとも1つの前記接触エレメント(1)を全体的または部分的に取り囲む、電磁ビームを遮断する遮蔽区分(3)とが設けられている形式のものに関する。本発明による電気的なコネクタ装置は、遮蔽区分(3)が、射出成形法によって製造され、この射出成形時または射出成形後に、絶縁区分(2)と協働して、該絶縁区分(2)が前記遮蔽区分(3)から分離不能に保持されるような処理を施されるようになっていることを特徴としている。
Description
【発明の詳細な説明】
電気的なコネクタ装置
本発明は、請求項1の上位概念に記載した形式の電気的なコネクタ装置、すな
わち、少なくとも1つの接触エレメントと、少なくとも1つの該接触エレメント
を全体的または部分的に取り囲む、電気的に絶縁する絶縁区分と、該絶縁区分お
よび少なくとも1つの前記接触エレメントを全体的または部分的に取り囲む、電
磁ビームを遮蔽する遮蔽区分とが設けられている形式の電気的なコネクタ装置に
関する。
このような形式の電気的なコネクタ装置は、例えばヨーロッパ特許第0563
071号明細書により公知である。
前記明細書に記載の電気的なコネクタ装置は、プリント配線板に組み付けられ
た、差込みピンの形状を成す複数の接触エレメントを備えた差込みコネクタ装置
であり、これらの差込みピンは絶縁性のプラスチック内へ埋め込まれている。電
磁ビームを遮蔽するために、金属製の挿入体または金属製の被膜を、差込みコネ
クタ装置内におよび/または差込みコネクタ装置に接して取り付けることが考慮
されている。
請求項1の上位概念に記載した形式の別の電気的なコネクタ装置が、ドイツ連
邦共和国実用新案第G92
08702.7号および同第G9208703.5号明細書により公知である。
これらの明細書に記載の電気的なコネクタ装置では、やはり絶縁性のプラスチ
ックによって取り囲まれた複数の接触エレメントに、電磁ビームを遮蔽するため
の、曲げられた金属薄板湾曲部分から成る各1つの遮蔽ケーシングが被せ嵌めら
れる。
冒頭に述べた形式のこれらの電気的なコネクタ装置においては、確実で長時間
に亘って良好な電気的接続が得られ、また同様に優れた、電磁ビームの遮蔽が得
られるが、そのために、部分的に比較的手間のかかる複雑な製造および組立て段
階が要求される。
従って本発明の課題は、請求項1の上位概念に記載した形式の電気的なコネク
タ装置を改良して、一方では、確実で長時間に亘って良好な電気的接続、また同
様に優れた、電磁ビームの遮蔽が保証され、他方では組立てミスを生ぜしめるこ
となく容易に製造可能でもある、電気的なコネクタ装置を提供することである。
このような課題は、本発明によれば、請求項1の特徴部に記載の構成により解
決された。
本発明によれば、遮蔽区分が、射出成形法によって製造され、この射出成形時
または射出成形後に、絶縁区分と協働して、絶縁区分が遮蔽区分から分離不能に
保持されるような処理を施されるようになっている。
(製造方法に基づき)主な構成成分としてプラスチ
ックを含有する遮蔽区分を射出成形法により製造することによって、この遮蔽区
分を、薄い被膜または被覆体として形成することが可能になるだけでなく、同時
に遮蔽区分が電気的なコネクタ装置において機械的な保持機能および/またはさ
らなる防護機能を担うことができるように、中実かつ強固に形成することも可能
になる。
考えられる付加的な諸機能の中で特に有意義であるのは、遮蔽区分が同時に、
電気的なコネクタ装置の内部に絶縁区分を保持するための保持装置として、およ
び/またはコネクタ装置ケーシングとして使用できる、という点である。
絶縁区分を電気的なコネクタ装置内に本発明のように保持(遮蔽区分によって
、しかも分離不能な接続によって保持)することによりさらに、少なくとも1つ
の接触エレメントを備えた絶縁区分と遮蔽区分との間の規定どおりの相対的位置
関係を、長時間に亘って正確に維持することができる。
別体のコネクタケーシングを省くことができることによって、ならびに別体の
接続エレメントを必要としない、絶縁区分と遮蔽区分との接続によって、コネク
タ装置の、準備すべきかつ係合させるべき構成部材を削減することができる。コ
