JPH11506503A

JPH11506503A - ソフトな吸収性パルプシートを備えた物品

Info

Publication number: JPH11506503A
Application number: JP8536505A
Authority: JP
Inventors: リチャードウォーレンタンザー; マークルイスロビンソン; フンヨウチェン; リチャードジョセフカンプス; ローリーフランシスサリー
Original assignee: キンバリークラークワールドワイドインコーポレイテッド
Priority date: 1995-05-31
Filing date: 1996-05-15
Publication date: 1999-06-08
Also published as: AR002185A1; AU695951B2; ZA964380B; CA2220186A1; WO1996038111A1; EP0828468A1; EP0828468B1; AU5793196A; DE69618582T2; KR19990022140A; KR100426288B1; ES2166443T3; US5562645A; DE69618582D1; MX9709249A; BR9609490A

Abstract

(57)【要約】本発明は、実質的に非水流交絡されている少なくとも１つの吸収性繊維性ウェブ層を含む別個の物品を提供する。繊維性ウェブ層は、少なくとも約６０ｇｓｍの坪量と、約０．２５ｇｍ／ｃｃ以下の密度を有することができる。繊維性ウェブ層は、幅１ｃｍあたり少なくとも約２５０グラム重量のピーク幾何学的平均引っ張り強度を有することができ、少なくとも約９０重量％の繊維が、約０．４インチ（約１ｃｍ）以下の繊維長さを有する繊維から構成されている繊維含有物を有することができる。特定の構造において、物品は、バックシート層と、該バックシート層と面する関係に配置された液体透過性トップシート層とを含む。吸収性構造は、バックシート層とトップシート層との間に挟まれており、吸収性構造は、全体で少なくとも約３００グラムの塩水の吸収能力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】ソフトな吸収性パルプシートを備えた物品本発明の分野本発明は、物品、特に吸収性製品に有効な構造に関する。より詳細には、本発明は、別個の繊維ウェブの１つか２つ以上の層から構成された吸収性構造を含む吸収性物品に関する。本発明の背景使い捨ておむつのような吸収性物品では、クレープ加工された入れ綿、セルロース木材パルプ綿毛、繊維コフォーム材料、超吸収性粒子、ティッシュ、およびこれらの組み合わせのような従来の材料からなる吸収性構造を含んでいた。例えば、従来の吸収性構造は、超吸収性ポリマー材料と木材パルプ綿毛との混合物、コフォーム繊維ウェブ内における超吸収性粒子の混合物とから構成されてきた。しかし、上述したような従来の吸収性構造は、全吸収能力、寸法的な安定性、高強度性、製造の容易さ、および低コストとが所望に組み合わされていなかった。例えば、クレープ加工された入れ綿とティッシの坪量は小さく、所望レベルの吸収能力、または全坪量を作り出すのに多量のパイルを必要とする。非繊維化木材パルプボードは過度の密度と剛性を有しており、繊維化され、乾式積層木材パルプ綿毛の強度は小さく、寸法的な安定性も少ない。一般的に、乾式積層綿毛ウェブは、ティッシュのような補足的支持層で強化されており、組立てられた吸収性物品の製造工程を通し動かすことができる。乾式積層木材パルプ綿毛の高密度ウェブは過度の剛性を有しており、望ましくない硬い部分を含むことになる。さらに、綿毛ウェブは寸法的に安定性がなく、綿毛ウェブに収縮性がないと厚さが広がってしまうような傾向にあった。乾式積層コフォームウェブは、天然および合成繊維が組み合わされて構成されて、ウェブの強度を高めるようになっている。しかし、合成繊維を含むと、コフォームウェブの費用が高すぎるものになる。同様に、水流交絡パルプウェブは、一般的に、１／２インチ（１．２７ｃｍ）か、それ以上の長さの繊維のような比較的長い繊維を大きな割合で必要とし、水流交絡ウェブ構造を作り出すことになる。長繊維を含むことと、水流交絡工程の複雑さとのために、成形繊維ウェブの費用が、相当高いものになってしまう。そのために、低コストで作ることができ、吸収性があって使い捨てできる物品のような、選択された物品において使用するのに適した低密度で高強度繊維ウェブが依然として必要とされている。選択された物品において使用するのに高坪量と低剛性の所望のパラメータを有する繊維ウェブが今も依然として必要とされている。本発明の簡単な説明本発明は、実質的に非水流交絡の、少なくとも１つの吸収性繊維性ウェブ層を有する物品を提供する。詳細な態様において、繊維性ウェブ層は、高坪量、低密度、および高ピーク引っ張り強度とを有する。別の態様において、繊維性ウェブ層は、短繊維が多くの割合を占めるような繊維含有物を有する。さらに別の態様において、本発明の繊維性ウェブ層が、バックシート層と、該バックシート層と向かい合う関係に配置された液体透過性トップシート層とからなる吸収性物品に組み込むことができる。吸収性保持部分が、バックシート層とトップシート層との間に挟まれており、該保持部分は、全体で少なくとも約３００ｇｍの塩水の吸収能力を有する。本発明は、様々な態様において、比較的高引っ張り強度と高可撓性とを有し、所望のレベルの吸収性を与える、コストのより低い繊維ウェブを形成するので有効である。高ウェブ強度のために、ウェブは、製造ラインを通しより簡単に処理でき、最終的な物品を形成するようになっている。坪量が大きいことと、ウェブの可撓性により、吸収性物品のような選択された物品におけるウェブの機能と利用性を改善することになる。図面の簡単な説明本発明は、以下の詳細な記載と添付の図面を参照すればより完全に理解でき、さらに利点が明白になるであろう。図１は、本発明の物品の上面図である。図２は、本発明の繊維性ウェブ層の１つか、２つ以上のパイルから構成された保持部分を有する本発明の物品の拡大斜視図である。図３は、図２に示した種類の物品の長手方向の断面図である。図４は、木材パルプ綿毛繊維と超吸収性粒子との混合物からなる吸収性本体を含む保持部分を有する本発明の物品の拡大斜視図である。図５は、別個のポケット領域に保持された超吸収性材料を含む保持部分を有する本発明の物品の拡大斜視図である。図６は、図５に示した種類の物品の長手方向の断面図である。図７は、サンプルパルプシート材料を作るのに用いられたエンボス加工ロールの表面上に構成されたエンボスパターンである。図８は、別のサンプルパルプシート材料を作るのに用いられたエンボス加工ロールの表面上に構成された別のエンボス加工パターンである。図９は、選択されたサンプル材料の特定の物理的特徴を表す表である。図１０は、選択されたサンプル材料の別の物理的および機能的特徴を表す表である。図１１は、特定のサンプル材料に関する幾何学的平均引っ張り強度値となるデータを要約する表である。図１２は、特定のサンプル材料に関する密度の関数として特定のピーク幾何学的平均引っ張り力値の対数のプロットを表すグラフである。発明の詳細な記載本発明の構造を使い捨て吸収性物品の使用に関連して本明細書において記載する。本発明の目的のために、使い捨て吸収性物品とは、人体排泄物のような液体を吸収し含み、限られた使用の後に使い捨てされるような物品である。物品は再使用するために洗われたり、回復されるものではない。本発明の記載は、特に使い捨て吸収性物品、詳細には使い捨ておむつの構造についてなされているが、本発明の様々ん構造も、大人用失禁衣類、生理用ナプキン、子供トイレ訓練用パンツ、ベッド用パッド、吸収性ワイプ、等の別の物品にも適用可能である。図１を参照すると、本発明の物品は、親水性繊維のような１つか２つ以上の種類の繊維を含んでいるような少なくとも１つの繊維性ウェブ層４０を含む。繊維性ウェブ層は吸収性であり、親水性繊維は、例えばセルロース繊維から構成することができる。繊維性ウェブ層４０は、少なくとも約６０ｇｓｍ（グラム／平方メートル）の高坪量を有し、約０．２５ｇｍ／ｃｃ以下の低密度を有する。ウェブ層は、さらに繊維性ウェブ層の幅１センチメートルあたり少なくとも約２５０重量グラムのピーク幾何学的平均（ＧＭ）引っ張り強度のような高引っ張り強度を有しており、繊維含有物の少なくとも約９０重量％の大きな割合が短繊維であるような繊維含有量を有する。短繊維は、約０．４インチ（約１ｃｍ）以下の繊維長さを有する。繊維性ウェブ層４０は実質的に非水流交絡である。例えば、ウェブ層は、実質的に不規則な形態で水性浮遊物から堆積され、ほぼ乾燥された繊維から構成することができる。従って、ウェブ層は繊維を配向することなくほぼ形成される。本発明の詳細な態様は、おむつ１０で示すような吸収性物品を形成することができ、幅横方向寸法２４と長さ長手方向寸法２６とを有する。おむつ１０は前部ウエストバンドセクション１２、背部すなわち後部ウエストバンドセクション１４、前後ウエストバンドセクションを相互に接続する中間セクション１６を有する。物品は、横方向に延びる幅と長手方向に延びる長さとを有するバックシート層３０を含む。多孔性の液体透過性トップシート層２８が横方向に延びる幅と長手方向に延びる長さとを有しており、バックシート層３０と向かい合う関係で重ねられている。吸収性構造３２のような吸収性本体がバックシート３０とトップシート層２８との間に挟まれており、吸収性構造は保持部分４８を含む。特定の態様において、吸収性構造は、少なくとも約３００グラム／平方メートル（ｇｓｍ）の繊維の全坪量を有しており、別の態様において、全体の吸収能力は少なくとも塩水約４００グラムである。さらに別の態様において、保持部分４８自体は、少なくとも約３００グラム／平方メートル（ｇｓｍ）の全繊維坪量を有しており、全体の吸収能力は少なくとも塩水で約４００グラムである。詳細な構造において、繊維性ウェブ層４０は保持部分４８の１つか２つ以上の選択されたセクション、すなわち成分を構成、あるいは形成するのに用いることができる。さらに繊維性ウェブ層４０の別の構造は、厚さの割合に対し選択されたガーレイ剛性を有することができる。