JPH11511519A - マルチプルグレイジングユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、スペーサフレーム（８）により離間して支持される第１及び第２窓ガラス（４、６）を有するマルチプルグレイジングユニットに関するものである。ユニット（１）は、第１及び第２窓ガラス（４、６）の各々の開口（２４、２６）を介してえんざいする支持組立体（１８）によりビルディングフレームワークのような構造体から吊るされる。支持組立体（１８）に、第１及び第２窓ガラス（４、６）間に位置するボス（３４）を設ける。粘着性テープ（４８、５０）の環は、ボス（３４）と第１及び第２窓ガラス（４、６）の各々との間にシールするように使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチプルグレイジングユニット 発明の詳細な説明 技術分野 本発明は、通常は、シールされたスペースと境界を成すスペーサフレームによ り離間して支持されている外側の窓ガラス及び内側の窓ガラスを有する種類のマ ルチプルグレイジングユニットに関するものであり、特には通常はスペーサフレ ーム内で少なくとも１個の窓ガラス内の各開口を介して延在する支持組み立て体 による構造体から吊るされるユニットに関するものである。このようなユニット は、大きな妨害されないガラス表面が指定されているビルディングの壁や天井を ガラス張りする為に通常は使用される。 技術の背景 欧州特許出願明細書第０１９２４７２号には、アルミニウムの仕切りのビルデ ィングフレームワークのような支持構造体からユニットを吊るす為の２ｍ×１ｍ の矩形のユニット上の多数の例えば４個の支持組立体を各々に有し、商標ＰＬＡ ＮＡＲでＵＫ等で出願者から市販されているシールされたマルチプルグレイジン グユニットが開示されている。各組立体は、連続的な外表面を存在させるように ユニットのアレイが縁部と縁部を接する態様で吊るすことができるスペーサフレ ーム内の内側或いは外側の窓ガラスのうちの一つにクランプされる。 種々の異なる実施例が欧州特許明細書第０１９２４７２号に記載されているが 、好適な形状に関しては、支持組立体がボルト、２個の窓ガラス間のボス及びボ ルトを外側の窓ガラスに固着するためのクランピングナットを含む。このボルト は、外側の窓ガラス内の開口、ボス、及び内側の窓ガラス内の開口を介して延在 し、クランピングナットを越えて突き出す。この突き出したボルトは通常はバネ プレートとして知られているブラケット或いは支持構造体に固着されたロッドに 固着される。フラッシュフロンテッド（flushfronted）な外観は、外側の窓ガラ ス内のボルトヘッドをさら穴に埋めることにより維持される。 離間して配置された２つの窓ガラスを支持するボスは、通常は円筒形であり、 内側の窓ガラスの開口の直径よりも大きな直径を有する。従ってこのボスは、こ れら窓ガラスが完成したユニット上に共に配置される前に、これらの窓ガラス間 に配置されるべきである。ボスは、これらの窓ガラスを共に配置した後に手によ ってユニット組み立て者により供給されたシリコーンの密閉剤を用いて各窓ガラ スにシールされる。次に、このユニットは、確実にシリコーンを適当に硬化させ るため、ほぼ２４時間に亘って専門家貯蔵領域内に一方の側で配置しなければな らい。最後にボスは、組み立て者により点検され、適当な工具を使用して手によ り再びいかなる余分なシリコーンもが除去される。 それ故に、ボスをシーリングする工程は、極端に時間を消費し、労働が過酷な のに加えて、ユニットの全製造時間の相当の比率を占める一因となる。 本発明 本発明は、スペーサフレームにより離間して支持される外側の窓ガラス及び内 側の窓ガラスと、構造体からユニットを吊るす為の支持組立体でこれら窓ガラス のうちの１つの開口を介して延在し且つ２つの窓ガラス間に位置するボスを有す る支持組立体と、及びボスと隙間のある窓ガラスとの間のシーリング材料とを有 するマルチプルグレイジングユニットにおいて、シーリング材料が粘着テープで あることを特徴とするマルチプルグレイジングユニットを提供することにある。 粘着テープによってシリコーンに匹敵する質のシールを提供する一方、取付け がより速く、その労力がより少なく、硬化処理の必要がない。 好適には、支持組立体が、これら窓ガスの他方の開口を介して延在し、ボスと 他のガラス窓との間に更にシーリング材料を具え、更なるシーリング材料が粘着 テープであることを特徴とする。 