JPH11511529A - エアシステムのための空気乾燥装置 - Google Patents
エアシステムのための空気乾燥装置Info
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- JPH11511529A JPH11511529A JP9512643A JP51264397A JPH11511529A JP H11511529 A JPH11511529 A JP H11511529A JP 9512643 A JP9512643 A JP 9512643A JP 51264397 A JP51264397 A JP 51264397A JP H11511529 A JPH11511529 A JP H11511529A
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Abstract
(57)【要約】
圧縮空気システム中の乾燥剤を再生するための装置および方法。乾燥剤の湿度が、制御ユニットによって推量および記録される。制御ユニットは、湿度が特定の湿度に達するとすぐに、乾燥剤が除湿されることを確実にする。この特定の湿度は、異なる作動条件に対して異なるレベルに設定され得る。
Description
【発明の詳細な説明】
エアシステムのための空気乾燥装置
発明の分野:
本発明は、圧縮空気システムにおける単一タワードライヤーの除湿装置に関す
る。この装置は、制御ユニットと、コンプレッサと、第1のコネクションを介し
て該コンプレッサに接続され、乾燥剤で充填されたコンテナと、第2および第3
のコネクションを介して該コンテナに接続された第1および第2の気圧タンクで
あって、該第1の気圧タンクは圧縮空気を消費すると予期されるコンシューマ(c
onsumer)の空気タンクとして機能し、該第2の気圧タンクは該乾燥剤の除湿に使
用されることが意図された乾燥空気用の空気タンクとして機能する第1および第
2の気圧タンクと、該コンテナに接続され、該コンテナの内部と大気とのコネク
ションが開いている時には第1の位置に適合し得、該コンテナの内部と大気との
コネクションが閉じている時には第2の位置に適合し得る第1の弁と、該制御ユ
ニットにより制御される第2の弁とを含む。
本発明はまた、制御ユニットを含む圧縮空気システムにおいて、乾燥した空気
のための別個のタンクを必要としない除湿装置に関し、これは、制御ユニットと
、コンプレッサと、第1のコネクションを介して該コンプレッサに接続され、乾
燥剤で充填されたコンテナと、第2のコネクションを介して該コンテナに接続さ
れた気圧タンクであって、該気圧タンクは圧縮空気を消費すると予期されるコン
シューマの空気タンク、および該乾燥剤の除湿に使用されることが意図された乾
燥空気用のタンクとして機能する気圧タンクと、該コンテナに接続され、該コン
テナの内部と大気とのコネクションが開いている時には第1の位置に適合し得、
該コンテナの内部と大気とのコネクションが閉じている時には第2の位置に適合
し得る第1の弁と、該制御ユニットにより制御される第2の弁と、該制御ユニッ
トによって制御される第3の弁とを含む。
さらに、本発明は、除湿装置の単一タワードライヤーの一部である乾燥剤の再
生方法に関し、除湿装置は、制御ユニットと、コンプレッサと、第1のコネクシ
ョンを介して該コンプレッサに接続され、乾燥剤で充填されたコンテナと、第2
のコネクションを介して該コンテナに接続された気圧タンクであって、該気圧タ
ンクは圧縮空気を消費すると予期されるコンシューマの空気タンク、および該乾
燥剤の除湿に使用されることが意図された乾燥空気用のタンクとして機能する気
圧タンクと、該コンテナに接続され、該コンテナの内部と大気とのコネクション
が開いている時には第1の位置に適合し得、該コンテナの内部と大気とのコネク
ションが閉じている時には第2の位置に適合し得る第1の弁と、該制御ユニット
により制御される第2の弁と、該制御ユニットによって制御される第3の弁とを
含む。
さらに、本発明は、制御ユニットを含む圧縮空気システムにおいて、乾燥剤の
再生を除湿装置の一部とする、別個のタンクを必要としない除湿装置の同様の方
法に関し、この装置は、制御ユニットと、コンプレッサと、第1のコネクション
を介して該コンプレッサに接続され、乾燥剤で充填されたコンテナと、第2およ
び第3のコネクションを介して該コンテナに接続された第1および第2の気圧タ
ンクであって、該第1の気圧タンクは圧縮空気を消費すると予期されるコンシュ
ーマの空気タンクとして機能し、該第2の気圧タンクは該乾燥剤の除湿に使用さ