剛性が標準ガーレイ単位で表される場合には、厚さの割合に対するガーレイ剛性は約２０００ＳＧＵ／ｍｍ（標準ガーレイ単位／ミリメートル）以下である。別の態様において、繊維性ウェブ層４０は、繊維含有物の少なくとも約９５重量％が約１．２インチ（約３ｃｍ）以下の繊維長さを有する繊維である。本発明のさらに別の態様では、異なる特徴を有する異なるゾーンと協働する、複数の一体的に形成されたゾーンから構成された繊維層４０を形成することができる。本発明の繊維性ウェブ層４０の様々な態様では、高強度および可撓性とともに高嵩性を有する低費用の材料を形成することができるので有効である。ウェブ層は、束ね、縛りおよびねじれに対し耐性があり、低費用の製造段階で製造することができる。図１は、平坦な非収縮状態（すなわち、弾性をキャザーにし、収縮状態が取り除かれている）でおむつ１０の平面図を表す。構造の一部分が部分的に切断されており、より明白におむつ１０の内部構造を表し、着用者に接触して面する側のおむつの主要な表面が観測者に面するようになっている。図示した実施例において、おむつ１０は、前部ウエストバンド領域１２、後部ウエストバンド領域１４および前後ウエストバンド領域を相互接続する中間股領域１６とを有する。おむつの外側縁は周縁部１８を形成し、長手方向に延びる側部縁マージンを２０として、横方向に延びる端部縁マージンを２２とする。側部縁は、おむつの脚部開口部を形成し、任意的には曲線であり輪郭を形成するようになっている。端部縁は直線で示されているが、任意的には曲線でもよい。さらに、おむつは、横方向に延びる、幅横方向寸法２４と長さ長手方向寸法２６を有する。おむつ１０は、一般的に多孔性の液体透過性トップシート２８、実質的に液体不透過性バックシート３０、トップシートとバックシートとの間に配置された吸収性構造３２、汚物処理部分４６、および脚部弾性３４とウエスト弾性４２のような弾性部材とを含む。汚物処理部分は、吸収性構造と液体連通するように配置されており、吸収性構造は保持部分４８を含む。トップシート２８、バックシート３０、吸収性構造３２、汚物処理部分４６および弾性部材３４、４２は、様々な公知のおむつ構造に組み立てられればよい。さらに、おむつは、収納フラップ６２のシステム、サイドパネル部材５６、５８のシステム、ファスナータブ３６によって形成されるような適当な結合手段を含むことができる。弾性サイドパネルは、前後ウエストバンドセクションの少なくとも１つにおいて各横方向に対向する端部領域７２、７４において物品に接続することができる。サイドパネル５６、５８は、少なくとも物品の横方向に延びる横幅寸法２４に沿って弾性的に伸長可能であり、テープタブファスナー３６によって形成されるような結合手段が着用者に物品を固定するように構成されている。タブファスナーは、サイドパネルの少なくとも一方の横方向の縁領域、好ましくは双方に接続される。図示した実施例において、例えば、第１のテープタブファスナー３６は、サイドパネル５６の遠い方向の端部領域７６に接続されており、第２のテープタブファスナーは、弾性化されたサイドパネル５８の遠い方の端部領域７８に接続されている。図示するように、トップシート２８とバックシート３０とは、一般的に同一の広がりを有しており、吸収性構造３２の対応する寸法よりも全体的に大きい長さおよび幅寸法を有していればよい。トップシート２８は、バックシート３０に組み合わされており、重ねられているので、おむつ１０の周縁部１８を形成することになる。周縁部は、おむつ１０の外側縁の範囲を定め、図示した実施例において、横方向のマージン端部縁２２と、輪郭形成された長手方向に延びるマージン側部縁２０を構成する。おむつ１０は、前後ウエストバンド領域１２と１４をそれぞれ有しており、おむつ周縁部１８の横方向に延びる端部縁２２から、おむつ１０の全長の約２％から約１０％の距離に沿っておむつの横方向の中心線に向かって延びる。ウエストバンド領域は、おむつ１０の上側部分を構成し、着用されたときに、着用者のウエストまたは下半身胴体を全体的にまたは部分的に覆ったり包むようになっている。中間領域１６は、ウエストバンド領域１２と１４との間にあり、相互に接続するようになっており、着用されたときに、着用者の脚部の間の股領域に配置されており、着用者の下側胴体を覆うような部分を備えている。従って、中間領域１６は、反復された流体の排泄が一般的におむつ、または別の使い捨て物品内に発生する領域である。トップシート２８は、着用者の皮膚に追従し、ソフトな感触で刺激のない体側に面する面を提供する。さらに、トップシート２８は保持部分４８よりも親水性が劣り、液体を透過するのにするのに十分多孔性であり、液体がその厚さにおよんで貫通することができる。適当なトップシート２８は、多孔性フォーム、網状フォーム、有孔性プラスックフィルム、天然繊維（例えば、木材または綿繊維）、合成繊維（例えば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維）、あるいは天然および合成繊維の組み合わせのようなウェブ材料を広い範囲で選択することから製造してもよい。トップシート２８は、着用者の皮膚を吸収性構造３２に保持された液体から分離する助けとなるように一般的に用いられる。様々な織りまたは不織繊維をトップシート２８に用いてもよい。例えば、トップシートは、ポリオレフィン繊維のメルトブロー、またはスパンボンドウェブから構成されていればよい。トップシートは、天然または合成繊維から構成された結合されカーディングされたウェブでもよい。本発明の目的のために、「不織ウェブ」とは、紡績織り工程またはニッティング工程の助けなしに、形成される材料のウェブを意味する。「布」とは、織られたウェブ、ニッティングされた繊維ウェブ、および不織繊維ウェブを意味するのに用いられる。トップシート布は、実質的に疎水性および実質的に非湿潤性材料から構成されていればよく、疎水性材料は、任意的に表面処理剤で処理されたり、あるいは所望レベルの湿潤性と親水性を与えるように処理されていればよい。本発明の特定の実施例において、例えばトップシート２８は、坪量が約２２ｇｓｍで密度が約０．０６ｇｍ／ｃｃを有するウェブに形成される約２．８から３．２デニール繊維から構成された不織、スパンボンドポリプロピレン布とすることができる。布地は、約０．２８％のトリトンＸ−１０２表面処理剤のような選択された量の表面処理剤、または湿潤処理剤で処理することができる。表面処理剤が、スプレー法、印刷法、ブラッシュコーティング法等のような従来の手段により付与することができる。表面処理剤は、トップシート層２８の中間セクションに塗布して、トップシート２８のこれ以外の部分に比較すると、トップシート２８の中間セクションの湿潤性をより大きくできる。特定の構造において、表面処理された中間セクションの横方向の横方向の幅が、実質的に汚物処理部分４６の横方向の幅にほぼ等しいか、それ以下になるようにできる。表面処理中間セクションは、おむつの長手方向の中心線に対しほぼ中央とでき、トップシート層のほぼ全長にわたり延びることができる。あるいは、表面処理中央セクションは、トップシート長さの所定の部分のみに沿って延びるように構成することができる。本発明の様々な構成は弾性化された収納フラップ６２を含むことができる。図示した構造では、例えばトップシート層２８の体側表面に接続されていればよい２つの収納フラップ６２を含む。収納フラップ６２の適当な構成と配置については、例えばＫ．エンロエに１９８７年１１月３日に付与された米国特許第４、７０４、１１６号に記載されており、本発明は、一致するように（矛盾しないで）この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。収納フラップ６２の別の構造が、Ｒ．エバレット他に１９９４年３月４日米国出願された、改善された汚物処理を有する吸収性物品（代理人番号１１、３７５）の米国特許出願番号第２０８、８１６号に記載されており、本発明は、一致するように（矛盾しないで）この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。収納フラップが、該フラップの固定された縁６４のような長手方向に延びる固定領域に沿ってトップシート層２８に取り付けることができる。各収納フラップの可動縁６６は、エラストマー材料の１つか２つ以上の個々のストランドからなるフラップ弾性部材６８を含む。例えば、複数の弾性ストランドは、間隔をあけて分かれて、ほぼ平行の配列で構成されていればよく、例えば、適当な弾性ストランドは、例えば４７０デシテックス・リクラエラストマーから構成することができる。弾性部材６８は、弾性成分の収縮が収納フラップの縁にギャザーを寄せて短縮させるような弾性的に収縮可能な状態で収納フラップの可動縁に接続されている。その結果、各収納フラップ可動縁がトップシート２８、または汚物処理部分４６の体側面から間隔あけて離れ、特におむつの股セクションにおいて、ほぼ直立状態でほぼ垂直に位置するように位置決めされるようになっている。特定の実施例において、例えば、バリヤーフラップの可動縁が、フラップ弾性部６８を包むのに十分な限られた量だけフラップ材料自体で裏当てするように部分的に二重にすることによってフラップ弾性部に接続される。少なくとも１対の収納、すなちバリヤーフラップ６２がトップシート層２８の指定された、横方向に対向して長手方向に延びる領域に接続することができ、接続されたトップシート領域は、トップシート層の中間セクションの横方向に対向する側部縁領域にほぼ近接して配置することができる。接続されたトップシート領域はおむつ物品１０の弾性化された側部マージンのほぼ横方向内方に配置することができる。任意的には、収納フラップが、脚部弾性部の外方に配置される領域でおむつに接続される。収納フラップは、例えばトップシート２８を構成する材料に類似しているか、汚物処理部分４６を構成する材料に類似する繊維材料から構成されてもよい。ポリマーフィルムのような別の従来の材料が用いられてもよい。本発明の別の態様において、バリヤーフラップ６２が周囲空気のようなガスを通すことのできる材料から構成される。本発明の別の構造では、尿のような水性液体の通路に対して耐性のある材料から構成されるバリヤーフラップを含むことができる。例えば、バリヤーフラップ６２は、スパンボンド−メルトブロー−スパンボンド（ＳＭＳ）積層材料から構成されてもよい。