JPH1150429A - 魚巣用ブロック - Google Patents
魚巣用ブロックInfo
- Publication number
- JPH1150429A JPH1150429A JP9219800A JP21980097A JPH1150429A JP H1150429 A JPH1150429 A JP H1150429A JP 9219800 A JP9219800 A JP 9219800A JP 21980097 A JP21980097 A JP 21980097A JP H1150429 A JPH1150429 A JP H1150429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fish nest
- water
- fish
- holes
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブロックの敷設によって水の流速が低減する
ことによる淀みの発生を極力少なくすることにより、ア
ユが生息するのに最も適した環境をつくり出すことがで
きるものを提供することにある。 【解決手段】 基礎部12と、該基礎部の上にこれと一
体に形成してなる魚巣形成部13とから構成され、該魚
巣形成部に、敷設時において河川の流れ方向と平行に延
びる通水孔16を設けたことを特徴とする魚巣用ブロッ
ク。
ことによる淀みの発生を極力少なくすることにより、ア
ユが生息するのに最も適した環境をつくり出すことがで
きるものを提供することにある。 【解決手段】 基礎部12と、該基礎部の上にこれと一
体に形成してなる魚巣形成部13とから構成され、該魚
巣形成部に、敷設時において河川の流れ方向と平行に延
びる通水孔16を設けたことを特徴とする魚巣用ブロッ
ク。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は魚巣用ブロック、特
にアユの生態系保全に適した魚巣用のブロックに関す
る。
にアユの生態系保全に適した魚巣用のブロックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、河川の護岸や河床等に設置されて
いる魚巣用ブロックとして、図8に示すような実公平7
−56332号のものがある。すなわち、同図におい
て、1は魚巣用ブロックで、直方体状のブロック2の内
部には下面に開口する空洞部が設けられており、前記ブ
ロック1の四壁面に逆U字状の切欠部3を、上部四隅部
のテーパー面に内側下方に傾斜した貫通孔4を夫々設け
て、前記切欠部3及び貫通孔4と前記空洞部とを連通し
た構成のものであり、河床の根固めとともに魚類が営巣
できる魚巣としての機能を期待したものである。
いる魚巣用ブロックとして、図8に示すような実公平7
−56332号のものがある。すなわち、同図におい
て、1は魚巣用ブロックで、直方体状のブロック2の内
部には下面に開口する空洞部が設けられており、前記ブ
ロック1の四壁面に逆U字状の切欠部3を、上部四隅部
のテーパー面に内側下方に傾斜した貫通孔4を夫々設け
て、前記切欠部3及び貫通孔4と前記空洞部とを連通し
た構成のものであり、河床の根固めとともに魚類が営巣
できる魚巣としての機能を期待したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、図8に示す
魚巣用ブロック1は、その内部に空洞部を設けることに
より水の流れに淀みが生じる場所を作り、この空洞部を
魚類等の休息場所とする構造のものである。しかし、コ
イのような河の淵や淀み等の止水環境を好む魚にはこの
ような魚巣用ブロックが適しているが、アユの場合は水
の澄んだ清流の川底等に繁殖している藻類を餌としてお
り、「瀬」と呼ばれる水深が浅く且つ流れの早い河相を
好んで生息する魚であるため、上記のような従来の魚巣
用ブロックはアユが生息するのには適さなかった。
魚巣用ブロック1は、その内部に空洞部を設けることに
より水の流れに淀みが生じる場所を作り、この空洞部を
魚類等の休息場所とする構造のものである。しかし、コ
イのような河の淵や淀み等の止水環境を好む魚にはこの
ような魚巣用ブロックが適しているが、アユの場合は水
の澄んだ清流の川底等に繁殖している藻類を餌としてお
り、「瀬」と呼ばれる水深が浅く且つ流れの早い河相を
好んで生息する魚であるため、上記のような従来の魚巣
用ブロックはアユが生息するのには適さなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の問題点を解消するために成されたもので、ブロッ
