JP5956996B2 - ポンプシステム - Google Patents

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Description

本発明は、蠕動ポンプ、および流体の流れを選択的に制御して自由流れ状況を防止するために蠕動ポンプで使用できるカセットに関する。
多くの環境で、流体を送達するために蠕動ポンプが使用される。蠕動ポンプは、比較的正確な投与量を送達でき、計量した投与量を長期間にわたって送達できるため、有利なことが多い。蠕動ポンプを使用して、研究室では液体を分注することができ、自動車では流体の流れを調整することができ、また医療分野では患者へ流体を送達するために使用されることが多い。これらの流体は、一般に「経腸」投与と呼ばれる、消化管へ送達される流体、または一般に「非経口」投与と呼ばれる、静脈系内へ送達される流体とすることができる。
栄養製品を患者へ供給するには、経鼻胃、食道胃、および腹部供給装置を含む多くの異なるタイプの経腸栄養デバイスがある。これらの栄養製品は、ほぼ必ず流動性を有し、様々な代用および補助的な供給要件に利用可能である。
同様に、IV溶液、医薬品、および何らかの形態の栄養物を患者へ送達するには、多くの異なるタイプの非経口注入デバイスがある。各システムは、状況に応じて関連する利点および弱点を有する。
従来の注入および供給装置は通常、経腸投与であるか、それとも非経口投与であるかにかかわらず、容器(たとえば、ボトルまたはバッグ)からそれぞれ患者の消化管または静脈系内へ栄養製品またはIV溶液を移すために、ポンプならびに様々な構成要素および/または付属品を含む。これらの構成要素は、再利用可能でも使い捨てでもよく、通常は様々な配管および接続部を含む。特有のポンプを使用して栄養製品またはIV溶液を患者へ移すのに必要な構成要素(たとえば、配管および接続部)はすべて、集合的に「供給セット」または「注入セット」と呼ばれることが多い。参照を容易にするために、本明細書では、注入セットおよび供給セットを1つまたは複数の「供給セット」と呼び、経腸投与および/または非経口投与を包含すると理解されるものとする。
多くの実施形態では、供給セットは、容器に接続される流入配管ラインと、患者に取り付けられる流出配管ラインとを有する。流入配管ラインと流出配管ラインとの間には、より弾性が強く、より具体的な公差に従って作られた配管部が位置する。このポンプ配管区間はポンプに係合して、厳密な数量の所望の流体を患者へ送達する。ポンプ配管区間は一般に、シリコーンから作られ、より高価であるが、流入配管ラインおよび流出ラインは、ポンプ配管区間のより具体的な公差および性能特性を満たすことが必要のないより安価な配管材料から作ることができる。ポンプ配管区間を流入配管ラインおよび流出配管ラインに取り付けるために、通常は接続部が使用される。接続部は、直線もしくは曲線の蠕動ポンプで使用するためにポンプ配管区間の両端部に配置することができ、または1つの部品として形成し、ポンプ配管区間をループ状に形成して蠕動ポンプの回転子に係合させることができる。参照を容易にするために、どちらの構成も「カセット」と呼ぶことができる。したがって本明細書では、カセットとは、供給セットのうち、ポンプに係合して流体の流れを制御する部分である。
供給セットに伴う1つの問題は、自由流れ状況を制御することである。通常、流体が患者内へ注入されているときは、流量を調整することが望ましい。多くの状況では、患者内への流れが重力のみによって制御される、一般に自由流れと呼ばれる状態を有することは不都合である。そのような状態の結果、大量の溶液が非常に短い期間で患者内へ注入される可能性がある。健康状態、または注入される溶液内に含まれる医薬品のため、自由流れ状態が患者にとって健康問題の原因となる可能性がある。状況によっては、患者の死を招く可能性もある。
これらの問題のため、医療ポンプ内の自由流れを調整するための多数のデバイスが開発されてきた。自由流れ防止デバイスの使用に伴う1つの難題は、現在既存のポンプに後付けすることである。より新しいポンプモデルは通常、自由流れ防止デバイスに対応するように設計されるが、すでに存在するポンプにはそのような構造がないことがある。一部の既存のポンプとともに使用されるオクルーダーに伴う1つの問題は、注入セットがポンプ内で適切に取り付けられなかった場合、自由流れ状態が生じる可能性があることである。たとえば、オクルーダーが取付け構造内に取り付けられ、流れを可能にする開放位置へ動かされたが、注入セットがポンプの回転子の周りに適切に巻き付けられていなかった場合、注入セット内の流量を制御するものがない。
供給セット内の自由流れを防止する1つの解決策は、インラインオクルーダーを使用することである。そのようなデバイスでは、注入セットの配管内部、通常はポンプ配管区間内に、オクルーダーまたは抑制装置が配置される。抑制装置は、配管と抑制装置との間に流路が形成されない限り、配管内の流れを防止する。インラインオクルーダーは、比較的安価であり、自由流れ状態を偶発的に生じさせるリスクを下げるため、有利である。
インラインオクルーダーに伴う1つの問題は、多くの旧式の経腸栄養ポンプが生じさせるポンプ圧力が比較的低いことである。このため、ポンプ圧力は、オクルーダーに打ち勝つには場合によっては不十分であり、またはポンプ機構の下流に望ましくない遮蔽が存在するとポンプが誤って判定するのに十分な力を必要とする。これにより警報が発生し、医療従事者は、配管が実際には遮蔽されていないことを確認して応答する必要がある。これらの迷惑な警報は、医療従事者の時間および労力を無駄にし、注入処理を不必要に混乱させる。
たとえば、図1に示すように、注入ラインの配管2内に知られているオクルーダー1が配置され、通常はポンプ3などのポンプによってなされる既存のポンプ3内に取り付けられる。配管は、一方の端部では点滴筒4によって、他方の端部ではオクルーダー1に付随する接続部5によって、張力のかかった状態で保持される。点滴筒4と接続部5との間では、配管はポンプ回転子6の周りに巻き付けられ、ポンプ回転子6は、配管に係合して配管内の溶液を駆動する。
オクルーダー1は、配管がポンプ回転子から不注意で取り外された場合に注入配管内の流れを防止するため、多くの他のオクルーダーより有利である。一部のピンチクリップ式または摺動式のオクルーダーなど、他のオクルーダーは、配管2がポンプに取り付けられると開かれ、配管が緩んだ場合でも閉じない。
オクルーダー1の構成に伴う1つの問題は、旧式のポンプモデルで生じる迷惑な遮蔽警報である。ポンプ3などの多くの旧式のポンプは、ポンプ力が比較的弱く、インラインオクルーダーを迂回するのに必要な圧力のみに基づいて、望ましくない遮蔽を下流で検出する。したがって、注入セットがポンプに適切に取り付けられたときは、迷惑な警報なしで流れを可能にし、配管がポンプ回転子から外れた場合、またはその他の形で回転子に適切に係合していない場合は、ライン内の自由流れ状態を防止するオクルーダー機構を有することが望ましい。
注入セットがポンプに取り付けられたときにオクルーダーを単に開くことについて考慮したが、これでは自由流れ状況のリスクが残っている。注入ラインが回転子の周りから不注意で取り外された場合、回転子は、注入ラインに作用しなくなり、流体の流れを制御しなくなるはずである。したがって、自由流れ状況が生じ、場合によっては患者を負傷させる可能性もある。したがって、迷惑な警報を回避しながら自由流れ状態からの保護を提供する装置および方法が必要とされている。
インラインオクルーダーなどには、自由流れ状況の制御に関して顕著な改善が加えられてきたが、医療業界では蠕動ポンプが一般的に使用されているため、改善された製造技法、より低いコスト、および医療提供者にも消費者にもより容易な使用法が新たに求められている。そのような技術の現況技術を改善するために多くの試みがなされてきたが、現在の技術にはなお改善の余地がある。蠕動ポンプおよび供給セットの使用法に関連する改善には、いくつかの領域がある。
1つの問題は、供給セットがポンプ内に取り付けられず、ポンプによって制御されないときに、流体の流れの制御をどのように改善するかである。一方では、自由流れ状態を可能にすることは不都合である。同様に、供給セットから溶液が漏れることも不都合である。他方では、カセットの装着者は、供給セット内の流れを可能にして使用前にカセットへの呼び水を可能にする必要がある。流体の流れを制御するには弁が使用されてきたが、弁は呼び水をより困難にすることが多い。実際には、一部の従来技術では、弁を作動させて供給セットに呼び水をするには複数の手を必要とする。
ポンプ機構の制御下で溶液を送達するために使用されていないときに、供給セット内の自由流れおよび漏れを防止することがなお必要とされており、一方、使用者および提供者にとっての使いやすさおよび利便性を確立し、維持し、増大させることも必要とされている。さらに、これらの必要性を満たしながら、材料および製作コストを低減させることも望ましい。
本明細書に記載の本発明の様々な態様によって提供される技術的改善により、改善された設計による改善された操作性およびより低いコストを満たす新しい方法を可能にする。
医療用ポンプとともに使用するための自由流れ防止機構および関連する使用方法が開示される。自由流れ防止機構の実施形態は、注入ライン上または注入ライン内に取り付けられたオクルーダー機構を含むことができ、オクルーダー機構は、バイアスを受けて閉鎖位置にあるが、ポンプに取り付けられたときは、注入セットがポンプの回転子の周りに張力のかかった状態で巻き付けられると開かれる。オクルーダー機構は、ポンプの周りの配管が張力のかかった状態である限り、注入管内の流れを可能にするように構成することができる。管の周りの注入ポンプ内に張力が存在しなくなった場合、オクルーダー機構はもう一度閉じ、流体が配管内を流れるのを防止する。したがって、配管内の流れは、配管がポンプに適切に取り付けられている限り防止されないが、配管が緩んだ場合は終了する。
いくつかの実施形態によれば、安全オクルーダーは、配管の外部を閉じて挟持して流れを防止するようにバイアスを受けるピンチクリップとして形成される。ポンプに注入セットを取り付けると、その挟持機構が動いて開く。しかし、配管が回転子から何らかの形で取り外され、注入セットに張力がかからなくなった場合、バイアス要素は、挟持機構を遮蔽の向きに戻し、それによって流体の流れを防止する。
他の実施形態では、注入セットが注入ポンプ内に適切に取り付けられているとき、挟持機構を使用して配管に力を加え、それによってインラインオクルーダーの先の流路を開く。しかし、注入セットから張力が解放されると、配管にかかる力も解放され、注入セット内の流れは再び止められる。
本発明の別の態様によれば、改善された蠕動送達システムが提供される。本発明の様々な態様は、蠕動ポンプによる流体の送達に対する操作性を改善し、かつ/またはコストを下げる。したがって、本発明の様々な実施形態および態様は、従来技術に勝る改善を提供する。
本発明の一態様によれば、蠕動ポンプシステムが企図される。このポンプシステムは、供給セットのカセットを受容して取外し可能に捕獲するように構成された蠕動ポンプ機構(たとえば、回転子)を備える取付け板を有するポンプ本体を含むことが好ましい。カセットは、ポンプ機構に係合するように配置されたポンプ配管区間と、配管内の内腔内の流れを選択的に防止する弁を形成するようにポンプ配管区間およびインラインオクルーダーによって形成された弁とを含むことができる。
カセットは、ポンプ配管区間およびオクルーダーに隣接して配置された作動パッドとともに形成される偏向可能なプライマーまたは作動装置を含むことができる。プライマーは、配管区間およびオクルーダーがバイアスを受けて閉じた向きの弁を形成するように配管区間およびオクルーダーから離れて配置される第1の位置と、作動装置が配管区間に接触してオクルーダー近傍で配管区間を膨張または変形させ、オクルーダーと配管区間との間の流路を開く第2の位置とを有する。
本発明の一態様によれば、作動装置は、オクルーダー近傍でポンプ配管区間を変形させてオクルーダーの先で内腔内の流れを開き、それによって弁を開いて供給セット内の流れを可能にするように構成されたパッドを有することができる。いくつかの実施形態では、パッドは、配管区間に係合してオクルーダー近傍でポンプ配管区間を伸張または変形させる先細りしたチャネルを有することができる。
本発明の別の態様によれば、作動装置およびオクルーダーは、ポンプ機構がカセットに係合する場所の上流または下流の位置から内腔への呼び水を可能にするように、流入ラインまたは流出ライン近傍でカセットに位置決めすることができる。
本発明の別の態様によれば、作動装置は、キャリアまたは接続部と一体形成されてそこから延びるたわみ継手を含むことができる。また、たわみ継手から、配管区間内でオクルーダーの位置付近の範囲までは、可撓性または屈曲可能アームが延びることができる。
本発明のさらに別の態様によれば、作動装置は係合部材を有することができ、係合部材は、内腔を画定する配管壁の半径またはオクルーダーもしくは抑制装置の外径に類似の半径を含むチャネルを形成する突起を含むことができる。
本発明の別の態様によれば、作動装置は、アームに沿って1つまたは複数の荷重分散装置を含むことができる。
本発明の別の態様によれば、作動装置の周りに、単独で、または本明細書に記載の構成のいずれかと組み合わせて、少なくとも1つの補強材を組み込むこともできる。所定の量の力を与えて作動装置を偏向させ、オクルーダー近傍で配管区間に係合させるように、作動装置に対する予定および/または所定の予荷重を確立するために、たわみ継手および/または曲げアームの周りに少なくとも1つの補強材を含むことができる。
本発明のさらに別の態様では、たわみ継手、アーム、および少なくとも1つの曲げ補強材は、単独で、または組み合わせて用いることができ、作動装置全体を形成することができ、または作動装置の一部として組み込むことができる。
本発明のさらに別の態様によれば、革新的な流体送達セットの実施形態のいずれかは、作動装置アームを含むこともでき、作動装置アームは、キャリアまたは接続部から作動装置の範囲まで垂れ下がり、または延びることができる。