例えば、バリヤーフラップは、約０．８５ｏｓｙ（約２８ｇｓｍ）の坪量を有するＳＭＳ材料から構成することができる。スパンボンド層は、ポリプロピレン繊維から構成することができ、メルトブロー層はメルトブローポリプロピレン繊維から構成される。バリヤーフラップ６２がガスを透過できるが、水性液体の透過性に対し耐性があったり制限されるように構成されるといった、本発明の様々な構造において、耐水性材料は、この材料を通って実質的に水が漏れることなく、少なくとも約４５ｃｍの水ヘッドを支持することができる構造を有することができる。水貫通に対する材料の耐性を求めるための適当な技術は、１９６８年１２月３１日の、連邦試験法スタンダードＦＴＭＳ１９１方法５５１４である。バックシート３０は液体透過性材料から構成されていればよいが、実質的に液体不透過性であるように構成された材料からなるのが好ましい。例えば、一般的なバックシートは、薄いプラスチックフィルム、または別の可撓性のある液体不透過性材料から製造することができる。本明細書において、「可撓性」とは、着用者の身体の全体的な形状と輪郭に追従し、簡単に適合するような材料のことをいう。バックシート３０は、一般的に吸収性構造３２に含まれた排泄物が、おむつ１０と接触するベッドシートおよび衣類のような物品を濡らさないようにする助けとなる。詳細な実施例において、バックシート層３０は約０．０１２ミリメートル（０．５ミル）から約０．０５１ミリメートル（２．０ミル）の厚さを有するポリエチレンフィルムである。特定の実施例において、バックシートは約１．２５ミルの厚さを有するフィルムとできる。バックシートの別の構造では、吸収性本体に近接した、あるいはこれに近い選択された領域に、所望のレベルの液体不透過性を与えるように、全体的にあるいは部分的に構成されたり、処理された、織りまたは不織繊維性ウェブ層から構成されていればよい。バックシート３０は、一般的に物品の外側カバーを形成する。しかし、任意的に、物品はバックシートに加えられる分離した外側カバー部材を含んでいればよい。バックシート３０は、吸収構造３２から水蒸気を逃すことのできるが、液体排泄物がバックシートを貫通することを防ぐようになっている、微細有孔性「呼吸可能」材料から構成されていればよい。例えば、呼吸可能なバックシートは、微細多孔性ポリマーフィルムまたは、所望レベルの不透過性を与えるようにコーティングされたり処理された不織ウェブから構成されていればよい，例えば、適当な微細多孔性フィルムは、日本の東京在住のミツイ・トーアツ・ケミカル社から入手可能なＰＭＰ１材料、またはミネソタ州ミネアポリス在住の３Ｍ社から入手可能なポリオレフィンフィルムＸＫＯ−８０４４である。バックシートはエンボス加工されてもよいし、あるいはより美的に楽しめる外観を呈するようにマットな仕上げが施されてもよい。バックシート３０の大きさは、吸収性構造３２の大きさと選択された精密なおむつ設計によって、一般的に決定される。バックシート３０は、例えばほぼＴ字形状、Ｉ字形状、もしくは変形された砂時計形状であり、側部マージンを形成るように選択された距離だけ吸収性構造３２の末端縁を越えて延びていてもよい。トップシート２８とバックシート３０とは、作動的な手段で共に接続されたり、組み合わされている。本明細書に用いるように、「組み合わされた」とは、トップシート２８が、該トップシート２８をバックシート３０に直接接合することによってバックシート３０に直接結合されるような形状と、トップシート２８を中間部材に接合し、バックシート３０に接合されることによって該バックシート３０に結合される形状とを含む。トップシート２８とバックシート３０とは、接着剤、超音波結合、熱結合のような取りつけ手段（図示せず）または本分野において公知の別の取付け手段によっておむつの周縁部１８において相互に直接接合することができる。例えば、均一に連続した層の接着剤、パターン化された接着剤層、スプレーパターンの接着剤、または構造接着剤または別の結合剤の分離した線、スワルまたは点からなる列を用いてトップシート２８をバックシート３０に接合するのに用いてもよい。上述に記載の取りつけ手段は、最終的に構成された物品の別の様々な成分部分をともに相互接続して組み立てるのに用いてもよい。本発明の図示した実施例において、トップシート層２８がバックシート層３０と面する層に配置されて固定され、保持部分４８と汚物処理部分４６をトップシート層とバックシート層との間に保持し維持するようになっている。トップシート層２８のマージン側部領域は、例えばバックシート層３０の対応するマージン側部領域に作動的に結合することができる。トップシートおよびバックシート層の各取付けマージン側部領域が、汚物処理部分４６の対応する、組み合わされる側部縁領域の横方向の外方に配置されている。同様に、トップシート２８またはバックシート３０は保持部分４８また汚物処理部分４６の端部縁領域の長手方向外方に配置されたマージン端部領域を含むことができる。図示した構造において、弾性部材３４が、長手方向の側部縁２０の各々に沿っておむつ１０の周縁部１８に近接して配置され、弾性化された脚部開口部を形成するようになっている。各部弾性部材３４は、トップシート層とバックシート層のいずれかまたは双方に接続することができ、おむつ物品の弾性化された側部マージンを形成し、着用者の脚部に対しおむつ１０を引っ張り保持するように構成することができる。ウエスト弾性部材４２は、おむつ１０の端部縁のいずれか、または双方に近接して配置してもよく、弾性化されたウエストバンドを形成するようになっている。弾性部材３４と４２が、弾性的に収縮可能な状態でおむつ１０に固定されており、通常の引っ張った状態では、弾性部材が有効におむつ１０に対し収縮するようになっている。弾性部材は、弾性的に収縮可能な状態で少なくとも２つの方法で固定することができる。例えば、弾性部材は、おむつ１０が非収縮状態であるときに伸長され固定されてもよい。あるいは、おむつ１０は、例えばプリーツを形成することによって収縮してもよく、弾性部材が非弛緩状態または非伸長状態のときにおむつ１０に固定され結合される。熱収縮弾性材料のような別の手段も衣類にギャザーを寄せるのに用いてもよい。図示した構造の例において、脚部弾性部材３４がおむつ１０の股領域の全長に沿ってほぼ延びている。あるいは、弾性部材３４は、おむつ１０の全長、または特定のおむつの設計に望まれる弾性的に収縮可能な線の構造を形成するのに適する他の長さにおよんでもよい。弾性部材３４と４２は、多数の形状を有していればよい。例えば、個々の弾性部材３４の幅は、約０．２５ミリメートル（０．０１インチ）から２５ミリメートル（１．０インチ）か、それ以上の範囲であればよい。弾性部材は、弾性材料からなる単一のストランドを備えていればよいし、あるいは幾つかの平行あるいは平行ではない弾性部材のストランドとから構成されてもよいし、あるいは直線または曲線構成で付与されてもよい。ストランドが平行でない場合には、２つかそれ以上のストランドが交差してもよいし、弾性部材内で相互に接続されてもよい。弾性部材は本分野において公知であるような幾つかの手段でおむつに接合されてもよい。例えば、弾性部材は超音波結合、様々な結合パターンを用いて熱および圧力でシールされてもよいし、あるいは、ホットメルトまたは別の種類の接着剤のスプレー、または螺旋状パターンでおむつ１０に接着剤で結合されてもよい。脚部弾性部材３４は、例えば複数の個々の弾性ストランドからなる分類さた組の弾性部が取り付けられるキャリヤシートを備えていてもよい。弾性ストランドは、交差したり、相互接続していればよく、あるいは相互に完全に分離されていてもよい。図示したキャリヤ層は、例えばエンボス加工されていないポリプロピレン材料からなる０．００２ｃｍの厚さのフィルムから構成されていればよい。図示した弾性ストランドは、デラウェア州ウィルミントン在住のデュポン社から入手可能な例えばＬＹＣＲＡ（登録商標）エラストマーから構成できる。各弾性ストランドは、一般的に約６２０から１０５０デシテックス（ｄｔｘ）の範囲であり、好ましくは本発明の１実施例において約９４０ｄｔｘであり、各弾性化された脚部バンドに対し３本のストランドが用いられている。さらに、脚部弾性部３４は、全体的に直線でもよいし、曲線でもよい。例えば、曲線状弾性部は、おむつの長手方向の中心線に向かって内側に、折られており、組になった曲線弾性ストランドの最も内側の点（すなわち、物品の横方向に対し頂点）が弾性ストランド組の最も外側の縁から内側に配置された状態になっている。曲線状の弾性部は、内側に折れ外側に折れた柔軟性のある曲線を有していてもよい。特定の構造において、弾性部材の曲線は、おむつの横方向の中心線に対し、対称的に構成され配置されていなくてもよい。従って、弾性部の長さ方向の中心は、おむつの前後ウエストバンドのいずれかの方向に選択された距離だけオフセットして、所望のフィット性と外観を形成するようになっていればよい。吸収性構造３２によって形成されるような吸収性本体は、一般的にトップシート２８とバックシート３０との間に配置されている。吸収性本体は、着用者の皮膚に対し一般的に圧縮可能で、心地良く、刺激を与えず、尿のような液体人体排泄物を吸収し保持できる構造を有する。本発明の目的のために、吸収性構造は、一体型の単一の片から構成されているが、作動的にともに組み合わされている複数の個々の別個の片から構成されていてもよい。吸収性構造が単一のほぼ一体になった材料片から構成されている場合には、材料は、選択的に間隔のあいた領域に形成される所望の構造的特徴を含むことができる。吸収性構造が複数片から構成されている場合には、片は別個の層またはパイルとして構成されてもよいし、あるいは別の非層式形状と構造で構成してもよい。さらに、個々の片は、製品の必要性に応じて同一の広がりであってもよいし、あるいは非同一の広がりであってもよい。しかし、少なくとも一方が吸収性構造の他方の片に近接した状態で、個々の境界の少なくとも１部に沿って作動的に最終的に接触するように個々の片が配置されるのが好ましい。好ましくは、各片は、超音波または接着結合、または機械的あるいは油圧ニードリングのような適当な結合または繊維交絡機構によって吸収性構造に近接した部分に接続されているのが好ましい。