JPH11506606A - インフルエンザウイルスエンドヌクレアーゼのdnaポリメラーゼエクステンションアッセイ - Google Patents
インフルエンザウイルスエンドヌクレアーゼのdnaポリメラーゼエクステンションアッセイInfo
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Abstract
(57)【要約】
標識ヌクレオチドと、反復残基から成る5′領域に結合したウイルスエンドヌクレアーゼ切断産物に相補的な3′領域を含むDNA鋳型とを用いて、ウイルスエンドヌクレアーゼ切断産物をDNAポリメラーゼで触媒して伸長させることを含むインフルエンザウイルスエンドヌクレアーゼアッセイを開発した。該DNAポリメラーゼ結合アッセイは、ゲル電気泳動による分離を用いず、潜在的阻害剤の大量スクリーニングに利用し得る。該アッセイの別の主要な特徴は、該アッセイが200アトモルの産物を検出し得るに十分な感度を有していることにある。
Description
【発明の詳細な説明】発明の名称
インフルエンザウイルスエンドヌクレアーゼのDNAポリメラーゼエクステンシ
ョンアッセイ発明の分野
本発明は、インフルエンザウイルスエンドヌクレアーゼ及びインフルエンザウ
イルスエンドヌクレアーゼ活性阻害剤の存在を検出・定量する新規な高感度アッ
セイに関する。発明の背景
インフルエンザA型ウイルスのゲノムは、8つのネガティブセンス1本鎖RN
Aセグメントから成る。ウイルスmRNAの合成は、ウイルスがコードするRN
A依存性RNAポリメラーゼ(E.C.2.7.7.48)によって触媒される
。インフルエンザウイルスの転写は、宿主細胞転写体の5′キャップ構造から1
0−13ヌクレオチドを切断することによりプライマーが生成される機構により
開始される。切断反応及び開始反応は、7−メチル化末端G及び2′−O−メチ
ル化前末端プリン塩基を含むキャップ−1構造(7mGpppRm)を有する転
写体に依存する。インフルエンザエンドヌクレアーゼは、抗ウイルス剤の開
発には魅力的なターゲットであり、最近、小型分子阻害剤(Tomassini
ら,1994 AntiMicrob.Agents and Chemo.3
8:2827−2837)とオリゴヌクレオチド阻害剤(Chungら,199
4 Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:2372−237
6)が記載された。
しかし、潜在的インフルエンザエンドヌクレアーゼ阻害剤のスクリーニングは
適当なアッセイ法がないために妨げられている。理想的なアッセイ系は、(a)
高利用効率、(b)インフルエンザエンドヌクレアーゼが触媒する切断と非特異
的RNA切断とを区別する能力、及び(c)高感度を有していなければならない
。これまでのエンドヌクレアーゼアッセイは、ポリアクリルアミドゲル電気泳動
を用いて基質から産物を分離するものであった(Plotchら,1981 C
ell 23:847−858)が、該アッセイは大量の試料のプロセシングに
は不便である。エンドヌクレアーゼの阻害を検出し得る全インフルエンザ転写酵
素反応アッセイも記載された(Plotchら,1977 J.Virol.2
1:24−34)。しかし、該全反応は複雑な多段階プロセスであり、切断が律
速的では
なく、エンドヌクレアーゼ阻害剤を見逃す可能性がある。発明の詳細な説明
本発明は、インフルエンザウイルスエンドヌクレアーゼ活性に特異的な、新規
で、正確且つ高速の高感度アッセイに関する。本発明は、試料のインフルエンザ
エンドヌクレアーゼ活性を検出する方法を包含し、該方法は、
(A)インフルエンザエンドヌクレアーゼ活性をアッセイしようとする試料にイ
ンフルエンザエンドヌクレアーゼ基質を加えてRNA産物を生成させるステップ
、
(B)該RNA産物とDNA鋳型(該DNA鋳型は、RNA産物に実質的に相補
的な第1セグメントと該セグメントに結合した5′鋳型伸長領域とを含み、該鋳
型伸長領域は1個以上のヌクレオチドからなる)とをハイブリダイゼーション条
件下にハイブリダイズさせて、RNA:DNAヘテロ二重鎖を形成するステップ
、
