JP2012205866A - 輸液ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】輸液チューブ内を通る気泡の検出能力を向上させることができる輸液ポンプを提供する。
【解決手段】カセット20の輸液チューブ21内における気泡を検出する気泡検出器600では、輸液チューブ21を挿入するための溝部614の間隔は、輸液チューブ21の直径よりも小さく設定された第1側部611と第2側部612と、溝部614の底から起立している第1突起部641と、カセット20から起立して第1突起部614と対向しておりカセット20が溝部614側に移動されると溝部614内の輸液チューブ21を第1突起部641とにより挟んで輸液チューブ21を弾性変形させる第2突起部642を有し、輸液チューブ21を第1側部611の超音波発信部661と第2側部612の超音波受信部662に密着させるために、第1突起部641の先端面と第2突起部642の先端面は、それぞれ平坦面650,660とされている。
【選択図】図10

Description

本発明は、患者に薬液を注入するための輸液ポンプ、特に携帯型輸液ポンプに関する。
患者に薬液を投入するための医療機器としては、例えば輸液ポンプが知られており、この輸液ポンプは、患者に対して時間当たり薬液を決められた量だけ長時間かけて注入するのに広く使用されている。このような輸液ポンプのうち、例えば、医療機関だけでなく、一般の家庭において在宅でも使用できるようにコンパクトに形成した携帯型の輸液ポンプが知られている(特許文献1参照)。特許文献1の携帯型の輸液ポンプは、外部から導入される薬液を通す可撓性の輸液チューブを着脱式のカセットに導く構成とされている。
具体的には、該着脱式のカセットのケース内に可撓性の輸液チューブ(以下、「輸液チューブ」と言う。)を導入し、このケースから一部露出させた輸液チューブに対して、回転ローラを押しつけることにより、輸液チューブに蠕動様運動を与えて、輸液チューブから薬液を所定の注入速度(mL/h)で注液を行なうようになっている。
特表平11−506355号公報
ところで、特許文献1の携帯型の輸液ポンプでは、弾性変形可能な断面円形の輸液チューブ内に薬液が通る時に、薬液中に気泡が混じっている場合があるので、この気泡が輸液チューブ内の薬液中に存在しているかどうかを検出する必要がある。このため、輸液ポンプにはこの気泡を検出するために、気泡検出器が設けられている。
気泡検出器は、輸液チューブ内を薬液が通る状態(水輸液チューブ状態と呼ぶことがある)と輸液チューブ内を気泡が通る状態(空輸液チューブ状態と呼ぶことがある)であるかを判断するために、輸液チューブに超音波を与えることで輸液チューブ内に気泡が存在しているかどうかを検出している。
すなわち、この気泡検出器は、超音波発信部と超音波受信部を有しており、超音波発信部と超音波受信部は、輸液チューブを挟んで対向して設けられている。輸液チューブ内に気泡(空気)が存在すると、超音波が気泡により反射されて超音波受信部で受信できなくなるので、超音波受信部の出力が低下し、この出力の変化に基づいて気泡の有無を判断するようになっている。
しかし、使用される輸液チューブとしては、カセットを交換すると異なる直径のものを使用することがあり、あるいは使用環境温度により輸液チューブ自体の直径が変化することもある。このように、異なる直径の輸液チューブを使用したり、使用環境温度により輸液チューブの直径が変化すると、超音波発信部と超音波受信部が、輸液チューブを挟んで単純に配置するだけでは、輸液チューブを超音波発信部と超音波受信部に対して確実に密着させることができないので、従来の気泡検出器は輸液チューブ内を通る薬液と気泡を区別して気泡を確実に検出することが難しい。
そこで、本発明は、輸液チューブを超音波発信部と超音波受信部に対して確実に密着させて、輸液チューブ内を通る気泡の検出能力を向上させることができる輸液ポンプを提供することを目的とする。
本発明の輸液ポンプは、ケースと、薬液を通す輸液チューブを有し前記ケースに装着されるカセットと、前記ケースに配置されて前記カセットの前記輸液チューブを押して薬液を送出するための輸液送り部を有する輸液ポンプであって、前記カセットの前記輸液チューブ内における気泡を検出する気泡検出器を備え、前記気泡検出器は、前記輸液チューブが挿入される溝部を形成する、前記輸液チューブの直径よりも小さく間隔が設定された第1側部と前記第1側部と対向された第2側部と、前記溝部の底から起立している第1突起部と、前記カセットから起立して前記第1突起部と対向しており、前記カセットが前記溝部側に移動されると前記溝部内の前記輸液チューブを、前記第1突起部との間に挟んで前記輸液チューブを弾性変形させる第2突起部と、前記第1側部に配置された超音波発信部と、前記第2側部に配置された超音波受信部とを有し、前記輸液チューブを前記第1側部の前記超音波発信部と前記第2側部の前記超音波受信部に密着させるために、前記第1突起部の先端面と前記第2突起部の先端面は、それぞれ前記輸液チューブに対する当接面とされていることを特徴とする。