好適にはこれらの開口或いは各々の開口は、接着剤付き及び両面即ち対抗する 各面上で接着剤付きとすることができるが、このテープは一方の側だけでなく全 体的に粘着性を有することもできる。この粘着テープは、半透明及びアクリルの ようなプラスティック材料とすることができる。好適なアクリルテープは、商標 ＶＢＨの下、３Ｍ社からＵＫで市販されている。 ボスは、通常は円筒形とすることができ、各々中身があるか或いは少なくとも 部分的に中空体である主要本体領域を有する。少なくとも部分的に中空体の場合 には、本体領域は好適には複数の例えば４、５、或いは７個の、最も好適には７ 個のウェブにより離間した端部フランジを有する。又ボスは、ナイラトン６６(N ylatron 66）或いはアラミドのような半透明でプラスティック製とすることもで きる。半透明の粘着テープと半透明のボスとを組み合わせることにより、先行技 術のユニットと比較して本発明によるユニットの外観が改良される。 最も一般的には、これら２枚の窓ガラスは、厚さ１０或いは１２ｍｍの外側の 窓ガラスと厚さ６ｍｍの内側の窓ガラスとにより頑丈となったガラスである。或 いは又、内側の窓ガラスは厚さ１０或いは１４ｍｍの層状のガラスとすることも できる。しかしながら、窓ガラスの厚さは、必要により変化させることができ、 出願者は例えば厚さ１５或いは１９ｍｍの頑丈な外側窓ガラスによりユニットを しばしば形成して供給する。又、開口の寸法はガラスのタイプにより変化させる ことができる。 又本発明は、スペーサフレームにより離間して支持される第１及び第２の窓ガ ラスと、ユニットを構造体から吊るす為の支持組立体で窓ガラスの１つの開口を 介して延在し且つ２つの窓ガラスの間に位置するボスを含む支持組立体と、ボス と隙間のある窓ガラスとの間のシーリング材料とを有するマルチプルグレイジン グユニットを製造するに際して、シーリング材料として粘着テープを使用するこ とを特徴とする方法を提供することにある。 図面 図１は、本発明の実施例によるマルチプルグレイジングユニットを使用して構 成されたガラスの壁の外側の部分の正面図を示したものであり、 図２は、支持組立体を含む図１で示された壁からユニットの１つの部分を示し た部分的な断面図であり、 図３は、図２の断面図のみを示したボスの完全な側面図であり、 図４は、線IV−IVに沿って見た図３に示したボスの端部断面図であり、 図５及び図６は、両面テープの環の形状のシーリング材料が図１で示した壁内 で使用する為に付けられたボスの反対側の端部を示したものである。 最良の態様 図１によれば、整列しているシールされたマルチプルグレイジングユニット２ は、連続的な外部表面を有する概して１で示したガラス壁を形成する為の（図示 していない）ユニット２の背後にあるアルミニウムの仕切りのフレームワークか ら端と端を接した態様で吊るされている。 又図２によれば、シールされたマルチプルグレイジングユニット２は厚さ１０ ｍｍの第１の頑丈な外部窓ガラス４と厚さ６ｍｍの第２の頑丈な内部窓ガラス６ とを有する。この２つの窓ガラス４、６は、ユニット２の外形に適合するように 曲げられて乾燥剤９を含むスペーサバー８の長さから構成されたスペーサフレー ムによって１６ｍｍ離間して配置される。スペーサフレームにより境界付けられ たガラス窓４、６間のスペース１０は、スペーサバー８の各シーリング縁部８ａ と各ガラス窓４、６の近隣表面４ａ、６ａとの間の第１のブチルである密封剤１ ２（図２には誇張した）のビードと、ガラス窓４、６の縁４ｂ、６ｂの間の第２ の大量のシリコーン乾燥剤１４とによる湿気の進入に対してスペーサバー８の外 側８ｂにシールされる。ユニット２の構造上でシールされたスペース１０内で先 ずトラップされるいかなる湿気もが、シールされたスペース１０に対抗するスペ ーサバー８の側８ｃ内の開口８ｄを介して乾燥剤９により吸収される。 各ユニット２は、このユニット２の各コーナに１個づつ４つの支持組立体１８ によりアルミニウムの仕切りから吊るされる。支持組立体１８はシールされたス ペース１０を介して直角に通過するスペーサフレーム内に位置し、好適な仕切り に各々を取り付ける各ばねプレート２０に固着される。 各支持組立体１８に、外側の窓ガラス４内の直径１９ｍｍである円錐状に広が った開口２４を介し、シールされたスペース１０を介し、及び内側の窓ガラス６ 内の直径３４ｍｍである開口２６を介して延在するボルト２２を設ける。