本発明の別の態様によれば、作動装置に係合部材(作動パッドまたは変形アンビルとも呼ぶことができる)を保持することができ、オクルーダーおよび配管区間によって形成されたインライン弁付近で配管区間に押し付けることができる。そのように偏向されて押し付けられたとき、係合部材は、配管区間の一部分に係合して変形させ、配管区間とオクルーダーとの間に1つまたは複数の流路を形成する。
本発明のさらに別の態様によれば、ポンプおよび/またはカセットの取付け板は、ポンプ配管区間が取付け板に張力のかかった状態で配置されたとき、取付け板にカセットを捕獲できる1つまたは複数の壁または要素を含むことができる。壁または要素は、取付け板上でカセットを定位置に保持するために、相補型の表面ならびに/または凹部および突起を含むことができる。さらに、凹部および突起は、カセットが取付け板上で適切に取り付けられたことを検証するために、人間が知覚できる信号を提供するように構成することができる。
本発明のさらに別の態様では、カセット本体とポンプ取付け構造はそれぞれ、相補型の係合表面を有する相補型の係合部材を有する。係合部材は、係合表面が互いに対して摺動すると突然に位置合わせされるように構成され、それによって、カセット本体と取付け構造の係合表面が適切に位置合わせされ、カセット本体がポンプ上で適切に定位置に保持されていることを示す音または人間が知覚できる他の信号を提供する。
本発明の様々な態様は、単独で、または互いと組み合わせて、ならびに従来技術ですでに知られている特徴および要素と組み合わせて、構成および使用することができる。そのような実施形態は、好ましい実施形態の以下の詳細な説明ならびに添付の図および図面を参照すれば、当業者にはよりよく理解されよう。
様々な実施形態について、番号を振った図面を参照して、図示および説明する。
従来技術によるインラインオクルーダーが中に配置された一般的な経腸栄養ポンプを示す図である。 本発明の実施形態による例示的なオクルーダー機構およびオクルーダー機構を受容するように構成された取付け構造の平面図である。 図2Aに示す作動装置および摺動体の拡大図である。 取付け構造内に配置された図2Aのオクルーダー機構の図である。 例示的なオクルーダー機構および取付け構造の断面図である。 注入配管内の流れを可能にするように筐体内に取り付けられた図3Aのオクルーダー機構を示す図である。 オクルーダー機構の例示的な実施形態の斜視図である。 オクルーダーが注入セットの配管の一部分に作用していることを示すために上部が除去された、図4Aのオクルーダー機構の基部の上面図である。 図4Aのオクルーダー機構の上部および配管の一部分の断面図である。 見やすいようにオクルーダーを延ばした、図4Aのオクルーダー機構の基部部分の断面図である。 ポンプ、およびポンプに注入セットを固定するために使用される取付け構造の上面図である。 オクルーダー機構の例示的な実施形態の斜視図である。 オクルーダー機構の例示的な実施形態の斜視図である。 オクルーダー機構のさらに別の例示的な実施形態の斜視図である。 オクルーダー機構のさらに別の構成の斜視図である。 図8Aのオクルーダー機構の端面図である。 図8Bの線A−Aに沿って切り取った側面断面図である。 図8A〜8Cに示すオクルーダー機構を受容する取付け構造を示す図である。 さらに別のオクルーダー機構の例示的な実施形態の斜視図である。 図9Aのオクルーダーの端面図である。 線A−Aに沿って切り取った図9Aおよび図9Bのオクルーダーの側面断面図である。 さらに別のオクルーダー機構を注入配管とともに示す斜視図である。 インラインオクルーダーを示すために注入配管が除去された、図10Aのオクルーダー機構を示す図である。 図10Aのオクルーダー機構の端面図である。 インラインオクルーダーが閉じた構成にある、図10Aのオクルーダー機構の側面断面図である。 インラインオクルーダーが開いた構成にある、図10Aのオクルーダー機構の側面断面図である。 図11Aは注入セット内の自由流れを選択的に防止するさらに別のオクルーダー機構および取付け構造を示す図である。図11Bは注入セット内の自由流れを選択的に防止するさらに別のオクルーダー機構および取付け構造を示す図である。 さらに別のオクルーダー機構の分解図である。 オクルーダーが閉じた遮蔽位置にある、図12Aのオクルーダー機構を示す図である。 本発明の原理による蠕動ポンプ送達システムの正面斜視図である。 カセット本体が取り付けられたポンプの取付け板を示すためにドアが除去された、図13のシステムの別の斜視図である。 さらに説明するためにカセット本体が除去された、図13および図14に示すポンプを示す図である。 図15に示す取付け板の拡大詳細図である。 図14に示す取付け板およびカセット本体の拡大詳細図である。 図14および図17のカセット本体の一実施形態の回転させた拡大等角詳細図である。 図18のカセット本体の別の回転させた等角詳細図である。 図14および図17から図19のカセット本体の片側の側面詳細図である。 図14および図17から図19のカセット本体の回転させた反対側の側面詳細図である。 図14および図17から図21に示すカセット本体を含む供給セットカセットおよびポンプ配管区間の上面図である。 図14および図17から図22に示すカセット本体の回転させた下部拡大図である。 図14および図17から図23に示すカセット本体の片側の拡大端面図である。 図14および図17から図23に示すカセット本体の回転させた反対側の拡大端面図である。 図14および図17から図25のカセット本体の一部分の回転させた拡大等角図である。 図26に示すカセット本体の部分の別の回転させた拡大図である。 図26および図27に示すカセットの部分の回転させた拡大詳細端面図である。 オクルーダーの先で配管を膨張させて流路を開くように作動装置をポンプ配管区間に対して偏向させた、図28のカセットの部分の別の図である。 本発明の原理による直線または曲線蠕動ポンプに対する流体送達カセットの部分的な切欠上面図である。 本発明の原理によって形成されたカセットの代替実施形態の斜視図である。 本発明の原理によって形成されたカセットの代替実施形態の側面図である。 本発明の別の実施形態によるカセット本体およびポンプ本体の係合表面の拡大断面図である。 係合表面が互いから分離された、図26の係合部材の拡大図である。 図26に示す係合表面によって形成されたカセット本体の拡大前面斜視図である。 直線または曲線蠕動ポンプに対して形成されたカセットおよびカセットを受容するポンプ本体の側面断片図である。 本発明のカセットの別の実施形態の斜視図である。 図37に示す作動装置およびオクルーダーの端面図である。 オクルーダーの先で配管区間に係合して流路を開くように作動装置を偏向させた、図に類似の端面図である。
これらの図面は例示的であり、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定するものではないことが理解されよう。図示の実施形態内の様々な要素は例示的であり、すべての可能な変形形態および実施形態を包括するものではない。単一の図面内にすべての要素を明示していない可能性もあり、したがってすべての図面が各実施形態のあらゆる要素を示すわけではないことが理解されよう。
これらの図面について、当業者であれば本発明を実施できるように、本明細書に提供する番号を参照しながら以下に論じる。図面および説明は、本発明の様々な態様の例示であり、添付の特許請求の範囲の範囲を狭めようとするものではない。
図2Aを次に参照すると、オクルーダー機構10の切欠図が示されている。オクルーダー機構10は、注入または供給セットの配管14の一区間に沿って配置されるように構成される。図2Aはまた、図1に示す経腸栄養ポンプなどの医療用ポンプ上で使用するための取付け構造の断面図を示し、この取付け構造を全体として20で示す。(以下でさらに詳細に説明するように、取付け構造20は、ポンプ自体とは別個の部品であるアダプタとすることができ、または注入セットを装着するために従来使用されるポンプ上の取付け構造とすることができる。)
オクルーダー機構10は、配管14に係合するプランジャまたは摺動部24を含むことができる。ばね、帯などのバイアス要素28で摺動部24にバイアスをかけて配管14に係合させ、配管を閉じて挟持し、それによって管を遮蔽して管内の流れを防止する。したがって、オクルーダー機構10はバイアスを受けて、流れを防止する閉鎖位置をとることができる。
典型的には、枢動クリップの形である作動装置32を、摺動部24に係合するように配置することができる。作動装置32の動き、たとえば軸34(図2B)の周りの枢動クリップの回転により、摺動部24はバイアス要素28のバイアスに逆らって動き、摺動部は配管を閉鎖位置で挟持しなくなる。したがって、作動装置32の動きは、配管14内の流れを可能にする。
オクルーダー機構10は、オクルーダー機構を取付け構造20内で入れ子にするように構成された少なくとも1つの傾斜した側壁36を有し、したがって、傾斜した側壁36は、取付け構造20の傾斜した側壁40または側壁内の何らかの他の構造に係合する。先細りしたオクルーダー機構10が取付け構造20内の先細りした開口内へ摺動するとき、壁40はオクルーダー機構を中心で位置決めするのを助ける。
壁40またはその一部分はまた、作動装置32に係合し、作動装置32を内方へ押してオクルーダー機構10内へ入れることができる。これにより、摺動部24は、閉じた挟持位置から、配管14内の流れを可能にする開いた非遮蔽位置へ動く。したがって、オクルーダー機構10を取付け構造20内に取り付けることで、図2Cに示すように、配管内の流れを開く。(概ねL字状の作動装置32を示すが、摺動部24の枢動および動きを容易にするために三角形または複数の他の形状の横断面をとることもできる)。
しかし、配管14が適切に装着されなかった場合、作動装置32と取付け構造20の側壁40との係合により、オクルーダー機構10が取付け構造内に残るのを防止する。バイアス要素28は、摺動部24に対する力、したがって作動装置32の内方への動きに対する力を提供する。オクルーダー機構10に外部の力がかからない場合、バイアス要素28により、オクルーダー機構は(摺動部24および作動装置32を介して)取付け構造20を押して上方へ動き、それによって摺動部24を遮蔽位置へ戻す。このバイアスに打ち勝つために、配管14は、図2Cに矢印50で表すように、ポンプの回転子の周りに巻き付けられるとき、張力のかかった状態で配置される(他のポンプ構成では、配管にかかる張力は、取付け構造がポンプ内に取り付けられることによって、または配管14がポンプ内に適切に取り付けられたときに張力のかかった状態で配置されるのに十分なほど、オクルーダー機構10および取付け構造20から隔置された点滴筒を使用することによって生じさせることができる)。
配管14にかかる張力が緩和された場合、すなわち配管がポンプ回転子から不注意で外れた場合、矢印50で表すように配管を下方へ引く力が消え、摺動部24および作動装置32にかかるバイアス要素28のバイアスが、オクルーダー機構10にかかる重力の作用に打ち勝ち、取付け構造20内でオクルーダー機構10を上方へ押し上げる。これにより、作動装置32は元の位置へ戻り、摺動部24は流れを遮蔽することができる。作動装置32はオクルーダー機構10を取付け構造の上部へ戻す必要がないことが理解されよう。むしろ、作動装置32は、摺動部24が配管内の流れを遮蔽するのに十分なだけ、オクルーダー機構を上方へ押し上げるだけでよい。これは、取付け構造20の側壁40内の空隙48によって支援することができる。
取付け構造20は、任意の数の異なるポンプに様々な方法で取り付けることができることが理解されよう。図1に示すポンプなどの一部のポンプは、取付け構造20を取り付けることができる構造をポンプ回転子の下流にすでに含む。他のポンプは、取付け構造を接着剤または他の方法で取り付けることを必要とすることがある。そのような取付けは当業者には明らかであり、本明細書では詳細に論じない。
図3Aおよび図3Bを次に参照すると、オクルーダー機構10’および取付け構造20’の代替構成が示されている。オクルーダー機構10’は、注入セットの配管14の一区間に取り付けられる。図2A〜2Cのオクルーダー機構10と同様に、オクルーダー機構10’は摺動部24を含み、摺動部24は、バイアス要素28によるバイアスを受けて、摺動部24が配管14を閉じて挟持する閉鎖または遮蔽位置をとる。図2A〜2Cの枢動式の作動装置32ではなく、図3A〜3Bのオクルーダー機構10’は、直線的に動いて摺動部24を第1の閉鎖または遮蔽位置から第2の開放または非遮蔽位置へ動かす作動装置32’を有する。
取付け構造20’は、作動装置32’上の傾斜壁32a’と相互作用する傾斜壁40’を含む。オクルーダー機構10’を引き下ろして取付け構造20’内へ入れると、壁32a’は壁40’と相互作用してバイアス要素28を押し、摺動部24を開放位置へ動かす。しかし、バイアス要素28の力のため、バイアスに打ち勝つための下方への力をオクルーダー機構10’にかけなければならない。これは、配管14に張力をかけることによって行われる。この張力が解放された場合、バイアス要素28は摺動部24を押し、それによって作動装置32を外方へ追いやる。取付け構造20’と作動装置32の壁32a’との間の傾斜した相互作用により、オクルーダー機構10’は、摺動部24’によって配管14を閉じて挟持するのに十分なほど上昇する。
オクルーダー機構10または10’の筐体12は、傾斜させる必要がないことが理解されよう。同様に、壁40、40’全体を傾斜させる必要もない。むしろ、取付け構造20または20’および作動装置32または32’上で、配管14’に張力がかかっていないときにバイアス要素28の力をオクルーダー機構10、10’の動きに変換できるように相互作用する部分だけを傾斜させればよい。
図3Aおよび図3Bはまた、摺動部24に配置された抑制装置60を示す。抑制装置60は、配管が存在しない場合、摺動部24がオクルーダー機構10’から外れるのを防止するように配置される。抑制装置60はまた、オクルーダー機構10’が取付け構造20’内に配置されていないとき、摺動部24が管を過度に挟持するのを防止する。
オクルーダー機構10または10’の内部は、摺動部24が配管を閉じて挟持するのを助けるように、配管14の片側に配置された壁を含むことができることが理解されよう。言い換えれば、配管14の片側は壁によって保持され、反対側は、配管を閉じて挟持するように摺動部24によって係合される。
