JPH11512090A - 1−(ヘテロ)アリール−4−(縮合チアゾール−2−イルアルキル)−ピペラジン誘導体、その製造方法及び5−ht▲下1a▼受容体介在疾患の治療におけるその使用 - Google Patents

1−(ヘテロ)アリール−4−(縮合チアゾール−2−イルアルキル)−ピペラジン誘導体、その製造方法及び5−ht▲下1a▼受容体介在疾患の治療におけるその使用

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JPH11512090A JP9509747A JP50974797A JPH11512090A JP H11512090 A JPH11512090 A JP H11512090A JP 9509747 A JP9509747 A JP 9509747A JP 50974797 A JP50974797 A JP 50974797A JP H11512090 A JPH11512090 A JP H11512090A
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Abstract

(57)【要約】 式(I): (式中、R1は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、ヒドロキシ、またはC1−C6モノ−もしくはジ−アルキルアミノであり、mは0または1〜3の整数であり、nは1〜5の整数であり、R2はハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、C1−C3アルコキシ及びC1−C3アルキルチオから選択される1個以上の置換基により任意に置換されたアリールもしくはヘテロアリール基である)を有するアリール及びヘテロアリールピペラジン誘導体並びにその医薬的に許容され得る塩は、5−HT1A受容体サイトのレベルでのセロトニンの作用に依存する疾患の治療に有用である。式(I)を有する化合物の製造方法及び前記化合物を含む医薬組成物も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】1−(ヘテロ)アリール−4−(縮合チアゾール−2−イルアルキル)−ピペラ ジン誘導体、その製造方法及び5−HT1A受容体介在疾患の治療におけるその使 本発明はアリール及びヘテロアリールピペラジン誘導体、該化合物の製造方法 並びに該化合物を含む医薬組成物に関する。本発明の化合物は中枢セロトニン作 用性活性を有し、中枢神経系疾患の治療に有用であり得る。 セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン、5−HT)は最初腸で発見された 生体アミンである。5−HTは血清中に存在する血管緊張性物質に対応すること が後に知見され、よってセロトニンと名付けられた。セロトニンは脳にも存在し 、睡眠、食欲、痛み知覚、歩行、体温調節及び性行動のような多様な行動に関与 している。更に、セロトニン作用性薬物は偏頭痛、鬱病や不安症のような多くの 病的状態の治療に使用される。セロトニンの複数の作用はこのアミンといくつか の受容体との特定の相互作用により介在される。薬理学的及び生理学的研究から 、個々の受容体が同定され、それぞれ5−HT1A、5−HT1B、5−HT1C、5 −HT1D、5−HT2、5−HT3及び5− HT4と名付けられた(Med. Chem. Res.,1994,4,16 −84)。 周知のように、5−HT1A受容体の亜群はヒトの多くの機能にとって重要と考 えられる。例えば、この受容体の亜群の改変(altered)機能が不安症、 鬱病、精神病、睡眠及び栄養補給障害、器質的精神異常や血圧の変動といった各 種病的状態の発現に関与している。従って、5−HT1A受容体サイトに使用する ことができる医薬化合物は5−HT1A受容体レベルでのセロトニン作用に依存す る疾患の治療に有用であり得る。 Perroneらは、“Il Farmaco 50(2) 77−82,1 995”において、N−メチル−N−三環式ナフト−[1,2−d]チアゾール ピペラジン誘導体が5−HT3受容体結合親和性を有することは知見されている が、該誘導体はD2受容体、5−HT1受容体及び5−HT2受容体に対して親和 性を示さないことを開示していた。 上記結果にてらし、5−HT1A受容体親和性を有する化合物を製造しようとし ている当業者が三環式ナフト−[1,2−d]チアゾールピペラジン構造を検討 することはないであろう。 驚くべきことに、Perroneが開示した上記化合物と構造上非常に類似し ているN−アリール及びヘテロアリール−ピペラジン−ナフト[1,2−d]チ アゾール誘導体が5−HT1A受容体サイトに対して注目すべきほど高い親和性を 示すことがここに見いだされた。 従って、本発明は、式(I): (式中、R1は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C6アルキル、C1− C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、ヒドロキシ、またはC1−C6モノ−も しくはジ−アルキルアミノであり、 mは0または1〜3の整数であり、 nは1〜5の整数であり、 R2はアリールもしくはヘテロアリール基であり、この基はハロゲン、トリフ ルオロメチル、シアノ、C1−C3アルコキ シ及びC1−C3アルキルチオから選択される1個以上の置換基により置換されて いもよい) を有するアリールもしくはヘテロアリールピペラジン誘導体及びその医薬的に許 容され得る塩を提供する。 本明細書において、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基およびアルキ ルアミノ基の炭化水素鎖は直鎖であっても分枝鎖であってもよい。 