吸収性構造３２は、広い範囲の大きさと形状（例えば、長方形、多角形、Ｔ字形状、Ｉ字形状、砂時計形状等）で製造され、広い範囲の材料を含むことができる。吸収性構造３２の大きさと吸収能力は、使用する着用者の大きさと、吸収性物品の意図する使用によって減少した液体荷重に適合しなければならない。さらに、吸収性構造３２の大きさと吸収能力は、子供から大人までの着用者に適用できるように様々なものにできる。さらに、汚物処理部分４６と保持部分４８の密度または坪量と、相対的な割合は、特定の性能要求に合うように変えることができる。本発明の特定の態様において、吸収性構造は、合成尿少なくとも約３００ｇｍの吸収能力を有している。あるいは、吸収性構造は合成尿少なくとも約４００ｇｍの吸収能力を有しており、任意的には、合成尿少なくとも約５００ｇｍの吸収能力を有し、改善された性能を与えるようになっている。様々な種類の湿潤可能な親水性繊維材料が用いられて吸収性構造３２の成分部分を形成することができる。適当な繊維の例では、セルロース繊維のような本質的に湿潤可能な材料からなる自然発生吸収性有機繊維、レーヨン繊維のようなセルロースまたはセルロース派生物からなる合成繊維、ガラス繊維のような本質的に湿潤性材料からなる無機繊維、特定のポリエステル、またはポリアミド繊維のような本質的に湿潤可能な熱可塑性ポリマーから製造された合成繊維、適切な手段によって親水化されたポリプロピレン繊維のような非湿潤性熱可塑性ポリマーからなる合成繊維を含む。繊維は、例えばシリカ処理、適当な親水性成分を有するが、繊維から容易に取り除かれない材料での処理、または繊維生成の間、又はその後に親水性ポリマーで非湿潤性の疎水性繊維を包むことによって親水化されてもよい。上述した様々な種類の繊維の選択された混合物を用いることも考えられる。本明細書において、「親水性」とは、繊維と接触する水溶液によって濡れる繊維、または繊維の表面のことをいう。材料の湿潤性の程度は、含まれる液体と材料の接触角および表面張力に関する。汚物処理部分４６に使用される特定の繊維材料または繊維材料の混合物の湿潤性を計測するのに適した設備と技術が、カーン（Ｃａｈｎ）ＳＦＡ−２２２表面力分析システム、または実質的にこれと同類のシステムによって得ることができる。このシステムで計測されると、９０°以下の接触角を有する繊維が「湿潤可能」すなわち親水性と定義され、９０°以上の接触角を有する繊維を「非湿潤性」すなわち疎水性と定義される。保持部分４８は、選択された量の高吸収性材料を含んでおり、高吸収性材料は超吸収性材料のような吸収性ゲル材料を備えていてもよい。吸収性ゲル材料は天然、合成および変性された天然ポリマーおよび材料とできる。さらに、吸収性ゲル材料は、シリカゲルのような無機材料、架橋ポリマーのような有機化合物とできる。「架橋」とは通常水溶性材料を、有効にほぼ不溶性にするが膨潤性とする手段のことをいう。このような手段は、例えば、物理的交絡、結晶ドメイン、共有結合、イオン錯体および会合、水素結合のような親水性会合、および疎水性会合すなわちファンデルワールス力を含むことができる。合成吸収性ゲル材料ポリマーの例は、ポリ（アクリル酸）およびポリ（メタアクリル酸）のアルカリ金属とアンモニウム塩、ポリ（アクリルアミド）、ポリ（ビニールエーテル）、ビニールエーテルとアルファオレフィンとを有するマレイン酸無水物コポリマー、ポリ（ビニール・ピロリドン）、ポリ（ビニールモルフォリノン）、ポリ（ビニール・アルコール）およびこれらの混合物とコポリマーを含む。吸収性構造に使用するのに適する別のポリマーは、水素化されたアクリルニトリル・グラフトスターチ、アクリル酸グラフトスターチ・メチルセルロース、カルボキシメチル・セルロース、ヒドロキシプロピル・セルロースのような天然および変質された天然ポリマー、アルギネート、キサントゲン・ガム、ローカス・ビーン・ガム等のような天然ゴムを含む。天然と、全体的にまたは部分的に合成吸収性ポリマーとの混合物が本発明に有効である。別の適当な吸収性ゲル材料が、１９７５年８月２６日にアサーソンに付与された米国特許第３、９０１、２３６号に開示される。合成吸収ゲルポリマーを製造するための方法が、マスダ他に１９７８年２月２８日に発行された米国特許４、０７６、６６３号およびツバキモト他に１９８１年８月２５日に付与された同第４、２８６、０８２号に開示される。合成吸収性ゲル材料は、一般的に濡れるとヒドロゲルを形成するキセロゲルである。しかし、「ヒドロゲル」とは、材料の湿潤性および非湿潤性双方のことを意味するのに一般的に用いられてきた。保持部分４８に用いられる高吸収性材料は、別個の粒子の形態とすることができる。粒子は、例えば、らせん状または半らせん状、立方形、ロッド状、多面体等の所望の形状にできる。例えば、ニードル、フレークおよび繊維のような最大寸法／最小寸法との大きな比を有する形状を本明細書に使用すると考えてもよい。吸収性ゲル材料の粒子の集合物を保持部分４８に用いてもよい。使用するのに好ましいのは、約２０ミクロメートルから約１ミリメートルの平均粒子の大きさを有する粒子である。本明細書において「粒子大きさ」とは、個々の粒子の最小の寸法の平均重量のことを意味する。適当な高吸収性材料は、吸収能力（ＡＣとする）、荷重状態の変形（ＤＵＬとする）および吸い上げ指数（ＷＩとする）の特定の特徴を有することができる。これらのパラメータについては、バーリー他に１９９１年９月１１日に米国特許庁に出願された「吸収性化合物とこれを含む吸収性物品」の米国特許出願番号第７５７、７８７号に詳細に記載されており、本発明は本明細書に一致するように、本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。本発明の特定の態様において、超吸収性材料の粒子が、約２５から４０の範囲の荷重状態の吸収性（ＡＵＬ）値、約３２から４８の範囲の吸収性能力値（ＡＣ）を与えるように選択することができる。超吸収性材料によって吸い上げられた液体の割合は、３０秒で荷重状態吸収性約３−１５ｇ／ｇ（液体グラム／超吸収体グラム）、５分で荷重状態吸収性６．５０−２１ｇ／ｇ、６０分において荷重状態吸収性２５−４０の範囲内である。ＡＵＬを求めるための適当な方法が、Ｓ．ケレンバーガにより米国特許庁に出願された「圧力に対し膨潤性を備えたヒドロゲルを含む吸収性製品」の米国特許出願第１８４、３０２号、１９８９年１１月２日に発行された欧州特許出願番号山車ＥＰ０３３９４６１Ａ１号に記載されており、本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。本発明に使用するのに適した超吸収性ポリマーの例が、バージニア州ポートマウスに在住のホエスト・セラネセから入手できるＳＡＮＷＥＴＩＭ３９００ポリマーである。別の適当な超吸収体は、ノースカロライナ州グリーンボロに在住のストックハウセンから入手されたＷ４５９２６ポリマーを含んでいればよい。保持部分４８の所望の薄さ、保持部分内の高超吸収性濃度のために、保持部分の液体吸い上げ率自体は、小さいものでもよいし、あるいは、吸収性構造への３回の液体排泄に適切に耐えられなくてもよい。しかし、汚物処理材料の、多孔性液体透過性部分を付加することが、組成物吸収性構造の全体の吸い上げ率を改善するので有効である。汚物処理部分４６は、保持部分４８より親水性が小さくてもよいし、液体排泄物を素早く集めて、瞬時に保持するような作動可能なレベルの密度と坪量を有し、液体を初期の入口点から移送し、この液体を吸収性構造３２の別の部分、詳細には保持部分４８に実質的に完全に解放するようになっている。この構造によって、吸収性衣類の着用者の皮膚に対し配置された部分から液体が溢れたり、集まらないようになり、着用者が濡れたような感触を受けることが少なくなる。様々な織り、不織布は、汚物処理部分４６を構成するように用いることができる。例えば、汚物処理部分は、メルトブローウェブから構成された層、またはポロレフィン繊維のスパンボンドウェブから構成された層であればよい。汚物処理層は、結合されカーディングされたウェブであってもよいし、天然または合成繊維から構成される乾式積層ウェブであればよい。結合されカーディングされたウェブは、例えば粉末結合されカーディングされたウェブ、赤外線結合カーディングされたウェブまたは通気結合されカーディングされたウェブであればよい。赤外線と通気結合されカーディングされたウェブは、任意的に異なる繊維の混合物を含むことができ、選択された布ウェブの繊維長さは約１．０から３．０インチ（約２．５４ｃｍから約７．６ｃｍ）の範囲内であればよい。汚物処理部分は、実質的の疎水性材料から構成されてもよく、疎水性材料は任意的に表面処理剤で処理されてもよいし、所望のレベルの湿潤性と親水性を与えるように処理されてもよい。汚物処理部分４６は、一般的に近接する吸収性保持部分４８と直接的に接触し液体連通するように構成されている。図示するように、汚物処理部分４６は、トップシート２８の主要な外方向に面する外側面に近接して配置されるように構成されている。任意的に、汚物処理部分は、トップシート層２８の内側に面する体側面に近接して配置することができる。汚物処理部分の図示した構造は、スワル接着パターンのような従来の取りつけ機構でトップシート層に作動的に接続される。同様に、汚物処理部分は、ラップシート７０の体側層に作動的に接続されている。接着剤の付与量は、所望のレベルの結合を与えるのに十分なものでなければならいが、トップシート層から汚物処理部分を通り保持部分に液体が移動することを過度に規制しないようにするのに十分な程度に小さいものでなければならない。本発明の様々な構造において、保持部分４８は汚物処理部分４６と液体連通するように配置されており、汚物処理部分から離された液体を受取り、この液体を保持し蓄積できるようになっている。図示した実施例において、汚物処理部分４６は、重なるように配置された分離層を備え、この分離層は保持部分を構成する。汚物処理部分は、排出された液体を素早く集めて、瞬時に保持し、このような液体を初期の接触点から搬送し、液体を汚物処理部分の別の部分に広げるようにし、この液体を実質的に完全に、保持部分４８を構成する層に解放するようになっている。汚物処理部分の図示した実施例では、実質的に吸収性ゲル材料がない。しかし汚物処理部分４６は、極めて少量の粒子ゲル材料を含んで、初期の液体状の汚物を獲得する助けとなるが、この量は多すぎてはいけない。