【発明の詳細な説明】
純粋なグアー豆粉の製法
本発明の目的は、水に溶けて存在する場合に、高粘性を有する透明な溶液を生
じるグアー豆粉(Guarkernmehl)の製法であり、この際、この方法により、包括
的な精製にもかかわらず、純粋な種子粉の良好な収率が得られる。純粋なグアー
豆粉から成る透明な高粘性の溶液は、特に食料品工業において極めて重要である
。
グアー豆粉は、織物分野及び爆薬分野における粘稠剤として、製紙工業におけ
るバインダーとして、選鉱における凝集剤及び天然ガス採掘及び石油採掘におけ
る助剤として、製薬学的及び化粧品学的分野において、及び食料品分野及び食料
品技術において粘稠剤、乳化剤及び(助)安定剤として使用される。
グアー豆粉は、製薬学においては、例えば、ビタミンの噴霧用包封のために、
その貯蔵性を高めるために使用される。更に、スプレー剤中でのグアー豆粉の使
用は、作用物質の殆ど単一分子的分配、及びそれによって改善された均等な吸収
を保証し、このことは喘息薬及び多様な抗アレルギー剤の場合に望ましい。純粋
なグアー豆粉の著しく僅少な蛋白質含量によって、この物質を含有する薬剤に対
して、アレルギー反応が出
現する危険はない。この分野での他の適用は、遅延錠剤及びコレステリン濃度の
降下剤としての処方物である。グアー豆粉は、医学的範囲において、造影剤にお
ける乳化剤及び安定剤としても使用される。
グアー豆粉は、特に、理想的なダイエット剤としても認められている、それと
いうのも、その構成要素、いわゆるガラクトマンナンは、ヒトの胃−及び腸酵素
によって分解されないからである。ヒトの大腸までの消化系中に、この構成要素
の分解のために必要であるβ−マンナナーゼもα−ガラクトシダーゼも存在しな
いので、このことが期待される。グアー豆粉の構成要素はヒトの物質代謝に関与
しないので、グアー豆粉は、カロリー担体又はカロリー供与体としては決して見
なされない。グアー豆粉は、ウロン酸も他のイオン基も持たない、完全に中性の
多糖類、即ち、より正確には、ガラクトマンナンから構成されているので、生理
学的観点において完全に懸念のない物質である。
その食料品添加物としての使用に関するもう1つの利点は、その完全な味覚的
中性である。これは、しばしば消費者によって”薄い”と感じられる、カロリー
又は脂肪を減少させた食料品又は飲料品中に使用されている。これらの製品への
グアー豆粉の添加は、それに”よりクリーミーな”粘稠性を与える。グアー豆粉
は、果汁の製造の場合には、果肉を均等に再懸濁させるために使用され、プディ
ング及びクリーム中では粘
稠剤として、アイスクリーム、ミルクシェーク、ムース及び類似製品中では安定
剤として使用される。
慣用のグアー豆粉製剤では、生体ポリマー、キサンテンとの僅かな分子的相互
作用を記載することができただけである。この双方のコロイドの混合の場合には
、相乗的粘度上昇が確かに現われるが、カルビン(Carubin)、イナゴマメ(Joh
annisbrot)の豆粉及びキサンテンの場合のような、特異的なゲル生成は現われ
なかった。本発明によるグアー豆粉とキサンテンから成る1:1の割合の混合物
を一緒に加熱し、4℃(冷蔵庫温度)で冷却させる場合に、ゲルが生じる。グア
ー豆粉とキサンテンから成るこの混合物の利点は、この双方の成分から成るゲル
が体温で溶け、従って、ジェリー状の食料品の製造のために、座薬形等の薬剤の
投与の際の賦形物質として、著しく好適であることにある。更にグアー豆粉及び
キサンテンは、サラダドレッシングの製造の際に、助安定剤として一緒に使用さ
れ、それというのも、単独で使用されるグアー豆粉に対して、この組合せは耐酸
性であるからである。
グアー豆粉は、グアー豆(Cyamopsis tetragonobolus)の内乳から得られる。
グアー豆粉は、広汎に、ガラクトマンナン、即ち、その主鎖が1→4方向でβ−
配糖体結合によって結合されていて、1級OH基を介してガラクトースと結合し
ているマンノースから構成されている多糖類から成っている。非置換のマンノー
ス対ガラクトースで置換されたマンノースの割合は、約2:1であり、この際、
置換単位は、ポリガラクトマンナン分子中で、厳正に交互に配列してしているの
ではなく、2基又は3基で配列している。グアー−ガラクトマンナンは水と、僅
少濃度で既に、高粘性の溶液を生成させる。市販のグアー豆粉の1重量%水溶液
は、約3000〜6000mPa.sの粘度を示す。
グアー−ガラクトマンナンは、化学的及び物理化学的相違に基づいて、冷水可
