JPH1150777A - 立坑掘削機及び立坑掘削方法 - Google Patents

立坑掘削機及び立坑掘削方法

Info

Publication number
JPH1150777A
JPH1150777A JP21027097A JP21027097A JPH1150777A JP H1150777 A JPH1150777 A JP H1150777A JP 21027097 A JP21027097 A JP 21027097A JP 21027097 A JP21027097 A JP 21027097A JP H1150777 A JPH1150777 A JP H1150777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
shield outer
opening
shaft
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21027097A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Tanaka
淳一 田中
Toshifumi Inoue
年史 井上
Toshihiko Bessho
俊彦 別所
Toshimi Ino
敏美 伊野
Fumio Unosawa
史生 宇野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Taisei Corp
Priority to JP21027097A priority Critical patent/JPH1150777A/ja
Publication of JPH1150777A publication Critical patent/JPH1150777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立坑掘削機において、掘削作業能率を良くす
ることで工期の短縮を図ると共に作業員の安全性の向上
を図る。 【解決手段】 下部開口部14を有するシールド外筒1
1内に昇降フレーム15を移動自在に支持してこの昇降
フレーム15に旋回テーブル20を設け、この旋回テー
ブル20に開口部14から出没可能なブーム25及び掘
削工具26を装着し、このシールド外筒11の下部に開
口部14を開閉自在な開閉ゲート28を装着する一方、
シールド外筒11の上部にセグメント組立装置31を装
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘削機の
発進立坑や大口径・大深度の貯水タンクなどを築造する
ための立坑掘削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大口径・大深度の立坑を築造する
場合、連続壁掘削工法や深礎工法やケーソン工法など、
主に、人力主体による開削的工法が一般的であった。
【0003】図10に従来の立坑掘削工法を説明するた
めの概略を示す。
【0004】まず、図10(a)に示すように、水平地盤
101に対して下端部に掘削用カッタヘッド102を有するシ
ャフトボーリングマシン103によって掘削する立坑の外
周形状を順次掘削する。そして、このシャフトボーリン
グマシン103によって水平地盤101をリング状に掘削して
リング溝104を形成すると、このシャフトボーリングマ
シン103を引き上げ、次に、図10(b)に示すように、
このリング溝104内にモルタルを注入して置換固化し、
モルタル外周壁105を形成する。このようにモルタル外
周壁105が形成されると、最後に、図10(c)に示すよ
うに、このモルタル外周壁105の内部を人力あるいはシ
ョベル等で掘削し、立坑106を完成させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図10に示
すような従来の立坑掘削工法にあっては、人力のよる掘
削が主たるものであり、作業能率や工期の長期化などが
問題となってしまう。また、連続壁掘削工法では、壁の
止水に問題や経済性の問題がある。また、深礎工法やケ
ーソン工法では、作業員の安全性が十分でなかったり、
工期が長期間となってしまうなどの問題がある。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、掘削作業能率を良くすることで工期の短縮を
図ると共に作業員の安全性の向上を図った立坑掘削機及
び立坑掘削方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の立坑掘削機は、下部開口部を有するシール
ド外筒と、該シールド外筒内に移動自在に支持されて前
記下部開口部から出没可能な掘削装置と、該掘削装置の
上部に装着されたセグメント組立装置と、前記シールド
