JPH11506337A - 骨刺激因子 - Google Patents

骨刺激因子

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JPH11506337A
JPH11506337A JP9500059A JP50005997A JPH11506337A JP H11506337 A JPH11506337 A JP H11506337A JP 9500059 A JP9500059 A JP 9500059A JP 50005997 A JP50005997 A JP 50005997A JP H11506337 A JPH11506337 A JP H11506337A
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タム,チャーク,シン
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Abstract

(57)【要約】 骨成長を刺激するポリペプチド類:Gly Ile Gly Lys ArgThr Asn Glu His Thr Ala Asp Cys LysIle Lys Pro Asn Thr Leu His Lys LysAla Ala Glu Thr Leu Met Val Leu AspGln Asn Gln Proおよび部分配列、特に、Arg Thr Asn Glu His Thr Ala Asp Cys Lys および関連ヌクレオチド配列、製法および使用、抗体およびキット。

Description

【発明の詳細な説明】 骨刺激因子 本発明は骨成長を刺激するポリペプチドに関するものである。 骨の成長および強度に関する問題の理解はここ数年進歩し、1994年9月1 5日に国際公開No.WO94/20615として公表された国際特許出願No. PCT/CA94/00144に概要が述べられている。 骨量減少に関する疾患および随伴症状を治療する種々のアプローチが特許文献 に例示されている。例えば1989年10月31日に発行された米国特許第4, 877,664号はヒトおよびウシ“骨誘導因子”を記載している。1992年 9月17日に公表された国際特許出願No.92/15615はブタ膵臓から誘 導され、血清カルシウム濃度を低下するようにはたらき、血清カルシウム濃度の 増加をおこす骨疾患を治療する蛋白質を記載している。1992年9月23日に 公表された欧州特許出願第504938号は骨疾患の治療に、システイン プロ テアーゼを阻害するジ−またはトリペプチドを使用することを記載している。1 992年9月3日に公表された国際特許出願No.92/144B1は骨成長を 誘導する組成物を開示している。その組成物はアクチビンおよび骨形態形成蛋白 質を含む。1992年8月19日に公表された欧州特許出願第499242号は 、骨芽細胞増殖をおこすため、骨量減少に関係する骨疾患に有効と思われる細胞 増殖因子組成物の使用を開示している。1992年6月25日公表の国際特許出 願No.92/10515はヒトN−末端副甲状腺ホルモン(PTH)フラグメ ント1−37を含む薬を記載している。1991年9月16日に公表された欧州 特許出願第451887号はカルシウムまたはリン酸に関連する代謝異常(dysb olism)、例えば骨粗鬆症を治療するための副甲状腺ホルモン ペプチド拮抗剤を 記載している。1995年10月24日に発行されたエルサレムのヘブルー(He brew)大学、イッスム(Yissum)研究開発部の米国特許第5,461,034号は 再生骨髄から確認された骨原性成長ポリペプチド類を記載している。 血清中のPTHの比較的短い半減期、および間歇的PTH注射の骨量に与える プラスの効果から、現在の研究者は、PTHが何らかの方法で循環系への二次的 因子の誘導に導くかも知れないと仮定するに至った。そのためラットおよびヒト 血清中におけるこのような二次的因子の存在が研究されている。 PTHを産生することができないラット(副甲状腺摘出ラット)に投与したと きに、観察中の骨ミネラル付着(apposition)速度の上昇をおこすポリペプチド 物質をラット血清から分離できることがわかっている。ラットペプチドのアミノ 酸配列に基づく核酸プローブを合成し、これを用いてヒト肝臓cDNA胎児ライ ブラリーをスクリーニングし、ヒト骨付着ポリペプチドをコードしているヒト核 酸配列を分離する。こうして核酸配列から誘導されるポリペプチドを、誘導され た配列 Gly Ile Gly Lys Arg Thr Asn Glu His Thr Ala Asp Cys Lys Ile Lys Pro Asn Thr Leu His Lys Lys Ala Ala Glu Thr Leu Met Val Leu Asp Gln Asn Gln Pro (配列番号:1)にしたがって化学的に合成した。完全無傷ラットの骨 付着速度はこの化学的に合成した化合物の投与で、用量依存的に増加することが 認められる。卵巣摘出ラットで普通認められる骨成長低下は、卵巣摘出の2週間 後から始めて4週間にわたってこのポリペプチドを投与した後のラットにはおき ないことが認められた。卵巣摘出の8週間後から始めて8週間にわたりこのポリ ペプチドを投与した卵巣摘出ラットでは骨カルシウム密度が維持されることが見 いだされた。 この活性ポリペプチドは上記の配列の二量体である可能性がある;それは顕著 な二量体形成の証拠があるからである(多分、示した配列を有する2つのポリペ プチド間のジスルフィッド結合による)。 そこでcys−ala置換を含むポリペプチドの改質形を合成した:Gly Ile Gly Lys Arg Thr Asn Glu His Thr Ala Asp Ala Lys Ile Lys Pro Asn Thr Leu His Lys Lys Ala Ala Glu Thr Leu Met Val Leu Asp Gln Asp Gln Pro(配列番号 :3)。“正常”ポリペプチド(配列番号:1)の骨刺激効果の幾らかが改質 ポリペプチドで見いだされた。 その他の実験において、正常ポリペプチド(配列番号:1)に対するウサギ抗 体を投与したラットにおいて骨ミネラル付着速度が抑制されるのが認められた。 その抑制は、正常ポリペプチドとこれに対する抗体とを両方投与したラットでは 減少することが見いだされた。 さらに、正常ポリペプチド(配列番号:1)の2、3のフラグメントを合成し たところ、各々が骨刺激効果を有することが見いだされた。 さらに、配列番号:7と決定されたポリペプチドは、8ないし12週にわたっ て投与したとき、卵巣摘出ラットの骨カルシウム含量を高めることがわかった。 正常ポリペプチド(配列番号:1)のその他のポリペプチドフラグメントも合 成し、正常ポリペプチドに認められる骨刺激効果が不足していることがわかった 。 こうして本発明は、(a)配列番号:1のN−末端から1ないし約4の4アミ ノ酸が決失した、(b)配列番号:1のC−末端から1ないし約22のアミノ酸 が決失した、または(a)でもあり (b)でもある、配列番号:1に相当する アミノ酸配列を有するポリペプチド;または機能的に同等である均等物を含める 。対応して、本発明は(a)配列番号:3のN−末端から1ないし約4の4アミ ノ酸が決失した、(b)配列番号:3のC−末端から1ないし約22アミノ酸が 決失した、または(a)でもあり(b)でもある、配列番号:3に相当するアミ ノ酸配列を有するポリペプチド;または機能的に同等である均等物を含める。ポ リペプチドおよび蛋白質における配列相同は、例えば分子細胞生物学(H.Lodo sh,D.Baltimore,A.Berk,S.L.Zipursky,P.Matsudaira およびJ.Danie ll、Scientific American Books,New York City,第3版、1995)で論 じられているように、熟練せる当業者には理解できる。同様に、本発明は配列番 号:4のN−末端から約4つまでの4アミノ酸が決失した、(b)配列番号:4 のC−末端から約16までのアミノ酸が決失した、または(a)でもあり(b) でもある、 配列番号:4に相当するアミノ酸配列を有するポリペプチド;または機能的に同 等である均等物も含める。本発明は(a)配列番号:5のN−末端から約4まで の4アミノ酸が決失した、(b)配列番号:5のC−末端から約11までのアミ ノ酸が決失した、または(a)でもあり(b)でもある、配列番号:5に相当す るアミノ酸配列を有するポリペプチド;または機能的に同等である均等物を含め る。本発明は(a)配列番号:6のN−末端から約4までの4アミノ酸が決失し た、(b)配列番号:6のC−末端から約5までのアミノ酸が決失した、または (a)でもあり(b)でもある、配列番号:6に相当するアミノ酸配列を有する ポリペプチド;または機能的に同等である均等物を含める。本発明は(a)配列 番号:7のN−末端から約4つまでの4アミノ酸が決失した、(b)配列番号: 4のC−末端から約1までのアミノ酸が決失した、または(a)でもあり(b) でもある、配列番号:7に相当するアミノ酸配列を有するポリペプチド;または 機能的に同等の均等物を含める。本発明は、N−末端から約4の4アミノ酸が決 失した配列番号:8に相当するアミノ酸配列を有するポリペプチド、または機能 的に同等の均等物をも含める。本発明は配列番号9に相当するアミノ酸配列を有 するポリペプチドまたは機能的に同等のその均等物を含める。 本発明のポリペプチドは合成でき、そのアミノ酸配列は約1000から400 0までの範囲の分子量を有する。 本発明は、(a)配列番号:1(または配列番号:3)のN−末端から1ない し約4の4アミノ酸が決失した、(b)配列番号:1(または配列番号:3)の C−末端から1ないし約22のアミノ酸が決失した、または(a)でもあり(b)で もある、配列番号:1(または配列番号:3)に相当するアミノ酸配列を有する 別のポリペプチドを、すなわち第2のポリペプチドを十分に複製できるアミノ酸 配列を有するポリペプチド、または機能的にそれと同等である均等物を含める; その際ポリペプチドは、第2のポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下で ハイブリッド化するDNAによってコードされている。 もう一つの面では、本発明は、哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し 、哺乳動物の骨のミネラル含量(すなわちカルシウム)を高め、配列番号:1と 決定されたアミノ酸配列に対して少なくとも約19%保存されるアミノ酸配列を 有 し、それから少なくとも1つのアミノ酸が決失している合成ペプチド、または機 能的に同等である均等物に関する。 本発明は哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、哺乳動物の骨のミネ ラル含量を高め、配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約22% 保存されるアミノ酸配列を有し、それから最低1つのアミノ酸が決失している合 成ペプチドを含める。 本発明は、哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約25 %保存されるアミノ酸配列を有し、それから最低1つのアミノ酸が決失している 合成ペプチドを含める。 本発明は、哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に関して最低約28 %は保存されるアミノ酸配列を有し、およびそれらから最低1つのアミノ酸が決 失している合成ペプチドを含める。 