JPH1151072A - 自在軸継手 - Google Patents
自在軸継手Info
- Publication number
- JPH1151072A JPH1151072A JP20922897A JP20922897A JPH1151072A JP H1151072 A JPH1151072 A JP H1151072A JP 20922897 A JP20922897 A JP 20922897A JP 20922897 A JP20922897 A JP 20922897A JP H1151072 A JPH1151072 A JP H1151072A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- spherical
- spherical portion
- insertion hole
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】構成部品が少ないにも関わらず、性能や強度を
改善した自在軸継手を得る。 【解決手段】一方の軸1には先端に球状部2を形成する
と共に、球状部2に軸1と直交する円筒面4を形成す
る。また、他方の軸8には球状部2を挿入可能な挿入孔
10を形成すると共に、挿入孔10の内周面には球状部
2の球面が接触する一対の円弧面14と、円筒面4が接
触する一対の平坦面16とを形成する。そして、挿入孔
10の底は球状部2が着座する球面18に形成する。更
に、球状部2に接触して挿入孔10からの球状部2の抜
け止めをする抜止め部材26を他方の軸8にかしめによ
り取り付けた。
改善した自在軸継手を得る。 【解決手段】一方の軸1には先端に球状部2を形成する
と共に、球状部2に軸1と直交する円筒面4を形成す
る。また、他方の軸8には球状部2を挿入可能な挿入孔
10を形成すると共に、挿入孔10の内周面には球状部
2の球面が接触する一対の円弧面14と、円筒面4が接
触する一対の平坦面16とを形成する。そして、挿入孔
10の底は球状部2が着座する球面18に形成する。更
に、球状部2に接触して挿入孔10からの球状部2の抜
け止めをする抜止め部材26を他方の軸8にかしめによ
り取り付けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角度をなす出力
軸、入力軸等の一対の軸間で回転を伝達する自在軸継手
に関する。
軸、入力軸等の一対の軸間で回転を伝達する自在軸継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示すように、一対の軸
100,102の先端をそれぞれ二股に形成し、両軸1
00,102を互いに直交する連結軸104,106に
より結合した自在軸継手が広く知られている。また、図
6に示すように、一方の軸108の先端に球状部110
を形成して、他方の軸112に挿入すると共に、球状部
110の中心を通る連結軸114により結合して、連結
軸114の廻りに揺動できるようにすると共に、連結軸
114と直交する方向にも、球状部110を中心にして
揺動できるように、拡大孔116を球状部110に形成
したものが知られている。
100,102の先端をそれぞれ二股に形成し、両軸1
00,102を互いに直交する連結軸104,106に
より結合した自在軸継手が広く知られている。また、図
6に示すように、一方の軸108の先端に球状部110
を形成して、他方の軸112に挿入すると共に、球状部
110の中心を通る連結軸114により結合して、連結
軸114の廻りに揺動できるようにすると共に、連結軸
114と直交する方向にも、球状部110を中心にして
揺動できるように、拡大孔116を球状部110に形成
したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の前者のものでは、構成部品が多いために、コス
ト高となり、後者のものでは、構成部品は少なくなるも
のの、球状部110に拡大孔116を形成したりするた
めに、性能、強度が劣り、用途が限定されるという問題
があった。
た従来の前者のものでは、構成部品が多いために、コス
ト高となり、後者のものでは、構成部品は少なくなるも
のの、球状部110に拡大孔116を形成したりするた
めに、性能、強度が劣り、用途が限定されるという問題
があった。
【0004】本発明の課題は、構成部品が少ないにも関
わらず、性能や強度を改善した自在軸継手を提供するこ
とにある。
わらず、性能や強度を改善した自在軸継手を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、角度をなす一対の軸間で回転を伝達する自在軸継手
において、一方の前記軸には先端に球状部を形成すると
共に、該球状部に該軸と直交する円筒面を形成し、他方
の前記軸には前記球状部を挿入可能な挿入孔を形成する
と共に、該挿入孔の内周面には前記球状部の球面が接触
する一対の円弧面と、前記円筒面が接触する一対の平坦
面とを形成し、また、該挿入孔の底は前記球状部が着座
する球面に形成し、かつ、前記球状部に接触して前記挿
入孔からの前記球状部の抜け止めをする抜止め部材を前
記他方の軸に取り付けたことを特徴とする自在軸継手が
それである。
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、角度をなす一対の軸間で回転を伝達する自在軸継手
において、一方の前記軸には先端に球状部を形成すると
共に、該球状部に該軸と直交する円筒面を形成し、他方
の前記軸には前記球状部を挿入可能な挿入孔を形成する
と共に、該挿入孔の内周面には前記球状部の球面が接触
する一対の円弧面と、前記円筒面が接触する一対の平坦
面とを形成し、また、該挿入孔の底は前記球状部が着座
する球面に形成し、かつ、前記球状部に接触して前記挿