粒子吸収性ゲル材料の量が多すぎると、吸収性構造が許容不可能な多量の液体を保持し保ち、液体を保持部分４８への移送が少なくなってしまう。汚物処理部分は、吸収性構造３２の吸収性要求に適合した所望の形状でああればよい。適当な形状は、例えば、円形、長方形、三角形、多角形、卵形、犬の骨形、砂時計形、または楕円形を含む。汚物処理部分の好ましい形状は、汚物処理部分４６と保持部分４８との間で接触液体連通面領域を増大させ、部分間の相対的な毛管差を完全に利用できることである。所定の実施例において、例えば、汚物処理部分は、ほぼ長方形である。本発明の様々な構造において、汚物処理部分４６は、保持部分４８によって占められる全長にわたり延びていてもよいし、保持部分の全長の一部にのみわたり延びていてもよい。汚物処理部分が保持部分の全長に沿って部分的にだけ延びている場合には、汚物処理部分は、吸収性構造３２に沿っていればどんな場所にでも選択的に配置されてもよい。例えば、汚物処理部分４６は、これが衣類のウエストバンドの前側の方にオフセットしており、吸収性構造３２の前部セクション内で横方向中央に位置する場合には、より有効に機能する。従って、汚物処理部分４６は、吸収性構造３２のほぼ長手方向の中心線をほぼ中心とでき、主に吸収性構造３２の前セクションの中央領域に配置されている。本発明の別の態様において、汚物処理部分の端部縁は、保持部分全体の末端縁から長手方向内側に間隔をあけることができる。本発明の特定の構造において、これに対応する、相対的に近接する汚物処理部分４６の前端部縁は、保持部分全体の前部ウエストバンド端部縁から所定の別個の距離だけ間隔をあけることができる。汚物処理部分を構成するための有効な布地を、坪量、透過性、比体積、有孔性、空隙容積あたりの表面積（ＳＡ／ＶＶ）、圧縮レジリエンスおよび飽和能力のような特定のパラメータによって個々に特徴づけられることがわかった。さらにパラメータは、孔の大きさ構造と親水性との安定性を助ける結合マトリックスを含むことができる。結合マトリックスと繊維デニールの混合物が所望の孔の大きさ構造を提供するので有効であり、これを実質的に維持する。汚物処理材料に関する別の詳細と、上述のパラメータを求めるための適当な技術が、Ｃ．エリスとＤ．ビショップにより１９９４年３月４日に米国特許庁に出願された「個人日常品吸収性物品等の繊維不織ウェブ汚物層」の米国特許出願番号第２０６、９８６号と、Ｃ．エリスとＲ．エバレットにより１９９４年３月４日に米国特許庁に出願された「個人日常品物品等の改善された汚物処理繊維不織ウェブ」の米国特許出願番号第２０６、０６９号に記載されており、本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。液体を短時間で吸い上げることを確実にするために、汚物部分４６の全体の構造は親水性傾向を有する。繊維の少なくとも１部が９０°以下の接触角を有し、ウェブがウェブのグラムあたり０．９％の塩水５５グラム以上の飽和能力を有する。汚物材料の別の特徴は、湿潤状態と乾燥状態の双方におけるレジリエンスである。汚物処理材料は、過度に崩壊することなく、多量の液体を急速に獲得するように構成される。汚物材料が崩壊することのために液体保持能力が減少するので過度の崩壊は不利益である。従って、本発明に関し用いられる汚物材料は、乾燥状態および湿潤状態双方の場合において嵩を実質的に保持できる湿潤レジリエンスを有する。おむつ１０の図示した構造において、サイドパネル部材５６、５８は、バックシート３０の後ろバックウエストバンド部分の横方向に対向する端部セクションに作動的に取り付けられている。サイドパネルは、ポリマーフィルム、織り布、不織布等、またはこれらの組み合わせのような実質的に非エラストマー材料から構成することができる。本発明の特定の態様において、サイドパネルはストレッチ−結合された積層（ＳＢＬ）材料、ネック結合された積層（ＮＢＬ）材料、エラストマーフィルム、エラストマーフォーム材料、等のような実質的にエラストマー材料から構成することができる。例えば、適当なメルトブローエラストマー繊維ウェブが１９８７年５月５日にウィネスキ他に付与された米国特許第４、６６３、２２０号に記載されている。本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。繊維弾性層に固定された不織紡織布の少なくとも１つの層からなる複合布の例が、Ｊ．テーラ他の発明者による１９８７年４月８日に発行された欧州特許出願番号ＥＰ０１１００１０号に記載される。本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。ＮＢＬ材料の例が、モーマンに１９９３年７月１３日に付与された米国特許第５、２２６、９９２号に記載されており、本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。タブファスナー３６により形成されるような結合システムが、一般的におむつ１０の後部ウエストバンド領域１４に適用され、おむつを着用者に保持するような機構を提供するようになっている。タブファスナー３６は本分野において公知であり、おむつ１０の角に一般的に付与される。例えば、接着剤ファスナー、機械的ファスナー、フックおよびループファスナー、スナップ、ピンまたはバックルが単独または組み合わせて用いられる。図示した構造において、ファスナーは接着剤ファスナーであり、おむつの前部ウエストバンドセクションに取付けられたランドゾーンパッチ５２に取外し可能に接合されるように構成されており、取外し可能な接着ファスナーシステムを形成することができる。より詳細にはファスナータブ３６は、タブファスナーの指定された工場結合領域に沿って、該ファスナータブに組み合わされる、サイドパネル５６と５８の横方向外側縁領域に接続される。本発明の詳細な態様において、ファスナータブは、比較的より狭い中央セクションと組み合わされて広い使用者結合セクションを有することができる。中間セクションは、ファスナータブの使用者結合と工場結合セクションとの間に配置されている。エラストマーサイドパネルと別個に構成されたファスナーとを含む物品が、１９９３年１２月１６日、Ｔ．ロセラー他により米国特許庁に出願された「動的フィッティングオムツ」の米国特許出願番号第１６８、６１５号、Ｇ．ゼナー他により１９９４年１２月２８日出願された「高剥離タブファスナー」の米国特許出願番号第３６６、０８０号に記載される。本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。結合システムは、付与された応力をサイドパネル材料の領域に分配するための応力ビームを含むことができ比較的広い使用者結合セクションで組み合わされた状態のネックダウン中間領域を組み入れるファスナータブを含むことができる。所望の結合システムを形成するための技術が、１９９４年２月２３日にＴ．ロエスラ他により出願された「動的フィッティングオムツの結合システムを形成するための方法」米国特許出願番号第２００、５９３号に記載されており、本発明は、この先行技術を引用し、この特許明細書の記述を本明細書の記述の一部とする。本発明に用いた繊維性ウェブ層４０は、実質的に非水流交絡された繊維材料から構成できる。ウェブ層４０は、水流交絡および、乾燥のような組み合わされる後処理からなる複雑な手順を行なうことなく所望レベルの嵩性、可撓性、強度を有することができる。本発明の特定の態様において、繊維性ウェブ層４０は、少なくとも約６０ｇｓｍの坪量を有することができる。或いは、繊維性ウェブ層４０は少なくとも約１００ｇｓｍの坪量を有しており、任意的には少なくとも約１２５ｇｓｍの坪量を有して、所望レベルの性能を提供するようになっている。本発明の別の態様において、繊維性ウェブ層４０は比較的低密度であり、ウェブの可撓性または吸収特徴を改善するようになっている。例えば、ウェブ層４０は、約０．２５ｇｍ／ｃc以下の密度を有する。ウェブ層は任意的には約０．２３ｇｍ／ｃｃ以下の密度を有し、任意的には約０．２ｇｍ／ｃｃ以下であり、改善された性能を提供するようになっている。さらに、ウェブ層の密度は０．１ｇｍ／ｃｃ程度に小さく、任意的には０．０５ｇｍ／ｃｃ程度に小さい。繊維性ウェブ層４０は、例えば該ウェブ層が、補助的な補強、すなわち支持層を実質的に必要とすることなく、従来の製造ラインを介し処理できる。本発明の特定の構造において、ウェブ層４０は繊維性ウェブ層の幅１センチメートルあたり好くなくとも約２５０グラム重量のピーク幾何学的引っ張り強度を有することができる。ウェブ層４０は、少なくとも約３００グラム重量／幅センチメートルのピーク幾何学的平均引っ張り強度を有することができ、任意的には少なくとも約３５０グラム重量／幅センチメートルのピーク幾何学的平均引っ張り強度を有することができる。別の構造において、ウェブ層４０は、繊維性ウェブ層の幅１センチメートルあたり約２５００グラム重量程度の高い幾何平均引っ張り強度を有することができ、任意的には、約５０００グラム重量／幅センチメートルのピーク幾何学的平均引っ張り強度を有することができる。幾何学的平均引っ張り強度を求めるのに適当な技術が以下の例に記載されている。繊維性ウェブ層４０内の短繊維が占める割合が大きいことのために、ウェブの費用を低いままにできること、より高速での処理ができるといった、様々な利点が得られる。本発明の詳細な態様において、ウェブ層４０は、繊維含有物の少なくとも９０重量％が約０．４インチ（約１ｃｍ）以下の繊維長さを有する繊維である。あるいは少なくとも約９５重量％、任意的には少なくとも約９８重量％の繊維含有物が、約０．４インチ（約１ｃｍ）以下の繊維長さを有する繊維である。別の所望の構造において、ウェブ層４０は繊維含有物のほぼ１００重量％が約０．４インチ（約１ｃｍ）以下の繊維長さを有する繊維含有物を有する。繊維性ウェブ層４０の有効性と費用の有効性を助けるために、ウェブ層は、約５重量％以下の繊維含有物が、少なくとも約１．２インチ（約３ｃｍ）の繊維長さを有する繊維であるような繊維含有物を有する。あるいは、約２重量％以下の繊維含有物が、任意的には実質的にゼロ重量％の繊維含有物が少なくとも約１．２インチ（約３ｃｍ）の繊維長さを有する繊維である。