JPH11506355A - 注入ポンプ用カセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 注入ポンプ（１０）へ挿入しまた該注入ポンプから取り除けるようになっているカセット（１２）。カセット（１２）は、ハウジングと、ハウジングによって支持された一定の長さの可撓性管（４０）、およびハウジング内に配置された垂直方向に可動な部材（６４）を有する。その垂直方向に可動な部材（６４）はその内部に形成されたスロット（６８）を有し、可撓性管（４０）の一部がそのスロット（６８）の内部に配置されている。部材（６４）は、そこを通過するいかなる実質的な液流をも阻止するために可撓性管（４０）がクランプされるクランプ位置と、可撓性管（４０）を介して流れる実質的な液流が可能とされる非クランプ位置との間で可動になっており、部材（６４）をクランプ位置にバイアスするため、バネが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 注入ポンプ用カセット 技術分野 本発明は、ポンプへ挿入可能でかつそのポンプから除去可能な注入ポンプ用の カセットに関する。 背景の技術 注入ポンプは、患者への液体医薬を自動的に管理するために使用される。液体 医薬は、医薬源から供給され、カテーテルや他の注射装置によって、患者へ注入 される。液体の注入は注入ポンプによって制御される。注入ポンプは、例えば、 液体医薬が一定速度で連続的に注入されるといった連続モードや、注入速度が徐 々に増加した後、一定に維持され、その後、徐々に減少するといったランプモー ドなどの、種々の注入モードを有する。 幾つかの注入ポンプでは、ポンプへ挿入可能でかつそのポンプから除去可能な カセットすなわちモジュールを利用している。そのようなモジュールの一つが、 ハーバー、他（Haber et al）に与えられた米国特許第５，２５７，９７８号に 開示されている。その米国特許に開示されたモジュール２は、その内部に一定長 の静脈ライン４を受け入れるようになっている。また、一定長さのシリコン管が その静脈ライン４に接続され、単一の連続導 管を形成する。そのモジュール２は、開閉可能なドア８０を介して、ぜん動性ポ ンプ５の形で、注入ポンプ中に挿入される。そのポンプ５は、ドアが完全に閉じ られているときのみ構成される。 発明の開示 本発明は、注入ポンプへの挿入が可能でかつ注入ポンプからの取り出しが可能 なようになっているカセットに関連している。本発明は、ハウジングを有するカ セット、該ハウジングによって支持された一定長さの可撓性管、および該ハウジ ング内に配置された垂直方向に可動な部材を備えている。その垂直方向に可動な 部材は、そこに形成されたスロットを有し、可撓性管の一部がそのスロット内に 配置されている。垂直方向に可動な部材は、可撓性管がクランプされそれを通過 する実質的な液流を阻止するクランプ位置と、可撓性管を通過する実質的な液流 が与えられる非クランプ位置との間で移動可能になっている。また、垂直方向に 可動な部材をクランプ位置にバイアスするため、バネが設けられている。 ハウジングは、内部に形成された開口を有する上面を有する。また、垂直方向 に可動な部材は、その垂直方向に可動な部材がクランプ位置に配置されたとき、 その開口を介してハウジングの上面よりも高い位置まで延びる 上部を有する。したがって、カセットが挿入される注入ポンプのドアを閉じるこ とによって、垂直方向に可動な部材が非クランプ位置にさせられて可撓性管を介 して流れる液流が与えられる。 カセットは、例えば、保持ピン等の、垂直方向に可動な部材を非クランプ位置 に維持する手段を有する。保持ピンは、垂直方向に可動な部材に形成された第１ の孔およびハウジングに形成された第２の孔に挿入可能である。カセットハウジ ングは、一定の長さ、幅および高さを有するコンパクトなハウジングとして与え られる。ここで、ハウジングの長さは、そのハウジングの高さのおよそ６倍であ り、ハウジングの高さは、ハウジングの幅のおよそ２倍である。 