溶性、熱水可溶性及び不溶性のガラクトマンナンに分割される。
グアー豆粉の収得及び精製のために、グアー種子を機械的に処理し、この際、
不純のグアー半内乳約35部、及びグアー胚粉約60部が得られる。グアー胚粉
は実質的に種子の胚、削り取られた豆殻及び小さい内乳片から成る。内乳は胚を
全体に包み、その側で種子殼により包囲される。蛋白質を多く含んだ、糊粉様の
細胞層が内乳を包み、その細胞は内乳と緊密に噛み合っている。蛋白質を多く含
んだこの層は種子殻と境を接している。
不純の半内乳を更に機械的に精製し、その蛋白質含量、酸による加水分解不可
能なその成分(A.I.R)並びに外殼含量に関して、様々な品質のスプリット
(Split)を得ることができる。当業者に慣用の”スプリット”という表現は、
”半内乳”という概念と同一視することができる。
グアー豆粉は粘稠剤として既に広く使用されているが、その純度及びそれと結
びついたその物理的及び生理的特性を改善することが望まれている。グアー豆粉
の純度は、特に食料品範囲におけるその使用のために極めて重要である。同様に
、内乳の主成分のより良好な利用が望ましく、従って、これは、相応する工業分
野で、水中で澄明に溶けるセルロース誘導体又は他の多糖類又は水中で澄明に溶
ける合成ポリマーの代わりに、ますます使用される。
目下のところ市場で得られる、純粋なグアー豆粉から成る製粉された製品を、
水中に25℃又は86〜89℃で10分間溶かす場合に、混濁した溶液が得られ
る。この溶液の不溶性物質を、高遠心分離力(>35000×g)で遠心分離す
る場合に、グアー豆粉23〜35%が、遠心分離された物質から成ることが明ら
かである。
顕微鏡検査により、遠心分離された物質が、主として、外殻断片、蛋白粒、不
溶性の周辺細胞、内部の内乳の壊変していない完全な細胞及び他の種子−又はス
プリット不純物から成ることが判った。グアー豆粉の化学的誘導体化(エーテル
化、ヒドロキシプロピル化、陽イオン化等)は、水中での著しく改善された溶解
性及びそれに伴う溶液のより高い透明性を有する製品の製造を可能にする。
純粋なグアー豆粉の収得のために従来使用された1
方法は、塩素化溶剤、例えばトリクロルエチレンを使用する(欧州特許(EP)
第0130946号明細書、Meyhall Chemical AG 参照)。この溶液を簡単な
放置 又は遠心分離によって分別すると、この際、蛋白質に富んだフラクション
(浮遊フラクション)が生じ、蛋白質の少ないフラクション(沈降フラクション
)が分離する。
製粉した内乳、例えば、グアーCSA200/50から成る上層の浮遊フラク
ションは、蛋白質25%を含有し、純粋な粉の75%である沈降フラクションは
、蛋白質約1.5〜1.6%を含有することを示すことができた。沈降フラクシ
ョンは、例えば、陽イオン誘導体の製造のために好適であり、これはその溶解後
に、澄明な水溶液を生じる。この方法の欠点は、微細に粉砕された外殻断片も、
沈降フラクション中にも同様に存在することである。
もう1つの欠点は、ハロゲン化溶剤の使用であり、それというのも、1.47
〜1.48kg/lの比重が必要であるからである。蛋白質は1.3kg/lの
比重を有し、ガラクトマンナンは1.5〜1.55kg/lの比重を有する(水
分含量による)。ここに記載された方法で製造されたグアー豆粉は、主に、工業
的使用に好適であり、このグアー豆粉は食料品分野では、多分、使用不可能であ
る。それというのも、使用されたハロゲン化溶剤の残分10ppbが、エタノー
ルで抽出されるフラクション中に検出され、最終生成物中に残留するからである
。ハロゲン化溶剤は様々に毒性であり、腐食性であり、しばしばアレルギー特性
を有する。環境的理由からも、この方法を中止すべきである。
純粋なグアー豆粉のもう1つの製法が、既に1969年に提案されている。こ
れは前以て膨潤させたスプリットを高めた温度でアルカリ処理することからなり
、この場合には、アルカリ100部がSPS100部によって吸収された。多量
のアルカリ、即ち、NaOHを洗浄除去しなければならなかった。これは、冷水
を用いて、1:80(SPS:H2O)の割合で実施され、脱水工程では、イソ
プロパノールを用いて実施され、ここで同時に、精製スプリットの残留NaOH
が酢酸によって中和された。粉砕後に、原料SPS(1回精製されたスプリット
)に対して、高品質のグアー豆粉が60〜70%の収率で得られた。この方法は
、1969年に、Stein、Hall & Co、Long Island City、New York によって改良