上記構成によれば、カセットが溝部側に移動されて第2突起部が第1突起部に近づき、第1突起部の当接面と第2突起部の当接面は、輸液チューブを挟んで弾性変形させて輸液チューブを第1側部の超音波発信部と第2側部の超音波受信部に密着させるので、超音波を用いて輸液チューブ内を通る気泡の検出する検出能力を向上させることができる。
好ましくは、前記当接面が平らな平坦面とされていることを特徴とする。
上記構成によれば、各当接面を輸液チューブを平らに潰すので、より当接および密着度が向上する。
好ましくは、前記第1側部の先端部と前記第2側部の先端部は、前記輸液チューブを前記溝部に挿入するための入り口を構成しており、前記第1側部の先端部と前記第2側部の先端部の間隔が前記溝部の間隔よりも広くなるように、前記第1側部の先端部と前記第2側部の先端部が傾斜して形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、カセットが移動して輸液チューブを溝部に挿入する際に、輸液チューブは溝部に容易に挿入することができるので、気泡検出動作が支障なく行える。
好ましくは、前記第2突起部の先端面の面積は、前記第1突起部の先端面の面積よりも広く設定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、第2突起部の先端面は、輸液チューブを溝部側に確実に挿入することができ、気泡検出動作が支障なく行える。
本発明は、輸液チューブ内を通る気泡の検出能力を向上させることができる輸液ポンプを提供することができる。
本発明の輸液ポンプの好ましい実施形態を示す概略斜視図である。 図1の輸液ポンプのカセット収納部のカバーを開いた様子を示す概略正面図である。 図1の輸液ポンプのカセット収納部のカバーを開いて、カセットを収容する様子を示す概略斜視図である。 輸液ポンプの電気的な構成を示すブロック図である。 図2に示す本体のカセット収納部付近を拡大して示す斜視図である。 図5に示す気泡検出器の構造例を、図5における矢印KLから見た斜視図である。 図6に示す気泡検出器をKT方向から見た斜視図である。 図6に示す気泡検出器をKR方向から見た斜視図である。 気泡検出器の輸液チューブ挿入部を示す図である。 図10(A)は、気泡検出器に輸液チューブが挿入される前の状態を示し、図10(B)は、気泡検出器に輸液チューブが挿入されて気泡を検出する状態を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の医療機器である携帯型の輸液ポンプのカセット収納部のカバー(透明)を閉じた概略斜視図であり、図2はそのカセット収納部のカバーを開いた状態を示す概略正面図、図3は輸液ポンプのカセット収納部のカバーを開き、カセットを収納した状態を示す概略斜視図である。
図1から図3に示す輸液ポンプ10は、例えば、略矩形の本体(筐体)11を有している。本体11は、前筐体49と後筐体44を有する。本体11は、輸液ポンプ10の構成物を収容するためのケースであり、好ましくは、耐薬品性、耐衝撃性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばハイインパクトスチロールやABS樹脂で形成されている。
図1に示すように、本体11は、本体11の上面側のほぼ半分程度の面積を閉めるように、開閉可能なカバー12を有しており、該カバー12を、ヒンジ13を中心として回動可能として開閉できる。カバー12は、図示しない付勢手段、例えば、ヒンジ13の軸周りにトーションコイル等を配設することにより、図2と図3に示すように、常時開方向に付勢されている。カバー12を閉じて押し込むことにより、カバー12は本体11側の図示しないラッチ等に係合されるようになっており、本体11の側部外縁に突出する解除ボタン16,16を、矢印方向に手指にて押し込むことにより、該ラッチ等が解除されてカバー12を開けることができる。
図1の前筐体49における符号17は、開始停止スイッチであり、この開始停止スイッチ17は、図1において横方向に「停止―開始」のスライド操作をすることができる。符号18は液晶表示装置等で形成した表示部であり、運転状態や報知情報等を表示するようになっている。これらの他に、本体11は、図示しないモード選択スイッチ等を備えることができる。
前筐体49には、発光ダイオードランプのような点灯表示部LPが、表示部18の付近に配置されている。この点灯表示部LPは、例えば通常動作時は緑色で注入速度に応じた点滅または点灯で、異常時は赤色で点滅また点灯することにより輸液ポンプ10の動作状況を、例えば患者あるいは周囲の家族の人が目視で分かるようになっている。