クの敷設によって水の流速が低減することによる淀みの
発生を極力少なくすることにより、アユが生息するのに
最も適した環境をつくり出すことができるものを提供す
ることを目的としたものであり、その要旨は、基礎部
と、該基礎部の上にこれと一体に形成してなる魚巣形成
部とから構成され、該魚巣形成部に、敷設時において河
川の流れ方向と平行に延びる通水孔を設けたことを特徴
とする魚巣用ブロックにある。
従来の問題点を解消するために成されたもので、ブロッ
クの敷設によって水の流速が低減することによる淀みの
発生を極力少なくすることにより、アユが生息するのに
最も適した環境をつくり出すことができるものを提供す
ることを目的としたものであり、その要旨は、基礎部
と、該基礎部の上にこれと一体に形成してなる魚巣形成
部とから構成され、該魚巣形成部に、敷設時において河
川の流れ方向と平行に延びる通水孔を設けたことを特徴
とする魚巣用ブロックにある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図7に示
す実施例に基づいて詳細に説明するに、図において、1
1はコンクリートで形成したアユ用の魚巣ブロックで、
四角盤状の基礎部12と、該基礎部12の上にこれと一
体に形成した平面視がほゞホームベース状の形態をした
盤状の魚巣形成部13とから主に構成されている。
す実施例に基づいて詳細に説明するに、図において、1
1はコンクリートで形成したアユ用の魚巣ブロックで、
四角盤状の基礎部12と、該基礎部12の上にこれと一
体に形成した平面視がほゞホームベース状の形態をした
盤状の魚巣形成部13とから主に構成されている。
【0006】この魚巣形成部13は、図1に示すよう
に、左右方向の長さは前記基礎部12の長さと同一の長
であるが、前後方向の長さは前記基礎部12より小さい
幅狭としたものであり、図中左側(河の流れの上流側に
配設する前端面側)の左右両隅部を中心線Lに対して夫
々45°(内角)で垂直に切欠いた状態の斜面14,1
4が形成されており、該両斜面14,14の中央には前
記基礎部12の前端面12Aと面一とした幅狭で垂直な
前端面13Aが形成されていて、全体としてほゞホーム
ベース状の形状とした構成のものである。
に、左右方向の長さは前記基礎部12の長さと同一の長
であるが、前後方向の長さは前記基礎部12より小さい
幅狭としたものであり、図中左側(河の流れの上流側に
配設する前端面側)の左右両隅部を中心線Lに対して夫
々45°(内角)で垂直に切欠いた状態の斜面14,1
4が形成されており、該両斜面14,14の中央には前
記基礎部12の前端面12Aと面一とした幅狭で垂直な
前端面13Aが形成されていて、全体としてほゞホーム
ベース状の形状とした構成のものである。
【0007】図2に示すものは他の実施例で、図1に示
す実施例のものと相違する点は魚巣形成部の形状だけ
で、その他の構成については同じである。すなわち、こ
の魚巣形成部23は、同図中左側を中心線Lに達するま
で且つこの中心線Lに対して夫々45°(内角)で垂直
に大きく切欠いた構成とした平面視がV字状のものであ
る。したがって、該V字状部を構成する両斜面24,2
4は前記図1に示す実施例の前記両斜面14,14より
大きな面積を有しており、全体としてホームベース状の
形態をした盤状のものである。
す実施例のものと相違する点は魚巣形成部の形状だけ
で、その他の構成については同じである。すなわち、こ
の魚巣形成部23は、同図中左側を中心線Lに達するま
で且つこの中心線Lに対して夫々45°(内角)で垂直
に大きく切欠いた構成とした平面視がV字状のものであ
る。したがって、該V字状部を構成する両斜面24,2
4は前記図1に示す実施例の前記両斜面14,14より
大きな面積を有しており、全体としてホームベース状の
形態をした盤状のものである。
【0008】16,16は前記魚巣形成部13(23)
の両斜面14,14(24,24)に夫々開口部16A
を有するする通水孔で、左右方向(前端面13A側から
後端面13B側に)向け全長のほゞ1/2まで延びてお
り、この通水孔16に続く後部にはこれよりも大径な円
筒状部又は空間部で構成した魚巣17が形成されてい
る。なお、前記通水孔16はアユの成魚の幅が約6cm
なので最低10cm以上の径としている。
の両斜面14,14(24,24)に夫々開口部16A
を有するする通水孔で、左右方向(前端面13A側から
後端面13B側に)向け全長のほゞ1/2まで延びてお
り、この通水孔16に続く後部にはこれよりも大径な円
筒状部又は空間部で構成した魚巣17が形成されてい