外筒の下部開口部を開閉自在な開閉ゲートとを具えたこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の立坑掘削方法は、筒状のシ
ールド外筒の下部開口部から該シールド外筒内に移動自
在に支持された掘削装置を突出して下方の地盤を掘削し
た後、前記シールド外筒を下降して該シールド外筒の上
方に形成された既設立坑の内壁面にセグメントを組み立
てて立坑を構築し、該立坑を所定深さ構築すると、前記
掘削装置を前記シールド外筒内に収納して該シールド外
筒の下部開口部を開閉ゲートによって閉止した後、該シ
ールド外筒内の泥水を排出するようにしたことを特徴と
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1に本発明の第1実施形態に係る立坑掘
削機の概略断面、図2及び図3に本実施形態の立坑掘削
機の回収動作を説明するための概略断面を示す。
【0011】本実施形態の立坑掘削機において、図1に
示すように、シールド外筒11は円筒形状をなし、内側
に固定フレーム12を介してガイド筒13が取付けられ
ると共に、下部にこのガイド筒13の内径のほぼ同径の
開口部14が形成されている。このシールド外筒11の
ガイド筒13の内側には昇降フレーム15が昇降自在に
支持され、ガイド筒13と昇降フレーム15との間には
シール部材16が介装されている。そして、固定フレー
ム12の上部には支持フレーム17が連結されており、
この支持フレーム17と昇降フレーム15との間には昇
降ジャッキ18が架設されている。従って、この昇降ジ
ャッキ18を伸縮することで、昇降フレーム15をシー
ルド外筒11内でガイド筒13に沿って昇降することが
できる。
【0012】この昇降フレーム15の下部には軸受19
によって旋回テーブル20が旋回自在に装着されてお
り、この旋回テーブル20にはリングギア21が固定さ
れる一方、昇降フレーム15には旋回モータ22が取付
けられ、この旋回モータ22の駆動ギア23がこのリン
グギア21に噛み合っている。従って、旋回モータ22
を駆動して駆動ギア23を回転駆動すると、リングギア
21を介して旋回テーブル20を回転駆動することがで
きる。
【0013】この旋回テーブル20にはシールド外筒1
1の開口部14から出没可能な掘削装置が装着されてい
る。即ち、旋回テーブル20の下面には水平な回転軸2
4によってブーム25の基端部が回動自在に取付けられ
ており、ブーム25の先端部には掘削工具26が装着さ
れている。このブーム25は図示しない駆動装置によっ
て回動自在であり、また、掘削工具26は図示しない駆
動装置によって軸方向移動自在となっており、その駆動
力はロータリジョイント27から伝達されるようになっ
ている。
【0014】また、シールド外筒11には図示しない球
面状のガイドが固定され、球面状の開閉ゲート28がこ
のガイドに沿って移動自在であり、昇降フレーム15が
上昇位置にあるとき、この開閉ゲート28によって開口
部14を閉止可能となっている。そして、開口部14の
周縁にはシール部材29が取付けられており、開閉ゲー
ト28が開口部14を閉止したとき、このシール部材2
9によってシールド外筒11内への泥水等の浸入を防止
することができる。
【0015】更に、シールド外筒11の上部外周辺には
円周方向に複数のシールドジャッキ30が並設されてお
り、このシールドジャッキ30が上方に伸長して掘削し
た立坑内周面に構築された既設のセグメントSに押し付
けることで、その反力によりシールド外筒11を下降す
ることができる。一方、シールド外筒11の上部に連結
された支持フレーム17にはセグメント組立装置31が
取付けられており、このセグメント組立装置31はシー
ルドジャッキ30によって下降したシールド外筒11と
既設のセグメントSとの間の空所に新しいセグメントS
を装着して立坑を構築することができる。なお、32は
テールシールであって、シールド外筒11と既設のセグ
メントSとの間の止水を行うものである。また、掘削工
具26によって掘削された土砂はリバースサーキュレー
ション工法等によって外部に排出される。
【0016】ここで、このように構成された本実施形態
の立坑掘削機を用いた立坑の掘削方法について説明す
る。
【0017】図1に示すように、開閉ゲート28を上方
に移動して開口部14を開放し、昇降ジャッキ18を伸
長して昇降フレーム15を下降することで、掘削工具2
6をシールド外筒11の開口部14から下方に突出させ
る。この状態で、旋回モータ22を駆動して旋回テーブ
ル20を回転駆動し、ブーム25と共に掘削工具26を
旋回させながら、ブーム25を回転軸24を支点として
回動すると共に掘削工具26を軸方向移動することで、
この掘削工具26によってシールド外筒11の対応する
下方の地盤を掘削する。そして、掘削工具26によって
掘削された土砂はリバースサーキュレーション工法等に
よって外部に排出される。