された。現在の水での洗浄法は、この方法に基づいている。グアー誘導体のこの
洗浄法の目的は、殻片及び周辺の細胞層を除去すること、並びに、様々なエーテ
ル化反応(ヒドロキシプロピル化、カルボキシメチル化及び陽イオン化及び/又
はその組合せ)の副生成物を除去することである。
前記の包括的な精製にもかかわらず、高粘性を有す
る澄明な水溶液を、同時に良好な収率で生じさせる、純粋な非誘導体化のグアー
豆粉を得ることは、今まで、経済的な方法では成功していない。
純粋なグアー豆粉の精製及び収得のための従来の方法の欠点は、次の通りであ
る:
1.重要な内乳部分の機械的精製の際の大きな損失、及びそれによる、出発物質
に対する純粋なグアー豆粉の僅少収率;
2.様々なスプリット品質に付随してなお存在し、変性された最終生成物の官能
性を大きく障害する殻片;
3.水中で殆ど膨潤せず、同様に最終生成物の官能性に負に影響する、糊粉層の
蛋白質を多く含んだ周辺細胞;
4.存在してはいけない、グアー種子以外の不純物、例えば、木片の存在。
従って、前記の欠点を排除し、純粋なグアー豆粉を良好な収率で生成させる純
粋なグアー豆粉の製法を開発することが緊急に求められ、このグアー豆粉はその
水中に分散の後に、澄明な高粘性の溶液を生じ、この溶液は特に、例えば、食料
品工業、製薬学的、染料−及び塗被剤工業において、並びに油精製の際に使用さ
れる。
本発明の目的は、前記の要求を満たすこと、即ち、新規の方法によって、高粘
性の澄明な水溶液を生じさ
せる、特に食料品工業に好適な純粋なグアー豆粉の良好な収率を得ることである
。
本発明による純粋なグアー豆粉の製法は、請求項1に定義されていて、次の工
程を包含している:
(a)グアースプリットの酸処理;
(b)酸処理されたスプリットの1又は数回の水洗浄及び/又はアルカリ性水溶
液での中和;
(c)スプリットのアルカリ性水溶液処理;
(d)スプリットの水処理;
(e)アルコール水溶液でのスプリットの脱水。
純粋なグアー豆粉の収得のための第1の前提は、出発物質、所謂、スプリット
の改良である。殻で被われたスプリットは、種子の42.5重量%までになるは
ずである。種子の13.5%である、重複した外殻−内乳部分は、実際に水に不
溶性である。種子の胚は残りの44%から成る。この量表示は、殻を含まず、重
複部分を含まない、本発明のために利用可能なスプリットの理論的収率が32%
であることを示す。本発明による純粋なグアー豆粉は、蛋白質含量4.2%、A
.I.R.部分1.8%を有するスプリットから有利に製造される。
その出発物質が、有利に、本発明により、現在提供されている最高の純度を有
するスプリットから成る純粋のグアー豆粉は、室温又は高められた温度で、70
〜96%の、有利に96%の硫酸(スプリット重量に
対して8〜12%)を使用する酸処理により製造することができる。70重量%
よりも低い濃度の硫酸が選択される場合には、より低い収率で、更に、より僅少
な粘性を有する純粋なグアー生成物が得られる。
酸処理後の様々な処理工程の順序を変えることができ、それによって、得られ
るグアー豆粉は、その粘性、光の透過性、蛋白質含量及びA.I.R.含量に関
して様々な特性を有する。処理工程の順序は、単に若干の可能性を挙げるためだ
けであるが、例えば、次の技術的順序から選択することができる:
1.洗浄−アルカリ処理−洗浄−脱水及び場合により、有利に有機酸での中和−
乾燥及び/又は粉砕
2.酸処理スプリットの中和−洗浄−アルカリ処理−洗浄−脱水及び場合により
、有利に有機酸での中和−乾燥及び/又は粉砕。
良好な生成物を製造すべき場合には、イソプロピルアルコール又はその他のア
ルコール、例えば、メタノール、エタノール、N−プロピルアルコール、N−ブ
チルアルコール等を用いる脱水は、絶対的な”必須”である。IPA処理は、グ
アー豆粉水溶液の澄明性を改善する。場合によりIPA処理と同時に、99%の
酢酸又はその他の所謂、食用酸、例えば、クエン酸、酒石酸、蟻酸又は同様の酸
での中和を実施することができる。
粉砕の間の湿潤度は、粉状最終生成物の特性に著し
く影響する。技術的に実施可能な程度で、水分含量が高ければ高いほど、可溶性
多糖類の量は多くなり、即ち、活性ガラクトマンナンの量は多くなる。このこと
は、高い湿潤度に基づく細胞容量の増大によって説明することができる。粉砕の
間に、膨潤した細胞は、限定された孔又は間隙を通じて押し込まれ、ここで、膨
潤した粒子が孔よりも著しく大きいとすれば、細胞膜は裂けることができる(細
胞の可塑性が同様に重要な役割を果たす)。水溶液の製造の場合には、ガラクト