(C)DNA鋳型の第2セグメントに相補的な標識モノヌクレオチドを付加する
ステップ、
(D)DNAポリメラーゼが触媒する標識モノヌクレオチ
ドのRNA産物の3′末端への付加を可能にする条件下にヘテロ二重鎖にDNA
ポリメラーゼを付加して、標識ハイブリッドポリメラーゼ産物を生成させるステ
ップ、及び
(E)試料のインフルエンザエンドヌクレアーゼ活性の量の尺度として標識ハイ
ブリッドポリメラーゼ産物の量を測定するステップ
からなる。
本発明によれば、分析試料は未知量のインフルエンザエンドヌクレアーゼを含
み得る。本発明のこの実施態様において、試料中に存在するインフルエンザエン
ドヌクレアーゼの量を定量し得る。別の好ましい実施態様において、試料は、既
知量のインフルエンザエンドヌクレアーゼと、そのインフルエンザエンドヌクレ
アーゼ阻害活性を定量する分子とを含み得る。標識ハイブリッドポリメラーゼ産
物の量と、阻害剤が存在しない対照試料により産生された標識ハイブリッドポリ
メラーゼ産物の量とを比較して、試料中に存在する阻害活性の程度を測定するこ
とができる。
存在する標識ハイブリッドポリメラーゼ産物の量の測定には任意の検出法を用
いてよい。好ましい方法は、標識ハ
イブリッドポリメラーゼ産物と過剰な標識モノヌクレオチドとを含む試料を標識
ハイブリッドポリメラーゼ産物を捕獲するフィルターに通し、該フィルター上で
捕獲された標識ハイブリッドポリメラーゼ産物の量を測定するものである。図面の簡単な説明
図1は、インフルエンザウイルスエンドヌクレアーゼのDNAポリメラーゼ増
幅アッセイを示す流れ図である。
図2は、ポリメラーゼが触媒する伸長反応に及ぼすプライマーの長さ及び温度
の影響を示す20%アクリルアミド8M尿素ポリアクリルアミドゲルのリン光イ
メージング装置(phosphorimager)スキャンの写真である。レーン19は、AI
MV基質の配列を有するキャップされていないRNAプライマー(19nt)(
5′−GUUUUUAUU−UUUAAUUUUC−3′)(配列番号1)に対
応し、レーン14〜6は、19ntのプライマーの3′欠失体由来の指示長のR
NAプライマーに対応する。レーンβは、β−グロブリン mRNAの5′末端
由来の13ntのRNA(5′−ACACUUGCUUUUG−3′)(配列番
号2)に対応する。レーンDは、AIMVプライマー
配列を有する13ntのDNA(5′−GTTTTTATTTTTA−3′)(
配列番号3)に対応する。
図3は、DNAポリメラーゼ伸長の線形応答を示すグラフである。反応は、実
施例1に記載のように実施した。点を結んで引かれた線は、相関係数0.999
9でデータに当てはめた線形最小二乗法である。
図4は、実施例1に記載されている、ポリメラーゼが触媒するインフルエンザ
エンドヌクレアーゼ切断産物の伸長を示すゲルである。定義
本明細書及び請求の範囲全体を通して、以下の定義が適用される:
「nt」とは、ヌクレオチドの略号である。
「AIMV」とは、アルファルファモザイクウイルスの略号である。
「実質的に相補的」とは、用いられる実験条件下に、RNAプライマーの3′
領域とDNA鋳型鎖とをハイブリダイズさせて得られたヘテロ二重鎖がDNAポ
リメラーゼの基質としての働きをし得るに十分な相補性が存在することを意味す
る。「実質的に相補的」であるためには、さらに
、ヘテロ二重鎖が生成し得るに十分な相補性が存在し、且つ該ヘテロ二重鎖は、
その融解温度が溶媒系の凝固点より高いような十分な安定性を有することが要求
される。
「オリゴヌクレオチド」は、ヌクレオチド2個以上の長さである。
「実質的に反復された」とは、オリゴヌクレオチドが、80%以上、好ましく
は90%以上、より好ましくは95%以上同一塩基から成ることを意味する。
「AIMV由来」とは、オリゴヌクレオチドがAIMV4 RNAの5′末端
と80%以上相同であり、インフルエンザエンドヌクレアーゼの基質として作用
し得ること、即ちインフルエンザエンドヌクレアーゼにより切断され得ることを
意味する。
基質は、インフルエンザエンドヌクレアーゼによって切断される、5′がキャ
ップされたいずれのRNAであってもよい。エンドヌクレアーゼの基質は、イン
フルエンザエンドヌクレアーゼの基質であることが既に証明されており且つヌク
