JP2016528399A - 大豆粉または大豆タンパク質を用いたシート脱水の促進 - Google Patents

大豆粉または大豆タンパク質を用いたシート脱水の促進 Download PDF

Info

Publication number
JP2016528399A
JP2016528399A JP2016525408A JP2016525408A JP2016528399A JP 2016528399 A JP2016528399 A JP 2016528399A JP 2016525408 A JP2016525408 A JP 2016525408A JP 2016525408 A JP2016525408 A JP 2016525408A JP 2016528399 A JP2016528399 A JP 2016528399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dehydrating agent
soy
agent solution
ton
effective amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016525408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6397909B2 (ja
JP2016528399A5 (ja
Inventor
プラサド ダギーララ
プラサド ダギーララ
ウェイグォ チェン
ウェイグォ チェン
ルイス ダブリュー パーチェ
ルイス ダブリュー パーチェ
Original Assignee
エコラブ ユーエスエイ インク
エコラブ ユーエスエイ インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エコラブ ユーエスエイ インク, エコラブ ユーエスエイ インク filed Critical エコラブ ユーエスエイ インク
Publication of JP2016528399A publication Critical patent/JP2016528399A/ja
Publication of JP2016528399A5 publication Critical patent/JP2016528399A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6397909B2 publication Critical patent/JP6397909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/21Macromolecular organic compounds of natural origin; Derivatives thereof
    • D21H17/24Polysaccharides
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/21Macromolecular organic compounds of natural origin; Derivatives thereof
    • D21H17/22Proteins
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/33Synthetic macromolecular compounds
    • D21H17/34Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/37Polymers of unsaturated acids or derivatives thereof, e.g. polyacrylates
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/33Synthetic macromolecular compounds
    • D21H17/34Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/37Polymers of unsaturated acids or derivatives thereof, e.g. polyacrylates
    • D21H17/375Poly(meth)acrylamide
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/06Paper forming aids
    • D21H21/10Retention agents or drainage improvers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

製紙またはパルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための方法および組成物が開示される。本方法は、脱水剤溶液を抄紙機またはパルプ乾燥機のある位置に加えるステップを含み得る。脱水剤溶液は大豆をベースとした成分を含み得る。大豆をベースとした成分は大豆粉または大豆タンパク質であり得る。脱水剤溶液は、パルプ乾燥機または抄紙機のウェットエンド位置に加えることができるか、抄紙機のプレス部に入る前の紙シートに噴霧することができる。さらなる脱水剤溶液もまた加えることができる。さらなる脱水剤溶液は、カチオン性ポリマーまたは界面活性剤を含み得る。