マンナンは、そのような方法で破壊された細胞から分離されるが、非破壊細胞の
場合にはそうではない。この場合には、ガラクトマンナンは完全な細胞内に留ま
ったままで、溶液の粘性に有効には寄与しない。
粉砕の際に、約72〜75%の水分含量が、実際的及び技術的理由から受け入
れられる。粉砕の際の72%よりも低い水分含量は、グアー豆粉の品質に悪影響
を与える。より高い含量は利点をもたらさない。
本発明の利点は、25℃で水中1%の濃度で、例えば、45mPa.sのよう
に低い粘度を有する溶液のための生成物、及び9000〜10000mPa.s
までを有するそれを製造するための可能性にある。
本発明のもう1つの利点は、その蛋白質含量が0.2〜0.5のように僅少で
ある純粋なグアー生成物を製造することにある。
純粋なグアー豆粉の収率は、70〜80%の間で変
動する。
アルカリ処理の間、又はアルカリ性条件下での洗浄工程の間の硼砂の添加は、
精製過程を実際に容易にする。過剰な湿潤又は膨潤は、硼砂0.05%(出発ス
プリットの重量に対して)により阻止することができる。しかしながら、最終生
成物は、硼砂の添加により、食料品分野での使用には不適である。それというの
も、硼砂の痕跡量(約20ppm)が最終生成物中に残留するからである。
グアー豆粉のガラクトマンナンの誘導体化は、その冷水可溶性のために重要で
ある。誘導体化(例えば、カルボキシメチル化、ヒドロキシプロピル化等)によ
り、1又は数個の非イオン性、陰イオン性又は陽イオン性基が付加され、それに
よって、熱水可溶性のガラクトマンナンは冷水可溶性になる。誘導体化は、通例
、精製に引続いて行なわれる。前記の硼砂の添加におけるように、誘導体化のグ
アー豆粉の使用は、食料品工業においては許されていない。しかしながら、誘導
体化、特に陽イオンによる誘導体化されたグアー豆粉は、例えば、化粧品、例え
ば、ヘアーコンディショナー、ボデーローション等中で使用される。
本発明から得られる物質は、水に溶け、より高い澄明性の溶液となるので、特
に有利である。この新規の方法で製造した純粋なグアー豆粉の1%溶液(乾燥物
質0.9%)は、そのような溶液が、家庭用ミキサー
中で、90〜100℃の熱水の使用下で製造される場合に、25℃で9000〜
10000mPa.sの粘度を示す。この極めて高粘度の生成物は、蛋白質含量
、例えば、A.I.R.含量0.2〜0.6%を示すだけである。不可欠の方法
工程(酸処理、水洗浄、IPA処理)の選択により、94%までの水溶液の透明
性を達成することができる。極めて高い粘度を有する純粋なグアー豆粉の0.5
%の溶液は、25℃で500nm、1cm−キュヴェットの波長で既に、74〜
81%の澄明度を示し、それに対して、同一の濃度及び温度で製造された未処理
のスプリット溶液は、46〜48%の光透過性を示す。ハロゲン化もしくは弗素
化炭化水素中での粉砕グアー製品の分別により得られる、前記の沈降分別の溶液
の比較可能な澄明度は、約56%である。粘度をブルックフィールド(Brookfie
ld)RVT粘度計で測定し、溶液の透明度を分光計で測定した。
本発明を次の若干の実施例により説明する。記載した実施例の出発物質として
、最高品質のスプリットを使用した。例えば、中和に使用されるNaOHの量、
洗浄比、蛋白質含量及び粘度を、相応する表に示す。
例I
室温で濃硫酸を用いるスプリットの処理、後続の中和工程/洗浄工程
精製の初めに、半内乳とまだ結合している殻片中に
、使用した濃硫酸が浸透しなかったことが明らかになった。このことは、その下
にある周辺層が所望するように処理されることを妨げた。
この最初の実験系列(実験1〜12、第I表)の経過で、蛋白質含量を4%か
ら1.4%に減らすことができた。このことは、酸処理された層の大部分が、酸
の中和のためのアルカリ洗浄工程の間に除去されたことを示す。
スプリットをフラスコ中に計り入れ、硫酸の必要量を速やかに添加した。プラ
スチック製へらで充分に混合した。
酸処理の間にスプリットを再び混合した。次いで、アルカリ性洗浄水を添加し
、懸濁液を5〜10分間撹拌した。この方法で処理したスプリットを濾過によっ
て回収し、必要な場合には、もう1回洗浄した。濾液の重量を記録した。精製さ
れたスプリットを、粉砕の前に、不足量の水の添加により、水分含量70%まで
含水させた。
膨潤されたスプリットを、レッチュ(Retsch)テーブルミルの使用下で粉砕し
た。
例II
96〜103℃で15〜30分間の濃硫酸によるスプリット処理、及びアルカ