図4Aを次に参照すると、オクルーダー機構110の実施形態が示されている。オクルーダー機構110は、上部114および基部118を含む。図4Cに示すように、上部114は、オクルーダー機構110を注入セットの配管14の一区間内へ固定するために使用することができる。これは、接着剤を使用することを含む様々な機構によって実現することができる。
オクルーダー機構110はまた、基部118を含む。基部118は、図3Aおよび図3Bの取付け構造20’などの取付け構造内で入れ子になるように構成することができる。しかし、取付け構造に他の構成を使用しながら、それでもなお本明細書に記載の配管14内の流体の流れの選択的な終了を実現できることが理解されよう。
基部118は、基部から枢動可能に延びる作動装置132を含むことができる。図4Bに示すように、作動装置132は、配管14に係合して流れを選択的に終了させるプランジャまたは摺動体124に取り付けられる。摺動体124は、ばねなどのバイアス要素128によるバイアスを受けて、第1の閉鎖位置をとる。摺動体124に他の力が作用しないとき、摺動体は配管14の側面へ追いやられ、それによって配管を閉じて挟持する。この状態のとき、作動装置132は、図4Aに示すように基部118の側面から延びる。しかし、作動装置132に力をかけて図4Bに示す位置へ動かすことで、バイアス要素128のバイアスに逆らって摺動体124を動かして配管14から離し、それによって配管内の流れを可能にする。
延ばしたときに作動装置132の遠端部に存在する傾斜のため、作動装置を延ばすと、取付け構造(たとえば、図3Aの取付け構造20’)から基部を持ち上げる傾向がある。基部118が持ち上げられると、作動装置132は引き続き外方へ動くことが可能になり、摺動体124は配管に強制的に係合する。したがって、基部118が取付け構造20’などに固定されない限り、バイアス要素128によって摺動体124はオクルーダーを閉じて挟持する。基部118は、オクルーダー機構110を定位置に保持する方向で配管14に張力をかけることによって、取付け構造内に固定される。
そのような構成は、医療用ポンプでは非常に有利であろう。注入セットが適切に装着されなかった場合、オクルーダー機構110ではプランジャまたは摺動部124が第1の遮蔽位置に留まり、それによって、患者に負傷を与えうる自由流れ状況を防止する。注入セットが適切に装着された後、オクルーダー機構110は第2の開放位置へ動き、この位置では、ポンプの動作に干渉せず、誤った遮蔽警報を起こしにくい。配管14がポンプ上の適切な配置から偶発的に取り外された(たとえば、配管が回転子から不注意で引き抜かれた)場合、オクルーダー機構は、遮蔽位置へ戻るのに十分なほど持ち上げられ、または他の方法で動かされる。したがって、配管14が適切な位置から不注意で取り外されたときでも、自由流れは回避される。
図4Dは、壁135を示すのに邪魔にならないように作動装置132および摺動部124を枢動させた、基部118の断面図を示す。壁135は、摺動体124によって閉じて挟持できるように配管14を固定するのを助ける。
図4Eは、図1に示すポンプに類似のポンプ168の上面図を示す。本発明の取付け構造は、図2A〜3Bに関して示したものなど、ポンプに取り付けるためのアダプタとすることができるが、取付け構造はまた、ポンプ上の従来の取付け構造とすることもできる。たとえば、NESTLE製のCOMPATポンプは、2組の取付け部170を使用する。一方の取付け部174は、点滴筒を受容するために使用され、他方の取付け部178は、ポンプ回転子(図示せず)が作用する配管区間を、胃カテーテルなどを介して患者に接続されるより長くより安価な配管部に接続するためのアダプタなど、他の構造を保持するために使用される。
取付け部174および178は、先細りした形または概ね切頭円錐形(開口を除く)である受容部分180を含む。受容部分は、配管にかかる張力が維持されなかった場合、オクルーダー機構10、10’などを受容し、オクルーダー機構を容易に持ち上げることができる。他のポンプは、先細りしていない受容部分を有することもできることが理解されよう。しかし、作動装置32または32’は、それでもなお受容部分に係合してオクルーダー機構を持ち上げ、それによって流れを遮蔽するように構成することができる。
図5、図6、および図7はそれぞれ、異なる基部118’、118”、および118’’’を有するオクルーダー機構110’、110”、および110’’’、ならびに/または作動装置132’、132”、および132’’’の様々な構成の実施形態の斜視図を示す。基部および作動装置は、取付け構造の特有の構成を必要とするように構成することができ、または単一のオクルーダー機構を複数のポンプとともに使用できるように構成することができる。たとえば、基部118’は、取付け構造に異なる寸法の受容部分を有するポンプ内へ挿入できるように段が付けられている。作動装置132”は、オクルーダー機構110’’’向けに設計された取付け構造内へオクルーダー機構110”が挿入されるのを防止するために使用することができる。
図8Aから図8Dを次に参照すると、インラインオクルーダー、すなわち配管を閉じて挟持するのではなく管の内側の配置によって流れを遮蔽するオクルーダーの使用を伴うオクルーダー機構の一実施形態が示されている。図8Cを具体的に参照すると、オクルーダー226が配管の内側に配置された、注入セットの配管14の断面図が示されている。オクルーダー226は、典型的には配管の内径よりわずかに大きい外径を有する抑制装置230を含む。抑制装置230は、抑制装置の先で流路が開かれない限り、配管内の流体の流れを防止する。(そのようなオクルーダーのより詳細な説明は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,150,727号に記載されている。)流路が開かれると、流体は抑制装置230を越えて本体236内の開口234内へ流れ込む。本体236は、注入ラインの区間を取り付ける接続部として働くこともできる。抑制装置230を越えると、流体は、本体内のチャネルおよび注入セットの残りを通って下流へ自由に進む。
抑制装置230の先で流路を開くことは、いくつかの方法で実現することができる。1つの一般的な方法は、配管の周りで流路が開くように配管14を径方向に拡大させるのに十分な圧力を単に提供することである。しかし、背景部で述べたように、この方法は、配管が下流で遮蔽されたことを伝える誤った警報を生じさせる可能性がある。
流路を開く別の方法は、抑制装置230近傍で配管に力をかけることである。力がかけられると、配管は変形し、抑制装置230の周りで流路を開く傾向がある。‘727特許で論じられているように、抑制装置に対する力がどこにかかるかを制御することによって、開口の構成を制御することもできる。力を片側にかけると、単一のチャネルを生じさせることができ、力を両側にかけると、力の印加に対して垂直な流路を両側に生じさせることができる。
図8Aでは、オクルーダー機構210は、1対のアーム214の形で作動装置232を形成する本体を含むことができる。アーム214は、取付け構造220(図8Dまたは図4Eの170)内に取り付けられると抑制装置230に係合して抑制装置の先で流体の流れを開くように屈曲可能または枢動可能である。
ピンチオクルーダーではなくインラインオクルーダーとともに動作するとき、オクルーダー機構210は、オクルーダー機構210が取付け構造170または220内に配置され、張力がかかると配管が開かれ、ポンプによって流体の流れが制御されるという点で、上記で論じたものと同様に機能することができる。しかし、張力が配管にかかっていない場合、アーム214(バイアス要素128と同様)のバイアスにより、配管を遮蔽した向きへ戻すことができる。別法として、オクルーダー機構210は、取付け構造170、220内で入れ子になり、配管に張力がかかっても開いたままになるように構成することができ、それによって、配管14が適切に装着されなかった場合に自動的に閉まらないようにする。オクルーダー機構210が自動的に閉まるかどうかは、オクルーダー機構と取付け構造との間の係合に依存する。
医療従事者は、オクルーダー機構10、10’、110、110’、110”、110’’’、または210を一時的に開く必要がある場合、作動装置32、32’、132、132’、132”、132’’’、または232に力をかけて配管内の流れを開くだけでよい。しかし、圧力が解放されると、オクルーダーの先の流れは直ちに終了される。したがって、医療従事者が偶発的に配管を自由流れ状態のままにするリスクはなくなる。
図9Aを次に参照すると、図8Aのオクルーダー機構210の変形形態であるオクルーダー機構210’が示されている。図8Aのオクルーダー機構内の作動装置232のように1対のアーム214を使用するのではなく、単一のアーム214’が作動装置232’として作用し、枢動して抑制装置230近傍で配管に強制的に接触し、抑制装置の先で流路を開く。さらに、図9Cに示すように、アーム214’の端部214aは、配管14に係合するために前部および後部に比較的鋭い隅部を有することができ、チャネルの湾曲した壁は、配管区間に係合して配管区間を膨張させ、流路を開くのを助けるような角度をなす。図8Aから図9Cに示す構成の1つの利点は、図1に示すポンプなどのポンプとともにすでに使用されているインラインオクルーダーとともに使用できることであり、したがって再整備を最小にする。
本開示の点から、作動装置214、214’を形成するオクルーダーの本体と、抑制装置から延びるオクルーダーの本体236は、単一の本体とすることができ、またはスナップ嵌め、圧力嵌め、接合、もしくは他の接着剤などを含む様々な方法で、互いに取り付けることができることが理解されよう。
図10A〜10Eを次に参照すると、本発明の原理によって形成されるさらに別のオクルーダー機構の様々な図が示されており、オクルーダー機構を全体として310で示す。オクルーダー機構310は、チャネル320が貫通する接続部316を含む。注入セット配管14のうち、接続部に取り付けられる区間内には、抑制装置330が配置される。図10Bは、配管が除去された抑制装置330および接続部316の斜視図を示し、抑制装置330は、第1の閉鎖または遮蔽位置に配置されている。
抑制装置330は、チャネル340を残すように隔置された複数の突起336を有する。突起336の端部は、配管14に接触したままになるように構成され、チャネル340は、突起が配管に係合する距離にわたって抑制装置に沿って流体を流すことができる。
図10Dは、図10Cの線A−Aに沿って切り取った抑制装置330および接続部316の側面断面図を示し、抑制装置は閉鎖位置にある。チャネル340の下流では、抑制装置330は、接続部316内のチャネル320への開口内に位置するように構成される。通常、配管14はエラストマであるため、抑制装置330は、接続部内の開口320a内に位置する抑制装置330を維持するために、わずかな量の力がかけられるように配管内に配置することができる。言い換えれば、抑制装置330は、バイアスを受けて閉鎖または遮蔽位置をとる。この位置では、接続部内の流れは生じない。したがって、抑制装置330は、何らかの外部の力による作用を受けない限り、第1の閉鎖または遮蔽位置に留まる。
配管14がポンプに取り付けられることによって張力のかかった状態になると、配管14のうち、接続部316から遠位の部分は、接続部から引き離される。エラストマの配管は伸張し、抑制装置330は、図10Eに示すように、接続部316から少なくとも部分的に引き出される。突起336およびチャネル340は、抑制装置の先で流れを防止するのに十分なほど配管が抑制装置330においてつぶれるのを防止する。したがって、抑制装置330は、第2の開放または非遮蔽位置へ動く。しかし、配管にかかる張力が解放されると、抑制装置330は直ちに接続部316内へ引き戻され、それによって流れを防ぐ。
図11Aを次に参照すると、注入セット配管14の一区間に取り付けられたピンチクリップオクルーダー410が示されている。ピンチクリップオクルーダーは、配管14を閉じて挟持するようにバイアスを受ける1対のアーム424を含む。1対のフランジ432がアーム424から外方へ延び、したがってフランジ432を挟持することでアームを互いから引き離し、それによって配管14内の流れを開く。
図11Bは、取付け構造420内に取り付けられたピンチクリップオクルーダー410を示す。取付け構造420は1対の傾斜壁440を有し、傾斜壁440は、フランジ432に係合してフランジ432を互いの方へ押し、それによってアーム424を引き離し、それによって配管14内の流れを開く。しかし、壁440の傾斜により、フランジの自然のバイアスでピンチクリップオクルーダー410を筐体420から部分的に押し出すことができる。したがって、矢印450で表すように張力によって配管に力がかかっていない限り、フランジは432元の位置へ戻り、配管内の流れを遮蔽する。
図12Aは、注入セットの配管14の一区間に沿って配置されたさらに別のオクルーダーの分解図を示し、このオクルーダーを全体として510で示す。プランジャもしくは摺動体または前述のオクルーダーのようなインラインオクルーダーを使用するのではなく、オクルーダー510は第1の本体518および第2の本体522を含み、これらの本体がそれぞれ配管14に取り付けられる。第1の本体518はまた、ねじりばね526によって第2の本体522に取り付けられる。
第1の本体518はまた、第2の本体522上の突起534を受容するように構成されたチャネル530を含む。第2の本体522は、ねじりばね526からのバイアスを受けると第1の本体518内に入れ子になって螺旋状に進むように構成される。第2の本体522が上方へ動くと、突起534はチャネル530内を進み、図12Bに矢印540で示すように第2の本体を回転させる。第2の本体522を回転させることで、配管14のうち、第2の本体522が取り付けられた部分も回転する。しかし、第1の本体518、および配管のうち第1の本体518が取り付けられた部分は回転しない。したがって、第2の本体522が動くと、配管14はねじれて閉じ(図12Bに544で示す)、それによって配管内の自由流れを防止する。
