JPH11507631A - 1h−4(5)−置換イミダゾール誘導体 - Google Patents

1h−4(5)−置換イミダゾール誘導体

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JPH11507631A JP9501805A JP50180597A JPH11507631A JP H11507631 A JPH11507631 A JP H11507631A JP 9501805 A JP9501805 A JP 9501805A JP 50180597 A JP50180597 A JP 50180597A JP H11507631 A JPH11507631 A JP H11507631A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)[式中、Aは、(a)、(b)又は(c)である(但し、R1は、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4、R5、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は、水素、低級アルキル又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4、5又は6員環を形成してもよい)]の1H−4(5)−置換イミダゾール誘導体に指向している。式(I)の化合物は、H3ヒスタミン受容体作動薬活性を有する。上記の式(I)の化合物の薬物的に許容される塩及び個々の立体異性体並びにこれらの混合物も、本発明の範囲内に入るものとして意図される。本発明はまた、有効量の式(I)の化合物と組み合わせた薬物的に許容される坦体からなる薬物組成物を提供する。本発明はまた、アレルギー、炎症、心臓又は脳血管疾患(即ち、高血圧、低血圧、虚血、発作、片頭痛)、胃腸障害(酸分泌、運動性)、並びに精神医学障害(即ち、不安、躁病/抑鬱性障害、精神分裂病、強迫障害等を含む)を含むCNS障害のような、ヒスタミンH3受容体の活性化が治療的に重要である状態の治療方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 1H−4(5)−置換イミダゾール誘導体 技術分野 本発明は、薬理学上の活性を示す化合物、これらの化合物を含む組成物、及び 化合物および組成物を用いた処置の医療的方法に関する。さらに特には、本発明 は、1H−4(5)−置換イミダゾール誘導体およびそれらの塩または溶媒和物 に関連する。これらの化合物はH3ヒスタミン受容体作動薬活性を示す。本発明 は、これらの化合物を含む薬物組成物や、ヒスタミンH3受容体活性化が有益で ある疾病を処置する方法にも関する。 発明の背景 ヒスタミンは、種々の複雑な生物学的作用に関連する化学的メッセンジャーで ある。放出されると、ヒスタミンは細胞表面上または標的細胞内で特異的巨大分 子受容体と作用して、多くの異なる自身の機能に変化を引き出す。平滑筋、血液 細胞、免疫系の細胞、内分泌物、内分泌細胞、およびニューロンを含めた種々の 細胞型は、ホスファチジルイノシトールまたはアデニル化シクラーゼの形成を含 めた細胞間シグナルの形成を刺激することによってヒスタミンに反応する。ヒス タミンが神経伝達 物質としての役割を果たす証拠は、1970年代中盤から後半に確立された(ス イス、1975年)Life Sci.17:503−518.免疫組織化学の 研究により、ディセンセファロンおよびテレンセファロン中の広汎な投射を用い て後部視床下部のチュバロマンマリー(tuberomammillary、乳 頭様結節)核でヒスタミン様細胞体が同定された(イナガキら、1988年)J .Comp.Neurol.273:283−300。 2つのヒスタミン受容体(H1およびH2)の同定は、ニューロンでのヒスタミ ンの生物化学的作用の媒介となると報告された。最近、研究では、第3のサブタ イプのヒスタミン受容体であるヒスタミンH3受容体の存在が示されている(S chwartzら、1986年)TIPS :24−28。種々の研究では、 現在、ヒスタミンH3受容体がヒトを含めた数種の種の脳のヒスタミン作動性神 経末端で発見されたことが示されている(Arrangら、1983年)Natu re 302:832−837。ヒスタミン作動性神経末端で発見されたH3受 容体は、オート受容体として定義され、ニューロンから放出された多量のヒスタ ミンを直接的に制御することができた。天 然化合物であるヒスタミンは、このオート受容体を刺激する能力はあるが、公知 のH1およびH2受容体作動薬および拮抗薬に対して試験した場合、明瞭な薬理学 上のプロフィールが浮かび上がった。さらに、H3受容体は、大脳皮質および大 脳の血管を含めた末梢神経系(PNS)および中枢神経系の内、コリン作動性で 、セロトニン作動性およびモノアミン神経末端に確認された。これらの見解は、 H3受容体が特徴的に配置されて、他の神経伝達物質放出と同様にヒスタミンを 調節すること示唆するが、そのH3作動薬は神経活性の重要な媒介物質になりう る。 既に述べられたとおり、CNSヒスタミン作動性細胞体は、視床下部の乳頭領 域の大形細胞の核および前脳の多くの領域に拡散しているこれらのニューロン突 起で発見された。後部視床下部のチュバロマンマリー(乳頭様結節)核、覚醒状 態の維持に関連する脳の領域、大脳皮質へのそれらの投射にヒスタミン作動性細 胞体が存在することは、覚醒状態または睡眠─覚醒のサイクルを調整する際の役 割を示唆する。海馬の形成および扁桃様コンプレックスのような多くの辺縁構造 に対するヒスタミン作動性突起は、自律神経の調節、情緒、動機付けられた行動 の制御および記憶過程のような機能での役割を示唆する。 ヒスタミンが覚醒の状態にとって重要であるという考えは、ヒスタミン作動性 経路の位置づけによって示唆されたとおり、他のタイプの証拠によって支持され る。後部視床下部の損傷は、睡眠を生じることがよく知られている。神経化学上 および電気生理学上の研究は、覚醒状態の期間には、ヒスタミン作動性ニューロ ンの活性が最大であること、およびバルビダール酸塩類および他の催眠薬によっ て抑制されることも示した。心室内のヒスタミンは、ウサギでは覚醒EEGパタ ーンの出現を誘導し、そして生理食塩水およびペントバルビタール処理ラットで は、自発的歩行活動、グルーミングおよび探査行動を増加させる。 対照的に、ヒスタミン合成に反応しうる唯一の酵素であるヒスチジンデカルボ キシラーゼの高度な選択的阻害体は、ラットでは目覚めを害することが示された 。これらのデータは、ヒスタミンが行動的覚醒を調整する上で機能できるという 仮説を支持する。睡眠─目覚めパラメーターでのH3受容体の役割が、最近示さ れた(Linら、1990年)Brain Res.529:325−330。 H3 RAMHAの経口投与は、ネコでは深い徐波の睡眠を目立って増やした。 逆に、H3拮抗薬 であるチオペルアミドは、用量依存様式で覚醒状態を増した。チオペルアミドは 、ラットでは覚醒状態を増加させ、そして徐波およびREM睡眠を減少させるこ とも示した。これらの発見は、RAMHAを減少させること、およびその逆にチ オペルアミドはヒスタミンの合成および放出を増加できることを例示するインビ ボの研究に一致する。共に、これらのデータは、選択的H3作動薬が睡眠不全ま たは不眠症によって特徴づけられる睡眠障害のような覚醒過敏状態の治療に有用 である可能性があることを示唆する。 セロトニン、ノルエピネフリン、ドーパミンおよびアセチルコリン放出は、全 てヒスタミンH3受容体によって制御されることが示された。これらの神経伝達 物質は、感情または高度の認識機能に関連する多くのCNS精神医学疾病で役割 を果たすことが知られている。したがってその結果として、H3受容体作動薬は 、脳でのこれらの神経伝達物質の放出を減少させることが予測される。H3受容 体作動薬は、減退レベルの神経伝達物質放出を介して、覚醒過敏の状態を減らし 、そして情緒不安定、不安または過睡眠によって特徴付けられる種々のCNS疾 患を治療する治療法を提供するかもしれない。 H3受容体作動薬は、数種の他のCNS疾病を治療するのに有用である可能性 がある。