リ性洗浄水でのその精製及び水での付加的な洗浄
スプリットを必要量の硫酸(10〜15%)と混合
し、その後に、それを0.5%のNaOH溶液で弱アルカリ性にした(第I表、
実験13〜17)。これは、酸分配の調整を可能にする。アルカリ性スプリット
は黄色であり、酸処理後に琥珀色になる。
酸性スプリットをガラス板上に置き、要求温度(96〜103℃)の熱風炉中
に入れた。
この処理の後に、スプリットを洗浄し、その際、同時に中和し、再度洗浄した
。総洗浄比は、最高1:10であった。他の処理は、例1に記載したように行な
った。
精製グアー豆粉の蛋白質含量を、1.2%に下げることができた。粘度データ
は、第IV表に記載されている。
例IIA
スプリットを例IIに記載したように処理した。水での洗浄工程に加えて、実
験18(第I表)で、なおアルカリ性の膨潤スプリットを、熱イソプロパノール
(IPA)で(スプリット:IPAの比1:2)脱水させ、酢酸で中和し、それ
によって、蛋白質含量は1%以下に下げた、これは、蛋白質の付加的アルカリ処
理及びその部分的抽出に起因する。
実験19及び20(第I表)で、硫酸量を8%に減少した;IPAを用いる脱
水工程は、1:1.8のスプリット:IPA比で行なった。精製グアー豆粉の蛋
白質含量は、1%より少し上であった(第I表参照)
。
例III
8%硫酸でのスプリット処理及び異なる量のNaOHを使用する高めた温度で
のアルカリ処理、水での洗浄及び脱水
次に記載した実験の条件及び結果を、第II表に示す。
スプリットをフラスコ中に計り入れ、必要量の硫酸を添加し、その後に、スプ
リットを5%NaOHで弱アルカリ性にした。
加水分解を105℃で20分間行い、その後に、アルカリを65〜70℃で7
分間だけ添加し、混合物を撹拌した。
アルカリ性スプリットを水で洗浄し、IPAを用いて、1:1.6の比で55
〜62℃で脱水させ、次いで、残留のIPAを除去するために乾燥させた。水分
含量を70%にし、スプリットを粉砕した。
前記の方法により、先ず、スプリット100gを5%NaOH4gで処理した
。2〜5分間後に、96%の硫酸8gの常量を添加し、できるだけ良好に混合し
た。
実験23、24、25及び26で使用した酸量は、8gから僅かに差がある。
No.23: 8.1g
No.24: 8.56g
No.25: 8.28g
No.30: 8.04g
周辺層の加水分解は、102〜106℃で20分間行なった。
実験24、25及び26の酸性スプリットを、水で1:2、1:1.6もしく
は1:1.6(70℃)で洗浄し、次いでNaOHで処理した。
他の実験は、高めた温度で30%のNaOHで1回処理し、次いで水で洗浄し
、IPAで脱水させた。アルコールを熱風で出来るだけ徹底的に除去した。スプ
リットを70%まで湿潤させ、レッチュ−ミル中で粉砕した(第II表参照)。
実験27〜32(第II表)で、アルカリ処理後に、洗浄水は70℃の温度を
有した。この水温上昇は最終粘度に殆ど影響しない(4400〜5750mPa
.sの範囲で)が、それに対して、酸処理後の高めた温度での洗浄は、粘度の著
しい減少を引き起こした(実験No.26:1550mPa.s)。
実験No.21〜32の場合には、精製生成物の蛋白質含量は、0.67〜1
.11%の間で変動した(10%水分に対して)。
実験No.24、25及び26の場合には、酸処理したスプリットを先ず水で
洗浄し、次いで、前記のように、アルカリで処理した。蛋白質含量は0.7%に
下がり、当然、ガラクトマンナンが分解される危険が
生じる(実験26、第II表参照)。
例IV
96%の硫酸6〜11%を用いる105℃でのスプリット処理、後続の中和工
程/洗浄工程、及びアルカリ処理、洗浄、脱水、及び酢酸による中和
次に記載した実験の条件を第III表にまとめる。
酸処理し、中和されたスプリットを、30%のNaOH、又は23%のNaO
Hの大過剰量を用いて、実験No.34及び65においては、高めた温度45〜
50℃で、残りの実験においては65〜70℃で蛋白質除去した。
アルカリ処理したスプリットを水で2回洗浄し、脱水し、同時に、IPA中の
99%酢酸を用いて中和した。スプリット:IPAの比は、1:1.6であった
。なお含有されているIPAの殆どを、熱風(70℃)での処理により除去し、
その後に、スプリットを水で70%まで湿潤させた。引続き、スプリットをレッ
チュ−ミル中で粉砕した。
水中に溶かした生成物は、同時に顕著な澄明性及び極めて低い蛋白質含量で粘
性を示した。結果を第VI表に示す。実験No.36の生成物は、例えば、0.