また、前筐体49の背面には、内蔵されたブザー88とスピーカ89からの音が使用者に聞き取れるように放音孔310が配置されている。ブザー88は警報内容を警報音で報知でき、スピーカ89は警報内容を鳴動することで音声で報知する機能を有する。
図2と図3に示すように、本体11からカバー12を開くと、カセット収納部15が露出するようになっている。カセット収納部15は、本体11の厚みの約半分程度の寸法で形成された空間であり、この空間であるカセット収納部15には、図3に示すように、輸液チューブ21を引きこみかつ導出するためのカセット20を着脱可能にセットすることができるようになっている。
本体11のカセット収納部15内には、図1から図3には図示していないが駆動部としてのモータが配置されている。また、カセット収納部15上には、輸液送り部としてのロータユニット31と、閉塞検出部83が配置されている。このモータの出力軸からの駆動力が、ロータユニット31に対して図示しない皿歯車等を介して伝達されることにより、ロータユニット31が軸Lを中心にして回転する。
図2に示すように、このロータユニット31の外周には、例えば、4か所以上の図示例では5つの回転ローラである輸液チューブ押圧部31Rが設けられており、ロータユニット31の輸液チューブ押圧部31Rが図2の矢印方向の回転することにより、順次図3に示す輸液チューブ21を順次押圧して、輸液チューブ21に対して蠕動様運動を付与することができる。このロータユニット31は、外部から薬液を導入するための輸液チューブ21に対して圧接し、この輸液チューブ21に対して蠕動様運動をさせて、薬液を送出するための輸液送り部の一例である。本発明の実施形態では、ロータユニット31を用いて蠕動様運動させて薬液を送出しているが、これに限らず、フィンガ方式で薬液を送出するようにしても良い。
図1から図3に示す上記閉塞検出部83は、カセット20がカセット収納部15内に収納されたことを検出して、カセット20の輸液チューブ21の内部が閉塞されているか否かを検出する。この閉塞検出部83には、カセット検出用の突起部材99が設けられている。この突起部材99は、図1と図2に示す付勢部材133の力により、カセット収納部15内においてC方向に沿って突出している。しかし、図3に示すように、カセット20がカセット収納部15内に収納された状態では、突起部材99は、図1と図2に示す付勢部材133の力に抗してD方向に押されることで、図2に示すスイッチ134がオンとなり、このスイッチ134のオン信号は制御部100に通知されるようになっている。すなわち、閉塞検出部83は、輸液チューブ21内が閉塞されて輸液チューブ21の直径が大きくなったことを検出することで、薬液が輸液チューブ21内に通過していないことを制御部100に通知するものである。
図2に示すように、カセット収納部15には、このロータユニット31の付近の上方位置に、第1のスライダ32と、該第1のスライダ32に隣接して第2のスライダ33が配置されている。第1のスライダ32と第2のスライダ32はそれぞれ係止片を備えており、これら係止片は、付勢手段により常時矢印C方向に付勢されている。しかも、第1のスライダ32と第2のスライダ33のそれぞれ係止片は、後述するカセット20がカセット収納部15にセットされる際に矢印D方向に移動されて、カセット20を保持するとともに、該カセット20に内蔵された可撓性の輸液チューブ21をロータユニット31に対して押圧することができる。図2において、第2のスライダ33の右方の下側には、カセット20をカセット収納部15に配置する際の目印となる傾斜部34aを有するマーク34と、該マーク34の下方にはカセット20を装着する際のストッパとして機能する突起部35が設けられている。
図3を参照して、カセット20の構造例を説明する。
カセット20は、合成樹脂で形成された図示のような横長のケース体である。輸液チューブ21の一部分は、カセット20内に収容されており、輸液チューブ21は該ケース体の外縁に沿って矢印F方向から導入され、カセット20の右端部でほぼU字状に曲折され、そして矢印E方向に導出されている可撓性輸液チューブ(輸液チューブともいう。)である。該輸液チューブ21に対しては、薬液が外部から矢印F方向に導入され、矢印E方向に導出され、輸液チューブ21の該矢印E方向の延長には留置針などが接続されており、輸液チューブ21内の薬液がこの留置針を通じて患者に対して輸液される。
図3に示すように、輸液チューブ21内の輸液の移動を目視できるように、カバー12とカセット20は好ましくは透明部材で作られている。なお、カバー12には切欠き部19が設けられており、該切欠き部19から輸液チューブ21がカバー12の外部に導出されるようになっている。
また、図3に示すように、カセット20の下部の一端寄りには露出部24が形成されており、該露出部24はカセット20の一部を切欠いて形成されており、輸液チューブ21の一部分21Xを外部に露出させている。この輸液チューブ21の露出部24には、ロータユニット31の輸液チューブ押圧部31R(図2を参照)が押圧されることで、図3に示すように蠕動様運動が輸液チューブ21に付与されるようになっている。