【0018】そして、掘削工具26がシールド外筒11
の対応する下方の地盤を所定深さ掘削すると、全てのシ
ールドジャッキ30を伸長して既設のセグメントSへの
押付反力によってシールド外筒11を下降する。そし
て、全てのシールドジャッキ30が所定ストローク伸長
すると、このシールドジャッキ30を一つずつ収縮し、
その形成された空間にセグメント組立装置31が新しい
セグメントSを装着し、このセグメントSを順次組み立
ててリング状としていく。この繰り返し作業によって所
定深さの立坑を構築する。
【0019】このように立坑掘削機によって所定深さの
立坑が構築されると、シールド外筒11内の掘削機本体
を回収する。即ち、図2に示すように、旋回モータ22
を停止して旋回テーブル20を停止し、掘削工具26を
収縮してブーム25を上方に回動して旋回テーブル20
に密着させる。この状態で、昇降ジャッキ18を収縮し
て昇降フレーム15を上昇することで、掘削工具26等
を開口部14からシールド外筒11内に収納する。そし
て、図3に示すように、開閉ゲート28を下方に移動し
て開口部14を閉止し、シールド外筒11内とその下方
の掘削開口部とを仕切り、シール部材29によってシー
ルド外筒11内への泥水等の浸入を防止する。その後、
リバースサーキュレーション工法によってシールド外筒
11内の泥水を外部に排出し、ブーム25や掘削工具2
6や昇降フレーム15などを含む掘削機本体をシールド
外筒11から分離して上方に移動して回収する。
【0020】なお、本実施例では、所定深さの立坑を構
築後に、ブーム25や掘削工具26や昇降フレーム15
などを含む掘削機本体をシールド外筒11から分離して
回収したが、立坑の形成途中であっても、開閉ゲート2
8によって開口部14を閉止してシールド外筒11内の
泥水を外部に排出してから、掘削工具26の交換や他の
構成部材の点検、補修などを行ってもよい。
【0021】このように本実施形態の立坑掘削機にあっ
ては、シールド外筒11内に昇降フレーム15を昇降自
在に支持すると共に、昇降フレーム15の下部に旋回テ
ーブル30を設け、この旋回テーブル30に掘削工具2
6を装着し、この掘削工具26を開閉ゲート28によっ
て開閉自在な開口部14から出没可能としたことで、立
坑の掘削作業を効率的に行って工期の短縮を図ることが
できると共に、作業者の人力による掘削作業がなくなっ
て作業員の安全性を向上できる。また、掘削工具26や
昇降フレーム15などを含む掘削機本体をシールド外筒
11から分離して回収することで、他の装置への転用が
可能となり、コストの低減が図れる。
【0022】図4に本発明の第2実施形態に係る立坑掘
削機の概略断面、図5及び図6に本実施形態の立坑掘削
機の回収動作を説明するための概略断面を示す。なお、
前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する
部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0023】本実施形態の立坑掘削機において、図1に
示すように、シールド外筒11は内側に固定フレーム1
2を介してガイド筒13が取付けられ、下部に開口部1
4が形成されており、このガイド筒13には昇降フレー
ム15が昇降自在に支持され、両者の間にはシール部材
16が介装されている。そして、固定フレーム12に連
結された支持フレーム41と昇降フレーム42との間に
は昇降ジャッキ43が架設されている。
【0024】この昇降フレーム41の下部には軸受19
によって旋回テーブル20が旋回自在に装着されてお
り、この旋回テーブル20にはリングギア21が固定さ
れる一方、昇降フレーム15には旋回モータ22が取付
けられ、この旋回モータ22の駆動ギア23がこのリン
グギア21に噛み合っている。そして、この旋回テーブ
ル20にはシールド外筒11の開口部14から出没可能
な掘削装置が装着されている。即ち、旋回テーブル20
の下面には鉛直な回転軸44の基端部が固結されてお
り、この回転軸44の先端部には第1掘削翼45が支持
軸46によって回動自在に装着され、回動ジャッキ47
によって回動可能となっている。そして、この第1掘削
翼45の先端部には第2掘削翼48が出没自在となって
おり、図示しない出没ジャッキによって出没可能となっ
ている。なお、駆動力はロータリジョイント27から伝
達されるようになっている。
【0025】また、シールド外筒11には図示しない球
面状のガイドに沿って開閉ゲート28が移動自在であ
り、昇降フレーム15が上昇位置にあるとき、この開閉
ゲート28によって開口部14を閉止可能となってお
り、開口部14の周縁に取付けられたシール部材29シ
ールド外筒11内への泥水等の浸入を防止することがで
きる。更に、シールド外筒11の上部外周辺には円周方
向に複数のシールドジャッキ30が並設され、シールド