45%のように低い蛋白質含量を有するが、酢酸ナトリウム1〜2%を含有した
。
例V
96%の硫酸8%を用いるスプリットの周辺層の除
去、後続の中和又は洗浄/水和、アルカリ処理及び洗浄/脱水/中和
実験71〜85において、スプリット100gを通常のようにアルカリ性にし
た。他の実験のスプリットを先ず、必要量の硫酸で処理した。
ここに記載していない他の実験において、中和スプリットを、化学量論的量の
NaOHを用いて、30もしくは23%の濃度を有するNaOH溶液の使用下で
処理した。次いで、水で2回、各々1:2の比で洗浄した。次のアルカリ処理は
、65〜70℃で5分間実施し、その後にスプリットを水で2回、1:3.2及
び1:8.4の比で洗浄し、次いでIPA中で脱水し、99%酢酸で中和した。
IPAを熱風で除去し、前例に記載したように、スプリットを粉砕した。蛋白質
含量は、0.55%又は0.65%であった。
記載していない他の実験においては、最初の水洗浄過程は、1回だけ、1:2
の比で実施した。65〜70℃でのアルカリ処理は、50〜55℃で実施したそ
れよりも多くの蛋白質の抽出を可能にすることを示すことができた。
H2SO4の代わりにH3PO4を使用した場合には、より少ない蛋白質が除去さ
れ、かつより低い粘度が得られた。
例VI
酸処理後の洗浄工程を省略した、例Vによる周辺ス
プリット層の除去
周辺層の加水分解後に、酸性スプリットを、異なる濃度のアルカリ性溶液で中
和した。次いで、アルカリ処理を65〜70℃で7分間実施し、生成物を水で洗
浄し、脱水し/中和し、通常のように後処理した。中和の際のアルカリ濃度の作
用は、次に示すように、最終粘度に著しく影響する。光透過性は、NaOH濃度
が低ければ低いほど、より良好になる(第IV参照)。
実験No.57においては、中和されたスプリットを酸処理後に、苛性ソーダ
溶液での処理を実施する前に、少量の水で処理した。
これより前の実験は、中和し、酸処理したスプリットの湿潤が粘度に影響を及
ぼすことを示した。従って、次に記載した実験はこの湿潤を行なわずに実施した
。同時に、アルカリ処理の間のNaOH濃度を変化させた。
実験68〜73(第V表)においては、19%NaOHを使用し、実験74〜
76においては、24%NaOHを使用し、実験77〜79においては、24.
4%NaOHを使用した。アルカリ処理は、実験68〜73においては8分間、
実験74〜79においては10分間持続した。
実験No.73は、より高いスプリット:H2O比で洗浄した。付加的な洗浄
工程は1:4の比で実施
した。この付加的な精製により、より高い粘度を有する生成物を得た。
実験71〜79(第V表)においては、出発スプリットをアルカリ性にし、こ
れは、最終粘度への肯定的な効果を示した。
実験No.78及び79は、IPAを用いるアルカリ性脱水、後続の2工程で
の中和が、最終粘度を破壊することを示している。
実験80及び81〜85(第VI表)において、酸性スプリットの中和の間又
はその後のアルカリ濃度又は洗浄工程が、粘度の減少を引き起こすことを同様に
示すことができた。
例VIA
実験順序は例VIを参照(最初の中和の後に、湿潤工程が続くことで相違する
)
実験No.60〜67(第V表)
実験No.60は、より低い粘度、しかし、より高い透明性をもたらす。
第VII表に記載した実験61〜63は、スプリットから蛋白質を除去するた
めに使用したアルカリ量の肯定的な影響を明らかに示している。
実験No.64〜67は、周辺層の酸加水分解後のより長い中和時間が、より
高い粘度(2300mPa.sに比べて2790〜3075mPa.s)を有す
るグアー生成物の製造を可能にすることを示している
。
精製したスプリット(水分10%に対して)を、90〜100℃温度の脱塩水
中に、1%の濃度で、家庭用ミキサーを使用して溶解した。
例VII
濃酸でのスプリットの精製、アルカリ処理、洗浄及び脱水/中和
実験No.133〜141
スプリット100gを、5%のNaOH4gと共に、室温で10分間恒温保持
した。96%のH2SO412gを添加し、室温で7分間撹拌した。次いで、反応
を室温で67分間行なった。実験No.134〜141では、23%のNaOH
88gを添加し、実験No.133では、18%のNaOH88gを添加した。
混合物を74℃で3分間撹拌し、85〜62℃で14分間反応を行なった。
実験No.133は、57℃で3分間撹拌し、74〜64℃で7分間反応させ
た。
各々1:8.3の比で2回洗浄した。最初の洗浄過程は15分間、2回目は1
0分間持続した。
IPAを用いる脱水/中和を1:1の比で行なった。異なる量の酢酸(全総括
参照)を使用した。
IPAを用いる脱水を1:0.6の比で実施し、引続き、熱風中でのスプリッ