Description

本開示は、製紙プロセスまたはパルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための組成物および方法に関する。より詳細には、本開示は、脱水効率を改善するための製紙プロセスまたはパルプ乾燥プロセスにおける大豆をベースとした脱水剤溶液の使用に関する。
典型的な製紙プロセスにおいて、製紙原材料のスラリーを脱水して、紙シートが形成される。紙を製造する方法は、一般に、一連の様々なプロセスを含む。最初に、原材料のスラリーを重力または慣性脱水に供する。これは、製紙機の早期段階の形成部において実施され得る。次に、真空脱水技術が利用され、続いてプレス脱水が利用される。最後に、シートを熱にさらして、残った水を蒸発させる。このステップは、製紙機のドライヤー部で起こる。
脱水の費用は、後続の脱水プロセスごとに増大する。すなわち、重力脱水はプレス脱水よりも費用が低い。したがって、できる限り多くの水を早期段階の脱水プロセスにおいて除去することが有利である。本質的に、紙製造の速度は、水を除去し得る速度により規定される。大半の抄紙機についての製造速度は、抄紙機のドライヤー部の乾燥容量により制限される。したがって、製紙プロセスの速度を高め、その費用を低減するために、シートがドライヤー部に入る前に、紙シートからできる限り多くの水を除去することが非常に有利である。したがって、シートから水を除去する速度を高めることができる任意の化学薬品処理が、製紙業者にとって価値がある。
多くの化学薬品、例えば歩留り向上剤などが、当技術分野において公知であり、例えば、紙を製造するのに使用される原材料に見られる微細粒子を保持するために使用される。そのような歩留り向上剤は、重力、慣性、および真空脱水の速度を高めることもできる。これらの化学薬品を製紙完成紙料に加えることができ、これには、凝集剤、界面活性剤、凝固剤、微粒子、歩留り向上剤などが含まれ得る。
製紙プロセス中の脱水効率を改善するための方法が本明細書において開示される。一態様では、製紙プロセス中の脱水効率を改善するための方法は、有効量の大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液を抄紙機に加えるステップを含む。
水性パルプスラリーを脱水するための方法もまた本明細書において開示される。一態様では、水性パルプスラリーを脱水するための方法は、水性パルプスラリーに、有効量の大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液を加えるステップと、パルプスラリーを脱水するステップとを含む。
パルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための方法もまた開示される。一態様では、本方法は、有効量の大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液をパルプ乾燥機に加えるステップを含む。
脱水剤溶液もまた本明細書において開示される。一態様では、製紙プロセスまたはパルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための脱水剤溶液は、有効量の大豆をベースとした成分と有効量の界面活性剤とを含む。
上記は、以下の詳細な説明がより良く理解されるように、本開示の特徴および技術的利点をかなり大まかに略述したものである。本出願の特許請求の範囲の主題を形成する、本開示のさらなる特徴および利点を以下に説明する。開示した概念および特定の実施形態を、変形または他の実施形態を設計するための基礎として容易に利用して、本開示の同じ目的を実施できることが当業者により認識されるべきである。そのような均等な実施形態が、添付の特許請求の範囲に規定される通りの本開示の趣旨および範囲から逸脱しないこともまた当業者により理解されるべきである。
本発明の詳細な説明を、図面を具体的に参照しながら、以下に記載する。
本開示の脱水剤の一態様を組み込んだ脱水試験からの実験データを示すグラフである。 本開示の脱水剤の異なる態様を組み込んだ脱水試験からの実験データを示すグラフである。
製紙プロセスまたはパルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための組成物および方法が本明細書において開示される。製紙プロセスは、一般に、パルプから紙製品を製造する方法として定義される。このプロセスは、水性セルロース製紙完成紙料を形成するステップと、完成紙料を排水してシートを形成するステップと、シートを乾燥させるステップとを含み得る。添加剤、例えば脱水剤などを、製紙完成紙料に加えて、排水または脱水プロセスを操作することができる。添加剤を加えた後に、通常は長網抄紙機または円網抄紙機で、パルプを脱水することができる。
長網抄紙機では、パルプ完成紙料(「紙料スラリー」としても知られる)は、ヘッドボックスから、連続式の、移動するオープンメッシュファブリック上に堆積される。スラリー中の水は、ファブリックを通して排水され、パルプマットが形成される。ファブリックまたはワイヤーを通した最初のドレネージ後に、マットがワイヤー上で運ばれるときに、徐々に増大する真空の適用によって、マットはさらに脱水される。真空は、真空箱として知られる一連の要素によって、マットの下側に適用される。真空は、フォーミングファブリックからマットを取り除く前に、クーチロールで適用することもできる。この時点での公称マット濃度は、約16%から約20%である。次いでパルプマットは抄紙機のプレス部に入る。プレス部は通常約2個から4個のプレスニップを含んでおり、ここで機械的圧搾によりさらなる水が除去される。プレス後の公称マット濃度は、約40%から約50%である。プレス部の後に、蒸発手段により、通常ドライヤー部での熱風衝突により、さらなる水がシートから除去される。シートの最終濃度は、一般に、約80%から約86%(オーブン乾燥基準)または約90%から約95%(空気乾燥基準)の範囲である。
円網抄紙機では、バットに完成紙料が入っており、回転するファブリックで被覆したシリンダを使用して、マットが形成される。バット中の完成紙料/スラリーはシリンダ上に持ち上げられ、水のドレネージがファブリック/スクリーンを通して起こり、マットが形成される。マットは、シリンダ上でさらに真空脱水され、そこで、長網抄紙機について記載したように、マットはプレス部およびドライヤー部に移される。
製紙プロセスの機械的水除去部、例えば、真空、プレス、およびドライヤーの最適な性能を達成するように努めることによって、脱水を最大化することができる。脱水を最大化するために、紙料温度を可能な限り高く、通常約150°Fから約160°Fに維持して、水粘度を低下させることによって水除去を促進する。また、蒸気室を使用して、プレス部の前にマットの温度を上げることができる。