C1−C6アルキル基は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ ル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルまたはn−ペンチルであり 、好ましくはメチルまたはエチルである。 C1−C6アルコキシ基は、好ましくはC1−C3アルコキシ基、特にメトキシま たはエトキシである。 C1−C6アルキルチオ基は、好ましくはC1−C3アルキルチオ基、特にメチル チオまたはエチルチオである。 C1−C6モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基は、好ましくはC1〜C3ジアル キルアミノ基、特にジメチルアミノまたはジエチルアミノである。 好ましくは、mは0、1または2である。 好ましくは、nは1〜4の整数である。 任意に置換されたアリール基は、例えば任意に置換されたフェニル環であり、 好ましくは、非置換フェニル環、またはハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ 、C1−C3アルコキシ及びC1−C3アルキルチオから選択される1個以上の置換 基により置換されたフェニル環である。特に好ましくは、非置換フェニル環また はC1−C3アルコキシ基で置換されたフェニル環である。 任意に置換されたヘテロアリール環は、任意に置換された、N、O及びSから 選択されるヘテロ原子を1個以上含む5員もしくは6員のヘテロ単環である。好 ましくは、非置換の、N及びSから選択されるヘテロ原子を1個もしくは2個含 む5員もしくは6員のヘテロ単環であり、例えばピラゾール、チアゾール、チオ フェン、ピリジン、ピリミジン、ピラジンまたはピリダジンである。特に好まし くは、非置換の、1個もしくは2個のN原子を含む6員ヘテロ単環であり、例え ばピリジル残基、ピラジニル残基またはピリミジニル残基である。 上記したように、本発明は、医薬的に許容され得る塩の形態のアリール及びヘ テロアリールピペラジン誘導体を包含する。 本発明の医薬的に許容され得る塩は、塩酸、硝酸、硫酸または燐酸のような無機 酸及びマレイン酸、フマル酸、酒石酸、メタンスルホン酸、グルタミン酸または リンゴ酸のような有機酸を含めた医薬的に許容され得る酸との塩である。本発明 において好ましい塩は塩酸塩である。 本発明の好ましい化合物は、式(I)(式中、R1が水素またはC1−C6アル コキシであり、mが0、1または2であり、nが1〜4の整数であり、R2が非 置換フェニル環、C1−C3アルコキシ基で置換されたフェニル環、非置換ピリジ ル環、非置換ピリミジニル環または非置換ピラジニル環である)を有する化合物 及びその医薬的に許容され得る塩である。 本発明の特定化合物を以下に例示する。 (1) 6−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩、 (2) 2−[(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−メチル]−4,5− ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (3) 2−[2−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル) −エチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (4) 2−[3−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−4 ,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (5) 2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−ブチル]−4, 5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (6) 7−メトキシ−2−{3−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−プロピル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チア ゾール塩酸塩、 (7) 7−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (8) 7−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩、 (9) 7−メトキシ−2−{4−[4−(2−ピリジル)−ピペラジン−1− イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフ ト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (10) 6−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (11) 5−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (12) 5−メトキシ−2−{4−[4−(2−ピリジル)−ピペラジン−1− イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 、及び (13) 5−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩。 