図3のカセット20のほぼ中央部には、横に並んで2つの係合用スリット22,23が形成されており、これらスリット22,23はカセット20のケース体を貫通している。
スリット22,23には、図2で説明した第1のスライダ32と第2のスライダ33がそれぞれ入り込むようになっている。そして、図3に示すように、カバー12を矢印A方向に閉じた際には、ヒンジ13よりも該カバー12の内側に設けられた当接部14がカセット20を押すことにより、該カセット20がカセット収納部15において矢印B方向に移動される。
このカセット20の矢印B方向への移動により、各係合用スリット22,23に入り込んだ第1のスライダ32と第2のスライダ33の付勢方向(図2の矢印C方向)に働く付勢力に抗して、第1のスライダ32と第2のスライダ33を矢印D方向に移動させることができる。これにより、カセット20は、カバー12を閉止した状態においては、カバー12の押圧部14と第1のスライダ32と第2のスライダ33に挟まれて固定されるとともに、輸液チューブ21はロータユニット31側に押圧されている。
図3に示すカセット20には、縦スリット25a及び横スリット25bを有する逆L字状の規制用スリット25が形成されている。縦スリット25aにはストッパ26が収容されており、そのストッパ26の先端の当接部は付勢手段26aにより矢印C方向に常時押圧されており、カセット20内の図示しない箇所で、輸液チューブ21の一部を押し潰して輸液チューブ21内の輸液の流れを止めている。横スリット25bには、スライダ29が配置されている。
図3のように、本体11のカセット収納部15内にカセット20を収納してカバー12を閉じると、カセット20の横スリット25bのスライダ29が、ストッパ26を付勢手段26aの力に抗して矢印D方向に押し込むことにより、ストッパ26の先端部は輸液チューブ21から離れる。これにより、輸液チューブ21は開放されて輸液チューブ21内の輸液の流れ止めは解除でき、輸液チューブ21には輸液を導入でき、ロータユニット31の輸液チューブ押圧部31Rの動きにより患者に対して輸液チューブ21を通じて薬液を送液できる。このとき、送液される設定流量の範囲は、例えば5〜300mL/hであり、輸液ポンプ10の総重量は、電池を入れた状態で約320gである。
次に、図4を参照して、上述した輸液ポンプ10の電気的な構成を説明する。図4は、輸液ポンプ10の電気的な構成を示すブロック図である。
図4に示すブロック図では、本体11の前筐体49と後筐体44と、カバー12を示しており、カバー12側にはカセット20とこのカセット20の輸液チューブ21が配置されている。後筐体44には、ジャック78と電源回路80と電池(乾電池もしくは充電池)Bが配置され、ジャック78と電池Bが電源回路80に対して電気的に接続されて
いる。ジャック78は、電源コネクタ127を介して、例えば100Vの商用交流電源に接続可能である。電源コネクタ127は、100Vの交流電源を所定の直流電圧に変換して電源回路80に供給する。
図4に示すように、前筐体49には、ロータユニット31と、気泡検出器82と、閉塞検出部83を備えている。ロータユニット31は、ギア31Gを介してモータMに連結されており、モータMはモータ駆動回路81からの駆動信号により、ロータユニット31を連続回転させることができる。回転検出回路81Tは、モータMの回転状態を検出して制御部100にモータの回転状態信号を送る。電源回路80は、モータ駆動回路18と制御部100とショックセンサ200に電気的に接続されており、モータ駆動回路18と制御部100に対して電源供給を行う。
図4の気泡検出器600と閉塞検出部83は制御部100に電気的に接続され、気泡検出器600は、輸液チューブ21内が薬液により満たされているか気泡が存在するかを検出して、制御部100に通知する。閉塞検出部83は、輸液チューブ21が閉塞されて輸液チューブ21の直径が大きくなったことを検出することで、薬液が輸液チューブ21内に通過していないことを制御部100に通知する。
開始停止スイッチ17は、開始停止検出回路84に電気的に接続され、開始停止検出回路84は、開始停止スイッチ17が、図1に示す開始位置に位置されているか停止位置に位置されているかを検出して、その状態を制御部100に通知する。制御部100はマイクロコンピュータなどのCPUとCPUにより実行される装置全体の制御プログラムや各種データを記憶するROMとワークエリアとして測定データや各種データを一時的に記憶するRAMなどを備え、各工程での処理、判断を行なう。メモリ部111は、CPU110との間で情報を記憶したり、記憶した情報を読み出したりするもので、しかもメモリ部111はCPU110により処理すべきプログラムが記憶されているROM(読み出し専用メモリ)をも含んでいる。