れることが意図された乾燥空気用のタンクとして機能する第1および第2の気圧
タンクと、該コンテナに接続され、該コンテナの内部と大気とのコネクションが
開いている時には第1の位置に適合し得、該コンテナの内部と大気とのコネクシ
ョンが閉じている時には第2の位置に適合し得る第1の弁と、該制御ユニットに
より制御される第2の弁とを含む。
技術上の課題:
障害なく圧縮空気システムを機能させるためには、圧縮される空気から水を取
り除かなければならない。空気が乾燥されないと、圧縮空気システムの後半段階
における膨張の間に水が凝縮し得る。そのような水は、凍結および腐食のおそれ
、しいてはシステム内の弁の機能欠陥のおそれ、ならびにシステムに害を及ぼす
おそれを招き得る。
従来技術:
この課題を取り扱う1つの手法として、取り入れ空気にアルコール蒸気を加え
る、または圧縮された空気中にアルコールを注入することがある。しかし、これ
らの方法は、なんらかの不都合を示す。そのような不都合の1例として、圧縮空
気システムに、アルコール注入を行う設備を追加しなければならないことがある
。第2の不都合は、そのようなシステムが、アルコールを消費、かつ大気に放出
することである。
その他の、より都合の良い手法は、圧縮空気システムにおいて除湿ユニットを
使用することである。除湿器は、セラミック材料で充填されたコンテナからなる
。セラミック材料は、多数の顆粒としてデザインされ、そのため材料の合計表面
積は非常に大きい。水分子が、セラミックの表面に接着する。
しかし、セラミック材料は、特定量の水しか保持し得ず、その後、保持能力が
飽和状態になると、それ以上空気は乾燥されない。しかし、セラミック材料の乾
燥能力は、材料を乾燥することによって再生され得る。材料は、表面を通過し除
湿する乾燥空気により乾燥される。セラミックを乾燥するために使用する空気の
乾燥能力は、空気体積に依存するが、気圧に対して同様の依存性を示さない。あ
る体積の空気を除湿したセラミックを乾燥するためには、原則として、同じ体積
の乾燥空気が必要となる。本質的に低い気圧の乾燥空気を使用することによって
、大量の空気の割合が有効活用され得る。一般の割合(common ratio)は、気圧12
バールの10リットルの空気が化合物により乾燥され、この化合物が気圧1バール
の10リットルの空気で乾燥されるというものである。
除湿の通常の過程では、気圧タンクに、気圧が特定のレベル、通常約12バール
に達するまで連続的に空気が充填される、同時に、第2の気圧タンク、すなわち
乾燥タンクに空気が充填される。気圧が所定のレベルに達した場合、乾燥セラミ
ックを含むコンテナ内の弁が開き、このコンテナは周囲環境と接続される。この
ようにして、乾燥タンクから空気を抜き、この空気は除湿ユニットに戻り、セラ
ミックが乾燥される。
このシステムは、例えばコンテナがトラックにより移動および積み上げられる
必要がある場合など、偶発的に大量の圧縮空気が消費される場合に不都合を示す
。
これらの場合、圧縮空気システムにおけるコンプレッサの処理時間が約30から45
分に及ぶこともまれではない。この期間、大量の空気が消費され、これは、空気
タンク中の気圧が、乾燥セラミック用のコンテナ内の弁が開くべき限界値(limit
)に達し得ないことを意味する。つまり、非常に大量の空気体積が乾燥剤を通過
したにも関わらず、乾燥システムは作動されない。これは、乾燥していない空気
がシステムに入り得ることを意味している。
この課題を解決する1つの手法として、2タワードライヤーの使用がある。2
タワードライヤーは、セラミック乾燥剤を含む2つのコンテナ、すなわちタワー
からなる。そのようなドライヤーは、一方のタワーにおいて乾燥された特定量の
空気を分離して、他方のタワーを乾燥する。2タワードライヤーはまた、特定の
頻度でタワーを通る流体を交互に替える装置を含む。このようにして、乾燥して
いない空気がシステムに入るおそれがなく、コンプレッサの連続作動が可能とな
り得る。そのようなシステムの例は、特許文献SE 457 934に開示されている。
しかし、そのようなシステムにおいては、システムが、乾燥剤用のコンテナを
2つ含まなければならず、高価かつ場所を取るという不都合が生じる。さらに、
システムを乾燥させておくために不必要な場合でも、一部の空気を、第2のタワ
ーの乾燥のために分離しなければならない。これは、単一タワー除湿器を利用す
る場合よりも高いパワーがシステムに消費されることを意味する。
技術的解決:
本発明の目的は、圧縮空気システムに乾燥していない空気が入るおそれを招く