ヒスタミンは睡眠/目覚めの状態の制御、覚醒および警戒、大脳循環お よび移動、エネルギー代謝および視床下部ホルモン分泌の状態に関連することが 示唆されていた。 それらの低密度にもかかわらず、H3受容体結合部位は、脳の外側で検出され うる。交感神経および副交感神経末端でのH3受容体の存在は、末梢自律神経系 を制御する上でのH3作動薬の使用を示唆する。いくつかの研究により、呼吸器 系ニューロンでと同様に胃腸管にH3異形受容体の存在が明らかになった。した がって、H3受容体作動薬は、アレルギー、喘息、鼻炎、気道うっ血、炎症、過 剰および減少運動性、および胃腸管の酸分泌のような疾患および症状の治療に有 用である可能性がある。H3受容体の末梢または中枢刺激も血圧、心拍および心 臓血管の拍出量での変化に貢献する可能性があり、心臓血管の疾患の治療に使用 できるであろう。最近の証拠は、心臓虚血および緑内障の治療にH3作動薬が使 用可能であることを示した。 米国特許4,767,778号(1988年8月30日)に は、一般式: (式中、R1、R2、R3およびR4は、おのおの水素またはメチルであり、R1、 R2、R3およびR4のうちの少なくとも1つただし2より多くないものがメチル であるか、または、R1、R2、R3およびR4のうちの2つがともにメチレンであ る。) で表される化合物が開示されている。 WO93/12107(1993年6月24日)には、一般式: [式中、mは1および2からなる群から選択された整数である。nおよびpは、 整数であって、おのおの独立にnおよびpの総計が4であるように0、1、2、 3および4からなる群から選択され、そしてTは6員環である。R3、R4は、た だ1つの R3基であって、1つR4基がT環にあるような環Tの同じまたは異なる炭素原子 と、おのおの独立に結合し、そしてR1、R2、R3およびR4のおのおのは、独立 に (1)H、 (2)C1〜C6アルキル、および (3)−(CH2q−R6(式中、qは1〜7の整数であり、そしてR6は、フェ ニル、置換フェニル、−OR7、−C(O)OR7、−C(O)R7、−OC(O )R7、−C(O)NR78、CNおよび−SR7(ここで、前記置換フェニルの 置換基はおのおの独立に−OH、−O−(C1〜C6)アルキル、ハロゲン、C1 〜C6アルキル、−CF3、−CNおよび−NO2からなる群から選択され、ここ で前記置換フェニルは1〜3の置換基を含有する。) からなる群から選択される。R5は、 (1)H、 (2)C1〜C20アルキル、 (3)C3〜C6シクロアルキル、 (4)−C(O)OR7′(ここで、R7′は、R7′がHでない以外は以下で定 義されたR7と同じである。)、 (5)−C(O)R7、 (6)−CO(O)NR78、 (7)アリル、 (8)プロパルギル、および (9)−(CH2q−R6(ここで、qおよびR6は、上述のとおり定義され、そ してqが1に等しい場合には、R6はOHまたはSHでない。R7およびR8はお のおの独立にH、C1〜C6アルキルおよびC3〜C6シクロアルキルからなる群か ら選択される。点線(−−−−−)は、mが1で、かつnが0でなく、かつpが 0でない場合に任意に存在する二重結合を表し(すなわち、環中の窒素は、二重 結合を担持する炭素原子に直接には結合されない。)、そして前記二重結合が存 在する場合には、R2は不在である。そしてmが2である場合、おのおののR1は 各mに対して同じまたは異なる置換基であり、そしておのおののR2は各mに対 して同じまたは異なっていて、少なくとも置換基R1および/またはR2のうちの 2つはHである。)からなる群から選択される。] で表される化合物が開示されている。 WO93/12108(1993年6月24日)には、一般 式: (式中、mは0、1および2からなる群から選択された整数である。nおよびp は、整数であって、おのおの独立にnおよびpの総計が2または3であるような 、nおよびpの総計が2であるような、0、1、2、3および4からなる群から 選択され、Tは4員環であり、nおよびpの総計が3である場合にはTは5員環 である。そしてR1、R2、R3、R4、R6、R7およびR8のおのおのは、独立に (1)H、 (2)C1〜C6アルキル、 (3)C3〜C6シクロアルキル、および (3)−(CH2q−R9(式中、qは1〜7の整数であり、そしてR9は、フェ ニル、置換フェニル、−OR10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC( O)R10、−C(O)N R1011、CNおよび−SR10(ここで、R10およびR11は以下に定義され、そ してここで前記置換フェニルの置換基は、おのおの独立に−OH、−O−(C1 〜C6)アルキル、ハロゲン、C1〜C6アルキル、−CF3、−CNおよび−NO2 からなる群から選択され、ここで前記置換フェニルは1〜3の置換基を含有し 、−(CH2q−R9の例としては、ベンジル、置換ベンジルなど(ここで、置 換ベンジルでの置換基は上述の置換フェニルに対して定義されたのと同じである 。)からなる群から選択される。)からなる群から選択される。) からなる群から選択される。R5は、 (1)H、 (2)C1〜C20アルキル、 (3)C3〜C6シクロアルキル、 (4)−C(O)OR10′(ここで、R10′は、R10′がHでない以外は以下で 定義されたR10と同じである。)、 (5)−C(O)R10、 (6)−C(O)NR1011、 (7)アリル、 (8)プロパルギル、および (9)−(CH2q−R9(ここで、qおよびR9は、上述のとおり定義され、そ してqが1に等しい場合には、R9はOHまたは−SHでない。R10およびR11 はおのおの独立にH、C1〜C6アルキルおよびC3〜C6シクロアルキルからなる 群から選択される。そして、置換基−C(O)NR1011については、R10およ びR11は、それらが結合される窒素と一緒に、5、6、または7個の原子を示す 環を形成することができる。点線(−−−−−)は、mが1で、そしてTが5員 環であり、そしてnが0でなく、そしてpが0でない場合に任意に存在する二重 結合を表し(すなわち、環中の窒素は二重結合を持つ炭素原子に直接結合してい ない。)、そして前記二重結合が存在する場合には、R2およびR8は不在である 。mが2である場合、おのおののR1は各mに対して同じまたは異なる置換基で あり、そしておのおののR2は各mに対して同じまたは異なる。nが2または3 である場合、おのおののR3は各nに対して同じまたは異なる置換基であり、お のおののR4は、各nに対して同じまたは異なる置換基である。そして、 pが2または3である場合、おのおののR6は各pに対して同じまたは異なる置 換基であり、そして、おのおののR7は各p に対して同じまたは異なる置換基である。)からなる群から選択される。) で表される化合物が開示されている。 WO93/12093(1993年6月24日)には、一般式: (式中、nが1である場合には、環Tが6員環であり、そしてnが2である場合 には環Tは7員環であるように、nは、1または2である。R1は、独立に (1)H、 (2)C1〜C6アルキル、 (3)アリル、および (4)プロパルギル からなる基から選択される。 R3およびR4は独立に、 (1)H、 (2)C1〜C6アルキル、 (3)アリル、および (4)プロパルギル (5)−(CH2q−R5(式中、qは1〜7の整数であり、そしてR5は、フェ ニル、置換フェニル、−OR6、−C(O)OR6、−C(O)R6、−OC(O )R6、−C(O)NR67、CNおよび−SR6(ここで、R6およびR7は以下 に定義され、そしてここで前記置換フェニルの置換基はおのおの独立に−OH、 −O−(C1〜C6)アルキル、ハロゲン、C1〜C6アルキル、−CF3、−CN および−NO2からなる群から選択され、ここで前記置換フェニルは1〜3の置 換基を含有する。R6およびR7は、おのおの独立にHおよびC1〜C6アルキルか らなる群から選択される。そしてR3およびR4はおのおの独立に環Tの同じかま たは異なる炭素原子に結合する。)からなる群から選択される。)からなる群か ら選択される。) で表される化合物が開示されている。 