本発明は、ポリペプチド配列から最低6アミノ酸が決失し;またはその配列か ら最低11アミノ酸が決失し;またはその配列から最低16アミノ酸が決失し; またはその配列から最低21アミノ酸が決失し;またはその配列から最低26ア ミノ酸が決失している前記合成ポリペプチドのいずれをも含める。 本発明は、前記合成ポリペプチドの1つを十分に複製することができるアミノ 酸配列を有するポリペプチドであって、(そのポリペプチドが)前記合成ポリペ プチドをコードしているDNAと緊縮条件下でハイブリダイズするDNAによっ てコードされているようなポリペプチドを含める。 また別の一面において、本発明は、哺乳動物において骨刺激活性を示すポリペ プチドであり、そのポリペプチドは配列番号:1、配列番号:3、配列番号:4 、配列番号:5、配列番号:4、配列番号:6、配列番号:7、配列番号:8、 または配列番号:9と決定された配列を有するポリペプチド、その配列の三次元 構造に由来する哺乳動物の骨刺激活性が保存される限り、その配列中のアミノ酸 が置換され、決失し、または付加されたその同族体;その各ポリペプチドの結合 体またはそれらの同族体であり、その際もしもそのポリペプチド配列が配列 番号:1と決定された配列をもっているならば、それからは最低1つのアミノ酸 が決失している。本発明は、骨刺激ポリペプチド(または機能的に同等のその均 等物)を十分に複製できるアミノ酸配列を有するポリペプチドを含める、その際 そのポリペプチドは、前記骨刺激ポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下 でハイブリッド化するDNAによってコードされるている。 もう一つの面では、本発明は配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して 19%ないし90%が保存されるアミノ酸配列;または配列番号:1と決定され たアミノ酸配列に対して19%ないし86%が保存されるアミノ酸配列;または 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して19%ないし69%が保存され るアミノ酸配列;配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して19%ないし 56%が保存されるアミノ酸配列;または配列番号:1と決定されたアミノ酸配 列に対して19%ないし42%が保存されるアミノ酸配列;または配列番号:1 と決定されたアミノ酸配列に対して19%ないし39%が保存されるアミノ酸配 列; または配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して19%ないし28 %が保存されるアミノ酸配列;または配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に 対して28%ないし90%が保存されるアミノ酸配列;配列番号:1と決定され たアミノ酸配列に対して28%ないし86%が保存されるアミノ酸配列;または 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して28%ないし69%が保存され るアミノ酸配列;または配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して28% ないし56%が保存されるアミノ酸配列;または配列番号:1と決定されたアミ ノ酸配列に対して28%ないし42%が保存されるアミノ酸配列;または配列番 号:1と決定されたアミノ酸配列に対して28%ないし39%が保存されるアミ ノ酸配列を含むポリペプチド;または哺乳動物において骨刺激活性を有する機能 的に同等な均等物に関する。 上記ポリペプチドは、本発明の1部としての上記アミノ酸配列のいずれかを含 むキメラ骨刺激因子でもよい。 本発明は、本発明の1部として上に記載したいずれかのポリペプチドを―もち ろんキメラポリペプチドも―活性成分として含む、骨減少性疾患の予防および治 療に用いる作用物質を含める。 こうして本発明は、本発明の1部として上に記載のポリペプチドの治療的有効 量を含む骨成長を促進するための薬物学的組成物でもある。 本発明は本発明の1部として上に記載したポリペプチド(またはポリペプチド を含む薬物学的組成物)の治療的有効量を投与することによって哺乳動物の骨成 長を高める方法を含める。 本発明は、骨粗鬆症の治療、哺乳動物の骨成長の促進、または骨減少性疾患に かかっているヒトの治療を含める。 本発明は、本発明のいずれかのポリペプチドによる配列を有するポリペプチド を、骨成長の促進または骨粗鬆症の治療などのために使用することを含める。 本発明は本発明のポリペプチドの存在を確認するための診断キットを含める; そのキットはリポーター系に連結したポリペプチド(またはポリペプチド類)に 対する抗体を含み、ここであらかじめ決められた量のポリペプチド(またはポリ ペプチド類)およびその抗体が結合した場合にはそのリポーター系は検出可能の 反応を生ずる。 本発明は本発明のポリペプチドに結合する抗体を含める。特に、本発明は、そ のポリペプチドを用いて抗体を合成した場合にそのようなポリペプチドに結合す る抗体を含める。 本発明は分子、例えば本発明のポリペプチドに関連して分離されたヌクレオチ ド配列などを含める。例えば、本発明は、本発明のポリペプチドのいずれかの発 現をコードする分離DNAフラグメントを含める。このようなフラグメントは、 遺伝コードの縮退により互いに異なることはもちろん理解できる。さらに本発明 はこのようなDNA配列のいずれかを組み込んだベクターを含める。 本発明は本発明のいずれかのアミノ酸配列をコードしている分離DNA配列、 または、その配列の三次元コンフォメーションに由来する哺乳動物の骨刺激活性 がそのアミノ酸配列を有するポリペプチドに保存される限り、その配列中のそれ らのアミノ酸が置換され、決失し、または付加されたその同族体;DNAにハイ ブリッド化して、哺乳動物の骨刺激活性をあらわすポリペプチドのアミノ酸配列 をコードする配列;および遺伝暗号の縮退のためにその配列とは異なったDNA を含める。 本発明はこうして次の諸段階を含んでなる本発明のいずれかのポリペプチドの 製法を含める:a)このようなポリペプチドをコードするヌクレオチッド配列を 含むDNA配列を作成し;b)そのDNAフラグメントを発現ベクターに挿入し て、そのDNAフラグメントを含み、複製することができる組換えDNAフラグ メントを作り;c)ホスト細胞をその組換えDNAで形質転換して、そのポリペ プチドを発現できるトランスフォーマントを分離し;およびd)そのトランスフ ォーマントを培養してそのポリペプチドを産生せしめ、そのポリペプチドを生成 培養混合物から回収する。 図面の簡単な説明 下記の説明においては添付の図を参照されたい。 図において、 図1は化学的に合成したヒトN−アセチル(N−末端)ポリペプチド(配列番 号:2)を注入によって与えた副甲状腺摘出ラットにおける骨ミネラル付着速度 (μm/日)をグラフで示したものである。誤差棒は±1標準偏差(S.D.) を示す。p値は0.001以下である。 図2は、4週間にわたって治療したラットの右大腿骨カルシウム密度をグラフ にしたものである。A群ラットは卵巣摘出し、化学的に合成した正常ペプチド( 配列番号:1)を毎日注射した。B群ラットは卵巣を摘出し、対照溶液を毎日注 射した。C群ラットは疑似卵巣摘出手術を受け、対照溶液を毎日注射した。D群 は対照溶液を毎日注射された完全無傷ラットである。誤差棒は±1標準偏差(S .D.)を示す。 図3は、図2に関連して述べたような治療後、テトラサイクリン標識によって 測定したラットの骨ミネラル付着速度をグラフで示したものである。 図4は、8週間にわたって治療したラットの大腿骨カルシウム濃度をグラフで 示したものである。A群ラットは卵巣を摘出し、化学的に合成した正常ペプチド (配列番号:1)を手術の8週間後から始めて、毎日注射した。B群ラットも同 様に卵巣を摘出し、対照溶液を毎日注射した。C群ラットは疑似卵巣摘出手術を 受け、対照溶液を毎日注射した。D群は対照溶液を毎日注射した完全無傷ラット である。誤差棒は±標準偏差(S.D.)を示す。 図5はテトラサイクリン標識によって測定した完全無傷ラットの骨ミネラル付 着速度のグラフである。A群ラットには化学的に合成した正常ポリペプチド(配 列番号:1)に対するウサギ抗体を投与した。B群ラットには同じ抗体とポリペ プチドそのものとを投与した。C群は対照群である。誤差棒は±1標準偏差(S .D.)を示す。 図6は化学的に合成したヒトポリペプチド(配列番号:1)と、cys−al a置換を含む同じポリペプチド(配列番号:3)のトリシンSDS電気泳動ゲル を示す。 図7は化学的に合成したヒトポリペプチド(配列番号:1)、A群:改質化学 的合成ヒトポリペプチド(配列番号:3)、B群:および対照、C群を注射した ラットの骨ミネラル付着速度(μm/日)をグラフで示したものである。(全群 共N=6。)誤差棒は±1標準偏差(S.D.)を示す。 図8はN−末端化学的合成ポリペプチド;配列番号:1(A群);配列番号: 7(B群);配列番号:6(C群);配列番号:5(D群);および配列番号: 4(E群)を注射したラットの骨ミネラル付着速度(μm/日)のグラフである 。(全群共N=6)。誤差棒は±1標準偏差(S.D.)を示す。 図9は化学的に合成したポリペプチド:配列番号:8(G群);配列番号:9 (H群)を注射したラットにおける骨ミネラル付着速度のグラフである。 図10は走査領域を示すラット右大腿のDEXA画像である:A、近位端;B 、骨幹;C、遠位端。 図11は、走査頸部領域を示すラットの右大腿骨のDEXA画像である。 図12は、非N−末端−化学的合成ポリペプチドフラグメント配列番号:1( H群);配列番号:16(I群);配列番号:15(J群);配列番号:14( K群);および配列番号:10、11、12&13(L群)を注射したラットに おける骨ミネラル付着速度(μm/日)のグラフである。(全群共N=6)。誤 差棒は±1標準偏差(S.D.)を示す。 図13は種々の被験ポリペプチドのアミノ配列であり、活性ポリペプチドは中 線上に示され、骨成長の刺激が認められなかった配列は中線の下に示される。 方法 国際特許出願No.PCT/CA94/00144の一般的方法の部に記載さ れている適用法にしたがった。 N−末端アセチル化学的合成ポリペプチド(配列番号:2)に関する毒性実験 小型浸透圧ポンプ(Alzet)に、N−末端を有する化学的合成ペプチド(配列 番号:2)の0.1%酢酸溶液約1.5mlを充填し、約25μg/日の定量デリ バリーが毎日行われるようにした。7日前に副甲状腺を摘出した5匹のラットの 喉の左側の背側の皮下筋膜下にポンプを埋め込んだ。5匹の同様に副甲状腺を摘 出したラットには0.1%酢酸のみを含む同様なインプラントを埋め込んだ。5 匹の完全無傷ラットも対照として用いた。 28日後、テトラサイクリン塩酸水溶液0.5mlを、移植ラットの各々の右 大殿筋に既述のように筋肉注射した。さらに48時間後、テトラサイクリン塩酸 溶液の第2回目の注射をした。さらに24時間後にラットを殺した。 骨ミネラル付着速度を、インプラントを埋め込んだ10匹の各ラットの右大腿 骨の下方骨幹端の横断面の検査によって測定した。結果を表1にまとめる;これ は図1にグラフで示したものである。 表1に示した各群の5匹のラットの選択した組織の組織学的評価を顕微鏡検査 によって行った。毒性損傷の兆候は認められなかった。 卵巣摘出ラットおよび正常化学的合成ポリペプチド(配列番号:1)の4週間 にわたる投与に関する実験 6匹の雌 Sprague-Dawley ラットで卵巣を摘出した。