JPH0268398A - 紙紙・パルプ工場における歩留り・濾水性向上剤 - Google Patents

紙紙・パルプ工場における歩留り・濾水性向上剤

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JPH0268398A
JPH0268398A JP22083488A JP22083488A JPH0268398A JP H0268398 A JPH0268398 A JP H0268398A JP 22083488 A JP22083488 A JP 22083488A JP 22083488 A JP22083488 A JP 22083488A JP H0268398 A JPH0268398 A JP H0268398A
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JP22083488A
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Kenji Hanno
賢治 半埜
Kazuo Kamibayashi
上林 一雄
Sakae Katayama
栄 片山
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Katayama Chemical Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、歩留り・濾水性向上剤に関する。
さらに詳しくは紙・パルプ製造工程に添加して濾水性を
向上さU、さらに微細繊維、填料、サイズ剤、紙力増強
剤等の歩留りを顕著に高め、しかも低発泡性でかつ無害
な紙・パルプ工場にお(Jる歩留り・濾水性向上剤に関
する。
(ロ)従来の技術 紙及びパルプの製造において、ワイヤーあるいよプレス
での濾水性あるいは搾水性を向」ニさせたり、微細繊維
、填料、サイズ剤、紙力増強剤等の歩留りを向上させる
ことは、生産性の向」−及び紙質の改良につながるばか
りではなく、毛布等の汚れの軽減、紙の乾燥に必要な蒸
気消費量の低減等をも几らす点から有益である。
従来、前述の目的のために紙・パルプ製造工程に添加さ
れる歩留り向上剤や濾水性向上剤は同又は類似する作用
機構に基ついていると考えられるため、とくに区別され
ることなく一般に歩留り・濾水性向上剤と呼ばれている
([歩留・濾水性向上剤」紙バルブ技術タイムス 昭和
57年12月号)。
その代表的なものは高分子量のポリエチレンイミンであ
る。パルプ繊維や填料は水中で負に帯電しているので、
カチオン性の強いポリエチレンイミンを添加すると、電
気的な吸引とポリマーによる橋かけ効果によって微細な
繊#4(:を凝集するので、濾水か良くなるとともにパ
ルプの歩留りも向上すると考えられている。同様な目的
の薬剤としてはこの他にカヂオン変性ポリアクリルアミ
ドやカチオン性のポリアミド樹脂なとか知られている。
まに最近においては、(メタ)アクリルアミドおよびα
、β−不飽和ノカルホン酸の重合体のマンニッヒ変性重
合体も提案されている(特開昭63−12793号公報
参照)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような各々の歩留り・濾水性向上
剤も工業分野における要望を十分に満足するものとはな
っていなし)。ノーとえば、上記水溶性ポリマーはその
歩留り・濾水性向上効果の点て高分子量のものか好まし
いか水に対する溶解性や溶解後の粘度か高くなるため作
業性か悪いという欠点を有する。また添加量あるいは分
子量の増加は歩留り・濾水効果を向上さ廿るが、強固な
繊維フロックを作りやすく、ディストリビュータやイブ
ナーロールでフロックが破壊されず、地合の悪化を招き
、紙の外観を損ねるとい;)欠点を有する。
また製造された紙か直接又は間接的に食品と接触する場
合や人体に摂取さシーる可能性かめる場合(例えば食品
用包装用紙、紙食器、紙容器、タバコの巻紙等として使
用される場合)には、前記何れの歩留り・濾水性向上剤
も本来、化学薬品であって人体及び動植物に対し衛生上
完全に無害でめるとはいえないにめ安心して使用するこ
とかできない。
この発明は、かかる状況下においてなさノー几しのてあ
り、作業性か良好であり、高添加量においても紙の地合
を損ねることなく、製造された紙が食品と接したり人体
に摂取される可能性がある場合においても全く、安全か
つ無害である新規な歩留り・濾水性向上剤を提供しよう
とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用かくしてこの
発明によれば、穀物蛋白質の分解物であって、重量平均
分子量が1,000〜110,000の範囲の部分分解
物を有効成分として含有してなる紙・パルプ工場におけ
る歩留り・濾水性向上剤か提供される。
この発明に用いる蛋白質部分分解物はケル濾過法での重
量平均分子(a (M w )が1.[100−11[
1,[lO[lのものが適しており、歩留り・濾水性向
上効果の点で5000〜80,000のものかより好ま
しい。なお、Mwか1000未満では歩留り・濾水性向
上効果か低下し、また110,000を越えると未分解
のものの性状に近く上記効果か低いfコめ適さない。こ
れらの分子量は、標準物質として1600.6500.