4(5)−(4−アミノシクロヘキシル)−1H−イミダゾールが、W.Sc hunackによるArch.Pharmaz.934〜942頁,306巻、 1973年に開示されていて、 抗ヒスタミン剤としては不活性であることが示されている。 米国特許第4,767,778号には、ラセミ混合体として試験された場合に 2−(4−イミダゾイル)−シクロプロピルアミンは、中程度のH3ヒスタミン 受容体作動薬活性を示すことが開示されている。 発明の要約 本発明は、式I: [式中、Aは、 (但し、R1は、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4、R5 、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は、低級 アルキル又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4、5又は6 員環を形成してもよい) である] の1H−4(5)−置換イミダゾール誘導体に関する。 式Iの化合物は、H3ヒスタミン受容体作動薬活性を有する。 上記の式Iの化合物の薬物的に許容される塩、プロドラッグ及び個々の立体異 性体並びにこれらの混合物も、本発明の範囲内に入るものとして意図される。 本発明はまた、有効量の式Iの化合物と組み合わせた薬物的に許容される坦体 からなる薬物組成物を提供する。 本発明はまた、アレルギー、炎症、心臓又は脳血管疾患(即ち、高血圧、低血 圧、虚血、発作、片頭痛)、胃腸障害(酸分泌、運動性)、並びに精神医学障害 (即ち、不安、躁病/抑鬱 性障害、精神分裂病、強迫障害等を含む)及び睡眠障害(即ち、睡眠無呼吸、不 眠症、生物学的及びサーカディアンリズム、過及び低傾眠(hyper and hyposomnolence)及び関連障害)を含むCNS障害、並びに視 床下部機能不全(即ち、食欲不振/過食症のような食事障害、体温調節、ホルモ ン放出)のような、ヒスタミンH3受容体の活性化が治療的に重要であるものの 状態の治療方法であって、式I: [式中、Aは、 (但し、R1は、水素、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4 、R5、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は、 水素、低級アルキル又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4 、5又は6員環を形成してもよい) である] の化合物の有効量を上記のような治療が必要な患者に対して投薬することからな る方法を提供する。 R5及びR6が一緒に結合して4、5又は6員環を形成するとき、ピロリジン、 ピペリジン、オキサアザシクロペンタン、オキサアザシクロブタン及びオキサア ザシクロヘキサン基のような基が形成される。 発明の詳細な説明 本発明の代表的な新規の化合物は下記式の組成物を含む。 本発明の任意の化合物は、様々な異性体(例えば、エナンシオマーおよびジア ステレオイソマー)形態で存在しうる。本発明では、純粋な形態でおよびラセミ 混合体を含めたきょう雑物の両方のけいたいでのそのような異性体を意図する。 エノール型もまた含まれる。 式(1.0)の化合物は、例えばヘミ−水和物、モノ−、テトラ−、デカ水和 物などの水和物の形態としてと同様に無水物としても存在できる。加熱または他 の手段によって水は除去され、無水化合物が形成できる。一般に、水和形態は、 水、エタノール等のような薬物的に許容しうる溶媒と一緒では、本発明の目的の ための無水形態と等価である。 本発明の任意の化合物は、薬物的に許容しうる塩、例えば酸付加塩も形成する 。例えば、窒素原子は酸と一緒に塩を形成することができる。塩形成に適切な酸 の例は、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、サリチル 酸、リンゴ酸、フマール酸、コハク酸、アスコルビン酸、マレイン酸、メタンス ルホン酸および当業者によく知られた他の鉱酸およびカルボン酸である。塩は、 遊離塩基形態を十分量の所望の酸と接触させて、通常の手段で塩を生成すること によって製造され る。遊離塩基形態は、希釈水性水酸化物、炭酸カリウム、アンモニウム、および 炭酸水素ナトリウムのような適切な希釈水性塩基溶液で塩を処理することによっ て発生することができる。遊離塩基形態は、ある程度、極性溶媒での溶解性のよ うな任意の物理的特性でそれらの代表的塩とは異なるが、酸塩は、本発明の目的 のそれらの代表的遊離塩基形態に等価である。(例えば、S.M.Bergeら 、「薬物的なの塩」、J.Pharm.Sci.、66:1−19(1977年 )参照。そしてこれは参考文献によってここに組み込まれる。) この明細書および添付の請求項を通して、以下の語句は、それらについて説明 された意味を示す。 本発明の化合物のプロドラッグも意図され、本発明の範囲内に含まれる。 ここで使用される場合、「プロドラッグ」の語句は、インビボ加水分解を行っ て本発明の化合物または代謝的に形質転換されて生物学的に活性な化合物になっ た類似体になる化合物の誘導体を意味する。 プロドラッグは、例えば、可溶性、融点、安定性および関連の物理化学上の特 性、吸収性、薬力学および他のデリバリー関 連の特性のような薬物上または生物学上の特性を改善するためにしばしば使用さ れる。 ここで使用される場合、「アルキル」という用語は、1つの水素原子を除去す ることによって、飽和炭化水素から誘導された直鎖または分岐鎖の基を意味する 。アルキル基の代表例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピ ル、n−ブチル、2級ブチル、イソ−ブチル、3級ブチルなどが挙げられる。 ここで使用される場合、「アルコキシ」という用語は、−O−アルキル基(こ こで、アルキルはここに定義されたとおりである。)を意味する。ここで使用さ れるアルコキシ基の代表例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ ソ−プロポキシ、n−ブトキシ、3級ブトキシなどが挙げられる。 本発明の化合物の個々のエナンチオマー(鏡像異性体)形態は、当分野で公知 の技術によって、それらの混合体から分離することができる。例えば、ジアステ レオイソマー塩の混合体は、本発明の化合物を光学的に純粋な形態の酸と反応さ せて形成して、ついで再結晶化またはクロマトグラフィーによって、つづいて塩 基化によって塩から分割化合物を回収することによって、 ジアステレイソマーの混合体を精製してもよい。代わりに、本発明の化合物の光 学異性体は、光学的に活性なクロマトグラフィー媒体上での分離を行うクロマト グラフィー技術によって、順次分離することができる。 本発明は、1つまたはそれ以上の無毒の薬物的に許容しうる担体と一緒に処方 された上述の処方例1の化合物の1つまたはそれ以上よりなる薬物組成物をも提 供する。薬物組成物は、固形または液体形態での経口投与、非経口(paren tal)注射用に、または直腸投与用に特に処方されてもよい。 本発明の薬物組成物は、本発明の範囲内であることによって、ヒトおよび他の 動物に、経口的に、直腸的に、非経口的に、槽内に、膣(鞘)内に、腹腔内に、 局所に投与することができる。ここで使用される場合、「非経口」投与という用 語は、血管内、筋内、腹腔内、胸骨内、皮下、および関節内注射および拡散を含 めた投与のモードを意味する。 非経口内注射のための本発明の薬物組成物は、薬物的に許容しうる滅菌水性ま たは非水性溶液、分散液、懸濁液またはエマルジョンならびに使用する直前に滅 菌注射可能な溶液または分散液で再構成するための滅菌粉末を包含する。適切な 水性およ び非水性担体には、希釈剤、溶媒、または伝搬体(ベヒクル)の例としては、水 、エタノール、ポリオール(グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレ ングリコールなどのような)およびそれらの適切な混合物、植物性油(オリーブ 油のような)およびオレイン酸エチルのような注射可能な有機エステルが挙げら れる。適当な流動性は、例えばレシチンのような被覆材料の使用によって、分散 液については必要とされる粒子サイズを維持することによって、そして界面活性 剤の使用によって維持される。 