相応す る形状の半透明なナイロン型の材料の（ＴＲ５５として英国では知られている） ブッシュ２８が円錐状に広がった開口２４に装備される。ボルト２２のさら穴に 埋められたヘッド３０はブッシュ２８内に位置するステンレス鋼のカップウォッ シャ３２と掛合する。 又図３及び図４によれば、各支持組立体１８に又シールされたスペース１０内 に位置する半透明のアラミドのボス３４を設ける。このボス３４の各端部での直 径領域３８、４０は小さくなっているが、通常は円筒形でその主要な中央本体領 域３６の直径は、内側のガラス窓６内の開口２６よりも大きい。内部ガラス窓６ 付近の端部で減少する第１の直径領域３８は、内部のガラス窓開口２６に突き出 ているが、開口２６よりも相当に小さいので、ガラス窓６とボス３４との間にク リアランスを提供する。このクリアランスにより、欧州特許明細書第０１９２４ ７２に記載されているようにユニットが固定できる。外側のガラス窓４付近の端 部で減少する第２の直径領域４０は、外側のガラス窓開口２４の縁部の回りで外 側のガラス窓４の最も深い表面４ａに対して主に露出している表面４０ａを有す る。ボス３４は、主要本体領域３６の各端部環状フランジ４２、４４の間では主 に中空である。このフランジ４２、４４は、等角度で離間している放射状に延在 する４個のウェブ４６ａ乃至ｄにより離間している。各フランジ４２、４４の端 部環状表面は、第１に内側の窓ガラス６の隣の表面４２ａが及び第２に外側のガ ラス窓４の隣の表面４４ａが、シーリング表面としての役割を果たす。 ボス３４は開口２４、２６で離間したガラス窓４、６を支持する。開口２４、 ２６を介してシールされたスペース１０への湿気の進入は、ボス３６とガラス窓 ４、６の近隣面４ａ、６ａとの間のシーリング材料４８、５０により防止される 。このシーリング材料４８、５０に、商標ＶＢＨ（又図５及び図６参照）下で３ Ｍ社から英国で市販されているタイプの半透明の２個の側を有するアクリルの接 着剤付きのテープの環を設ける。厚さ２ｍｍのテープ４８の第１の環は、表面４ ２ａをシールする第１のボスに固着される一方の側と内側の窓ガラス６の最も深 い表面６ａに固着される他方の側とを有する。厚さ１ｍｍのテープ５０の第２の 環は、表面４４ａをシールする第２のボスに固着される一方の側と外側の窓ガラ ス４の最も深い表面４ａに固着される他方側とを有する。テープ４８、５０は、 例えば風が吹いている状況下か或いは温度の変動等によりボス３４に関してガラ ス窓４、６を曲げることができるように弾力性のあるものである。 ボス３４は、ボルト１４が延在する中央開口５２を有する。この開口はステッ プされている：外側のガラス窓４に最も近い端部では、開口５２がボルト２２の 直径よりも僅かに大きな直径を有しているが、内側の窓ガラス６に最も近い端部 では、直径が著しく大きい。この２個の異なる直径領域５４、５６は、外側の窓 ガラス４に最も近い端部から開口５２に沿って約１／５のステップ５８により分 割されている。随意的には、ステンレス鋼のスリーブ６０が、ボス３４とボルト ２２の軸６４との間の環状スペースを満たすようにシリコーンのクッションウォ ッシャ８０の頂上で幅の広い開口領域５６に挿入され、シリコーンのクションウ ォッシャ８２は挿入スリーブ６０を介して開口領域５６に挿入される。 クランピングナット６２は、ボルトシャフト６４のねじ山付き部分６４ａにね じで締められる。ナット６２は、ボス開口５２に延在する減少された直径内側領 域６５を有し、クッションウォッシャ８２に接している。ナット６２を締めるこ とは、ボルトヘッド３０とボス３４との間で外側の窓ガラス４を外側の窓ガラス ４に向かってクランピングさせる第１の減少された直径領域３８上で動作の結果 、ボス３４を駆動させる効果を有し、これにより、ボルト２２を外側の窓ガラス ４に締付けることができる。クランピングナット６２は、外周に亘って切り離さ れ、カットアウェイ６６ではナット６２が締められる場合には内側の窓ガラス６ の外側表面６ｃに対して圧縮される半透明のシリコーンウォッシャ６８が配置さ れる。 自己ロッキング固定ナット７０は、ばねプレート２０にボルト軸６４を確実に 押し出すように使用される。ラバーウォッシャ７２は、クランピングナット６２ に対してボルト２２に圧着され、ボルト２２の押し出し軸６４はばねプレート２ ０内にある直径１８ｍｍの幅の広い開口７４を通過する。次に他のラバーウォッ シャ７６がボルト２２上に亘り配置され、ナット７０はボルト軸６４に締めつけ られる。 