ネクタ装置の構成部材のこのような削減と、さらに、遮蔽区分と絶縁区分との間
に施すべき接続が、特に、遮蔽区分を製造するために
用いられる方法に基づいて容易に行われかつ技術的に困難を伴わない、という事
実(例えば、プラスチックを含有する遮蔽区分を、この場合やはりプラスチック
を含有していると有利な絶縁区分に注ぐか、または絶縁区分を備えた少なくとも
1つの接触エレメントを後から遮蔽区分内へ押し込むことができる、ということ
等)とによって、電気的なコネクタ装置を製造するために必要な作業段階の数を
減らし、しかもこの作業段階の複雑さを低減させることができる。従って、本発
明による電気的なコネクタ装置の製造は容易であり、組立てミスを生ぜしめる恐
れがほとんどない。
また、コネクタ装置構成部材の数が少ないこと、および場合によってはコネク
タ装置構成部材の製造時に一緒に行われる、これらのコネクタ装置構成部材と他
のコネクタ装置構成部材との接続、ならびに遮蔽区分と絶縁区分と接触エレメン
トとの規定どおりの相対的な位置を正確に維持することによって、次のことが得
られる。つまり、電気的なコネクタ装置を長時間に亘って集中的に使用した場合
でも、このコネクタ装置の機能確実性が全く損失を受けないか、または損失を受
けたとしてもごく僅かに過ぎない、ということが得られる。このことにより、電
気的なコネクタ装置は、その接続機能においても遮蔽機能においても、安定した
極めて良好な接続および遮蔽特性を有することができる。
つまり、本発明による電気的なコネクタ装置は、一方では、確実で長時間に亘
って良好な電気的接続、および同様に優れた、電磁ビームの遮蔽を保証し、他方
では組立てミスを生ぜしめることなく容易に製造可能でもある。さらに本発明に
よるコネクタ装置は(減じられた数のコネクタ装置構成部材と、これらのコネク
タ装置構成部材の、減小された作業段階で行うことのできる複雑でない接続とに
基づいて)小さくかつ安価に製造することもできる。
本発明のさらに有利な構成が、請求項2項以下に記載されている。
第1図は、本発明による電気的なコネクタ装置の、接触エレメントを有する側
(コネクタ装置前面側)で見た正面図であり、
第2図は、第1図に示したコネクタ装置を上方から見た部分的に断面した平面
図であり、
第3図は、第1図に示したコネクタ装置を右側から見た側面図であり、
第4図は、第1図に示したコネクタ装置を左側から見た部分的に断面した側面
図である。
以下に記載の図示の電気的なコネクタ装置は、接触エレメントとしての接点ピ
ンもしくはナイフ形接点を有する差込みコネクタ装置である。
ナイフ形接点は図面では符号1で記されている。これらのナイフ形接点1は、
図示の実施例では、上下に
2列に配置されている。
特に第4図から判るように、ナイフ形接点1は、これらのナイフ形接点1を互
いに絶縁する絶縁区分2によって部分的に取り囲まれている。この絶縁区分2も
、電磁ビームを遮蔽する遮蔽区分3によってやはり部分的に取り囲まれている。
遮蔽区分3は射出成形法に従って製造されており、従ってプラスチック、また
はプラスチックを含有する材料から成っている。遮蔽区分が、この遮蔽区分に課
せられた遮蔽機能を果たすことができるようにするために、遮蔽区分の構成材料
は有利には、導電性のプラスチック、または導電性の構成材料(例えば特殊鋼フ
ァイバ)を含有するプラスチックである。
遮蔽区分3を製造するために選択された製造方法(射出成形法)に基づいて、
遮蔽区分3は、この遮蔽区分が同時にコネクタケーシングとしても使用できるよ
うに、中実かつ強固に形成することができる。遮蔽区分3をこのように製造する
ことによって、(電気的なプリント配線板に組み付けられるか、もしくは装置の
ケーシング壁またはこれと類似のものに組み付けられる、ケーシングなしの電気
的なコネクタ装置において)別体のコネクタ装置ケーシングまたは別体の遮蔽室
を設けることは省くことができる。
さらに遮蔽区分3は、同時に、電気的なコネクタ装置の内部に絶縁区分2を保
持するための保持装置とし
ても使用できるように形成されており、この場合、絶縁区分2と遮蔽区分3との