これらの組成物は、保存剤、保湿剤、乳化剤のようなアジュバントを含有して もよい。ある場合には、薬剤の効果を延長するためには、皮下または筋内注射か ら得られる薬剤の吸収を遅くすることが望まれる。これは、難水溶性を示す結晶 または無定形材料を液体分散するのに使用することによって完了される。その後 、薬剤の吸収率は、直ちに結晶サイズおよび結晶化形態に依存するかもしれない その溶解率に依存する。代わりに、非経口に投与された薬剤形態の遅延吸収は、 油性伝搬体に薬剤を溶解させるかまたは懸濁することによって完了される。 ポリラクチドポリグリコライドのような生物分解可能なポリ マーに薬剤のマトリックスのマイクロカプセル封入を形成することによって、注 射可能なデポー剤形態が生じる。ポリマーに対する薬剤の比率および使用される 特定のポリマーの特性によって、薬剤放出の比率は制御することができる。他の 生物分解可能なポリマーの例としては、ポリ(オルトエステル)およびポリ無水 物が挙げられる。デポー剤の注射可能な処方は、体組織と適合可能なリポソーム またはマイクロエマルジョンに薬剤を封入させることによっても製造される。 注射可能な処方は、例えば細菌滞留濾過材を通して濾過することによるか、ま たは使用する直前に滅菌水または他の滅菌注射可能な媒体中で溶解させるかまた は分散させることができる減菌固形組成物の形態で滅菌剤と組合せることによっ て滅菌することができる。 経口投与のための固形用量形態としては、カプセル、錠剤、丸剤、粉末、およ び顆粒剤が含まれる。このような固形用量形態では、活性化合物を、クエン酸ナ トリウムまたはリン酸二カルシウムのような少なくとも1つの不活性で薬物的に 許容しうる賦形剤または担体と、および/またはa)澱粉、ラクトース、しょ糖 、グルコース、マンニトールおよび珪酸のようなフィラ ーまたは増量剤、b)例えばカルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラ チン、ポリビニルピロリジン、しょ糖およびアラビアゴムのようなバインダー、 c)グリセロールのような保湿剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモ澱粉 、タピオカ澱粉、アルギン酸、ある種のシリケート、および炭酸ナトリウムのよ うな崩壊剤、e)パラフィンのような溶液遅延剤、f)4級アンモニウム化合物 のような吸収促進剤、g)例えばセチルアルコールおよびモノステアリン酸グリ セロールのような湿潤剤、h)カオリンおよびベントナイト粘土のような吸収剤 、およびi)ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形ポリエ チレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムのような滑剤、およびそれらの混合 物と混合される。カプセル、錠剤および丸剤の場合、用量形態は緩衝剤をも包含 する。 類似の型の固形組成物は、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレ ングリコールなどのような賦形剤を使用して、軟質および硬質ゼラチンカプセル にフィラーとして使用することもできる。 錠剤、糖衣剤、カプセル、丸剤、および顆粒の固形用量形態 は、腸溶剤皮および製薬処方技術で公知の他の被覆剤のような被覆剤および殻で 製造することができる。それらは、任意に混濁剤を含有し、それらが活性成分( 類)のみを、または優先的に腸管の任意の部分に、都合によって遅延手段で徐放 する組成物のものであってもよい。使用できる埋包組成物の例としては、ポリマ ー性物質およびワックスが挙げられる。 活性化合物は、適切な場合には上述の賦形剤の内の1つまたはそれ以上を用い たマイクロカプセル形態であってもよい。 経口投与のための液体用量形態としては、薬物的に許容しうるエマルジョン、 溶液、懸濁液、シロップ、エリキシル剤が挙げられる。活性成分に加えて、液体 用量形態は、例えば、水または他の溶媒のような当分野で一般に使用される不活 性希釈剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチ ル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3− ブチレングリコール、ジメチルホルムアミドのような可溶化剤および乳化剤、油 (特に綿実油、グランドナッツ、トウモロコシ、微生物、オリーブ、ヒマシ、お よびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレ ングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステ ルおよびそれらの混合物を含有してもよい。 不活性希釈剤以外に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および沈殿防止剤のよう なアジュバント類、甘味剤、風味剤、および香料を含むこともできる。 活性化合物に加えて、懸濁剤は、例えばエトキシ化イソステアリルアルコール 、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステルのような沈殿防止 剤、微細結晶セルロース、アルミニウム メチドロキシド(methydrox ide)、ベントナイト、寒天、およびトラガカントおよびこれらの混合物を含 有することができる。 直腸または膣内投与のための組成物は、室温では固体であるが、体温では液体 であって、それによって直腸または膣腔では融解し、活性化合物を放出するココ アバター、ポリエチレングリコールまたは坐薬ワックスのような適切な非刺激賦 形剤または担体と本発明の化合物を混合することによって製造することができる 坐薬であるのが好ましい。 本発明の化合物は、リポソームの形態でも投与できる。当分野で知られるとお り、一般にリン脂質または他の脂質物質から得られる。リポソームは、水性溶媒 に分散された単一または複 合ラメラの水和液晶から形成される。リポソームを形成する能力のある任意の無 毒の生理学的に許容でき、代謝できる脂質が、使用できる。リポソーム形態での 本発明の組成物は、本発明の化合物に加えて、安定化剤、保存剤、賦形剤などを 含有できる。好ましい脂質は、天然および合成の両方のリン脂質およびホスファ チジルコリン(レシチン)である。 リポソームを形成する方法は当分野で知られている。例えば、Prescot t,編. Methods in Cell Biology, XIV巻、A cademic Press、ニューヨーク、ニューヨーク(1976年)33 頁およびその次を参照。 本発明の化合物の局所投与のための用量形態としては、粉末、噴霧剤、軟膏お よび吸入剤が挙げられる。活性化合物を、薬物的に許容しうる担体および任意の 必要とされる保存剤、必要とされる緩衝剤または噴射剤と減菌条件下で混合する 。眼用処方、眼用軟膏、粉末および溶液も本発明の範囲内にあることがいとされ る。 以下の方法および技術は、本発明を処方する化合物を製造するために使用でき る。反応は、試薬に対して適切な溶媒中で行 われ、そして転換使用され、適切である材料は、有効である。有機合成の当業者 には、分子に存在する機能性は化学転換の目的と一致すると理解される。これは 、合成段階順序、必要とする保護基および脱保護の条件に関しては、しばしば決 断を必要とする。 A.シクロヘキシル誘導体の製造方法 (Schunackら、1973年)Arch. Pharmaz. 306 : 934−942頁に記載されたとおり、式Iのシクロヘキシル誘導体は、4 (5)−(4−アミノシクロヘキシル)−1H−イミダゾールと同じ方法で製造 できない。これらの化合物は、反応図式1に従って製造される。 先述の反応図式1に従って、1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メ チル]−イミダゾール(1)を、−78℃でN−BuLiと処理し、そしてフェ ニルジスルフィドと反応させて、1[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メ チル]−2−チオフェニルイミダゾール(2)をもたらす。