他の観点においては、本発明は、ロータリポンプホイールを有する注入ポンプ への挿入が可能でかつ注入ポンプからの取り出しが可能なようになっているカセ ットに関連している。この観点に係るカセットは、一定の長さ、幅および高さを 有するハウジング、および内部に形成された開口を持つ上面を有する。ハウジン グの長さは、少なくともそのハウジングの高さのおよそ５倍であり、ハウジング の高さは、少なくともハウジングの幅のおよそ２倍である。可撓性管の長さは、 ハウジングによって支 持されている。 カセットは、第１の面および第２の面を持つ垂直方向に可動な部材を有する。 第１の面は、弓型であって、注入ポンプのロータリポンプホイールによって形成 される回転路と実質的に適合するようにされた部分を有する。垂直方向に可動な 部材の第２の面は、ハウジングの上面に形成された開口内に配置されている。し たがって、垂直方向に可動な部材は、垂直方向に可動な部材の第２の面との物理 的接触によって垂直方向に偏位させられる。 本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、図面および以下の簡単な説明を 参照して行われる好適な実施例の詳細な説明から、当業者にとって自明である。 図面の簡単な説明 図１は、携帯用注入ポンプおよび該ポンプ内に挿入可能である第１の型のカセ ットの斜視図である。 図２Ａは、内部にカセットが配置されている状態の、図１の注入ポンプの一部 分の横断面の正面図である。 図２Ｂは、内部にカセットが配置されている状態の、図１の注入ポンプの一部 分の横断面の側面図である。 図３Ａは、内部に第２の型のカセットが配置されている状態の、図１の注入ポ ンプの一部分の横断面の正面図である。 図３Ｂは、内部に第２の型のカセットが配置されている状態の、図１の注入ポ ンプの一部分の横断面の側面図である。 図４Ａは、可撓性管がクランプされている第１の型のカセットの横断面の側面 図である。 図４Ｂは、図４Ａのカセットの上面図である。 図５Ａは、図４Ａのカセットの部分を形成するプラテンの正面立面図である。 図５Ｂは、図５Ａのプラテンの正面側面図である。 図６は、注入ポンプの一部分の横断面の側面図である。 発明を実施するための最良の形態 図１に、本発明に係るバッテリ駆動の携帯用注入ポンプの好適な実施例が、ポ ンプ１０に挿入される第１のカセットと共に示されている。小型のポンプ１０は 、患者に付けられたポーチあるいは他の装置（図示せず）に入れられて携帯でき るようになっている。したがって、ポンプ１０は患者の行くところにはどこへで も運ばれる。 注入ポンプ１０は、それを使用して使用者がデータや命令を入力するキーパッ ド１４、使用者へ教示的なメッセージを表示するための装置であって、選択的に 背景点灯されるドットマトリクス表示装置１６、周囲光のレベルを検出するため の光センサ１８、及び一対の光照射ダ イオード（ＬＥＤ）２０を有する。そのＬＥＤは、ポンプ１０の正常動作を指示 するための緑色のＬＥＤとポンプ１０の異常動作状態を指示するための赤色のＬ ＥＤから成る。 ドア３０は、多数のヒンジ３２を介して、注入ポンプ１０の上部にピボットで 取り付けられている。図１に示されているドア３０の下側（紙面手前）には、そ の内部に一対の金属棒３５が固定される一対のスロットが形成されている。後述 されるように、各金属棒３５は、ポンプ１０の動作中、ドアを閉位置に保つため 、一対の摺動可能なラッチ部材と、選択的に係合する。 弓型の板バネ３６が、ドア３０の下側に設置されている。板バネ３６の２つの 端部は、ドア３０に固定された一対の支持素子３８によって固く止められている 。可撓性のシリコン管４０が配置されているカセット１２がポンプ１０内に挿入 され、ドア３０が閉じられているとき、板バネ３６は、垂直方向に可動なプラテ ン４４の上面と接触し、その上面に下方向の力を加える。図１及び図４Ｂに示さ れるように、プラテン４４の上面４２は、カセットハウジング１２の上面に配置 された細長いスロットすなわち開口４３内に配置されている。