間に生じる接続が、有利には分離不能な接続として、例えば、絶縁区分2と遮蔽
区分3とが遊びなしに互いに嵌合し合うことによって形成されている。
絶縁区分2と遮蔽区分3との間の分離不能なこのような接続は、図示の実施例
では、遮蔽区分3が射出成形時に絶縁区分2へ直接に射出されるかもしくは注が
れることによって実現される。射出成形もしくは注型によって取り囲まれるべき
絶縁区分2は、このためには、遮蔽区分3の製造時に射出成形工具内へ挿入され
る。遮蔽区分の製造と同時に絶縁区分2と遮蔽区分3とをこのように接続するこ
とにより、付加的な作業段階を要する、これらのコネクタ装置構成部材の後から
の組付けを省略することができ、また、絶縁区分2を遮蔽区分3と接続するため
の別体の接続装置も不要である。
絶縁区分2が、プラスチックまたはプラスチック含有材料から成っていると、
同様に有利である。絶縁区分が、この絶縁区分に課された絶縁機能を果たすこと
ができるようにするために、絶縁区分の構成材料は、非導電性のプラスチックま
たはフェライト粉末−プラスチック混合物である。
絶縁区分2のためにプラスチックまたはプラスチック含有材料を使用すること
により、同様にプラスチッ
クから成るかもしくはプラスチックを含有している遮蔽区分3と前記絶縁区分2
との間に、絶縁区分2に射出成形によって遮蔽区分3を設けるだけで、極めて高
品質な機械的接続が得られる。
絶縁区分2のためにプラスチックまたはプラスチック含有材料を使用すること
により、さらに、絶縁区分2を同様に射出成形法によって製造することができる
。電気的なコネクタ装置はこの際、2成分射出成形法によって製造可能であり、
この場合、最初に加工成形される第1の(非導電性の)構成成分が、絶縁区分を
形成するために役立ち、次いで加工成形される第2の(導電性の)構成成分は、
遮蔽区分を形成するために役立つ。電気的なコネクタ装置を製造するために2成
分射出成形法を用いた場合には、全ての製造をほぼ完全に単独の作業ステーショ
ンで行うことが可能であり、これによって、電気的なコネクタ装置を製造するた
めに必要な作業段階を最小限に減縮することができる。
絶縁区分内へのナイフ形接点の(部分的な)埋込みは、有利には絶縁区分の製
造と同時に埋め込むことによって(絶縁区分を射出成形法に従って製造する場合
に、つまりナイフ形接点を射出成形工具内に挿入し、後に絶縁区分を形成する材
料により前記ナイフ形接点を射出成形で取り囲むことによって)か、またはナイ
フ形接点を絶縁区分内へ後から押し込むことによって
行われる。両方の接続可能性によって、最小限の数の作業段階で、特殊な接続エ
レメントを準備しなくても、接触エレメントと絶縁区分との間に、持続的に保持
することのできる極めて固い機械的接続がもたらされる。
変化実施例として前述したように、絶縁区分2を製造するためにフェライト粉
末−プラスチック混合物が使用されると、この絶縁区分2も、電磁ビームに抗す
る遮蔽エレメントとして作用し、しかも実質的には絶縁区分2の電気的な絶縁特
性を維持したままである。
このような変化実施例では、従来の電気的なコネクタ装置では部分的に設けら
れていた別体のフェライト体を、欠点を甘受することなく省略することができる
。これと相応のことが、遮蔽区分にフェライトが添加されている場合にも当ては
まる。
図面によれば、ナイフ形接点1を取り囲む絶縁区分が、全ナイフ形接点を収容
する1つのブロックとして図示されている。
しかしながら、本発明は図示の実施例に限定されるものではない。むしろ絶縁
区分は、任意の大きさに、かつ任意の数のナイフ形接点のために共通して形成さ
れていてよい。極端な場合には、それぞれのナイフ形接点に1つの別個の絶縁区
分が対応配置されている。この場合には各ナイフ形接点の単なる被膜にまで削減
可能な絶縁区分2が、例えば非導電性の塗料(Lack)、
または非導電性のプラスチック−収縮チューブによって形成されていてよい。
絶縁区分を製造するために塗料を使用する場合には、絶縁区分は、有利な形式
で、ろう付の際に溶融し、ひいてはろう付接続が不都合な影響を受けないように
、得ることができる。