当業者は、パルプ乾燥機がサイズプレスを含まないことを除いて、パルプ乾燥機が上記の製紙機に類似していることを理解するであろう。
本発明者らは、特定の脱水剤を製紙機またはパルプ乾燥機に加えることによっても、脱水を最大化することができることを予期せず発見した。本開示を通して、「脱水剤」または「脱水剤溶液」への言及は、単一の脱水剤または脱水剤溶液を意味し得るか、本開示の脱水剤または脱水剤溶液の2種、3種、4種またはそれ超の任意の組合せを意味し得ることが理解されるべきである。本開示の脱水剤/脱水剤溶液のいずれも、スラリーまたは溶液で、製紙機またはパルプ乾燥機におけるある位置、例えば、完成紙料、薄紙料、濃紙料等に加えることができる。開示した方法に関連して複数の脱水剤を使用する場合、脱水剤または脱水剤溶液を、任意の順序で完成紙料に加えることができるか、下に別段の記載がない限り、脱水剤を単一の溶液またはスラリーで同時に加えることができる。一態様では、マット強化プロセス中にパルプが真空脱水される前に、脱水剤溶液を完成紙料に加える。例えば、脱水剤溶液を、長網抄紙機パルプドライヤーでヘッドボックスの前に加えてもよい。
本開示の脱水剤溶液は、従来のウェットエンド添加剤で用いられる伝統的なウェットエンド位置に加えることができる。これらの位置には、例えば、完成紙料、薄紙料、および/または濃紙料が含まれ得る。実際のウェットエンド位置は重要ではないと考えられる。脱水剤溶液は、シートの形成後にプレス部の前に加えることもできる。例えば、脱水剤溶液は、プレス部に入る前の湿紙に噴霧することができる。脱水剤溶液がこの位置で加えられる場合、必要とされる用量および/またはウェットエンドで起こり得る干渉の効果を潜在的に低減し得る。
ある特定の態様において、本開示の脱水剤溶液は大豆を含む。以後、この種の脱水剤溶液を、「大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液」または「大豆をベースとした脱水剤溶液」と称することがあり、本段落に列挙された全ての配合物を含むことが意図される。例えば、一態様では、本開示の脱水剤溶液は大豆粉を含む。本開示に従って、大豆粉は約50%のデンプンおよび約50%の大豆タンパク質を含むことが理解されるべきである。別の態様では、本開示の脱水剤溶液は大豆タンパク質を含む。さらなる態様では、脱水剤溶液は、大豆粉と大豆タンパク質との組合せを含む。他の態様では、脱水剤溶液は大豆タンパク質からなり、これは該溶液が大豆タンパク質の他にさらなる添加剤を含まないことを意味する。またさらなる態様では、脱水剤溶液は大豆粉からなり、これは該溶液が大豆粉の他にさらなる添加剤を含まないことを意味する。他の態様では、脱水剤溶液は、大豆タンパク質と大豆粉との組合せからなり、これは該溶液が大豆タンパク質と大豆粉との組合せの他にさらなる添加剤を含まないことを意味する。
大豆粉の溶液は、当業者によって調製することができ、例示的な例として、約10グラムの大豆粉を約90グラムの水に分散させることができる。次に、およそ15mMのNaを加えることができ、塩基(例えば0.1N NaOHであるがこれに限定されない)を加えることによって、溶液のpHを約8から約9の間に調整することができる。いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、メタ重亜硫酸ナトリウム(Na)が大豆粉の溶解を助け、大豆タンパク質が放出されるという仮説が立てられる。生じた溶液を、製紙完成紙料に加える前に、約1時間撹拌してもよい。ここでも、前述のことは単に大豆粉溶液を含む脱水剤を製造する方法の例示的な例であり、記載した特定の量は、完成紙料中のパルプの量に基づいて調整することができる。
大豆タンパク質の溶液は、当業者によって調製することができ、ある特定の態様では、該溶液は、大豆粉の溶液と類似の様式で調製することができる。しかしながら、大豆タンパク質の溶液を調製するときには、メタ重亜硫酸ナトリウムを加えなくてもよいであろう。大豆タンパク質は、pHが約8に調整された水に容易に溶解することができる。
脱水剤溶液中の脱水剤の有効量は、脱水されるパルプの特徴、製紙機装置、パルプ乾燥機装置、およびスラリーに含有される原材料に基づいて経験的に決定される。脱水剤溶液の大豆粉または大豆タンパク質成分に関して、大豆成分の用量は、乾燥パルプ1トンあたりの大豆のポンドに基づいて、約0.05lb/トンから約20lb/トンである。さらなる態様では、大豆成分の用量は、乾燥パルプ1トンあたりの大豆のポンドに基づいて、約1lb/トンから約15lb/トン、または約1lb/トンから約10lb/トンである。いくつかの態様では、大豆成分の用量は、約2lb/トンから約6lb/トンであり、他の態様では、大豆成分の用量は、乾燥パルプ1トンあたりの大豆のポンドに基づいて、約2lb/トンから約4lb/トンである。
本開示のある特定の態様に従った脱水剤溶液は大豆をベースとした脱水剤溶液であるものの、他の態様では、脱水剤溶液は凝集剤を含み得る。任意の種類の凝集剤を本開示に従って使用することができ、ある特定の態様では、凝集剤はカチオン性ポリマーである。したがって、ある特定の態様では、大豆をベースとした脱水剤溶液を完成紙料に加えることができ、カチオン性ポリマーなどの凝集剤を含む別個の脱水剤溶液を完成紙料に加えることができる。いくつかの態様では、大豆をベースとした脱水剤溶液をまず完成紙料に加えた後、次にカチオン性ポリマーを含む脱水剤溶液を加えることができ、他の態様では、カチオン性ポリマーを含む脱水剤溶液を加えた後に、大豆をベースとした脱水剤溶液を完成紙料に加えることができる。
本開示により企図されるカチオン性ポリマーには、例えば、アクリルアミド、アリルアミン、ビニルアミン、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルアクリレート第四級塩、ジアルキルアミノアルキルアクリレート酸塩、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート第四級塩、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート酸塩などであるがこれらに限定されないモノマーが含まれ得る。アルキル基は一般に約1個から約10個の炭素原子を含む。ある特定の態様では、アルキル基は、約1個から約7個の炭素原子を含み、さらなる態様では、アルキル基は約1個から約4個の炭素原子を含む。