本発明の化合物は、 a) 式(II): (式中、R2はハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、C1 −C3アルコキシ及びC1−C3アルキルチオから選択される1個以上の置換基に より任意に置換されたアリールもしくはヘテロアリール基である) の化合物を式(III): Br−(CH2nCN (III) (式中、nは1〜5の整数である) を有する化合物と縮合させて式(IV): (式中、n及びR2は前記と同義である) を有する化合物を得、 b) 式(IV)の化合物を酸条件下で加水分解して式(V): (式中、n及びR2は前記と同義である) を有する化合物を得、 c) 式(V)の化合物をP25またはLawesson試 薬[2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホス フェタン−2,4−ジスルフィド]と反応させて式(VI): (式中、n及びR2は前記と同義である) を有する化合物を得、 d) 式(VI)の化合物を式(VII): (式中、R1は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C6アルキル、C1− C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、ヒドロキシ、またはC1−C6モノ−も しくはジ−アルキルアミノであり、mは0または1〜3の整数である) を有する化合物と縮合させ、所望により得られた式(I)の化合物を別の式(I )の化合物に変換し、及び/または、所望に より式(I)の化合物をその医薬的に許容され得る塩に変換することを含む方法 により得ることができる。 ステップa)の縮合は、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)またはテト ラヒドロフランのような溶媒中で式(II)を有する化合物と式(III)を有 する化合物とを約30〜約75℃の温度で反応させることにより実施され得る。 ステップb)の加水分解は、コントロールされた酸加水分解として行われ、例 えば、式(IV)を有する化合物を氷冷濃硫酸中に約25〜約50分間注入する ことにより実施され得る。 ステップc)の反応は、例えば、トルエン中で式(V)を有する化合物をLa wesson試薬と約3〜約7時間加熱環流させるか、またはピリジン中で式( V)を有する化合物をP25を用いて約4時間〜約8時間に亘り環流下処理する ことにより実施され得る。 ステップd)の縮合は、例えば、THF、エタノール、ジエチルエーテルまた はジオキサンのような適切な溶媒中で式(VI)を有する化合物と式(VII) を有する化合物とを約35〜約110℃の温度で反応させることにより実施され 得る。 任意に実施される式(I)を有する化合物のその塩への変換 は、例えば、化学量論量の適切な医薬的に許容可能な酸をジエチルエーテル、エ タノールまたはメタノールのような適切な溶媒に溶解し、その溶液を塩基の溶液 に添加することにより製造され得る。塩は溶液を濃縮することにより回収され得 る。 本発明の化合物は、中枢レベルで作用物質または拮抗物質活性を有する5−H T1A受容体に対して高い親和性を有する。従って、本発明の化合物は5−HT1A 受容体サイトのレベルでのセロトニンの作用に依存する疾患の治療に有用である 。例えば、不安症、鬱病、分裂病、痛み(Drug of thefuture ,1988,13(5),429−437)、加齢に伴う記憶力低下、アルツハ イマー病、摂食及び性的障害の治療に使用することができる。本発明の化合物は 、その神経保護作用により脳虚血後の神経細胞損傷の回復にも有用である(St roke,1990,21(4),161−167)。 医薬的に有効な量の式(I)の化合物またはその塩をヒトまた動物に投与する ことからなる方法により、ヒトまたは動物の身体を治療することもでき、これに よりヒトまたは動物の状態を改善することができる。 本発明の化合物の5−HT1A受容体サイトに対する親和性 は、式(I)の化合物の結合プロフィールを測定することにより評価することが できる。例としてば、式(I)を有する代表的な化合物、すなわち上にリストし た化合物(1)〜(13)をJournal of Neurochemistr y,44,1685(1985)及びMolecular Pharmacol ogy,21,301(1981)に記載されている方法に従って調べたところ 、以下の表1に示す結果を得た。 親和性はIC50(μM)として示す。 表に示したデーターから、式(I)の化合物が5−HT1A受容体サイトに対し て高い親和性を有することが明らかである。よって、上記した式(I)を有する 化合物を医薬的に有効な量投与することを含む方法によりヒトを含めた哺乳動物 を治療することができる。 本発明の化合物は、種々の投与形態で、例えば経口投与の場合には錠剤、カプ セル剤、糖衣もしくはフィルムコーティング錠、水剤または液状懸濁剤の形態で 、直腸投与の場合には座薬の形態で、非経口投与(例えば筋肉内注射、靜注また は注入)の場合には、局所投与の場合にはクリームの形態で投与することができ る。本発明の化合物は、好ましくは経口または非経口ルートにより、より好まし くは経口ルートにより投与される。 投与量は、患者の年齢、体重及び状態並びに投与ルートに依存する。例えば、 成人に経口投与するときの適切な1日用量は1〜1000mg/kg、好ましく は50〜500mg/kgである。 本発明は、活性成分として上記した式(I)を有する化合物またはその医薬的 に許容され得る塩を、医薬的に許容され得る賦形剤(希釈剤及び/またはキャリ アであり得る)と混合して 含む医薬組成物も提供する。本発明の化合物を含む医薬組成物は、通常、一般的 な方法に従って製造され、医薬的に適当な形態で投与される。例えば、経口投与 用固形剤は、活性化合物と一緒に、ラクトース、デキストロース、サッカロース 、セルロース、コーンスターチまたはポテトスターチのような希釈剤;シリカ、 タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム及 び/またはポリエチレングリコールのような滑沢剤;スターチ、アラビアゴム、 ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはポリビニルピ ロリドンのような結合剤;デンプン、アルギン酸、アルギン酸塩またはデンプン グリコール酸ナトリウムのような崩壊剤;飽和剤;着色剤;甘味剤;レシチン、 ポリソルベートまたはラウリルサルフェートのような湿潤剤;及び一般に、医薬 組成物に使用される非毒性で医薬的に不活性な物質を含み得る。