図4の表示部18は、制御回路18Tに電気的に接続され、点灯表示部LPは、制御回路85に電気的に接続されている。制御回路18Tと制御回路85は制御部100に電気的に接続され、制御部100の指令により、制御回路18Tは表示部18に必要な内容を表示させる。また、制御部100の指令により、制御回路85は点灯表示部18を例えば点滅させて、患者に点滅により警報があることを報知することができる。
ブザー88は、ブザー回路90に電気的に接続され、スピーカ89は、音声回路91に電気的に接続されている。ブザー回路90と音声回路91は、制御部100に電気的に接続されている。その他に、外部通信回路101が制御部100に電気的に接続されている。
図4のブロック図に示すように、輸液ポンプ10は、ショックセンサ200と内部バッテリ201を有している。
図4に示すショックセンサ200は、本体11に加わる衝撃力を検出すためのセンサであり、例えば本体11の前筐体49内に配置されている。内部バッテリ201は、電源オフ時にショックセンサ200に電源を供給するためのバックアップ用のバッテリであり、例えばボタン電池である。
図4に示す気泡検出器600は、制御部100に電気的に接続され、気泡検出器600は、輸液チューブ21内が薬液により満たされているか気泡(空気)が存在するかを検出して、制御部100に通知する。すなわち、この気泡検出器600は、超音波送信部と超音波受信部を有しており、超音波送信部と超音波受信部は、輸液チューブ21の途中において対向して設けられている。輸液チューブ21の途中に気泡(空気)が存在すると、超音波がこの気泡により反射されて超音波受信部で受信できずに、超音波受信部の出力が低下して、制御部100は、この出力の変化に基づいて気泡の有無を判断する構成になっている。
図5は、図2に示す本体11のカセット収納部15付近を拡大して示す斜視図である。
図5に示すように、カセット収納部15には、閉塞検出部83と一体的な構造体となるようにして気泡検出器600が設けられている。この気泡検出器600は、カセット収納部15に第2のスライダ33に対面する位置であって、しかもロータユニット31の隣に配置されている。気泡検出器600は、輸液チューブ21内を通るのが薬液であるのか気泡(空気)であるのかを判断するためのセンサであり、空液検出器とも呼ぶことができる。
図6は、図5に示す気泡検出器600の構造例を、図5における矢印KL方向から見た斜視図であるが、図6では、カセット収納部15にはカセット20が装着されている。
図6に示すように、カセット20のほぼ中央位置には、輸液チューブ21の一部分21Xをカセット20の外部に露出させるための露出部24が、カセット20の側面部20Sから見てB方向に凹形状になるように形成されている。この露出部24の形状は、Z1方向から見て例えばほぼ長方形状であるが、特に形状は限定されない。カセット20がカセット収納部15に設定された状態では、露出部24は気泡検出器600から離れた位置に対面している。そして、図3に示すカバー12を矢印A方向に閉じた際には、ヒンジ13よりもカバー12の内側に設けられた当接部14がカセット20を押すことにより、図3と図6に示すように、このカセット20がカセット収納部15において矢印B方向に押されて移動されるようになっている。
このカセット20の矢印B方向への移動により、図3に示す各係合用スリット22,23に入り込んだ第1のスライダ32と第2のスライダ33の付勢方向(図3と図6の矢印C方向)に働く付勢力に抗して、カセット20は、第1のスライダ32と第2のスライダ33を矢印B方向に押し付けて移動させることができる。矢印B方向と矢印D方向は、Y1、Y2方向と平行である。これにより、カセット20の位置は、カバー12を閉止した状態においては、カバー12の押圧部14と第1のスライダ32と第2のスライダ33に挟まれて固定されるとともに、図6に示す輸液チューブ21の別の露出した一部分21Yは、ロータユニット31側に押圧される。図6に示すZ1、Z2方向と、Y1、Y2方向と、X1、X2方向は、直交している。
次に、気泡検出器600の構造例を、図6と図7と図8を参照して説明する。
図7は、図6に示す気泡検出器600を矢印KT方向から見た斜視図であるが、カセット20の図示は省略している。図8は、図6に示す気泡検出器600を矢印KR方向から見た斜視図であるが、カセット20も図示している。
図6と図7に示すように、気泡検出器600は、輸液チューブ挿入部601と、超音波センサ602を有している。輸液チューブ挿入部601は、例えばプラスチックにより形成されており、第1側部611と第2側部612と、第1突起部641を有している。第1側部611と第2側部612は、間隔をおいて平行にY1方向に沿って突出して形成されている。第1側部612の上面側は、カバー部材613により保護のために覆われている。
図9(A)から図9(C)は、この輸液チューブ挿入部601の形状例を示している。