る。なお、前記通水孔16はアユの成魚の幅が約6cm
なので最低10cm以上の径としている。
【0009】前記魚巣17は、図3に示す実施例のもの
にあっては、前記通水孔16と同心円としたこれよりも
大径の円筒状部で、後端面13B側に開口したものあ
り、また、図4に示すものは、上面を水平とし、その大
部分を前記基礎部12内に形成した空間部で、後端面1
3B側に開口した構造のものである。
にあっては、前記通水孔16と同心円としたこれよりも
大径の円筒状部で、後端面13B側に開口したものあ
り、また、図4に示すものは、上面を水平とし、その大
部分を前記基礎部12内に形成した空間部で、後端面1
3B側に開口した構造のものである。
【0010】更にまた、図5に示すものは更に他の実施
例で、前記通水孔16は魚巣形成部13(23)の両斜
面14,14(24,24)に夫々開口部16Aを有し
ている点では前記実施例のものと同じであるが、深部に
向け次第に下降傾斜する傾斜孔で形成した構造の点で異
なっており、該通水孔16に続く後部には、戦記実施例
のものと同じく、これよりも大径な穴又は空間部で構成
した魚巣17が形成されている。
例で、前記通水孔16は魚巣形成部13(23)の両斜
面14,14(24,24)に夫々開口部16Aを有し
ている点では前記実施例のものと同じであるが、深部に
向け次第に下降傾斜する傾斜孔で形成した構造の点で異
なっており、該通水孔16に続く後部には、戦記実施例
のものと同じく、これよりも大径な穴又は空間部で構成
した魚巣17が形成されている。
【0011】上記のように構成した魚巣用ブロック11
は、藻が繁茂しやすい水面から1m前後の深さがアユの
棲息域であるので、水深1〜2m程度の浅い川面に、図
6及び図7に示すように、水の流れ方向Fに対して対面
する前端面11A側を上流側に向け、他方後端面11B
側を下流側に向けて複数個並列させて敷設する。この場
合、流速が早い河川にあっては、基礎部12の重みだけ
では通水孔16内を通る流水によって魚巣ブロック11
が浮き上がってしまう恐れもあるので、この場合には基
礎部12の側面に金具(図示せず)を取付け、隣接する
魚巣ブロック11同士を前記金具を介して連結し固定す
ることもできる。
は、藻が繁茂しやすい水面から1m前後の深さがアユの
棲息域であるので、水深1〜2m程度の浅い川面に、図
6及び図7に示すように、水の流れ方向Fに対して対面
する前端面11A側を上流側に向け、他方後端面11B
側を下流側に向けて複数個並列させて敷設する。この場
合、流速が早い河川にあっては、基礎部12の重みだけ
では通水孔16内を通る流水によって魚巣ブロック11
が浮き上がってしまう恐れもあるので、この場合には基
礎部12の側面に金具(図示せず)を取付け、隣接する
魚巣ブロック11同士を前記金具を介して連結し固定す
ることもできる。
【0012】而して、上流側から流下してきた水のうち
流速の早い川面の水の大部分は、前記魚巣形成部13
(23)の両斜面14,14(24,24)と約45°
の角度でそれぞれぶつかる。そして、この両斜面14
(24)にぶつかった水は該両斜面14(24)に案内
されながら左右方向に夫々振り分けられて流れるが、そ
の水の一部は斜面14(24)に形成した開口部16A
から通水孔16,魚巣17内を通り、他の大部分の水は
互いに隣接する魚巣形成部13(23)の間を通って、
それぞれ下流側方向に流れる。
流速の早い川面の水の大部分は、前記魚巣形成部13
(23)の両斜面14,14(24,24)と約45°
の角度でそれぞれぶつかる。そして、この両斜面14
(24)にぶつかった水は該両斜面14(24)に案内
されながら左右方向に夫々振り分けられて流れるが、そ
の水の一部は斜面14(24)に形成した開口部16A
から通水孔16,魚巣17内を通り、他の大部分の水は
互いに隣接する魚巣形成部13(23)の間を通って、
それぞれ下流側方向に流れる。
【0013】したがって、魚巣用ブロック11における
魚巣形成部13(23)の前端面に形成した斜面14
(24)に沿った導水及び該斜面14(24)に開口1
6Aする通水孔16及び魚巣17内を通って後端面側へ
の流水により、水の流速が殆ど減衰されることなく下流
側に流下する。
魚巣形成部13(23)の前端面に形成した斜面14
(24)に沿った導水及び該斜面14(24)に開口1
6Aする通水孔16及び魚巣17内を通って後端面側へ
の流水により、水の流速が殆ど減衰されることなく下流
側に流下する。
【0014】その結果、魚巣ブロック11の敷設による
水の淀みの発生が少なく、アユが生息するのに適した流