1−[[2−(トリ メチルシリル)エトキシ]メチル]−2−チオフェニルイミダゾール(2)を、 2当量のm−クロロペル安息香酸で酸化して、1−[[2−(トリメチルシリル )エトキシ]メチル]−2−スルホニルフェニル−イミダゾール(3)を得る。 1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−2−スルホニルフェニ ル−イミダゾール(3)を、−78℃で、リチウムジイソプロピルアミドを用い て脱プロトン化して、さらにN−ヨードスクシンイミドで処理して1−[[2− (トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−2−スルホニルフェニル−5−ヨー ド−イミダゾール(4)をもたらす。0℃で、30分間、無水CH2Cl2 中で 1当量の塩化t−ブチルマグネシウムで処理することによって、(4)の対応グ リニヤール試薬を製造し、その後1,4−シクロヘキサンジオン モノエチレン ケタール(5)と反応させてアルコール(6)を生じる。過剰 の2−3%Na(Hg)を含む4当量のリン酸ナトリウム緩衝液の存在下、0℃ で、メタノール中で(6)を処理しすることによって、スルホニルフェニル保護 基を除去して、アルコール(7)を得る。触媒量のPPTSの存在下で、2滴の 水を含むTHFで加熱することで、アルコール(7)を脱水してオレフィン(8 )を得る。60℃で、n−ブチルアンモニウムフルオライドで(8)を処理する ことで、SEM保護基を除去して、オレフィン(9)を得る。Pd(C)上で( 9)を触媒水素化して、シクロヘキサン(10)をもたらす。(10)のケター ル脱保護は、THF中の5%HClで、室温でスムーズに進んで、(1H−4( 5)−イミダゾイル)−4−シタロヘキサノン(11)を得る。ジタロロメタン 中のN−メトキシルアミンとTEAでケトン(11)を処理ことによって、N− メトキシオキシムを製造し、(12)を得る。最終的に、オキシム(12)をT BAH還元し(1H−(4,5)−イミダゾイル)−4−シクロヘキシル−N− メトキシルアミン(13)をもたらす。 B.キラル・シクロプロピルアミン化合物の製造 反応図式II 3[(1−トリフェニルメチル−5−イミダゾイル)]−2(R)−3(S) −シクロプロパン酸ブチルエステル(14)または3[(1−トリフェニルメチ ル−5−イミダゾイル)]−2(S)−3(R)−シクロプロパン酸ブチルエス テル(15)から、ヒスタミンH3受容体作動薬として請求される化合物を含有 するキラルシクロプロパンを製造した。これらのエナンチオマーのラセミ混合体 を、キラルカラム(レジスシリアル番号0112201)および90/10ヘキ サン/イソプロピルアルコールの移動相を用いて分離した。このカラムを使用し て、エナンチオマー(15)は、7.315分の滞留時間を示し、そしてエナン チオマー(14)は5.787分の滞留時間を示した。 エナンチオマー的に純粋なエステル(14)をKOHを用いてケン化して酸( 16)を得る。エチルクロロホルメートを用い、TEAの存在下で酸(16)を 処理して、ナトリウムアジドとin situで反応してアシルアジド(17)を得る 混合無水物を得る。エタノール中、80℃でアシルアジド(17)を加熱して、 対応する2(R)−(1−トリフェニルメチル−4(5) −イミダゾイル)−3(S)−シクロプロピルアミン(19)に加水分解される エチルカルバメート(18)をもたらす。HClでトリチル基を脱保護すると、 2(R)−(1H−4(5)−イミダゾイル)−3(S)−シクロプロピルアミ ン(20)が得られる。 トランス置換シクロプロピルアミン(23)の合成の経路は、硫黄メチライド の共役付加を利用して、キラルオキサゾリジノン(21)にし、続いてLiOH 鹸化によって、酸(22)を得る。クルチウス転位および脱保護でシクロプロピ ルアミン(23)を得る。 トランス置換シクロプロピルアミン(26)の合成のための経路は、キラルエ ンアミン(24)およびカルベン挿入反応を使用して、(25)を得、つづいて 加水分解によって(26)を生じる。 C.キラル5員環アミン化合物の製造 キラル5員環アミン(29)の製造は、ヒドロキシ−オキシム(27)のテト ラメチルアンモニウムトリアセトキシボロハイドライド(TABH)還元を使用 する。N−O−ベンジルアミン(28)をPOCl3で処理し、続いてSEM保 護基を脱保護することによって、アミン(29)を与える。 キラル5員環アミン(30)の製造のための提案された反応図式は、ヨウ化物 仲介環化及び続いてn−Bu3SnHによる還元を使用して、(31)を与える 。BOC及びSEM保護基を脱保護して、(32)を与える。 実施例1 1H−4(5)−イミダゾイル−4−シクロヘキシルアミンの製造 1H−4(5)−イミダゾイル−4−シクロヘキシルアミンは、Schuna ck、Arch.Pharmaz.306巻、934−943頁(1973年) に概説されている方法に従って、下記のようにして製造した。4−(4−アミノ フェニル)−イミダゾール(3.65g、19.2mM)を、50mLの水及び 2.5mLのHClに溶解した。Rh(C)(5%、2.5g)を添加し、この 反応混合物を、オートクレーブ中で24時間80atmのH2下で水素化した。 反応物をセライト のパッドを通して濾過し、このパッドを水(50mL)及びエタノール(50m L)で洗浄し、次いで濾液を真空蒸発させて、1H−4(5)−イミダゾイル− 4−シクロヘキシルアミン二塩酸塩3.40グラムを得た。 NMR(300MHz,D2O):d 8.4(d,1H),7.11(d,1 H),3.20(m,1H),2.85(m,1H),1.90(m,1H), 1.75(m,4H),1.40(m,3H). 質量スペクトル(DCl,NH3):M+1=166,MW=166.2392 ,C9153. 実施例2 1H−4(5)−イミダゾイル−4−シクロヘキシル−N−メトキシルアミンの 製造 工程1 1−[(2−(トリメチルシリル)エトキシ)]−イミダゾ ール(8.0g、0.040m)を100mLの乾燥THF中に溶解し、この溶 液をN2下で−78℃に冷却した。N−BuLi(17.7mL、44.4m) を10分間で滴下により添加し、暗赤茶褐色溶液を1時間−78℃で撹拌した。 20mLのTHF中の二硫化フェニル(9.26g、42.4m)を注射器によ って添加し、反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物を500mLの飽和塩化 アンモニウム溶液に添加し、次いで500mLの酢酸エチルで抽出した。酢酸エ チル層を分離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、真空蒸発させて、黄色油を得た 。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/ヘキサン混合物 で溶離する精製によって、1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル] −2−チオフェニル−イミダゾール(黄色粘稠油)10.0グラムを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.20(m,7H),5.37( s,2H),3.25(m,2H),0.76(m,2H),−0.10(s, 9H). 工程2 1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−2−チオフェニル−イ ミダゾール(1.06g、3.46mM)を、 40mLの乾燥THFに溶解し、この溶液をN2下で−78℃に冷却した。リチ ウムジイソプロピルアミド(3.46mL、5.19mM、アルドリッチ(Al drich)からのシクロヘキサン中の1.5M溶液)を、注射器によって添加 し、反応溶液を1時間−78℃で撹拌した。10mLの乾燥THF中のN−ヨー ドスクシンイミド(0.85g、3.77mM)を注射器によって添加し、反応 物を30分間撹拌した。