JP2000297902A - ドラムボイラの給水制御装置 - Google Patents

ドラムボイラの給水制御装置

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JP2000297902A
JP2000297902A JP11104275A JP10427599A JP2000297902A JP 2000297902 A JP2000297902 A JP 2000297902A JP 11104275 A JP11104275 A JP 11104275A JP 10427599 A JP10427599 A JP 10427599A JP 2000297902 A JP2000297902 A JP 2000297902A
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boiler
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Yuji Kunihiro
祐司 国広
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Babcock Hitachi KK
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 急激な負荷低下が生じてもドラムレベルの変
化を最小にし、常に安定したドラムレベルを維持する。 【解決手段】 負荷遮断またはFCBの指令を受けた時
は、第2の信号切替器20はFCB指令の入力直前に更
新した給水弁開度信号D’を、第3の信号切替器21は
同様にボイラ圧力Fをそれぞれ保持し、その保持した値
に切り替えて加算器23と関数発生器14にそれぞれ出
力する。関数発生器は、第3の信号切替器から前記ボイ
ラ圧力信号Fの値の入力に応じてボイラの状態に見合っ
た給水弁開度増バイアス信号Gを作成し、加算器23に
入力する。加算器前記信号D’と前記信号Gとを加算
し、この加算した信号Hを第1の信号切替器に出力す
る。第1の信号切替器はFCBの指令入力に応じてFC
B指令入力前の比例積分器9の出力信号Dから加算され
た弁開度信号H(=D’+G)に切り替えてボイラ流量
調整弁12側に出力し、ボイラへの給水流量を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムボイラの給
水制御装置に係り、負荷遮断またはFCB等のボイラ負
荷を急変させる指令を受けた場合であっても、ボイラ内
の水量を適切なものとし、ボイラを安定して運転するこ
とができるドラムボイラの給水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のドラムボイラの給水制御系
統を示す図で、ドラムレベル信号、ボイラ給水流量信号
およびボイラ主蒸気流量信号の三要素に基づいてドラム
レベル制御を行ういわゆる三要素制御のドラムレベル制
御を示す給水制御系統図である。
【0003】この系統図では、図示しないドラムレベル
検出手段から出力されるドラム内の水位を示すドラムレ
ベル信号1と、設定したいドラム内の水位を示すドラム
レベル設定信号2を減算器3に入力し、減算器3によっ
て偏差信号として演算した後、比例積分器4によりボイ
ラ給水調節弁開度信号Aに変換する。一方、ボイラに給
水する水量を示す給水水量信号5と各ドラムからの発生
蒸気を示すボイラ主蒸気流量信号6とを減算器7に入力
して演算し、偏差信号Bとする。そして、この偏差信号
Bと前記ボイラ給水調節弁開度信号Aとを加算器8で加
算し、ドラムレベルとボイラ給水流量とボイラ主蒸気流
量に基づく三要素の合成偏差信号Cを作成する。合成偏
差信号Cはさらに比例積分器9に入力され、比例積分器
9でボイラ給水流量調整弁12への開度指令信号Dが作
成される。開度指令信号Dは第1の信号切替器10を介
して自動でもしくは手動で開度を切り換える自動/手動
切替器11に入力され、ボイラ給水流量調整弁12の開
度が前記開度指令信号Dに基づいて調整される。
【0004】前記第1の信号切替器10は、FCB動作
あるいは負荷遮断発生時に前記開度指令信号Dをボイラ
内の圧力測定値であるボイラ圧力信号13に基づいて関
数発生器14によって設定されるボイラ給水ポンプの制
限流量範囲内で可能な限り給水流量を増加させる指令値
に一定時間切り替える機能を備えている。ここで、FC