れの早い河相環境を保持することができる。同時に、水
と一緒に流れてきたゴミや藻などは、幅狭な前端面13
A(23A)で左右に振り分けられて流下するため、魚
巣ブロック11の前端面13A(23A)への引っ掛か
りがなく、ゴミや藻は水と一緒に下流側へ流れることに
なり、通水孔16の開口部16Aが塞がれることがな
い。
水の淀みの発生が少なく、アユが生息するのに適した流
れの早い河相環境を保持することができる。同時に、水
と一緒に流れてきたゴミや藻などは、幅狭な前端面13
A(23A)で左右に振り分けられて流下するため、魚
巣ブロック11の前端面13A(23A)への引っ掛か
りがなく、ゴミや藻は水と一緒に下流側へ流れることに
なり、通水孔16の開口部16Aが塞がれることがな
い。
【0015】そして、上流側から下流側に向け泳いでき
たアユは、各斜面14(24)にあって、その開口部1
6Aから通水孔16を通って魚巣用ブロック11内に入
り、該通水孔16に続く後部に形成した大径な穴又は空
間部からなる流速がやや低減した魚巣17内で生息す
る。なお、図5に示す魚巣用ブロック11は、河川の落
差部分にこれを敷設することにより、通水孔16,魚巣
17を魚道として使用することも可能である。
たアユは、各斜面14(24)にあって、その開口部1
6Aから通水孔16を通って魚巣用ブロック11内に入
り、該通水孔16に続く後部に形成した大径な穴又は空
間部からなる流速がやや低減した魚巣17内で生息す
る。なお、図5に示す魚巣用ブロック11は、河川の落
差部分にこれを敷設することにより、通水孔16,魚巣
17を魚道として使用することも可能である。
【0016】ここで、図6に示すように、複数個並列さ
せて敷設した魚巣ブロック群11,11の下流側に、所
定間隔をおいて同様に設置した魚巣ブロック群11,1
1を敷設してもよいが、アユは縄張り意識が強い魚であ
ること、あまり間隔を狭めると川の流れが淀んでしまう
恐れがあるため、両魚巣ブロック群11,11の間には
少なくとも1m程度の間隔をあけて設置する事が望まし
い。また、藻の成長を阻害する泥をかぶる恐れがないよ
うに、魚巣ブロック11の上面11Cを水底よりも30
〜100cm程度高くすることが好ましく、この場合に
は上面11Cを餌場とすることも可能である。
せて敷設した魚巣ブロック群11,11の下流側に、所
定間隔をおいて同様に設置した魚巣ブロック群11,1
1を敷設してもよいが、アユは縄張り意識が強い魚であ
ること、あまり間隔を狭めると川の流れが淀んでしまう
恐れがあるため、両魚巣ブロック群11,11の間には
少なくとも1m程度の間隔をあけて設置する事が望まし
い。また、藻の成長を阻害する泥をかぶる恐れがないよ
うに、魚巣ブロック11の上面11Cを水底よりも30
〜100cm程度高くすることが好ましく、この場合に
は上面11Cを餌場とすることも可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る魚巣用ブロックは、上記の
ように、基礎部と、該基礎部の上にこれと一体に形成し
てなる魚巣形成部とから構成され、該魚巣形成部に、敷
設時において河川の流れ方向と平行に延びる通水孔を設
けた構成であるから、水の流速低減による淀みの発生が
少なく、アユの好む環境を作ることができるとゝもに、
水力による魚巣用ブロックの浮き上がりを防止すること
ができ、敷設後の安定性が向上する。また魚巣形成部
に、その敷設時における河川の流れ方向と対面する前端
面側に斜面を形成した構成とすることにより、水の衝突
によって発生する流速の低減による淀みの発生防止と、
ゴミや水草等の前端面への引っ掛かりを無くすることが
でき、良好な環境を長期にわたって維持することができ
る、といった諸効果がある。
ように、基礎部と、該基礎部の上にこれと一体に形成し
てなる魚巣形成部とから構成され、該魚巣形成部に、敷
設時において河川の流れ方向と平行に延びる通水孔を設
けた構成であるから、水の流速低減による淀みの発生が
少なく、アユの好む環境を作ることができるとゝもに、
水力による魚巣用ブロックの浮き上がりを防止すること
ができ、敷設後の安定性が向上する。また魚巣形成部
に、その敷設時における河川の流れ方向と対面する前端
面側に斜面を形成した構成とすることにより、水の衝突
によって発生する流速の低減による淀みの発生防止と、
ゴミや水草等の前端面への引っ掛かりを無くすることが
でき、良好な環境を長期にわたって維持することができ
る、といった諸効果がある。
【図1】本発明に係る魚巣用ブロックの斜視図である。