1600065000、88000の分子量を有するポ
リステレ/スルホン酸ソーダを用い、ファルマンア社製
のセフィデックスG−75又はG−100を担体として
用いてゲル濾過法によ〜て測定した値である。
この発明で穀物蛋白質とは、穀物に含有される蛋白質を
意味し、ここで穀物としては、麦類(例えば、小麦)、
トウモロキノ類、豆類(例えば、大豆)などが挙げられ
る。かかる穀物に含まれる蛋白質のうち、例えば小麦蛋
白質は、グルテニンとグリアンンを主成分として含み、
通常小麦グルテンと称せられる。また、トウモロコシ蛋
白質は、セインを主成分として含み、通常]・ウモロコ
ノクルテンと称Uられる。これらはいオれも公知の物質
であり、穀物から常法によって分離や抽出して得ること
ができる。例えば、小麦蛋白質(小麦クルテン)を得る
場合、小麦粉に少量の水を加えて固く練り、次いでこれ
を多産の水中で練ると澱粉は水中に1飢し、クルテン含
有゛分は粘着性のかj二まりとなって残る。この操作を
、水を替えて数回行うと灰褐色、粘稠な塊状物となって
得ることができる。この発明の部分分解物の調製のf二
めに(ユ、このような塊状物をそのまま使用することが
できるが、その乾燥品を用いてもに<、さらに精製した
ものや部分変性品等を用いて乙よい。例えば、小麦グル
テンは、乾燥品か市販されており容易に入手することか
できる。その他市販のトウモロコノグルテンや大豆蛋白
質を簡便に使用することができる。
なお、かかる蛋白質は、粗製品を用L)てム精製品を用
いてもよいが、蛋白質を70%以ト含有するしのを用い
るのか好ましい。
かかる部分分解物は、上記穀物蛋白質をアルカリ、酸、
酵素、還元剤又は酸化剤を用いた分解処理に付すことに
より得ろことかできろ。
上記アルカリによる分解処理t−1:、右アルカリ水溶
液中で加熱することにより行うのか適している。
通常、分解対象物の水溶液又は水分散液を水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化力ルンウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等のアルカリ剤の存在下、約60〜
180°C下約lO〜600分撹拌して行うのか適して
いる。ここで分解対象物の水溶液又は水分散液としては
2〜40重量%のものを用いるのか好ましく、また使用
するアルカリ剤の量は分解対象物209に対し01〜6
9とするのか好ましい。
一方酸による分解処理(J、希酸水溶液中で加熱して行
うのか適している。通常、分解対象物の水溶液や水分散
液を、塩酸、硫酸等の無機酸や酢酸等の有機酸の存在下
、約60〜120℃下、約10〜600分撹拌して行う
のが適している。ここでの量的条件は前述したアルカリ
加水分解の際の条件と同一とするのか好ましい。
同しく、酵素による分解処理は、プロテアーゼ活性を有
する酵素の希水溶液中で行うのか適しており、通常、分
解対象物の水溶液や水分散液に、ベプノン、アルカリプ
ロテアーセ、パバイノ等の酵素を少量存在させL状態て
この酵素の至適p H条件下で約10〜60℃下、約6
0〜600分行2っれる。
ここで量的条件は分解対象物202に対し酵素使用量を
002〜59とする以外上記と同様とするのか好ましい
同じく還元剤又は酸化剤による分散処理は、還元剤又は
酸化剤の希水溶液中て行うのか適して」jす、通常、分