配管14がポンプ内に取り付けられて張力を受けたとき、配管14にかかる下方への力が、ねじりばね526(図12A)のバイアスを反対に引く。これにより、第1の本体518内で第2の本体522を下方へ引っ張り、チャネル530と突起534との相互作用によって第2の本体を回転させる。この回転は、配管14をねじれていない正常な構成に戻し、配管14内の流れを開く。しかし、配管14にかかる張力が解放された場合、ねじりばね526は、第2の本体522を持ち上げて回し、それによって配管内の流れを遮蔽する。
本明細書に含まれる様々なタイプの流体制御デバイスは、様々なタイプの蠕動ポンプとともに使用できることが理解されよう。そのようなポンプは、直線、曲線、および回転蠕動ポンプを含むことができる。さらに、各ポンプは、追加の特徴を有するカセット内へ組み込むことができる。
次に図13から図26、具体的には次に図13、図14、および図15を参照すると、流体送達システム600の任意選択で好ましい構成が示されている。送達システムは、医療で経腸投与もしくは非経口投与のために、または研究室における流体の分注もしくは体積制御が望ましい他の状況などの医療以外の他の用途のために使用することができる。
経腸送達システムは、基部620から保持される蠕動ポンプシステム610(図14、図15)を含むことができることが好ましい。基部620には取付け板630が取り付けられ、典型的には、少なくとも1つまたは複数の蠕動を引き起こすローラ645を有する回転子640を保持する。
取付け板630はまた、1つまたは複数の捕獲壁または保持部655(図15、図16)を組み込む取付け構造650を含むことができ、保持部655により、取付け板630の取付け構造650は、供給セットのカセットを受容して解放可能に保持することができる。この供給セットのカセット本体703を図14に示す。図13〜14には図示しないが、カセットはまた、カセット本体から延びて回転子640の周りに巻き付けられるポンプ配管区間を含むことができる。回転子640が回転すると、溶液を含むポンプ配管区間の部分を挟持して、ポンプ配管区間に沿って溶液を押し、それによって、たとえばビーカーまたは患者などの所望の位置へ送達するための流体を汲み上げる。
典型的には、経腸送達システム600はまた、図13では閉鎖位置に示す取付け板ドア660および解放可能ラッチ665を含むことができるが、図14および図15では例示の目的で除去されている。
流体送達システム600の実施形態のいずれかの変形形態では、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、および他のタイプの無線コンピュータ通信機能を使用して遠隔操作できるポンプ制御装置サブシステム670を含むこともできる。流体送達システム600はまた、サブシステム670のユーザ対話および制御を可能にするための接触式スクリーンを組み込むことができるユーザ表示インターフェース680を含むことができる。ポンプ制御装置サブシステムはまた、図13から図15ならびに他の様々な図面および説明に示す作動装置、回転スイッチ、ボタン、およびスイッチ690を含むことができる。
流体送達システム600は、注入セットまたは供給セットなどの流体送達セットの一部またはすべて(集合的に供給セットと呼ぶ)を受容するのに適合し、または特別に設計されたポンプを含むことができる。図13に示すように、取付け板630は典型的には、供給セットカセットのカセット本体703およびポンプ配管区間を受容するように構成される。そのような供給セット698(図10)は典型的には、他の構成要素および特徴の中でも、1つまたは複数の接続部分705を形成するカセット本体703を含むカセット700と、ポンプ配管区間710(図10)と、接続部分によってポンプ配管区間710へ接続された流入配管725および流出配管730とを含む。
供給セット698のカセット700の操作を可能にするために、カセット本体703の一部として把持部707を組み込むこともできる。カセット本体703はまた、取付け板630の取付け構造650内に受容されて解放可能に捕獲されるように寸法設定された保持リップ708(図18)を有するように適合させることもできる。保持リップ708には、捕獲壁655(図15および図16)に対して正のバイアスをかけることができる。この修正された構成では、経腸栄養セット698のカセット700は、ポンプシステム610とともに協調的に使用および操作するために、取付け構造650内に取外し可能かつ解放可能に受容することができ、取付け構造650によって捕獲することができる。
カセット本体703は、限定する目的ではなく例示を目的として、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、高密度ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、および類似のポリマー材料を含む群から選択できる耐久性のあるポリマー材料から形成されることが好ましい。より好ましくは、キャリアまたはカセット本体703は、ショアーA特性で約85〜95および/またはショアーD特性で約40から約50またはそれ以上というショアー硬度計特性の硬度定格を有するようなポリマー材料から形成される。
引き続き前述の図を参照しながら、具体的には図16から図29を次に参照すると、本明細書に記載の技術分野の当業者であれば、キャリアまたはカセット本体703は、内腔713を画定する壁を有する実質上可撓性のポンプ配管区間710(たとえば、図22参照)に取り付けられてポンプ配管区間710を保持することが理解されよう。ポンプ配管区間710は、限定ではなく例示を目的として、シリコーンおよび/もしくは他のエラストマ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、または類似の材料およびこれらの組合せを含むことができる任意の数の実質上可撓性のポリマー材料から形成することができる。
さらに、そのようなポリマー材料は、ポンプ配管区間710を製作するために使用されるとき、約10から約50のショアーD特性および/または約10から約85のショアーA特性という実質上可撓性のショアー硬度計定格を有するように選択されることが好ましく、典型的にはそのように選択される。
より好ましくは、操作を目的とし、蠕動ポンプシステム610と協調して、ポンプ配管区間710の材料は、ショアーA特性で少なくとも約30の範囲を含み、約45から約85を含み、また約45から約65を含み、また約60から約80を含む、本出願に適した硬度計定格を有することができる。当然ながら、ポンプ配管区間710の可撓性は、選択される特有の材料、配管を通じて汲み上げられる経腸製品の粘性、ポンプ配管区間710および回転子640のローラ645の幾何学的かつ物理的構成およびその関係、ならびに多くの他の考慮すべき点および変動要因に依存する。
ポンプ配管区間710は、ポンプ配管区間が実質上伸縮自在な蠕動ループ720を形成するように、カセット本体703に取り付けられた2つの端部間に位置決めされた概ね中間の部分715を含む。カセット本体703の接続部分705はまた、ポンプ配管区間710を流入ライン725および流出ライン730に接続する。
本明細書に記載の図の多くでは、例示を目的としてポンプ配管区間710を除去したが、伸縮自在または伸張可能なループ720は典型的には、キャリアまたはカセット本体703が取付け構造650の捕獲壁655によって取付け板630に捕獲されると、回転子640のローラ645の周りに引き伸ばされ、正のバイアスを受ける。
引き続き様々な図および説明を参照しながら、具体的には図18から図27を次に参照すると、当該技術分野の当業者であれば、供給セット698は、オクルーダー740とポンプ配管区間710の壁との相互作用によって形成されるインライン弁735を含むことがさらに理解されよう。オクルーダー740の材料は、本明細書に別途記載の材料からなる群から、ポンプ配管区間710を製作するために使用される材料の硬度とほぼ同じ硬度定格、またはそれより剛性、硬度、および/もしくは高さが実質上大きい硬度定格を有するように選択されることが好ましい。
ポンプ配管区間710には、インラインオクルーダーに対して選択された材料より可撓性、伸張性、または延性の高い材料を選択することで、配管710とオクルーダー740との間で異なる相対的な材料の硬度、剛性、または変形性が得られる。このようにして、配管区間710の壁は、インラインオクルーダー740の対応および/または同等の偏向、変形、および/または曲げがなくても、容易に伸張、屈曲、または変形させることができる。配管710の変形により、配管の内壁と抑制装置またはオクルーダー740との間でチャネルを開くことができる。配管710とオクルーダーとの相互作用を選択的に制御することによって、弁735が形成される。
様々な図は、弁735を形成する配管710とオクルーダー740との相互作用を示す。カセット本体の接続部分705は接続部737を含み、接続部737には、抑制装置またはオクルーダー740近傍でポート745内に開かれた穴または内腔が貫通する。オクルーダー740に隣接するポンプ配管区間710は、配管が流路を形成するのに十分なほど膨張して抑制装置から離れない限り、抑制装置の先でポート745内への流れを防止する。これは、配管を径方向に膨張させるのに十分な配管内の圧力の増大によって、または配管を押して抑制装置もしくはオクルーダー740の周りの流路を開くことによって実現することができる。図22に示すように、オクルーダー740は、配管の内部との封止を容易にするために、1つまたは複数の環状リブ747を含むことができる。オクルーダー740は、ポンプ配管区間710に沿って他の位置に配置することもでき、または流入ライン725もしくは流出ライン730内へさらに延ばすこともできることが理解されよう。
経腸栄養セット698はまた、偏向可能なプライマーまたは作動装置750を含むことが好ましい。作動装置750は、ポンプシステム610の取付け板630の周りに形成し、かつ/または含むことができ、また好ましくは、カセット本体703上またはその周りに形成することができる。カセット本体703上またはその周りに組み込まれる変形形態では、プライマーまたは作動装置750は、少なくとも1つの作動パッドまたは係合部材755を含むことができ、カセット本体703のたわみ継手760から延びることができる。たわみ継手760は、オクルーダーに隣接する範囲770へ突出する可撓性アームまたは偏向支柱765を含むことができることがさらに好ましい。
少なくとも1つの係合部材755は1対の突起780をさらに組み込むことができ、突起780は、配管区間の一部分を受容するチャネルを画定する弧状の凹部を形成するように延びる。この凹部は、凹部の少なくとも一部分に沿って、半径R、785(図19および図24)を画定するように形成することができ、半径R、785は、配管区間の外径とほぼ同じ寸法であり、好ましくは配管区間の外径よりわずかに狭く、より好ましくはオクルーダーの外径より狭い。係合部材の突起は、配管区間に係合すると、配管を変形または膨張させ、それによって配管区間の反対側で流路を開き、それによって流体の流れを可能にする。
たわみ継手760は、複数の異なる構成を使用して製作することができる。1つの構成では、たわみ継手760は、作動装置アーム765の屈曲中に受ける動的応力および荷重に耐えてそれを分散させるように適合された少なくとも1つの荷重分散装置800を有するように作られる。この例示的な変形形態では、少なくとも1つの荷重分散装置800は、変動する厚さt1、801およびt2、802(図7および図10)を有するように形成され、t1、801はt2、802より概ね厚い。
この構成では、作動装置アーム765に一定の力がかかると、厚さt1、801を有する部分は、厚さt2、802を有する部分ほど曲がらない。これらの部分間で厚さがt2、802からt1、801へ変動および増大するため、横断面領域内で利用可能な追加の材料は、荷重ならびに材料の応力および歪みをカセット本体703の構造内へよりよく分散させる。
さらに、1つまたは複数の荷重分散装置800または曲げ補強材の厚さおよび幾何形状の構成により、偏向可能なプライマーまたはプライミング作動装置750に対する閾値荷重要件を可能にし、または付与することができる。このように、場合によっては所望の閾値または予定もしくは所定の荷重条件が付与されなければ、プライミング作動装置または偏向可能なプライマー750は偏向せず、内腔713への呼び水を可能にしない。この能力により、望ましくないかつ/または不注意による作動、ならびに不注意による内腔713の呼び水を防止することができる。たわみ継手760の構成に対するこれらの修正形態はすべて、企図される荷重分散装置または補強材800をカセット本体703に接続する広く、豊かな、または大きい半径810を使用することで、継手760の周りの応力および歪みの集中を最小にすることによって、さらに利益を得ることができる。
プライミング作動装置750の少なくとも1つの作動パッドまたは係合部材755はまた、オクルーダー740およびポンプ配管区間710によって形成されたインライン弁735付近で協調的に位置決めされるように、カセット700の周りに位置決めされることが好ましい。引き続き前述の図を参照しながら、具体的には図28および図29を次に参照する。
これらの図では、当技術分野の理解を有する当業者であれば、図28に示す休止位置の基準から図29に概略的に示す偏向または作動位置へ、プライマーまたは作動装置750を作動させることができることがさらに理解されよう。図29の偏向または作動位置では、少なくとも1つの係合部材755の突起780およびそれによって形成されるチャネルがポンプ配管区間710に接触する。
ポンプ配管区間710のうち、オクルーダー740に隣接して位置する部分は、それによって係合部材およびオクルーダーの突起間に挟まれて変形し、少なくとも1つの流路820を確立する。少なくとも1つの流路820の確立または形成により、ポンプ配管区間710および弁ポート745の内腔を通じて両側の流入ライン725と流出ライン730との間の流動的連通が可能になる。
少なくとも1つの流路820の1つの例示的な構成では、内腔を画定する配管710の壁は、係合部材755のチャネルおよび突起780によってオクルーダー740または環状リブ747の外部に対して伸張され、それによって配管壁の少なくとも1つの変形または屈曲または偏向または伸張した部分825を形成する。その結果、ポンプ配管区間710の壁の少なくとも1つの相補型の弛緩し、束になり、または膨張した部分830がまた、ポンプ配管区間710付近に形成される(図29)。