レオチドA13で切断されるAIMV 4 RNAの5′末端由来であるのが好
ましい。本発明の好ましい実施態様において、インフルエンザエンドヌクレアー
ゼの
基質は、インフルエンザエンドヌクレアーゼにより切断されて13ntの産物を
生成する、5′がキャップされた19ntのRNA基質である。5′がキャップ
された19ntのRNA基質は、5′−三リン酸を含む19ntのRNAをグア
ニリルトランスフェラーゼで処理して製造し得る。キャップされたRNA基質は
、本発明と共に出願された同時係属U.S.S.N. (Attorney
Docket No.19406)及びU.S.S.N. (Attor
ney Docket No.19398)(いずれも本明細書に参照として組
み込むものとする)に従って得ることができる。グアニリルトランスフェラーゼ
は周知であり、市販物から得ることができる。例えば、ワクシニアウイルスグア
ニリルトランスフェラーゼは、Bethesda Research Labo
ratories,Gaithersburg,MDから購入し得る。
次いで、19ntの産物をインフルエンザエンドヌクレアーゼで切断して得ら
れたこの13ntのRNA産物をDNAポリメラーゼ触媒伸長反応のプライマー
として用いる。ポリメラーゼ伸長反応を進めるためにはDNA鋳型が必
要である。DNA鋳型は2部型分子であり、鋳型の5′伸長領域に結合した、1
3ntのRNAプライマーと実質的に相補的な3′領域を含む。5′伸長領域は
、理論的には任意の所望のヌクレオチドから形成し得るが、正しい位置で切断さ
れる産物の特異性を得るには、該ヌクレオチドが実質的に反復されたヌクレオチ
ドであり且つ該ヌクレオチドがDNAの伸長領域には存在するが3′相補領域に
は存在しないことが好ましい。最も好ましい実施態様において、5′伸長領域は
反復ヌクレオチドから成る。5′伸長領域が実質的に反復ヌクレオチドから構成
されない場合、該伸長領域が非特異的産物よりも正しい位置で切断された産物の
シグナルを増幅させるのに十分な長さを有していない限り、アッセイには特異性
問題が生じ得る。
伸長領域の長さには特に制限はない。伸長領域はヌクレオチド1個程度の短い
ものでも、現行の合成法が許容する限りの長いもの(ヌクレオチド50個以上)
であってもよい。好ましい実施態様において、5′伸長領域はヌクレオチド残基
1個以上の長さ、より好ましくは残基約10個以上の長さである。従って、鋳型
の伸長領域は、poly−dC、poly−dG、poly−dA又はpoly
−d
T領域であるのが好ましい。本発明の1つの好ましい実施態様において、鋳型の
伸長領域はpoly−dC残基10ntの長さである。
DNAポリメラーゼが触媒する伸長反応において、DNA鋳型伸長領域に存在
するヌクレオチドに相補的な標識モノヌクレオチドで13ntのRNA産物を伸
長させる。例えば、鋳型伸長領域が10残基のpoly−Cの場合、13ntの
RNA産物は標識poly−G配列により塩基10個分伸長する。RNA産物伸
長領域中に取り込まれるヌクレオチドを標識するには、蛍光又は吸収性標識のよ
うなヌクレオチドアッセイ法に慣用的に用いられているいずれのタイプの標識を
用いてもよいが、放射性標識を用いるのが好ましい。好ましい実施態様において
、産物伸長領域は、(図1に示されているような)poly−α−32P標識dG
MPである。
さらに、ポリメラーゼが触媒する伸長が鋳型の3′−OH末端上で生じるのを
防ぐために、プライマーの3′−OHをブロックするのが好ましい。種々のブロ
ッキング物質が公知且つ適当であり、該物質には、コルジセピン(3′−デオキ
シアデノシン)や3′−OH部分を持たない他の
3′−塩基、及び他のブロッキング部分が含まれる。本発明の1つの実施態様に
おいて、(3−アミノ−2−ヒドロキシ)−プロポキシホスホリル部分で3′−
OHをブロックする。本発明の別の実施態様では、3′−3′−A−5′結合を
導入して3′−OHをブロックする。プライマーの3′−OHをブロックせずに
本発明のアッセイを実施することは可能ではあるが、3′−OH末端をブロック
すれば、バックグラウンドシグナルを防止する助けとなり、従って、アッセイの