本開示のカチオン性ポリマーに関連して使用することができるカチオン性モノマーの具体例としては、ジメチルアミノエチルアクリレートメチルクロリド第四級塩(DMAEA.MCQ)、ジメチルアミノエチルアクリレートメチルスルフェート第四級塩、ジメチルアミノエチルアクリレートベンジルクロリド第四級塩、ジメチルアミノエチルアクリレート硫酸塩、ジメチルアミノエチルアクリレート塩酸塩、ジメチルアミノエチルメタクリレートメチルクロリド第四級塩、ジメチルアミノエチルメタクリレートメチルスルフェート第四級塩、ジメチルアミノエチルメタクリレートベンジルクロリド第四級塩、ジメチルアミノエチルメタクリレート硫酸塩、ジメチルアミノエチルメタクリレート塩酸塩、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミドまたはメタクリルアミドおよびこれらの第四級または酸塩、例えば、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドメチルスルフェート第四級塩、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド硫酸塩、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド塩酸塩、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドメチルスルフェート第四級塩、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド硫酸塩、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド塩酸塩、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジアリルジエチルアンモニウムクロリドおよびジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)からなる群から選択される1種以上の要素が挙げられるが、これらに限定されない。
特定の一態様では、大豆粉を含む脱水剤溶液が完成紙料に加えられ、続いてジメチルアミノエチルアクリレートメチルクロリド第四級塩/アクリルアミド(DMAEA.MCQ/AcAm)を含む脱水剤溶液が加えられる。この態様におけるカチオン性ポリマーの活性含有量は、約35%であり得る。
ある特定の態様では、カチオン性ポリマーの用量は、乾燥パルプ1トンあたりの活性カチオン性ポリマーのポンドに基づいて、約0lb/トンから約5lb/トンまたは約0.1lb/トンから約2lb/トンである。他の態様では、カチオン性ポリマーの用量は、約0.5lb/トンから約3lb/トンであり、他の態様では、乾燥パルプ1トンあたりの活性カチオン性ポリマーのポンドに基づいて、カチオン性ポリマーの用量は、約2lb/トンから約4lb/トンである。
カチオン性ポリマー脱水剤溶液は、例えば、約35%のポリマー活性分を含む、油中水型エマルションなどのエマルションの形態とすることもできる。生成物は、使用前にメイクダウン(make down)または「転相(invert)」する必要があり得、例示的な一例として、約1gのカチオン性ポリマーを約99gの水に、約800rpmの撹拌下で約30分間混合することによって、実験室においてポリマーを転相することができよう。次いでこの1%生成物を、所望の濃度(通常約0.01%から約1%の間)に希釈した後、完成紙料に加えることができる。当技術分野において、メイクダウン装置(混合装置)を使用して、生成物を約0.5%から約1%の溶液に転相することができ、次いで、所望の溶液濃度に事後希釈した後、供給ポンプを使用して完成紙料に溶液を供給する。
本開示のある特定の態様に従って、脱水剤溶液は、1種以上の界面活性剤も含むことができる。界面活性剤は、水とある他の液体との間の界面張力、または水と固体との間の界面張力を意味する、水の表面張力を低下させる化合物である。界面活性剤は通常、両親媒性の有機化合物であり、これらが疎水性基(それらの尾部)と親水性基(それらの頭部)の両方を含むことを意味する。したがって、界面活性剤は、水不溶性部分と水溶性部分の両方を含む。界面活性剤は、カチオン性電荷、アニオン性電荷を有することができるか、全く電荷を帯びていなくてもよい。本開示の一態様では、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、例えば、PEO−PPO−PEOのトリブロックコポリマー(ここで、PEO(ポリエチレンオキシド)は親水性であり、PPO(ポリプロピレンオキシド)はより疎水性である)とすることができる。したがって、本開示の一態様では、脱水剤溶液は、PEO−PPO−PEOのトリブロックコポリマーを含むことができる。界面活性剤の溶液は、例えば、公知の量の界面活性剤を水に加え、混合して溶液を形成するなど、当技術分野において公知のプロセスにより作製することができる。
ある特定の態様では、界面活性剤の用量は、乾燥パルプ1トンあたりの界面活性剤のポンドに基づいて、約0lb/トンから約5lb/トンまたは約0.5lb/トンから約2lb/トンである。他の態様では、界面活性剤の用量は、乾燥パルプ1トンあたりの界面活性剤のポンドに基づいて、約1lb/トンから約3lb/トンまたは約2lb/トンから約4lb/トンである。
本開示の特定の態様では、脱水剤溶液は、大豆粉および/または大豆タンパク質と1種以上の界面活性剤との混合物を含む。任意の態様では、本開示の方法は、大豆をベースとした成分、例えば、大豆粉や大豆タンパク質などを含む脱水剤溶液を単に含むことができる。しかしながら、上述のように、さらなる脱水剤溶液を使用することができる。例示的な例として、本明細書において開示した任意の方法は、第1の、大豆をベースとした脱水剤溶液、例えば、大豆粉および/または大豆タンパク質を含む脱水剤溶液などと、1種以上のカチオン性ポリマーを含む第2の脱水剤溶液と、1種以上の界面活性剤を含む第3の脱水剤溶液とを含むことができる。各脱水剤溶液を完成紙料に加える順序は重要ではなく、上述のように、ある特定の態様では、第1の脱水剤溶液は、完成紙料に加える前に、第3の脱水剤溶液と合わせることができる。
特定の一態様では、製紙プロセスまたはパルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための脱水剤溶液は、有効量の大豆をベースとした成分および有効量の界面活性剤を含む。大豆をベースとした成分は、本明細書において開示した任意の大豆をベースとした成分であってもよい。例えば、大豆をベースとした成分は、大豆粉および/または大豆タンパク質を含んでもよい。界面活性剤は、本明細書において開示した任意の界面活性剤とすることができる。例えば、界面活性剤は、ポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドを含むトリブロックコポリマーであってもよい。各成分の有効量は、本明細書において開示したそのような成分の任意の量とすることができる。例えば、大豆をベースとした成分の有効量は、約0.05lb/トンから約20lb/トンであってもよく、界面活性剤の有効量は、約0.1lb/トンから約5lb/トンであってもよい。
