JPH11510579A - タービンの回転数の制御システム及び負荷低減時のタービンの回転数の制御方法 - Google Patents

タービンの回転数の制御システム及び負荷低減時のタービンの回転数の制御方法

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JPH11510579A JP9508006A JP50800697A JPH11510579A JP H11510579 A JPH11510579 A JP H11510579A JP 9508006 A JP9508006 A JP 9508006A JP 50800697 A JP50800697 A JP 50800697A JP H11510579 A JPH11510579 A JP H11510579A
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、第一の制御回路(1)を備えた発電用タービンの回転数の制御システム(1)に関する。第一の制御回路(1)はタービンの回転数制御に用いられる制御要素(3)に接続可能で、タービンの無負荷運転及び/又は分離運転の際にその回転数制御に用いられる。さらに、第一の制御回路(2)には、回転数の目標値(W2)と現在値(W1)との差に関係する偏差信号(X)が供給され得る。負荷低減の際には第一の制御回路(2)はこの偏差信号(X)に関連して制御要素(3)に閉成信号を供給する。第一の制御回路(2)は、それ故、タービンの無負荷運転及び/又は分離運転の際の回転数制御の機能と負荷低減の発生した際のタービンの非常停止を回避する機能とを併せ持っている。この発明はさらに負荷低減の際のタービンの回転数の制御方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 タービンの回転数の制御システム及び負荷 低減時のタービンの回転数の制御方法 この発明は、タービンの無負荷運転及び/又は分離運転の際に回転数制御の作 用をする制御回路を備えた発電用タービンの回転数の制御システム並びに負荷低 減の際のタービンの回転数の制御方法に関する。 タービン、特に発電用のターボセットにおいては、負荷低減の際に、即ち、供 給すべき電気出力が減少した際に、非常停止を回避することが運転技術上の理由 から屡々必要である。タービンの非常停止は、例えば負荷低減後にタービンの回 転数が臨界値、例えば定格回転数の10%を越えたときに行われる。この回避の ために必要な制御技術上の特別な対策は付加的ないわゆる負荷応動機器の使用に より実現することができる。このような負荷応動機器は負荷低減の際に直ちに回 転数を調整する制御弁の閉鎖を行い、その制御弁を負荷低減の大きさ、即ちター ビン及び発電機によって作り出される出力の減少に関係した時間だけ閉鎖してお く。この時間の経過後回転数制御はタービンの回転数調節器によって引き受けら れる。この回転数調節器は無負荷運転の間並びに分離運転の間、即ち電気出力が 電力系統に供給されない場合に回転数を制御する。電気出力を電力系統に供給し ている系統運転の間はタービンは発電機に連結され、それによりタービンの回転 数は定格回転数(同期回転数)によって固定され、回転数調節器は例えばガスタ ービンの場合には燃料供給或いは蒸気タービンの場合には蒸気の供給の制御の作 用をする。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第1296657号明細書においては蒸気ター ビンの生蒸気弁のための電気油圧式調節器が記載されている。この生蒸気弁は開 度調節器によりその位置に関連して制御される。制御の目標値としては回転数に 関係する量或いは出力に関係する量が使われる。負荷低減の際には、即ち、同期 発電機が結合系統から急に分離された際には純粋の回転数制御が行われる。この ために詳しくは説明されていない負荷応動リレーが使用される。 イギリス特許出願公開第2011126号明細書には燃料供給弁をPI調節器 で制御するガスタービンの制御システムが記載されている。この制御システムは ガスタービン設備の純粋な系統運転において有力であり、負荷変動の際にはそれ に応じて追従制御を行うように設計されている。このような制御システムは、そ の積分成分が良質な制御のためには大きい時定数を、これに対してガスタービン の負荷変動に対するできるだけ速い応動のためには小さい時定数を必要とすると いう矛盾をそれ自体に持っている。