感度を向上させる一助ともなる。
多くのDNAポリメラーゼ酵素が公知であり、該酵素を本発明のDNAポリメ
ラーゼ反応ステップに用いることができる。好ましい実施態様において、DNA
ポリメラーゼは、in vitro突然変異誘発により3′→5′エンドヌクレ
アーゼ活性が除去されたバクテリオファージ T7 DNAポリメラーゼの突然
変異体であるSequen
s Biochemicals,Cleveland,Ohioから入手)であ
る。このポリメラーゼは、プライマーとしてオリゴリボヌクレオチドを用いるこ
とができ、高忠実度で複製され且つ3′→5′「プルーフリーディン
グ」活性を有していないので好ましい。
標識ハイブリッドポリメラーゼ産物の検出は、用いられる標識のタイプに応じ
て任意の適切な手段により行い得る。一般に検出は標識ハイブリッドポリメラー
ゼ産物から標識モノヌクレオチドを分離するステップを含み得る。好ましい実施
態様において、検出は、試料混合物(該アッセイ法において、この時点では標識
ハイブリッドポリメラーゼ産物と過剰な標識モノヌクレオチドを含む)をナイロ
ン膜を通して濾過して行う。取り込まれなかった過剰な標識モノヌクレオチドは
膜を通って流れるが、標識ハイブリッドポリメラーゼ反応産物は捕獲される。標
識が放射性標識の場合、フィルターに結合した放射能の量は、リン光イメージン
グ装置を用いるか、プレート読み取りシンチレーションカウンターにより測定し
得る。
本発明のアッセイは、電気泳動ステップを用いず、96ウエルマイクロタイタ
ープレートフォーマットで実施し得るという点で従来のアッセイ法とは異なる利
点を有している。本発明のアッセイの他の主要な利点は、該アッセイにより、配
列中の正しい位置においてのみ基質の切断反応が測定され、それによって非特異
的RNA切断産物が排除さ
れることにある。本発明のアッセイが典型的な切断反応で生成される200アト
モル(2×10-16モル)の産物を検出するのに十分な感度を有していることも
重要な点である。
DNA鋳型及び忠実度の高いT7 DNA Seque
の特異性が得られる。典型的な反応条件下では90%以上の基質は切断されない
が、これは該アッセイの特異性の妨げにはならない。何故ならば、3′末端が鋳
型との塩基対とはなり得ないので、切断されなかったRNA基質が重合用のプラ
イマーとしての働きをしないからである。さらに、A13以外の3′末端を有す
る非特異的切断産物は伸長しない。これらの短い配列は鋳型とハイブリダイズし
得るがDNAポリメラーゼによって伸長されない。というのは、この反応は、鋳
型の伸長領域がpoly−dCから構成されている場合には反応混合物中に存在
しないdAPT又はdTTPを要求するからである。
ポリメラーゼ伸長反応は、RNAプライマーとDNA鋳型とのハイブリダイゼ
ーションに依存する。従って、RNAプライマーをDNA鋳型に効率的にハイブ
リダイズさせ
るためには、ポリメラーゼ伸長反応を10℃以上DNA:RNA複合体の融解温
度以下の温度で実施するのが好ましい。融解温度が14℃のプライマー:鋳型複
合体の場合、典型的な好ましい反応温度は0℃である。
特異性及び温度の影響を示している。長さ及び配列が異なる、キャップされてい
ない合成RNA及びDNAプライマーをDNA鋳型とハイブリダイズさせ、Se
quena
う場合、効率よく伸長するプライマーは13ntのAIMV RNA及びDNA
中の対応配列のみである。ゲル上に不完全に伸長した産物が見られるが、反応条
件は、最も鮮明なバンドがプライマーの完全伸長に対応するように最適化されて
いる。最も鮮明なバンド上の鮮明度の低いバンドは塩基1個の付加に対応する。
数種のDNAポリメラーゼが平滑末端DNAの3′−OH末端への塩基1個の付
加を触媒することが知られている(Clark,1988 Nucl.Acid
s Res.16:9677−9686
られる。14ntのRNAプライマーを含むレーンの非常
に不鮮明なバンドは、14ntのリボヌクレオチド中に存在する13ntのRN
Aのわずかな汚染に帰因する。全長の19ntプライマー、13ntより短いA
IMVプライマー、又はβ−グロブリン転写体の5′末端由来の異種13nt