解対象物の水溶液や水分散液に、亜硫酸塩、チオール系
化合物、エリソルビン酸、ヒドラノン等の還元剤又は過
酸化水素、次亜塩素酸塩等の酸化剤を少量存在させた状
態で、約10〜100℃下で、10〜600分行われる
。この際の量的条件は、分解対象物209に対する還元
剤又は酸化剤の使用量を0.1〜5gとする以外上記と
同様とするのが好ましい。
上記分解処理は、単独のみならず、二種以上を組合せて
行ってもよい。ことに本発明者らの知見によれば、アル
カリによる分解処理(A)を必須の処理とし、これに酸
、酵素、酸化剤、還元剤のいずれかの分解処理(B)を
組合せfこ二工程以」二の分解処理により得られる分解
物が、従来の分解物とは異なる新規な分解物であり、こ
の発明に用いる部分分解物として一つの好適なしのであ
ることも見出している。かかる新規な穀物蛋白質部分分
解物は、以下の物性により特性つ1士らこるものてめる
(a)重量平均分子量(ケル濾過法による)が500〜
90000の範囲にある。
(b)紫外吸収λmaXが、260〜280 n m 
(”l近で、かつ赤外吸収か1400.1630及び3
400cm−’(”l近である。
(c)等電点が、3.9〜50の範囲にある。
(d)p11緩衝性(本品の5重量%水溶液100m(
7のpHを6〜2まで低下さ七ろのにIN−塩酸を2〜
25MQ必要とする)を有する。
(e)水に可溶であり、メタノール、エタノール、アセ
トン、エーテルに不溶である。
(f)外観は淡黄色ないし赤茶色の粉末である。
(g)キサノドプロティン反応、ニンヒドリン反応によ
−て呈色する。
(h)強い表面張力低下能(本品を25°Cの純水に0
.1重量%添加することによ−て、純水の表面張力を5
0dI・ne、/Cm以下(デュヌイζ、)表面張力計
で31測)に低下させる)を有する1 (1)強い乳化能(本品19の添加使用によl)少なく
とし、大豆油を30重量%含有オる水−大豆浦混合物1
009を完全乳化(均一な乳化状態を少なくとも10分
、好ましくは1時間具」二維持することを色味する)し
うる)を有する。
かかる部分分解物は、とくに上記表面張力低下能(h)
及び乳化能(1)の点て、通常の植物性蛋白質部分分解
物とは区別されるものである。
なお、上記多段分解処理の順序(jとくに限定されない
。即ち、小麦グルテン等の原1′、Aを最初にアルカリ
分解処理(A)に付した後、上述した酸、酵素、還元剤
又は酸化剤を用いた分解処理(B)(アルカリ以外の分
解処理)又(」その二種以上の処理に付してもよく、ま
たこの逆の順で分解処理を行ってらよい。また、先にア
ルカリ以外の分解処理(B)に付した後、アルカリ分解
処理(A)に付し、再びアルカリ以外の分解処理(B 
)に付すことにより得ることも可能である。ま1こ、こ
れらの各処理間では、適宜、中和処理かなさメー、てし
よい。これらのうち、アルカリ分解処理(A)と酸によ
る分解処理(B)とを組合せたちのか歩留り・濾水性向
上効果の点て最も好ましい。
このようにして得られる穀物蛋白質部分分解物含有溶液
はそのまま歩留り・濾水性向上剤として使用できるが、
脱塩、遠心分離等による精製品や乾燥後に粉末として用
いることもてきる。歩留り・濾水性向上剤として用いる
に際し、蛋白質部分分解物の添加量は、原料の種類や添
加場所によっても異なるが、通常パルプの水性分散液の