【図2】本発明に係る魚巣用ブロックの他の実施例の斜
視図である。
視図である。
【図3】図1のIII − III線断面相当図である。
【図4】他実施例の同III − III線断面相当図である。
【図5】更に他実施例の同III − III線断面相当図であ
る。
る。
【図6】本発明に係る魚巣用ブロックの敷設状態の斜視
図である。
図である。
【図7】図6のVI−VI線断面矢示図である。
【図8】従来の魚巣用ブロックの斜視図である。
11 魚巣用ブロック 11A 前端面 11B 後端面 11C 上面 12 基礎部 12A 前端面 13 魚巣形成部 13A 前端面 13B 後端面 14 斜面 16 通水孔 16A 開口部 23 魚巣形成部 23A 前端面
Claims (4)
- 【請求項1】 基礎部と、該基礎部の上にこれと一体に
形成してなる魚巣形成部とから構成され、該魚巣形成部
に、敷設時において河川の流れ方向と平行に延びる通水
孔を設けたことを特徴とする魚巣用ブロック。 - 【請求項2】 敷設時における河川の流れ方向と対面す
る魚巣形成部の前端面側に斜面を形成し、該斜面に通水
孔の開口部を形成したことを特徴とする請求項1記載の
魚巣用ブロック。 - 【請求項3】 通水孔に続く後部に、該通水孔の径より
大径で且つ後端面側に開口する円筒状部を設けたことを
特徴とする請求項1又は2記載の魚巣用ブロック。 - 【請求項4】 通水孔に続く後部に、後端面側に開口す
る空間部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
の魚巣用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9219800A JPH1150429A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 魚巣用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9219800A JPH1150429A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 魚巣用ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1150429A true JPH1150429A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16741241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9219800A Pending JPH1150429A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 魚巣用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1150429A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013017462A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd | 漁礁ブロック及び藻場の形成方法 |
KR101366921B1 (ko) * | 2013-11-12 | 2014-02-26 | (주)씨테크알엔디 | 해수 유입 유도블록 |
KR102248753B1 (ko) * | 2020-11-19 | 2021-05-06 | 주식회사 연안항만엔지니어링 | 해양 구조물 및 이의 시공방법 |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP9219800A patent/JPH1150429A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013017462A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd | 漁礁ブロック及び藻場の形成方法 |
KR101366921B1 (ko) * | 2013-11-12 | 2014-02-26 | (주)씨테크알엔디 | 해수 유입 유도블록 |
KR102248753B1 (ko) * | 2020-11-19 | 2021-05-06 | 주식회사 연안항만엔지니어링 | 해양 구조물 및 이의 시공방법 |
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