本開示の脱水剤溶液と組み合わせて他の添加剤を使用することができる。しかしながら、本開示の脱水剤が適切に機能するためにはさらなる添加剤は必要とされないことに留意されたい。他の添加剤には、例えば、歩留り向上剤、紙力増強剤、サイズ剤、微粒子、ミョウバン、またはこれらの任意の組合せが含まれ得る。
本開示の脱水剤溶液および添加剤は、水性セルロースパルプスラリー(例えば、完成紙料)を脱水するための方法において使用することができる。ある特定の態様では、水性パルプスラリーを脱水するための方法は、(a)水性パルプスラリーに有効量の大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液を加えるステップと、(b)パルプスラリーを脱水するステップとを含み得る。大豆をベースとした成分は、大豆タンパク質および/または大豆粉とすることができる。製紙機またはパルプ乾燥機は、パルプスラリーを含み得る。
本開示の脱水剤溶液および添加剤は、抄紙機で紙シートの脱水を促進するための方法においても使用することができる。一態様では、そのような方法は、(a)大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液を抄紙機に加えるステップを含む。大豆をベースとした成分は、大豆タンパク質および/または大豆粉とすることができる。脱水剤溶液を抄紙機に加える特定の位置に関して、脱水剤溶液を、例えば、従来のウェットエンド添加剤で用いられるウェットエンド位置、完成紙料、および/またはプレス部でもしくはプレス部の前に加えることができよう。さらに、脱水剤溶液は、プレス部脱水の前に紙シートに噴霧することもできる。
本開示の脱水剤溶液および添加剤は、パルプ乾燥機の脱水を促進するための方法においてさらに使用することができる。一態様では、そのような方法は、(a)大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液をパルプ乾燥機に加えるステップを含む。大豆をベースとした成分は、大豆タンパク質および/または大豆粉とすることができる。脱水剤溶液をパルプ乾燥機に加える特定の位置に関して、脱水剤溶液を、例えば、従来のウェットエンド添加剤で用いられるウェットエンド位置に、完成紙料に、および/または機械のヘッドボックスで加えることができよう。
本開示の脱水剤溶液および添加剤は、製紙プロセス中の脱水効率を改善するための方法においてさらに使用することができる。一態様では、本方法は、(a)大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液を抄紙機に加えるステップを含む。大豆をベースとした成分は、大豆タンパク質および/または大豆粉とすることができる。脱水剤溶液を抄紙機に加える特定の位置に関しては、脱水剤溶液を、例えば、従来のウェットエンド添加剤で用いられるウェットエンド位置に、完成紙料に、および/またはプレス部でもしくはプレス部の前に加えることができよう。さらに、脱水剤溶液は、プレス部の前に紙シートに噴霧することもできる。
前述のことは、例示のために提示され、本開示の範囲を制限することを意図しない以下の実施例を参照することにより、より良く理解されるであろう。
[実施例1]
古段ボール(OCC)完成紙料の濃紙料を製紙工場から得た。水を用いて完成紙料を1%に希釈し、1,200mLの生じた完成紙料溶液を、1200rpmの混合下で、2つの異なる瓶に(各瓶に600mL)加えた。大豆粉の溶液を約2lb/トンの量で第1の瓶に加え、大豆粉の溶液をまた約4lb/トンの量で第2の瓶に加えた。生じた溶液を30秒間混合した。
次に、完成紙料溶液を、300mbarの真空下で90秒間、100メッシュワイヤーで排水した。生じたウェットパッド(シート)の重量を次いで記録した。その後、ウェットパッドを2枚のフェルトの間に配置した。挟んだパッドを次いで金属ワイヤーの上に置き、固定プレスを使用して7バールの圧力下で2分間プレスした。
プレスしたパッドの重量を記録した後、パッドを約105℃の温度を有する加熱オーブンに一夜入れた。その後、パッドの乾燥重量を記録した。プレス固形分は、プレスパッドおよび乾燥パッドの重量によって計算した。
図1に見られるように、大豆粉を加えることで、プレスパッドの固形分が著しく改善した。プレスパッドの固形分が高いほど、水分含有量が低くなる。
[実施例2]
大豆粉溶液を完成紙料に加えた15秒後に、1lb/トンの「凝集剤1」を溶液として完成紙料に加えたことを除いて、実施例1を実施するのに用いたのと同じステップを実施例2について繰り返した。凝集剤1は、ジメチルアミノエチルアクリレートメチルクロリド第四級塩/アクリルアミド(DMAEA.MCQ/AcAm)のコポリマーである。コポリマーの活性含有量は35%である。
この実験からの結果を図2において見ることができる。ここでも、完成紙料に大豆粉を組み入れることに由来するプレス脱水効果が著しいことを見ることができる。凝集剤1が脱水プロセスに有益な効果を及ぼすこともまた見ることができる。
ここにおいて開示および特許請求した組成物および方法の全てを、本開示に照らして、過度な実験を行うことなく、作製および実行することができる。本発明は多くの様々な形態で実施することができるものの、本発明の特定の好ましい実施形態を本明細書において詳細に説明した。本開示は、本発明の原則を例証するものであり、本発明を例示した特定の実施形態に限定することを意図しない。さらに、明示的に逆の記載がない限り、「a」という単語の使用は、「少なくとも1つ」または「1つ以上」を含むことが意図される。例えば、「脱水剤」は、「少なくとも1種の脱水剤」または「1種以上の脱水剤」を含むことが意図される。
絶対的にまたは近似的にのいずれかで示した任意の範囲は、両方を包含することが意図され、本明細書において用いた任意の定義は、限定ではなく明瞭化を意図している。本発明の広い範囲を規定する数値範囲およびパラメータは近似値であるにもかかわらず、具体的な実施例に記載した数値を可能な限り正確に報告する。しかしながら、任意の数値は、それらのそれぞれの試験測定値に見られる標準偏差から必然的に生じる特定の誤差を本来含むものである。さらに、本明細書において開示した全ての範囲は、その範囲に含まれるあらゆる下部範囲(全ての小数値および整数値を含めて)を包含することが理解されるべきである。さらに、本発明は、本明細書において記載した多様な実施形態のいくつかまたは全てのあらゆる可能な組合せを包含する。本明細書において記載したここで好ましい実施形態に対する多様な変化および変形が、当業者に明らかであることもまた理解されるべきである。そのような変化および変形は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、またその意図される利点を減ずることなく、成すことができる。したがって、そのような変化および変形が、添付の特許請求の範囲により包含されることが意図される。