様々な説明では例示的な目的として、流出ライン730との接続近傍でカセット700に沿って、配管区間710およびオクルーダー740によって形成されたインライン弁735を示す。弁735近傍で協調するプライマーまたは作動装置750も示す。しかし、弁735およびプライマー750はまた、流入ライン725への接続付近に配置することもできる。
作動装置750は、カセット700のカセット本体703の周囲もしくはその上に含まれても含まれなくてもよく、および/または、代わりに取付け板630の周りに組み込むこともできる。この代替適応形態では、作動装置750は、取付け板630に経腸栄養セット698を挿入すると、インライン弁735を作動させることができる。
本発明の原理について、全体として回転蠕動ポンプに関して上記で論じたが、本発明の様々な態様はまた、直線および曲線蠕動ポンプを含む他の蠕動送達システムとともに使用することもできることが理解されよう。図30へ進むと、直線または曲線蠕動ポンプ内で使用するためのカセット1000の上面部分切欠図が示されている。カセット1000は、ポンプ配管区間1010の両端部に取り付けられた1対のカセット本体1003を含む。
カセット本体1003はそれぞれ、接続部を含む。カセット本体1003aは標準的な接続部1038を含むが、カセット本体1003bは接続部1037を含み、接続部1037には、図30に示す構成と同様に1対のアーム1042または他の取付け構造によってオクルーダー1040を取り付けることができ、したがって接続部は、オクルーダー近傍で流体流れポート1045につながる穴を有する。オクルーダー1040は、配管区間1010の一部分に係合して、周囲の条件下で配管の内腔1013内の流れを防止する封止を形成するように、環状リブもしくは穿刺1047を含むことができ、または他の方法で形成することができる。したがって、配管区間1010およびオクルーダー1040の部分は、配管区間が膨張してオクルーダーの周りで流路を開かない限り配管区間の内腔内の流れを防止するインライン弁を形成する。
また図30には、カセット本体1003bと一体形成できる突起によって形成された偏向可能なプライミング作動装置1050が示されている。作動装置1050は、少なくとも1つの作動パッド1055を含むことができ、カセット本体1003bのたわみ継手1060から延びることができる。たわみ継手1060は、配管区間1010に沿って突出する可撓性アームまたは偏向支柱1065をさらに含むことができる。
作動装置1050は、使用者が係合させるための凹部1075を含むことができ、少なくとも1つの作動パッドまたは係合部材1055は、幅が変化するチャネルを形成する1つまたは複数の突起1090をさらに組み込むことができる。図30には図示しないが、係合部材は、以下に論じるようにオクルーダー1040近傍で変形/膨張を引き起こすように配管区間との係合を最大にするのを助ける1対の丸い突起を含むことができる。突起に沿ったある位置に、凹部(図28および図29に示す)が形成され、凹部は、凹部に沿ってオクルーダー1040の半径に類似の半径を有する。突起の丸い性質、傾斜した側壁、および凹部を形成する壁構造は、配管区間(図29に示す)を膨張させて配管区間(図29の710)の内壁とオクルーダー(図29の740)との間で流路を開くのを助ける。
たわみ継手1060は、複数の異なる構成を使用して製作することができる。1つの構成では、たわみ継手1060は、アーム1065の屈曲中に受ける動的応力および荷重に耐えてそれを分散させるように適合された少なくとも1つの荷重分散装置1070を有するように作られる。この例示的な変形形態では、少なくとも1つの荷重分散装置1070は、変動する厚さt1、1071およびt2、1072を有するように形成され、t1はt2より概ね厚い。他のたわみ継手も知られており、その適用は、本開示を考慮すれば明らかであろう。
この構成では、可撓性アーム1065に一定の力がかかるため、より大きい厚さを有する部分は、より薄い部分ほど曲がらない。t1、1071とt2、1072との間で厚さが変動および増大するため、横断面領域内で利用可能な追加の材料は、荷重ならびに材料の応力および歪みをカセット本体703bの構造内へよりよく分散させる。
他の変形形態では、少なくとも1つの荷重分散装置1080はまた、少なくとも1つの曲げ補強材1085として、もしくは少なくとも1つの曲げ補強材1085とともに形成することができ、少なくとも1つの曲げ補強材1085を組み込むことができ、または少なくとも1つの曲げ補強材1085によって拡大することができる。この他のタイプの荷重分散装置1070および/または曲げ補強材1085は、曲げアームまたは偏向支柱1065とカセット本体1003bの構造の他の部分との間にさらなる応力/歪み荷重経路を可能にする厚さ、長さ、および幅を有するように形成することができる。
さらに、1つまたは複数の荷重分散装置および/または曲げ補強材1070の厚さおよび幾何形状の構成により、偏向可能なプライマーまたはプライミング作動装置1050に対する閾値荷重要件を可能にし、または付与することができる。このように、望ましくないかつ/または不注意による作動、ならびに不注意によるカセット1000の呼び水を防止するために、所望の閾値の力が付与されなければ、プライミング作動装置1050は偏向せず、内腔1013への呼び水を可能にしない。
図30には図示しないが、接続部1037および1038またはカセット本体1003の他の部分を流入ライン(すなわち、上流)および流出ライン(下流)に接続して、供給セットを形成することができる。
図31を次に参照すると、蠕動ポンプとともに使用できるカセット1100の代替実施形態が示されている。このカセットはカセット本体1103を含み、カセット本体1103からオクルーダー1140が延びる。オクルーダーは、破線1110によって示す配管区間内に配置された抑制装置1147を有する。作動装置1150がアームを形成し、アームは、配管区間に対して概ね平行にカセット本体1103から延び、抑制装置をわずかに越えたところで配管区間に係合する。作動装置1150のアームが下方へ押されると、アーム上の係合部材1155が配管区間1110を下方へ押して配管区間を変形させ、それによってオクルーダーの抑制装置1147の先の配管区間の内腔で流路を開く。係合部材1155は、配管区間を保持する突起1180を含むことができる。したがって、このポンプの使用者は、係合部材1180が配管に接触して配管を変形させるように作動装置1150を単に下方へ押すことによって、流体でカセット1100に呼び水をすることができる。作動装置1150の構成により、蠕動ループの上流と下流の両方にオクルーダーを有することが望ましい場合、カセットの両側に呼び水をすることができる。
カセット本体1103はまた、1対の保持部1141を示す。保持部を使用して、カセットに取り付けられた流入および流出ライン(図示せず)を保持することができる。
図32は、作動装置1250の代替実施形態を示す。作動装置1250は、カセット本体1203とは一体形成されない。むしろ、作動装置1250は別個の部品として形成され、次いでオクルーダー1240に隣接して配置されるように取り付けられる。作動装置1250を形成するアームには係合部材1255が配置され、係合部材1255は、配管に係合して配管を変形させて流路を開く突起1280を含むことができる。係合部材1255の反対側には、成形された凹部1282が位置する。使用の際には、成形された凹部を指で押して、作動装置1250の係合部材1255を配管区間1210に係合させ、それによって配管を変形させ、配管区間とオクルーダー1240との間の流路を開く。凹部1282を押すことで係合部材1255を配管区間に接触させて配管区間を変形させ、配管区間と抑制装置との間の流路を開き、それによって注入セット内の流れを可能にする。これらの実施形態のそれぞれにおいて、作動装置にかかる圧力を解放することで、作動装置は配管区間から離れ、したがって配管区間は正常な向きに戻って流れを防ぐ。
蠕動供給ポンプ内にカセット本体を取り付ける際に生じる1つの問題は、取付け構造内でカセットを確実に適切に位置決めすることである。
図33から図36を参照すると、ポンプ機構610の取付け構造650とカセット本体703の突起上の係合表面との間の係合の代替態様が示されている。取付け構造650は、捕獲壁655’を含む。捕獲壁655’は、複数の区間655a、655b、および655cを有し、多面体の係合表面を形成する。捕獲壁655’の第1または上部の部分655aは垂直とすることができ、または傾斜させることができる。捕獲壁655’の第2または下部の部分655cは、典型的には垂直(またはポンプ本体の全体的な位置合わせ)から15度未満、典型的には3〜10度、最も典型的には約5度という所望の角度の斜面である。捕獲壁655’の上部部分655aと下部部分655cとの間には、実質上水平の第3または中間の部分655bが位置し、中間部分655bは、典型的にはほぼ水平と水平から15度との間、典型的には水平から3〜10度、最も典型的には約5度で配置される。言い換えれば、第3の部分は、他の2つの部分に対して概ね垂直である。
同様に、接続部またはカセット本体703の前面も、複数の角をなす係合表面709’を備える。第1の上部部分709aは、垂直または実質上垂直とすることができ、好ましくは、捕獲壁655’の上部部分655aに対して相補型の角度をなす。第2の下部部分709cは、捕獲壁655の下部部分655cに対して概ね相補型の角度で傾斜する。第3の中間部分709bは、水平より上へわずかに傾斜し、すなわち、0〜15度、典型的には約3〜10、最も典型的には5度傾斜し、すなわち他の2つの部分に対して概ね垂直である。
理想的な状況では、蠕動ポンプの装着者は、カセットの係合表面がポンプ610上の取付け構造650の係合表面に係合し、それによってカセット703が外れないように、カセット703をポンプ内へ完全に押し込むはずである。しかし、医療従事者または患者がカセット703をポンプ610内へ完全に装着できないことは珍しいことではない。係合表面655a、655b、655c、709a、709b、および709cは、張力下で互いに相互作用し、係合表面の下部部分709cおよび中間部分709bによって画定された係合部材が、捕獲壁655’の下部部分655cおよび中間部分655bによって画定された角度をなす空隙内で定位置に嵌るまで、カセット本体703を捕獲壁655’に対して下方へ摺動させる。
図36を参照すると、直線または曲線蠕動ポンプおよびポンプ本体1404に対して形成されたカセット1400の断片図が示されている。カセット1400は、ポンプ配管区間1408を流入ライン1425および流出ライン1430へ接続する1対の接続部1410を含む。ポンプ配管区間1408は、複数の指または鍵1412によって係合され、鍵1412は、プラテン1416に対して配管を圧縮し、それによって配管区間から流出ライン1430を通って流体を追い出す。
カセット1400の接続部1410の片方または両方は、ポンプ本体1404上の取付け構造1420上の係合表面に係合する係合部材1424または突起を有する。係合部材1424は、接続部1410の下端部に配置された第1の下部係合表面1424aを有する突起を含む。下部係合表面は、0〜15度、より典型的には約3〜5度の角度をなす。突起はまた、接続部1410に中間係合表面を形成する第2の角度をなす面を含む。中間係合表面1424bは、水平に対して0〜45度、典型的には約3〜15度、頻繁には約5度で配置することができる。突起の底部1424cは、概ね平坦であり、接続部1410が配置される取付け構造の底部に係合する。
接続部1410はまた、突起1424から延びる係合表面の上部部分1424dを含むことができる。係合表面は垂直とすることができ、または垂直から典型的には3〜10度傾斜させることができる。突起の上面1424dならびに係合表面1424aおよび1424bは、取付け構造1420にそれぞれ形成される上部係合表面1420a、中間係合表面1420b、および下部係合表面1420cに対して相補型であることが好ましい。相補型の係合表面は、伸張するポンプ配管区間1408によって張力を受けると、接続部1410を下方へ押しやる。したがって、接続部は、取付け構造1420に沿って下方へ摺動し、次いで、中間および下部係合表面によって取付け構造の底部の方へ形成された空隙が接続部1410の底部部分から延びる突起1424と位置合わせされると、定位置に嵌る傾向がある。
図37を次に参照すると、供給セット、注入セットの一部として蠕動ポンプとともに使用するため、または医療以外の環境で液体を分注するためのカセット1500の別の実施形態の斜視図が示されている。カセット1500は、カセット本体1503に取り付けられたポンプ配管区間1510を含む。カセット本体は、ポンプ配管区間1510の一方の端部に取り付けられた接続部1538と、反対側の端部に取り付けられた別の接続部1537とを含み、ループを形成する。2つの接続部1537および1538はともに取り付けられ、カセット本体と一体形成される。使用の際には、配管区間1510によって形成されるループをポンプ回転子の周りに配置することができ、次いで、図14に示すカセット本体に類似の取付け構造内でカセット本体1503が入れ子になるまで引くことができる。
第2の接続部1537は、典型的にはポンプ機構の下流に配置されるが、ポンプ機構のどちら側にも動作可能に配置することもでき、オクルーダー1540を含む。配管区間1510が接続部1537に配置されると、オクルーダー1540、特にオクルーダーの抑制装置は、配管区間の内腔1513内に配置される。抑制装置は、配管内の圧力によって配管区間が変形されない限り、または外側からの圧力が配管区間にかかって配管区間を変形させ、それによって抑制装置と配管区間の壁との間に流路を形成しない限り、配管区間の内腔1513内の流れを阻止するように、配管区間1510の内径より大きい。
他の実施形態の配管区間、オクルーダー、および作動装置の材料および相互作用に関連する従来の実施形態に関する記載は、本実施形態にも等しく適用することができ、参照により本明細書に組み込まれる。