プラテン４４は、 下方曲面４６を有し、その曲面に対して、可撓性管４０ が従来のロータリポンプホイール４９（図２Ａを参照）上に配置された多数のロ ーラ４８によって押圧される。その結果、管４０を介して液体を汲み上げること が容易となる。ロータリポンプホイール４９は、歯車駆動装置（図示せず）を介 してＤＣモータに接続された駆動ベルト（図示せず）によって駆動される歯車５ ０（図２Ｂ）に、固定されている。 液体は、ポンプ１０のハウジングに固定された液体供給容器すなわちバッグ（ 図示せず）である液源に接続された供給管５２を介して、管４０に供給される。 液体は、管４０に流体的に接続されている一定長さの配管５４に流体的に接続さ れたカテーテルまたは他の注入装置（図示せず）を介して患者に注入される。配 管５２、５４は、可撓性管４０の内径よりもわずかに大きい外径を有する従来の 塩化ポリビニール（ＰＶＣ）配管から成る。したがって、配管５２、５４は液密 シール効果を与えるようにして可撓性管４０内に挿入される。 配管５２、５４が不注意で管４０から引き抜かれることを防止するために、配 管５２、５４は、プラスチックであるカセットハウジング１２に溶剤結合されて いる。図４Ａに示されるごとく、カセット１２の底部は、それと一体に形成され た２つの半円形支持部材５６を有する。 それぞれの支持部材は可撓性管４０の一部分を支え、管と重なり合って、配管５ ２、５４が不注意で管４０から引き抜かれることをさらに防止している。同一の 目的に対し、図２Ａおよび図３Ａに示されるごとく、支持部材５６の真下の位置 で、第２の一対の半円形支持部材がポンプハウジングと一体に形成されている。 カセット１２は、そのカセット１２がポンプ１０内に配置されていないとき、 すなわちポンプドア３０が開いているとき、閉じた可撓性管４０を自動的にクラ ンプする流量停止機構６０を有する。流量停止機構６０は図２Ａおよび図２Ｂに 詳細に示されている。その機構６０は、垂直方向に偏移可能な流量停止部材６４ およびバネ６６が設けられているハウジング６２を有する。図２Ｂに示されてい るように、可撓性管４０は、流量停止部材６４内に形成されたスロット６８を通 過し、バネ６６が流量停止部材６４を上方にバイアスしている。 ドア３０が閉じられている状態で、カセット１２はポンプ１０内に配置されて いる間、バネ支持部材３８の１つは、流量停止部材６４の上面７０と接触し、し たがって、可撓性管４０がスロット６８の底面によって平坦にさせられる程充分 に、バネ６６が流量停止部材６４を上方に押し上げるのを防止する。ドア３０が 開いていると き、すなわちそのカセット１２がポンプ１０内に配置されていないとき、図４Ａ に示されているように、そこを通過する液流を妨げるように、バネ６６は可撓性 管４０を平坦にさせる程充分な距離だけ、流量停止部材６４を上方に押し上げる 。 カセット１２がポンプ１０内に配置されているとき、すなわちポンプドア３０ が閉じられているとき、ロータリポンプホイール４９のローラ４８の１つが、可 撓性管４０と接触し、図２Ａおよび図３Ａに示されているように、それを閉じた 状態でクランプされるようにする。その後、続いてドア３０がさらに閉じると、 流量停止部材６４が下方に押し下げられ、可撓性管４０を非クランプ状態にする 。したがって、管４０は、ローラ４８の１つによってか、流量停止部材６４によ って、いつでもクランプされる。同様に、ドア３０が開かれると、ロータリポン プホイール４９のローラ４８が管４０を非クランプ状態にする前に、流量停止部 材６４が可撓性管４０をクランプする。したがって、管４０を自由に流れるいか なる液体も防止される。 カセット１２がポンプ１０内に挿入されないとき、流量停止ハウジング６２内 の孔７４（図２Ｂ）を流量停止部材６４の孔７６と手動によって整列させ、ピン ７８ （図１参照）を整列した孔７４、７６中に挿入することによって、流量停止部材 ６４は不動にさせられ得る。