ことなく、長期間の圧縮過程が許容されうる方法および装置を得ることである。
本発明のさらなる目的は、2タワードライヤーの不都合が回避された方法および
装置を得ることである。
上記目的は、気圧タンクに供給される空気体積を記録する制御ユニットをシス
テムに追加することによって達成される。制御ユニットはまた、セラミックの乾
燥過程も記録する。セラミックに受けとめられる液体量は、セラミックを通過す
る乾燥していない空気の体積と比例し、セラミックから放出される液体量は、セ
ラミックを通過した乾燥空気の体積と比例するため、制御ユニットは、特定の時
点におけるセラミックの湿度(すなわちセラミックの水分保持容量残量)の推定値
を記録し得る。湿度が、ある所定のレベルに到達すると、セラミックコンテナの
弁が開き、乾燥体積中の空気がセラミック材料を通過し乾燥させることによるセ
ラミックの強制的な乾燥が生じる。結果的に、これは、気圧タンクにおいて最大
気圧が得られたか否かに関わらず生じ、決定要素は、乾燥剤の湿度である。好ま
しい実施形態において、強制的な乾燥が生じる前に、2つの異なる湿度が許容さ
れ得る。そのような形態は、車両の一部の圧縮空気システムにおいて乾燥システ
ムが使用される場合の特殊な使用である。この場合、車両が停止している間はよ
り高い湿度が許容されるべきであり、車両が移動している場合は低いレベルが許
容されなければならない。この選択は、コンテナが積み上げられる際に特に消費
が高く、そのような積み上げの間車両は停止しているという事実に基づいている
。
以下に、添付の図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を説明する。好
ましい実施形態は、モータ車両と接続されて使用されることが意図された除湿装
置に関する。
図面の説明:
図1は、圧縮空気用の別個のタンクを有する除湿装置の例示の図面を示す。
図2は、圧縮空気用の別個のタンクを有していない除湿装置の例示の図面を示す
。
図3は、2つの調節可能なソレノイド弁を含む除湿装置の例示の図面を示す。
図4は、本発明の好ましい実施形態がいかに機能するかの例を示す。
好ましい実施形態:
コンプレッサ101は、圧縮空気システムに接続されている。コンプレッサは、
空気がシステムに吸引される取り入れ口0、および圧縮空気が除湿器104に向か
って流れる排出口2を有する。冷却コイル105は、コンプレッサと除湿器との間
に接続されている。冷却コイルの目的は、空気を冷却することであり、これによ
り、空気の一部と化した水蒸気の一部が凝縮されるものである。凝縮された水は
、除湿器の底において回収される。多数の多孔性ゼオライトボール108からなる
乾燥剤が除湿器に含まれている。弁109が、除湿器の低部分に接続されている。
2つの導管110および111が、除湿器に接続されている。導管110は、乾燥空気
コンテナ112に通じる。導管110には、スロットル113が設けられている。スロッ
トルは、乾燥空気コンテナと除湿器との間の小さい穴として設計され得る。スロ
ットルの役割は、乾燥空気コンテナが制御された条件の下で空気を抜かれる(す
なわち、約20秒の間、制御された流量で抜かれる)ことを確実にすることである
。乾燥空気コンテナから余りに急速に空気が抜かれると乾燥結果は低下する。ま
た、ゼオライトボールは、弁109が開いている際に、乾燥コンテナ中の空気が適
切な流量で排出されるような背圧に寄与する。導管111は、逆止め弁115を介して
気圧タンク114に通じる。逆止め弁の役割は、弁109が開いた場合に気圧タンクが
空にならないことを確実にすることである。逆止め弁は、除湿器中の気圧が気圧
タンク中の気圧よりも高い場合に前向き方向に開く。これは、気圧タンク114中
の気圧に影響を及ぼすことなく、乾燥空気コンテナ112から空気を抜き得ること
を意味する。さらに、気圧タンク中の気圧が上昇される前に、乾燥空気タンク中
の気圧が回復するために、空気を抜いた後に乾燥空気タンク中の気圧を急速に高
めることが可能になる。これは、乾燥空気タンクから連続的に空気が抜かれる間
隔が比較的狭い間隔で生じ得ることを意味する。
2つの導管116および118は、気圧タンクから通じる。導管118は、例えばブレ
ーキ、サスペンション、リフティング装置などの圧縮空気を消費するユニットに
接続される。導管116は、ソレノイド弁119に接続されている。ソレノイド弁119
は、2つの位置120および121に適合され得る。弁が位置121にある場合、気圧タ
ンクにおいて通常約12バールの最大気圧に到達すると、乾燥空気タンクから自然