トの乾燥により、残留IPAを除去した。
結果を総括表に示す。
例VIII
スプリット100gを、5%のNaOH4gと共に10分間恒温保持した。9
6%のH2SO412gを添加し、7分間撹拌し、混合物を室温で10分間反応さ
せた。NaOH20g(スプリット100gに対して、30%の溶液として)を
用いてアルカリ処理を実施した。処理は53℃で7分間行なった。引き続いて、
水道水で1:4の比で5分間洗浄し、スプリットをスクリーニングにより回収し
た。水道水を用いて撹拌下で7分間2回洗浄し、スプリットをスクリーニングに
より回収した。IPAを用いて1:1の比で脱水/中和を行い、引続き、スプリ
ットの回収をスクリーニングにより行なった。スプリットのもう1回の脱水を、
IPAを用いて1:0.6の比で行なった。残留IPAを熱風で除去した。IP
Aの代わりにエタノールを使用した場合には、高濃度の酢酸ナトリウム含量が確
認された。
IPA中の酢酸カリウムの溶解性を調べるために、アルカリ性溶液としてKO
Hを用いて処理した。酢酸ナトリウムとの著しい相違を確認することはできなか
った。
ここには記載していない他の実験で、この方法の他の変法を調べた。弱アルカ
リ性のスプリットを100℃で30分間恒温保持し、かつ、もう1つの実験で8
0℃で同様に30分間恒温保持した。96%のH2SO412.4gでの処理をそ
れに続けた。
例IX
酸処理されたスプリットの、NaOH10%による過剰中和(次いでこれを、
30%の熱NaOHを用いて65〜69℃で25〜29分間処理し、次いで脱水
し、中和した)。
この方法で、約0.5%の蛋白質含量、高粘性及び高透明性を有する生成物を
製造することができる。
例X
室温で濃硫酸を用いるスプリット処理、10%の苛性ソーダ溶液での中和、2
3%の苛性ソーダ溶液でのスプリットのアルカリ処理、スプリットの洗浄、IP
A1600kgの添加、スプリットの粉砕、H3PO4での中和、IPA1000
kgでの脱水、乾燥。
最高品質のスプリット1000kgに、H2SO40.120kgを、室温で7
分間の間に添加し、混合し、室温で60℃放置した。10%のNaOH1000
kgを硫酸の中和のために添加し、ここで、>53℃の温度を保ち、混合物を5
3〜63℃の温度で10分間混合させた。78℃の温度を達成しながら、23%
のNaOH0.900kgを添加し、混合し、ときどき撹拌しながら、70〜7
5℃で20分間放置した。引続き、各々水道水7000kgを用いて室温で7分
間3回洗浄した。IPA1600kgを添加し、そ
うして処理したスプリットをコロイドミル中で5分間粉砕した。85%のH3P
O4での中和後に、もう10分間粉砕し、成分を45μmガーゼを通じて濾過し
た。IPA1000kgを添加し、7分間強力に撹拌した。それから得たグアー
豆粉を乾燥させた。ブルックフィールドRVT粘度計で25℃で測定した1%の
溶液の粘度は、7900mPa.sであり、光度計で測定した0.5%の溶液の
透明度は、89.0%であり、蛋白質含量は0.43%であり、A.I.R.の
含量は0.71%であった。
例XII
部分的解重合化された純粋なグアー豆粉
105℃でH2SO4を用いるスプリット処理、30%苛性ソーダ溶液での中和
、30%の苛性ソーダ溶液でのアルカリ処理、洗浄、脱水/中和
スプリット1000kgを、96%のH2SO40.060kgで105℃で1
8分間処理した。30%NaOH0.157kgを中和のために添加し、混合物
を室温で2分間恒温保持した。引続き、スプリットを水道水2000kgで室温
で2分間洗浄した。スプリットを部分的に解重合させるために、30%NaOH
1060kg添加し、混合物を4分間撹拌し、引続き、65〜70℃でもう7分
間反応させた。次いで、スプリットを水道水2.4kgで室温で6分間洗浄し、
その後に、スプリットを湿潤させるために、再度水
道水10kgを添加し、混合物を室温で5分間恒温保持した。99%まで無水の
IPA1.6kgを添加し、55〜62℃で15分間恒温保持し、次いで99%
酢酸0.066kgで処理した。スプリットをハンマーミルで粉砕した。
前記のように測定した1%の溶液の粘度は、60mPa.sであり、光透過度
は94%であり、蛋白質含量は0.65%であった。
例XIII
極めて低い蛋白質含量及び水溶液の顕著な澄明性を有する部分的に解重合され
たの純粋なグアー豆粉
スプリット(1kg)を96%のH2SO48重量%で室温で60分間処理し、
引続き、先ず10%苛性ソーダ溶液670gで、次いで30%苛性ソーダ溶液1
.060kgで処理する。スプリット処理を50%の苛性ソーダ溶液で67℃で
20分間行なった。スプリットを、各々水道水を用いて1:5の比で2分間2回