各ラットをバルビツー ル酸ナトリウム1mgの腹腔内注射で鎮静した。擬似手術を第2の6匹ラット群 で行った。ラットは2週間かけて手術から回復させた。 6匹の卵巣摘出ラットに、化学的合成ペプチド(配列番号:1)100μgを 含む0.1%酢酸溶液を24時間おきに28日間皮下注射した。25日目に、テ トラサイクリン塩酸溶液を各ラットに、投与量が24mg/kg体重になるよう に既述のように筋肉注射した。27日目に、2回目のテトラサイクリン塩酸注射 を行い、28日目にラットを殺した。 6匹の卵巣摘出ラットからなる第2群にも同様に、だがペプチドを含まない0 .1%酢酸溶液を同じ28日間投与した。擬似手術を受けた6匹のラットからな る第3群にもペプチドを含まない0.1%酢酸溶液を同じ28日間投与した。6 匹の完全無傷ラットからなる第4群にも同様にペプチドを含まない0.1%酢酸 溶液を同じ28日間投与した。 死後の血液を心臓穿刺によって採取し、血清を分析時まで凍結した。完全な剖 検を各ラットで行った。このポリペプチドを投与したラットには不都合な効果は 認められなかった。 右大腿骨の各々からその軟組織を切り離し、2日間固定して、70kVで1分 、2分および3分間、X線を照射した。3分間の照射は最も満足すべき結果を与 えた。第2群ラット、ペプチドを投与しなかった卵巣摘出ラットからの大腿の骨 密度は明らかに低い骨密度を示した。 各ラットの右大腿を個別に脱灰した(decalcified)。脱灰液は10%蟻酸( v/v)および5%クエン酸ナトリウム(w/v)、pH3.0、からなってい た。各骨を脱灰液6ml中に置いた。4日後に液体を取り換え、さらに4日後、 さらに2日後、そしてさらに3日後に取り換えた。さらに2日後、脱灰液を除去 し、電離水に代え、サンプルを2日間振盪した。2日後に水を代え、さらに1日 後に代えた。さらに1日後、各ラットの液体サンプルのすべてを合一し、各々の 最終 容量を電離水で50mlに調節した。 各右大腿骨の容量を、その骨を水に浸したときに置換される水の量の測定によ って測定した。各サンプルのカルシウム濃度を標準法によって測定し、各骨のカ ルシウム密度を計算した。結果を表2、および図2のグラフで示す。ペプチド( 配列番号:1)を投与した卵巣摘出ラットで測定した骨カルシウム濃度は正常で あるようにみえるが、非投与卵巣摘出ラットのカルシウム濃度は低下しているこ とがわかる。 左大腿骨の下骨幹端の測定によって、既述のように骨ミネラル付着速度を測定 した。結果を表3、および図3のグラフで示す。 卵巣摘出ラット、および8週間にわたって投与した正常化学的合成ポリペプチド に関する実験 卵巣摘出の8週間後、5匹の卵巣摘出ラットに、N−末端アミノ基をアセチル 基で改質した化学的合成ペプチド(配列番号:2)100μgを含む0.1%酢 酸溶液を皮下注射した。これを24時間おきに8週間行った。54日目に各ラッ トの右大殿筋にテトラサイクリン塩酸溶液を、投与量24mg/kg体重となる ように、既述のように筋肉注射した。56日目にテトラサイクリン塩酸の2回目 の注射を行い、ラットを57日目に殺した。 7匹の卵巣摘出ラットからなる第2群には、ペプチドを含まない0.1%酢酸 溶液を同様に同期間投与した。5匹の擬似手術を受けたラットからなる第3群に もペプチドを含まない0.1%酢酸溶液を同期間投与した、5匹の完全無傷ラッ トからなる第4群にもペプチドを含まない0.1%酢酸溶液を同じ8週間投与し た。第2群の2匹のラットは8週間の期間中に病気になり、予定より早く殺した 。 死後の血液を心臓穿刺によって採取し、血清を、分析時まで凍結した。剖検を 各ラットで行った。明らかな病変は、手術傷、および卵巣摘出ラットの子宮およ び膣の萎縮以外はラットに認められなかった。 右大腿骨を脱灰し、カルシウム密度を前のように測定した。結果を表4および 図4に示す。 化学的合成蛋白質(配列番号:1)に対する抗体の合成 化学的合成蛋白質(配列番号:1)を下記のように3種類の架橋剤でKLH(キ ーホール リンペット(かさがい)ヘモシアニン)に結合した。 グルタールアルデヒド結合 2.7mMKCl、1.2mM KH2PO4、138mM NaCl、8.1mM N a2HPO4、からなるPBS溶液2.5mlでペプチド(配列番号:1)5mg を希釈し、最終ペプチド濃度2mg/mlを得た。KLH溶液1.25mlにこ のペプチド溶液1.25mlを加えた。グルタールアルデヒドを最終濃度0.25 %になるように加えた。生成した溶液を室温で1時間撹拌した。撹拌後、その溶 液をPBS1リットルに対して透析した。PBSを3回取り換えた。 カルボジイミド(EDC)結合 前節に記載のようにペプチドおよびKLH溶液を調製した。1.25mlKL H溶液に1.25mlペプチド溶液を加えた。生成した溶液に2.5mgEDCを 加えた。その溶液を室温で4時間、定常的に撹拌し、それから1リットルのPB Sに対して透析した。PBSを3回取り換えた。 M−マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(MBS) 結合 H2O 500μlにペプチド5mgを加え、NaOHでpHを8.5に調節し 、最終濃度10mg/mlとした。無水シトラコン酸をH2Oで薄め、10mg /mlの濃度にした。無水物溶液500μlをペプチド溶液100μlに加え、 各添加の間にはpHを8.5に調節した。その後溶液を室温で1時間定常的に撹 拌した。その後、1Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.2)100μlを添加 し、その後100mMリン酸ナトリウム(pH7.2)を900μl加えた。ス ルホ−MBSをH2Oで希釈して25mg/ml濃度とし、この溶液400μl をペプチド溶液に加えて約5mg/mlのMBS濃度を得た。この溶液を室温で 30分間定常的に撹拌した。β−メルカプトエタノール6μlを加え、β−メル カプトエタノールの最終濃度を35mMとした。その溶液を室温で1時間定常的 に撹拌した。KLHをPBSに3mg/mlになるように溶解し、その2.5m lをペプチド溶液に加えた。その溶液を室温で3時間定常的に撹拌し、1リット ルのPBSに対して透析した。PBSを3回取り換えた。最終ペプチド濃度は約 1mg/mlで、最終的KLH濃度は約1.5mg/mlであった。 抗体の生成 ウサギに合成ペプチド溶液を下記のように注射した。各250μlのグルター ルアルデヒド−およびEDC結合ペプチド溶液を一緒にフロインドのアジュバン トと混合した。この溶液をウサギの後肢に、肢1本につき500μlを筋肉注射 した。注射ペプチドの総量は0.5mgであった。MBSでKLHに結合した合 成ペプチド500μlをフロインドのアジュバント500μlと混合した。この 溶液を別のウサギの後肢に500μl/肢 を筋肉内注射した。注射ペプチドの 総量は0.5mgであった。 合成ペプチドをゲルの2レーン上に1.5μgおよび4μg載せた(18%移 動、5%スタッキング)。ゲルを一晩30Vでブロットし、PBS中3%ミルク でブロックした。ゲルを、1%ミルク/PBSで1:250に希釈したウサギ血 清と共に一晩インキュベートし、その後1:1000に希釈した抗ウサギ−アル カリホスファターゼと共に1時間インキュベートした。それからゲルを基質で発 現させた。合成ペプチドはクーマシーブルー染色によって見ることができた。ペ プチドは各ウサギの2回目の放血によって検出され、どのウサギでも免疫前血清 によっては検出されなかった。 固定ペプチドと血清抗体との間の相互作用を、B1AcoreTMを用いる表 面プラスモン共鳴によってさらに研究した。合成ペプチドはアミン結合によって デキストラン基質上に共有結合的に固定されていた。異なる希釈のウサギ血清を その表面に5分間注入し、その固定ペプチドに結合した抗体量を測定した。タイ ター(力価)は、陽性反応を与える、すなわち50共鳴単位より大きい反応を与 える血清の最後の希釈と決められた。このやり方を用いて、抗体は両方のウサギ の血清中に存在することがわかった、そしてその相互作用はその血清をそのペプ チドと共に前インキュベートすることによって阻止できる。ウサギ血清中の抗体 は固定された無関係のペプチドとは相互作用しないことがわかった。 ラットおよび化学的合成ペプチドに対する抗体に関する実験 抗体血清を10mMトリスCl、pH7.4、で調製した。5匹ラットの各々 に、この溶液100μlを左大殿筋に注射することによって投与した。5匹ラッ トの第2群の各ラットにも同様に投与したが、ポリペプチド(配列番号:1)4 5μgを含む溶液を右大殿筋に付加的に注射した。5匹ラットの第3群の各ラッ トは10mMトリスCl、pH7.4、100μlの注射を受けた。 その後15匹の各ラットに前記のようにテトラサイクリン塩酸24mg/kg 体重を注射した。テトラサイクリン塩酸の2回目の投与は約48時間後の注射で あった。さらに約24時間経過後にラットを殺した。 骨ミネラル 付着 速度を上記のように右大腿骨の下骨幹端の測定によって決定 した。結果を表5および図5に示す。 このように、方法および生成物類は、抗体が結合するポリペプチドの検出に使 用するための、そのポリペプチドに対する抗体を用いて開発することができる。 例えば、抗体は、ポリペプチドと抗体との陽性結合を示すように作られた数種の 公知のリポーター系のいずれかと連結、または結合することができる。公知のリ ポーター系にはラジオイムノアッセイ(RIAs)、または免疫放射定量法(I RMAs)が含まれる。或いは、固相酵素免疫測定法(ELISA)はRIAs およびIRMAsと共通する比較的高い感度を有するが、普通は放射性同位元素 の使用には依存しない。可視的に検出できる、または少なくとも分光光度法で検 出できる物質が生成するかも知れない。測定しようとする、酵素に結合した物質 の蛍光に基づく分析試験法を用いることができる。本発明によって、特殊のポリ ペプチドの存在の検出のために用いることのできるリポーター系は多数あること が認められる。標準化されたサンプル収集および処理により、血清中の閾値量以 上のポリペプチドの存在が良く確認できる。 化学的合成ポリペプチド(配列番号:1)に対する抗原性反応に基づくこのよ うな方法を開発することができ、アミノ酸置換、決失および付加(および結合) に関し上記のようにして得られたポリペプチドの変形物を潜在的骨刺激因子とし て予備スクリーニングすることができる。すでに公知のペプチドに対する抗体と 陽性反応するものについて、その後骨刺激効果を、ここに例えばラットに関して 記載する系を用いて in vivo で試験することができる。 このような抗体結合リポーター系は対象の血清が不十分な量のポリペプチドを 含むかどうかを調べる方法に用いることができる。或る種類の対象の血清中のこ のようなポリペプチドの正常閾値濃度が与えられるならば、こうして試験キット を開発することができる。 システイン−アラニン置換を含む化学的合成ヒトポリペプチドに関する実験 13位置のシステイン残基をアラニンで置換して得られる、化学的合成ペプチ ド(配列番号:1)の改質配列(配列番号:3)を標準的化学的操作によって作 成した。アラニン残基は立体配置的に還元システイン残基に近く、一方自然発生 的二量体化できないポリペプチドを与える。改質および未改質(正常)ペプチド のトリシンSDS電気泳動ゲルを図6に示す。 実験は295ないし320g体重の6匹ラットからなる3群で行われた。改質 ペプチド(配列番号:3)の1mg/ml溶液を0.1%酢酸で作った。正常ペ プチド(配列番号:1)の1mg/ml溶液を0.1%酢酸で作った。