発生的に空気が抜かれる。弁が位置120にある場合、気圧タンク中において、弁1
09が開くのに十分な気圧に到達したという条件に基づいて乾燥空気タンクから強
制的に空気が抜かれる。
ソレノイド弁119が位置121にある場合、弁109は、導管116、116b、116c、およ
び116dを介して、また気圧レギュレータ122およびソレノイド弁119を介して気圧
タンク114に接続される。レギュレータは、気圧タンク114中において最大気圧に
到達するまで閉じられている。この気圧に到達すると、レギュレータは開き、導
管116cおよび116dに圧力がかけられ、弁109が開く。圧力スイッチ123が、導管11
6cに搭載される。圧力スイッチ123は、導管116に圧力があると記録する。圧力ス
イッチからは、信号が、ワイヤ130を介して制御ユニット125まで送られる。適切
であればいかなる場合でも、導管116eは、レギュレータを、コンプレッサ上の放
出弁につながる取り入れ口に接続する。導管116eに圧力がかけられている場合に
は、コンプレッサは遮断される。結果的に、自然発生的な乾燥が生じるとコンプ
レッサは遮断される。このようにして、制御ユニットは、コンプレッサがシステ
ムに空気を送り込んでいるか否か、またそれがどのぐらいの時間行われたかを記
録し得る。ソレノイド弁119は、通常、位置121に設定されている。
弁を位置120に設定することによって、乾燥空気タンクは、強制的に空にされ
得る。弁がこの位置に適合すると、弁109は直接気圧タンク114に接続される。
ソレノイド弁116は、ワイヤ124を介して制御ユニット125によって制御される
。ワイヤ128、129、および130を介して制御部材125にインプットが送られる。イ
ンプットは、例えば、システムが接続された車両のエンジン速度で構成され得、
つまり固定された期間の間にコンプレッサによって圧縮された空気の体積、車両
の速度、およびコンプレッサが作動しているかアンロードされているか(unloade
d)からなり得る。特に重要なのは、車両が移動中であるか否かである。
コンプレッサ101は、機械的にエンジンに接続されている。これにより、エン
ジンのクランク軸が回転するそれぞれの回転において、コンプレッサが特定の回
転数だけ回転し得る。コンプレッサが回転するそれぞれの回転において、特定体
積の空気が圧縮される。従って、ある時間の間に圧縮される空気量は、同じ時間
の間にエンジンが回転する回転数に比例する。制御部材125は、圧縮され、乾燥
剤108により乾燥された空気量を記録する。乾燥剤108は、その表面に水分を保持
する。乾燥剤が保持する水量は、乾燥剤を通過する空気量に依存する。従って、
乾燥剤の湿度は、通過する空気量を記録することによって推定され得る。
その後、湿度の測定を使用して、ソレノイド弁119を制御する。湿度が特定の
大きさに到達すると、制御ユニット125からワイヤ124を介してソレノイド119に
制御信号が出される。これにより、ソレノイド弁は、その位置を121から120に変
え、弁109が開き、乾燥空気コンテナ中の空気が抜かれる。
1つの実施形態において、気圧センサ201は、乾燥空気コンテナ112に接続され
ている。実際の気圧を測定することによって、乾燥剤による強制的な乾燥が行わ
れた場合に、強制乾燥の間に乾燥剤を通過する乾燥空気の体積が計算され得る。
制御ユニットに実際の空気気圧をインプットとして提供した場合には、より正確
な結果が得られる。制御ユニットは、気圧センサ203からのこのデータを供給さ
れ得る。しかし、強制的な乾燥の間に、乾燥剤を通過する乾燥空気の体積の十分
に良好な推定値は、強制的な乾燥の間に乾燥剤を通過する乾燥空気の体積の経験
値を制御ユニットに格納することによって得られる。この場合、乾燥空気コンテ
ナ112に気圧センサを設ける必要はない。
図2において、本発明の代替の実施形態が示されている。ここで、乾燥空気コ
ンテナ112はなくなり、代わりに通常の気圧タンク114に置き換えられている。こ
の場合、逆止め弁115は、操縦可能な弁210に置き換えられている。弁210は、制
御ユニット125から調節されている。強制的な乾燥がまさに行われる際に、制御
ユニットは、ワイヤ211を介して制御信号を送り、弁210が強制的に開かれる。結
果的に、気圧タンク114から除湿器に空気が流れ得る。空気は、乾燥剤を通過し
、かつ除湿し、その後弁109から外に出る。湿度の低下は、弁210が開いている時
間を調整することによって推定し得る。上記と同様に、気圧センサ203が、気圧
タンク114に接続されていれば、湿度低下の推定がより正確に行われ得る。しか