RNA(5′−ACACUUGCUUUUG−3′)(配列番号2)を用いた場
合には伸長産物は認められ
ntプライマーが選択的に伸長され、切断されなかったAIMV基質又は短い非
特異的切断産物に対応する配列は伸
個程度のわずかな長さしか違わないAIMVプライマーを誤って伸長させること
が阻止されることは注目に値する。
本発明により、ポリメラーゼ伸長反応はナイロン膜を通して濾過することによ
り都合よく測定し得ることが知見された。記載されている条件下では、ナイロン
膜上に伸長産物の定量的結合が認められるが、取り込まれなかったα−32P−d
GTPは極く少量(0.0003%未満)しか保持されていない。大量のスクリ
ーニングを行う場合、濾過プロセスは96ウエルマニホールドを用いて実施し得
、フィルターに結合した放射能はリン光イメージング装置又
はマイクロプレートシンチレーションカウンターで測定し得る。図3は、ナイロ
ン膜濾過及びリン光イメージング装置検出を用いる13ntのAIMV RNA
プライマーの伸長に関する感受性及び線形応答を示している。20mlの反応容
中最大200pMのプライマーという優れた線形性が認められる。典型的なアッ
セイ条件下では、40pMの産物に対応する約10%の基質がハイブリッドポリ
メラーゼ伸長反応産物に変換されるが、この量は、アッセイの線形範囲及び検出
限界の範囲内に十分含まれることに留意されたい。
図2の全てのレーンにわたって主要伸長産物上を走行する不鮮明なバンド及び
図3のゼロ以外のy線分として示されているバックグラウンドプライマー非依存
性反応が認められる。鋳型が存在しないと、前者のバックグラウンドシグナルは
存在せず、また後者は劇的に減少するが、これは、両者が相関していることを示
唆している。バックグラウンドシグナルは、インフルエンザコアタンパク質の存
在に
る1本鎖鋳型へのα−32P−dGTPの付加により生じ
る。3′−OH基をアミノリンカー部分でブロックしていない鋳型を用いた場合
には、より高度のバックグラウンドシグナルが認められ、これは、該反応が遊離
3′−OHを要求することを示唆している。アミノリンカーでブロックした鋳型
をddATP及び末端デオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼで処理してバ
ックグラウンドシグナルをさらに減少させることができるが、これは、鋳型中に
不純物を含む遊離3′−OHの存在を示唆している。
結合したインフルエンザエンドヌクレアーゼ/ポリメラーゼ伸長プロセスを明
確に特性決定するために、m7G32pで標識したAIMV基質及び標識していな
いdGTPを用いて一連の反応を実施し、ゲル電気泳動で分析した。図4は、コ
アタンパク質が存在しないと、AIMV基質が19ntの長さに対応する単一の
バンドとして移動することを示している。基質をインフルエンザコアタンパク質
と共にインキュベートすると、主要切断産物とそれより短い微量産物が生成する
。主要産物はA13での切断に対応し、該産物はGTPと共にインキュベートす
ると伸長する。
同様な結果が全長のAIMV RNA 4を用いて既に
報告されている(Plotchら,1989,Cell23:847−858)
。10倍過剰のキャップされていない非標識AIMV基質を加えても切断の程度
には影響がない。コアタンパク質の不在下には、基質をポリメラーゼ、鋳型及び
dGTPと共にインキュベートしても伸長は生じない。コアタンパク質で基質を
切断し、その後でポリメラーゼで伸長させると、基質バンド上に不鮮明なバンド
が現れる。このバンドは13nt産物への10dG残基の付加に対応する。この
試料では、大半の切断産物がポリメラーゼによって伸長されないことに留意され
たい。それに反し、80℃で1分間インキュベートし、その後で切断した試料で
は、ほぼ定量的な伸長が認められる。切断産物の解離は極めて緩慢なようであり
、加熱ステップは、インフルエンザエンドヌクレアーゼ複合体を変性させること
により結合した産物を遊離させる働きをし得る。図2に見られるように、ポリメ
ラーゼ伸長産物の上に認められ不鮮明なバンドは、平滑末端を有する伸長プライ
マー/鋳型二重鎖への追加のdG残基の付加に対応すると思われる。切断反応の