着用者の体に快適な物品を提供するため、繊維性ウェブ層４０は、約10,000SG Uを超えないガーレー剛性を有するように作成することができる。又は、ガーレー剛性は、約5,000を超えないようにすることができ、所望のレベルの性能を得るため選択的に約2,000を超えないようにすることができる。本発明の他の態様では、繊維性ウェブ層４０は、約100 SGUより小さくないガーレー剛性を有するように作成することができる。又は、ガーレー剛性は約150 SGUより小さくなくすることができ、他の態様の改善した性能を得るため選択的に約200 SGUより小さくなくすることができる。本発明の他の態様では、繊維性ウェブ層４０は、約4,000 SGU/mmを超えないガーレー剛性と厚さの比を有するように作成することができる。ウェブ層４０は、ガーレー剛性と厚さの比を約2,000 SGU/mmを超えないように作成することができ、改善されたレベルの柔軟性と適合性を得るために選択的に約1,000 SGU/mmを超えないように作成することができる。ガーレー剛性を求める好適な方法は、TAPPI T 543に述べられている。本発明の目的では、剛性の値は標準ガーレー単位(SGU)で測定され、表される。本発明の色々の構成では、繊維性ウェブ層４０は、バインダー繊維等の多くの追加のバインダー材料を使用せずに、比較的高いレベルの引っ張り力を得られ有利である。本発明の特定の態様では、繊維性ウェブ層４０は、ほぼバインダー材料がない。又は、繊維性ウェブ層は、約1.5重量％を超えないバインダー材料を含ませることができ、選択的には約５重量％を超えないバインダー材料を含ませることができる。繊維性ウェブ層４０は、ほぼ超吸収ポリマー材料がなく、初期に相互に水素結合したセルロース繊維で作成することができる。繊維性ウェブ層４０の所望の構成は、少なくとも約95重量％のセルロース繊維で作成することができる。又は、繊維ウェブは、ほぼ100重量％のセルロース繊維で作成することができる。ウェブ層内の繊維間の結合は、大部分が水素結合である。特に好適な配置では、結合の少なくとも約95％は、水素結合である。他の好適な配置では、少なくとも約98 ％好ましくは結合のほぼ100％が水素結合である。本発明の他の態様では、繊維性ウェブ層４０は、水流交絡させたものでなく、熱結合等の溶融結合がほぼない。繊維性ウェブ層４０内の繊維間の結合のうち溶融結合は15％を超えないのが好ましい。又は、溶融結合は約５％、選択的には約１％を超えないのが好ましい。本発明の所望の配置では、繊維性ウェブ層４０は補助化学結合剤を殆ど含まない。本発明の他の態様では、繊維性ウェブ層４０はビニルアクリルコポリマー、ポリビニルアセテート、架橋可能なポリアミド、ポリビニルアルコール等からなる結合剤等の選択した量の化学結合剤を添加することができる。所望の利益を得るため、特定の構成では、繊維性ウェブ層４０は約５重量％を超えない、選択的には約２重量％を超えない化学結合剤を含むことができる。化学結合剤の量が多すぎると、繊維ウェブはコストが高くなり、処理が複雑になり、吸収率が減少し、柔らかさが減り、柔軟性が減る。特定の態様では繊維性ウェブ層４０は、ウェブの厚さが少なくとも約0.5mmの一体、１つの繊維性ウェブである。又は、ウェブの厚さが少なくとも約0.6mmであり、選択的には所望の利益を得るため、少なくとも約0.6mmである。さらに、繊維性ウェブ層の厚さは、約４mmを超えないようにすることができる。又は、層の厚さは約3.6mmを超えず、選択的には所望の性能を得るため、2.8mmを超えないようにすることができる。本発明の目的には、繊維性ウェブ層の厚さは、0.2psi (1.4kPa)の圧力の下で求められる。本発明の繊維性ウェブ層４０は、一体成形された複数の協働ゾーンを備え、異なるゾーンが異なる性質を有するようにことができる。ゾーンは、繊維性ウェブのほぼ全面を延び、異なるゾーンに繊維性ウェブ層４０の厚さの中で異なる選択された物理特性を与えるようにすることもできる。例えば、本発明の繊維性ウェブ層４０は、２つの比較的低密度のゾーンの間に挟まれて一体となった比較的高密度のコアゾーンを備え、低密度ゾーンが高密度ゾーンよりロフトが高く厚さが厚くなるようにすることができる。高密度ゾーンは、高い幾何学的平均引っ張り強度等の所望のレベルの強度と、所望のレベルの毛管吸い上げ等の他の性質を与える。低密度ゾーンは、所望のレベルの大きさと空隙体積を与える。その結果１つの単一のベース層から低コスト高効率で一体の複合構造を形成することができる。本発明の特定の構成では、繊維性ウェブ層４０は、強度、柔軟性、高坪量、他の選択した特性の特定の組合せを与えるため、機械的に細工した又は他の処理をした繊維性ウェブ材料で作成することができる。繊維性ウェブに、多数の局所的な微細領域に機械的変形を与える加工処理を行うことができ、本発明の特定の構成では、繊維性ウェブ層４０は、機械的処理により局所的な変形領域を、繊維性ウェブ層部分にわたって所定のパターンで分布するように加工することができる。繊維性ウェブ層に局所的にかけられる引っ張り応力により、処理した繊維性ウェブ内に微細結合破壊又は微細圧縮領域等の微細変形を生じることができる。変形により、ウェブに所望のレベルの柔らかさと柔軟性を与えることができ、殆どウェブの繊維化又は破壊なしに生ずることができる。例えばウェブ層４０は、機械的に細工したセルロース材料、微小変形パルプと言われる材料の繊維で供給することができる。微小変形パルプを作る好適な技術は、1994年６月15日に出願されたR.Kampsらのソフトティシュー製造方法という題の米国特許出願No.259,824（代理人事件番号No.10939.1）に記述されていて、その開示内容の全体をこの記述と矛盾しないように参照組み込みする。図２と３を参照すると、本発明の吸収物品の特定の態様では、繊維性ウェブ層４０の１つまたはそれ以上の個々の層即ちプライを含む保持部分４８を有する場合がある。繊維性ウェブ層は、坪量が合計で約120〜1200gsmの範囲にすることができる。保持部分が繊維性ウェブ層４０の複数のプライを含む本発明の特定の態様では、個々のプライは、例えば強度と吸収特性の選択した組合せ等の異なる特性で構成することができる。例えば、ウェブ層４０の異なプライは、異なるプライ坪量、プライ密度、プライ引っ張り強度を有するようにすることができる。異なるプライは隣接して配置し、又は介在する部品により分離することもできる（例えば、図５）。その結果、１つのプライを複合保持部分の厚さ方向に移動すると、個々のプライは、吸収体構造の内部の色々の位置より、吸収特性と引っ張り強度特性への寄与は異なる。図４を参照すると、保持部分４８は、親水性繊維と高吸収性粒子の混合物であってもよく、繊維性ウェブ層４０は、保持部分４８の主表面の一方または両方と隣接してもよい。例示の例では、繊維性ウェブ層４０は、保持部分の外側表面上に位置し、保持部分はセルロース木材パルプ繊維と超吸収粒子の混合物である。他の構成では、保持部分４８は超吸収ヒドロゲル形成粒子と合成ポリマーメルトブロー繊維の混合物であり、又は超吸収粒子と、天然繊維と合成ポリマー繊維を混ぜた繊維性コフォーム材料の混合物であってもよい。超吸収粒子は、親水性繊維とほぼ均一に混合することも均一でなく混合することもできる。例えば、超吸収粒子の濃度を吸収構造の人体側で濃度が低く、吸収構造の外側で濃度が高くなるように、吸収構造の厚さ（Ｚ方向）方向に段階がないように傾斜して配置することができる。好適なＺ方向に傾斜した構成は、Kell enbergerらに1987年10月13日に与えられた米国特許第4,699,823号に記述されていて、その開示内容の全体をこの記述と矛盾しないように参照組み込みする。超吸収粒子はまた、親水性繊維のマトリックス内の別の層として配置するとができ、又は超吸収材料は別の分離したポケット領域として形成することもできる。さらに、繊維マトリックスの内部に又はこれに沿って、２つ又はそれ以上の異なる種類の超吸収体を選択的に配置することもできる。例えば、綿毛の坪量は、保持部分４８の幅の長さにわたって変化させることができる。又は、保持部分の前ウエストバンド端部の近くに比較的多量の綿毛を配置することができる。例えば、K.Enloeに1986年４月29日に与えられた米国特許第4,585,448号を参照されたい。例示の実施例では、超吸収材料の大部分を保持部分の長さ方向に沿って延びる保持部分４８の中央領域の下に配置し、幅約3.5 〜4.5インチ（約8.9〜11.4cm）である。さらに、超吸収材料は、保持部分４８の縁部と端部の近くで超吸収材料の量が減少するように、選択したゾーン配置とすることもできる。保持部分の縁部で超吸収材料の量が減少しているので、保持部分の繊維性綿毛マトリックス内の超吸収粒子の包含量が改善される。超吸収材料の量を変える又は区分した配置は、例えばC.Pieperらに1991年６月２日に与えられた「基体中に粒子材料を断続的に堆積する方法と装置」という題の米国特許第 5,028,224号（代理人事件番号No.8761）の方法と装置により達成され、その開示内容の全体をこの記述と矛盾しないように参照組み込みする。親水性繊維と高吸収性繊維は、約75:25を超えない、又は約70:30を超えない、選択的には約55:45を超えない繊維−粒子重量比で達成される。本発明の別の態様では、繊維−粒子重量比は、約25:75以上であり、又は約30:70以上であり、選択的には約45:55以上である。このような繊維−粒子比は、吸収体構造のターゲットゾーンでは特に望ましい。親水性繊維と高吸収性繊維の複合の平均坪量は約200〜900 gsmの範囲である。このような坪量もまた、吸収体構造のターゲットゾーンで特に望ましい。本発明のある態様では、複合の平均坪量は約300〜800 gsmの範囲であり、選択的には所望の性能を得るため約400〜750 gsmの範囲とすることができる。保持部分４８に超吸収粒子又は他の高吸収材料が集中しているので、高吸収粒子が保持部分内に含有することと、おしめの人体側への超吸収体の移動即ち移転を制限することがさらに困難になる。高吸収材料の含有を改善するため、図１に示すように、吸収構造３２は、保持部分４８に直接隣接しこれの周りにラップシート７０等のオーバーラップを備えるともできる。