パルプ乾燥重量に対して0001〜03重爪%である。
この歩留り・濾水性向上剤の添加場所は、パルプか水に
良く分散している状態である場所であるならばいすノt
てもよいが、より高い歩留り及び濾水性を得ろためには
種箱からより抄紙機(ワイヤーパート)に近い所か好ま
しい。具体的には、通常は、マンノチエスト、種箱、ス
トックイルノド ットのファンポンプ後なとに添加す7′Lる。
なお、この発明の歩留り・濾水性向上剤を使用するに際
し、歩留り・濾水性向上効果に悪影響を及はさな0もの
てメメ−は、市販の他の歩留り向上剤、濾水性向上剤、
サイズ剤、紙力増強剤、染料、スライムコントロール剤
、消泡剤等の紙の品質を向」―さUたり生産性を向上さ
Uたりする薬剤と01用することかできる。
(ホ)実施例 この発明を以下の実施例及び試験例によりさらに詳しく
説明する。
実施例1〜7(小麦クルテンのアルカリによる部分分解
物の調製) 和光純薬工業(株)製小麦グルテン(試薬品)20gを
、苛性ソーダを0,2〜4gの範囲内で各別に溶解し7
37個の水溶液100g中に加え、充分混合後、フラス
コ又はオートクレーブ中で806C〜150℃で30〜
360分の範囲の温度及び時間で各別にそれぞれ加熱撹
拌しfコ。これらを塩酸にて中和し、純水て総Z200
gにして発明品No.I〜7を得fコ。
分解条件と分解物の平均分子量(ケル濾過法てlVlw
として測定)を表−Iに示す。
(以下余白) 実施例8〜10(小麦グルテンの酸による部分分解物の
調製) 塩化水素換算でIg.2g及び4gに相当する塩酸水溶
液100gの入った3plのフラスコにそれぞれ和光純
薬工業(株)製の小麦クルテン(試薬品)20gを加え
、100°C,60分間加熱撹拌しl二。その後、苛性
ソーブで中和し純水で総ffi200gにして、発明品
No.8  〜10を得ノニ。
表−2に分解条件と分解物の平均分子量を示す。
実施例11(小麦クルテンの酵素による部分分解物の調
製) 実施例1て用いた小麦グルテン20gを[1lN−塩酸
液150gか入ったフラスコに加え、pl−目5の水溶
液を得、これに02gのペプシンを加え37℃で90分
間反応させた。その後、苛性ソータで中和し純水で総1
200gにして発明品No、]]を得た。平均分子量は
60.000であった。
実施例+2(小麦クルテンの還元剤による部分分解物の
調製) 亜硫酸ナトリウム4gを溶解した水溶液100gに実施
例1て用いた小麦クルテン20gを加え、30℃にて6
0分間撹拌後、純水で総H200gにして発明品No、
I2を得た。平均分子fjJ ij’、 79.000
て声)った。
実施例13〜22(小麦クルテンの酸による部分分解と
次いて実施したアルカリに、1ろ部分分解による分解物
の調製) 実施例8〜IOと同様の条件で小麦クルテンの酸による
部分分解物の10%水溶液を調製し、その各100gを
フラスコもしくはオートクレーブ8gに入れ、こ石らに
苛性ソーダ05〜2gの範囲内の量を各別に加え、10
0又は120℃にて60又は360分間加熱撹拌した。
その後、塩酸にて中和し純水で紛、ff1200gにし
て発明品N013〜20を得た。苛性ソーダに換えて炭
酸すトリウムを使用しfこ以外はすへて」二記と同様に
して発明品No、21を得た。酸による部分分解の条件
を塩酸添加量0.5g、温度80℃、時間60分、アル
カリによる部分分解の条件を苛性ソーダ添加ff10.