外筒11の上部に連結された支持フレーム17にはセグ
メント組立装置31が取付けられている。
【0026】従って、本実施形態の立坑掘削機によって
立坑掘削するには、図4に示すように、開閉ゲート28
を上方に移動して開口部14を開放し、昇降フレーム4
2を下降して第1、第2掘削翼45,48を開口部14
から下方に突出させ、回動ジャッキ47によって第1掘
削翼45を水平状態に回動すると共に、第2掘削翼48
を外方に突出させる。この状態で、旋回モータ22によ
って旋回テーブル20を回転駆動することで、第1、第
2掘削翼45,48によってシールド外筒11の対応す
る下方の地盤を掘削する。
【0027】そして、第1、第2掘削翼45,48がシ
ールド外筒11の対応する下方の地盤を所定深さ掘削す
ると、シールドジャッキ30を伸長してシールド外筒1
1を下降し、セグメント組立装置31が新しいセグメン
トSを掘削壁面に順次組み立ててリング状としていく。
このように立坑掘削機によって所定深さの立坑が構築さ
れると、図5に示すように、旋回テーブル20を停止
し、第2掘削翼48を収納すると共に回動ジャッキ47
によって第1掘削翼45を起立状態に回動する。そし
て、この状態で、昇降ジャッキ43の伸縮を繰り返すと
共に、支持フレーム41と固定フレーム12との間に枠
体49を介装して昇降フレーム15を上昇し、回転軸4
4や第1、第2掘削翼45,48等を開口部14からシ
ールド外筒11内に収納する。そして、図6に示すよう
に、開閉ゲート28を下方に移動して開口部14を閉止
し、シールド外筒11内とその下方の掘削開口部とを仕
切り、シール部材29によってシールド外筒11内への
泥水等の浸入を防止する。その後、シールド外筒11内
の泥水を外部に排出し、第1、第2掘削翼45,48に
装着された掘削刃の交換や他の構成部材の点検、補修な
どを行う。
【0028】図7に本発明の第3実施形態に係る立坑掘
削機の概略断面、図8及び図9に本実施形態の立坑掘削
機の回収動作を説明するための概略断面を示す。なお、
前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する
部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0029】本実施形態の立坑掘削機において、図7に
示すように、シールド外筒11は内側に固定フレーム1
2を介してガイド筒13が取付けられ、下部に開口部1
4が形成されており、このガイド筒13には昇降フレー
ム15が昇降自在に支持され、固定フレーム12に連結
された支持フレーム17と昇降フレーム15との間には
昇降ジャッキ18が架設されている。昇降フレーム15
の下部には軸受19によって旋回テーブル20が旋回自
在に装着されており、この旋回テーブル20は旋回モー
タ22によって駆動旋回できるようになっている。そし
て、この旋回テーブル20の下面には第1カッタヘッド
51が固結されると共に、この第1カッタヘッド51の
外周部には第2カッタヘッド52がロック装置53によ
って着脱自在となっており、第1、第2カッタヘッド5
1,52の下面には多数のカッタ54が取付けられてい
る。また、シールド外筒11には図示しない球面状のガ
イドに沿って開閉ゲート28が移動自在となっている。
【0030】従って、本実施形態の立坑掘削機によって
立坑掘削するには、図4に示すように、開閉ゲート28
を上方に移動して開口部14を開放し、昇降フレーム1
5を下降して第1カッタヘッド51を開口部14から下
方に突出させ、ロック装置53によって第1カッタヘッ
ド51と第2カッタヘッド52とを連結する。この状態
で、旋回モータ22によって旋回テーブル20を回転駆
動することで、第1、第2カッタヘッド51,52の多
数のカッタ54によってシールド外筒11の対応する下
方の地盤を掘削する。
【0031】そして、第1、第2カッタヘッド51,5
2がシールド外筒11の対応する下方の地盤を所定深さ
掘削すると、シールドジャッキ30を伸長してシールド
外筒11を下降し、セグメント組立装置31が新しいセ
グメントSを掘削壁面に順次組み立ててリング状として
いく。このように立坑掘削機によって所定深さの立坑が
構築されると、図8に示すように、旋回テーブル20を
停止し、ロック装置53によって第1カッタヘッド51
と第2カッタヘッド52との連結を解除し、昇降ジャッ
キ18を収縮することで、第1カッタヘッド51等を開
口部14からシールド外筒11内に収納する。そして、
図9に示すように、開閉ゲート28を下方に移動して開
口部14を閉止し、シールド外筒11内とその下方の掘
削開口部とを仕切り、シール部材29によってシールド
外筒11内への泥水等の浸入を防止する。その後、シー
ルド外筒11内の泥水を外部に排出し、第1カッタヘッ
ド51に装着されたカッタ54の交換や他の構成部材の
点検、補修などを行う。