B動作のFCBは、Fuel Cut Backの略であって、外線
系統事故によりタービンの蒸気を急速に所内負荷に遮断
するとともにボイラ燃料流量を所内負荷相当まで急速に
絞り込んで再起動に備える運転のことを指している。し
たがって、第1の切替器10に負荷遮断が発生した場
合、あるいは前記FCB動作を行う旨の信号が入力され
たときには、前記切り替えを行ってこれに対応できるよ
うにしている。
【0005】負荷変動が小さいか、あるいは負荷が一定
の割合で変動する通常の運転状態には、この制御系で
は、前述のようにドラムレベル検出信号1と、前記ボイ
ラ給水流量信号5およびボイラ主蒸気流量信号6の3種
類の測定値に基づいてボイラへ供給する給水流量調節弁
12を制御し、ドラムレベルをボイラごとに予め定めら
れている設定値に維持する。なお、ここでは前記信号
1,5,6の検出手段は図示していないが、これらの信
号の検出手段は従来から行われている三要素制御に使用
されているものなので、ここでの説明は省略する。
【0006】負荷遮断またはFCBの指令を受けた時に
は(以下、FCBを例にとって説明するが、負荷遮断の
場合も同様である。)、ボイラ負荷が急速に遮断される
とともにボイラへの入熱も所内負荷もしくは、タービン
無負荷相当まで急速に絞り込まれる。そして、余熱によ
りボイラ内で発生する余剰蒸気は、図示しないタービン
バイパス系統によってバイパスされて図示しない復水器
へ導入される。一方、関数発生器14は、FCBの指令
を受けた時に測定されたボイラの圧力信号13に基づい
て、給水流量調節弁12を通る給水流量をボイラ給水ポ
ンプの制限流量範囲内で可能な限り給水流量を増加させ
る給水量増加信号Eを作成し、第1の信号切替器10を
切り替えて、それまでの給水弁開度信号Dに代えて、前
記給水弁開度増加信号Eを第1の信号切替器10に入力
し、一定時間設定された開度にボイラ給水流量調整弁1
2の開度を設定し、ボイラ給水流量を調節する。
【0007】なお、給水流量調節弁12の開度を前述の
ように制御する理由は以下の通りである。すなわち、負
荷が遮断されると、ボイラの内部圧力が上昇するため、
ドラム内の気水混合流体中の気泡がつぶれ、ドラムレベ
ルは急速に低下する。ドラムレベルの低下によるトリッ
プの発生を防止するためには、ボイラに供給する水量を
増加する必要があるが、ドラムレベルの低下速度が速
く、また水量と主蒸気流量の関係がアンバランスとなる
ため、通常と同じ制御をしたのでは、トリップが発生し
てボイラが損傷する。そこで、関数発生器14でボイラ
圧力信号13に基づいてボイラ給水ポンプの制限流量範
囲内で可能な限り給水流量を増加させる指令値を演算
し、この指令値に基づいた開度に一定時間切り替えてボ
イラに対する給水量を増加させるようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、負荷遮断時あ
るいはFCBの発生時に遮断される前のボイラ負荷によ
ってボイラの圧力上昇値、言い換えればドラムレベルの
低下量が相違するため、ボイラの負荷の遮断時の状態に
応じてドラムレベルの低下に対応した適正な給水量を供
給する必要があるが、この適正な給水量の供給が難しい
ため給水量に過不足が生じ、ドラムレベルが安定せず、
給水ポンプが過負荷になったり、ドラムレベルのハンチ
ングが生じるなどの問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、急激なボイラ負荷の低下が生じた後のドラ
ムレベルの変化を最小なものとし、常に安定したドラム
レベルを維持することができるドラムボイラの給水制御
装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、ドラムレベル、ボイラへの給水流量
およびボイラ主蒸気流量に基づいて、ボイラへの給水流
量を制御する制御手段を有するドラムボイラの給水制御
装置において、ボイラ負荷が急激に低下したとき、その
低下直前に検出されたボイラ運転値に基づいて前記ドラ
ムレベルの回復と安定化をより短時間で実現できるボイ
ラへの給水流量を算出する演算手段を備え、前記制御手
段は前記ボイラ負荷が急激に低下したときには、前記演
算手段によって算出された給水流量に基づいてボイラへ
の給水制御を行うことを特徴とする。
【0011】第2の手段は、第1の手段において、前記
演算手段によって算出される給水流量は前記ボイラ負荷
