JPH11506079A - 特に食品詰物容器用蓋及びその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、容器の開口部に冠着できる外殻（３）と、銘（１１）を有して外殻（３）の底部（６）に粘着ペイント（９）を介在させて嵌合し、容器に対し蓋（１）を密閉することができる無ＰＶＣシール（８）とを含む食品容器の蓋であって、前記シール（８）の底部（６）への粘着をコントロールできる粘着ペイント（９）は金属性顔料を含む合成樹脂と炭化水素の混合物からなり、銘（１１）を有するフィルム（１０）がペイント（９）の上に添着され、前記銘は所定の化学−物理的親和性を有するインクを用いて、シール（８）として用いるべき物質とともに作成され、したがって、蓋（１）の底部（６）からシール（８）を剥離すると、シール（８）に銘（１１）が明瞭に再製されている。

Description

【発明の詳細な説明】 特に食品詰物容器用蓋及びその製法 技術分野 本発明は、一般的には良く知られている食品容器の蓋、とりわけ懸賞競技など に用いるものであって、その内側に銘を設けたものに関する。 特にこの種の蓋は、圧力を有するか有しないか、若しくは、加熱加工するかし ないかにかかわらず、飲料食品を入れるガラス壜の封緘に用いられる。このよう な蓋は大気と容器の間のシールを保証するクラウンキャップである。より詳細に は、このキャップは蓋の底部に面する側に銘を有する剥離可能な無ＰＶＣシール を有する。ポリビニールクロライドを含まない無ＰＶＣ物質の使用は、とりわけ 北欧諸国では減少し続けている。前記した内部の銘は蓋を懸賞競技用として適す るものにする。 従来の技術 現状においては、先行例や特殊商用によれば、懸賞競技に適するキャップには ３つのタイプが用いられている。 第１のタイプは、金属製の外殻形状をして、その内底面に粘着性のペイントに て不透明性のＰＶＣシールが設けられている。シールとペイントの親和性を考え ると、シールは剥離しやすくて、キャップの内底面の銘が読み取れることとなる 。 第２のタイプは、これまたＰＶＣシールを有するが、第１のものとは異なり、 銘は外殻からシールに転移するように作られており、したがって、この種のキャ ップは、シールはキャップそのものよりも郵送しやすいことから、シールが勝利 の証拠として用いられるべきときに理想的である。 第３のタイプは、内底面から容易に剥離できない透明性のシール（ＰＶＣ又は 無ＰＶＣ）を有するキャップである。これは内底面の銘がシールを通して明確に 見えるものである。しかしながら、このキャップは懸賞競技には実用的ではなく 、キャップ全体が勝利の証拠として要求されるから第２タイプのキャップよりも 不都合があり、既に述べたように、キャップよりもシールの方が郵送に適する。 さらに、この第３のタイプのキャップの欠点は、外側から銘を読み取られないよ うに、十分に不透明な壜が要求されることである。 先行例によるＰＶＣを基礎としたクラウンキャップの３つのタイプのいずれも 、ＰＶＣクラウンキャップを法律で禁止している国では市場に出回ることはなか った。 そのような規制や要請に応えるべく、また同時に、容易に剥離可能な無ＰＶＣ のキャップを得るため、無ＰＶＣ物質のキャップに対する粘着性をコントロール する新規な技術が必要である。 発明の概要 本発明の主たる目的は、公知タイプのキャップにおける前記不利益を克服する ことにあり、必要ならば外殼の内底面から容易に 剥離できる無ＰＶＣシールを有するキャップを提供することにある。 本発明の更なる目的は、蓋の外殻へのシールの貼着をコントロールできる方法 を用いて、蓋の内底面に塗布した粘着ペイントにシールが貼着する事なしに、容 易かつ明確にシールに転移できる銘を創造することにある。 本発明の他の目的は、簡単で、信頼性の高い製造方法を提供することにある。 この目的を達成するための、本発明にかかる技術の詳細は、特許請求の範囲に 明確に記載されており、その効果は、好適実施例の添付図面を参照して説明する 詳細な記述より明らかである。 図面の簡単な説明 図１は本発明にかかる蓋の底面の概要平面図である。 図２は図１に於けるＩＩ−ＩＩ線断面図で、説明の都合上から一部削除して示 す。 図３は図２に示すクラウンキャップの一部拡大図である。 図４は先行図における蓋のシールが一部剥離し、内部の銘の転移が行われてい る状態を示す。 好適実施例の説明 図示の実施例において、蓋は大気と触れてはならない飲料食品を入れるべく設 計された壜のキャップからなり、より詳細にはクラウンキャップであって、加圧 し又は加圧しない液体食品、例え ば、水やワインその他の飲料を入れるガラス壜を封緘するために一般的に用いら れるものである。 