【0032】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように本発明の立坑掘削機によれば、下部開口部を有す
るシールド外筒内に掘削装置を移動自在に支持すると共
に記下部開口部から出没可能とし、掘削装置の上部にセ
グメント組立装置を装着する一方、シールド外筒の下部
開口部を開閉自在な開閉ゲートを設けたので、立坑の掘
削作業を効率的に行って工期の短縮を図ることができる
と共に、作業者の人力による掘削作業がなくなって作業
員の安全性を向上することができ、掘削装置をシールド
外筒から分離して回収することで、他の装置への転用が
可能となり、コストの低減を図ることができる。
【0033】また、本発明の立坑掘削機によれば、筒状
のシールド外筒の下部開口部から掘削装置を突出して下
方の地盤を掘削した後、このシールド外筒を下降してシ
ールド外筒の上方に形成された既設立坑の内壁面にセグ
メントを組み立てて立坑を構築し、この立坑を所定深さ
構築すると、掘削装置を前記シールド外筒内に収納して
シールド外筒の下部開口部を開閉ゲートによって閉止し
た後、シールド外筒内の泥水を排出するようにしたの
で、立坑の掘削作業を効率的に行って工期の短縮を図る
ことができると共に、作業者の人力による掘削作業がな
くなって作業員の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る立坑掘削機の概略
断面図である。
【図2】本実施形態の立坑掘削機の回収動作を説明する
ための概略断面図である。
【図3】本実施形態の立坑掘削機の回収動作を説明する
ための概略断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る立坑掘削機の概略
断面図である。
【図5】本実施形態の立坑掘削機の回収動作を説明する
ための概略断面図である。
【図6】本実施形態の立坑掘削機の回収動作を説明する
ための概略断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る立坑掘削機の概略
断面図である。
【図8】本実施形態の立坑掘削機の回収動作を説明する
ための概略断面図である。
【図9】本実施形態の立坑掘削機の回収動作を説明する
ための概略断面図である。
【図10】従来の立坑掘削工法を説明するための概略図
である。
【符号の説明】
11 シールド外筒 13 ガイド筒 14 開口部 15 昇降フレーム 18 昇降ジャッキ 20 旋回フレーム 22 旋回モータ 25 ブーム 26 掘削工具(掘削装置) 28 開閉ゲート 30 シールドジャッキ 31 セグメント組立装置 42 昇降フレーム 43 昇降ジャッキ 44 回転軸 45 第1掘削翼 47 回動ジャッキ 48 第2掘削翼 51 第1カッタヘッド 52 第2カッタヘッド 53 ロック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 俊彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 伊野 敏美 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 宇野沢 史生 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部開口部を有するシールド外筒と、該
    シールド外筒内に移動自在に支持されて前記下部開口部
    から出没可能な掘削装置と、該掘削装置の上部に装着さ
    れたセグメント組立装置と、前記シールド外筒の下部開
    口部を開閉自在な開閉ゲートとを具えたことを特徴とす
    る立坑掘削機。
  2. 【請求項2】 筒状のシールド外筒の下部開口部から該
    シールド外筒内に移動自在に支持された掘削装置を突出
    して下方の地盤を掘削した後、前記シールド外筒を下降
    して該シールド外筒の上方に形成された既設立坑の内壁
    面にセグメントを組み立てて立坑を構築し、該立坑を所
    定深さ構築すると、前記掘削装置を前記シールド外筒内
    に収納して該シールド外筒の下部開口部を開閉ゲートに
    よって閉止した後、該シールド外筒内の泥水を排出する
    ようにしたことを特徴とする立坑掘削方法。