の低下直前のボイラへの給水流量に加える給水流量であ
り、前記制御手段は前記演算手段によって算出された給
水流量を前記ボイラ負荷直前のボイラへの給水流量に加
えてボイラに供給することを特徴とする。
【0012】第3の手段は、第1および第2の手段にお
いて、前記制御手段は流量調節弁と当該流量調節弁の開
度を設定する開度設定手段とからなり、ボイラへの給水
流量の制御は弁の開度を設定することにより行われるこ
とを特徴とする。
【0013】第4の手段は、第1および第2の手段にお
いて、前記制御手段は給水ポンプと当該給水ポンプの回
転数を設定する回転数設定手段とからなり、ボイラへの
給水流量の制御は前記給水ポンプの回転数を設定するこ
とにより行われることを特徴とする。
【0014】第5の手段は、第1の手段において、前記
ボイラの運転値が、ボイラ圧力、ボイラ負荷、発電量お
よび主蒸気流量のいずれかからなることを特徴とする。
【0015】第6の手段は、第1の手段において、前記
ボイラ負荷が急激に低下したとき、前記ドラムレベルの
設定値とドラムレベルの測定値との差を監視し、前記測
定値が前記設定値よりも大きくなった時は、前記制御手
段は前記給水流量を加算した制御に代えて通常の給水制
御を実行することを特徴とする。
【0016】第7の手段は、第1または第6の手段にお
いて、前記ボイラ負荷の急激な低下は、ボイラ運転時に
おける負荷遮断またはFCB発生に基づくものであるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態に係るドラムボ
イラの給水制御系統図であり、図3に示した従来例と同
等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適
宜省略する。
【0019】この実施形態は、従来例においてボイラ圧
力信号13から給水弁開度増加信号を作成する関数発生
器14と第1の信号切替器10との間に加算器23を設
けるとともに、この加算器23と前記比例積分器9との
間に比例積分器9から出力される開度指令信号Dを切り
替える第2の信号切替器20および前記関数発生器14
の前段に前記ボイラ圧力信号13を切り替える第3の信
号切替器21をそれぞれ設けたもので、その他各部の構
成は図3に示した従来例と同等に構成されている。
【0020】前記第2の信号切替器20は、前述のよう
に比例積分器9と加算器23に接続され、給水弁開度信
号Dの最新の値を記憶する。最新の値とは比例積分器9
から入力された給水弁開度信号Dを常に更新し、保持し
ておくことにより得られる値である。前記第3の信号切
替器21は、関数発生器14のボイラ圧力信号13の入
力側の前段側に接続され、入力されたボイラ圧力の最新
の値を記憶する。この場合も最新の値とは第2の信号切
替器20の場合と同様に入力されたボイラ圧力信号13
を更新し、保持しておくことにより得られる値である。
加算器23には前述のように第2の信号切替器20の出
力と関数発生器14の出力とが入力され、加算器23か
らは両者の入力信号を加算してボイラの状態に見合った
給水弁開度増加信号を第1の信号切替器10側に出力す
る。
【0021】このように構成すると、前述のようにFC
Bの指令を受けたとき、第2の信号切替器20は前記F
CB指令の入力直前に更新した給水弁開度信号Dを、第
3の信号切替器21は同様に前記FCB指令の入力直前
に更新したボイラ圧力Fをそれぞれ保持し、その保持し
た値に切り替えて加算器23と関数発生器14にそれぞ
れ出力する。また、関数発生器14は、第3の信号切替
器21から前記FCB指令入力直前に保持されたボイラ
圧力信号Fの値の入力に応じてボイラの状態に見合った
給水弁開度増バイアス信号Gを作成し、この信号を加算
器23に入力する。加算器23は前記第2の信号切替器
20からの給水弁開度信号Dと関数発生器14からの給
水弁開度増バイアス信号Gとを加算し、この加算した信
号Hを第1の信号切替器10に出力する。第1の信号切
替器10は前記FCBの指令入力に応じてFCB指令入
力前の比例積分器9の出力信号D’から前記加算された
弁開度信号H(=D’+G)に切り替えてボイラ流量調
整弁12側に出力し、ボイラへの給水流量を制御する。
この制御はボイラ圧力信号Fの値に基づいて関数発生器
14により給水弁開度増バイアス信号Gを求め、さらに
加算器23によってベースとなる開度信号D’に前記バ
イアス信号Gを加算してボイラ給水流量調整弁12を制