洗浄し、かつ水道水を用いて1:8の比で6分間1回洗浄した。スプリットを9
9%のイソプロパノール1.4kgで脱水し、精製したスプリットを引続きコロ
イドミル中で粉砕した。
懸濁液を沈降のために放置し、15分間後に、上澄液4.0〜4.61をデカ
ントし、それに再度99%のIPA1.1kgを添加した。懸濁液を60〜65
℃まで還流加熱し、この温度を2時間一定に保った。
99%のIPA1.2kgをもう1回添加して、脱水を容易にさせる。アルカリ
性生成物を99%の酢酸36〜60gで中和し、コロイドミル中での再度の湿式
粉砕により、所望の微細度にした。生成物を濾過及び”湿潤”濾液の引続きの7
0℃での乾燥により回収した。30%のH2O210mlを、解重合の促進のため
に、水/IPA−懸濁液中でのアルカリ処理の間に添加した。
次の結果を得た:
溶液1を25℃で、溶液2を90℃で、ミキサー中で製造し、引続き、25℃
まで冷却させた。
例XIV
スプリット10kgを、96〜98%のH2SO41kgを用いて、35〜40
℃で1時間処理し、ここで成分を各々30秒間断続的に混合した。次いで、処理
されたスプリットを、50%のNaOH1.64kgで中和し、これにより、5
0〜70℃までの温度上昇が生じた。15分間後に、中和されたスピリットを水
道水で、スピリット:水道水1:5の比で2〜3分間2回洗浄し、引続きスピリ
ット:水道水比1:8でもう1回6分間洗浄した。洗浄水をその都度吸引濾去し
た。精製スピリットは、洗浄過程で水80〜82%を取り込む。強力に脱水され
たスプリットを、30kg/時の出力を有するハンマーミル中で、約110℃の
熱風の吸い込み下で粉砕すると、生成物を同一操作過程で乾燥させることができ
た。
この方法で製造した生成物は、粉砕生成物の10%の水含量に対して1%の濃
度を有する水溶液中で、粘度値5000〜8350mPa.sを有する。溶液を
前記のように家庭用ミキサー中で90℃の熱水で製造した。
層厚1cmで測定した、1:1希釈水溶液の澄明度は61〜67.5%であっ
た。
この方法で製造された生成物は、第2過程において、NaOH8〜10%(ス
プリットの出発重量に対して)を用いて、水性IPA(35重量%)中で、65
〜70℃で、かつ水性IPAを用いて引続き洗浄して、水中に溶かした場合に、
殆ど水のように澄明な生成物に変化することができる。
精製したアルカリ性生成物を酢酸で中和し、洗浄の際の条件により、この生成
物は酢酸ナトリウム12%まで含有することができる。
例XV
次に、前例に関連して、工業的使用のための純粋なグアー豆粉を生成させる様
々な方法を記載する。
A.水で洗浄し、酸処理したスプリットを、引続き、最終生成物の特異性に応じ
て、異なる温度及び反応時間でアルカリ処理する。アルカリ処理後に、アルカリ
処理の分解生成物を溶解蛋白質及びアルカリとしても除去するために、スプリッ
トを水で洗浄する。
硼砂を使用しないで洗浄することにより、処理されたスプリットの85%まで
の水含量となる。この強く膨潤されたスプリットを、水性IPAで脱水させ、部
分的脱水後に中和する(水性IPAの添加後約5分間)。
部分的に脱水されたスプリットを、コロイドミル中で湿式粉砕し、濾過によっ
て回収し、更に加工することができる。
B.スプリットをAに記載したように処理するが、スプリット又は粗粉砕の湿潤
生成物としてのアルカリ処理は、1濾過/洗浄単位で、70℃で1時間行なう。
この処理の後に、水性IPAでの抽出、中和、及び同様に水性IPAによる脱水
が続く。この処理後に得られる湿潤濾滓を乾燥させ、更に必要に応じて、相応す
る最終生成物に加工することができる。
C.スプリットの処理をBに記載したように行なうが、H2O2の添加により、よ
り低い粘度を有する純粋なグアー豆粉が得られる。これは、最終生成物の溶液の
澄明性の改善に結びつく。
D.スプリットの処理をA.に記載したように行なうが、より高い澄明性の陰イ
オン性又は陽イオン性生成物の製造のために、モノクロル酢酸ナトリウム又はグ
リシジルトリメチルアンモニウムクロリドのような試薬を使用する。これらの試
薬を、生成物が濾過/洗浄単位(B参照)を経過した後に、反応容器中に添加す
る。
純粋なグアーゴムから成る湿潤濾滓を、回転乾燥機中で、80℃の熱風で乾燥
させる。乾燥生成物を所望の大きさに粉砕し、次いで包装する。
本発明の説明のための他の例は、11頁からの添付表から推定できる。
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フロントページの続き
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