反応混合物を200mLの飽和塩化アンモニウム溶液に 添加し、次いで200mLの酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重亜硫 酸ナトリウム溶液(150mL)で洗浄し、分離し、Na2SO4で乾燥し、濾過 し、真空蒸発させて、粗製赤褐色油を得た。酢酸エチル/ヘキサン1:9を使用 するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製によって、1−[2−(ト リメチルシリル)エトキシ]メチル]−2−チオフェニル−5−ヨード−イミダ ゾール(橙色粘稠油)1.089グラムを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.28(s,1H),7.23( m,5H),5.40(s,2H),3.44(m,2H),0.80(m,2 H),−0.06(s,9H). 工程3 5℃に冷却したmcpba(4.15g、14.46mM、アルドリッチから の60%純度)のジクロロメタン(500mL)溶液に、1−[2−(トリメチ ルシリル)エトキシ]メチル]−2−チオフェニル−5−ヨード−イミダゾール (3.0g、7.23mM)のジクロロメタン溶液(50mL)を添加した。反 応混合物を24時間撹拌して、室温に加温した。反応混合物を500mLの10 %重亜硫酸ナトリウム溶液に添加し、10%重炭酸ナトリウム溶液(500mL )で洗浄し、分離し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空蒸発させて、粗製黄色 固体を得た。酢酸エチル/ヘキサン1:9次いで2:8を使用するシリカゲルカ ラムクロマトグラフィーによる精製によって、1−[2−(トリメチルシリル) エトキシ]メチル]−2−スルホニルフェニル−5−ヨード−イミダゾール(白 色固体)1.65グラムを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 8.04(m,2H),7.58( m,3H),7.23(s,1H),5.66(s,2H),3.44(m,2 H),0.82(m,2H),−0.03(s,9H). 質量スペクトル(FAB):M+1=465.3,MW=464.3963. 工程4 1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−2−スルホニルフェニ ル−5−ヨード−イミダゾール(0.430g、0.96mM)を、16mLの 乾燥ジクロロメタンに溶解し、反応溶液をN2下で0℃に冷却した。t−ブチル マグネシウムクロリド(1.00mL、1.0mM、アルドリッチからのTHF 中の1.0M溶液)を5分間で滴下により添加し、反応溶液を1時間0〜5℃で 撹拌した。5mLの乾燥ジクロロメタン中の1,4−シクロヘキサンジオンモノ エチレンケタール(0.150g、0.96mM)を注射器によって添加し、反 応混合物を更に30分間5℃で撹拌し、次いで1.5時間かけて室温にまで加温 した。反応物を、50mLの飽和塩化アンモニウムを添加することによってクエ ンチし、次いでクロロホルム(2×50mL)で抽出し、分離し、MgSO4で 乾燥し、濾過し、真空蒸発させて、粗製黄色油を得た。シリカゲルカラムクロマ トグラフィーを使用し、酢酸エチル/ヘキサン2:8次いで1:1で溶離する精 製によって、1−(1−[2−(ト リメチルシリル)エトキシ]メチル]−2−スルホニルフェニル−5−イミダゾ イル)−シクロヘキサノール−4−モノエチレンケタール(白色フォーム)34 0mgを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 8.01(m,2H),7.55( m,3H),7.00(s,1H),5.6(s,2H),3.93(m,4H ),3.41(m,2H),2.55(s,1H,−OH),1.96(m,6 H),1.58(m,2H),0.78(m,2H),−0.02(s,9H) . 質量スペクトル(DCl,NH3):M+1=495,MW=494.6839 ,C2334261Si1. 工程5 1−(1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−2−スルホニルフ ェニル−5−イミダゾイル)−シクロヘキサノール−4−モノエチレンケタール (0.10g、0.20mM)を、N2下で室温で8mLの乾燥メタノールに溶 解した。NaH2PO4(0.085g、0.70mM)を添加し、次いで2%N a(Hg)(2.0g)を少しずつ添加した。反応混合物を3時間撹拌し、次い でセライトのパッドを通して濾過 した。メタノール濾液を蒸発させ、残渣をCHCl3(50mL)と飽和塩化ア ンモニウム溶液(50mL)との間に分配させた。クロロホルム層を分離し、M gSO4で乾燥し、濾過し、真空蒸発させて、白色フォームを得た。薄層クロマ トグラフィーを使用し、酢酸エチルで溶離する精製によって、1−(1−[2− (トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−5−イミダゾイル)−シクロヘキサ ノール−4−モノエチレンケタール65mgを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.50(s,1H),6.86( s,1H),5.20(s,2H),3.94(m,4H),3.45(m,2 H),2.55(br s,1H,−OH),2.02(m,6H),1.64 (m,2H),0.87(m,2H),0.0(s,9H). 質量スペクトル(DCl,NH3):M+1=355,MW=354.5259 ,C173024Si1. 工程6 1−(1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−5−イミダゾイ ル)−シクロヘキサノール−4−モノエチレンケタール(0.190g、0.5 3mM)及びPPTS (30mg)を、10mLのTHF及び2滴の水中で還流下で4時間加熱した。 反応混合物を冷却し、20mLの飽和塩化アンモニウムを添加し、酢酸エチル( 50mL)で抽出した。酢酸エチル層を分離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、 真空蒸発させて、黄色油を得た。薄層クロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル /ヘキサン1:1で溶離する精製によって、1−(1−[2−(トリメチルシリ ル)エトキシ]メチル]−5−イミダゾイル)−シクロヘキセン−4−モノエチ レンケタール(黄色油)90mgを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.48(d,1H),6.9(d ,1H),6.35(m,1H),5.2(s,2H),4.00(s,4H) ,3.42(m,2H),2.56(m,2H),2.43(m,2H),1. 88(m,2H),0.87(m,2H),0.0(s,9H). 工程7 1−(1−[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−5−イミダゾイ ル)−シクロヘキセン−4−モノエチレンケタール(0.085g、0.25m M)を、8mLの乾燥THFに溶解した。n−ブチルアンモニウムフルオリド( 0.275 mL、アルドリッチからのTHF中の1.0M溶液)を添加し、反応物を60℃ で6時間加熱した。反応物を冷却し、50mLの飽和塩化アンモニウム溶液に添 加し、クロロホルム(2×50mL)で抽出した。クロロホルム層を分離し、M gSO4で乾燥し、濾過し、真空蒸発させて、粗製黄色油を得た。シリカゲルカ ラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/ヘキサン/NH3 40/60 /0.1%で溶離する精製によって、1−[1H−5−イミダゾイル)−シクロ ヘキセン−4−モノエチレンケタール(黄色油)60mgを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.48(d,1H),6.9(d ,1H),6.35(m,1H),4.00(s,4H),2.56(m,2H ),2.43(m,2H),1.88(m,2H). 