最初の群 の各ラットには右腿に改質ペプチド溶液0.1mlを皮下注射した。同様に、第 2群の各ラットには正常ペプチド溶液0.1mlを注射した。第3群、対照群、 の各ラットには0.1%酢酸溶液0.1mlを注射した。これらの注射直後に各ラ ットに、水0.5mlに溶解したテトラサイクリン塩酸、24mg/kg体重を 筋肉内注射した。テトラサイクリン塩酸の2回目の投与を48時間後に行った。 2回目の投与の24時間後にCO2麻酔によって動物を殺した。右大腿骨の下骨 幹端を切り取り、酢酸緩衝液によってpH7.2に緩衝された10%ホルムアル デヒド水溶液中で固定した。骨切片を作り、上記のように測定した。 結果を表7、および図7のグラフに示した。改質ポリペプチドを注射したラッ トの骨付着速度は対照群のそれらより有意に高いが、正常ペプチドを注射したラ ットで示された骨付着速度よりは低いことがわかる。 36アミノ酸ヒトポリペプチドの活性グラグメントに関する実験 配列番号:4、5、6、7、8、および9と決められたアミノ酸配列を有する ポリペプチドを公知の化学的処理によって合成した。 試験動物として Sprague-Dawley ラットを用い、上記のように骨ミネラル付 着速度を決定した。体重280ないし380gの雄ラットを1週間環境順化させ た後、皮下注射を行った。各動物に0.1%酢酸試験溶液200μlを注射した ;1匹の動物にポリペプチド約25nmol量が与えられるような濃度に溶液を 調製した。各試験投与後、直ちに24mg/kg体重のテトラサイクリン塩酸を 筋肉内に注射した。48時間後にテトラサイクリンの2回目の注射を行った。 対照群:0.1%酢酸溶液 同様な、だが異なる実験組において、次の化学的合成ポリペプチドを用いて骨 ミネラル付着速度を試験した。 骨ミネラル付着速度を既述のように右大腿骨の下骨幹端の測定によって決定し た。2組の実験で得られた結果を表7および表8、および図8および図9のグラ フにまとめる。これらからわかるように、試験ポリペプチドのすべては骨付着速 度にプラスの影響を与える、すなわち骨刺激活性を示した。 配列番号:7に関する骨カルシウム含量実験 その他の1組の実験を配列番号:7と決定されたポリペプチドを用いて行い、 ラットに投与したとき、そのポリペプチドが骨カルシウムに与える効果を調べた 。 上記のようにラットの卵巣摘出を行った。ポリペプチド25nmolを含む0 .1%酢酸を各ラットに実験期間中毎日皮下投与した。1群のラットには卵巣摘 出後100日目から始めて12週間投与した。もう一つの群のラットには卵巣摘 出後8週間目から始めて8週間投与した。投与期間終了後ラットを殺し、解剖し 、骨ミネラル含量の死後評価を行った。 腰椎L1−L4を強力ナイロンブラシで洗い、付着した筋肉を除去した。それ らをポリプロピレン容器内の蒸留水の3cm下で腹側を上して置いた。二重エネ ルギーX線吸収計(DEXA)、Hologic 100、によって走査し、カルシウ ム含量をグラムで算出した。各ラットの右大腿骨も完全無傷に切り開き、付着筋 肉を強力ナイロンブラシで除去した。それは背側を蒸留水の3cm下でDEXA によって走査した。大腿骨の4部分を走査した;それらは図10および図11( A、近位端;B、骨幹;C、遠位端;およびD、頸部)に示される。骨ミネラル (すなわちカルシウム)含量(g)が吸収に基づき、および機械の内部標準を用 いて大腿骨の4部分で推定された。 結果を表9〜18に示す。 表にしたデータからわかるように、 in vivo 骨カルシウム量の増加が大腿骨 頸部および大腿骨幹部に非常に明らかであった、これは投与ペプチドの効果が部 位特異的で、多分機械的応力下にある骨格部位ではより大きいことを示唆する。 36アミノ酸ヒトポリペプチドのその他のフラグメントに関する実験 正常ポリペプチド(配列番号:1)のポリペプチドフラグメント類も合成し、 C−末端フラグメント類で行ったと同様に骨刺激活性を試験した。 対照群:0.1%酢酸 ここでも骨ミネラル付着速度を右大腿骨の下骨幹端の測定によって確認した。 得られた結果は表19および図12のグラフにまとめる。図12からわかるよう に、配列番号:10、11、12、13、14、15、または16と決定された 非N−末端−変形物のどれにも対照と比較して骨付着速度の増加は認められなか った。 試験した特定のポリペプチド配列に関して得られた結果をまとめて図13に示 す。 配列番号:9と決定されたポリペプチドは配列番号:1と決定されたポリペプ チドの36アミノ酸配列に含まれる10アミノ酸の配列を有することがわかる、 すなわち配列番号:1のアミノ酸配列のうちのたった28%しか保存していない ポリペプチドで in vivo 骨刺激活性を得ることができる。骨刺激効果は配列番 号:9と決定されたポリペプチドの均等物でも認められると考えられる。配列番 号:9に示されるアミノ酸の1つ以上が決失し、それでもそのポリペプチド(ま たは均等物)の活性が保有されることも多分見いだされる。 同様の活性を提供するポリペプチド類は、その他の作用物質、例えばそのポリ ペプチドが何らかの方法で結合するリセプターなど、と相互作用する同じまたは 同様な三次元部分(1個以上)を有することによって関連づけられることは、熟 練せる当業者にはもちろん公知である。これは、同様な骨刺激活性を示す互いに 関連する幾つかのポリペプチドを有することが可能だからである。 本発明は、哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、哺乳動物の骨のカ ルシウム密度または含量を高める、そして配列番号:1と決定されたアミノ酸配 列に対して最低約19%が保存されているアミノ酸配列を有し、そして最低1つ のアミノ酸がそこから決失した合成ポリペプチド、およびその相同体を提供する 。本発明に関連して、配列番号:1のアミノ酸配列と整列して並んだアミノ酸配 列を含むペプチドであって、元の配列の個々のアミノ酸残基の最低約30%がそ のペプチド中に存在するようなペプチドは、配列番号:1と決定されたアミノ酸 配列の約30%が保存されており、整列化配列間で相同置換および限られた数の 挿入または決失が可能であると言われる。整列化配列において配列番号:1の3 6アミノ酸残基のうちの7個を有するアミノ酸配列は、19%保存である。整列 化配列において、配列番号:1の36アミノ酸残基のうちの8個を有するアミノ 酸配列は、22%保存されている。整列化配列において配列番号:1の36アミ ノ酸残基のうちの9個を有するアミノ酸配列は25%保存である。整列化配列に おいて配列番号:1の36アミノ酸残基のうちの10個を有するアミノ酸配列は 28%保存されている。 言い方を少し変えるならば、本発明のポリペプチドは、(a)配列番号:1の N−末端から1個のアミノ酸ないし4個のアミノ酸が決失し、(b)配列番号: 1のC−末端から1ないし22のアミノ酸が決失し、または(a)でもあり(b)で もある、配列番号:1に対応するアミノ酸配列;または機能的に同等である均等 物である。配列番号:1のN−末端から5または6個以上のアミノ酸の決失また は配列番号:1のC−末端からの22個以上のアミノ酸の決失が可能であること が判明した。 別の意味で、本発明のポリペプチドは、哺乳動物において骨刺激活性をあらわ すポリペプチド、配列番号:1、配列番号:3、配列番号:4、配列番号:5、 配列番号:4、配列番号:6、配列番号:7、配列番号:8、または配列番号: 9と決定された配列を有するポリペプチド;それらの同族体であって、配列の三 次元構造に由来する哺乳動物の骨刺激活性が保持される限り、配列中のアミノ酸 が置換され、決失し、または付加され得る前記同族体;および前記ポリペプチド の各々の結合物またはその同族体であって、もしもそのポリペプチド配列が配列 番号:1と決定された配列を有するならば、それから最低1つのアミノ酸が決失 している前記結合物またはその同族体と記載することができる。 本発明のポリペプチドは、分子量が約1000ないし4000の範囲にある配 列を含める。しかし結合またはその他の方法によってその配列に付加し、その結 果全体的化合物の分子量を4000以上に増加させ得ることは理解できる。 アミノ酸の種々の置換が可能であり、一方本明細書に開示されたポリペプチド 類の骨刺激効果をおこす三次元構造を“保持する”ことも、制限的意図なしに、 理解される。こうして、例えば無極性脂肪族中性アミノ酸、グリシン、アラニン 、プロリン、バリンおよびイソロイシン間の相互交換が可能であると予想される 。同様に、極性脂肪族中性アミノ酸、セリン、スレオニン、メチオニン、システ イン、アスパラギンおよびグルタミン間の置換も多分可能である。ペプチドのジ スルフィド架橋による結合は或る程度重要であるようにみえる。そして孤立(lon e)システイン残基が多分完全無傷に保たれ、たとえ上記のようにcys−ala 置換が成功するとはいえ、ジスルフィド結合可能のその他のアミノ酸はそれ以外 には配列中において置換されないはずである。帯電した酸性アミノ酸、アスパラ ギン酸およびグルタミン酸間の置換は、多分行われ得る、それは帯電塩基性アミ ノ酸、リジンおよびアルギニン間の置換が起こり得るのと同様である。フェニラ ミン、ヒスチジン、トリプロファンおよチロシンを含める芳香族アミノ酸間の置 換も同様に可能である。置換は単独で、または組み合わせて行われ得る。これら の種類の置換および相互交換は熟練せる当業者には公知である。例えば米国特許 第5,487,983号および第5,512,548号は、その他のあり得る置換、 例えば遺伝子によってコードされていないアミノ酸に関する置換などを記載して いる。その他の置換が多分可能である。 配列のN−末端部分の重要性がここに記載の結果から明らかである。配列番 号:1のアミノ酸5ないし14を有するポリペプチド(配列番号:9)は骨刺激 活性を示し、一方最初の9個のN−末端アミノ酸が欠如し、アミノ酸10ないし 32(配列番号:14)またはアミノ酸20ないし35(配列番号:10)を有 するポリペプチドは骨刺激活性を示さない。配列番号:9と決定されたポリペプ チドのどちらの末端からも比較的多くのアミノ酸が決失することは可能であり、 ポリペプチド配列の三次元構造の保持が骨刺激活性の生成に重要であるらしい。 内部決失は、多分或る限られた範囲でおこり得るとはいえ、少ないはずである。 特に注目すべきは、配列番号:16と決定された配列を有するポリペプチドであ る;これは配列番号:9と決定されたアミノ酸配列とはたった1個のアミノ酸残 基が異なるだけである。前者は活性をあらわさず、後者は骨刺激活性をあらわす 。ここに開示した実験法を用いて骨成長を刺激するまたは刺激しない配列間を、 およびカルシウム骨含量を増加する、または増加しない配列間を識別することが できる。 配列の末端にアミノ酸の少量を付加することもできるはずであり、カルボキシ ルおよびアミノ末端への対称的またはほぼ対称的付加も同様に可能である。内部 付加は、或る限られた範囲では可能であるらしいが、少ないはずである。 上に列挙した改質のなかで、末端付加、決失または置換が最も役立ちそうであ る、なぜならばこのような改質は種々の機能、例えばラジオイムノアッセイに使 用するための確認基(identifying group);または結合基(linking group)な ど、に役立つからである。 正常ペプチド(配列番号:1)の場合のように、システイン残基を含む活性物 質(すなわち配列番号:4、5、6、7、8または9)は自然に二量体化し、二 量体型で存在するらしい。 当業者には公知のように、蛋白質のキメラ型はさらに利益を提供する。例えば 全蛋白質または蛋白質の1部をコードするDNA配列を、大腸菌(E-Coli)β -ガラクトシダーゼのC−末端部分をコードする配列と結合させ、融合蛋白質を 作ることができる。