図9(A)と図9(B)に示すように、輸液チューブ挿入部601の第1側部611と第2側部612の間には、輸液チューブ21の一部分21Xを挿入するための溝部614を有している。第1側部611の外面611Aは平坦面であるが、第1側部611の内面611Bは、平坦な溝壁面621と傾斜した溝壁面622からなる。同様にして、第2側部612の外面612Aは平坦面であるが、第2側部612の内面612Bは、平坦な溝壁面631と傾斜した溝壁面632からなる。平坦な溝壁面621と平坦な溝壁面631は、対面してY1方向に沿って平行に形成されている。傾斜した溝壁面622と傾斜した溝壁面632は、第1側部611と第2側部612の先端部に向けて広がるようにして、15〜20度である鋭角の角度θで傾斜して形成されており、外側に開いている輸液チューブの入り口部を構成している。この傾斜角度は、15度より小さいと第2突起部642(図10参照)による気泡検出器600の溝部614への輸液チューブ21の挿入しづらくなり、この傾斜角度は、20度より大きいと輸液チューブ挿入部601が大きくなるので好ましくない。
これにより、輸液チューブ21の一部分21Xは、傾斜した溝壁面622と傾斜した溝壁面632を通じて、溝部614内にY2方向に沿って簡単に挿入することができる。すなわち、第1側部611の先端部と第2側部612の先端部は、輸液チューブ21を溝部614に挿入するための入り口部を構成しているので、第1側部611の先端部と第2側部612の先端部の間隔が溝部614の間隔よりも広い。このため、カセット20が図6のB方向に移動して輸液チューブ21の一部分21Xを溝部614内に挿入する際に、輸液チューブ21の一部分21Xは溝部614に容易に挿入することができるので、気泡検出動作が支障なく行える。
図9(A)と図9(B)に示すように、平坦な溝壁面621と平坦な溝壁面631は、溝部614を形成しているが、この溝部614の幅(間隔)WRは、輸液チューブ21の直径DAよりも、好ましくは小さく設定されている。
図9(A)と図9(C)に示すように、平坦な溝壁面621と平坦な溝壁面631の内底部633には、第1突起部641が、Y1方向に突出して設けられている。この第1突起部641の先端部は、輸液チューブへの当接面である。この当接面は輸液チューブに確実に当接すれば形状は問わないが、好ましくは平坦面650となっている。この平坦面650は、Z1、Z2方向とX1、X2方向により形成される平面である。これにより、輸液チューブを平らに潰すことができる。
一方、図8と図6に示すように、カセット20の露出部24には、第2突起部642がY2方向に突出して形成されている。すなわち、第2突起部642は、第1突起部641とは向かい合うようにして突出して形成されている。第2突起部642の先端部は、輸液チューブに対する当接面である。この当接面は上述したように、好ましくは平坦面660となっている。この平坦面660は、Z1、Z2方向とX1、X2方向により形成される平面である。平坦面650,660は対面しており、平行であるが、好ましくは平坦面660の面積は、平坦面650の面積よりも大きく設定されている。この理由としては、平坦面660が、輸液チューブ21の一部分21Xを溝部614内にY2方向に沿って確実に押し込めることができるようにするためである。すなわち、第2突起部642の平坦面660の面積は、第1突起部641の平坦面650の面積よりも広く設定されているので、第2突起部642の平坦面660は、輸液チューブ21を溝部614側に確実に挿入することができ、気泡検出動作が支障なく行える。
次に、超音波センサ602について、図7と図8を参照して説明する。
超音波センサ602は、超音波発信部661と超音波受信部662を有しており、超音波発信部661と超音波受信部662は制御部100に電気的に接続されている。超音波発信部661は、制御部100の指令により、超音波を超音波受信部662に向けて発信する。超音波受信部662は、超音波発信部661から発信される超音波を輸液チューブ21の一部分21X内の薬液に通した後に受信する。もし、輸液チューブ21の途中に気泡(空気)が存在すると、気泡により超音波が反射されて超音波は超音波受信部662で受信できずに、超音波受信部662から制御部100に送られる出力が低下する。このことから、制御部100は、この超音波受信部662からの出力の変化に基づいて気泡の有無を判断することができる。
超音波発信部661は、第1側部611の平坦な溝壁面621に配置され、超音波受信部662は、第2側部612の平坦な溝壁面631に配置されているので、超音波発信部661と超音波受信部662には、溝部614内に挿入された輸液チューブ21の一部分21Xを密着させた状態で、超音波を用いて輸液チューブ21内の気泡の検出を行うことができるようになっている。
次に、上述した気泡検出器600を用いることにより、輸液チューブ21内に薬液が存在していて気泡が存在していない場合の検出と輸液チューブ21内に気泡が存在している場合の検出を行う動作について、図10と図8を参照して説明する。