Claims (20)

  1. 製紙プロセス中の脱水効率を改善するための方法であって、
    有効量の大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液を抄紙機に加えるステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記大豆をベースとした成分が大豆粉を含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、前記大豆をベースとした成分が大豆タンパク質を含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、前記大豆をベースとした成分の前記有効量が約0.05lb/トンから約20lb/トンであることを特徴とする方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記脱水剤溶液が前記抄紙機のウェットエンド位置に加えられることを特徴とする方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、前記脱水剤溶液がプレス部に入る前の紙シートに噴霧されることを特徴とする方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、有効量のカチオン性ポリマーを含む脱水剤溶液を前記抄紙機に加えるステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、前記カチオン性ポリマーが、ジメチルアミノエチルアクリレートメチルクロリド第四級塩およびアクリルアミドを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項7に記載の方法であって、前記カチオン性ポリマーの前記有効量が約0.1lb/トンから約5lb/トンであることを特徴とする方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、有効量の界面活性剤を含む脱水剤溶液を前記抄紙機に加えるステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記界面活性剤が、ポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドを含むトリブロックコポリマーであることを特徴とする方法。
  12. 請求項10に記載の方法であって、前記界面活性剤の前記有効量が約0.1lb/トンから約5lb/トンであることを特徴とする方法。
  13. 請求項1に記載の方法であって、1種以上の添加剤を前記抄紙機に加えるステップをさらに含むことを特徴とし、前記1種以上の添加剤が、歩留り向上剤、紙力増強剤、サイズ剤、微粒子、ミョウバン、およびこれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする方法。
  14. 製紙プロセスまたはパルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための脱水剤溶液であって、
    有効量の大豆をベースとした成分と;
    有効量の界面活性剤と
    を含むことを特徴とする脱水剤溶液。
  15. 請求項14に記載の脱水剤溶液であって、前記大豆をベースとした成分が大豆粉および/または大豆タンパク質を含み、前記界面活性剤がポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドを含むトリブロックコポリマーを含むことを特徴とする脱水剤溶液。
  16. 請求項14に記載の脱水剤溶液であって、前記大豆をベースとした成分の前記有効量が約0.05lb/トンから約20lb/トンであることを特徴とする方法。
  17. 請求項14に記載の脱水剤溶液であって、前記界面活性剤の前記有効量が約0.1lb/トンから約5lb/トンであることを特徴とする方法。
  18. パルプ乾燥プロセス中の脱水効率を改善するための方法であって、
    有効量の大豆をベースとした成分を含む脱水剤溶液をパルプ乾燥機に加えるステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、有効量のカチオン性ポリマーを含む脱水剤溶液を前記パルプ乾燥機に加えるステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  20. 請求項18に記載の方法であって、有効量の界面活性剤を含む脱水剤溶液を前記パルプ乾燥機に加えるステップをさらに含むことを特徴とする方法。
JP2016525408A 2013-07-10 2014-07-08 脱水効率の改善方法 Active JP6397909B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/938,845 2013-07-10
US13/938,845 US8858759B1 (en) 2013-07-10 2013-07-10 Enhancement of sheet dewatering using soy flour or soy protein
PCT/US2014/045665 WO2015006272A1 (en) 2013-07-10 2014-07-08 Enhancement of sheet dewatering using soy flour or soy protein