5g、温度80℃、時間30分とし上記と同様にして発
明品N o、 22を得た。
表−3に分解条件と分解物の平均分子量を示す。
実施例23〜26(とうもろこしタルテン及び大豆蛋白
の酸による部分分解と次いて実施したアルカリによる部
分分解による分解物の調製)日本食品化工(株)製とう
もろこしクルテンを原料とし実施例18及び13と同し
条件て酸及びアルカリを用いて順次、部分分解を実施し
て発明品No、23.24を得た。平均分子量(」それ
ぞsq、n8ooと27100であった。
また、市販の湯葉をアセトンて脱脂して得た大豆蛋白を
原料とし実施例18及び13と同様の条件で酸及びアル
カリを用いて順次部分分解を行い発明品No、25.2
6を得た。
平均分子量はそれぞれ+2000と29000であっ几
実施例27.28(小麦クルテンのアルカリによる部分
分解と次いて実施しfこ酸による部分分解による分解物
の調製) 実施例5及び6と同様の条件で小麦クルテンのアルカリ
による部分分解を実施して得られL部分分解物の10%
水溶液を調製し、その各100gをフラスコ2個に入7
−こ7″Lらに塩化水素換算で0.5g1も 及び1gに相当する塩酸を各別に加え、100°Cにて
60分間加熱撹拌し1こ。そののち苛性ソーダにて中和
し、純水で総!200gにして発明品27.28を得た
表−4に分解条件と分解物の平均分子量を示す。
実施例29(小麦クルテンの酵素による部分分解物と次
いて実施したアルカリによる部分分解物による分解物の
調製) 実施例11と同様の条件で小麦クルテンの酵素による部
分分解物の10%水溶液を調製し、その100gに苛性
ソータを1g加えフラスコ中で60分間加熱撹拌した。
その後塩酸にて中和して純水で総量Q 00 、、とし
発明品λo、 29を得1こ。
平均分子量:ま29000てめつf二。
実施例30(小麦グルテンの還元剤による部分分解と次
いて実施し1ニアルカリによる部分分解による分解物の
調製) 実施例I2と同様の条件で小麦グルテンの還柁剤による
部分分解物の10%水溶液を調製し、その100gに苛
性ソーダ1gを加え、フラスコ中で100°Cで60分
間加熱撹拌した。その後、塩酸にて中和して純水で総量
を200gとし発明品No、30を得た1、平均分子量
は39500であった。
実施例31(小麦グルテンのアルカリによる部分分解と
次いて実施した酵素による部分分解(実施例29と順序
が逆)による分解物の調製)実施例5と同様の条件で小
麦クルテンのアルカリによる部分分解物の10%水溶液
を調製し、その】00gに試薬塩酸を加えpn+、sの
水溶液を得、これをフラスコ内で、01gのベプノンを
加えて37°Cで90分間反応させた。その後、苛性ソ
ータで中和し純水で総量200gにし発明品No、31
を得115平均分子量は24500てめっ1こ。
実施例32(小麦グルテンのアルカリによる部分分解と
次L)て実施しf二酸化剤による部分分解による分解物
の調製) 実施例5と同様の条件で小麦クルテンのアルカリによる
部分分解物の10%水溶液を調製し、その100ニにI
−1、0□換算て0,5gに相当する過酸化水素水を加
え、40°Cて60分間加熱撹拌した。その後、残在し
ているH 202と当量のヂオ硫酸ナトリウム(過酸化
水素のマスキンク用)を加え、純水で総fi200gに
して発明品No、32を得1こ。平均分子量は3700
0てあった。
実施例33 日本食品化工株式会社製のとうもろこしタルテンを原料
として、実施例5と同し条件でアルカリを用いて部分分
解を実施し、発明品No、33を得た。
平均分子量1」:25600てあ−)f二。
実施例34 実施例8と同様の条件で小麦クルテンの酸による部分分
解物の10%水溶液100gに亜硫酸す)・リウム(還
元剤)2gを溶解し几純水溶液50gを加え、30°C
にて60分撹拌しf二。その後純水で総量QQQgにし
て発明品\o、34を得Tニ。平均分子量!1530Q
oであ−た。
なお、」二記発明品のうち、発明品No、13〜32の
二段分解物についての性状を表5に示した。
表中、原料側のWは小麦グルテンを、Cはとうもろこし
グルテンを、Bは大豆蛋白をそれぞれ色味オる。なお空
欄は、Wlll定または試験Uオを心味する。
(以下余白) −7ノー 埃扛烈士 (バルブの濾水向上性試験) [試験方法] 某社のバルブ製造工程から採取したバルブ繊維(GP)
をミキサーで2分間離解しI W/V%パルプスラリー
を2ρ調製し、バルブ付きの容器に入ノまた。これに試
験薬剤を添加し500rpmで2分間撹拌した。次いて
上記バルブの下に60メツシユの金網の付いた受器(鋼
部は直径15cmの円形)を置き、撹拌しながらバルブ
を一気に開(Jてバルブスラリーを金網上に導入した。
金網を通った水をメスンリンダーて受け、60h+(!