し、強制的な乾燥の間、乾燥剤を通過する乾燥空気の体積の十分に良好な推定値
は、強制的な乾燥の間の時間単位ごとの乾燥剤を通過する乾燥空気の体積の経験
値を制御ユニットに格納することによって得られ得る。この場合、気圧タンク11
4に気圧センサを設ける必要はない。図2のその他の詳細は、図1に対応し、従
って、新たな参照符号を付与していない。
図3において、本発明の特定の実施形態が示されている。図中において、第2
の調節可能なソレノイド弁301が、導管116cに挿入されている。ソレノイド弁301
は、2つの位置302および303に適合し得る。弁がいずれの位置に適合するかは、
制御ユニット125によって制御される。弁が位置302にある場合、空気は、導管11
6cを通り、ソレノイド弁119まで通過し得る。ソレノイド弁が位置303に適合した
場合、導管116eとソレノイド弁119との間には接触はない。このため、レギュレ
ータ122が開くと、ソレノイド弁119が位置121にあろうともソレノイド弁109は開
かないことを意味する。従って、気圧タンク中の気圧が、レギュレータが開き、
コンプレッサが遮断されるレベルに達した場合には、乾燥剤の乾燥は行われない
。制御ユニットにより推定された湿度が低く、起こりうる乾燥空気コンテナ112
から空気を抜くこと、または気圧タンクから空気を抜くことが不必要である場合
、ソレノイド弁は位置303に設定される。
図を用いて、図4は、本発明の好ましい実施形態がいかに機能するかの例を示
している。図において、湿度(V)は、時間(t)の関数として表されている。主に
3つの異なる時間間隔130、132、および150が示されている。時間間隔130の間、
湿度は、強制的に乾燥が行われるレベル141、142よりも低い。時間間隔132の間
、例えば操車(marshalling)の間、圧縮空気システムは重装荷(heavy loading)に
供され、強制的な乾燥が行われる前に高い湿度が許容される。時間間隔150の間
、圧縮空気システムは、通常の装荷(normal loading)に供され、湿度は、強制的
な乾燥が行われ得るレベルで保たれる。車両は移動中であり、従って、低い湿度
が許容されねばならない。
システムが作動している間、乾燥剤の湿度は低い。湿度が0%の場合には、乾
燥剤が完全に乾燥していることを意味する。湿度が100%の場合には、乾燥剤が
これ以上水分を保持し得ない(すなわち、乾燥剤が飽和状態である)ことを意味す
る。
時間間隔130は、コンプレッサのいくつかの連続した作動フェーズ133-136を示
し、その後にいくつかの乾燥フェーズ137-140が続く。時間間隔130の間、湿度は
ソレノイド弁が位置120に適合し、弁109が強制的に開かれる限界値に到達しない
。時間間隔130の間、ソレノイド弁119は位置121に設定される。
作動フェーズ133は短く、結果的に、乾燥空気コンテナ112中の空気は、乾燥剤
108を完全に乾燥するのに十分である。この場合、気圧タンク114中の気圧が、気
圧タンク114中の気圧に影響を受けて弁109が開く限界値に到達することにより乾
燥が行われ、これは導管16、16b、16c、および16dを通って送られる。
例えば、導管118を介した気圧タンク114からの消費が大きく、従って気圧タン
ク114中の気圧が十分に速く上昇する時間がないという事実により、作動フェー
ズ134は長い。この場合、乾燥剤は完全に乾燥されず、乾燥後に特定の残留水分
が残る。乾燥フェーズ138が終了すると、気圧コンテナ114中の気圧は、作動フェ
ーズ135の間に上昇し、その後、新たな乾燥期間139において、再度弁109が開き
、乾燥剤108が乾燥される。通常の道路運転の間、圧縮された空気の流出量は特
別大きくないため、湿度は連続して低下される。これは、作動および乾燥フェー
ズ135-140によって示されている。
時間間隔131は、非常に長い圧縮時間を構成する。この例として、トラックが
操車し、コンテナを積む必要がある場合に生じ得る。この場合、コンプレッサが
、可能な限り連続的に作動することが重要である(すなわち、なるべく高い湿度
が許容されるべきである)。これを可能にするために、レベル142は、なるべく高
い割合に設定され得る。これにより、コンプレッサは、乾燥剤が強制的に乾燥さ
れる前に長時間作動し得る。しかし、これはまた、長い作動フェーズの始まりに
おける湿度が、このレベルに実質的に達しないことが保証できないことを意味す
る。この問題を解決するための手法の1つは、他のレベル141を導入することで