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016528399A true JP2016528399A (ja) 2016-09-15
JP2016528399A5 JP2016528399A5 (ja) 2017-08-17
JP6397909B2 JP6397909B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=51661060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016525408A Active JP6397909B2 (ja) 2013-07-10 2014-07-08 脱水効率の改善方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8858759B1 (ja)
EP (1) EP3019660A4 (ja)
JP (1) JP6397909B2 (ja)
CN (1) CN105358765B (ja)
BR (1) BR112015028832A2 (ja)
WO (1) WO2015006272A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021111698A1 (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 栗田工業株式会社 パルプシートの製造方法及びパルプスラリー用脱水向上剤

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2473674B1 (en) * 2009-09-01 2013-07-10 Armstrong World Industries, Inc. Cellulosic product forming process and wet formed cellulosic product
US10000393B2 (en) * 2015-01-14 2018-06-19 Ecolab Usa Inc. Enhancement of dewatering using soy flour or soy protein
MX2018002669A (es) * 2015-09-03 2018-04-13 Solenis Tech Lp Metodo para fabricar papel y productos de papel de lignocelulosicos.
CN109024041A (zh) * 2018-08-03 2018-12-18 广州市宏晓包装制品有限公司 一种纸浆脱水助剂
CN109082936B (zh) * 2018-08-16 2020-11-24 内江师范学院 一种纸张表面施胶剂及其制备方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1002012A (en) * 1963-10-08 1965-08-18 Sonoco Products Co An improved method for making paper
JPH0268398A (ja) * 1988-09-02 1990-03-07 Katayama Chem Works Co Ltd 紙紙・パルプ工場における歩留り・濾水性向上剤
JPH07501501A (ja) * 1992-08-11 1995-02-16 フェニックス バイオコンポジットス,エルエルシー 板紙紙料および再生紙からの製造方法
US20020144951A1 (en) * 2000-12-21 2002-10-10 Jawed Sarkar Modification of soy flour proteins for producing coagulants in papermaking and waste water treatment applications
JP2007500274A (ja) * 2003-05-12 2007-01-11 ロケット・フルーレ マメ科植物デンプンをカチオン化する方法、このように得たカチオン性デンプンおよびその用途
JP2008296154A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Sanyo Chem Ind Ltd 高分子凝集剤
JP2009280935A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Hakuto Co Ltd 抄紙プレス工程における汚れ防止剤及びこれを用いた汚れ防止方法
JP2011168948A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Arakawa Chem Ind Co Ltd 水溶性重合体分散液、紙力増強剤、製紙用濾水性向上剤および製紙用歩留向上剤

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3166466A (en) * 1962-06-28 1965-01-19 Mc Graw Edison Co Fibrous cellulosic products
US4391932A (en) * 1982-01-22 1983-07-05 Nalco Chemical Company Polycationic latices of dimethylaminopropyl-acrylamide, and their use of as sludge dewatering agents and/or paper retention aids
GB9410920D0 (en) * 1994-06-01 1994-07-20 Allied Colloids Ltd Manufacture of paper
WO1997031153A1 (en) * 1996-02-23 1997-08-28 Quaker Chemical Corporation Manufacture of softened cellulose fiber-based products
FR2810042B1 (fr) * 2000-06-13 2004-04-16 Roquette Freres Nouvelle composition amylacee contenant une matiere amylacee cationique
US6733674B2 (en) 2002-01-29 2004-05-11 Ondeo Nalco Company Method of dewatering sludge using enzymes
AU2003239345A1 (en) 2002-04-30 2003-11-17 Central Soya Company, Inc. Method of imparting high water dispersibility to protein materials and the products thereof
US6706144B1 (en) 2002-06-18 2004-03-16 Ondeo Nalco Company Method of dewatering pulp
US7641766B2 (en) 2004-01-26 2010-01-05 Nalco Company Method of using aldehyde-functionalized polymers to enhance paper machine dewatering
EP1586704A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-19 SOLVAY (Société Anonyme) Use of ultrafine calcium carbonate particles in papermaking
ES2389492T3 (es) 2004-12-10 2012-10-26 Hercules Incorporated Composiciones de emulsión de eliminador de espuma para aplicaciones de fabricación de pasta papelera
US20060162887A1 (en) * 2005-01-26 2006-07-27 Weinstein David I System and method to control press section dewatering on paper and pulp drying machines using chemical dewatering agents
WO2007075681A1 (en) * 2005-12-19 2007-07-05 Hercules Incorporated Chemically-enhanced mechanical treatment of water
US8071524B2 (en) * 2009-05-18 2011-12-06 Hoover, Inc. Biodegradable wipe utilizing bio-based lubricant comprising refined soybean oil
US20110008637A1 (en) * 2009-07-09 2011-01-13 Broadus Katherine M Method for improving the performance of optical brightening agents
EP2473674B1 (en) * 2009-09-01 2013-07-10 Armstrong World Industries, Inc. Cellulosic product forming process and wet formed cellulosic product
AU2011360928A1 (en) * 2010-11-10 2013-06-20 Battelle Memorial Institute Self-assembling polymer particle release system
CA2857238A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Rockwool International A/S Aqueous binder composition
US9644318B2 (en) 2012-07-17 2017-05-09 Georgia Tech Research Corporation Consolidation and dewatering of particulate matter with protein
US10208414B2 (en) 2012-11-13 2019-02-19 Johns Manville Soy protein and carbohydrate containing binder compositions