前述したような被膜状に形成された絶縁区分2が設けられる際には、この被膜
状の絶縁区分2を備えたナイフ形接点を、遮蔽区分3内へ後から押し込むことに
よって、または遮蔽区分の製造と同時に埋め込むことによって(つまり、被覆さ
れたナイフ形接点を射出成形工具内へ挿入し、後で遮蔽区分を形成する材料によ
り前記ナイフ形接点を射出成形で取り囲むことによって)、遮蔽区分3と接続す
ることができる。しかしながらこの際どちらの場合でも、電気的なコネクタ装置
の製造は、もはや2成分射出成形法によっては行われず、1成分射出成形法によ
ってのみ行われる。
接触エレメント、絶縁区分および遮蔽区分の製造形式ならびに接続形式とは無
関係に、アースに接続される接触エレメント、またはアースに接続されるべき接
触エレメントを、絶縁区分を省いて直接に遮蔽区分と接続することが有利である
。従って常に自動的にアースに接続される遮蔽区分は、このことにより規定され
た、時間的に変化しない電気的な特性を有している。
本発明による電気的なコネクタ装置は、前述したよ
うに、接触エレメントとしてのナイフ形接点を備えた差込みコネクタ装置に基づ
いて記載された。しかしながら本発明は、図示の実施例に限定されるものではな
い。むしろ本発明は、あらゆる形式の電気的なコネクタ装置で、かつ接触エレメ
ントの形式とは無関係に、適当な形式で使用することができる。またこのことと
は別に、図示の電気的なコネクタ装置はどこに設けられていても構わない。つま
り、例えばプリント配線板、装置のケーシング壁またはこれと類似のものに固定
された不動の電気的なコネクタ装置であるか、または接続ケーブルに設けられた
自由に移動可能な電気的なコネクタ装置であってもよい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年11月28日
【補正内容】
明細書
電気的なコネクタ装置
本発明は、請求項1の上位概念に記載した形式の電気的なコネクタ装置、すな
わち、少なくとも1つの接触エレメントと、少なくとも1つの該接触エレメント
を全体的または部分的に取り囲む、電気的に絶縁する絶縁区分と、該絶縁区分お
よび少なくとも1つの前記接触エレメントを全体的または部分的に取り囲む、電
磁ビームを遮蔽する遮蔽区分とが設けられており、この場合、該遮蔽区分が、前
記絶縁区分と分離不能に接続された射出成形部分である形式の電気的なコネクタ
装置に関する。
このような形式の電気的なコネクタ装置は、イギリス国特許第2068654
号明細書により公知である。
前記明細書に記載の電気的なコネクタ装置、正確に言えばこのコネクタ装置の
遮蔽区分は、比較的容易に製造可能であり、そのうえ極めて効果的な遮蔽特性を
有している。
しかしながら、公知の電気的なコネクタ装置のこうして得られる遮蔽特性は、
大抵の場合には不十分である。
従って本発明の課題は、請求項1の上位概念に記載
した形式の電気的なコネクタ装置を改良して、一方では電磁ビームの優れた遮蔽
が保証され、他方では組立てミスを生ぜしめることなく容易に製造可能でもある
、電気的なコネクタ装置を提供することである。
このような課題は、本発明によれば、請求項1の特徴部に記載の構成により解
決された。
本発明によれば、絶縁区分および/または遮蔽区分がフェライト粉末を含有し
ている。
フェライトは、良好な遮蔽特性を有する非導電性の材料である。絶縁区分およ
び/または遮蔽区分を製造するために、フェライト粉末を含有する混合物を使用
することによって、電気的なコネクタ装置を製造することが特に容易となる。つ
まり、最小限の手間(最小限の数の作業段階)で、優れた特性を有する電気的な
コネクタ装置を製造することができる。
請求の範囲
1.電気的なコネクタ装置であって、少なくとも1つの接触エレメント(1)と
、少なくとも1つの該接触エレメント(1)を全体的または部分的に取り囲む、
電気的に絶縁する絶縁区分(2)と、該絶縁区分(2)および少なくとも1つの
前記接触エレメント(1)を全体的または部分的に取り囲む、電磁ビームを遮蔽
する遮蔽区分(3)とが設けられており、該遮蔽区分(3)が、前記絶縁区分(