みの場合におけるように、結合アッセイは、10倍過剰のキャップされていない
非標識AIMV基質の存在には
影響を受けない。最終レーンでは、13ntの相補鋳型の代わりに14ntの相
補領域を含む24ntの鋳型を付加した。この試料では特異的切断産物は伸長せ
ず、これは、主要産物がA14ではなく、A13での切断に対応することを証明
している。
本発明者が既にゲルベースアッセイを用いて同定した阻害剤(4−[N−ベン
ゼン−スルホニル−3−(4−クロロベンジル)ピペリジン−3−イル]−2,
4−ジオキソブタン酸)を用いて、インフルエンザエンドヌクレアーゼ阻害剤を
検出するDNAポリメラーゼ結合アッセイを実施した。この化合物は、最近イン
フルエンザエンドヌクレアーゼ阻害剤として記載された4置換2,4−ジオキソ
ブタン酸(Tomassiniiら,1994 AntiMicrob.Age
nts Chemother.38:2827−2837)と類似の化合物であ
る。該化合物によるエンドヌクレアーゼ阻害の滴定を、ゲルベースアッセイ及び
本発明のDNAポリメラーゼ結合アッセイを用いて同一実験条件下に実施した。
3nM〜10mMの範囲で得られたデータを単純双極線形阻害モデルに当てはめ
て決定したIC50値は、ゲルアッセイでは260±60nMで
あり、DNAポリメラーゼ結合アッセイでは220±50nMである。誤差範囲
内ではどちらのアッセイにおいても該化合物の効力は同じであり、これは、DN
Aポリメラーゼ結合アッセイがインフルエンザエンドヌクレアーゼの阻害を正確
に測定することを示している。
本発明の別の態様では、DNAポリメラーゼ結合アッセイは、キャップされた
基質の切断位置を決定するのに好都合な方法を提供する。これまでは、インフル
エンザエンドヌクレアーゼによる切断部位は、アルカリ消化による配列ラダーの
生成又はRNAアーゼによる消化及び電気泳動によって決定された。前者の方法
はアルカリ加水分解に対するキャップ構造内のm7G残基の不安定性に起因する
不正確さという欠点を有し、後者の方法はRNアーゼにより生成される3′−リ
ン酸化配列の電気泳動移動度の方がインフルエンザエンドヌクレアーゼにより生
成される非リン酸化3′−OH末端の移動度より速いという欠点を有する。それ
に反し、本発明のDNAポリメラーゼ結合アッセイを用い、予想される切断産物
に対応する相補領域を有する鋳型を用いて触媒される伸長反応を比較することに
より切断部位を正確に限定することができる。図4は、本発明のこ
の態様を示しており、該態様において、13ntの相補領域を有する鋳型は基質
としての役割を果たすが、14ntの相補領域を有する鋳型はそのような役割を
果たさない。
現行の方法に対する本発明の結合アッセイの別の主要な利点は、検出対象であ
るオリゴヌクレオチド産物が他の配列(但し、該配列は重合を開始させる働きは
しない)の存在下に検出可能であるということにある。従って、複合不純調製物
中でさえ対象反応を正確に測定することができる。
以下の非限定的実施例は、本発明をより良く説明するために提示されている。
実施例 一般的実験法
: オリゴデオキシリボヌクレオチド及びキャップされていないオ
リゴリボヌクレオチドをMidland Certified Reagent
Company(Midland,TX)に従って合成し、アニオン交換HPL
Cにより精製した。三リン酸化オリゴヌクレオチドを合成し、同時係属特許出願
(本出願と一緒に出願した、Attorney Docket No.1
9406)(本明細書に参照として組み込むものとする)に記
載の方法によりキャップした。19ntの基質オリゴリボヌクレオチドの配列は
、5′−GUUUUUAUUUUUA−AUUUUC−3′(配列番号1)であ
る。該基質の5′領域に対応する長さ14、13、12、10及び6ntの、3
′がトランケイトされたリボヌクレオチドも合成した。特に断りのない限り、全
ての実験に、配列:5′−ビオチン−CCCCCCCCCCTAAAAATAA
AAAC−アミノ−3′(配列番号4)(ここで、5′−ビオチンはN−ビオチ
ニル−6−アミノヘキシル−オキシホスホリル部分であり、3′−アミノは3−
アミノ−2−ヒドロキシ−プロポキシ−ホスホリルである)を有する23ntの