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1002012A (en) * 1963-10-08 1965-08-18 Sonoco Products Co An improved method for making paper
JPH0268398A (ja) * 1988-09-02 1990-03-07 Katayama Chem Works Co Ltd 紙紙・パルプ工場における歩留り・濾水性向上剤
JPH07501501A (ja) * 1992-08-11 1995-02-16 フェニックス バイオコンポジットス,エルエルシー 板紙紙料および再生紙からの製造方法
US20020144951A1 (en) * 2000-12-21 2002-10-10 Jawed Sarkar Modification of soy flour proteins for producing coagulants in papermaking and waste water treatment applications
JP2007500274A (ja) * 2003-05-12 2007-01-11 ロケット・フルーレ マメ科植物デンプンをカチオン化する方法、このように得たカチオン性デンプンおよびその用途
JP2008296154A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Sanyo Chem Ind Ltd 高分子凝集剤
JP2009280935A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Hakuto Co Ltd 抄紙プレス工程における汚れ防止剤及びこれを用いた汚れ防止方法
JP2011168948A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Arakawa Chem Ind Co Ltd 水溶性重合体分散液、紙力増強剤、製紙用濾水性向上剤および製紙用歩留向上剤

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021111698A1 (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 栗田工業株式会社 パルプシートの製造方法及びパルプスラリー用脱水向上剤
CN114402107A (zh) * 2019-12-03 2022-04-26 栗田工业株式会社 纸浆片材的制造方法和纸浆浆料用脱水改善剂
KR20220103091A (ko) * 2019-12-03 2022-07-21 쿠리타 고교 가부시키가이샤 펄프시트의 제조방법 및 펄프 슬러리용 탈수향상제
KR102628687B1 (ko) * 2019-12-03 2024-01-23 쿠리타 고교 가부시키가이샤 펄프시트의 제조방법 및 펄프 슬러리용 탈수향상제
CN114402107B (zh) * 2019-12-03 2024-02-02 栗田工业株式会社 纸浆片材的制造方法和纸浆浆料用脱水改善剂

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015006272A1 (en) 2015-01-15
EP3019660A1 (en) 2016-05-18
CN105358765B (zh) 2018-05-08
BR112015028832A2 (pt) 2017-07-25
EP3019660A4 (en) 2017-01-18
JP6397909B2 (ja) 2018-09-26
US8858759B1 (en) 2014-10-14
CN105358765A (zh) 2016-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6397909B2 (ja) 脱水効率の改善方法
RU2715528C1 (ru) Способ и система для производства бумаги, картона или аналогичных материалов
KR102105941B1 (ko) 종이 및 판지의 제조 방법
RU2363656C2 (ru) Золи на основе диоксида кремния, их получение и использование
JP6942142B2 (ja) 製紙プロセスのためのボロン酸含有ポリマー
RU2667287C1 (ru) Способ повышения прочности бумаги
JP5961619B2 (ja) イオン性架橋ポリマー微粒子を用いて紙を作製する方法及び該方法により作製された製品
JP7046066B2 (ja) 紙又は板紙の製造における堆積物形成を抑制するためのポリマー製品の使用
EP3097231B1 (en) Method for treating fibre stock
RU2347029C1 (ru) Способ изготовления бумаги
KR102220320B1 (ko) 건조 단부 강도용 습윤 단부 화학물질
CN106795695A (zh) 通过在含有淀粉的施胶压榨制剂中使用二烯丙基胺丙烯酰胺共聚物来提高纸块体强度的方法
RU2345188C1 (ru) Способ изготовления мешочной бумаги и мешочная бумага
JP6364480B2 (ja) 製紙プロセスにおける保持、湿潤強度および乾燥強度を増加させるための、ナノ結晶セルロースおよびポリマーグラフトナノ結晶セルロースの使用
EP0831177B1 (en) Hydrophilic dispersion polymers for paper applications
TW201512491A (zh) 排水劑及乾燥強化劑之聚環氧乙烷處理
RU2363799C1 (ru) Способ изготовления бумаги
JP2013510956A (ja) 紙などの製造方法
Zhang et al. Preparation, Application, and Mechanism of Starch Modified Dicyandiamide Formaldehyde Polymer–Bentonite Microparticle Retention and Drainage Aid System
JP2021066989A (ja) 板紙の製造方法
MXPA97007246A (en) Hydrofilic dispersion polymers for applications in pa manufacturing

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170706

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170706

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170706

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6397909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250