添付図面に基づき、開示した蓋はクラウンキャップであって、符号１で全体を 示す。キャップ１は壜（図示略）のトップに冠することができる基本的には金属 の外殻３からなり、内底面６を形成する凹面５を有し、凹面５にはクラウン７が 形成されている。このキャップ１はその内底面６とほぼ同じサイズの無ＰＶＣシ ール８（すなわち、ポリビニールクロライドを含まない物質）を有する。 ペイント９はシール８を内底面６に固着させるために用いられる。 より詳細には、このキャップ１の製造方法は、金属シートから始まり、この金 属シートの片面に、蓋の外面に表すべきデザイン（通例は当該産品の商標）のリ トグラフ印刷がなされ、他の片面に前記ペイント９の塗層が施される。 そしてその金属シートは、キャップ１を形成するためのカッティングと成型の 段階に至り、最終的に成型されたキャップ１は加熱ステーションに送られ、そこ でペイント９は溶融してキャップ１に挿入されるシール８の粘着剤となり、その 後所望形状を与えるべく関連するプレスによって成型される。 本発明において、前記ペイント９は合成樹脂と炭化水素混合物及び重くもなく かつ毒性のない金属性顔料のミックスからなる。 金属性顔料の添加はシール８の内底面６への粘着性をコントロールするのに有 効であり、炭化水素混合物中の金属性顔料の濃度が 大きければ大きいほど、ペイント９は金属性外殻３の化学物理的な特性を作り出 す。 その結果、シール８の外殻３に対する粘着性は減少する。 より詳細には、金属性顔料の添加は、キャップ１の内底面６にシール８が固着 して残るとともに、例えば指先で持ち上げて容易に剥離できるように行われる。 前記ペイント９は基本的に次のような重量パーセントで示す種々の成分量から なる。 ２−ブトキシエタノール（butoxyethanol） １５−２５％ 芳香族炭化水素（aromatic hydrocarbons） Ｃ９−Ｃ１１ ５−１５％ ｎ−ブタノール（n-butanol） １−５％ キシロール（xylol） １−５％ イソブタノール（isobutanol） １−５％ ２（２−ブトキシエトキシ (2-butoxyethoxy)）エタノール（ethanol） １−５％ 合成樹脂（synthetic resins） ３０−４０％ メチル イソブチル ケトン（methyl isobutyl ketone） １−５％ メトキシプロパノール（methoxypropanol） １０−２０％ 金属性顔料（metallic pigments） １−５％ ペイント９とシール８との間に、透明又は彩色されたフィルム １０が配置され、このフィルム１０はＵＶインクを用いた銘１１を有する。ＵＶ インクは特別のインクで、紫外線オーブンで乾燥及び固定化ができる。フィルム １０は単に、銘１１が設けられたキャップ１の内底面６の限定された塗層範囲に 配置されている。 前記フィルム１０は基本的に、有機顔料、脂肪族化合物の炭化水素の留分、ポ リエステル、アミノ、及びワックス樹脂からなる。フィルム１０の成分のお陰で 、フィルム１０で処理された範囲上に明確に位置するＵＶインクの銘１１は、後 者に僅かに貼着し、その結果、銘が接触するシール８により強く貼着する。 ＵＶインクは基本的に、有機顔料、アミノ及び／又はポリエステル及び／又は エポキシ樹脂、アクリル酸とともに多機能アルコール（polyfunctional alkohol ）のディ−（di-）及びトリ−（tri-）エステルのアクリルオリゴマー（acrylie oligomers）、ベンゾフェノン（benzophenone）及び／又はケトン（ketones） 複合物又はそれらの誘導体、ポリエチレンワックス（polyethylene waxes）から なる。 次に蓋１の構造についての製造方法を述べる。 まず最初に、金属性顔料を添加した炭化水素化合物に合成樹脂を混合してペイ ント９を製造する。 その後、キャッ１の外殻３を得るのに最適する機械的スペックをもって、ペイ ント９を通例は金属のシート状物の片面に塗布する。 特有の要請によれば、前記シート状物はクロームメッキ鋼板、錫メッキ鋼板又 はステンレススチール及びアルミ板である。 その後ペイント９は普通の加熱炉にて摂氏１５０〜２５０度の間で変化する温 度にて５〜２０分間行われる。加熱温度は摂氏１８０〜１９０度の少ない隔たり をもって１１〜１３分間維持される。 後者の工程において、若しもキャップ１が商業的懸賞競技に用いるものならば 、ペイント９の上にフィルム１０が形成される。