ある。レベル141または142のいずれが可能な強制的な弁109の開口を制御すべき
かは、制御ユニット125が選択を行う。この選択は、制御ユニットへのインプッ
トに基づいて行われる。そのようなインプットは、車両速度、または手動選択器
であり得る。例えば、選択器は、エアサスペンションの手動および自動レベル制
御の切替に使用される選択器にインターロックされ得る。この選択器は、車両が
停止し、操車のために使用されている場合のみに手動調整に設定される。この選
択器から入力される信号を使用することによって、車両が停止し、操車している
場合には強制的な乾燥を行う前に高い湿度を許容し、その他の場合には低い湿度
を許容するのに、簡単な手法でシステムが制御され得る。強制的な乾燥が生じる
前の、例えば操車の際に使用される許容可能な湿度の高いレベルは、50-99%、
好ましくは75-90%の湿度であり得る。例えば、遠距離作動において使用される
強制乾燥が行われる前の許容可能な湿度の低い方のレベルは、15-50%、好まし
くは25-35%の湿度である。
好ましい実施形態では、車両が停止している場合には、高い湿度(すなわち、
レベル142)が許容され、車両が移動中の場合には低いレベルが許容される。この
選択は、コンテナを積み上げる際に消費が特に高く、この積み上げの際には車両
は停止しているという事実に基づいている。
この場合、時間間隔131の間にレベル142には到達しない。これにより、気圧タ
ンク114中の気圧が弁109を開くのに十分に高いために、乾燥期間143の間の乾燥
が行われる。追加の圧縮期間144の間、レベル142に到達し、強制的な乾燥過程が
行われる。これに、さらなる圧縮期間146、および強制乾燥147が続く。圧縮過程
148の間までは、気圧タンク114中の気圧は、気圧タンク114中の気圧が最大気圧
に到達して弁109が開くレベルには到達しない。
時間間隔150は、乾燥剤の活発な強制的な乾燥が行われるフェーズを構成する
。この場合、湿度の限界値は、レベル141からなる。作動フェーズ151の間、湿度
は限界値141に到達し、強制乾燥が行われる。フェーズ152の間に乾燥が行われ、
その後、新たな作動フェーズ153が開始する。このフェーズの間、再度限界値141
に到達し、弁109が再度強制的に開かれる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.制御ユニット(125)と、コンプレッサ(101)と、第1のコネクションを介して 該コンプレッサに接続され、乾燥剤(108)で充填されたコンテナ(104)と、第2お よび第3のコネクションを介して該コンテナ(104)に接続された第1(114)および 第2(112)の気圧タンクであって、該第1の気圧タンク(114)は圧縮空気を消費す ると予期されるコンシューマの圧縮空気タンクとして機能し、該第2の気圧タン ク(112)は該乾燥剤(108)の除湿に使用されることが意図された乾燥空気用のタン クとして機能する第1(114)および第2(112)の気圧タンクと、該コンテナ(104) に接続され、該コンテナの内部と大気とのコネクションが開いている時には第1 の位置に適合し得、該コンテナの内部と大気とのコネクションが閉じている時に は第2の位置に適合し得る第1の弁(109)と、該制御ユニットにより制御される 第2の弁(119)と、を含む圧縮空気システム中の除湿装置であって、 該制御ユニット(125)が該コンプレッサ(101)で圧縮された空気量を記録し、該 制御ユニット(125)が、該第1の弁(109)がその開いた位置に適合するたびにその 機会を記録し、該制御ユニットが、該記録された量および機会から該乾燥剤の湿 度を推定し、該第2の弁(119)が、該第1の気圧タンク(114)中の気圧が所定のレ ベルに到達すると該第1の弁(109)が開く第1の位置(121)、および該第1の気圧 タンク(114)中の現状の気圧とは無関係に該第1の弁(109)が開く第2の位置(120 )に設定され得、該第2の弁はまた、該乾燥剤(108)が特定の湿度を得ると該第2 の位置(120)に設定される、除湿装置。 2.空気中の水分内容の一部が凝縮される冷却コイル(105)が前記第1のコネク ションに接続され、前記第2のコネクションが、前記第1の気圧タンクの内容が 弁を介して抜かれないことを確認するために接続される逆止め弁(115)であり、 スロットル弁が前記第3のコネクションに接続され、制御された時間の間、前記 第2の気圧タンクの内容が抜かれる、請求項1に記載の除湿装置。 3.