オーバーラップは、高湿潤強度のティシュー又は合成繊維性ウェブ等の親水性で高湿潤強度の包皮ウェブを備えるようにすることもできる。このように包み込むとまた、吸収体構造は使用中より完全になる。ラップシートはまた、所望により接着剤等により吸収体構造３２と製品の他の部品に好適に接合することができる。ラップシートは、保持部分の人体側と外側の主表面を覆う液体透過性材料層が好ましく、保持部分の外周縁をほぼ全て囲い込み、そこにほぼ完全な包皮を形成するのが好ましい。又はラップシートは、保持部分４８の人体側と外側の主表面を覆う吸収体ラップを提供し、保持部分の横縁部のみを囲むようにすることもできる。従って、ラップシートの横縁部の直線部と内側曲線部は、保持部分の周りを閉じる。しかしこのような配置では、ラップシートの端部縁部は、物品のウエストバンド領域の保持部分４８の端部縁部で完全に閉じない場合がある。ラップシート７０は、選択的に別体の人体側ラップ層と別体の外側ラップ層とを含む多要素ラップシートを備え、それぞれの層が保持部分４８の外周縁部の全て又は一部を超えて延びるようにすることもできる。このようなラップシートの構成により、例えば保持部分４８の外周縁にほぼ完全なシーリングと囲みを形成するのが容易になり、最終製品の不透明さと強度を増加しやすくなる。例示の例では、吸収体ラップ７０の人体側と外側の層は、保持部分４８の外周縁を超えて延び、外側に突き出すフランジ形結合領域を与え、吸収体ラップの人体側部分の外周が完全に又は部分的に吸収体ラップの外側部分の外周に結合する。ラップシート７０の人体側と外側の層は、ほぼ同じ材料で構成しても又は異なる材料で構成してもよい。ラップシート７０の人体側と外側の層を結合するため、National Starch 33-9156接着剤等の接着剤を吸収体ラップの所定の結合領域上に例えばグラビア型装置により印刷することができる。接着剤は、ニュージャージー州ブリッジウォーターのナショナルスターチアンドケミカル社から入手でき、グラビア型接着剤塗布器は、ウィスコンシン州オコントフォールのEgan Mac hinery Divisinから入手できる。保持部分４８は、吸収体ラップ７０の人体側と外側の層の間に配置することができ、吸収体ラップ部分の係合する縁部を接着し、保持部分４８のほぼ全外周に沿ってほぼ完全な外周のシールを与えることができる。例示の実施例では、接着剤を接合面積１平方メートル当たり５グラムの量で塗布し、吸収体ラップ７０の人体側と外側の層の重なる縁部を共に結合する。又は、配置は不織メルトブロー繊維ウェブからなる吸収体ラップを有するようにすることもできる。メルトブローウェブからなる人体側と外側のラップ層の外周シーリングは、ホットカレンダーを使用して、保持部分４８の外周の周りにシールした細片領域を設けることにより達成することもできる。図５を参照すると、おしめ１０の保持部分４８は、超吸収体と吸収体のラミネート８０を備えることができ、繊維性ウェブ層４０は、吸収体ラミネートの人体側又は外側の何方か、又は人体側と外側の両方の上に配置するとができる。吸収体ラミネート８０は、超吸収体ポリマー等の高吸収性材料の粒子を含み、複数の分離したポケット領域８２に保持される。ポケット領域は、少なくとも１つの液体透過性ウェブの主表面上に間隔をおいていて、特定の配置ではポケット領域は、第１、第２液体透過性ウェブ８４と８６の間に挟んで形成することができる（図６）。所望の配置では、液体透過性ウェブの一方又は両方が繊維性ウェブ層４０により与えられる。分離したポケット領域を有する好適な超吸収ラミネート構造は、R.Tanzerらの1993年10月29日出願の「選択したパターンの分離した細長ポケットに配置された超吸収材料を含む吸収体物品」という題の米国特許出願第14 5,926号に記述されている。最終吸収体物品の色々の構成を所望の薄さにするため、全体の嵩厚さが約0.6c mを超えないように、保持部分４８を形成することができる。嵩厚さは、約0.53c mを超えないことが好ましく、改善された利点を得る為には約0.5cmを超えないことがより好ましい。嵩厚さは、0.2psi（1.4kPa）の圧力の下で求められる。保持部分４８又は吸収物品の他の部品の密度は、坪量と厚さから計算することができる。例えば、おしめでは重量と厚さは、新たに梱包をとき、広げた乾燥したおしめについて0.2psi（1.4kPa）の圧力の下で測定される。通常の厚さ測定装置を使用して、密度を計算するのに必要な厚さを求めることができる。本発明の特定の態様では、吸収体構造３２はほぼＴ形で、「Ｔ」の横棒が男児用に性能を改善した吸収物品の前ウエストバンド部分にほぼ対応する。例示の実施例では、物品の前ウエストバンド部分の耳セクションを横切る保持部分の横方向の幅は約9.0インチ（約22.8cm）、股部分の最も狭い部分の幅は約3.5インチ（約8.9cm）で、後ウエストバンド部分の幅は約4.5インチ（約11.4cm）とすることができる。次の例は、本発明をより詳しく理解するため記載する。これらの例は、例示のためであり、本発明の範囲を制限する意図はない。実施例実施例１−９試料１は、繊維化し漂白したクラフト木材パルプからなる100％綿毛空気堆積ウェブである。木材パルプは、キンバリークラークのCoosa River CR-2054綿毛パルプであり、これは南の硬木20％と北の軟木80％の混合物である。ベースパルプは、キンバリークラーク社のCoosa Pinesのパルプミルから得られたAL 35044- 0555である。木材パルプを乾燥して繊維化し濃縮し、最終の空気堆積ウェブを形成する。試料２は、キンバリークラーク社から得られるキンバリークラーク社原料仕様 RM-7088による一般に「形成ティシュー」と呼ばれる多孔性、低坪量、クレープ付き軟木ティシューからなるクレープ付き入れ綿であった。クレープ付きティシューは、フライツァー多孔性が、試験面積平方フィートにつき１分当たり約300 標準立方フィート(scf/min/ft²)であり、坪量は約17gsmである。またクレープ付き入れ綿の樹脂添加量は、最大で約0.5％w/w（10 lb乾燥ポリマー/トン乾燥繊維）である。試料３は、プロクターアンドギャンブル社（オハイオ州シンシナティ）が製造し、BOUNTRYという商標で売られる湿式成形、通気乾燥、特別顧客ペーパータオルであった。試料４は、キンバリークラーク社が製造し、HI-DRYという商標で売られる従来の湿式圧縮エコノミーペーパータオルであった。試料５は、スコットペーパー社（ペンシルバニア州フィラデルフィア）が製造し、JOB SQUADという商標で売られる２重再クレープ高性能顧客ペーパータオルであった。試料６は、キンバリークラーク社が製造し、WORKHORSEという商標で売られる水流交絡、不織強化、使い捨ての製造されたぼろであった。試料７は、連続ポリプロピレンメルトブローマイクロファイバー（35重量％）と木材綿毛パルプ（65重量％）のコフォームされたウェブであった。試料８は、空気成形されたウェブであり、超吸収体粒子（６重量％）と軟木綿毛パルプ（92重量％）の混合物で、２重量％の溶融スプレーされたポリプロピレンマイクロファイバーで強化したものであった。キンバリークラーク社が製造し、DEPENDという商標で売られる失禁用下着の吸収性コアを作るのに、ウェブ構造が使用された。試料９は、超吸収体粒子（40重量％）と木材綿毛パルプ（60重量％）の混合物からなる空気成形されたウェブである。キンバリークラーク社が製造し、HUGGIE Sという商標で売られる幼児用の使い捨ておしめの吸収性コアを作るのに、このウェブが使用された。試料１〜９は、図７に示すパラメーターと性質を有する。実施例10−13、15、16、19 試料10−13、15、16、19は、従来の湿式成形湿式圧縮方法で生産されたパルプ板紙からなる。特に、湿式圧縮パルプ板紙のベースシートは、ミシガン州カラマズー、マックラッケンホールのウエスタンミシガン大学において、24インチ（約 61cm）の試験用の長綱抄紙機で製造された。圧縮後、ベースシートはスチーム加熱された乾燥器筒で通常の方法で乾燥された。試料12、16、19は、さらに下の表１に詳細に示すパラメーターに従って、微小変形処理された。実施例14、17、18、20−23 試料14、17、18、20−23は、従来の通気乾燥技術で製造された。特に、通気乾燥パルプ板紙のベースシートは、ジョージア州サバンナの私書箱7798号ハーティーファンデーション研究開発センターで24インチ（約61cm）の回転形成機械で製造された。ハニカム通気乾燥ドライヤーの上を通すことにより、圧縮せずに乾燥された。試料20〜23は、下の表２に詳細に示すパラメーターに従って、微小変形によりさらに処理された。パルプシートを変形する微小変形方法と条件１対の逆回転する彫り込み金属ロール間のニップにパルプシートを通すことによって、パルプロールは微小変形された。該金属ロール間は、シートを切ったり裂いたりせずに機械的に柔らかくするように間隔をおいている。所望のシートの柔らかさを得るのに、複数回通す必要がある場合もしばしばある。典型的なパスは、1804とSZのパターンの要素の間をシートを通すことである。この調査に使用した微小変形したパルプの係合量と速度を、上の表１と２に示す。 1804とS/Zのパターンは、間隙を固定して回転する組み合わさった１対の鋼製の雄と雌のロールにより与えられる。図７を参照すると、パターン1804の雄のロールは、高さ2.54mm、側壁角30°、長さ４mm、長さ−幅比４：１の雄要素を有する。雄要素は、要素の主軸がロールの軸方向を向いている。ロールの軸方向に１ mm当たり平均0.13の雄要素があり、ロールの円周方向に１mm当たり平均0.5の雄要素があり、その結果要素密度はcm²あたり6.2となる。雄要素は、シヌソイドパターンで配置され、パターンの繰り返し間隔は94mmである。雌ロールは、これと対応する寸法と方向の協働する空所を有する。図８を参照すると、S/Z虫状パターンの雄要素は、高さ8.6mm、側壁角33°、要素の表面積0.035cm²、要素密度はcm²あたり8.5、エンボス面積約30％、パターンの繰り返しは7.6mmである。雄要素は、２つの区別されたデザイン要素を有する。雌ロールは、対応する寸法と方向の協働する空所を有する。試験手順試料を評価するため、次の試験手順が行われた。