御するいわゆるプログラム制御である。
【0022】FCB指令入力による前記第1、第2およ
び第3の信号切替器10,20,21の切替状態は、F
CB指令入力によってドラムレベルが一旦降下した後、
回復してドラムレベルを越えたとき、言い換えればドラ
ムレベルの測定値が設定値を越えたときに前記プログラ
ム制御から給水弁開度信号Dを直接入力する通常の三要
素制御に切り替える。
【0023】図2はFCB発生時の時刻を0としたとき
の時刻と各種の状態量の関係を示す図であり、(a)は
ドラムレベルを、(b)はボイラ給水流量調節弁12の
開度を、(c)は制御方法をそれぞれ示す。この図から
分かるようにFCBが発生すると、ドラムレベルが急激
に下がる。同時に流量制御が三要素制御から前述のよう
なプログラム制御に切り替えられ、前述のように第1の
信号切替器10の切り替えにより、ボイラ給水流量調整
弁17の開度を設定する信号が前記開度信号Dから、F
CB指令入力前の比例積分器9の出力信号D’に前記給
水弁開度増バイアス信号Gが加算されたH(=D’+
G)になる。これにより、ボイラに供給される給水量が
図2(b)の実線で示すような増加した給水量(給水持
ち上げ量)に設定すると、同図(a)の実線に示すよう
にドラムレベルに対して急速に回復する。そして、ドラ
ムレベルに達した(越えた)時点で前述のプログラム制
御を同図(c)に示すように通常の三要素制御に戻して
弁開度を小さくし、比例積分器9からの給水弁開度信号
Dによってボイラ給水流量調整弁17の開度制御を行う
ことにより、速やかに安定化に向かう。
【0024】このように制御すると、ボイラ圧力信号F
から求めた給水量増バイアス信号Gに基づいて給水量の
供給が行われるので、最小の時間でドラムレベルの回復
と安定化を図ることができる。
【0025】これに対し、図2(b)のイとして示すよ
うに給水量(給水持ち上げ量)が適正な給水増加量(持
ち上げ量)より多すぎる場合には、図2(a)イとして
示すようにドラムレベルまで急速に回復はするが、安定
化するまで時間がかかる。一方、図2(b)のロに示す
ように適正な給水増加量より少ない場合には、同図
(a)のロに示すように回復までの時間がかかるという
結果になる。
【0026】なお、この実施形態では、FCBを例に取
って説明したが、負荷遮断時の場合も同様であることは
言うまでもない。
【0027】また、この実施形態では、ボイラ運転値の
例としてボイラ圧力信号Fから前記給水量増バイアス信
号Gを求めて制御しているが、前述の図4に示すように
FCB発生時にはボイラ運転値であるボイラ負荷とボイ
ラ圧力との間には相関関係がある。したがって、ボイラ
圧力に代えてボイラ負荷に基づいて同様の制御を行うこ
とができることは言うまでもない。同様に、ボイラ圧力
に代えて発電機出力や主蒸気流量等のボイラの内部状態
を示す量を監視し、当該量の負荷遮断時もしくはFCB
の指令を受ける直前の値を記憶し、これに見合って給水
量を制御するようにすることもできる。
【0028】さらに、図1に2点鎖線で示すように、給
水量がポンプの回転数に応じて変化する電動給水ポンプ
あるいはタービン駆動給水ポンプを用いて給水する場合
は、給水流量調節弁12の開度の制御に代えてポンプの
回転数を制御するように構成することができる。このよ
うに給水量を回転数で制御する給水ポンプの場合にも、
前述のように制御すると、給水ポンプが過負荷運転にな
ることはない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負荷遮断またはFCBの指令を受けた時のボイラ負荷に
かかわらず、給水量を最適な値に設定することができ
る。したがって、ドラムレベル低下によるトリップの発
生を防止できるだけでなく、ドラムレベルのハンチング
による給水ポンプの過負荷運転等を回避でき、安定した
運転を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドラムボイラの給水制御系統図で
ある。
【図2】本発明に係るFCBの指令を受けた時刻を0と
したときの時刻と各種の状態量の関係を示す図である。
【図3】従来のドラムボイラの給水制御系統図である。
【図4】あるボイラ圧力におけるFCBの指令を受けた
時のボイラ負荷の大きさとその後のボイラ圧力の上昇値