負荷変動の際に燃料をフィードバックし、従 って燃焼室に流入する燃料の量を減少させる付加的な燃料フィードバック弁を配 置する場合でさえ、積分要素の選択された時定数によりタービンの回転数に望ま しくない変動が生ずる。燃料量を負荷変動の後に要求される回転数に速やかに適 合させること、即ち回転数を要求される一定回転数にできるだけ速やかに設定す ることは、一定信号に回転数差信号を重ね合わすことにより行われる。これによ り積分器の差信号に対する応答が加速される。回転数の制御のために関数発生器 に常に回転数差信号が加わっている。関数発生器はそれ故零とは異なる回転数差 信号に応じて、回転数の変化を減らし、その結果燃料供給弁を介して供給された 燃料量が減少される。 ドイツ連邦共和国特許第2627591号明細書においては回転数調節器と出 力調節器とを備えたタービンの制御装置が開示されている。両調節器は最小値選 択回路と接続され、タービンの系統運転の間互いに追従している。この最小値選 択回路により回転数調節器或いは出力調節器のその時々の小さい方の値が選択さ れ、弁の制御値を発生する比例要素に導かれる。回転数調節器は、突然の負荷低 減が発生した際にそれにより生ずるタービンの回転数の上昇が小さくなるように 、特に運転回転数に対して約1%しか上昇しないように設計されている。具体的 に説明される唯一の実施例として、比例要素、積分要素及び微分要素を備えた回 転数調節器が提示されている。発電機によるタービンの負荷が脱落した際微分要 素を介して回転数調節器の出力が直ちに下方に向かって制御され、タービンは設 定された回転数に調節される。負荷低減の際に上昇した回転数はそれ故微分要素 によって直ちに再び減少される。このために微分要素には信号として直接系統周 波数が、比例要素及び積分要素には目標周波数と系統周波数との差が供給される 。 この発明の課題は、付加的な負荷応動機器を備えることなく、負荷低減の際に タービンの非常停止を回避するタービンの統一的なかつ簡単な制御システムを提 供することにある。この発明のさらなる課題は、タービンの負荷低減の際の回転 数の制御方法を提供することである。 この発明によれば、最初に挙げた課題は、PI調節器を持ち、回転数制御の作 用をする制御要素と接続可能で、タービンの無負荷及び/又は分離運転の際に回 転数制御の作用をしかつ負荷低減の際にこの制御要素に閉成信号を供給する第一 の制御回路を備え、この第一の制御回路に回転数の目標値と現在値との差に関係 する偏差信号が送られ得る発電用タービンの回転数の制御システムにより解決さ れる。第一の制御回路のP調節器は、好ましくは、所定の最小値を持つ偏差信号 が加わったときにI調節器の出力信号が零値をとるような比例定数を持つものと される。 このような第一の制御回路を備えた制御システムにより、付加的な機器或いは 電気回路なしで制御要素を遅滞なく制御することが保証される。これにより負荷 低減の場合に生ずる回転数の上昇がタービンの非常停止を起こさない程度の、許 容し得る値に制限される。 PI調節器はタービンの無負荷運転及び/又は分離運転の際の回転数制御に対 しても、また制御要素の制御に対しても適している。従ってこの制御要素は負荷 低減の後直接閉成信号によって所定の位置にもたらされる。制御要素は負荷低減 の大きさによって定まる時間の間この位置に留まり、この時間経過後に第一の制 御回路の出力信号の上昇により無負荷運転及び/又は分離運転に必要な位置に制 御される。 適当な偏差信号により、積分器は零値にまで下方に積分されこの値にタービン の系統運転の間留まることが達成される。これは、例えば、通常の系統運転の間 第一の制御回路が制御要素を制御しないとしても、常に零とは異なる偏差信号を 受け、これにより第一の制御回路がオーバードライビング状態にあることにより 達成される。第一の制御回路の出力信号は所定の最大出力信号値に制限される。 この最大出力信号値はP調節器の出力信号によって支配される。P調節器の比例 定数K1がその場合この比例定数と偏差信号との積が第一の制御回路の最大出力 信号より大きいかこれに等しいように選ばれている場合、I調節器の出力信号は 自動的に零に制限されている。これにより、負荷低減の発生の際第一の制御回路 の積分成分が零値を持つことが保証される。