図37に示す実施形態は、カセット本体1503に取り付けられた作動装置1550を含む。取付けは、それだけに限定されるものではないが、プレス嵌め、スナップ嵌め、接着剤、溶融、または他のタイプの接合を含む、知られている手段によって実行することができる。作動装置1550はアーム1565を含み、アーム1565は、配管区間1510に沿ってカセット本体1503の主要部分からオクルーダー1540に隣接する位置へ延びる。アーム1565は、配管区間に対して平行に延びることができ、または何らかの他の形状を有することができる。
アーム1565に沿って係合部材1555が配置され、係合部材1555は、配管区間1510に係合して配管区間を変形または膨張させ、それによって流路を開くように構成される。
図38および図39に示すように、係合部材1555は突起1580または突出側面部材を含み、突起1580は、配管区間1510およびオクルーダー1540の少なくとも一部分を受容するチャネル1585を画定する。
作動装置1550は、上記で論じ、図29に関して示したように、オクルーダー1540と作動装置とは反対側の配管区間1510との間に流路1520が形成されるように、配管区間1550をオクルーダー1540近傍で係合部材1555に強制的に係合させて配管区間を変形させることによって機能する。必要ではないが、理論上は、オクルーダー1540の先で単一の流路が形成され、それによって内腔1513内の流れを可能にする。
配管区間1510とオクルーダー1540との間の相互作用により弁1535が形成され、弁1535は、作動装置1550に力がかかることによって開くまで、バイアスを受けて閉じている。力が解放されると、弾性の配管区間1510は直ちに正常な形状に戻り、オクルーダー1540に係合して内腔内の流れを止める。
作動装置1550のアーム1565は、プラスチックなどの可撓性材料から作ることができることが理解されよう。可撓性材料は、継手1552の位置で屈曲して第1の位置から偏向することができ、配管区間1510から離れて第2の位置内へ位置決めされ、そこで配管1510に強制的に係合してオクルーダー1540の先で流路を開く。
オクルーダー1540に隣接する配管区間1510は、接続部1537をさらに詳細に示すために、影付きで提示されている。接続部1537には、抑制装置またはオクルーダー1540近傍でポート1545内に開かれた穴または内腔が貫通する。オクルーダー1540に隣接するポンプ配管区間1510は、配管が流路を形成するのに十分なほど膨張して抑制装置から離れない限り、抑制装置の先でポート1545内への流れを防止する。これは、配管を径方向に膨張させるのに十分な配管内の圧力の増大によって、または配管を押して抑制装置もしくはオクルーダー1540の周りの流路を開くことによって実現することができる。図37に示すように、オクルーダー1540は、配管の内部との封止を容易にするために、1つまたは複数の環状リブ1547を含むことができる。オクルーダー1540は、ポンプ配管区間1510に沿って他の位置に配置することもでき、または流入ライン1525もしくは流出ライン1530内へさらに延ばすこともできることが理解されよう。
係合部材1555内の凹部1585は、凹部1585の少なくとも一部分に沿って、半径R(図38)を画定するように形成することができ、半径Rは、配管区間の外径とほぼ同じ寸法であり、好ましくは配管区間の外径よりわずかに狭く、より好ましくはオクルーダーの外径より狭い。突起1580または類似の構造は、図8B、図9B、および図24に示すように概ね丸くすることができ、図24に示すように深いチャネルを形成することができ、ならびに/または図38に示すように比較的鋭い縁部を有することができる。それぞれの場合、係合部材1555の突起1580または類似の構造は、オクルーダー1540を覆って配管を膨張または変形させ、オクルーダーの先で流路を開いて内腔内の流体の流れを可能にするのに十分なほど、配管区間1540に係合することができる。
作動装置1550は、比較的少ない労力で、休止位置から、図29に示すものに類似の偏向または作動位置へ作動させることができることが、当業者には理解されよう。偏向または作動位置では、係合部材1555によって形成されるチャネル1585の突起1580および壁は、図29に示すものに類似のポンプ配管区間1510に接触する。図37および図38では、底部に配置されたところを示すが、作動装置1550は、配管の周りで任意の向きに配置することができる。
本発明または本発明の好ましい実施形態(複数可)の要素を導入するとき、「a」、「an」、「the」、および「said」という冠詞は、それらの要素が1つまたは複数存在することを意味するものとする。「備える、含む(comprising)」、「含む(including)」、および「有する(having)」という用語は包含的であり、記載の要素以外に追加の要素が存在しうることを意味するものとする。
上記の構造には、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を加えることができるため、上記の説明に含み、または添付の図面に示したすべての事柄は、限定的な意味ではなく例示的であると解釈されるものとする。
使用の際には、上記で論じた様々な実施形態は、配管区間のうち、典型的には流入管によって液体源に接続された流入端部を有する。液体源は、研究室で使用されるときは化学溶液とすることができ、または医療では経腸栄養溶液もしくはIV溶液とすることができる。流出配管は送達点まで延び、送達点は、研究室では試験管とすることができ、または経腸もしくは非経口溶液送達では患者とすることができる。次いで、使用者は典型的に、作動装置を押下することによって経腸栄養セットに呼び水をし、次いで供給セットのカセット本体またはキャリアをポンプシステムの取付け板または類似の構造体に取り付ける。その後、ポンプ制御装置サブシステムを作動させて、経腸液を患者へ供給する。
回転ポンプとともに使用されるとき、蠕動ループは、取付け構造内にカセット本体を取り付ける前に回転子に被せられる。対照的に、直線または曲線ポンプでは、カセット本体の一方がポンプ機構の片側に取り付けられ、配管区間はポンプ機構の端まで引き回される。次いで、他方のカセット本体は、管がポンプ機構近傍で張力のかかった状態になるように、ポンプの取付け構造体に取り付けられる。
本発明の実施形態は、概して、蠕動ポンプシステムの製造、販売、および使用を伴う多くの適用分野で使用するのに適しており、医療では患者への経腸および非経口溶液送達において特に有益な適用分野を有することができる。これらの実施形態を使用して、送達セットを提供することができ、かつ/または送達セットをポンプに取り付けることで流れを可能にすることができる。
本発明の経腸送達システムの構成は、健康管理施設ならびに在宅看護の環境で使用するのに適したものなど、多くのタイプの経腸栄養セットに対応するように修正することができる。そのような供給セットは、様々な粘性および濃度を有することができる様々な経腸的に送達可能な液体栄養製品、非経口的に送達可能な水分補給または投薬などに対応するように、様々なタイプの配管と適合させることができる。
そのような修正形態および代替構成は、企図される液体栄養製品を送達する本発明の改善された送達セットおよび供給セット698とともに使用されることのある多種多様な可能な適合分野との適合性を確立するように構成することができる。したがって、本発明のそのような実施形態、代替形態、変形形態、および修正形態について、本明細書にはわずかな数しか記載および図示していないが、そのような追加の修正形態および変形形態、ならびにそれらの均等物の実施は、以下の特許請求の範囲に規定される本発明の精神および範囲の範囲内であることを理解されたい。上記の開示から、本発明の原理によれば、流体送達セットは、穴が貫通した可撓性の管と、カセット本体とを含むことができ、カセット本体は、本体部分と、本体部分に取り付けられた抑制装置であって、管内の流れを防止するように管の穴内に配置された抑制装置と、本体に取り付けられた作動装置であって、抑制装置の先で流体の流れを開くように抑制装置の方へ屈曲可能な作動装置とを備えることが理解されよう。また送達セットでは、作動装置は管に対して概ね平行に延びることができ、作動装置はアームを備えることができ、アームは、抑制装置に隣接する位置まで管に対して概ね平行に延びることができ、作動装置は管の外側に配置することができ、作動装置は、管に沿って延びるアームと、抑制装置に隣接して配置された作動パッドとを有することができ、作動パッドは抑制装置の方へ屈曲可能であり、それによって管に係合して、管と抑制装置との間に流路を開くことができ、作動装置パッドは抑制装置を片側から押すことができ、抑制装置の先で単一の流体流路を開くことができ、作動装置は本体から外方へ延びて曲がり、管に対して概ね平行に延びることができ、作動装置には指パッドが形成され、使用者は、作動装置を抑制装置の方へ手動で押し、それによって抑制装置の先で流れを可能にすることができ、カセット本体は、本体部分に取り付けられた第1の接続部および第2の接続部を有することができ、管は、第1の接続部および第2の接続部に取り付けられて、ループを形成することができ、ならびに/または、抑制装置は第1の接続部に取り付けることができ、あるいはこれらの組合せが可能である。本発明はまた、前の段落に記載の流体送達セットを有するシステムを含むことができ、このシステムは、ポンプと、ポンプに配置された取付け構造と、ポンプドアとをさらに含み、取付け構造内にオクルーダーを配置してポンプドアを閉じることで作動装置を動かし、作動装置は抑制装置の先で流れを開く。
本発明の別の態様によれば、流体送達セットは、内腔が貫通した可撓性の管と、カセット本体とを含むことができ、カセット本体は、本体と、本体部分に取り付けられ、内腔内に配置された抑制装置であって、管に接触して管内の流れを選択的に防止する抑制装置と、管の外側に配置された作動装置であって、本体に取り付けられ、抑制装置を押し、それによって抑制装置の先で流れを開くように屈曲可能な作動装置とを含む。また流体送達セットでは、作動装置はアームを有することができ、アームは、管に沿って延び、抑制装置に隣接して配置された端部を有することができ、アームは本体から外方へ延びて湾曲し、管に対して概ね平行に延びることができ、カセット本体は、本体に取り付けられた第1の接続部および第2の接続部を有することができ、管は、第1の接続部および第2の接続部に取り付けられて、ループを形成することができ、ならびに/または、抑制装置は第1の接続部に取り付けることができ、あるいはこれらの組合せが可能である。
本発明によるシステムは、前の段落に記載の流体送達セットを含むことができ、このシステムは、ポンプをさらに含むことができ、ポンプ内に管が配置され、それによって管を通じて流体を汲み上げ、またこのポンプ内に、カセット本体を受容する取付け構造をさらに備えることができ、ならびに/または、取付け構造内にカセット本体を装着することで作動装置を動かし、それによって抑制装置の先で流れを開く構成を含むことができる。
本発明の原理によれば、蠕動ポンプに取り付けられるカセットは、少なくとも1つの接続部を有するカセット本体と、少なくとも1つの接続部に取り付けられた可撓性のポンプ管と、カセット本体に配置され、本体から延びる突起に少なくとも部分的に配置され、本体に対して角度をなして配置された、角度をなす係合表面とを含むことができる。カセットは、第1の傾斜部および第2の傾斜部をさらに含むことができ、係合表面は、第1の傾斜部と第2の傾斜部との間に第3の傾斜部を有することができ、第3の傾斜部は、第1の傾斜部または第2の傾斜部とは異なる角度とすることができ、第2の傾斜部は、第1の傾斜部と実質上同じ角度で、第1の傾斜部より本体からさらに離れたところに配置することができ、係合表面の少なくとも一部分は、本体部材に対して約3度から約15度の角度で配置することができ、係合表面は、本体に対して約10度以下の角度で配置することができ、係合表面は、本体に対して角度をなす第1の表面部分と、本体に対して角度をなす第2の表面部分と、第1の表面部分および第2の表面部分に対して概ね垂直な第3の表面部分とを有することができ、第1および第2の表面は、本体部材に対して約15度以下の角度で配置することができ、係合表面は、本体のうち、管と同じ側面に配置することができ、ポンプ内にカセットを装着することで管に張力がかかり、係合表面にバイアスをかけてポンプ上の取付け構造に接触させることができ、保持部材は本体部材から離れて下方へ傾斜し、ポンプの壁はそれに対応して傾斜した凹部を有し、したがって保持部材はポンプの方へカセットにバイアスをかける。
本発明の別の態様によれば、蠕動ポンプシステムは、基部、および基部に取り付けられた取付け構造を有するポンプ本体であって、取付け構造が、空隙を画定する第1の係合部材を有する、ポンプ本体と、ポンプ配管区間を有するカセットであって、取付け構造の第1の係合部材に係合するように適合された第2の係合部材を有するカセットとを含むことができ、それによって、ポンプ配管区間に張力がかかり、第1の係合部材と第2の係合部材が係合しているとき、カセットをポンプシステムに固定し、カセットの第2の係合部材は、ポンプ配管区間にかかる張力によるバイアスを受けて、取付け構造の第1の係合部材に係合し、第2の係合部材は、空隙に係合する傾斜した前面を有する突起を備える。
また、蠕動ポンプシステムでは、取付け構造は捕獲壁を有することができ、捕獲壁は捕獲壁の底部に空隙を画定し、第2の係合部材は、カセットの底部に配置された突起を備えることができ、空隙は、第1の角度を向いた第1の係合表面と、第1の係合表面より上に配置され、異なる角度を向いた第2の係合表面とを有することができ、カセットの突起は、空隙内の第1の係合表面に対して相補型の第1の係合表面と、空隙内の第2の係合表面に対して相補型の第2の係合表面とを有することができ、ならびに/または、捕獲壁は、垂直から15度の範囲内に配置された上部部分と、水平から15度の範囲内に配置された中間部分と、垂直から15度の範囲内に配置された下部部分とを有することができ、あるいはこれらの組合せが可能である。