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ドラムレベル検出信号 2 ドラムレベル設定信号 3,7 減算器 4,9 比例積分器 5 ボイラ給水流量信号 6 ボイラ主蒸気流量信号 8,23 加算器 10 第1の信号切替器 11 自動/手動切替器 12 ボイラ給水流量調整弁 13 ボイラ圧力信号 14 関数発生器 20 第2の信号切替器 21 第3の信号切替器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムレベル、ボイラへの給水流量およ
    びボイラ主蒸気流量に基づいて、ボイラへの給水流量を
    制御する制御手段を有するドラムボイラの給水制御装置
    において、 ボイラ負荷が急激に低下したとき、その低下直前に検出
    されたボイラ運転値に基づいて前記ドラムレベルの回復
    と安定化をより短時間で実現できるボイラへの給水流量
    を算出する演算手段を備え、 前記制御手段は前記ボイラ負荷が急激に低下したときに
    は、前記演算手段によって算出された給水流量に基づい
    てボイラへの給水制御を行うことを特徴とするドラムボ
    イラの給水制御装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段によって算出される給水流
    量は前記ボイラ負荷の低下直前のボイラへの給水流量に
    加える給水流量であり、前記制御手段は前記演算手段に
    よって算出された給水流量を前記ボイラ負荷直前のボイ
    ラへの給水流量に加えてボイラに供給することを特徴と
    する請求項1記載のドラムボイラの給水制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は流量調節弁と当該流量調
    節弁の開度を設定する開度設定手段とからなり、ボイラ
    への給水流量の制御は弁の開度を設定することにより行
    われることを特徴とする請求項1または2に記載のドラ
    ムボイラの給水制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は給水ポンプと当該給水ポ
    ンプの回転数を設定する回転数設定手段とからなり、ボ
    イラへの給水流量の制御は前記給水ポンプの回転数を設
    定することにより行われることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のドラムボイラの給水制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ボイラの運転値が、ボイラ圧力、ボ
    イラ負荷、発電量および主蒸気流量のいずれかからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のドラムボイラの給水
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ボイラ負荷が急激に低下したとき、
    前記ドラムレベルの設定値とドラムレベルの測定値との
    差を監視し、前記測定値が前記設定値よりも大きくなっ
    た時は、前記制御手段は前記給水流量を加算した制御に
    代えて通常の給水制御を実行することを特徴とする請求
    項1に記載のドラムボイラの給水制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ボイラ負荷の急激な低下は、ボイラ
    運転時における負荷遮断またはFCB発生に基づくもの
    であることを特徴とする請求項1または6記載のドラム
    ボイラの給水制御装置。
JP11104275A 1999-04-12 1999-04-12 ドラムボイラの給水制御装置 Withdrawn JP2000297902A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100370385C (zh) * 2006-05-18 2008-02-20 上海交通大学 锅炉汽包水位模型辨识的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100370385C (zh) * 2006-05-18 2008-02-20 上海交通大学 锅炉汽包水位模型辨识的方法

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