偏差信号を同様に零値にリセットす ることにより、第一の制御回路は負荷低減の発生の直後に、同様に零値を持つ出 力信号を供給する。この「零」出力信号は負荷低減の直後にそれ故制御要素にも 加わり、これにより制御要素は遅滞なくその所定の位置を、特に閉成位置をとる 。偏差信号は例えば、回転数の目標値が丁度同期回転数の値、即ち系統運転の間 及び負荷低減の発生の際回転数の現在値と一致する値にセットされることにより 零にされる。 負荷低減の後、即ち発電機の分離してタービンを無負荷運転及び/又は分離運 転へ切り換えた後は回転数の制御は第一の制御回路を介して行われる。制御要素 が所定の位置、特に閉成位置に留まっている時間は負荷低減の大きさに関係する 、特にこれに比例する。第一の制御回路は回転数制御を、所定の目標値、特にタ ービンの同期回転数が達せられるように行う。負荷低減の後タービンの回転数は 同期回転数以上に上昇するが、最大値に達した後に再び低下する。回転数が同期 回転数以下に低下すると、直ちに第一の制御回路を介して制御要素の制御、例え ば制御弁の改めての開放が行われ、その結果回転数は第一の制御回路のパラメー タ及び制御アルゴリズム(PIアルゴリズム)に関連して同期回転数に適合され る。 無負荷運転及び/又は分離運転から系統運転への切り換えの際に一定回転数を 保証するために、制御システムは、好ましくは、第二の制御回路と修正値回路と を備える。修正値回路は第一の制御回路及び第二の制御回路に、無負荷運転及び /又は分離運転の際に第一の制御回路の出力信号の値に第二の制御回路の出力信 号が追従されるように接続されている。これにより無負荷運転及び/又は分離運 転時の何時でも第一の制御回路及び第二の制御回路の出力信号は一致し、従って 系統運転に切り換える際に、系統運転時に第二の制御回路にそして分離運転時に 第一の制御回路に接続されている制御要素に同じ出力信号が供給される。 第二に挙げた課題は、タービンの無負荷運転及び/又は分離運転の際にその回 転数制御を行いかつPI調節器を備えた第一の制御回路にタービンの系統運転の 間偏差信号が供給され、その結果I調節器の出力信号が零値をとり、負荷低減の 発生の際この偏差信号が零値にセットされかつPI調節器の出力信号が回転数の 制御のための制御要素に供給されるような負荷低減時のタービンの回転数制御方 法により解決される。 この方法は、ただ1つの制御回路において無負荷運転及び/又は分離運転の際 の並びに負荷低減の際の回転数がタービンの非常停止を回避するために使用され るという長所を持っている。PI調節器のパラメータを適切に選択することによ って、系統運転の間第一の制御回路に加わっている偏差信号により第一の制御回 路がオーバードライブされ、第一の制御回路の出力信号におけるI調節器の成分 が零になることが保証される。負荷低減が発生した際、例えば発電機がタービン から切り離され、タービンの制御要素の制御が第一の制御回路に切り換えられか つ偏差信号が同様に零にセットされるとき、第一の制御回路の出力信号はP調節 器によって与えられる。この調節器は「零」偏差信号が加わっている際同様に零 値を持つ出力信号を供給するので、この出力信号によって制御される制御要素は 遅滞なく所定の位置に移行する。制御要素は例えば制御弁であり、この弁は零値 を持つ入力信号が加わるときに最小の開度位置に移行し、その結果タービンの回 転数が最大許容可能な値以下の値に制限される。これにより負荷低減の際には有 効にタービンの非常停止が阻止される。 この方法は、ガスタービンにも蒸気タービンにも適している。ガスタービンに おいては第一の制御回路によって制御される制御要素は燃料供給量の調整の作用 をする制御弁である。蒸気タービンの場合には制御要素は蒸気供給量の調整の作 用をする制御弁である。 図面を参照してタービン回転数の制御システム及び制御方法を詳しく説明する 。 図1はこの制御システムの概略構成を示し、図2は回転数の目標値、回転数の 現在値並びに回転数制御に用いる制御弁のストロークの時間経過を示す。 図1において系統運転時の並びに負荷低減及び無負荷運転及び/又は分離運転 の際のガスタービンの制御システム1が概略的に示されている。制御システム1 は、P調節器5(比例定数K1)とI調節器6からなるPI調節器4を含む第一 の制御回路2を備えている。さらに、制御システム1はP調節器(比例定数K2 )を持つ第二の制御回路7を備えている。