質量スペクトル(DCl,NH3):M+1=207,MW=206.2464 ,C111422. 工程8 1−[1H−5−イミダゾイル)−シクロヘキセン−4−モノエチレンケター ル(1.00g、4.84mM)を、メタノール75mLに溶解した。0.1グ ラムの10%Pd(C)を 添加し、オートクレーブ中で20atmの水素圧下で16時間撹拌した。反応混 合物を短いセライトカラムで濾過し、真空濃縮し、メタノールで洗浄して、1− [1H−5−イミダゾイル)−シクロヘキサン−4−モノエチレンケタール(無 色粘稠油)0.90グラムを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.48(d,1H),6.9(d ,1H),4.00(s,4H),2.56(m,2H),2.43(m,2H ),2.24(m,1H),1.18(m,4H). 質量スペクトル(DCl,NH3):M+1=209,MW=208.2624 ,C111622. 工程9 1−[1H−5−イミダゾイル)−シクロヘキサン−4−モノエチレンケター ル(0.600g、2.88mM)を、10mLのTHFに溶解した。8mLの 5%HClを添加し、反応物を室温で20時間撹拌した。100mLの酢酸エチ ル及び50mLの10%NaOH溶液を、この反応混合物に添加し、酢酸エチル 層を分離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、真空蒸発させて、粗製黄色油を得た 。シリカゲルカラムクロマトグラ フィーを使用し、酢酸エチル/ヘキサン/0.1%NH3で溶離する精製によっ て、4−[1H−5−イミダゾイル)−シクロヘキサノン500mgを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.48(d,1H),6.9(d ,1H),2.56(m,2H),2.43(m,2H),2.24(m,1H ),1.18(m,4H). 質量スペクトル(DCl,NH3):M+1=151,MW=150.2017 ,C91211. 工程10 4−[1H−5−イミダゾイル)−シクロヘキサノン(0.500g、3.3 1mM)を、室温で20mLのメタノール及び20mLのTHFに溶解した。ト リエチルアミン(1.05mL、7.5mM)を添加し、続いてメトキシルアミ ン塩酸塩(0.414g、4.96mM)を添加した。反応溶液を50℃で20 時間撹拌した。酢酸エチル(100mL)及び150mLの飽和塩化アンモニウ ム溶液を添加し、酢酸エチル層を分離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、真空蒸 発させて、粗製4−[1H−5−イミダゾイル)−シクロヘキサノン−N−メト キシオキシム450mgを得た。得られた粗製オキシムを、N2 下で0℃で粗製オキシムのTHF(50mL)溶液にテトラメチルインモニウム トリアセトキシインモニウムボロハイドライド(TABH)(3.35mM)を 添加することによって直接還元した。水をゆっくり添加することによって反応物 をクエンチし、反応混合物をクロロホルム(3×50mL)で抽出し、クロロホ ルム層を分離し、乾燥し、濾過し、真空蒸発させて、黄色油を得た。シリカゲル カラムクロマトグラフィーを使用し、CHCl3/メタノール/0.1%NH3で 溶離する精製によって、4−[1H−5−イミダゾイル)−シクロヘキシル−N −メトキシアミン350mgを得た。 NMR(300MHz,CDCl3):d 7.48(d,1H),6.9(d ,1H),3.50(s,3H),2.30(m,1H),2.16(m,2H ),2.13(m,2H),2.24(m,1H),1.18(m,4H). 質量スペクトル(DCl,NH3):M+1=196,MW=195.266, C101731. 実施例3 ラセミの2(S)−[1H−4(5)−イミダゾイル]−1(R)−メチルシク ロプロピルアミン及び2(R)−[1H−4(5)−イミダゾイル]−1(S) −メチルシクロプロピルアミンの製造 工程1 N2下の2.4ミリモルのMe2SO+-及び2.4ミリモルのNaH(鉱油中 60%)に、10ccの乾燥DMSOを撹拌しながら滴下により添加した。全て のDMSOを添加した後、混合物を30分間撹拌し、次いで20ccの乾燥DM SO及びTHF(1:1)中の3−[1−トリフェニルメチル−5−イミダゾイ ル]−2−メチル−2−プロペニル−ブチルエステル(1.0グラム、2.22 ミリモル)の溶液を滴下により添加した。反応物を60℃で24時間加熱し、冷 却し、冷たい25 ccの1M HCl中に注いだ。混合物をエーテル(2×100cc)で抽出し 、エーテル抽出液を分離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、真空蒸発させた。残 渣を、酢酸エチル/ヘキサン(4:6)を使用するシリカゲルカラムクロマトグ ラフィーによって精製して、3−[1−トリフェニルメチル−5−イミダゾイル ]−2−メチル−2−シクロプロピル−ブチルエステル0.85グラムを得た。 工程2 ETOH(15cc)中の、3−[1−トリフェニルメチル−5−イミダゾイ ル]−2−メチル−2−シクロプロピル−ブチルエステル(1.4g、30ミリ モル)の溶液を、15ccの12%KOH水溶液を少しずつ添加しながら、40 〜50℃で撹拌した。60℃で24時間撹拌した後、溶液を冷却し、水(30c c)で希釈し、エーテルで抽出し、次いで0.5M HClでpH=6.0まで 酸性化した。得られた沈殿を濾別し、乾燥して、3−[1−トリフェニルメチル −5−イミダゾイル]−2−メチル−2−シクロプロピルカルボン酸1.2グラ ムを得た。 工程3 3−[1−トリフェニルメチル−5−イミダゾイル]−2−メチル−2−シク ロプロピルカルボン酸(1.0グラム、2.5ミリモル)を、50ccの乾燥T HFに溶解し、N2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(2.5ミリモル) を添加し、続いてクロロギ酸エチル(2.5ミリモル)を滴下により添加した。 反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで30ccの水中のアジ化ナトリウム (2.5ミリモル)を添加した。1時間撹拌した後、粗製アシルアジドをエーテ ル(100mL)で抽出し、エーテル層を分離し、次いでエタノールで処理し、 加熱してエーテルを除去し、次いで12時間還流させた。反応混合物を冷却し、 有機揮発物を真空蒸発させた。得られた粗製カルバメートを、30ccのエタノ ール中でN2下で還流下で12時間のKOH(2グラム)による鹸化に付した。 混合物を冷却し、100ccの水を添加し、酢酸エチル(100mL)で抽出し た。酢酸エチル層を分離し、MgSO4で乾燥し、濾過し、真空蒸発させた。酢 酸エチル/ヘキサン(1:1)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー による精製によって、黄色油である2−[1−トリフェニルメチル−5−イミダ ゾイル]−1−メチルシクロプロピルアミン0.600グラムを得た。 NMR(CDCl3,300MHz):7.3(m,9H),7.1(m,6H ),6.5(s,1H),2.60(m,1H),1.65(s,3H),1. 2(m,1H),0.95(m,1H). 質量スペクトル(DCl,NH3):365(M+1)+,MW=365.499 4,C26252. 工程4 2−[1−トリフェニルメチル−5−イミダゾイル]−1−メチルシクロプロ ピルアミン(0.600g)を5ccのエタノール中に溶解し、50ccの2N HClに添加した。混合物を1時間還流させ、冷却し、濾過し、濾液を真空蒸 発させた。残留する黄褐色固体をエーテルと共に粉砕し、濾過によって捕集し、 エーテルで洗浄して、ラセミの2(S)−[1H−5−イミダゾイル]−1(R )−メチルシクロプロピルアミン二塩酸塩及び2(R)−[1H−5−イミダゾ イル]−1(S)−メチルシクロプロピルアミン二塩酸塩200mgを得た。 