2)に分離不能に接続された射出成形部分である形式のものにおいて、
絶縁区分(2)および/または遮蔽区分(3)がフェライト粉末を含有してい
ることを特徴とする、電気的なコネクタ装置。
2.遮蔽区分(3)が、導電性のプラスチックを使用して製造されている、請求
項1記載の電気的なコネクタ装置。
3.遮蔽区分(3)が、導電性の構成材料を含有するプラスチックを使用して製
造されている、請求項1または2記載の電気的なコネクタ装置。
4.遮蔽区分(3)が、特殊鋼ファイバを含有するプラスチックを使用して製造
されている、請求項3記載の電気的なコネクタ装置。
5.絶縁区分(2)が、射出成形法によって製造され
ている、請求項1から4までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。
6.2成分射出成形法によって製造され、最初に加工成形される第1の構成成分
が、絶縁区分を製造するために使用され、次いで加工成形される第2の構成成分
が、遮蔽区分を製造するために使用される、請求項1から5までのいずれか1項
記載の電気的なコネクタ装置。
7.絶縁区分(2)が、非導電性のプラスチックを使用して製造されている、請
求項1から6までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。
8.絶縁区分(2)が、少なくとも1つの接触エレメントに被膜状に形成されて
いる、請求項1から7までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。
9.被膜が、非導電性の塗料を使用して形成される、請求項8記載の電気的なコ
ネクタ装置。
10.塗料が、ろう付の際に溶融するように構成されている、請求項9記載の電
気的なコネクタ装置。
11.被膜が、非導電性のプラスチック−収縮チューブを使用して形成される、
請求項8記載の電気的なコネクタ装置。
12.遮蔽区分(3)の製造と同時に、絶縁区分(2)と前記遮蔽区分(3)と
が接続される、請求項1から11までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装
置。
13.遮蔽区分(3)を形成する材料により射出成形時に絶縁区分(2)を取り
囲むことによって、該絶縁区分(2)と前記遮蔽区分(3)とが接続される、請
求項12記載の電気的なコネクタ装置。
14.絶縁区分(2)で取り囲まれた少なくとも1つの接触エレメント(1)を
遮蔽区分(3)内へ押し込むことによって、該遮蔽区分(3)と前記絶縁区分(
2)とが接続可能である、請求項1から11までのいずれか1項記載の電気的な
コネクタ装置。
15.少なくとも1つの接触エレメント(1)が、絶縁区分を形成する材料で射
出成形時に少なくとも1つの前記接触エレメント(1)を取り囲むことによって
、前記絶縁区分と接続可能である、請求項1から14までのいずれか1項記載の
電気的なコネクタ装置。
16.少なくとも1つの接触エレメント(1)が、少なくとも1つの該接触エレ
メント(1)を絶縁区分(2)内へ押し込むことによって、該絶縁区分(2)と
接続可能である、請求項1から14までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ
装置。
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フロントページの続き
(72)発明者 ギュンター ルーゲルト
ドイツ連邦共和国 D−93080 ペントリ
ング エネルギーシュトラーセ 8
(72)発明者 ヨーゼフ ディルマイアー
ドイツ連邦共和国 D−92439 ボーデン
ヴェーア ヴァルトシュトラーセ 9