入孔からの前記球状部の抜け止めをする抜止め部材を前
記他方の軸に取り付けたことを特徴とする自在軸継手が
それである。
【0006】また、前記抜止め部材は、前記他方の軸に
かしめにより取り付けてもよい。更に、前記抜止め部材
は、樹脂製又は焼結金属製とすると製造が容易である。
かしめにより取り付けてもよい。更に、前記抜止め部材
は、樹脂製又は焼結金属製とすると製造が容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、一方の軸
1の先端には、球状部2が形成されており、球状部2に
は、軸1の軸方向と直交する軸xを中心とする円筒面4
が形成されている。円筒面4の直径は、球状部2の直径
よりも小さく、軸xは球状部2の中心を通るように形成
されている。更に、球状部2の先端には、軸xと平行な
ストッパ面6が形成されている。
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、一方の軸
1の先端には、球状部2が形成されており、球状部2に
は、軸1の軸方向と直交する軸xを中心とする円筒面4
が形成されている。円筒面4の直径は、球状部2の直径
よりも小さく、軸xは球状部2の中心を通るように形成
されている。更に、球状部2の先端には、軸xと平行な
ストッパ面6が形成されている。
【0008】他方の軸8には、その端から軸方向に大径
孔9が形成されており、大径孔9に連接して挿入孔10
が形成されている。挿入孔10の内周面は、図1,図4
に示すように、球状部2を挿入可能なように、球状部2
の球面に接触する球状部2の直径とほぼ同じ直径の一対
の円弧面14と、円筒面4に接触する円筒面4の直径と
ほぼ同じ間隔の一対の平坦面16とから形成されてい
る。
孔9が形成されており、大径孔9に連接して挿入孔10
が形成されている。挿入孔10の内周面は、図1,図4
に示すように、球状部2を挿入可能なように、球状部2
の球面に接触する球状部2の直径とほぼ同じ直径の一対
の円弧面14と、円筒面4に接触する円筒面4の直径と
ほぼ同じ間隔の一対の平坦面16とから形成されてい
る。
【0009】また、挿入孔10の底は、球状部2が着座
するように、球状部2の直径とほぼ同じ直径の球面18
に形成されている。一対の平坦面16には、図2に示す
ように、円筒面4の直径とほぼ同じ直径の曲面20が連
接されており、球状部2が球面18に接触している状態
で、円筒面4と曲面20との間には隙間が形成されるよ
うに構成されている。
するように、球状部2の直径とほぼ同じ直径の球面18
に形成されている。一対の平坦面16には、図2に示す
ように、円筒面4の直径とほぼ同じ直径の曲面20が連
接されており、球状部2が球面18に接触している状態
で、円筒面4と曲面20との間には隙間が形成されるよ
うに構成されている。
【0010】この曲面20と球面18とは軸8の軸方向
と平行な一対の垂直面22により連接されている。尚、
他方の軸8には、挿入孔10と反対側に接続孔24が形
成されており、図示しない出力軸、あるいは入力軸を接
続孔24に挿入して、接続できるように構成されてい
る。
と平行な一対の垂直面22により連接されている。尚、
他方の軸8には、挿入孔10と反対側に接続孔24が形
成されており、図示しない出力軸、あるいは入力軸を接
続孔24に挿入して、接続できるように構成されてい
る。
【0011】大径孔9には、図2,図4に示すように、
樹脂製又は焼結金属製等の抜止め部材26が挿入されて
おり、抜止め部材26は、その中央に軸1を挿通できる
貫通孔28が形成されている。また、抜止め部材26に
は、抜止め部材26を大径孔9に挿入した際に、球状部
2に接触する接触面30が形成されている。抜止め部材
26は、大径孔9に挿入された後、他の軸8の端がかし
められて、軸8と抜止め部材26とが一体となるように
取り付けられる。
樹脂製又は焼結金属製等の抜止め部材26が挿入されて
おり、抜止め部材26は、その中央に軸1を挿通できる
貫通孔28が形成されている。また、抜止め部材26に
は、抜止め部材26を大径孔9に挿入した際に、球状部
2に接触する接触面30が形成されている。抜止め部材
26は、大径孔9に挿入された後、他の軸8の端がかし
められて、軸8と抜止め部材26とが一体となるように
取り付けられる。
【0012】次に、前述した本実施形態の自在軸継手の
作動について説明する。図1に示すように、矢印X方
向、即ち、一方の軸1を円筒面4の中心(軸x)の廻り
に揺動すると、円筒面4は平坦面16に接触した状態
で、また、球状部2は円弧面10及び球面18に接触し
た状態で、図2に破線で示すように、ストッパ面6が垂
直面22に当たるまで揺動する。
作動について説明する。図1に示すように、矢印X方
向、即ち、一方の軸1を円筒面4の中心(軸x)の廻り
に揺動すると、円筒面4は平坦面16に接触した状態
で、また、球状部2は円弧面10及び球面18に接触し
た状態で、図2に破線で示すように、ストッパ面6が垂
直面22に当たるまで揺動する。
【0013】また、矢印Y方向、即ち、円筒面4の中心
方向(軸x)と直交する軸yの廻りに一方の軸1を揺動
すると、円弧面10及び球面18に接触した状態で、円
筒面4は平坦面16上を接触しながら滑るようにして揺
動する。従って、一方の軸1と他方の軸8とをある角度
をなすように傾けることができる。
方向(軸x)と直交する軸yの廻りに一方の軸1を揺動
すると、円弧面10及び球面18に接触した状態で、円
筒面4は平坦面16上を接触しながら滑るようにして揺
動する。従って、一方の軸1と他方の軸8とをある角度
をなすように傾けることができる。
【0014】一方、円筒面4が一対の平坦面16により
挟まれた状態にあるので、円筒面4及び平坦面16を介
して回転の伝達が行われる。従って、少ない構成部品