第一の制御回路2と第二の制御回路7 は、 それぞれ最小値選択装置11を介してタービンの回転数制御のための制御要素3 に接続されている発電機側の遮断器9に接続されている。第一の制御回路2はさ らにその出力側で修正値回路8に接続されている。最小値選択装置11にはその 他に制御要素3の制御を制限する制限信号YaMINが加わっている。 ガスタービンの系統運転の間出力制御は第二の制御回路7を介して行われる。 遮断器9はこの場合第二の制御回路7を最小値選択装置11を介して制御要素3 に接続する。ガスタービンの回転数はそれ故その同期値にある。出力制御は、第 二の制御回路7に回転数の目標値W2と現在値W1、即ち同期値との差xが導か れるように行われる。この差の値xは偏差信号である。偏差信号は第二の制御回 路7の他に第一の制御回路2にも、即ち2つの調節器5、6にも導かれる。この 偏差信号は、その制限値YImaxによって制限されている第一の制御回路2をオ ーバードライビング状態に制御している。P調節器5及びI調節器6のそれぞれ の出力信号Yp、Yiは加算される。その和は第一の制御回路2の出力信号YIを 形成している。P調節器5の比例定数K1の適切な選択によってP調節器5の出 力信号Ypは丁度第一の制御回路2の制限値YImaxに一致する。オーバードライ ビング状態制御及び/又は比例定数K1の選択によってI調節器6はほぼ零に積 分しているので、その出力値Yiは零になる。第一の制御回路2の出力値YI= Yp+Yiは丁度YImaxとなる。系統運転の際には目標値W2はタービンの所望 の出力付与に応じて固定的に設定可能な或いは出力制御システムによって制御可 能な値を持っている。この目標値W2と現在値W1との差はP調節器7により増 幅されて制御要素3に導かれる。目標値W2は負荷低減の際には目標値スイッチ 12を介してタービンの同期回転数に予め定め得る。 負荷低減が起きたときには以下の対策が実行される。 回転数の目標値W2は同期値にセットされ、これにより現在値W1と目標値W 2とは一致する。従って、両値の差x、即ち偏差信号は丁度零となる。遮断器9 は切り換えられ、第一の制御回路2が制御要素3に接続される。 系統運転の間常に準備している制御回路2はそれ故ガスタービンの回転数制御 を引き受ける。負荷低減を認識した直後偏差信号xは零値を持っているから、P 調節器5にもI調節器6にも零値を持つ入力信号が加わる。P調節器5の出力信 号Ypは従って同様に零値を持つ。I調節器6の出力信号Yiは前述したことに基 づいていずれにせよ零値を持つ。従って第一の制御回路2の出力信号YIは同様 に零値を持つ。この零値は制御要素3に入力信号として送られる。この制御要素 3は、ガスタービンの燃料供給を制御する制御弁である。第一の制御回路2の「 零」出力信号が加わるとき、制御弁は前もって設定された最小の開度位置に移行 する。これにより燃料供給量は急激にガスタービンの運転維持に必要な最小流量 に制限される。燃料供給量の急激な制限によりタービンの回転数は短時間しか高 い値に上昇せず、その後再び同期値以下に低下する。これについては図2におい て尺度どおりではないが概略的に示されている。 図2は回転数の目標値W2、回転数の現在値W1並びに制御弁3のストローク の時間経過を互いに尺度どおりではなく示している。時点t1までは全ての3つ の値は一定であり、この場合回転数の目標値W2は現在値(同期値)より大きい 。時点t1に達すると、即ち負荷低減が起きると、目標値W2は急激に同期値( この時点で現在値W1に一致)に低下する。このために目標値スイッチ12が閉 成される。これにより制御弁3のストロークZは、上述したように、同様に殆ど 急激に所定の値に戻る。時点t1の後に回転数W1は短時間上昇し、急速に再び 低下し、時点t2で回転数W1は同期値を再び下回る。この時点t2まで制御弁3 のストロークZは、第一の制御回路2を介して制御されて所定の最小値に制限さ れている。回転数の現在値W1が同期値、即ち目標値W2を下回った後に、偏差 信号xは正となり、第一の制御回路2は制御弁3のストロークZを、回転数が同 期値に整定されるように変化させ始める。 第一の制御回路2の出力信号YIは修正値回路8に送られ、その時その中に生 成された修正値dWは偏差信号xに加算して第二の制御回路7に送られる。この 偏差信号xは同期回転数に達した(W1=W2)時に零に等しい。