JP21027097A 1997-08-05 1997-08-05 立坑掘削機及び立坑掘削方法 Pending JPH1150777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21027097A JPH1150777A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 立坑掘削機及び立坑掘削方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21027097A JPH1150777A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 立坑掘削機及び立坑掘削方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1150777A true JPH1150777A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16586621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21027097A Pending JPH1150777A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 立坑掘削機及び立坑掘削方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1150777A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199912A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 トンネル掘削機
CN108561145A (zh) * 2018-07-04 2018-09-21 德阳兴民机械厂 一种可变直径的盾构机刀盘
CN112664197A (zh) * 2021-01-27 2021-04-16 中铁工程装备集团有限公司 一种竖井开挖装置、大直径竖井掘进机及施工方法
CN113446008A (zh) * 2021-08-04 2021-09-28 中铁工程装备集团有限公司 竖井挖掘装置及其施工方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016199912A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 トンネル掘削機
CN108561145A (zh) * 2018-07-04 2018-09-21 德阳兴民机械厂 一种可变直径的盾构机刀盘
CN108561145B (zh) * 2018-07-04 2024-02-20 四川德建机械有限公司 一种可变直径的盾构机刀盘
CN112664197A (zh) * 2021-01-27 2021-04-16 中铁工程装备集团有限公司 一种竖井开挖装置、大直径竖井掘进机及施工方法
CN113446008A (zh) * 2021-08-04 2021-09-28 中铁工程装备集团有限公司 竖井挖掘装置及其施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150118845A (ko) 오거 드릴용 토사 제거장치
CN201865563U (zh) 一种多功能旋挖钻机
CN110644551A (zh) 打桩机及其施工方法
JPH1150777A (ja) 立坑掘削機及び立坑掘削方法
JP5643061B2 (ja) 既設杭の撤去方法
CN115341905A (zh) 一种竖井刀盘、掘进系统以及掘进方法
CN107143345A (zh) 浅埋暗挖钻孔支护装置及其支护方法
CN113914777A (zh) 掘支同步的反井钻机及其施工方法
JP2001323767A (ja) 立坑掘削機
CN116988488B (zh) 一种基础方坑的开挖防护装置以及开挖防护方法
CN217760982U (zh) 一种竖井刀盘以及掘进系统
JPH11200763A (ja) 地中掘削機
KR200144175Y1 (ko) 지반굴착장치에 있어서의 케이싱 오가의 케이싱 로드 승강장치
CN217481197U (zh) 一种水平深孔钻机
CN217300467U (zh) 破碎锤抓斗组合机头
JP2023056694A (ja) トンネル掘削機及びトンネルの施工方法
CN214145372U (zh) 旋挖钻机及其钻头
CN116044422A (zh) 一种敞开式顶管机及其施工方法
JP3136019B2 (ja) 立坑および横坑の連続掘削用トンネル掘進機
JPH0547818Y2 (ja)
JP2854838B2 (ja) 縦穴の掘削方法および装置ならびに掘削機
JPH0252076B2 (ja)
JPH08326465A (ja) 立坑シールド掘進機及び立坑シールド掘進機の回収方法
JP2022167707A (ja) 既設杭の引き抜き装置
JPH1121944A (ja) ソイルセメント地中壁造成工法及びそのための施工機械

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041005

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02