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.電気的なコネクタ装置であって、少なくとも1つの接触エレメント(1)と 、少なくとも1つの該接触エレメント(1)を全体的または部分的に取り囲む、 電気的に絶縁する絶縁区分(2)と、該絶縁区分(2)および少なくとも1つの 前記接触エレメント(1)を全体的または部分的に取り囲む、電磁ビームを遮蔽 する遮蔽区分(3)とが設けられている形式のものにおいて、 遮蔽区分(3)が、射出成形法によって製造され、この射出成形時または射 出成形後に、絶縁区分(2)と協働して、該絶縁区分(2)が前記遮蔽区分(3 )から分離不能に保持されるような処理を施されるようになっていることを特徴 とする、電気的なコネクタ装置。 2.遮蔽区分(3)が、導電性のプラスチックを使用して製造されている、請求 項1記載の電気的なコネクタ装置。 3.遮蔽区分(3)が、導電性の構成材料を含有するプラスチックを使用して製 造されている、請求項1または2記載の電気的なコネクタ装置。 4.遮蔽区分(3)が、特殊鋼ファイバを含有するプラスチックを使用して製造 されている、請求項3記載の電気的なコネクタ装置。 5.遮蔽区分を製造するために使用される材料に、フェライトが添加されている 、請求項1から4までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。 6.絶縁区分(2)が、射出成形法によって製造されている、請求項1から5ま でのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。 7.2成分射出成形法によって製造され、最初に加工成形される第1の構成成分 が、絶縁区分を製造するために使用され、次いで加工成形される第2の構成成分 が、遮蔽区分を製造するために使用される、請求項1から6までのいずれか1項 記載の電気的なコネクタ装置。 8.絶縁区分(2)が、非導電性のプラスチックを使用して製造されている、請 求項1から7までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。 9.絶縁区分(2)が、フェライト粉末−プラスチック混合物を使用して製造さ れている、請求項1から8までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。 10.絶縁区分(2)が、少なくとも1つの接触エレメントに被膜状に形成され ている、請求項1から9までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。 11.被膜が、非導電性の塗料を使用して形成される、請求項10記載の電気的 なコネクタ装置。 12.塗料が、ろう付の際に溶融するように構成され ている、請求項11記載の電気的なコネクタ装置。 13.被膜が、非導電性のプラスチック−収縮チューブを使用して形成される、 請求項10記載の電気的なコネクタ装置。 14.遮蔽区分(3)の製造と同時に、絶縁区分(2)と前記遮蔽区分(3)と が接続される、請求項1から13までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装 置。 15.遮蔽区分(3)を形成する材料により射出成形時に絶縁区分(2)を取り 囲むことによって、該絶縁区分(2)と前記遮蔽区分(3)とが接続される、請 求項14記載の電気的なコネクタ装置。 16.絶縁区分(2)で取り囲まれた少なくとも1つの接触エレメント(1)を 遮蔽区分(3)内へ押し込むことによって、該遮蔽区分(3)と前記絶縁区分( 2)とが接続可能である、請求項1から13までのいずれか1項記載の電気的な コネクタ装置。 17.少なくとも1つの接触エレメント(1)が、絶縁区分を形成する材料で射 出成形時に少なくとも1つの前記接触エレメント(1)を取り囲むことによって 、前記絶縁区分と接続可能である、請求項1から16までのいずれか1項記載の 電気的なコネクタ装置。 18.少なくとも1つの接触エレメント(1)が、少なくとも1つの該接触エレ メント(1)を絶縁区分 (2)内へ押し込むことによって、該絶縁区分(2)と接続可能である、請求項 1から16までのいずれか1項記載の電気的なコネクタ装置。
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-
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