NMR(D2O,300MHz):8.46(s,1H), 7.14(s,1H),2.9(m,1H),1.8(s,3H),1.42( m,1H),1.16(m,1H). 本発明の化合物は、ヒスタミンH3受容体の作動薬である。H3受容体に対する 本発明の化合物の結合親和性は、下記の方法によって示すことができる。 インビトロヒスタミンH3受容体結合分析 ヒスタミンH3受容体親和性は、H3選択的作動薬リガンド、即ち、修正したW est他、(1990年)Mol.Pharmacol.38巻、610〜61 3頁の方法に従った[3H]−Nα−メチルヒスタミン(78.9Ci/ミリモ ル、Dupont NEN Research Products、マサチュー セッツ州、ボストン)を使用してラット皮質膜で決定した。概説すると、動物を 断頭によって犠牲にし、大脳皮質を迅速に取り除いた。ラット皮質を、下記のプ ロテアーゼインヒビター即ち、EDTA(10mM)、PMSF(0.1mM) 、キモスタチン(0.2mg/50mL)及びロイペプチン(0.2mg/50 mL)を含有するクレブス−リンゲルス(Krebs−Ringers)ヘペス 緩衝液(pH7.4)の10体積(重量/体積)中で、オムニ(Omni)10 00モーター駆動ホ モジェナイザーで機械的に均質化した。ホモジェネートを約40,000×gで 30分間ソルバル(Sorvall)で遠心分離した。ペレットを、25mLの 水中で機械的ホモジェナイゼーションにより再懸濁させ、氷の上で30分間溶菌 させた。ホモジェネートを再遠心分離し、膜溶菌を繰り返した。膜を再び遠心分 離し、最終ペレットを14体積の水に再懸濁させて、約200μgタンパク質/ 100μL最終濃度を得た。この懸濁液を、使用前に−80℃で貯蔵した。タン パク質濃度は、クーマシープラスタンパク質アッセイ(Pierce、イリノイ 州、ロックフォード)によって決定した。 結合アッセイは、ポリプロピレンチューブ内で、150〜200μgの組織タ ンパク質、0.8〜1.2nM [3H]−Nα−メチルヒスタミン及び0.3 〜10,000nM GT−2016を含有する50mM Na+燐酸塩緩衝液 (pH7.4)の0.4mLの全体積中で行った。非特異結合(NSB)は、チ オペラミド(thioperamide)(10μM)の取り込みによって評価 された。サンプルを25℃で40分間インキュベーションした。このサンプルを 、ブランデル細胞収穫器(Brandell cell harvester) を使用して、0.3%ポリエチレンイミンで予備洗浄したガラス繊維細片を通し て濾過した。フィルターを、145mM NaClを含有する25mmトリス緩 衝液(pH7.4、4℃)4mLで3回迅速に洗浄した。フィルターをポリエチ レン製ミニバイアルに移し、3.5mLのシンチレーション液体(Ecolum e、ICN Biomedicals,Inc.)中でカウントした。この方法 を使用して、非特異結合は全結合の10%より少なく、ガラスフィルターへの結 合は無視できるものであった。飽和及び競争実験を、受容体フィット(Rece ptorFit)飽和及び競争曲線適応プログラム(Lundon Softw are,Inc.、オハイオ州、クリーブランド)で分析した。Kiは、式Ki= IC50/(1+([リガンド]/[Kd])を使用して決定した。その結果を表 1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BR ,CA,CN,CZ,EE,FI,HU,JP,KR, MX,NZ,PL,TR,UA,US (72)発明者 テツドフオード,クラーク・イー アメリカ合衆国、オハイオ・44022、サウ ス・ラツセル、ベル・ロード・1448 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式: [式中、Aは、 (但し、R1は、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4、R5 、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は、水素 、低級アルキル又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4、5 又は6員環を形成してもよい) である] の化合物。 2. からなる群から選択された、請求の範囲第1項記載の化合物又はその薬物的に許 容される塩若しくは溶媒和物。 3. 式: [式中、Aは、 (但し、R1は、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4、R5 、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素 又は低級アルキルであり、R6は、水素、低級アルキル又は低級アルコキシであ り、そしてR5及びR6は結合して4、5又は6員環を形成してもよい) である] の化合物。 4. 式: [式中、Aは、 (但し、R1は、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4、R5 、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は、水素 、低級アルキル又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4、5 又は6員環を形成してもよい) である] の化合物。 5. 式: [式中、Aは、 (但し、R1は、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4、R5 、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は、水素 、低級アルキル又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4、5 又は6員環を形成してもよい) である] の化合物。 6. 少なくとも1種の、請求の範囲第1項記載の化合物及び薬物的に許容され る坦体からなる薬物組成物。 7. 請求の範囲第1項記載の化合物と薬物的に許容される坦 体とを混合することからなる薬物組成物の製造方法。 8. アレルギー、炎症、心臓又は脳血管疾患(即ち、高血圧、低血圧、虚血、 発作、片頭痛)、胃脳障害(酸分泌、運動性)、並びに精神医学障害(即ち、不 安、躁病/抑鬱性障害、精神分裂病、強迫障害等を含む)及び睡眠障害(即ち、 睡眠無呼吸、不眠症、生物学的及びサーカディアンリズム、過及び低傾眠及び関 連障害)を含むCNS障害、並びに視床下部機能不全(即ち、食欲不振/過食症 のような食事障害、体温調節、ホルモン放出)のような、ヒスタミンH3受容体 の活性化が治療的に重要である状態の治療方法であって、式: [式中、Aは、 (但し、R1は、水素、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4 、R5、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は、 水素、低級アルキル又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4 、5又は6員環を形成してもよい) である] の化合物の有効量を、上記のような治療が必要な患者に投薬することからなる方 法。 9. 少なくとも1種の請求の範囲第5項記載の化合物の有効量を、H3受容体 に投薬することからなるヒスタミンH3受容体の活性化方法又は式I(但し、R1 は、水素、低級アルキル又は低級アルコキシであり、R2、R3、R4、R5、R7 及びR8は、それぞれ独立に、水素又は低級アルキルであり、R6は低級アルキル 又は低級アルコキシであり、そしてR5及びR6は結合して4、5又は6員環を形 成してもよい)の化合物の有効量を、睡眠障害(即ち、睡眠無呼吸、不眠症、生 物学的及び サーカディアンリズム、過及び低傾眠及び関連障害)、視床下部機能不全(即ち 、食欲不振/過食症のような食事障害、体温調節、ホルモン放出)の治療が必要 な患者に対して投薬することからなる、上記状態の治療方法。
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