、 100h+Q流出するまての所要時間を測定した。
試験結果を表6に示す。
このように、発明品を添加することによりブランクに比
して、水の流出時間か短縮化され、濾水性か向上ざメす
ることか判る。また、濾水性向上効果は、従来のポリエ
チレンイミンと同等t、L<はそれ以上と優れているこ
とか判る。
試験結果 に1鯉ん リーフテス)・(パルプ生産量向」二試験)[試験方法
] パルプ繊維をミキサーで2分間離解し、2w/v%パル
プスラリーを2g調製し、容器に入れた。
これに試験薬剤を添加し300rpmで2分間撹拌した
。濾布を張った三角ロー1・を容器につ(J、400t
trrn/cm’の減圧度で上記パルプスラリーを10
秒間吸引した。その後ゆっくりロートを楯ち」−げ、逆
転させ50秒間吸引を続(寸た。濾布」二に載った〕く
ルプンートを乾燥させ乾燥重量を測定した。一方吸引に
より吸いこんたIl@液量を測定した。
試験結果を表7に示す。
このように、発明品を添加することにより、ブランクに
比してパルプノートの乾燥重量か増加しており、歩留り
か向上していることか判る。まf二、この歩留りの向上
効果は従来のポリエチレノイミンと同等もしくはそれ以
上と優メ1ていることか判試験例1て使用しf二乙のと
同一物 (へ)発明の効果 この発明の歩留り・濾水性向上剤によれば、紙・パルプ
工場における歩留りや濾水性を簡便かつ効率よく向上す
ることができろ。そして、この発明の歩留り・濾水性向
上剤は、それ自体一種の食品の変性物であるため毒性も
なく極めて安全に使用、取扱いてきるものである。
従って、この発明の歩留り・濾水性向上剤は、従来品に
比して極めて有利なものであり、その有用性は極めて犬
なるものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)穀物蛋白質の分解物であって、重量平均分子量が
    1,000〜110,000の範囲の部分分解物を有効
    成分として含有してなる紙・パルプ工場における歩留り
    ・濾水性向上剤。
  2. (2)穀物蛋白質が、小麦グルテン、トウモロコシグル
    テン又は大豆蛋白である請求項(1)記載の歩留り・濾
    水性向上剤。
  3. (3)部分分解物が、穀物蛋白質を、アルカリ、酸、酵
    素、還元剤又は酸化剤による分解処理に付して得られる
    ものである請求項(1)記載の歩留り・濾水性向上剤。
  4. (4)部分分解物が、穀物蛋白質を、アルカリによる分
    解処理(A)と、酸、酵素、酸化剤又は還元剤による分
    解処理の1種又は2種以上(B)との組合せによる部分
    分解処理に付して得られるものである請求項(1)記載
    の歩留り・濾水性向上剤。
  5. (5)重量平均分子量が5,000〜80,000であ
    る請求項(1)記載の歩留り・濾水性向上剤。
JP22083488A 1988-09-02 1988-09-02 紙紙・パルプ工場における歩留り・濾水性向上剤 Pending JPH0268398A (ja)

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JP (1) JPH0268398A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105019300A (zh) * 2014-04-16 2015-11-04 中国制浆造纸研究院 大豆蛋白和填料转性增强剂配合使用提高铜版原纸灰分的方法
JP2016528399A (ja) * 2013-07-10 2016-09-15 エコラブ ユーエスエイ インク 大豆粉または大豆タンパク質を用いたシート脱水の促進

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