ヒト呼吸合胞体ウィルス糖蛋白質FおよびGの発現系が例え ば1994年2月22日発行の米国特許第5,288,639号に記載されている 。これは引例によってここに挿入される。 本発明のポリペプチドは、従来の“化学”の技術によって作られようと、組換 え技術によって作られようと、合成ポリペプチドであるのが普通である。ここで こうして作られたポリペプチドは、もしそれが天然に―例えば動物からの血清中 などに―直接見いだされる場合に、それと一緒に出現するポリペプチドまたは蛋 白質が概してない場合は、実質上純粋または生化学的に純粋と言われている。 正常ポリペプチドの活性部分をコードする核酸(DNA)配列は次のようであ る: よって上記のような、特に国際特許出願No.PCT/CA94/00144 に記載されている、このようなDNA配列を組み込んだベクターを作り、ポリペ プチドの合成に使用することができる。配列番号:1と決定されたポリペプチド をコードするDNA配列はこの明細書の配列リストにおいて配列番号:23とし て与えられている。 本発明のDNA配列またはフラグメントは、本発明のポリペプチドをコードす るヌクレオチドを含むいかなるフラグメントでもよい。上記コーディング配列に 加えて、DNAフラグメントは適したプロモーターおよびSD配列(または適し たリボソーム結合部位)をその5’末端にもつことができ、必要ならば、5’− 末端に翻訳開始コドンをを含むヌクレオチド配列および3’−末端に終始コドン を含むヌクレオチド配列を含むことができる。 熟練せる当業者には公知のように、遺伝暗号は“縮退する”。例えば遺伝子配 列中の或るヌクレオチドは特定のコドン(トリプレットをコードする)の縮退に よって、その遺伝子によってコードされるポリペプチドのアミノ酸配列を変える ことなく、別のヌクレオチドに置換され得る。本発明のDNAフラグメントは、 こうして、上記のいずれかの配列(および置換ポリペプチドまたはその他の同族 体に対応する、明快には説明されていないDNA配列類)から誘導され得る。そ して本発明のポリペプチドを遺伝子工学的技術を用いて作る場合、そのような置 換は、生成コドン(1個以上)が特異的ホスト細胞において高い利用頻度をあら わすような方法で行われる。 正常ポリペプチド(配列番号:1)と関連して説明したが、ここに開示された ポリペプチドのどれに対しても抗体が生成し得ることはもちろん理解される。 本発明のポリペプチドは、効率的投与を必要とする患者、例えば骨生成の低下 を蒙っている患者などに効率的投与するために使用するのに適した薬物学的組成 物を作ることができる。予防的治療がもう一つの可能性である。投与経路として は注射が可能性のある候補であるようにみえる。薬物学的組成物は正当な担体ま たはメジウム、例えば滅菌水、生理食塩液、植物油、無毒性有機溶媒など、また は薬剤に一般的に使用されるものを含む。充填剤、着色剤、乳化剤、懸濁剤、安 定剤、保存剤、なども用いられる。その他の可能性のある投与経路は直腸内、局 所的、非経口的、眼、鼻、舌下、バッカル(錠)、静脈内などがあり、徐放型ま たは徐放デバイスを用いることができる。 用量は、患者の種類、年齢、性別など、および治療する条件の特性および苦し さによって変化するようである。一般に、骨刺激要因を減少するのに関した条件 の治療に対する用量範囲は、患者の体重当たり約0.01pmol〜100nm olである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月25日 【補正内容】 請求の範囲 1.配列番号:4と決定されたアミノ酸配列からの30個までの連続アミノ酸を 含み、骨刺激活性を有するポリペプチド、または機能的に同等である均等物。 2.配列番号:5と決定されたアミノ酸配列からの25個までの連続アミノ酸を 含み、骨刺激活性を有するポリペプチド、または機能的に同等である均等物。 3.配列番号:6と決定されたアミノ酸配列からの20個までの連続アミノ酸を 含み、骨刺激活性を有するポリペプチド、または機能的に同等である均等物。 4.配列番号:7と決定されたアミノ酸配列からの15個までの連続アミノ酸を 含み、骨刺激活性を有するポリペプチド、または機能的に同等である均等物。 5.配列番号:8と決定されたアミノ酸配列からの14個までの連続アミノ酸を 含み、骨刺激活性を有するポリペプチド、または機能的に同等である均等物。 6.配列番号:9と決定されたアミノ酸配列からの10個までの連続アミノ酸を 含み、骨刺激活性を有するポリペプチド、または機能的に同等である均等物。 7.請求項1ないし請求項6のいずれかの項に記載のポリペプチドの保存的に置 換された変形物。 8.ポリペプチドが合成されたものであり、アミノ酸配列が約1000ないし4 000までの範囲の分子量を有する請求項1ないし請求項7のいずれかの項に記 載のポリペプチド。 9.請求項1のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製できる 30までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、その際第1のポリ ペプチドが、第2ポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下でハイブリッド 化するDNAによって、コードされている 前記第1のポリペプチド。 10.請求項2のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製でき る25個までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、前記第1のポ リペプチドが、第2のポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下でハイブリ ッド化するDNAによって、コードされている 前記第1のポリペプチド。 11.請求項3のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製でき る20個までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、前記第1のポ リペプチドが、第2のポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下でハイブリ ッド化するDNAによって、コードされている 前記第1のポリペプチド。 12.請求項4のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製でき る15個までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、前記第1のポ リペプチドが、第2のポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下でハイブリ ッド化するDNAによって、コードされている 前記第1のポリペプチド。 13.請求項5のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製でき る14個までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、前記第1のポ リペプチドが、第2のポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下でハイブリ ッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド。 14.請求項6のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製でき る10個までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、前記第1のポ リペプチドが、第2のポリペプチドをコードするDNAと緊縮条件下でハイブリ ッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド。 15.請求項9ないし請求項14のいずれかの項に記載のポリペプチドの保存的 に置換された変形物。 16.請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載のポリペプチドを含むキ メラ骨刺激因子。 17.請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載のポリペプチドを活性成 分として含む、骨減少性疾患の予防および治療に使用するための作用物質。 18.請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載のポリペプチドの治療的 有効量を含む、骨成長を促進するための薬物学的組成物。 19.請求項1ないし請求項15のいずれかの項に定義されたポリペプチドのア ミノ酸配列を有するポリペプチドの治療的有効量を投与することによって、哺乳 動物における骨成長を高める方法。 20.骨粗鬆症の治療のために請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載 のポリペプチドの使用。 21.哺乳動物における骨成長を促進するために請求項1ないし請求項15のい ずれかの項に記載のポリペプチドの使用。 22.骨成長の促進または骨粗鬆症の治療に使用するための薬剤の製造における 請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載の配列を有するポリペプチドの 使用。 23.請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載のポリペプチドの存在を 確認するための、リポーター系に結合する前記ポリペプチドに対する抗体を含ん でなる診断キットであって、あらかじめ決めた量のポリペプチドと抗体とが結合 するときに、前記リポーター系が検出可能の反応を生ずる前記診断キット。 24.請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載のポリペプチドに結合す る抗体であって、前記ポリペプチドの1つを用いて合成された抗体。 25.請求項1ないし請求項15のポリペプチドのいずれかの発現をコードする 分離DNAフラグメント、および遺伝暗号の縮退によって前記フラグメントとは 異なるDNA。 26.請求項1ないし請求項15のポリペプチドのいずれかの発現をコードする DNA配列を含むベクター。 27.a)前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むDNAフラグ メントを作成し; b)前記DNAフラグメントを発現ベクターに挿入して、前記DNAフラグメン トを含み、複製することができる組換えDNAフラグメントを生成し; c)ホスト細胞を前記組換えDNAフラグメントで形質転換して、前記ポリペプ チドを発現し得るトランスフォーマントを分離し; d)前記トランスフォーマントを培養して前記ポリペプチドを産生せしめ、生成 した培養混合物から前記ポリペプチドを回収する 諸段階を含んでなる請求項1ないし請求項15のいずれかの項に記載のポリペプ チドの製法。 28.哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、それは哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約19%保存および83% まで保存されているアミノ酸配列を有する合成ポリペプチド;または機能的に同 等である均等物。 