前記除湿装置が、モータ車両の圧縮空気システムの一部であり、前記制御ユ ニットが該車両の速度をインプットとして有し、前記第2の弁(119)がその第2 の位置に設定されている場合に、前記乾燥剤は、該車両が停止している場合より も該車両が移動中に示す湿度の方が低い、請求項1および2のいずれかに記載の 除湿装置。 4.圧縮センサ(201)が前記第2の気圧タンク(112)に接続されており、該気圧セ ンサ(201)は前記制御ユニット(125)に接続され、該制御ユニットは、該気圧セン サによって測定された気圧に基づいて、前記乾燥剤を再生する際に該乾燥剤(108 )を通過する乾燥空気の量を計算する、請求項1から3のいずれかに記載の除湿 装置。 5.前記除湿装置が、前記制御ユニットによって制御され、第1(302)および第 2(303)の位置に適合され得る第3の弁(301)を含み、該第3の制御された弁(301 )が該第2の位置(303)に適合した場合に、前記第1の気圧タンク(114)中の気圧 が所定レベルに到達すると前記第1の弁(109)が閉じられたままである、請求項 1から4のいずれかに除湿装置。 6.制御ユニット(125)と、コンプレッサ(101)と、第1のコネクションを介して 該コンプレッサに接続され、乾燥剤(108)で充填されたコンテナ(104)と、第2の コネクション(111)を介して該コンテナ(104)に接続された気圧タンク(114)であ って、該気圧タンクは圧縮空気を消費すると予期されるコンシューマの圧縮空気 タンク、および該乾燥剤の除湿に使用されることが意図された乾燥空気用のタン クとして機能する気圧タンク(114)と、該コンテナに接続され、該コンテナの内 部と大気とのコネクションが開いている時には第1の位置に適合し得、該コンテ ナの内部と大気とのコネクションが閉じている時には第2の位置に適合し得る第 1の弁(109)と、該制御ユニットにより制御される第2の弁(119)と、該制御ユニ ットによって制御される第3の弁(210)とを含む圧縮空気システム中の除湿装置 であって、 該制御ユニット(125)が該コンプレッサ(101)で圧縮された空気量を記録し、該 制御ユニット(125)が、該第1の弁(109)がその開いた位置に適合するたびにその 機会を記録し、該制御ユニット(125)が、該記録された量および機会から該乾燥 剤の湿度を推定し、該第2の弁(119)が、該第1の気圧タンク(114)中の気圧が所 定のレベルに到達すると該第1の弁(109)が開く第1の位置(121)、および該気圧 タンク(114)中の現状の気圧とは無関係に該第1の弁(109)が開く第2の位置(12 0)に設定され得、該第2の弁(119)はまた、該乾燥剤(108)が特定の湿度を得ると 該第2の位置に設定され、該第3の弁(210)が第1の位置に設定されて、該気圧 タンク(114)からの流出を遮断するが、該気圧タンク(114)への流入は許可し、第 2の位置において、流入および流出の両方を許可し、該第2の弁(119)が該第2 の位置において設定されると同時に、該第3の弁(210)も該第2の位置に設定さ れる、除湿装置。 7.前記除湿装置が、モータ車両の圧縮空気システムの一部であり、前記制御ユ ニットが該車両の速度をインプットとして有し、前記ソレノイド弁が前記第2の 位置に設定されている場合に、前記乾燥剤の湿度は、該車両が停止している場合 よりも該車両が移動中の方が低い、請求項6に記載の除湿装置。 8.前記除湿装置が、前記制御ユニットに制御され、第1(302)および第2(303) の位置に適合し得る第4の弁(301)を有し、該第4の制御された弁(301)が該第2 の位置(303)に適合すると、前記気圧タンク(114)中の気圧が所定のレベルに到達 した場合に、前記第1の弁(109)が閉じられたままになる、請求項6および7の いずれかに記載の除湿装置。 9.除湿装置の一部である乾燥剤(108)の再生方法であって、該除湿装置は、制 御ユニット(125)と、コンプレッサ(101)と、第1のコネクションを介して該コン プレッサに接続され、乾燥剤(108)で充填されたコンテナ(104)と、第2のコネク ション(111)を介して該コンテナ(104)に接続された気圧タンク(114)であって、 該気圧タンク(114)は圧縮空気を消費すると予期されるコンシューマの圧縮空気 タンク、および該乾燥剤の除湿に使用されることが意図された乾燥空気用のタン クとして機能する気圧タンク(114)と、該コンテナ(104)に接続され、該コンテナ の内部と大気とのコネクションが開いている時には第1の位置に適合し得、該コ ンテナの内部と大気とのコネクションが閉じている時には第2の位置に適合し得 