鋳型を用いた。一部の実験には、配列:5′−ビオチン−CCCCCCCCCC
TTAAAAATAAAAAC−アミノ−3′(配列番号5)を有する24nt
の鋳型を用いた。α−32P−dGTP(3,000 Ci/mmole)はDu
pont NENから入手した。非標識dGTPはPharmaciaから入手
した。Sequena
s Biochemicals(Cleveland,OH)から入手した。
特に断りのない限り、ポリメラーゼ伸長反応は、1nMのプライマー、50n
Mの鋳型、500nMのSeque
2時間実施した。反応を20%ポリアクリルアミド8M尿素ゲル上で分析した。
実施例1 切断反応及びDNAポリメラーゼ反応
DEPC処理した水中100mMのトリス[ヒドロキシメチル]アミノメタン
(Tris)pH8.0、50mMのKCl、0.25mMのMgCl2、5m
Mのジチオトレイトール(DTT)、4%(v/v)ジチメルスルホキシド(D
MSO)を含む緩衝液中25℃でインフルエンザ切断反応を実施した。ポリメラ
ーゼ伸長反応も同一緩衝液中で行ったが、但し、MgCl2の濃度を10mMに
、DMSOの濃度を9%に増大させた。末端標識したプライマーを用いる伸長反
応には500nMのdGTPを用い、標識していないプライマーを用いる伸長反
応には50nMのα−32P−dGTPと450nMの非標識dGTPの混合物を
用いた。特に断りのない限り、伸長反応は0℃で実施した。阻害を測定するため
に、化合物(4−[N−ベ
ンゼンスルホニル−3−(4−クロロベンジル)ピペリジン−3−イル]−2,
4−ジオキソブタン酸)をインフルエンザコアタンパク質と共に10分間予備イ
ンキュベートした。0.75mlのインフルエンザコアタンパク質を含む15m
l容の反応混合物中0.4nMの標識していない(ゲルアッセイ)基質又は末端
標識した(ポリメラーゼ伸長アッセイ)基質を加えて切断反応を開始し、25℃
で10分間反応させた。ポリメラーゼ伸長アッセイの場合、5
50nMの鋳型を含む20ml容中0℃で18時間伸長反応を実施した。
8M 尿素を含む20%ポリアクリルアミドゲル中の電気泳動又は96ウエル
マニホールド中でポアサイズ0.2
を分析した(Schleicher及びSchuell,Keene,NH)。
濾過するために、試料を250mMのEDTA、pH8.0(200ml)で稀
釈し、200mlを、5X SSC(0.75MのNaCl、75mMのクエン
酸ナトリウム、pH7.0)中で平衡にした膜上に充填し、直ちに濾過した。各
ウエルを200mlの5X
SSCで5回洗浄し、フィルターをマニホールドから取り出し、100mlの5
X SSCで3回洗浄した。
ゲルを視覚化し、製造業者により提供されたImage
,Sunnyvale,CA)を用いてフィルターを定量
truments,Meriden,CT)マイクロプレートシンチレーション
カウンターを用いてNytran
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 クオ,ローレンス・シー
アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・
07065、ローウエイ、イースト・リンカー
ン・アベニユー・126
(72)発明者 オルセン,デイビツド・ビー
アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・
07065、ローウエイ、イースト・リンカー
ン・アベニユー・126
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 試料のインフルエンザエンドヌクレアーゼ活性を検出する方法であって、 (A)インフルエンザエンドヌクレアーゼ活性をアッセイしようとする試料にイ ンフルエンザエンドヌクレアーゼ基質を加えてRNA産物を生成させるステップ 、 (B)該RNA産物とDNA鋳型(該DNA鋳型は、RNA産物に実質的に相補 的な第1セグメントと該セグメントの5′末端に結合した5′伸長領域とを含み 、該伸長領域は1個以上のヌクレオチドからなる)とをハイブリダイゼーション 条件下にハイブリダイズさせて、RNA:DNAヘテロ二重鎖を形成するステッ プ、 (C)前記DNA鋳型の第2セグメントに相補的な標識モノヌクレオチドを加え るステップ、 (D)DNAポリメラーゼが触媒する標識モノヌクレオチドのRNA産物の3′ 末端への付加を可能にする条件下に前記ヘテロ二重鎖構造にDNAポリメラーゼ を加えて、標識ハイブリッドポリメラーゼ産物を生成させるステップ、及び (E)試料のインフルエンザエンドヌクレアーゼ活性の量の尺度として標識ハイ ブリッドポリメラーゼ産物の量を測定するステップ からなる前記方法。 