29.哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、それは哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約22%保存され、および 69%まで保存されているアミノ酸配列を有する合成ポリペプチド;または機能 的に同等である均等物。 30.哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、それは哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約25%保存され、および 56%まで保存されているアミノ酸配列を有する合成ポリペプチド;または機能 的に同等である均等物。 31.哺乳動物において in vivo 骨刺激活性を有し、それは哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約28%保存され、および 42%まで保存されているアミノ酸配列を有する合成ポリペプチド;または機能 的に同等である均等物。 32.前記配列から少なくとも6個のアミノ酸が決失している請求項28、請求 項29、請求項30、請求項31または請求項32のポリペプチド。 33.前記配列から少なくとも11個のアミノ酸が決失している請求項28、請 求項29、請求項30、請求項31または請求項32のポリペプチド。 34.前記配列から少なくとも16個のアミノ酸が決失している請求項28、請 求項29、請求項30、請求項31または請求項32のポリペプチド。 35.前記配列から少なくとも21個のアミノ酸が決失している請求項28、請 求項29、請求項30、請求項31または請求項32のポリペプチド。 36.前記配列から少なくとも26個のアミノ酸が決失している請求項28、請 求項29、請求項30、請求項31または請求項32のポリペプチド。 37.ポリペプチドが約1000ないし4000の範囲の分子量を有する請求項 28、請求項29、請求項30、請求項31または請求項32のポリペプチド。 38.請求項28のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製で きる30までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、その際前記第 1のポリペプチドが、第2のポリペプチドをコードしているDNAと緊縮条件下 でハイブリッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド。 39.請求項29のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製で きる25までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、その際前記第 1のポリペプチドが、第2のポリペプチドをコードしているDNAと緊縮条件下 でハイブリッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド。 40.請求項30のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製で きる20までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、その際前記第 1のポリペプチドが、第2のポリペプチドをコードしているDNAと緊縮条件下 でハイブリッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド。 41.請求項31のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製で きる15までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、その際前記第 1のポリペプチドが、第2のポリペプチドをコードしているDNAと緊縮条件下 でハイブリッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド。 42.請求項32のポリペプチドに対応する第2のポリペプチドを十分に複製で きる10までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチドであって、その際前記第 1のポリペプチドが、第2のポリペプチドをコードしているDNAと緊縮条件下 でハイブリッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド。 43.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32の アミノ酸配列を含むキメラ骨刺激因子。 44.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32の アミノ酸配列を含む、骨減少性疾患の予防および治療に使用するための作用物質 。 45.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32の ポリペプチドの治療的有効量を含む、骨成長を促進するための薬物学的組成物。 46.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32に 定義されたポリペプチドのアミノ酸配列を有するポリペプチドの治療的有効量を 投与することによって哺乳動物における骨成長を高める方法。 47.骨粗鬆症の治療のために請求項28、請求項29、請求項30、請求項3 1、または請求項32のポリペプチドの使用。 48.哺乳動物の骨成長を促進するために請求項28、請求項29、請求項30 、 請求項31、または請求項32のポリペプチドの使用。 49.骨成長の促進または骨粗鬆症の治療に用いる薬剤の製造において請求項2 8、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32に記載の配列を有 するポリペプチドの使用。 50.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32の ポリペプチドの存在を確認するための、リポーター系に結合した前記ポリペプチ ドに対する抗体を含む診断キットであって、あらかじめ決めた量のポリペプチド と抗体とか結合すると前記リポーター系が検出可能の反応を生ずる 前記診断キット。 51.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32に 定義されたポリペプチドに結合する抗体であって、前記ポリペプチドを用いて合 成された抗体。 52.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32の ポリペプチドのいずれかの発現をコードする分離DNAフラグメント、および遺 伝暗号の縮退により前記フラグメントとは異なるDNA。 53.請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、または請求項32の ポリペプチドのいずれかの発現をコードするDNA配列を含むベクター。 54.a)前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むDNAフラグ メントを作成し; b)前記DNAフラグメントを発現ベクターに挿入し、 前記DNAフラグメントを含み、複製することができる組換えDNAフラグメン トを生成し; c)ホスト細胞を前記組換えDNAフラグメントで形質転換し、前記ポリペプチ ドを発現し得るトランスフォーマントを分離し; d)前記トランスフォーマントを培養して前記ポリペプチドを産生せしめ、生成 した培養混合物から前記ポリペプチドを回収する 諸段階を含んでなる請求項28、請求項29、請求項30、請求項31または請 求項32のいずれかのポリペプチドの製法。 55.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、配列番号:4、配列番号:5、 配列番号:6、配列番号:7、配列番号:8、または配列番号:9と決定された 配列からの30までの連続アミノ酸を含むポリペプチド;およびその同族体であ って、配列の三次元構造に由来する哺乳動物の骨刺激活性が保存される限り、そ の配列中のアミノ酸が置換、決失または付加され得る前記同族体;および前記ポ リペプチドまたはその同族体のそれぞれの結合物。 56.ポリペプチドが実質的に純粋で、アミノ酸配列が約1000から4000 までの範囲の分子量を有する請求項55のいずれかのポリペプチド。 57.請求項55または請求項56のポリペプチドに対応する第2のポリペプチ ドを十分に複製できる30までの連続アミノ酸を含む第1のポリペプチド、また は機能的に同等であるその均等物であって、その際第2のポリペプチドをコード するDNAと緊縮条件下でハイブリッド化するDNAによって、第1ポリペプチ ドがコードされている 前記第1のポリペプチド、または機能的に同等であるその均等物。 58.請求項55または請求項56のアミノ酸配列を含むキメラ骨刺激因子。 59.請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58のポリペプチド を活性成分として含む、骨減少性疾患の予防および治療に使用するための作用物 質。 60.請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58のポリペプチド の治療的有効量を含む、骨成長を促進するための薬物学的組成物。 61.請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58に定義されるポ リペプチドのアミノ酸配列を有するポリペプチドの治療的有効量を投与すること によって哺乳動物の骨成長を高める方法。 62.骨粗鬆症を治療するために請求項55、請求項56、請求項57、または 請求項58のポリペプチドの使用。 63.哺乳動物の骨成長を促進するために請求項55、請求項56、請求項57 、または請求項58のポリペプチドの使用。 64.骨成長の促進または骨粗鬆症の治療に使用するための薬剤の製造に請求項 55、請求項56、請求項57、または請求項58に記載の配列を有するポリペ プチドの使用。 65.請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58のポリペプチド の存在を確認するための、リポーター系に結合する前記ポリペプチドに対する抗 体を含む診断キットであって、あらかじめ決めた量の前記ポリペプチドと前記抗 体とが結合すると、リポーター系が検出可能の反応を生ずる 前記診断キット。 66.請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58に定義されたポ リペプチドに結合する抗体であって、前記ポリペプチドを用いて合成された抗体 。 67.請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58のポリペプチド のいずれかの発現をコードする分離DNAフラグメント、および遺伝暗号の縮退 により前記フラグメントとは異なるDNA。 68.請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58のポリペプチド のいずれかの発現をコードするDNA配列を含むベクター。 