ボス３４は、２枚の窓ガラスが完成したユニット２上に共に配置される前に窓 ガラス４、６間に備えつけられなければならない。ボス３４は、２つの側を有す る粘着テープ４８、５０はこれらボスに固着するがバッキングペーパは最上の側 に残したままユニット生産ラインに供給される。ユニットを組み立て者は、先ず 第１に粘着テープ５０からバッキングペーパを除去し、外側の窓ガラス４上にボ ス３４を突き通す。その後に、生産サイクル中では、組み立て者は、内側の窓ガ ラス６を導入する直前にテープ４８からバッキングペーパを除去し、露出された テープは内側の窓ガラス６にボス３４を固着する。埃やグリース等によってテー プの粘着表面が汚れる危険を可能なかぎり最小限にできるまでは、バッキングペ ーパを除去してはならない。次に２個の窓ガラス４、６はユニット２が確実に完 全にシールされるように互いに加圧される。最後に第２のシリコーン密閉剤１４ はユニット２の縁部に亘って付着される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．スペーサフレームにより離間して支持される第１及び第２の窓ガラスと、ユ ニットを構造体から吊るす為の支持組立体で窓ガラスの１つの開口を介して延在 し且つ２つの窓ガラスの間に位置するボスを含む支持組立体と、ボスと隙間のあ る窓ガラスとの間のシーリング材料とを有するマルチプルグレイジングユニット において、前記シーリング材料が粘着テープであることを特徴とするマルチプル グレイジングユニット。 ２．前記支持組立体がもう１つの窓ガラスの開口を介して延在し、ボスと他のガ ラス窓との間に更なるシーリング材料を有する請求項１に記載のマルチプルグレ イジングユニットにおいて、更なるシーリング材料が粘着テープであることを特 徴とするマルチプルグレイジングユニット。 ３．開口或いは各開口がスペーサフレーム内に位置することを特徴とする請求項 １或いは請求項２に記載のマルチプルグレイジングユニット。 ４．粘着テープが接着剤付きであることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか １項に記載のマルチプルグレイジングユニット。 ５．粘着テープが２つの側を有することを特徴とする請求項１乃至４のいずれか １項に記載のマルチプルグレイジングユニット。 ６．粘着テープが至る所粘着性を有することを特徴とする請求項５に記載のマル チプルグレイジングユニット。 ７．粘着テープが半透明であることを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項 に記載のマルチプルグレイジングユニット。 ８．粘着テープがプラスティック材料であることを特徴とする請求項１乃至７の いずれか１項に記載のマルチプルグレイジングユニット。 ９．粘着テープがアクリル製であることを特徴とする請求項８に記載のマルチプ ルグレイジングユニット。 １０．ボスが通常は円筒形で各々中身が詰まっているか或いは少なくとも部分的 に中空であることを特徴とする請求項１乃至９のいずれか１項に記載のマルチプ ルグレイジングユニット。 １１．少なくとも中空の主要本体領域に、複数のウェブにより離間した端部フラ ンジを設けることを特徴とする請求項１０に記載のマルチプルグレイジングユニ ット。 １２．ボスが半透明であることを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１項に 記載のマルチプルグレイジングユニット。 １３．ボスがプラスティック材料であることを特徴とする請求項１乃至１２のい ずれか１項に記載のマルチプルグレイジングユニット。 １４．請求項１乃至１３のいずれか１項に記載のマルチプルグレイジングユニッ トを製造する方法。 １５．スペーサフレームにより離間して支持される第１及び第２の窓ガラスと、 ユニットを構造体から吊るす為の支持組立体で窓ガラスの１つの開口を介して延 在し且つ２つの窓ガラスの間に位置するボスを含む支持組立体と、ボスと隙間の ある窓ガラスとの間のシーリング材料とを有するマルチプルグレイジングユニッ トを製造するに際して、シーリング材料として粘着テープを使用することを特徴 とする方法。 １６．ボスを隙間のある窓ガラスに導入する前に粘着テープがボスに固着される ことを特徴とする請求項１５に記載のマルチプルグレイジングユニット。 １７．ボスを隙間のある窓ガラスに導入する直前までに粘着テープの最上の側が バッキングテープにより覆われることを特徴とする請求項１６に記載の方法。