2. DNA鋳型の伸長領域が該DNA鋳型の第1セグメントには存在しないヌ クレオチドからなる、請求項1に記載の方法。 3. DNA鋳型の伸長領域が実質的に反復されたヌクレオチドからなる、請求 項2に記載の方法。 4. 伸長領域がヌクレオチド10個以上の長さである、請求項3に記載の方法 。 5. インフルエンザエンドヌクレアーゼ基質がアルファルファモザイクウイル ス 4 RNAの5′末端由来である、請求項1に記載の方法。 6. 基質が(配列番号1)である、請求項5に記載の方法。 7. DNA鋳型の第2セグメントがpoly−C残基を含む、請求項4に記載 の方法。 8. 標識モノヌクレオチドが放射性標識されている、請求項1に記載の方法。 9. 標識ハイブリッドポリメラーゼ産物と過剰の標識モノヌクレオチドを含む 試料をフィルターに通して標識ハイブリッドポリメラーゼ産物をフィルターで捕 獲し、フィルター上に存在する標識の量を測定することにより、標識ハイブリッ ドポリメラーゼ産物の量を測定する、請求項1に記載の方法。 10. フィルターがナイロンフィルターである、請求項9に記載の方法。 11. 標識が放射性標識である、請求項10に記載の方法。 12. アッセイしようとする試料がインフルエンザエンドヌクレアーゼ活性の 推定阻害剤である、請求項1に記載の方法。 13. 試料のインフルエンザエンドヌクレアーゼ活性の量と、推定阻害剤の不 在下のインフルエンザエンドヌクレアーゼを含む対照試料について測定した活性 とを比較するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。 14. 試料のインフルエンザエンドヌクレアーゼ活性を 検出する方法であって、 (A)活性をアッセイしようとするインフルエンザエンドヌクレアーゼ阻害剤を 含むと推定される試料に、実質的にアルファルファモザイクウイルス RNAの 5′末端由来の5′末端がキャップされた19ヌクレオチドのインフルエンザエ ンドヌクレアーゼ基質を加えて、13ヌクレオチドのRNA産物を生成させるス テップ: (B)13ヌクレオチドのRNA産物と、DNA鋳型(該DNA鋳型は、該13 ヌクレオチドのRNA産物に実質的に相補的な第1の3′セグメント及び該第1 のセグメントの5′末端に結合した5′伸長領域を含み、該伸長領域は、第1の セグメントには存在しないヌクレオチドを10個以上含む)とをハイブリダイゼ ーション条件下にハイブリダイズさせて、RNA:DNAヘテロ二重鎖構造を形 成するステップ; (C)標識モノヌクレオチドを加えるステップ、 (D)DNAポリメラーゼが触媒するRNA産物の3′末端への標識モノヌクレ オチドの付加を可能にする条 件下にヘテロ二重鎖にDNAポリメラーゼを加えて、放射性標識ハイブリッドポ リメラーゼ産物を生成させるステップ; (E)標識ハイブリッドポリメラーゼ産物と過剰の標識モノヌクレオチドを含む 試料をナイロンフィルターに通して放射性標識ハイブリッドポリメラーゼ産物を フィルターで捕獲することにより該試料を濾過するステップ;及び (F)フィルター上で捕獲された標識ハイブリッドポリメラーゼ産物の量を測定 し、該量と、対照試料中に推定インフルエンザエンドヌクレアーゼ阻害剤が存在 しないときに得られた量とを比較するステップ からなる前記方法。 15. DNA鋳型の伸長領域が10個以上の実質的に反復されたシトシンヌク レオチドからなる、請求項14に記載の方法。 16. 標識ヌクレオチドが放射性標識dGTPである、請求項15に記載の方 法。
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