69.a)前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むDNAフラグ メントを作成し; b)前記DNAフラグメントを発現ベクターに挿入し、 前記DNAフラグメントを含み、複製を受け得る組換えDNAフラグメント を生成し; c)ホスト細胞を前記組換えDNAフラグメントで形質転換し、前記ポリペプチ ドを発現し得るトランスフォーマントを分離し; d)前記トランスフォーマントを培養して前記ポリペプチドを産生せしめ、生成 した培養混合物から前記ポリペプチドを回収する 諸段階を含んでなる請求項55、請求項56、請求項57、または請求項58の ポリペプチドの製法。 70.請求項1ないし請求項15、請求項28ないし請求項42、または請求項 55ないし請求項58のいずれかの項に示されるアミノ酸配列をコードする分離 DNA配列、またはその同族体であって、前記配列の三次元コンフォメーション に由来する哺乳動物の骨刺激活性が、前記アミノ酸配列を含むポリペプチドに保 存される限り、前記配列の前記アミノ酸が置換、決失または付加され得る前記同 族体;前記DNAにハイブリッド化し、哺乳動物の骨刺激活性をあらわすポリペ プチドのアミノ酸配列をコードする配列;および遺伝暗号の縮退によって前記配 列とは異なるDNA。 71.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、配列番号:4として確認された 配列から30までの連続アミノ酸を含むポリペプチド、および保存的に置換され たその変形物。 72.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、配列番号:5と決定された配列 から25までの連続アミノ酸を含むポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 73.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、配列番号:6と決定された配列 から20までの連続アミノ酸を含むポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 74.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、配列番号:7と決定された配列 から15までの連続アミノ酸を含むポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 75.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、配列番号:8と決定された配列 から14までの連続アミノ酸を含むポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 76.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、配列番号:9と決定された配列 から10までの連続アミノ酸を含むポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 77.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:4として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 78.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:5として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 79.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:6として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 80.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:7として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 81.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:8として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 82.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:9として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド、および保存的に置換されたそ の変形物。 83.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:4として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド。 84.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:5として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド。 85.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:6として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド。 86.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:7として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド。 87.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:8として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド。 88.哺乳動物において骨刺激活性をあらわし、本質的に配列番号:9として確 認されたアミノ酸配列からなる分離ポリペプチド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12Q 1/68 G01N 33/53 D G01N 33/53 A61K 37/02 ABJ (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)配列番号:1のN−末端から1ないし4の4アミノ酸が決失した、(b) 配列番号:1のC−末端から1ないし22のアミノ酸が決失した、または(a) でもあり(b)でもある、配列番号:1または配列番号:3に対応するアミノ酸 配列;または機能的に同等の均等物を含むポリペプチド。 2.(a)配列番号:4のN−末端から約4までの4アミノ酸が決失した、(b) 配列番号:4のC−末端から約16までのアミノ酸が決失した、または(a)で もあり(b)でもある、配列番号:4に対応するアミノ酸配列;または機能的に 同等の均等物を含むポリペプチド。 3.(a)配列番号:5のN−末端から約4までの4アミノ酸が決失した、(b) 配列番号:5のC−末端から約11までのアミノ酸が決失した、または(a)で もあり(b)でもある、配列番号:5に対応するアミノ酸配列;または機能的に 同等の均等物を含むポリペプチド。 4.(a)配列番号:6のN−末端から約4までの4アミノ酸が決失した、(b) 配列番号:6のC−末端から約5までのアミノ酸が決失した、または(a)でも あり(b)でもある、配列番号:5に対応するアミノ酸配列;または機能的に同 等の均等物を含むポリペプチド。 5.(a)配列番号:7のN−末端から約4までの4アミノ酸が決失した、(b) 配列番号:4のC−末端から約1までのアミノ酸が決失した、または(a)でも あり(b)でもある、配列番号:7に対応するアミノ酸配列;または機能的に同 等の均等物を含むポリペプチド。 6.N−末端から約4までの4アミノ酸が決失している配列番号:8に対応する アミノ酸配列または機能的に同等のそれらの均等物を含んでなるポリペプチド。 7.配列番号:9に対応するアミノ酸配列または機能的に同等のそれらの均等物 を含んでなるポリペプチド。 8.ポリペプチドが合成ポリペプチドであり、アミノ酸配列が約1000ないし 4000の範囲の分子量を有する請求項1ないし請求項7に記載のポリペプチド 。 9.(a)配列番号:1または配列番号:3のN−末端から1ないし4の4アミ ノ酸が決失した、(b)配列番号:1のC−末端から1ないし約22のアミノ酸 が決失した、または(a)でもあり(b)でもある、配列番号:1または配列番 号:3に対応するアミノ酸配列を含む第2のポリペプチドを十分複製できる(du plicable)第1のポリペプチド;または機能的に同等であるその均等物であって 、その際第1のポリペプチドは第2のポリペプチドをコードするDNAと緊縮条 件下でハイブリッド化するDNAによってコードされている 前記第1のポリペプチド、または機能的に同等であるその均等物。 10.請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかの項に記載のアミノ酸 配列を含むキメラ骨刺激因子。 11.疾患による骨減少の予防および治療に使用するための作用物質であって、 請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかの項に記載のポリペプチドを 活性成分として含む作用物質。 12.請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかの項に記載のポリペプ チドの治療的有効量を含む、骨成長を促進する薬物学的組成物。 13.請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかの項において定義され たポリペプチドのアミノ酸配列を有するポリペプチドの治療的有効量を投与する ことによって哺乳動物の骨成長を増加する方法。 14.骨粗鬆症の治療のために請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれ かの項に記載のポリペプチドの使用。 15.哺乳動物の骨成長の促進のために請求項1ないし請求項7または請求項9 のいずれかの項に記載のポリペプチドの使用。 16.骨成長の促進または骨粗鬆症の治療に使用するための薬剤の製造に、請求 項1ないし請求項7または請求項9のいずれかの項に記載の配列を有するポリペ プチドの使用。 17.請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかの項に記載のポリペプ チドの存在を調べるための診断キットであって、リポーター系に結合する前記ポ リペプチドに対する抗体を含み、あらかじめ決めた量のポリペプチドとその抗体 とが結合したときに、前記リポーター系が検出可能の反応を生ずる診断キット。 18.配列番号:1、配列番号:3、配列番号:4、配列番号:5、配列番号: 6、配列番号:7、配列番号:8、配列番号:9として決定されたアミノ酸配列 を有するポリペプチドに結合する抗体であって、前記ポリペプチドの1つを用い て合成された抗体。 19.請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかの項に定義されたポリ ペプチドに結合する抗体であって、前記ポリペプチドを用いて合成された抗体。 20.