同様に、本発明は、ポンプシステムを含むことができ、このポンプシステムは、取付け構造を有するポンプと、カセット本体を備えるカセットであって、カセット本体が、カセットが取付け構造に接触するように配置されると取付け構造に係合する角度をなす表面を有する突起を形成する係合部材を含む、カセットと、カセット本体に取り付けられたポンプ配管区間とを有し、ポンプ配管区間がポンプ内に張力のかかった状態で配置されるとき、カセットの係合部材はポンプに係合し、カセットの係合部材は、ポンプ配管区間にかかる張力によるバイアスを受けてポンプシステムに係合し、突起の角度をなす表面は、取付け構造に係合してカセットを定位置に保持する。またこのシステムでは、角度をなす突起は、上部部分、中間部分、および下部部分を有することができ、中間部分は、上部部分もしくは下部部分とは異なる角度で配置することができ、ならびに/または、上部部分は、垂直から10度の範囲内で角度をなすことができ、中間部分は、水平から10度の範囲内で角度をなすことができ、下部部分は、垂直から10度の範囲内で角度をなすことができ、あるいはこれらの組合せが可能である。
本発明の一態様によれば、流体送達セットは、内腔が貫通した可撓性の配管区間と、本体とを含むことができ、本体は、内腔内の流体の流れを防止するように配管区間内で配管区間の一部分に配置されたオクルーダーと、可撓性の配管区間を別の管に取り付ける接続部と、本体から、配管区間のうち、オクルーダーを収容する部分に隣接する位置まで延びる偏向可能な作動装置とを有し、偏向可能な作動装置は、作動装置が配管区間のうち、オクルーダーに隣接する部分を変形させない第1の位置と、作動装置がオクルーダー近傍で配管区間を変形させて配管区間とオクルーダーとの間で内腔内の流路を開く第2の位置との間を動くことができる。また、この流体送達セットでは、偏向可能な作動装置に、配管区間のうち、遮蔽部に隣接する部分に係合してこの部分を膨張させる作動装置パッドを形成することができ、偏向可能な作動装置は、本体に取り付けることができ、たわみ継手を有することができ、作動装置は先細りさせ、片方の端部で反対側の端部より厚くすることができ、作動パッドは、チャネルを形成する1対の突起を含むことができ、チャネルの一部分は、遮蔽部の半径より小さい半径を有することができ、ならびに/または、作動装置は、たわみ継手の周りに形成された少なくとも1つの荷重分散装置を有することができ、あるいはこれらの組合せが可能である。
本発明の一態様によれば、流体送達セットは、配管区間、および配管区間に接続されたキャリアと、配管区間内の流れを選択的に防止するように配管区間内に配置されたオクルーダーと、キャリアから延びるように形成された作動装置であって、作動装置が配管区間に強制的に接触して配管区間を膨張させてオクルーダーの周りで流れを開かない第1の位置と、作動装置が配管区間に強制的に接触して配管区間を膨張させ、それによってオクルーダーの周りで流れを開く第2の位置との間を動くことができる作動装置とを含むことができる。またこの流体送達では、作動装置はアームを形成することができ、アームの端部に隣接して配置された係合部材を有することができ、ならびに/または、オクルーダーは、流動的連通チャネルと連通する少なくとも1つの弁ポートを画定することができ、あるいはこれらの組合せが可能である。
本発明の一態様によれば、蠕動ポンプシステムに受容される流体送達セットは、送達セットが供給源からの流体を患者へ連通させることができるように、回転子および保持部を含む取付け板を側面に有する基部を備え、伸縮自在な蠕動ループを有する概ね中間の部分の周りで実質上可撓性の配管区間を支持するキャリアであって、配管区間が流体源付近の流入端部と反対側の流出端部との間で遠位方向に延びる内腔を有する、キャリアと、内腔内に受容されるオクルーダーであって、公称では内腔内の流体の流れに対する障害物として構成され、それによって配管区間の一部分内に弁を形成するオクルーダーと、オクルーダー付近でキャリアから延びる偏向可能な作動装置であって、内腔プライマーが、内腔プライマーが偏向されると弁に対するバイアスを受けるように位置決めされた少なくとも1つの作動パッドを含む、偏向可能な作動装置とを含むことができ、それによって配管区間は、少なくとも1つの作動パッドによってオクルーダーに対して屈曲し、配管区間の部分とオクルーダーとの間に少なくとも1つの流路を確立し、キャリアを取付け板の周りに受容して、実質上可撓性のループを回転子の周りに受容する。
本発明による流体送達セット向けのカセットは、配管区間と、配管区間内の流れを選択的に防止するように配管区間の一部分内に配置されたオクルーダーと、配管区間に接続されたカセット本体とを含むことができ、カセット本体から突起が延び、突起の少なくとも一部分は、配管のうち接続部を含む部分に隣接して配置され、突起は、突起が配管に強制的に係合してオクルーダー近傍で配管を膨張させ、それによって配管の部分とオクルーダーとの間で流路を開かない第1の位置と、突起の少なくとも一部分が配管に強制的に係合して配管を膨張させて配管とオクルーダーとの間で少なくとも1つの流路を開く第2の位置との間を動くことができる。このカセットは接続部をさらに含み、オクルーダーは、接続部に取り付けられ、接続部から隔置されて流体流れポートを形成し、突起は、配管部の部分に係合するように突起に沿って配置された係合部材を有し、係合部材は、配管区間の部分に係合する複数の丸い突起を含み、ならびに/または、オクルーダーはある半径を有し、係合部材は突起間に凹部を含み、凹部の少なくとも一部分は、オクルーダーの半径と同じ、もしくはそれより小さい半径を有し、あるいはこれらの組合せが可能である。
本発明による流体送達セット内の流れを開く方法は、カセット本体、カセット本体に取り付けられた配管区間、配管区間内に配置されたオクルーダー、およびカセット本体から延びる突起を備えるカセットを有する流体送達セットを選択するステップと、突起を押して、突起の少なくとも一部分をオクルーダー近傍で配管に強制的に係合させて配管を膨張させ、それによってオクルーダーと配管区間との間で流路を開くステップとを含むことができる。この方法では、突起は、突起から延びる1対の丸い突起と、丸い突起間の凹部とを有することができ、この方法は、配管区間の一部分およびオクルーダー上へ凹部を押し付けて、配管区間を膨張させ、オクルーダーと配管区間との間で流路を開くステップをさらに含むことができる。
本発明による注入セット内の流れを選択的に防止するデバイスは、少なくとも1つの本体を有するオクルーダーを含むことができ、少なくとも1つの本体は、配管区間内の流れを選択的に防止するように配管区間内に配置される抑制装置を形成することができ、少なくとも1つの本体は作動装置を形成することができ、作動装置は、本体から抑制装置に隣接する位置まで延びることができる。流体送達セットはまた、配管区間を含むことができ、抑制装置は配管区間内に配置することができ、作動装置はオクルーダー区間に沿って延びることができ、作動装置は、配管区間に係合して配管区間を変形させる係合部材を有することができ、少なくとも1つの本体は、抑制装置を備える第1の本体と、作動装置を備える第2の本体とを有することができ、第1の本体は、プレス嵌め、スナップ嵌め、接合、もしくは接着剤からなる群の少なくとも1つによって第2の本体に取り付けることができ、本体は、蠕動ポンプ上の凹部に係合するように構成された角度をなす面を有する少なくとも1つの突起を有することができ、ポンプは、本体の突起の角度をなす面を相補型で受容する角度をなす表面を有する凹部を有することができ、ならびに/または、突起は、垂直から0から15度で配置された角度をなす面を有することができ、凹部は、反対方向に0から15度で配置された角度をなす係合表面を有することができ、あるいはこれらの組合せが可能である。
本発明によれば、流体送達カセットは、第1の接続部および第2の接続部を有するカセット本体であって、接続部の少なくとも1つにオクルーダーが取り付けられる、カセット本体と、第1の接続部および第2の接続部に取り付けられた配管区間であって、配管区間内にオクルーダーが配置される、配管区間と、カセット本体から、オクルーダー近傍で配管区間の外側の位置まで延びる作動装置であって、配管区間をオクルーダーに強制的に係合させてオクルーダーの先で流路を開くように偏向可能な作動装置とを含むことができる。また、この流体送達カセットでは、作動装置は屈曲可能アームを有することができ、ならびに/または、流体送達カセットは、配管区間に係合して配管区間を変形させるように屈曲可能アームに配置された係合部材を含むことができ、あるいはこれらの組合せが可能である。
このように、自由流れ防止機構、自由流れ防止機構を実施するカセット、および関連する使用方法の実施形態、ならびに蠕動ポンプとともに使用されるカセットに対する他の改善形態について開示した。本開示を考慮すれば、本発明の範囲から逸脱しない多数の修正を加えることができることが、当業者には理解されよう。添付の特許請求の範囲は、そのような修正形態を包含するものとする。
以上説明したように、本発明は以下の形態を有する。
[形態1]
穴が貫通した可撓性の管と、
カセット本体とを備え、前記カセット本体が、
本体部分と、
前記本体部分に取り付けられた抑制装置であって、前記管内の流れを防止するように前記管の穴内に配置された抑制装置と、
前記本体に取り付けられた作動装置であって、前記抑制装置の先で流体の流れを開くように前記抑制装置の方へ屈曲可能な作動装置とを備える、
流体送達セット。
[形態2]
前記作動装置が前記管に対して概ね平行に延びる、形態1に記載の流体送達セット。
[形態3]
前記作動装置がアームを備える、形態1に記載の流体送達セット。
[形態4]
前記アームが、前記抑制装置に隣接する位置まで前記管に対して概ね平行に延びる、形態3に記載の流体送達セット。
[形態5]
前記作動装置が前記管の外側に配置される、形態1に記載の流体送達セット。
[形態6]
前記作動装置が、前記管に沿って延びるアームと、前記抑制装置に隣接して配置された作動パッドとを備え、前記作動パッドが前記抑制装置の方へ屈曲可能であり、それによって前記管に係合して、前記管と前記抑制装置との間に流路を開く、形態1に記載の流体送達セット。
[形態7]
前記作動装置パッドが前記抑制装置を片側から押し、前記抑制装置の先で単一の流体流路を開く、形態6に記載の流体送達セット。
[形態8]
前記作動装置が前記本体から外方へ延びて曲がり、前記管に対して概ね平行に延びる、形態1に記載の流体送達セット。
[形態9]
前記作動装置に指パッドが形成され、使用者が、前記作動装置を前記抑制装置の方へ手動で押し、それによって前記抑制装置の先で流れを可能にすることができる、形態1に記載の流体送達セット。
[形態10]
前記カセット本体が、前記本体部分に取り付けられた第1の接続部および第2の接続部を備え、前記管が、前記第1の接続部および前記第2の接続部に取り付けられて、ループを形成する、形態1に記載の流体送達セット。
[形態11]
前記抑制装置が前記第1の接続部に取り付けられる、形態10に記載の流体送達セット。
[形態12]
ポンプと、
前記ポンプに配置された取付け構造と、
ポンプドアとをさらに備え、
前記取付け構造内にオクルーダーを配置して前記ポンプドアを閉じることで前記作動装置を動かし、前記作動装置は前記抑制装置の先で流れを開く、
形態1に記載の流体送達セットを備えるシステム。
[形態13]
内腔が貫通した可撓性の管と、
カセット本体とを備え、前記カセット本体が、
本体と、
前記本体部分に取り付けられ、前記内腔内に配置された抑制装置であって、前記管に接触して前記管内の流れを選択的に防止する抑制装置と、
前記管の外側に配置された作動装置であって、前記本体に取り付けられ、前記抑制装置を押し、それによって前記抑制装置の先で流れを開くように屈曲可能な作動装置とを備える、
流体送達セット。
[形態14]
前記作動装置がアームを備え、前記アームが、前記管に沿って延び、前記抑制装置に隣接して配置された端部を有する、形態13に記載の流体送達セット。
[形態15]
前記アームが前記本体から外方へ延びて湾曲し、前記管に対して概ね平行に延びる、形態14に記載の流体送達セット。
[形態16]
前記カセット本体は、前記本体に取り付けられた第1の接続部および第2の接続部を備え、前記管は、前記第1の接続部および前記第2の接続部に取り付けられて、ループを形成する、形態13に記載の流体送達セット。
[形態17]
前記抑制装置が前記第1の接続部に取り付けられる、形態16に記載の流体送達セット。
[形態18]
ポンプをさらに備え、前記ポンプ内に前記管が配置され、それによって前記管を通じて流体を汲み上げ、前記カセット本体を受容する取付け構造を前記ポンプ内にさらに備える、形態13に記載の流体送達セットを備えるシステム。
[形態19]
前記取付け構造内に前記カセット本体を装着することで前記作動装置を動かし、それによって前記抑制装置の先で流れを開く、形態18に記載のシステム。
[形態20]
蠕動ポンプに取り付けられるカセットであって、
少なくとも1つの接続部を有するカセット本体と、
前記少なくとも1つの接続部に取り付けられた可撓性のポンプ管と、
前記カセット本体に配置され、前記本体から延びる突起に少なくとも部分的に配置され、前記本体に対して角度をなして配置された、角度をなす係合表面と
を備えるカセット。
[形態21]
前記係合表面が、第1の傾斜部および第2の傾斜部を備える、形態20に記載のカセット。
[形態22]
前記係合表面が、前記第1の傾斜部と前記第2の傾斜部との間に第3の傾斜部を備え、前記第3の傾斜部が、前記第1の傾斜部または前記第2の傾斜部とは異なる角度である、形態21に記載のカセット。
[形態23]
前記第2の傾斜部が、前記第1の傾斜部と実質上同じ角度で、前記第1の傾斜部より前記本体からさらに離れたところに配置される、形態21に記載のカセット。
[形態24]
前記係合表面の少なくとも一部分が、前記本体部材に対して約3から約15度の角度で配置される、形態20に記載のカセット。
[形態25]
前記係合表面が、前記本体に対して約10度以下の角度で配置される、形態20に記
載のカセット。
[形態26]
前記係合表面が、前記本体に対して角度をなす第1の表面部分と、前記本体に対して角度をなす第2の表面部分と、前記第1の表面部分および前記第2の表面部分に対して概ね垂直な第3の表面部分とを備える、形態20に記載のカセット。
[形態27]
前記第1および第2の表面が、前記本体部材に対して約15度以下の角度で配置される、形態26に記載のカセット。