前記した固形医 薬組成物は、公知の方法により、例えば混合、顆粒化、錠剤化、糖衣またはフィ ルムコーティング方法により製造され得る。 経口投与用液状分散剤は、シロップ、乳剤及び懸濁剤であり得る。シロップは 、キャリアとして、例えばサッカロースまた はサッカロースとグリセリン及び/またはマンニトール及び/またはソルビトー ルとの組み合わせを含み得る。特に糖尿病患者に投与されるシロップは、キャリ アとして、グルコースに全くもしくは殆ど代謝され得ない物質、例えばソルビト ールを含み得る。懸濁剤または乳剤は、キャリアとして、天然ガム、寒天、アル ギン酸ナトリウム、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース またはポリビニルアルコールを含み得る。 筋肉内注射用懸濁剤または水剤は、活性化合物と一緒に、医薬的に許容され得 るキャリア、例えば滅菌水、オリーブ油、オレイン酸エチル、グリコール(例え ばプロピレングリコール)を含み得、所望ならば適当量の塩酸リドカインを含み 得る。 靜注または注入用水剤は、キャリアとして滅菌水を含み得る。前記水剤は滅菌 された等張性塩水溶液の形態であるのが好ましい。 座薬は、活性成分と一緒に、カカオ脂、ポリエチレングリコール、ポリオキシ エチレンソルビタン脂肪酸エステル界面活性剤またはレシチンのような医薬的に 許容され得るキャリアを含み得る。 局所用組成物には一般的なキャリアが使用され得る。 本発明化合物の代表例を示す以下の実施例は本発明の説明にすぎず、本発明を 限定するものではない。以下の実施例で製造した化合物の化学名の前に示した括 弧つき数字は本明細書において上にリストした好適化合物に対応する。実施例1 (1) 6−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩 アセトニトリル50ml中に1−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラジン1 .92g、5−ブロモペンタンニトリル2.16g及び炭酸カリウム1.4gを 懸濁させ、この懸濁液を撹拌しながら1時間環流させた。冷却後、溶媒を除去し 、残渣を酢酸エチルに取り、ブラインで洗浄した。乾燥後、粗な反応混合物を酢 酸エチル/ジクロロメタン(7/3)を溶離液とするシリカゲルクロマトグラフ ィーにかけて、油状物として1−(4−シアノブチル)−4−(2−メトキシ− フェニル)ピペラジン2.6g(収率94.3%)を得た。 濃硫酸10mlの溶液を撹拌しながら、該溶液に1−(4− シアノブチル)−4−(2−メトキシ−フェニル)ピペラジン2.75gをゆっ くりと添加し、生じた混合物をまず50℃で30分間撹拌し、次いで室温で1時 間放置した。反応混合物を氷に注ぎ、濃アンモニア溶液でアルカリ性とした後、 ジクロロメタンで数回抽出した。乾燥後、溶媒を除去し、残渣をジエチルエーテ ルで結晶化して、白色固体として1−(4−アミノカルボニルブチル)−4−( 2−メトキシ−フェニル)ピペラジン2.46g(収率84%)を得た。 無水トルエン30ml中で1−(4−アミノカルボニルブチル)−4−(2− メトキシ−フェニル)ピペラジン2.93gを含む溶液を環流させながら、該溶 液にLawesson試薬4.1gを少しずつ添加した。2時間加熱後、冷溶液 を濾過し、1M塩酸溶液で3回洗浄した。酸抽出物を濃アンモニア溶液で塩基性 とした後、酢酸エチルで抽出した。乾燥後、粗な混合物をクロロホルム/メタノ ール(95/5)を溶離液とするシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、1− (4−アミノチオカルボニルブチル)−4−(2−メトキシ−フェニル)ピペラ ジン1.85g(収率65%)を得た。 ジエチルエーテル50ml中に1−(4−アミノチオカルボ ニルブチル)−4−(2−メトキシ−フェニル)ピペラジン3.2g及び2−ブ ロモ−7−メトキシ−1−テトラロン3.82gを含む溶液を撹拌しながら、一 晩環流した。冷却後、溶液を1M塩酸溶液で数回抽出した。酸性相を塩基性とし 、酢酸エチルで抽出し、乾燥した。溶媒を除去し、残渣をクロロホルム/メタノ ール(98/2)を溶離液とするシリカゲルクロマトグラフィーにかけて、標記 化合物2.9g(収率65%)を得た。メタノール中で1Mメタノールを作用さ せて、この化合物を対応する塩酸塩に変換した。融点223〜225℃。実施例2 (2) 2−[(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−メチル]−4,5− ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 5−ブロモペンタンニトリルに代えてブロモアセトニトリル、1−(2−メト キシ−フェニル)ピペラジンに代えて1−フェニルピペラジン、2−ブロモ−6 −メトキシ−1−テトラロンに代えて2−ブロモ−1−テトラロンを使用する以 外は実施例1と同様に操作して、標記化合物を78%の収率で得た。融点208 〜210℃。実施例3 (3) 2−[2−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−4, 5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 ブロモアセトニトリルに代えて2−ブロモプロパンニトリルを使用する以外は 実施例2と同様に操作して、標記化合物を56%の収率で得た。融点177〜1 78℃。