請求項1ないし請求項7または請求項9のポリペプチド類のいずれかの発 現をコードする分離DNAフラグメント、および遺伝暗号の縮退により前記フラ グメントとは異なるDNA。 21.請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかのポリペプチドの発現 をコードするDNA配列を含むベクター。 22.請求項1ないし請求項7または請求項9のいずれかのポリペプチドを産生 する方法であって、 a)前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むDNAフラグメント を作成し; b)前記DNAフラグメントを発現ベクターに挿入し、前記DNAフラグメント を含み、複製することができる組換えDNAフラグメントを生成し; c)前記組換えDNAフラグメントでホスト細胞を形質転換して、前記ポリペプ チドを発現し得るトランスフォーマントを分離し; d)前記トランスフォーマントを培養して、前記トランスフォーマントに前記ポ リペプチドを産生せしめ、生成した培養混合物から前記ポリペプチドを回収する 諸段階を含んでなる方法。 23.哺乳動物における in vivo 骨刺激活性を有し、哺乳動物の骨のミネラル 含量を高め、配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約19%保存 されたアミノ酸配列を有し、およびそれから最低1つのアミノ酸が決失している 合成ポリペプチド、または機能的に同等の均等物。 24.哺乳動物における in vivo 骨刺激活性を有し、それは哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約22%保存されたアミノ 酸配列を有し、およびそれから最低1つのアミノ酸が決失している 合成ポリペプチド。 25.哺乳動物における in vivo 骨刺激活性を有し、それは哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約25%保存されたアミノ 酸配列を有し、およびそれから最低1つのアミノ酸が決失している 合成ポリペプチド。 26.哺乳動物における in vivo 骨刺激活性を有し、それは哺乳動物の骨のミ ネラル含量を高め、 配列番号:1と決定されたアミノ酸配列に対して最低約28%保存されたアミノ 酸配列を有し、およびそれから最低1つのアミノ酸が決失している 合成ポリペプチド。 27.前記配列から少なくとも6個のアミノ酸が決失している請求項23、請求 項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペプチド。 28.前記配列から少なくとも11個のアミノ酸が決失している請求項23、請 求項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペプチド。 29.前記配列から少なくとも16個のアミノ酸が決失している請求項23、請 求項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペプチド。 30.前記配列から少なくとも21個のアミノ酸が決失している請求項23、請 求項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペプチド。 31.前記配列から少なくとも26個のアミノ酸が決失している請求項23、請 求項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペプチド。 32.ポリペプチドが約1000ないし4000の範囲の分子量を有する請求項 23、請求項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペプチド。 33.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26に記載のアミノ 酸配列を含む第2のポリペプチドを十分複製できるアミノ酸配列を含む第1のポ リペプチドであって、その際第1のポリペプチドは、第2のポリペプチドをコー ドするDNAと緊縮条件下でハイブリッド化するDNAによって、コードされて いる前記第1のポリペプチド。 34.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26に記載のアミノ 酸配列を含むキメラ骨刺激因子。 35.骨減少性疾患の予防および治療に使用するための、請求項23、請求項2 4、請求項25、または請求項26に記載のポリペプチドを含む作用物質。 36.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペ プチドの治療的有効量を含んでなる、骨成長を促進する薬物学的組成物。 37.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26に定義されるポ リペプチドのアミノ酸配列を有するポリペプチドの治療的有効量を投与すること によって、哺乳動物の骨成長を高める方法。 38.骨粗鬆症の治療のために請求項23、請求項24、請求項25、または請 求項26のポリペプチドの使用。 39.哺乳動物の骨成長を促進するために請求項23、請求項24、請求項25 、または請求項26のポリペプチドの使用。 40.骨成長の促進または骨粗鬆症の治療に使用するための薬剤の製造に請求項 23、請求項24、請求項25、または請求項26に記載の配列を有するポリペ プチドの使用。 41.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26に記載のポリペ プチドの存在を調べるための診断キットにおいて、あらかじめ決めた量のポリペ プチドとその抗体とが結合したときに、リポーター系が検出可能の反応を生ずる 診断キット。 42.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26に定義されたポ リペプチドに結合し、前記ポリペプチドを用いて合成される抗体。 43.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26のポリペプチド のいずれかの発現をコードする分離DNAフラグメント、および遺伝暗号の縮退 によって前記フラグメントとは異なるDNA。 44.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26のポリペプチド のいずれかの発現をコードするDNA配列を含むベクター。 45.請求項23、請求項24、請求項25、または請求項26のいずれかのポ リペプチドの製法であって、 a)前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むDNAフラグメント を作成し; b)前記DNAフラグメントを発現ベクターに挿入し、前記DNAフラグメント を含み、複製することができる組換えDNAフラグメントを生成し; c)ホスト細胞を前記組換えDNAフラグメントで形質転換し、前記ポリペプチ ドを発現できるトランスフォーマントを分離し;そして d)前記トランスフォーマントを培養して、前記トランスフォーマントに前記ポ リペプチドを産生せしめ、生成培養混合物から前記ポリペプチドを回収する 諸段階からなる製法。 46.骨刺激活性をあらわし、配列番号:1、配列番号:3、配列番号:4、配 列番号:5、配列番号:4、配列番号:6、配列番号:7、配列番号:8、配列 番号:9として決定された配列を有するポリペプチド;およびその同族体であっ て前記配列の三次元構造に由来する哺乳動物の骨刺激活性が保存される限りにお いて前記配列中のアミノ酸が置換され、決失し、または付加され得る前記同族 体;および前記ポリペプチド配列が配列番号:1と決定された配列を有する場合 、少なくとも1つのアミノ酸がそれから決失している前記ポリペプチドの各々の 結合物またはその同族体。 47.ポリペプチドが実質的に純粋であり、アミノ酸配列が約1000ないし4 000の範囲の分子量を有する請求項46に記載のポリペプチド。 48.請求項45または請求項46のアミノ酸に対応するアミノ酸配列を含む第 2のポリペプチドを十分に複製できるアミノ酸の配列を含む第1のポリペプチド 、または機能的に同等である均等物であって、その際第2ポリペプチドをコード するDNAと緊縮条件下でハイブリッド化するDNAによって、第1ポリペプチ ドがコードされている 前記第1のポリペプチドまたは機能的に同等の均等物。 49.請求項46または請求項47のアミノ酸配列を含むキメラ骨刺激因子。 50.請求項46または請求項47のポリペプチドを活性成分として含む骨減少 性疾患の予防および治療に使用する作用物質。 51.請求項46または請求項47のポリペプチドの治療的有効量を含んでなる 骨成長を促進する薬物学的組成物。 52.請求項46または請求項47に定義されるポリペプチドのアミノ酸配列を 有するポリペプチドの治療的有効量を投与することによって骨成長を高める方法 。 53.骨粗鬆症の治療のために請求項46または請求項47に記載のポリペプチ ドの使用。 54.哺乳動物の骨成長を促進するために請求項46または請求項47に記載の ポリペプチドの使用。 55.骨成長の促進または骨粗鬆症の治療に使用するための薬剤の製造における 請求項46または請求項47に記載の配列を有するポリペプチドの使用。 56.請求項46または請求項47のポリペプチドの存在を確認するための、リ ポーター系に結合する前記ポリペプチドに対する抗体を含んでなる診断キットで あって、あらかじめ決めた量のポリペプチドと抗体とが結合するときに、前記リ ポーター系が検出可能の反応を生ずる前記診断キット。 57.請求項46または請求項47で定義されたポリペプチドに結合する抗体で あって、前記ポリペプチドを用いて合成された抗体。 58.請求項46または請求項47のポリペプチドのいずれかの発現をコードす る分離DNAフラグメント、および遺伝暗号の縮退により前記フラグメントとは 異なるDNA。 59.請求項46または請求項47のポリペプチドのいずれかの発現をコードす るDNA配列を含むベクター。 60.a)前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むDNAフラグ メントを作成し; b)前記DNAフラグメントを発現ベクターに挿入し、前記DNAフラグメント を含み、複製することができる組換えDNAフラグメントを生成し; c)ホスト細胞を前記組換えDNAフラグメントで形質転換し、前記ポリペプチ ドを発現できるトランスフォーマントを分離し;そして d)前記トランスフォーマントを培養して、前記トランスフォーマントに前記ポ リペプチドを産生せしめ、生成した培養混合物から前記ポリペプチドを回収する 諸段階を含んでなる請求項46または請求項47のポリペプチドの製法。 37.請求項1ないし請求項7、請求項9、請求項23、請求項24、請求項2 5、請求項26、請求項46または請求項47のいずれかの項に示されるアミノ 酸配列をコードする分離DNA配列、またはその同族体であって、その配列の三 次元コンフォメーションに由来する哺乳動物における骨刺激活性が、そのアミノ 酸配列を含むポリペプチド;前記DNAにハイブリッド化し、哺乳動物において 骨刺激活性をあらわすポリペプチドのアミノ酸配列をコードする配列;そして遺 伝暗号の縮退により前記配列とは異なるDNA;に保存される限りにおいて、そ の配列中のアミノ酸が置換され、決失し、または付加され得る、前記分離DNA 配列、またはその同族体。
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