[形態28]
前記係合表面が、前記本体のうち、前記管と同じ側面に配置され、ポンプ内に前記カセットを装着することで前記管に張力がかかり、前記係合表面にバイアスをかけてポンプ上の取付け構造に接触させる、形態20に記載のカセット。
[形態29]
保持部材が、前記本体部材から離れて下方へ傾斜し、前記ポンプの壁が、それに対応して傾斜した凹部を有し、したがって前記保持部材が前記ポンプの方へ前記カセットにバイアスをかける、形態9に記載のカセット。
[形態30]
蠕動ポンプシステムであって、
基部、および前記基部に取り付けられた取付け構造を有するポンプ本体であって、前記取付け構造が、空隙を画定する第1の係合部材を有する、ポンプ本体と、
ポンプ配管区間を有するカセットであって、前記取付け構造の前記第1の係合部材に係合するように適合された第2の係合部材を有するカセットとを備え、それによって、前記ポンプ配管区間に張力がかかり前記第1の係合部材と前記第2の係合部材が係合しているときに、前記カセットを前記ポンプシステムに固定し、前記カセットの前記第2の係合部材が、前記ポンプ配管区間にかかる張力によるバイアスを受けて、前記取付け構造の前記第1の係合部材に係合し、前記第2の係合部材が、前記空隙に係合する傾斜した前面を有する突起を備える、
ポンプシステム。
[形態31]
前記取付け構造が捕獲壁を備え、前記捕獲壁が、前記捕獲壁の底部に空隙を画定し、前記第2の係合部材が、前記カセットの底部に配置された突起を備える、形態30に記載のポンプシステム。
[形態32]
前記空隙が、第1の角度を向いた第1の係合表面と、前記第1の係合表面より上に配置され、異なる角度を向いた第2の係合表面とを有し、前記カセットの前記突起が、前記空隙内の前記第1の係合表面に対して相補型の第1の係合表面と、前記空隙内の前記第2の係合表面に対して相補型の第2の係合表面とを有する、形態31に記載のポンプシステム。
[形態33]
前記捕獲壁が、垂直から15度の範囲内に配置された上部部分と、水平から15度の範囲内に配置された中間部分と、垂直から15度の範囲内に配置された下部部分とを有する、形態31に記載のポンプシステム。
[形態34]
ポンプシステムであって、
取付け構造を有するポンプと、
カセット本体を備えるカセットであって、前記カセット本体が、前記カセットが前記取付け構造に接触するように配置されると前記取付け構造に係合する角度をなす表面を有する突起を形成する係合部材を含む、カセットと、
前記カセット本体に取り付けられたポンプ配管区間とを備え、前記ポンプ配管区間が前記ポンプ内に張力のかかった状態で配置されるとき、前記カセットの前記係合部材が前記
ポンプに係合し、前記カセットの前記係合部材が、前記ポンプ配管区間にかかる張力によるバイアスを受けて前記ポンプシステムに係合し、前記突起の前記角度をなす表面が、前記取付け構造に係合して前記カセットを定位置に保持する、
ポンプシステム。
[形態35]
前記角度をなす突起が、上部部分、中間部分、および下部部分を有し、前記中間部分が、前記上部部分または前記下部部分とは異なる角度で配置される、形態34に記載のポンプシステム。
[形態36]
前記上部部分が、垂直から10度の範囲内で角度をなし、前記中間部分が、水平から10度の範囲内で角度をなし、前記下部部分が、垂直から10度の範囲内で角度をなす、形態35に記載の供給セットカセット。
[形態37]
内腔が貫通した可撓性の配管区間と、
本体とを備え、前記本体が、前記内腔内の流体の流れを防止するように前記配管区間内で前記配管区間の一部分に配置されたオクルーダーと、前記可撓性の配管区間を別の管に取り付ける接続部と、前記本体から、前記配管区間のうち、前記オクルーダーを収容する前記部分に隣接する位置まで延びる偏向可能な作動装置とを有し、前記偏向可能な作動装置が、前記作動装置が前記配管区間のうち、前記オクルーダーに隣接する前記部分を変形させない第1の位置と、前記作動装置が前記オクルーダーに隣接する前記配管区間を変形させて前記配管区間と前記オクルーダーとの間で前記内腔内の流路を開く第2の位置との間を動くことができる、
流体送達セット。
[形態38]
前記偏向可能な作動装置に、前記配管区間のうち、前記オクルーダーに隣接する前記部分に係合して前記部分を膨張させる作動装置パッドが形成される、形態37に記載の流体送達セット。
[形態39]
前記偏向可能な作動装置が前記本体に取り付けられ、たわみ継手を備える、形態37に記載の流体送達セット。
[形態40]
前記作動装置が先細りし、片方の端部で反対側の端部より厚い、形態37に記載の流体送達セット。
[形態41]
前記作動パッドが、チャネルを形成する1対の突起を含み、前記チャネルの一部分が、前記オクルーダーの半径より小さい半径を有する、形態37に記載の流体送達セット。
[形態42]
前記作動装置が、前記たわみ継手の周りに形成された少なくとも1つの荷重分散装置を備える、形態37に記載の流体送達セット。
[形態43]
配管区間、および前記配管区間に接続されたキャリアと、
前記配管区間内の流れを選択的に防止するように前記配管区間内に配置されたオクルーダーと、
前記キャリアから延びるように形成された作動装置であって、前記作動装置が前記配管区間に強制的に接触して前記配管区間を膨張させて前記オクルーダーの周りで流れを開くことがない第1の位置と、前記作動装置が前記配管区間に強制的に接触して前記配管区間を膨張させ、それによって前記オクルーダーの周りで流れを開く第2の位置との間を動くことができる作動装置と
を備える流体送達セット。
[形態44]
前記作動装置がアームを形成し、前記アームの端部に隣接して配置された係合部材を有する、形態43に記載の流体送達セット。
[形態45]
前記オクルーダーが、流動的連通チャネルと連通する少なくとも1つの弁ポートを画定する、形態44に記載の流体送達セット。
[形態46]
蠕動ポンプシステムの周りに受容される流体送達セットであって、供給源からの流体を患者へ連通させることができるように、回転子および保持部を含む取付け板を側面の周りに有する基部を備え、
伸縮自在な蠕動ループを有する概ね中間の部分の周りで実質上可撓性の配管区間を支持するキャリアであって、前記配管区間が流体源付近の流入端部と反対側の流出端部との間で遠位方向に延びる内腔を有する、キャリアと、
前記内腔内に受容されるオクルーダーであって、公称では前記内腔内の流体の流れに対する障害物として構成され、それによって前記配管区間の一部分内に弁を形成するオクルーダーと、
前記オクルーダー付近で前記キャリアから延びる偏向可能な作動装置であって、前記内腔プライマーが、前記内腔プライマーが偏向されると前記弁に対するバイアスを受けるように位置決めされた少なくとも1つの作動パッドを含む、偏向可能な作動装置とを備え、
それによって前記配管区間が、前記少なくとも1つの作動パッドによって前記オクルーダーに対して屈曲し、前記配管区間の前記部分と前記オクルーダーとの間に少なくとも1つの流路を確立し、
前記キャリアを前記取付け板の周りに受容して、前記実質上可撓性のループを前記回転子の周りに受容する、
流体送達セット。
[形態47]
流体送達セット向けのカセットであって、
配管区間と、
前記配管区間内の流れを選択的に防止するように前記配管区間の一部分内に配置されたオクルーダーと、
前記配管区間に接続されたカセット本体とを備え、前記カセット本体から突起が延び、前記突起の少なくとも一部分が、前記配管のうち接続部を含む前記部分に隣接して配置され、前記突起が、前記突起が前記配管に強制的に係合して前記オクルーダー近傍で前記配管を膨張させ、それによって前記配管の前記部分と前記オクルーダーとの間で流路を開かない第1の位置と、前記突起の少なくとも一部分が前記配管に強制的に係合して前記配管を膨張させて前記配管と前記オクルーダーとの間で少なくとも1つの流路を開く第2の位置との間を動くことができる、カセット。
[形態48]
前記カセット本体が接続部を含み、前記オクルーダーが、前記接続部に取り付けられ、前記接続部から隔置されて流体流れポートを形成する、形態47に記載のカセット。
[形態49]
前記突起が、前記配管部の前記部分に係合するように前記突起に沿って配置された係合部材を有する、形態47に記載のカセット。
[形態50]
前記係合部材が、前記配管区間の前記部分に係合する複数の丸い突起を含む、形態49に記載のカセット。
[形態51]
前記オクルーダーがある半径を有し、係合部材が前記突起間に凹部を含み、前記凹部の少なくとも一部分が、前記オクルーダーの前記半径と同じ、または前記半径より小さい半径を有する、形態50に記載のカセット。
[形態52]
流体送達セット内の流れを開く方法であって、
カセット本体、前記カセット本体に取り付けられた配管区間、前記配管区間内に配置されたオクルーダー、および前記カセット本体から延びる突起を備えるカセットを有する流体送達セットを選択するステップと、
前記突起を押して、前記突起の少なくとも一部分を前記オクルーダー近傍で前記配管に強制的に係合させて前記配管を膨張させ、それによって前記オクルーダーと前記配管区間との間で流路を開くステップと
を含む方法。
[形態53]
前記突起が、前記突起から延びる1対の丸い突起と、前記丸い突起間の凹部とを有し、前記方法が、前記配管区間の一部分および前記オクルーダー上へ前記凹部を押し付けて、前記配管区間を膨張させ、前記オクルーダーと前記配管区間との間で前記流路を開くステップを含む、形態52に記載の方法。
[形態54]
注入セット内の流れを選択的に防止するデバイスであって、
少なくとも1つの本体を有するオクルーダーを備え、前記少なくとも1つの本体が、配管区間内の流れを選択的に防止するように前記配管区間内に配置される抑制装置を形成し、前記少なくとも1つの本体が作動装置を形成し、前記作動装置が前記本体から前記抑制装置に隣接する位置まで延びる、デバイス。
[形態55]
前記流体送達セットが配管区間を備え、前記抑制装置が前記配管区間内に配置され、前記作動装置が前記オクルーダー区間に沿って延びる、形態54に記載のデバイスを備える流体送達セット。
[形態56]
前記作動装置が、前記配管区間に係合して前記配管区間を変形させる係合部材を備える、形態55に記載の流体送達セット。
[形態57]
前記少なくとも1つの本体が、前記抑制装置を備える第1の本体と、前記作動装置を備える第2の本体とを備える、形態55に記載の流体送達セット。
[形態58]
前記第1の本体が、プレス嵌め、スナップ嵌め、接合、または接着剤からなる群の少なくとも1つによって前記第2の本体に取り付けられる、形態57に記載の流体送達セット。
[形態59]
前記本体が、蠕動ポンプ上の凹部に係合するように構成された角度をなす面を有する少なくとも1つの突起を備える、形態55に記載の流体送達セット。
[形態60]
前記ポンプが、前記本体の前記突起の前記角度をなす面を相補型で受容する角度をなす表面を有する凹部を備える、形態59に記載の流体送達セットを含む流体送達システム。
[形態61]
前記突起が、垂直から0から15度で配置された角度をなす面を有し、前記凹部が、反対方向に0から15度で配置された角度をなす係合表面を有する、形態60に記載の流体送達システム。
[形態62]
第1の接続部および第2の接続部を有するカセット本体であって、前記接続部の少なくとも1つにオクルーダーが取り付けられる、カセット本体と、
前記第1の接続部および前記第2の接続部に取り付けられた配管区間であって、前記配管区間内に前記オクルーダーが配置される、配管区間と、
前記カセット本体から、前記オクルーダー近傍で前記配管区間の外側の位置まで延びる
作動装置であって、前記配管区間を前記オクルーダーに強制的に係合させて前記オクルーダーの先で流路を開くように偏向可能な作動装置と
を備える流体送達カセット。
[形態63]
前記作動装置が屈曲可能アームを備える、形態63に記載の流体送達カセット。
[形態64]
前記配管区間に係合して前記配管区間を変形させるように前記屈曲可能アームに配置された係合部材をさらに備える、形態64に記載の流体送達カセット。

Claims (3)

  1. ポンプシステムであって、
    取付け構造(650,1420)を有するポンプ(610,1404)と、
    第1の接続部(737,1037,1537)および第2の接続部(738,1038,1538)を有するカセット本体(703,1003,1103,1203,1503)であって、前記接続部の少なくとも1つにオクルーダー(740,1040,1140,1240,1540)が取り付けられる、カセット本体を有するカセット(700,1000,1100,1200,1400,1500)であって、前記カセット本体が、前記カセットが前記取付け構造に接触するように配置されると前記取付け構造に係合する、複数の角度をなす係合表面(709)を含む、カセットと、
    前記第1の接続部および前記第2の接続部に取り付けられたポンプ配管区間(710,1010, 1110,1210,1408,1510)であって、前記ポンプ配管区間内に前記オクルーダーが配置され、前記カセット本体に取り付けられる、ポンプ配管区間と、
    前記カセット本体から、前記オクルーダー近傍で前記ポンプ配管区間の外側の位置まで延びる作動装置(750,1050,1150,1250,1550)であって、前記ポンプ配管区間を強制的に係合させて前記オクルーダーの先で流路(820,1520)を開くように偏向可能な作動装置と、
    を備え、前記ポンプ配管区間が前記ポンプ内に張力のかかった状態で配置されるとき、前記カセットの前記係合表面が、前記ポンプ配管区間にかかる張力によるバイアスを受けて前記ポンプの前記取付け構造に係合し、前記複数の角度をなす係合表面が、前記取付け構造に係合して前記カセットを定位置に保持する、ポンプシステム。
  2. 前記複数の角度をなす係合表面が、上部部分(709a)、中間部分(709b)、および下部部分(709c)を有し、前記中間部分が、前記上部部分または前記下部部分とは異なる角度で配置される、請求項に記載のポンプシステム。
  3. 前記上部部分が、垂直から10度の範囲内で角度をなし、前記中間部分が、水平から10度の範囲内で角度をなし、前記下部部分が、垂直から10度の範囲内で角度をなす、請求項に記載のポンプシステム。
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