実施例4 (4) 2−[3−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−4 ,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 ブロモアセトニトリルに代えて3−ブロモブチロニトリルを使用する以外は実 施例2と同様に操作して、標記化合物を47%の収率で得た。融点205〜20 6℃。実施例5 (5) 2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−ブチル]−4, 5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 ブロモアセトニトリルに代えて4−ブロモバレロニトリルを 使用する以外は実施例2と同様に操作して、標記化合物を64%の収率で得た。 融点208〜210℃。実施例6 (6) 7−メトキシ−2−{3−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−プロピル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チア ゾール塩酸塩、 5−ブロモバレロニトリルに代えて4−ブロモブチロニトリル、1−(2−メ トキシ−フェニル)ピペラジンに代えて1−フェニルピペラジン、2−ブロモ− 6−メトキシ−1−テトラロンに代えて2−ブロモ−5−メトキシ−1−テトラ ロンを使用する以外は実施例1と同様に操作して、標記化合物を34%の収率で 得た。融点199〜201℃。実施例7 (7) 7−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 4−ブロモブチロニトリルに代えて5−ブロモバレロニトリルを使用する以外 は実施例6と同様に操作して、標記化合物を43%の収率で得た。融点200〜 202℃。実施例8 (8) 7−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩 1−フェニルピペラジンに代えて1−(2−メトキシ−フェニル)ピペラジン を使用する以外は実施例7と同様に操作して、標記化合物を37%の収率で得た 。融点201〜203℃。実施例9 (9) 7−メトキシ−2−{4−[4−(2−ピリジル)−ピペラジン−1− イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 1−フェニルピペラジンに代えて1−(2−ピリジル)ピペラジンを使用する 以外は実施例7と同様に操作して、標記化合物を48%の収率で得た。融点24 5〜247℃。実施例10 (10) 6−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 1−(2−メトキシ−フェニル)ピペラジンに代えて1−フ ェニルピペラジンを使用する以外は実施例1と同様に操作して、標記化合物を4 7%の収率で得た。融点221〜222℃。実施例11 (11) 5−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 2−ブロモ−6−メトキシ−1−テトラロンに代えて2−ブロモ−7−メトキ シ−1−テトラロンを使用する以外は実施例10と同様に操作して、標記化合物 を35%の収率で得た。融点195〜197℃。実施例12 (12) 5−メトキシ−2−{4−[4−(2−ピリジル)−ピペラジン−1− イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 1−フェニルピペラジンに代えて1−(2−ピリジル)ピペラジンを使用する 以外は実施例11と同様に操作して、標記化合物を45%の収率で得た。融点2 19〜221℃。実施例13 (13) 5−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フ ェニル)−ピペラジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1 ,2−d]チアゾール塩酸塩 1−フェニルピペラジンに代えて1−(2−メトキシ−フェニル)ピペラジン を使用する以外は実施例11と同様に操作して、標記化合物を32%の収率で得 た。融点207〜209℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/00 626 A61K 31/00 626N 31/425 603 31/425 603 31/495 601 31/495 601 603 603 31/505 601 31/505 601 C07D 417/12 213 C07D 417/12 213 239 239 241 241 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BB,BG,BR ,CA,CN,CZ,EE,GE,HU,IL,IS, JP,KP,KR,LK,LR,LT,LV,MG,M K,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI ,SK,TR,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 フオーナレツト,マリア・ジヨイア イタリー国、イ−20153・ミラン、ビア・ カルロ・マルクス、36