銘１１が設けられるべき塗装さ れた範囲にのみフィルム１０を載せるために特殊のリトグラフ版を用いる。 フィルム１０はその後前記ペイント９の乾燥工程と同じようにして第２の乾燥 工程で乾燥される。 その他の工程として、フィルム１０にてカバーされたエリアに銘１１が形成さ れる。銘１１は好ましくはフィルム１０を形成するために用いたものと同じ版を 用い、前記したスペックと成分のＵＶインクを用いる。 上記のように処理されたシート状物は切断されて外殻を得る。外殻のそれぞれ に、キャップ１とボトル間のシールを保証するために、無ＰＶＣシール８が添着 される。 上記事項は明らかに本発明の有利性を示している。すなわちキャップ１の底部 からシール８を剥離したときは、そのシールには所望の銘１１の明瞭な複製がで きているのである（図４参照）。 金属性顔料を含むペイントの使用は、蓋からシールを剥離する過程をコントロ ールできるようにし、それを用いるボトラーには重要なファクターである機械的 スペックやクラウンキャップのシールを全体として不変に保つ。 とりわけ、シールの蓋への粘着性と蓋の底部への文字の限られた粘着性との両 方のコントロールは、なかんずく、無ＰＶＣ物質と両立でき、かつ、作用する物 質を得るのに適当な成分の確認の結果なのである。 本発明は数多くの変更例やバリエーションが従属し、それら全ては設計思想に 包含される。そのうえ、全ての部分は技術的に均等な物と置換できるものである 。

【手続補正書】 【提出日】１９９８年９月８日 【補正内容】 （１）請求の範囲を別紙の通り補正する。 （２）明細書第６頁第８行中「後者に」とあるのを次のように補正する。 「フィルム１０に」 （３）明細書第６頁第９行中「銘が」とあるのを次のように補正する。 「銘１１が」 （４）明細書第７頁第１９行中「そのシールには」から、同第２０行中「（図４ 参照）。」までの記載を次のように補正する。 「そのシール８には（図４に明瞭に示すように）銘１１のみがある。」 （５）明細書第７頁第２１行中「蓋からシールを」とあるのを次のように補正す る。 「蓋１からシール８を」 （６）明細書第８頁第１行中「シールの」から、同第２行中「コントロールは、 」までの記載を次のように補正する。 「シール８の蓋１への粘着性と蓋１の底部６におけるフィルム１０への銘１１ の限られた粘着性との両方のコントロールは、」 請求の範囲 １．容器の口に相応する底部（６）を有し、その底部（６）は蓋（１）が閉じら れたとき容器の内部と対面できるように容器の開口部に冠着することができる形 状をした外殻（３）と、 底部（６）に嵌着して容器に冠着した蓋（１）を密閉するシール（８）と、 シール（８）を底部（６）に結合すべく底部（６）の内面に塗布された粘着性 のペイント（９）とからなり、 ペイント（９）は金属性顔料の複合物を含むために、シール（８）は、必要に より、外殻（３）の底部（６）から容易に剥離できることを特徴とする食品詰物 容器用蓋。 ２．請求項１において、前記ペイント（９）は基本的に、２−ブトキシエタノー ル、芳香族炭化水素Ｃ９−Ｃ１１、ｎ−ブタノール、キシロール、イソブタノー ル、２（２−ブトキシエトキシ エタノール、合成樹脂、メチル イソブチル ケトン、メトキシプロパノール及び金属性顔料の構成成分からなることを特徴と する食品詰物容器用蓋。 ３．請求項２において、前記ペイント（９）の構成成分はそれぞれ、２−ブトキ シエタノールが１５−２５重量％、芳香族炭化水素Ｃ９−Ｃ１１が５−１５重量 ％、ｎ−ブタノールが１−５重量％、キシロールが１−５重量％、イソブタノー ルが５−１５重量％、２（２−ブトキシエトキシ エタノールが１−５重量％、 合成樹脂が３０−４０重量％、メチル イソブチル ケトンが１−５重量％、メ トキシプロパノールが１０−２０重量％及び金属性顔料が１−５重量％の割合で 存在することをことを特徴とする食品詰物容器用蓋。 ４．請求項１において、前記シール（８）は外殻（３）の底部（６）から容易に 手で剥離できることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 ５．請求項１において、前記外殻（３）のペイント（９）に粘着するシール（８ ）の銘（１１）が複製されており、かつ、その銘（１１）に非固着性のフィルム （１０）がペイント（９）と銘（１１）との間に、銘（１１）がペイント（９） に粘着するのを減じて、シール（８）側に大きな粘着がなされるように配置され ていることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 ６．