で、一方の軸1と他方の軸8とを角度をなして接続でき
ると共に回転を伝達でき、しかも、性能や強度の向上を
図ることができる。
挟まれた状態にあるので、円筒面4及び平坦面16を介
して回転の伝達が行われる。従って、少ない構成部品
で、一方の軸1と他方の軸8とを角度をなして接続でき
ると共に回転を伝達でき、しかも、性能や強度の向上を
図ることができる。
【0015】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の自在軸継手
は、少ない構成部品で、一方の軸と他方の軸とを角度を
なして接続できると共に回転を伝達でき、しかも、性能
や強度の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、抜け止め部材をかしめにより取り付けるようにす
ると、組立が容易となる。
は、少ない構成部品で、一方の軸と他方の軸とを角度を
なして接続できると共に回転を伝達でき、しかも、性能
や強度の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、抜け止め部材をかしめにより取り付けるようにす
ると、組立が容易となる。
【図1】本発明の一実施形態としての自在軸継手の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本実施形態の自在軸継手の縦方向の断面図であ
る。
る。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】本実施形態の自在軸継手の横方向の断面図であ
る。
る。
【図5】従来の一対の軸を有する自在軸継手の説明図で
ある。
ある。
【図6】従来の別の自在軸継手の断面図である。
1…一方の軸 2…球状部 4…円筒面 8…他方の軸 10…挿入孔 14…円弧面 16…平坦面 26…抜止め部材
Claims (3)
- 【請求項1】 角度をなす一対の軸間で回転を伝達する
自在軸継手において、 一方の前記軸には先端に球状部を形成すると共に、該球
状部に該軸と直交する円筒面を形成し、 他方の前記軸には前記球状部を挿入可能な挿入孔を形成
すると共に、該挿入孔の内周面には前記球状部の球面が
接触する一対の円弧面と、前記円筒面が接触する一対の
平坦面とを形成し、また、該挿入孔の底は前記球状部が
着座する球面に形成し、 かつ、前記球状部に接触して前記挿入孔からの前記球状
部の抜け止めをする抜止め部材を前記他方の軸に取り付
けたことを特徴とする自在軸継手。 - 【請求項2】 前記抜止め部材は、前記他方の軸にかし
めにより取り付けたことを特徴とする請求項1記載の自
在軸継手。 - 【請求項3】 前記抜止め部材は、樹脂製又は焼結金属
製であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
自在軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20922897A JPH1151072A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 自在軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20922897A JPH1151072A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 自在軸継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151072A true JPH1151072A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16569482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20922897A Pending JPH1151072A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 自在軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1151072A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064238A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Asama Seisakusho:Kk | 回転軸の接続構造 |
JP2011064239A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Asama Seisakusho:Kk | 回転軸の接続構造およびジョイント部材 |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP20922897A patent/JPH1151072A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011064238A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Asama Seisakusho:Kk | 回転軸の接続構造 |
JP2011064239A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Asama Seisakusho:Kk | 回転軸の接続構造およびジョイント部材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040729 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070626 |