図10(A)は、気泡検出器600の溝部614に輸液チューブ21の一部分21Xが挿入される前の状態を示し、図10(B)は、気泡検出器600の溝部614に輸液チューブ21の一部分21Xが挿入された時の一部分21X内の気泡を検出する状態を示す図である。
図10(A)に示す気泡検出器600の例では、溝部614の底部614Bからの第1突起部641の平坦面650の突出高さHCは、例えば1.5mmである。輸液チューブ21の外DAは、例えば3.6mmである。第1側部611の平坦な溝壁面621と第2側部612の平坦な溝壁面631との間隔WRは、輸液チューブ21の外側の直径(DA:3.6mm)よりもやや小さく設定されており、例えば3mmである。
図10(A)に示す気泡検出器600の溝部614に断面円形の輸液チューブ21が挿入される前の状態では、図3に示すようにカバー12が開いており、図6に示すようにカセット20がB方向には押されていない。このため、カセット20の第2突起部642の平坦面660に位置されている輸液チューブ21の一部分21Xは、気泡検出器600の溝部614の外側に位置されている。
次に、図3のカバー12がA方向に回転され、このカバー12がカセット収納部15を閉じると、カセット20はB方向、すなわち図10(B)に示すY2方向に押されることにより、輸液チューブ21の一部分21Xはカセット20の第2突起部642の平坦面660によりY2方向に押される。
これにより、図10(B)に示すように、断面円形の輸液チューブ21の一部分21Xは、傾斜した溝壁面622と傾斜した溝壁面632の間を確実にしかも容易に案内することができ、第1側部611の平坦な溝壁面621と第2側部612の平坦な溝壁面631の間の溝部614内にスムーズに導かれる。こうして、断面円形の輸液チューブ21の一部分21Xが、第1突起部650の平坦面650と第2突起部42の平坦面660と、第1側部611の平坦な溝壁面621と第2側部612の平坦な溝壁面631の間に挟まれることで、断面が長方形状に弾性変形される。
このように断面が長方形状に弾性変形した輸液チューブ21の一部分21Xでは、輸液チューブ21の一部分21Xの第1密着部分21Hと第2密着部分21Gの第1辺長さCN1は、2.7mmであり、第1側部611の平坦な溝壁面621と第2側部612の平坦な溝壁面631との間隔WRに相当する第2辺長さCN2は、3.0mmである。この結果、図10(A)に示す断面円形の輸液チューブ21の外周囲長さV1は、3.6mm(チューブ外径:DA)×3.14=11.3mmであるのに対して、図10(B)に示す弾性変形させた輸液チューブ21の外周囲長さV2は、3mm×2+2.7mm×2=11.4mmとなっていて、ほぼ同じである。
図10(B)に示すように、輸液チューブ21の一部分21Xが断面長方形状に弾性変形されると、輸液チューブ21の一部分21Xの第1密着部分21Hは、超音波発信部661に対して幅方向でほぼ同じ長さで密着できるとともに、輸液チューブ21の一部分21Xの第2密着部分21Gは、超音波受信部662に対して幅方向でほぼ同じ長さで密着できる。このため、図10(B)と図8に示す超音波発信部661は、制御部100の指令により、超音波を発生して、超音波受信部662は、超音波発信部661から発信される超音波を輸液チューブ21の一部分21Xの第1密着部分21Hと第2密着部分21Gに通した後に受信する。しかし、輸液チューブ21の一部分21Xの途中に気泡(空気)が存在すると、気泡により超音波が反射されてしまうので、超音波受信部662では超音波受信部622の出力が低下する。制御部100は、この超音波受信部622の出力の変化に基づいて、輸液チューブ21内に気泡が存在するかしないかを判断することができる。
なお、カセット20に使用する輸液チューブ21の種類が異なり輸液チューブ21の直径DAが多少違っても、あるいは使用環境温度の変化により輸液チューブ21の直径DAが多少変化していても、輸液チューブ21の一部分21Xの第1密着部分21Hは、超音波発信部661に対して密着できるとともに、輸液チューブ21の一部分21Xの第2密着部分21Gは、超音波受信部662に対して密着できる。
このため、超音波発信部661から発信される超音波は、輸液チューブ21の一部分21Xの第1密着部分21Hと第2密着部分21Gを通じて輸液チューブ21内に確実に伝達でき、超音波発信部661からからの超音波は、輸液チューブ21の一部分21Xの第2部分21Gを介して超音波受信部662に受信させることができるので、超音波の受信効率を上げることができ、気泡検出感度を向上することができる。
従って、輸液チューブ21内が薬液により満たされていて気泡が存在しない状態の場合(水輸液チューブと呼んでいる)における超音波発信部661の検出信号レベルと、輸液チューブ21内に気泡(空気)が存在している場合の状態(空輸液チューブの場合)における超音波発信部661の検出信号レベルとの間の差異が小さい場合であっても、気泡の有無の検出を行うことができる。