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(I): (式中、R1は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C6アルキル、C1− C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、ヒドロキシ、またはC1−C6モノ−も しくはジ−アルキルアミノであり、 mは0または1〜3の整数であり、 nは1〜5の整数であり、 R2はハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、C1−C3アルコキシ及びC1− C3アルキルチオから選択される1個以上の置換基により置換された又は非置換 のアリールもしくはヘテロアリール基である) を有するアリールもしくはヘテロアリールピペラジン誘導体ま たはその医薬的に許容され得る塩。 2. R1が水素またはC1−C6アルコキシであり、mが0、1または2であり 、nが1〜4の整数であり、R2が非置換フェニル環、C1−C3アルコキシ基で 置換されたフェニル環、非置換ピリジル環、非置換ピリミジニル環または非置換 ピラジニル環である請求の範囲第1項に記載の化合物。 3. 塩酸塩である請求の範囲第1項または第2項に記載の化合物。 4. (1) 6−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩、 (2) 2−[(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−メチル]−4,5− ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (3) 2−[2−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−4, 5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (4) 2−[3−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル) −プロピル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (5) 2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)−ブチル]−4, 5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (6) 7−メトキシ−2−{3−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−プロピル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チア ゾール塩酸塩、 (7) 7−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (8) 7−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩、 (9) 7−メトキシ−2−{4−[4−(2−ピリジル)−ピペラジン−1− イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 、 (10) 6−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1, 2−d]チアゾール塩酸塩、 (11) 5−メトキシ−2−[4−(4−フェニル−ピペラジン−1−イル)− ブチル]−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩、 (12) 5−メトキシ−2−{4−[4−(2−ピリジル)−ピペラジン−1− イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾール塩酸塩 、及び (13) 5−メトキシ−2−{4−[4−(2−メトキシ−フェニル)−ピペラ ジン−1−イル]−ブチル}−4,5−ジヒドロ−ナフト[1,2−d]チアゾ ール塩酸塩 から成るグループから選択される化合物。 5. 請求の範囲第1項に記載の化合物の製造方法であって、 a) 式(II): (式中、R2はハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、C1−C3アルコキシ及 びC1−C3アルキルチオから選択される1個以上の置換基により置換された又は 非置換のアリールもしく はヘテロアリール基である) の化合物を式(III): Br−(CH2nCN (III) (式中、nは1〜5の整数である) を有する化合物と縮合させて式(IV): (式中、n及びR2は前記と同義である) を有する化合物を得、 b) 式(IV)の化合物を酸条件下で加水分解して式(V): (式中、n及びR2は前記と同義である) を有する化合物を得、 c) 式(V)の化合物をP25またはLawesson試薬[2,4−ビス( 4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4− ジスルフィド]と反応さ せて式(VI): (式中、n及びR2は前記と同義である) を有する化合物を得、 d) 式(VI)の化合物を式(VII): (式中、R1は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1−C6アルキル、C1− C6アルコキシ、C1−C6アルキルチオ、ヒドロキシ、またはC1−C6モノ−も しくはジ−アルキルアミノであり、mは0または1〜3の整数である) を有する化合物と縮合させ、所望により得られた式(I)の化合物を別の式(I )の化合物に変換し、及び/または、所望により式(I)の化合物をその医薬的 に許容され得る塩に変換することを含む方法。 6. 活性成分として請求の範囲第1項に記載の化合物を、医薬的に許容され得 る希釈剤及び/またはキャリアと混合して含む医薬組成物。 7. 5−HT1A受容体サイトのレベルでのセロトニンの作用に依存する疾患の 治療に使用するための請求の範囲第1項に記載の化合物。 8. 不安症、鬱病、分裂病、痛み、加齢に伴う記憶力低下、アルツハイマー病 、摂食または性的障害の治療に使用するための請求の範囲第1項に記載の化合物 。 9. 脳虚血後の神経細胞損傷の回復に使用するための請求の範囲第1項に記載 の化合物。
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