45 °液体吸収吸収材料の２in×10in（約5.1cm×25cm）の試料を切断し、45°の傾斜したプレキシガラス板上に置いた。0.9％塩水50ml（例えば、バクスターサイエンティフィックカタログ番号B3158-3）を計量し、吸収体の上端部から２in（約5.1cm ）の位置の試料上の漏斗位置に置いた。止め栓を開き、50mlの量全体が試料に接触するようにした。試料の初期（乾燥）と最終（湿潤）重量を測定して、その差により保持された液体の量を求めた。引っ張り試験インストロンモデルNo.4201等の引っ張り試験機で引っ張り試験をを行った。試験試料を１in（2.54cm）に切断し、掴み部の間隔は３in（7.6cm）、クロスヘッド速度は、0.5in/min（1.27cm/min）とした。吸取紙試験試料が液体を吸収し荷重下で保持する性能は、過剰の塩水に試料を浸漬し、次に荷重をかけた状態で吸取紙で試料から液体を吸い取ることにより求めた。乾燥した３in×７in(約7.6cm×17.8cm)の試料の重量を測定し、物理的に支持するため粗いスクリーン上に置き、過剰の0.9％塩水に２分間浸漬した。浸漬後、試料を塩水から出し、試料から水が流れなくなるまで（60〜180秒）45°の板の上で排水した。排水した試料の重量を測定した。個々の試料を0.35psi（約2.4 kPa）の圧力をかけて、１対の４in×８in（約10.1cm×20.3cm）のジェームスリバーベリーグッド（No.411-01-13）吸収体吸取紙のシートの間に置いた。３対の吸取紙を60〜90秒の間隔で連続して使用した。吸い取りに続いて、再度試料の重量を測定した。試料から絞り出した液体塩水の量は、湿潤試料の重量（Ｗ）と吸取試料の重量（Ｂ）との差である。この差を初期の乾燥試料重量（Ｄ）で割り、絞り出した液体の量を「試料１ｇ当たりの液体のｇ数」で表す。試料１ｇ当たりの液体のｇ数＝（Ｗ−Ｂ）／Ｄキャリパー試験次の装置を使って試料のキャリパー（厚さ）を得た。デジマチック厚さ試験器モデルナンバー 543-445-1 型 ID-1050ME 三豊製作所（株）この試験器の測定範囲は、0.001in〜２in（0.00254cm〜5.1cm）で、分解能は0 .01mmである。装置をゼロ合わせした後、荷重をかけた足を試料上に静かに置き、デジタル表示器から厚さを記録した。１試料当たり３つの測定値を記録した。デジマチック試験器の円形の足に、質量633グラム、直径76mmで、約0.2psi（約1.4kPa）の圧力をかける。試料の特性とパラメーター試料の成分と物理的特性は、図９と１０に要約される。図９と１０を参照すると、本発明の柔軟化したシートは、剛性が低く、引っ張り強度が比較的高く、高レベルの吸収性を維持できることがわかる。引っ張り強度は、100ポンドのロードセルと幾何学的手段を使用して、上述の試験手順で測定し、色々の試料について次のようにして、ピーク引っ張り強度値を求めた。Ｃ_i；Ｃ₁,Ｃ₂，...Ｃ_n；る試料の実験的な機械横断方向(c.d.)のピーク引っ張り強度値を表し、c.d.は、試料の全面に延びる。Ｍ_j；Ｍ₁,Ｍ₂，...Ｍ_P;；る試料の実験的な機械方向(m.d.)のピーク引っ張り強度値を表し、c.d.は、試料の全面に延び、機械横断方向に垂直である。機械横断方向と機械方向の引っ張り強度の全ての順列から幾何学的平均引っ張り強度の平均Ｇを計算する。Ｇ＝Ｇ_ijの平均＝＞Ｇ₁₁，Ｇ₁₂，Ｇ₂₁，Ｇ₂₂,...Ｇ_np；の平均＝＞（Ｃ₁*Ｍ₂）^1/2，（Ｃ₁*Ｍ₂）^1/2，（Ｃ₂*Ｍ₁）^1/2，（Ｃ₂*Ｍ₂）^1/2，...（Ｃ_n*Ｍ_p）^1/2；の平均「ｎ」と「ｐ」の量は少なくとも３で、典型的には３〜５の範囲である。幾何学的平均引っ張り強度の平均の計算は次式による。図１１の表に、示した試料番号の幾何学的平均ピーク強度データの要点を示す。個々の試料について、測定値の算術平均(average)と共に、最小値(min)と最大値(max)を表に示す。値は、試料の幅１cm当たりのグラム重で表され、試料番号は図９に示す試料に対応する。図１２は、特定の試料材料の濃度の関数として、幾何学的平均ピーク強度値の対数（底10）のプロットを表し、試料番号は図１１に示す試料に対応する。個々の試料の中間の横棒は、特定の試料について求めた幾何学的平均ピーク強度値の算術平均の対数（log₁₀）を表す。上と下の横棒は、それぞれ試料について求めた幾何学的平均ピーク強度値の最大値と最小値の対数を表す。図１１と１２を参照すると、本発明の色々の構成を有する材料の試料、例えば試料19、20、21、22、23等は、強度と密度の有利な組合せを示すことが分かる。例えば、試料19〜23は、幾つかの通常の吸収体材料例えば試料１、８、９よりずっと大きい引っ張り強度を有し、試料12、15のように高密度でない。より詳しくは、本発明の材料の代表的な試料は、材料の密度が約0.25gm/ccより小さいにもかかわらず、高強度を与える。主にセルロースのウェブ内の比較的高強度と低密度の組合せのため、本発明の材料は吸収製品に特に望ましい。本発明を詳細に説明してきて、本発明の精神から離れずに、色々の改変と修正を行えることは明らかである。このような改変と修正は、請求の範囲に示すように本発明の範囲内に入る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者チェンフンヨウアメリカ合衆国ウィスコンシン州 54915 アップルトンホワイトバーチレーン 3216 (72)発明者カンプスリチャードジョセフアメリカ合衆国ウィスコンシン州 54180 ライツタウンローラコート 375 (72)発明者サリーローリーフランシスアメリカ合衆国ウィスコンシン州 54965 パインリヴァーサーティースロードエヌ5879

Claims

【特許請求の範囲】１．少なくとも約60gsmの坪量と、約0.25gm/cc以下の密度と、幅１cmあたり少なくとも約250グラム重量のピーク幾何学的平均引っ張り強度とを有し、少なくとも約90重量％が約0.4インチ(約１cm)以下の繊維長さを有する繊維である繊維含有物を有する実質的に非水流交絡された少なくとも１つの繊維性ウェブ層からなる物品。２．バックシート層と、該バックシート層に面する関係に配置された液体透過性トップシート層と、前記バックシート層と前記トップシート層との間に挟まれており、全体で少なくとも約300gmの塩水吸収能力を有しており、前記少なくとも１つの吸収性繊維性ウェブ層を含む吸収性構造と、からなることを特徴とする請求項１に記載の物品。３．前記繊維含有物の少なくとも約95重量％が約0.4インチ(約１cm)以下の繊維長さを有する繊維であることを特徴とする請求項１に記載の物品。４．前記繊維含有物の少なくとも約98重量％が約0.4インチ(約１cm)以下の繊維長さを有する繊維であることを特徴とする請求項１に記載の物品。５．前記繊維性ウェブ層の前記繊維含有物の約５重量％以下か少なくとも約1.2 インチ(約３cm)の繊維長さを有する繊維であることを特徴とする請求項１に記載の物品。６．前記繊維性ウェブ層は、厚さの割合に対し約4000SGU/mm以下のガーレイ剛性を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。７．前記繊維性ウェブ層は、厚さの割合に対し約2000SGU/mm以下のガーレイ剛性を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。８．前記繊維性ウェブ層は、厚さの割合に対し約1000SGU/mm以下のガーレイ剛性を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。９．前記繊維性ウェブ層は、実質的にバインダー材料がないことを特徴とする請求項１に記載の物品。 10．前記繊維性ウェブ層は約1.5重量％以下のバインダー材料を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。 11．前記繊維性ウェブ層は約５重量％以下のバインダー材料を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。 12．前記繊維性ウェブ層は少なくとも約100gsmの坪量を有することを特徴とする請求項１に記載の物品。 13．前記繊維性ウェブ層は少なくとも約125gsmの坪量を有することを特徴とする請求項１に記載の物品。 14．前記吸収性構造は複数の前記繊維性ウェブ層を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。 15．前記吸収性構造は、木材パルプ綿毛と超吸収性材料の粒子とを有する保持部分を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。 16．前記吸収性構造は前記保持部分の別個のポケット領域に保持された超吸収性材料の粒子を有する保持部分を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。 17．前記吸収性構造は、前記少なくとも１つの繊維性ウェブ層により、形成される複数の、個々に別個のポケット領域に保持された超吸収性材料の粒子を有する保持部分を含むことを特徴とする請求項１に記載の物品。 18．前記物品は、複数の個々のポケット領域に保持された超吸収性材料の粒子を含んでおり、前記ポケット領域は第１および第２の液体透過性、非水流交絡ウェブの間に挟まれており、前記第１および第２のウェブの各々は、少なくとも約60 gsmの坪量と、約0.25gm/cc以下の密度と、幅１cmあたり少なくとも約250グラム重量のピーク幾何学的平均引っ張り強度と、を有し、さらに少なくとも約90重量％が約0.4インチ(約１cm)以下の繊維長さを有する繊維である繊維含有物を有していることを特徴とする請求項１に記載の物品。 19．前記第１および第２のウェブは前記ポケット領域を形成するように相互接続されていることを特徴とする請求項１８に記載の物品。 20．前記ウェブ層の前記繊維含有物は、少なくとも約95重量％のセルロース繊維であることを特徴とする請求項１に記載の物品。 21．前記ウェブ層の前記繊維含有物は、実質的にほぼ100重量％のセルロース繊維であるこを特徴とする請求項１に記載の物品。