そのピンが孔７４、７６内に置かれると、ピン７８ によって、流量停止部材６４がバネ６６によって上方に偏位させられることが防 止され、可撓性管４４が平坦にさせられ、液流の遮断が防止される。 図３Ａおよび図３Ｂは、図において注入ポンプ１０内に配置されている第２の 型のカセットを示している。２つの型のカセットの唯一の違いは、流量停止部材 ６４の底部の寸法および形状にある。図２Ａおよび図２Ｂに示された、第１の型 のカセット１２の流量停止部材６４の底部は、一般に球形であり、流量停止ハウ ジング６２の外部には延びていない。図３Ａおよび図３Ｂに示された、第２の型 のカセット１２の流量停止部材６４の底部は、流量停止ハウジング６２の底部に 配置された円形孔８４を介して延びている、下方に角度を持ったフィンガー８２ を有する。 図４Ａおよび図４Ｂを参照する。カセット１２の長さＬはおよそ９．７ｃｍ、 その高さＨはおよそ１．５ｃｍ、その幅Ｗはおよそ０．８ｃｍである。（歪みが ないとき）可撓性管４０の外径は、およそ０．４ｃｍである。 図４Ａおよび図４Ｂに示されているプラテン４４の上 面４２は、その内部に形成された細長い中央開口８６を有し、一般に板バネ３６ の弓型形状に適合するようにわずかに曲げられている。図５Ａおよび図５Ｂに示 されているように、プラテン４４は、底部９０と頂部９２を有し、底部９０は頂 部９２よりも幅広になっている。プラテン４４の頂部９２カセット１２内に形成 されたスロット４３（図４Ｂ）内に保持され、図４Ａに示されるごとく、プラテ ン４４の底部下に可撓性管４０が存在するときのみスロット４３内に保持される 。 注入ポンプ１０は、ドア３０をその閉位置に保持するため、図６に表されたラ ッチ機構１００を有する。さて、図６を参照する。ラッチ機構１００は、ロータ リポンプハウジング１０４の平坦部によって支持されている水平方向に摺動可能 な一対の金属板１０２ａ、１０２ｂ、および一対の支持ビーム１０６を含んでい る。各金属板１０２ａ、１０２ｂは、それらと一体に形成されたそれぞれ一対の 曲がりラッチ部材１０８ａ、１０８ｂを有する。一対の独立に動作可能なドア開 放ボタン１１０ａ、１１０ｂが、注入ポンプ１０の両側に配置されている。各ド ア開放ボタン１１０ａ、１１０ｂは、中空円筒体部１１２ａ、１１２ｂ、および 中空円筒体部１１２ａ、１１２ｂ内に配置された中央部材１１４ａ、１１４ｂを 有する。 中央部材１１４ａ、１１４ｂのそれぞれは、摺動可能な金属板１０２ａ、１０２ ｂの一方の各端と係合する。一対の環状スロット１１６ａ、１１６ｂが、中空円 筒体部１１２ａ、１１２ｂ内に形成されており、ドア開放ボタン１１０ａ、１１ ０ｂの水平移動を制限するために、ポンプハウジングと一体に形成された一対の 棟１１８ａ、１１８ｂが、環状スロット１１６ａ、１１６ｂ内に配置されている 。 摺動可能な金属板１０２ａ、１０２ｂは、それぞれその内部に配置された中央 開口１２０ａ、１２０ｂを有し、摺動可能な金属板１０２ａ、１０２ｂのそれぞ れに、金属板１０２ａ、１０２ｂの端部が接触するドア開放ボタン１１０ａ、１ １０ｂの中央部材１１４ａ、１１４ｂに対するバネバイアスすなわちバネ力を与 えるために、バネ１２２が両方の中央開口１２０ａ、１２０ｂ内に配置されてい る。バネ１２２はＬ字型保持部材（図示せず）によって開口１２０ａ、１２０ｂ 内に保持される。 図６に示されるように、金属板１０２ａ、１０２ｂのそれぞれの２つの曲がり ラッチ１０８ａ、１０８ｂは、バネ力によってポンプドア３０の下側に固定され た両方のロッド３５と係合し、ドア３０の開放を防止する。ドア３０を閉じた状 態に保持するには、各金属板１０２ａ、 １０２ｂのみで充分である。ドア３０を開放させるためには、ドア開放ボタン１ １０ａ、１１０ｂが動じに押し下げられる必要がある。その場合、摺動可能な金 属板１０２ａ、１０２ｂがバネ力に対抗して移動させられ、曲がりラッチ１０８ ａ、１０８ｂを金属棒３５と非係合状態にさせ、ドア３０が開かれるようにする 。