請求項５において、前記フィルム（１０）は有機顔料、脂肪族化合物の炭化 水素の留分、ポリエステル、アミノ、及びワックス樹脂からなることを特徴とす る食品詰物容器用蓋。 ７．請求項５において、前記フィルム（１０）は透明物質からなることを特徴と する食品詰物容器用蓋。 ８．請求項５において、前記フィルム（１０）は彩色された物質からなることを 特徴とする食品詰物容器用蓋。 ９．請求項５において、前記銘（１１）は紫外線オーブンで乾燥できるＵＶイン クを用いて作成されることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 １０．請求項９において、前記ＵＶインクは、有機顔料、アミノ及び／又はポリ エステル及び／又はエポキシ樹脂、アクリル酸とともに多機能アルコールのディ −及びトリ−エステルのアクリルオリゴマー、ベンゾフェノン及び／又はケトン 複合物又はそれらの派生物、ポリエチレンワックスからなることを特徴とする食 品詰物容器用蓋。 １１．請求項１において、前記蓋（１）は、好ましくはクラウン（７）のような 外殻（３）形状で、ポリビニールクロライドを含まないシール（８）を含む金属 性のボトルキャップからなることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 １２．請求項１において、銘１１の前記金属性顔料は重金属でも毒性物でもない 金属からなることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 １３．ペイント（９）を得べく、金属性顔料を添加した炭化水素化合物に合成樹 脂を混合する工程と、 ペイント（９）を外殻を得るのに適する金属のシート状物の片面に塗布する工 程と、 ペイント（９）を乾燥する工程と、 銘（１１）が配置されるべき範囲のペイント（９）にフィルム（１０）を付け る工程と、 フィルム（１０）の乾燥工程と、 銘（１１）がペイント（９）の上に載置されたフィルム（１０）には粘着し難 く、その上に載置されたシール（８）には粘着する銘（１１）を形成する工程と 、 外殻（３）を所望の形状にするためのカット及び成形工程と、 シール（８）を外殻（３）の銘（１１）の上でペイント９に冠着する工程と、 を含むことを特徴とする請求項１から１２の食品詰物容器用蓋の製法。 １４．請求項１３において、前記フィルム（１０）は第１のプレートを用いて適 用することを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １５．請求項１３において、前記乾燥工程は摂氏１５０〜２５０度の間で変化す る温度にて５〜２０分間行うことを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １６．請求項１３において、前記銘（１１）は第２のプレートを用いて適用する ことを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １７．請求項１３において、前記フィルム（１０）及び銘（１１）は同じプレー トを用いて適用することを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １８．請求項１３において、前記銘（１１）はＵＶインクで印刷することを特徴 とする食品詰物容器用蓋の製法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｃ０９Ｄ 11/02 Ｃ０９Ｄ 11/02 (72)発明者 ミケリーニ，ファブリッツィオ イタリア，イー−44100 フェラーラ，20, ヴィア ドン ロレンツォ ミラーニ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．容器の口に相応する底部（６）を有し、その底部（６）は蓋（１）が閉じら れたとき容器の内部と対面できるように容器の開口部に冠着することができる形 状をした外殻（３）と、 底部（６）に嵌着して容器に冠着した蓋（１）を密閉するシール（８）と、 シール（８）を底部（６）に結合すべく底部（６）の内面に塗布された粘着性 のペイント（９）とからなり、 ペイント（９）は金属性顔料の複合物を含むために、シール（８）は、必要に より、外殼（３）の底部（６）から容易に剥離できることを特徴とする食品詰物 容器用蓋。 ２．請求項１において、前記ペイント（９）は基本的に、２−ブトキシエタノー ル、芳香族炭化水素Ｃ９−Ｃ１１、ｎ−ブタノール、キシロール、イソブタノー ル、２（２−ブトキシエトキシエタノール、合成樹脂、メチル イソブチル ケ トン、メトキシプロパノール及び金属性顔料の構成成分からなることを特徴とす る食品詰物容器用蓋。 ３．請求項２において、前記ペイント（９）の構成成分はそれぞれ、２−ブトキ シエタノールが１５−２５重量％、芳香族炭化水素Ｃ９−Ｃ１１が５−１５重量 ％、ｎ−ブタノールが１−５重量％、キシロールが１−５重量％、イソブタノー ルが５−１５重量 ％、２（２−ブトキシエトキシ エタノールが１−５重量％、合成樹脂が３０− ４０重量％、メチル イソブチル ケトンが１−５重量％、メトキシプロパノー ルが１０−２０重量％及び金属性顔料が１−５重量％の割合で存在することをこ とを特徴とする食品詰物容器用蓋。 ４．請求項１において、前記シール（８）は外殻（３）の底部（６）から容易に 手で剥離できることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 ５．請求項１において、前記外殻（３）のペイント（９）に粘着するシール（８ ）の一部に銘（１１）が複製されており、かつ、その銘（１１）に非固着性のフ ィルム（１０）がペイント（９）と銘（１１）との間に、銘（１１）がペイント （９）に粘着するのを減じて、シール（８）側に大きな粘着がなされるように配 置されていることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 ６．請求項５において、前記フィルム（１０）は有機顔料、脂肪族化合物の炭化 水素の留分、ポリエステル、アミノ、及びワックス樹脂からなることを特徴とす る食品詰物容器用蓋。 ７．請求項５において、前記フィルム（１０）は透明物質からなることを特徴と する食品詰物容器用蓋。 ８．請求項５において、前記フィルム（１０）は彩色された物質からなることを 特徴とする食品詰物容器用蓋。 ９．請求項５において、前記銘（１１）は紫外線オーブンで乾燥できるＵＶイン クを用いて作成されることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 １０．請求項９において、前記ＵＶインクは、有機顔料、アミノ及び／又はポリ エステル及び／又はエポキシ樹脂、アクリル酸とともに多機能アルコールのディ −及びトリ−エステルのアクリルオリゴマー、ベンゾフェノン及び／又はケトン 複合物又はそれらの誘導体、ポリエチレンワックスからなることを特徴とする食 品詰物容器用蓋。 １１．請求項１において、前記蓋（１）は、好ましくはクラウン（７）のような 外殻（３）形状で、ポリビニールクロライドを含まないシール（８）を含む金属 性のボトルキャップからなることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 １２．請求項１において、前記金属性顔料は重金属でも毒性物でもない金属から なることを特徴とする食品詰物容器用蓋。 １３．ペイント（９）を得べく、金属性顔料を添加した炭化水素化合物に合成樹 脂を混合する工程と、 ペイント（９）を外殻を得るのに適する金属のシート状物の片面に塗布する工 程と、 ペイント（９）を乾燥する工程と、 銘（１１）が配置されるべき範囲のペイント（９）にフィルム（１０）を付け る工程と、 フィルム（１０）の乾燥工程と、 銘（１１）がペイント（９）の上に載置されたフィルム（１０）には粘着し難 く、その上に載置されたシール（８）には粘着する銘（１１）を形成する工程と 、 外殼（３）を所望の形状にするためのカット及び成形工程と、 シール（８）を外殻（３）の銘（１１）の上に冠着する工程と、 を含むことを特徴とする請求項１から１２の食品詰物容器用蓋の製法。 １４．請求項１３において、前記フィルム（１０）は第１のプレートを用いて適 用することを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １５．請求項１３において、前記乾燥工程は摂氏１５０〜２５０度の間で変化す る温度にて５〜２０分間行うことを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １６．請求項１３において、前記銘（１１）は第２のプレートを用いて適用する ことを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １７．請求項１３において、前記フィルム（１０）及び銘（１１）は同じプレー トを用いて適用することを特徴とする食品詰物容器用蓋の製法。 １８．請求項１３において、前記銘（１１）はＵＶインクで印刷することを特徴 とする食品詰物容器用蓋の製法。