修正値回路8 はP調節器13を備え、その比例定数は第二の制御回路7のP調節器の比例定数 K2の逆数の値1/K2を持っている。P調節器13の出力値は保持要素14に 導かれ、この要素は、系統スイッチ(図示せず)及びタービンの系統運転のため の発電機遮断器9が同時に投入されているとき、出力値を維持する。保持要素1 4に与えられる保持信号は、それぞれ制御信号16、17が系統スイッチ及び発 電機遮断器9の位置に応じて供給される論理積素子15により作られる。これに より第一の制御回路7の出力信号がガスタービンの無負荷運転及び/又は分離運 転の間常に第一の制御回路2の出力信号YIの値に保持される。それ故、遮断器 9を系統運転に切り換える際、回転数はこの切り換えによって変更されず、特に 回転数の跳ね上がりは起きない。 制御システム1、第一の制御回路2、修正値回路8及び第二の制御回路7は電 気的或いは電子的構成部品として、また集積回路として及び/又はソフトウェア 回路として実現されることは自明である。 この発明は、負荷低減の制御を付加的な負荷低減機器なしで行うことができる という点で優れている。負荷低減の認識後の制御は完全に第一の制御回路によっ て行われる。この制御回路は無負荷運転及び/又は分離運転中のタービンの回転 数制御にも用いられる。この制御回路はPI調節器を備え、その積分成分は通常 の系統運転の間零値に抑制される。これは、特に、第一の制御回路が系統運転の 間常に、回転数の所定の目標値と現在値との偏差に相当する偏差信号によって制 御されることにより達成される。この偏差信号は負荷低減の発生の際零値にセッ トされるので、第一の制御回路の入力信号及び出力信号も同様に丁度零になる。 第一の制御回路の出力信号は、回転数の制御に用いられ零値の出力信号が加わっ たときに所定の最小制御位置に移行するタービンの制御要素に伝達される。この 発明による制御システム及び制御方法により、負荷低減の際にタービンの回転数 が確実に非常停止を行わせるであろう臨界値以下に留まることが保証される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.P調節器(5)及びI調節器(4)を含み、回転数の目標値(W2)と現在 値(W1)との差に一義的に関係する偏差信号(X)が供給され得るPI調節器 (4)を持った第一の制御回路(2)を備え、この第一の制御回路(2)は回転 数制御に用いられる制御要素(3)と接続可能で、タービンの無負荷運転及び/ 又は分離運転の際に回転数制御に用いられ、負荷低減の際に前記制御要素(3) に閉成信号を供給する発電用タービンの回転数制御システムにおいて、P調節器 (5)の比例定数(K1)が、所定の最小値の偏差信号(x)があるときI調節 器(4)の出力信号(Yi)が零値をとるような大きさであることを特徴とする タービンの回転数の制御システム。 2.負荷低減を認識した際に偏差信号(x)の零値へのリセットが行われる請求 項1記載の制御システム。 3.第二の制御回路(7)と修正値回路(8)とを備え、この修正値回路(8) が第一の制御回路(2)及び第二の制御回路(7)に、タービンの無負荷運転及 び/又は分離運転の際に第二の制御回路(7)の出力信号(YI)の、第一の制 御回路(2)の出力信号の値への追従が行われるように接続されている請求項1 又は2記載の制御システム。 4.タービンの無負荷運転及び/又は分離運転の際にその回転数制御を行いかつ PI調節器(4)を備えた第一の制御回路(2)にタービンの系統運転の間偏差 信号(x)が供給され、その結果I調節器(6)の出力信号(Yi)が零値をと り、負荷低減の発生の際偏差信号(x)が零値にセットされかつPI調節器(4 )の出力信号(YI)が回転数の制御のための制御要素(3)に供給される負荷 低減の際のタービンの回転数制御方法。 5.制御要素(3)が制御弁であり、負荷低減の発生後直ちにPI調節器(4) の出力信号により所定の位置に移行し、タービンの回転数(W1)が同期回転数 の値以下に低下するまでの間前記の位置に保持される請求項4記載の方法。 6.燃料供給量の調整に用いられるガスタービンの制御弁(3)が制御される請 求項4又は5記載の方法。 7.蒸気供給量の調整に用いられる蒸気タービンの制御弁(3)が制御される請 求項4又は5記載の方法。
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