ドア３０は、バネあるいは他の手段（図示せず）を備え、両方のドア開放ボタ ン１１０ａ、１１０ｂが押し下げられると自動的に開くようにさせても良い。ド ア３０を開くためには両方のドア開放ボタン１１０ａ、１１０ｂが駆動されなけ ればならないので、注入ポンプ１０の落下や衝撃によるドア３０の不用意な開放 がなくなる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 デッカート クリントン アメリカ合衆国 92064 カリフォルニア 州 ポウエイ マーカードライブ 15518 (72)発明者 カロ アリー イスラエル国 ネス−ジオナ 70400 ハ シリョンストリート 16

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ロータリポンプホイール（４９）、注入ポンプ（１０）に軸旋回可能に取 り付けられたドア（３０）、および上記ドア（３０）の内側に取り付けられたバ ネ（３６）を有する注入ポンプ（１０）へ挿入しまた該注入ポンプから取り除け るようになっている注入ポンプ用カセット（１２）であって、上記カセット（１ ２）は、一定の長さ、幅、および高さを持つハウジングと、上記ハウジングによ って支持された一定の長さの可撓性管（４０）を有し、上記カセット（１２）は 、第２の面（４２）と、上記注入ポンプ（１０）の上記ロータリポンプホイール （４９）によって確定される回転路と実質的に一致するように適合された、弓形 部分を有する第１の面（４６）とを持つ垂直方向に可動な部材（４４）を有し、 上記カセット（１２）は、上記カセット（１２）の上記ハウジングが、その内 部に形成された開口（４３）を持つ上面を有し、更に 上記垂直方向に可動な部材（４４）が、上記垂直方向に可動な部材（４４）の 上記第２の面（４２）と上記注入ポンプ（１０）の上記ドア３０の上記内側に取 り付けられた上記バネ（３６）間の物理的な接触によって垂直 方向に移動させられるように、さらに上記垂直方向に可動な部材（４４）の第２ の面（４２）が上記ハウジングの上記上面内に形成された上記開口（４３）内に 配置されていることを特徴とするカセット（１２）。 ２． 請求の範囲第１項記載のカセットにおいて、上記ハウジングの長さが上記 ハウジングの高さの少なくとも約５倍であり、かつ上記ハウジングの上記高さが 上記ハウジングの上記幅の少なくとも約２倍であることを特徴とするカセット（ １２）。 ３． 請求の範囲第１項記載のカセットにおいて、さらに、第２の垂直方向に可 動な部材（６４）が上記ハウジング内に配置され、上記第２の垂直方向に可動な 部材（６４）がその内部に形成されたスロット（６８）を有し、上記可撓性管（ ４０）の一部が上記スロット（６８）の内部に配置され、上記第２の垂直方向に 可動な部材（６４）が、そこを通過するいかなる実質的な液流をも阻止するため に上記可撓性管（４０）がクランプされるクランプ位置と、上記可撓性管（４０ ）を介して流れる実質的な液流が可能とされる非クランプ位置との間で可動であ ることを特徴とするカセット（１２）。 ４． 請求の範囲第３項記載のカセットにおいて、上記ハウジングの上記上面が 、そこに形成された第２の開口 を有し、上記第２の垂直方向に可動な部材（６４）が、上記第２の開口を介して 上記ハウジングの上記上面よりも高い位置まで延びる上部を有することを特徴と するカセット（１２）。 ５． 請求の範囲第３項記載のカセットにおいて、さらに、上記第２の垂直方向 に可動な部材（６４）を上記非クランプ位置に維持するための手段を有すること を特徴とするカセット（１２）。 ６． 請求の範囲第３項記載のカセットにおいて、上記第２の垂直方向に可動な 部材（６４）がその内部に形成された第１の孔（７６）を有すると共に、上記ハ ウジングがその内部に形成された第２の孔（７４）を有し、さらに、上記第２の 垂直方向に可動な部材（６４）を上記非クランプ位置に維持するために、上記カ セットが上記第１および第２の孔（７４、７６）を介して挿入可能であるピン（ ７８）を備えていることを特徴とするカセット（１２）。