ただし、第1突起部650の平坦面650と第2突起部42の平坦面660は、ともに平坦であることが最も好ましい。平坦面650,660が凸状に形成されてしまうと、輸液チューブ21の一部分21Xの外周面を、超音波発信部661と超音波受信部662に対して密着させることが難しくなり、弾性変形させた輸液チューブ21を図10(B)に示すような長方形の断面に保持することができなくなる。
本発明の実施形態の輸液ポンプ10では、カセットを溝部側に移動されることで、第2突起部が第1突起部に近づき、第1突起部の平坦面と第2突起部の平坦面は、輸液チューブを弾性変形させて輸液チューブを第1側部の超音波発信部と第2側部の超音波受信部に密着させるので、輸液チューブ内を通る気泡の検出能力を向上させることができる。
なお、第1突起部650の平坦面650と第2突起部42の平坦面660が輸液チューブ21の一部分21Xの外周面を押し付け過ぎると、図10(B)に示すように輸液チューブ21の一部分21Xを長方形の断面に保持することができなくなるので、第1側部611の先端部611Tと第2側部612の先端部612Tには、カセット20側のストッパ部20Tが突き当てられるようになっている。これにより、輸液チューブ21の一部分21Xが必要以上に押し潰されてしまうのを防ぐことができる。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明は様々な修正と変更が可能であり、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形が可能である。
本発明の実施形態の輸液ポンプでは、第2突起部642の平坦面660の面積は、第1突起部641の平坦面650の面積よりも大きいが、これに限らず、第2突起部642の平坦面660の面積と、第1突起部641の平坦面650の面積を同じにしても良い。
10・・・輸液ポンプ(医療機器の一例)、11・・・本体(ケースともいう)、20・・・カセット、21・・・輸液チューブ(輸液チューブ)、21H・・・輸液チューブの第1密着部分、21G・・・輸液チューブの第2密着部分、21X・・・輸液チューブの一部分、31・・・輸液送り部としてのロータユニット、600・・・気泡検出器、601・・・輸液チューブ挿入部、602・・・超音波センサ、611・・・第1側部、612・・・第2側部、614・・・溝部、621・・・第1側部の平坦な溝壁面、631・・・第2側部の平坦な溝壁面、641・・・第1突起部、642・・・第2突起部、650・・・第1突起部の平坦面、660・・・第2突起部の平坦面、661・・・超音波発信部、662・・・超音波受信部

Claims (4)

  1. ケースと、薬液を通す輸液チューブを有し前記ケースに装着されるカセットと、前記ケースに配置されて前記カセットの前記輸液チューブを押して薬液を送出するための輸液送り部を有する輸液ポンプであって、
    前記カセットの前記輸液チューブ内における気泡を検出する気泡検出器を備え、
    前記気泡検出器は、
    前記輸液チューブが挿入される溝部を形成する、前記輸液チューブの直径よりも小さく間隔が設定された第1側部と前記第1側部と対向された第2側部と、
    前記溝部の底から起立している第1突起部と、
    前記カセットから起立して前記第1突起部と対向しており、前記カセットが前記溝部側に移動されると前記溝部内の前記輸液チューブを、前記第1突起部との間に挟んで前記輸液チューブを弾性変形させる第2突起部と、
    前記第1側部に配置された超音波発信部と、前記第2側部に配置された超音波受信部と
    を有し、
    前記輸液チューブを前記第1側部の前記超音波発信部と前記第2側部の前記超音波受信部に密着させるために、前記第1突起部の先端面と前記第2突起部の先端面は、それぞれ前記輸液チューブに対する当接面とされていることを特徴とする輸液ポンプ。
  2. 前記当接面が平らな平坦面とされていることを特徴とする請求項1に記載の輸液ポンプ。
  3. 前記第1側部の先端部と前記第2側部の先端部は、前記輸液チューブを前記溝部に挿入するための入り口を構成しており、前記第1側部の先端部と前記第2側部の先端部の間隔が前記溝部の間隔よりも広くなるように、前記第1側部の先端部と前記第2側部の先端部が傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の輸液ポンプ。
  4. 前記第2突起部の先端面の面積は、前記第1突起部の先端面の面積よりも広く設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の輸液ポンプ。
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