る第1の弁(109)と、該制御ユニットにより制御される第2の弁(119)と、該制御 ユニットによって制御される第3の弁(219)とを含み、 該制御ユニット(125)が、該乾燥剤の湿度を推量するために配置され、該第2 の弁(119)が、該気圧タンク(114)中の気圧が所定のレベルに到達すると該第1の 弁(109)が開く第1の位置(121)、および該気圧タンク(114)中の現状の気圧とは 無関係に該第1の弁(109)が開く第2の位置(120)に設定され得、該第2の弁はま た、該乾燥剤(108)が特定の湿度を得ると該第2の位置に設定され、該第3の弁( 210)が、該気圧タンク(114)からの流出を遮断するが、該気圧タンク(114)への流 入を許容する第1の位置、ならびに流入および流出の両方を許容される第2の位 置に設定され、該第2の弁(119)が該第2の位置に設定されると同時に、該第3 の弁(210)が該第2の位置に設定される、方法。 10.除湿装置の一部をなす乾燥剤(108)の再生方法であって、該除湿装置は、 制御ユニット(125)と、コンプレッサ(101)と、第1のコネクションを介して該コ ンプレッサに接続され、乾燥剤(108)で充填されたコンテナ(104)と、第2(111) および第3(110)のコネクションを介して該コンテナ(104)に接続された第1(114 )および第2(112)の気圧タンクであって、該第1の気圧タンク(114)は圧縮空気 を消費すると予期されるコンシューマの圧縮空気タンクとして機能し、該第2の 気圧タンク(112)は該乾燥剤(108)の除湿に使用されることが意図された乾燥空気 用のタンクとして機能する第1(114)および第2(112)の気圧タンクと、該コンテ ナ(104)に接続され、該コンテナの内部と大気とのコネクションが開いている時 には第1の位置に適合し得、該コンテナの内部と大気とのコネクションが閉じて いる時には第2の位置に適合し得る第1の弁(109)と、該制御ユニットにより制 御される第2の弁(119)とを含み、 該制御ユニット(125)が、該乾燥剤の湿度を推量するために配置され、該第2 の弁(119)が、該第1の気圧タンク(114)中の気圧が所定のレベルに到達すると該 第1の弁(109)が開く第1の位置(121)、および該第1の気圧タンク(114)中の現 状の気圧とは無関係に該第1の弁(109)が開く第2の位置(120)に設定され得、該 第2の弁(119)はまた、該乾燥剤が特定の湿度を得ると該第2の位置(120)に設定 される、方法。 11.除湿装置の一部である乾燥剤の再生方法であって、前記制御ユニット(125 )が、最新のコンプレッサ放出の回数の統計を保持するように配置されて、毎回 の蓄積期間において前記乾燥剤(108)の湿度を推量し、該乾燥剤(108)を飽和状態 にしないために特定の時点における該蓄積時間を推量可能にする、請求項9およ び10のいずれかに記載の方法。 12.除湿装置の一部である乾燥剤の再生方法であって、前記制御ユニット(125 )が、前記乾燥空気タンクから空気を抜いた最新の回数の統計を保持し、毎回の 蓄積期間において前記乾燥剤(108)の湿度を推量し、該乾燥剤を飽和状態にしな いために特定の時点における該蓄積時間を推量可能にする、請求項9から11の いずれかに記載の方法。 13.除湿装置の一部である乾燥剤の再生方法であって、前記制御ユニットは、 前記乾燥剤の前記湿度が格納され得るメモリを含み、該乾燥剤を通過する空気量 のそれぞれが、該乾燥剤の湿度を追加値だけ上昇する場合に、前記コンプレッサ により圧縮される空気の量、つまり該乾燥剤を通過する空気量を記録、および前 記第1の弁が前記開いた位置に適合するごとに該乾燥剤の該湿度が低下値だけ低 下する場合に、該第1の弁が該開いた位置に適合する機会を記録する、該制御ユ ニットにより該湿度値は更新される、請求項9から12のいずれかに記載の方法 。 14.除湿装置の一部である乾燥剤の再生方法であって、前記センサは、大気の 温度および/または湿度を決定するために前記制御ユニットに接続され、前記追 加値が、該大気の該温度および/または該湿度の関数である、請求項9から13 のいずれかに記載の方法。 15.除湿装置の一部である乾燥剤の再生方法であって、圧縮センサ(201)が前 記第2の気圧タンク(112)に接続されており、該気圧センサ(201)は前記制御ユニ ット(125)に接続され、前記低下値は該気圧センサによって測定された気圧の関 数である、請求項10から14のいずれかに記載の方法。
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